JP7243502B2 - グロメット - Google Patents
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Description
最初に本開示の実施形態を列記して説明する。
本開示のグロメットは、
[1]車両パネルの貫通孔に取り付けられる本体部と、該本体部から延出する筒部とを有し、前記本体部は、前記筒部よりも拡径されたフランジ部と、該フランジ部の外周面において径方向内側に窪んで前記貫通孔に嵌合される嵌合溝と、を備え、前記フランジ部は、前記嵌合溝を挟んで前記筒部側に位置する第1フランジ部と、前記嵌合溝を挟んで前記筒部とは反対側に位置する第2フランジ部とを有し、前記第1フランジ部の外表面には周方向に複数のリブを有し、前記複数のリブは、位置に応じて大きさが異なる。
[9]車両パネルの貫通孔に取り付けられる本体部と、該本体部から延出する筒部とを有し、前記本体部は、前記筒部よりも拡径されたフランジ部と、該フランジ部の外周面において径方向内側に窪んで前記貫通孔に嵌合される嵌合溝と、を備え、前記フランジ部は、前記嵌合溝を挟んで前記筒部側に位置する第1フランジ部と、前記嵌合溝を挟んで前記筒部とは反対側に位置する第2フランジ部とを有し、前記第1フランジ部の外表面には周方向に複数のリブを有し、前記複数のリブは、前記車両パネルの前記貫通孔に対する入りやすい位置のものから入りにくい位置のものにかけて大きさを小さく設定する。
以下、グロメットの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
図4に示すように、フランジ部31は、内部が中空のドーム状をなすように構成される。フランジ部31は、前記筒部12の貫通孔23と連通する内側筒部33が収容されている。内側筒部33は、筒部12の貫通孔23と連通する貫通孔33aを有する。
フランジ部31は、嵌合溝32よりも筒部12側に位置する第1フランジ部41と、嵌合溝32よりも筒部12とは反対側に位置する第2フランジ部42とを有する。本例では、例えば第1フランジ部41及び第2フランジ部42の一方が車室外に配置され、第1フランジ部41及び第2フランジ部42の他方が車室内に配置されている。
第1フランジ部41は、その外表面41aに周方向に複数のリブ51,52,53,54,55を有する。
図1、図2及び図4に示すように、第1リブ51は、第2筒部22と対向する位置に設けられる。第1リブ51は、第1平面部51aと、第2平面部51bと、曲面部51cとを有する。第1平面部51aは、相対的に筒部12側に位置して第1筒部21と第2筒部22とのそれぞれの延出方向に対して傾斜した傾斜面となっている。第2平面部51bは、相対的に筒部12から遠くに位置して第1筒部21と第2筒部22とのそれぞれの延出方向に対して傾斜した傾斜面となっている。曲面部51cは、第1平面部51aと第2平面部51bとを繋ぐ曲面形状となっている。曲面部51cは、第1フランジ部41の径方向外側に向かって突状をなすように構成される。また、第1平面部51aと、第2平面部51bと、曲面部51cとは、それぞれの幅が同一となっている。第1平面部51aは、第2筒部22の外周面22aまで延びており、第2筒部22と繋がっている。
本実施形態のグロメット10は、第1フランジ部41の外表面41aには周方向に複数のリブ51、52,53,54,55を有する。各リブ51,52,53,54,55には、車両パネルPへの取り付け作業時において、グロメット10を貫通孔Paに挿入する際の挿入力が50N以上となっている。
(1)第1フランジ部41の外表面41aに設けられる複数のリブ51,52,53,54,55をその位置に応じて大きさを異ならせることで、貫通孔Paに装着する際に第1フランジ部41の複数のリブ51,52,53,54,55を同時に乗り越えるようにできる。これにより、一部のリブを乗り越えた時点で取り付けが完了したと作業者が錯覚してしまうことに起因する半挿入状態となることが抑えられ、作業性を向上できる。
(4)フランジ部31は筒部12に対して長円状に張り出すものであるため、フランジ部31の長手方向と短手方向とで貫通孔Paに対する接触面が均一となり難く、フランジ部31の変形量も異なることとなる。このような構成において前述のようにリブ51,52,53,54,55の大きさを異ならせることで貫通孔Paに装着する際に第1フランジ部41の複数のリブ51,52,53,54,55を同時に乗り越えるようにできる。
図7及び図8に示すように、第1リブ51の幅W1を第5リブ55の幅W2よりも広くするなどして貫通孔Paとの間における摩擦抵抗に変化を付けることで、貫通孔Paに装着する際に第1フランジ部の複数のリブを同時に乗り越えるようにできる。他のリブ52,53,54の幅についても同様に変更することで摩擦抵抗に変化を付けてもよい。この場合、各リブ51,52,53,54,55の曲率半径並びに高さは同一である。
・上記実施形態では、フランジ部31を長円形状としたが、真円形状や楕円形状としてもよい。
・上記実施形態の筒部12の構造は特に限定されない。第1筒部21及び第2筒部22の少なくとも一方を、蛇腹構造を有する形状としてもよい。また、第2筒部22を第1筒部21と直交する方向に延出する構成としたが、第2筒部の延出方向を第1筒部21と交差する方向であれば適宜変更してもよい。
11 本体部
12 筒部
12a 貫通孔
21 第1筒部
21a 外周面
22 第2筒部
22a 外周面
23 貫通孔
24 把持部
31 フランジ部
31a 外周面
32 嵌合溝
33 内側筒部
33a 貫通孔
41 第1フランジ部
41a 外表面
41b 端面
42 第2フランジ部
51,52,53,54,55 リブ
51a,52a,53a,54a,55a 第1平面部
51b,52b,53b,54b,55b 第2平面部
51c,52c,53c,54c,55c 曲面部
P 車両パネル
Pa 貫通孔
r1 曲率半径
r2 曲率半径
T1 高さ
T2 高さ
W1 幅
W2 幅
θ1 角度
θ2 角度
Claims (7)
- 車両パネルの貫通孔に取り付けられる本体部と、該本体部から延出する筒部とを有し、
前記本体部は、前記筒部よりも拡径されたフランジ部と、該フランジ部の外周面において径方向内側に窪んで前記貫通孔に嵌合される嵌合溝と、を備え、
前記フランジ部は、前記嵌合溝を挟んで前記筒部側に位置する第1フランジ部と、前記嵌合溝を挟んで前記筒部とは反対側に位置する第2フランジ部とを有し、
前記第1フランジ部の外表面には周方向に複数のリブを有し、
前記複数のリブは、位置に応じて大きさが異なるグロメットであって、
前記フランジ部は、前記筒部に対して長円状に張り出すものであり、
前記筒部は、前記本体部から延出する第1筒部と、該第1筒部の延出方向先端部から延出方向と交差する方向に延出する第2筒部と、を備え、
前記第2筒部の延出方向は、前記フランジ部の長手方向と一致しており、
前記複数のリブの内で前記第2筒部と対向するリブは、周方向において反対側に位置するリブよりも大きい、グロメット。 - 前記複数のリブの内で前記第2筒部と対向するリブは、前記第1筒部の外周面及び前記第2筒部の外周面と繋がっている、請求項1に記載のグロメット。
- 前記複数のリブは、前記フランジ部の外表面からの突出量を変化させることで大きさを異ならせる、請求項1又は請求項2に記載のグロメット。
- 前記複数のリブは、曲率半径の変更により突出量を変化させる、請求項3に記載のグロメット。
- 前記複数のリブは、幅の違いにより大きさを異ならせる、請求項1又は請求項2に記載のグロメット。
- 前記複数のリブは、高さの違いにより大きさを異ならせる、請求項1又は請求項2に記載のグロメット。
- 前記貫通孔に対して取り付ける際に必要とする挿入力が50N以上である、請求項1から請求項6の何れか1項に記載のグロメット。
Priority Applications (1)
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JP2021016286A JP2021016286A (ja) | 2021-02-12 |
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JP6153252B2 (ja) * | 2013-07-08 | 2017-06-28 | 住友電装株式会社 | グロメット |
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JP2015188295A (ja) | 2014-03-27 | 2015-10-29 | 矢崎総業株式会社 | グロメット及びワイヤーハーネス |
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