JP7239152B2 - 挿入式パッシブ・ノイズキャンセル・イヤホン - Google Patents
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(1)本発明の態様に係る挿入式パッシブ・ノイズキャンセル・イヤホンは、振動膜と、前記振動膜を支持するヨークと、を有し、前記振動膜の振動によって発音するスピーカと、前記スピーカを収容するケースと、前記ケースにおいて前記振動膜に面する部分から前記振動膜の前記ヨークとは反対側へ向けて突出する筒状をなすとともに、前記スピーカによって発音された音を使用者の耳における外耳道に伝搬させるための音通筒体と、前記スピーカの背圧を逃がすように前記ケースにおいて前記ヨークに面する部分から前記ヨークの前記振動膜とは反対側へ向けて突出する筒状をなすとともに、閾値よりも高い周波数の成分を減衰させる濾波筒体と、を備え、前記ケースは、前記音通筒体に連なるように前記ヨークの外周近傍に形成され、前記音通筒体とは反対側の部分において、前記ヨークとは反対側に向けて凸の湾曲状をなすとともに、前記使用者の耳甲介腔に面する耳珠に当接するための耳珠当接部と、前記ヨークを挟んで前記耳珠当接部とは反対側に形成され、前記ヨークとは反対側に向けて凸の湾曲状をなして膨出するとともに、前記耳甲介腔に面する対珠に連なる耳甲介に当接するための耳甲介当接部と、を備え、前記ケースは、前記耳珠当接部および前記耳甲介当接部を有し、前記スピーカを前記振動膜の側から覆うとともに、前記音通筒体が連結される音通側カバーと、前記スピーカを前記ヨークの側から覆うとともに、前記濾波筒体が連結される濾波側カバーと、を備え、前記音通側カバーは、前記濾波側カバーとの間で段部を形成するように、前記濾波側カバーを覆い、前記耳珠当接部は、前記濾波側カバーを挟んで前記ヨークとは反対側に配置され、前記耳甲介当接部は、前記濾波筒体を挟んで前記ヨークとは反対側に配置されている。
イヤホンを使用する際、濾波筒体がケースを挟んで外耳道とは反対側へ向けて突出し、閾値よりも高い周波数の成分を減衰させるため、濾波筒体をローパスフィルタ(ハイカットフィルタ)のように機能させることができる。言い換えると、濾波筒体を音響イナータンス(電気系のインダクタンスに対応する音響素子)として機能させることができる。したがって、高音域の外部雑音の侵入を抑制することができる。
加えて、ケースは、音通筒体に連なるようにヨークの外周近傍に形成され、音通筒体とは反対側の部分において、ヨークとは反対側に向けて凸の湾曲状をなすとともに、使用者の耳甲介腔に面する耳珠に当接するための耳珠当接部を備えることで、以下の効果を奏する。
イヤホンを使用する際、耳珠当接部を耳珠に広い範囲で接触させやすいため、装着性を向上することができる。
加えて、ケースは、ヨークを挟んで耳珠当接部とは反対側に形成され、ヨークとは反対側に向けて凸の湾曲状をなして膨出するとともに、耳甲介腔に面する対珠に連なる耳甲介に当接するための耳甲介当接部を更に備えることで、以下の効果を奏する。
イヤホンを使用する際、耳珠当接部を耳珠に当接させつつ、耳甲介当接部を耳甲介に広い範囲で接触させやすいため、装着性を更に向上することができる。
加えて、ケースは、耳珠当接部および耳甲介当接部を有し、スピーカを振動膜の側から覆うとともに、音通筒体が連結される音通側カバーと、スピーカをヨークの側から覆うとともに、濾波筒体が連結される濾波側カバーと、を備えることで、以下の効果を奏する。
音通側カバーと濾波側カバーとを別個独立に製造することができるため、製造効率を向上することができる。
加えて、音通側カバーは、濾波側カバーとの間で段部を形成するように、濾波側カバーを覆い、耳珠当接部は、濾波側カバーを挟んでヨークとは反対側に配置され、耳甲介当接部は、濾波筒体を挟んでヨークとは反対側に配置されていることで、以下の効果を奏する。
イヤホンを使用する際、耳珠当接部の段部を耳珠でおさえることができるため、装着性を更に向上することができる。加えて、イヤホンを使用する際、耳甲介当接部の段部によって耳甲介と濾波筒体との間に隙間を介在させ、濾波筒体が耳に触れにくくすることができる。
イヤホンを使用する際、第二音通部の長さ分だけ、第一音通部を外耳道の奥へ入り込ませることができるため、外部雑音の侵入を更に抑制することができる。
イヤホンを使用する際、第一音通部を外耳道の奥へ入り込ませつつ、第二音通部を外耳道の入口近傍の広い範囲で介在させることができるため、外部雑音の侵入を更に抑制することができる。
イヤホンを使用する際、音通側カバーの長軸端部を耳珠側および対珠側で支持しやすいため、装着性を更に向上することができる。
音通側カバーの長軸の長さが14mm未満または18mmを超える場合と比較して、装着性を更に向上することができる。
イヤホンを使用する際、使用者の外耳道に沿って自然な角度で音通筒体を外耳道へ挿入することができるため、装着性を向上することができる。
角度Aが2度未満または12度を超える場合と比較して、装着性を更に向上することができる。
イヤホンを使用する際、使用者の外耳道に沿って自然な角度で音通筒体を外耳道へ挿入することができるため、装着性を向上することができる。
角度Bが5度未満または35度を超える場合と比較して、装着性を更に向上することができる。
図1は、実施形態に係るイヤホン1の斜視図である。図2は、実施形態に係るイヤホン1の背面図である。図3は、実施形態に係るイヤホン1の第一側面図である。図4は、実施形態に係るイヤホン1の第二側面図である。図5は、図4のV-V断面図である。図6は、図2のVI-VI断面図である。
図1に示すように、イヤホン1は、スピーカ2(図6参照)と、スピーカ2を収容するケース3と、ケース3から突出する音通筒体4と、濾波筒体5と、ケーブル60を保持する保持筒体6と、イヤーチップ7と、を備える。
図6に示すように、スピーカ2は、振動膜9と、振動膜9を支持するヨーク10と、を備える。スピーカ2は、振動膜9の振動によって発音する。
ヨーク10は、円筒状の筒壁部11を有するカップ状をなしている。以下、ヨーク10の軸線C1に沿う方向を「軸方向」、軸線C1に直交する方向を「径方向」、軸線C1回りの方向を「周方向」とする。
フランジ部12は、筒壁部11の第一端部(開放端部)に結合されている。フランジ部12は、筒壁部11の外径よりも大きい環状を有する。フランジ部12は、筒壁部11と同軸に設けられている。フランジ部12の外周縁部は、筒壁部11の第一端部から離れる方向にオフセットしている。
底部13は、筒壁部11の第二端部(軸方向で開放端部とは反対側の端部)に結合されている。底部13は、筒壁部11と同軸に設けられた貫通孔13aを有する。
マグネット14は、ヨーク10内に収容されている。マグネット14は、筒壁部11と同軸の円筒状を有する。マグネット14は、底部13の貫通孔13aと実質的に同じ大きさの中空部14aを有する。マグネット14は、中空部14aを底部13の貫通孔13aに揃えるようにして底部13の第一面に配置されている。マグネット14は、底部13の第一面から筒壁部11の第一端部まで延びている。
コイル15からは、リード線(不図示)が引き出されている。リード線は、マグネット14の中空部14aを介して、底部13の第二面側の端子部16に接続されている。
図5に示すように、ケース3は、スピーカ2を振動膜9の側から覆うとともに、音通筒体4が連結される音通側カバー20と、スピーカ2をヨーク10の側から覆うとともに、濾波筒体5が連結される濾波側カバー30と、を備える。
耳珠当接部21は、音通筒体4に連なるようにヨーク10の外周近傍に形成されている。耳珠当接部21は、軸方向で音通筒体4とは反対側の部分において、ヨーク10とは反対側に向けて凸の湾曲状をなしている。
耳甲介当接部22は、ヨーク10を挟んで耳珠当接部21とは反対側に形成されている。耳甲介当接部22は、ヨーク10とは反対側に向けて凸の湾曲状をなして膨出している。
ヨーク収容部31は、濾波側カバー30の第一端部寄りに配置されている。
筒体基部収容部32は、濾波側カバー30の第二端部寄りに配置されている。
軸方向においてヨーク収容部31と筒体基部収容部32との間には、音声信号を供給するための配線61が引き回されている。
図5に示すように、音通筒体4は、ケース3において振動膜9に面する部分から振動膜9のヨーク10とは反対側へ向けて突出する筒状をなしている。音通筒体4は、スピーカ2によって発音された音を使用者の耳における外耳道100に伝搬させる機能を有する(図10参照)。
図5に示すように、濾波筒体5は、スピーカ2の背圧を逃がすようにケース3においてヨーク10に面する部分からヨーク10の振動膜9とは反対側へ向けて突出する筒状をなしている。濾波筒体5は、閾値よりも高い周波数の成分を減衰させる機能を有する。例えば、閾値は、高音域のノイズ(外部雑音)を遮断可能な周波数に設定する。
図6に示すように、保持筒体6は、濾波側カバー30に結合されている。保持筒体6は、ヨーク10の軸線C1と実質的に直交する方向(図6の紙面下方向)に向けて延在している。保持筒体6には、電子機器(不図示)に接続されるケーブル60が挿通されている。ケーブル60は、保持筒体6の基部59内で抜け防止用に結び目60aが形成されている。ケーブル60には、スピーカ2に音声信号を供給するための配線61が内蔵されている。配線61は、底部13の第二面側の端子部16に接続されている。
以下、本実施形態のイヤホン1の作用について説明する。
図10は、実施形態に係るイヤホン1の使用状態の説明図である。図11は、比較例に係るイヤホン1Xの使用状態の説明図である。
まず、比較例について説明する。
図11に示すように、比較例に係るイヤホン1Xは、使用者の耳珠102、対珠103、耳甲介104で囲まれた耳甲介腔101内に、振動膜9Xを耳甲介104に近接させるようにしてケース3Xを挿入する構成を有する。比較例では、耳甲介腔101から鼓膜へ延びる外耳道100内へ、ヨーク10Xの軸線に対して斜めに突設させた音通筒体4Xを挿入する。音通筒体4Xには、可撓性を有するイヤーチップ7Xが嵌められている。イヤーチップ7Xは、外耳道100の内壁に弾性的に当接する。
本実施形態においては、イヤホン1を使用する際、濾波筒体5がケース3を挟んで外耳道100とは反対側へ向けて突出し、閾値よりも高い周波数の成分を減衰させるため、濾波筒体5をローパスフィルタのように機能させることができる。したがって、比較例よりも高音域の外部雑音の侵入を抑制することができる。
加えて、本実施形態においては、イヤホン1を使用する際、第二音通部42の長さ分だけ、音通筒体4を外耳道100の奥へ入り込ませることができる。そのため、比較例よりも外耳道100の奥の部分でイヤーチップ7を当接させることができる。
更に、本実施形態においては、イヤホン1を使用する際、耳珠当接部21の段部23を耳珠102でおさえることができる。そのため、比較例よりもイヤホン1を外れにくくすることができる。
この構成によれば、イヤホン1を使用する際、濾波筒体5がケース3を挟んで外耳道100とは反対側へ向けて突出し、閾値よりも高い周波数の成分を減衰させるため、濾波筒体5をローパスフィルタ(ハイカットフィルタ)のように機能させることができる。言い換えると、濾波筒体5を音響イナータンス(電気系のインダクタンスに対応する音響素子)として機能させることができる。したがって、高音域の外部雑音の侵入を抑制することができる。
イヤホン1を使用する際、第二音通部42の長さ分だけ、第一音通部41を外耳道100の奥へ入り込ませることができるため、外部雑音の侵入を更に抑制することができる。
イヤホン1を使用する際、第一音通部41を外耳道100の奥へ入り込ませつつ、第二音通部42を外耳道100の入口近傍の広い範囲で介在させることができるため、外部雑音の侵入を更に抑制することができる。
イヤホン1を使用する際、耳珠当接部21を耳珠102に広い範囲で接触させやすいため、装着性を向上することができる。
イヤホン1を使用する際、耳珠当接部21を耳珠102に当接させつつ、耳甲介当接部22を耳甲介104に広い範囲で接触させやすいため、装着性を更に向上することができる。
音通側カバー20と濾波側カバー30とを別個独立に製造することができるため、製造効率を向上することができる。
イヤホン1を使用する際、音通側カバー20の長軸端部を耳珠102側および対珠103側で支持しやすいため、装着性を更に向上することができる。
音通側カバー20の長軸の長さL1が14mm未満または18mmを超える場合と比較して、装着性を更に向上することができる。
イヤホン1を使用する際、耳珠当接部21の段部23を耳珠102でおさえることができるため、装着性を更に向上することができる。加えて、イヤホン1を使用する際、耳甲介当接部22の段部23によって耳甲介104と濾波筒体5との間に隙間を介在させ、濾波筒体5が耳に触れにくくすることができる。
イヤホン1を使用する際、使用者の外耳道100に沿って自然な角度で音通筒体4を外耳道100へ挿入することができるため、装着性を向上することができる。
角度Aが2度未満または12度を超える場合と比較して、装着性を更に向上することができる。
上記実施形態では、音通筒体4を外耳道100に挿入した使用状態において、音通筒体4が耳珠102から外耳道100に向けて傾斜して延びている例を挙げて説明したが、これに限らない。
例えば、図12に示すように、音通筒体204を外耳道100に挿入した使用状態において、音通筒体204は、使用者の耳甲介腔101に面する耳珠102(図10参照)から使用者の頭部に向けて傾斜して延びていてもよい。
この構成によれば、イヤホンを使用する際、使用者の外耳道100に沿って自然な角度で音通筒体204を外耳道100へ挿入することができるため、装着性を向上することができる。
この構成によれば、角度Bが5度未満または35度を超える場合と比較して、装着性を更に向上することができる。
この構成によれば、一般に外耳道100が耳珠102から頭部に向けて傾斜する角度は約20度であるため、イヤホンを使用する際、使用者の外耳道100に沿って自然な角度で音通筒体204を外耳道100へ挿入しやすい。
実施例のイヤホンは、本実施形態に係る濾波筒体5を有するイヤホン1を用いた(図5参照)。実施例では、音通筒体4が耳珠102から外耳道100に向けて傾斜して延びる方向において、音通筒体4の軸線C2とヨーク10の軸線C1とのなす角度Aは、7度とした。
比較例1は、イヤホンを人工耳に装着しない状態とした。比較例1では、ノイズ音源を直に人工耳で拾う構成とした。
比較例2のイヤホンは、制動孔を有するイヤホン(パナソニック社製の型式「HDE1」)を用いた(不図示)。比較例2は、本実施形態に係る濾波筒体5を有しない。
比較例3のイヤホンは、アクティブノイズキャンセルを有するイヤホン(ソニー社製の型式「MDR-AC22」)を用いた(不図示)。比較例3は、本実施形態に係る濾波筒体5を有しない。比較例3では、イヤホンを装着した状態で、ノイズキャンセルスイッチをオン(アクティブノイズキャンセルオン)とした。
比較例4は、比較例3と同じイヤホンを用い、イヤホンを装着した状態で、ノイズキャンセルスイッチをオフ(アクティブノイズキャンセルオフ)とした。
実施例、比較例1~4のそれぞれにおいて、音波の周波数特性を測定した。周波数測定器は、使用者の耳の形状を模造した人工耳において音波の周波数を測定するものを用いた。
これに対し、実施例のホワイトノイズによる結果では、最大音圧レベルが-25.6dBであり、実施例は比較例3に対し、音圧レベルが9.6dB低減した。したがって、アクティブノイズキャンセルを有するイヤホンに対し、実施例のイヤホン(挿入式パッシブ・ノイズキャンセル・イヤホン)の優位性を確認できた。
2…スピーカ
3…ケース
4…音通筒体
5…濾波筒体
7…イヤーチップ
9…振動膜
10…ヨーク
20…音通側カバー
21…耳珠当接部
22…耳甲介当接部
23…段部
30…濾波側カバー
41…第一音通部
42…第二音通部
42a…第一連結端部
42b…第二連結端部
100…外耳道
101…耳甲介腔
102…耳珠
103…対珠
104…耳甲介
204…音通筒体
C1…ヨークの軸線
C2…音通筒体の軸線
L1…音通側カバーの長軸の長さ
Claims (9)
- 振動膜と、前記振動膜を支持するヨークと、を有し、前記振動膜の振動によって発音するスピーカと、
前記スピーカを収容するケースと、
前記ケースにおいて前記振動膜に面する部分から前記振動膜の前記ヨークとは反対側へ向けて突出する筒状をなすとともに、前記スピーカによって発音された音を使用者の耳における外耳道に伝搬させるための音通筒体と、
前記スピーカの背圧を逃がすように前記ケースにおいて前記ヨークに面する部分から前記ヨークの前記振動膜とは反対側へ向けて突出する筒状をなすとともに、閾値よりも高い周波数の成分を減衰させる濾波筒体と、を備え、
前記ケースは、
前記音通筒体に連なるように前記ヨークの外周近傍に形成され、前記音通筒体とは反対側の部分において、前記ヨークとは反対側に向けて凸の湾曲状をなすとともに、前記使用者の耳甲介腔に面する耳珠に当接するための耳珠当接部と、
前記ヨークを挟んで前記耳珠当接部とは反対側に形成され、前記ヨークとは反対側に向けて凸の湾曲状をなして膨出するとともに、前記耳甲介腔に面する対珠に連なる耳甲介に当接するための耳甲介当接部と、を備え、
前記ケースは、
前記耳珠当接部および前記耳甲介当接部を有し、前記スピーカを前記振動膜の側から覆うとともに、前記音通筒体が連結される音通側カバーと、
前記スピーカを前記ヨークの側から覆うとともに、前記濾波筒体が連結される濾波側カバーと、を備え、
前記音通側カバーは、前記濾波側カバーとの間で段部を形成するように、前記濾波側カバーを覆い、
前記耳珠当接部は、前記濾波側カバーを挟んで前記ヨークとは反対側に配置され、
前記耳甲介当接部は、前記濾波筒体を挟んで前記ヨークとは反対側に配置されていることを特徴とする挿入式パッシブ・ノイズキャンセル・イヤホン。 - 前記音通筒体は、
イヤーチップを着脱可能に支持する第一音通部と、
前記ケースにおいて前記振動膜に面する部分と前記イヤーチップと離反させるように前記第一音通部と前記ケースとを連結する第二音通部と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の挿入式パッシブ・ノイズキャンセル・イヤホン。 - 前記第二音通部は、
前記第一音通部に連結される第一連結端部と、
前記ケースに連結される第二連結端部と、を備え、
前記第一音通部は、前記第一連結端部の外径よりも小さい外径を有し、
前記第二連結端部は、前記第一連結端部の外径よりも大きい外径を有し、
前記第二音通部は、前記第一連結端部から前記第二連結端部に近づくに従って漸次拡径していることを特徴とする請求項2に記載の挿入式パッシブ・ノイズキャンセル・イヤホン。 - 前記音通筒体を前記外耳道に挿入した使用状態で前記ヨークの軸線に沿う方向から見て、前記音通側カバーは、前記耳珠から前記対珠に向けて延びる長円形状を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の挿入式パッシブ・ノイズキャンセル・イヤホン。
- 前記ヨークの軸線に沿う方向から見て、前記長円形状を有する前記音通側カバーの長軸の長さは、14mm以上18mm以下であることを特徴とする請求項4に記載の挿入式パッシブ・ノイズキャンセル・イヤホン。
- 前記音通筒体を前記外耳道に挿入した使用状態において、
前記音通筒体は、前記ヨークの軸線において前記ケースと重なる部分よりも前記使用者の耳甲介腔に面する耳珠の側にオフセットするとともに、前記耳珠から前記外耳道に向けて傾斜して延びていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の挿入式パッシブ・ノイズキャンセル・イヤホン。 - 前記音通筒体が前記耳珠から前記外耳道に向けて傾斜して延びる方向において、前記音通筒体の軸線と、前記ヨークの軸線とのなす角度をAとしたとき、
前記角度Aは、2度以上12度以下であることを特徴とする請求項6に記載の挿入式パッシブ・ノイズキャンセル・イヤホン。 - 前記音通筒体を前記外耳道に挿入した使用状態において、
前記音通筒体は、前記使用者の耳甲介腔に面する耳珠から前記使用者の頭部に向けて傾斜して延びていることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の挿入式パッシブ・ノイズキャンセル・イヤホン。 - 前記音通筒体が前記耳珠から前記頭部に向けて傾斜して延びる方向において、前記音通筒体の軸線と、前記ヨークの軸線とのなす角度をBとしたとき、
前記角度Bは、5度以上35度以下であることを特徴とする請求項8に記載の挿入式パッシブ・ノイズキャンセル・イヤホン。
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