[go: up one dir, main page]

JP7219169B2 - キャブマウント - Google Patents

キャブマウント Download PDF

Info

Publication number
JP7219169B2
JP7219169B2 JP2019108897A JP2019108897A JP7219169B2 JP 7219169 B2 JP7219169 B2 JP 7219169B2 JP 2019108897 A JP2019108897 A JP 2019108897A JP 2019108897 A JP2019108897 A JP 2019108897A JP 7219169 B2 JP7219169 B2 JP 7219169B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mount
rubber layer
layer
foam material
material layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019108897A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020199917A (ja
Inventor
俊治 佐藤
真央 吉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Prospira Corp
Original Assignee
Prospira Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Prospira Corp filed Critical Prospira Corp
Priority to JP2019108897A priority Critical patent/JP7219169B2/ja
Publication of JP2020199917A publication Critical patent/JP2020199917A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7219169B2 publication Critical patent/JP7219169B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、キャブマウントに関する。
従来のキャブマウントには、アッパーマウントゴムとロアーマウントゴムとの間に自動車のフレームを介在させたものがある(例えば、特許文献1参照。)。キャブマウントによれば、車両のフレームを介してキャビンに伝わる振動を軽減することができる。
特開2004-291795号公報
一方、従来のキャブマウントにおいて、例えば、車両の音振性能を向上させるためには、当該キャブマウントの動倍率(動的弾性率と静的弾性率との比)、ひいては、ゴムの動倍率を低く抑える必要がある。
しかしながら、ゴムの動倍率の低減には限界がある。このため、従来のキャブマウントには、車両の乗り心地性能の向上に寄与する動倍率の低減に改善の余地があった。
本発明の目的は、動倍率が低減されたキャブマウントを提供することにある。
本発明に係るキャブマウントは、車両のフレームを挟み込む、アッパーマウント部と、ロアーマウント部とを備えており、また、前記アッパーマウント部および前記ロアーマウント部の少なくともいずれか一方は、ゴム層および発泡材料層のそれぞれを、少なくとも1つ備えており、また、前記ゴム層および前記発泡材料層は、互いに軸方向に接触している。本発明に係るキャブマウントによれば、動倍率が低減される。
本発明に係るキャブマウントにおいて、前記ゴム層および前記発泡材料層は、少なくともいずれか一方の軸方向端面の全域で、互いに接触していることが好ましい。この場合、荷重入力時の変位を、前記ゴム層および前記発泡材料層が部分的に接触するときよりも小さくすることができる。
本発明に係るキャブマウントにおいて、前記ゴム層および前記発泡材料層は、前記アッパーマウント部に備えられていることが好ましい。この場合、キャブマウントの振動性能に支配的に寄与するアッパーマウント部にゴム層および発泡材料層が備えられることから、動倍率が効果的に低減される。
本発明に係るキャブマウントにおいて、前記ゴム層および前記発泡材料層は、前記ロアーマウント部にも備えられていることが好ましい。この場合、アッパーマウント部に追従して動作するロアーマウント部にゴム層および発泡材料層が備えられることから、ゴム層および発泡材料層がアッパーマウント部に備えられない場合でも、動倍率が低減される。
本発明に係るキャブマウントは、前記アッパーマウント部および前記ロアーマウント部の少なくともいずれか一方は、当該一方の圧縮変形を制限するストッパ部を備えることが好ましい。この場合、大きな荷重の入力に追従して荷重たわみを急激に立ち上げることができる。
本発明に係るキャブマウントにおいて、前記ゴム層および前記発泡材料層は、それぞれ、互いに引っ掛かり合う凹部および凸部の一方と、前記凹部および凸部の他方とをさらに備えることが好ましい。この場合、ゴム層および発泡材料層の組付けを接着することなく、強固に行うことができる。
本発明によれば、動倍率が低減されたキャブマウントを提供することができる。
本発明の一実施形態に係るキャブマウントを、車両のフレームに取り付けられた状態で示す断面図である。 図1のキャブマウントにおいて、大きな荷重が入力されたときの、アッパーマウント部の圧縮状態を示す部分断面図である。 図1のキャブマウントに適用可能なアッパーマウント部の基本的な構造を概略的に示す断面図である。 図3のアッパーマウント部の分解状態を示す断面図である。 図1のキャブマウントに適用可能なアッパーマウント部の他の例を概略的に示す断面図である。 図1のキャブマウントに適用可能なロアーマウント部の他の例を概略的に示す断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の様々な実施形態に係るキャブマウントについて説明をする。キャブマウントは、車両のボディを、車両のフレームに対して連結する。以下の各実施形態に関する説明において、実質的に同一の部分は、同一符号を用いることによって、適宜、その説明を省略する。
図1中、符号1Aは、本発明の第1実施形態に係るキャブマウントである。
図1に示すように、キャブマウント1Aは、前記フレームを挟み込む、アッパーマウント部11と、ロアーマウント部12と、を備えている。
本実施形態では、アッパーマウント部11およびロアーマウント部12の間に、ブラケット13が介在している。アッパーマウント部11およびロアーマウント部12は、ブラケット13を挟み込んだ状態で、ブラケット13に取り付けられている。ブラケット13は、前記フレームを構成している。これにより、アッパーマウント部11およびロアーマウント部12は、前記フレームを挟み込んだ状態で、当該フレームに取り付けられている。
本実施形態では、アッパーマウント部11およびロアーマウント部12は、予備圧縮された状態でブラケット13に取り付けられている。
本実施形態では、アッパーマウント部11は、後述のゴム層1および発泡材料層2で形成されたアッパーマウント本体11aを備えている。また、アッパーマウント部11は、上部プレート14を備えている。本実施形態では、上部プレート14は、第1上部プレート14aおよび第2上部プレート14bの、2つの上部プレートを含んでいる。第1上部プレート14aは、アッパーマウント本体11aの上端に配置されている。第2上部プレート14bは、第1上部プレート14aの上端に配置されている。
一方、本実施形態では、ロアーマウント部12は、ロアーマウント本体12aを備えている。また、ロアーマウント部12は、下部プレート15を備えている。下部プレート15は、ロアーマウント本体12aの下端に配置されている。
また、本実施形態では、キャブマウント1Aは、パイプ16を備えている。パイプ16は、上部プレート14および下部プレート15の間に配置されている。パイプ16は、ブラケット13とともに、アッパーマウント本体11aおよびロアーマウント本体12aを貫通している。さらに、本実施形態では、キャブマウント1Aは、ボルト17およびナット18を備えている。ボルト17は、上部プレート14および下部プレート15とともに、パイプ16を貫通している。アッパーマウント部11およびロアーマウント部12は、ナット18をボルト17にねじ込むことによって、互いに軸方向に接近する。これにより、アッパーマウント部11およびロアーマウント部12は、それぞれ、ブラケット13に対して圧縮状態に取り付けられる。本実施形態では、ボルト17のヘッド17aと上部プレート14との間には、ボディ側部材19が介在している。なお、本実施形態では、ヘッド17aとボディ側部材19との間には、ワッシャWが介在している。また、本実施形態では、ナット18と、下部プレート15との間にも、ワッシャWが介在している。但し、車両組付け上、ボルト17とナット18の配置は逆にすることも可能である。
アッパーマウント部11と、ロアーマウント部12とは、軸方向に配置されている。ここで、軸方向とは、キャブマウントの中心軸Oに沿って延在する方向をいう。本実施形態において、中心軸Oは、パイプ16およびボルト17に沿って延在している。また本実施形態において、中心軸Oは、キャブマウントをブラケット13(前記フレーム)に組み付けたときに上下方向に延在する。即ち、キャブマウントを組み付けた後、軸方向は、上下方向となる。また、本実施形態では、キャブマウントを組み付けた後、軸方向一方側は上方側とし、また、軸方向他方側は下方側とする。
アッパーマウント部11およびロアーマウント部12の少なくともいずれか一方は、ゴム層1および発泡材料層2のそれぞれを、少なくとも1つ備えている。
また、ゴム層1および発泡材料層2は、互いに軸方向に接触している。本実施形態では、ゴム層1の軸方向端面は、発泡材料層2の軸方向端面に対して接触している。
本実施形態では、ゴム層1および発泡材料層2は、アッパーマウント部11に備えられている。本実施形態では、ゴム層1および発泡材料層2は、アッパーマウント本体11aを形成している。発泡材料層2は、軟質発泡材料層である。こうした軟質発泡材料層は、可撓性を有する材料(例えば、弾性樹脂、弾性エラストマ)で形成することができる。こうした材料の具体例としては、例えば、ウレタン樹脂、発泡ゴムが挙げられる。本実施形態では、発泡材料層2は、ポリウレタンフォームで形成されている。
図1に示すように、アッパーマウント本体11aにおいて、ゴム層1は、ゴム層1aおよびゴム層1bの、2つのゴム層を含んでいる。ゴム層1aは、発泡材料層2の上方側(発泡材料層2よりも軸方向一方側)に配置されたゴム層である。また、ゴム層1bは、発泡材料層2の下方側(発泡材料層2よりも軸方向他方側)に配置されたゴム層である。さらに、アッパーマウント本体11aにおいて、発泡材料層2は、発泡材料層2aの、1つの発泡材料層のみを含んでいる。即ち、本実施形態では、アッパーマウント本体11aは、ゴム層1aおよびゴム層1bの間に1つの発泡材料層2aを介在させた3層構造を有している。
さらに、本実施形態では、ゴム層1および発泡材料層2は、少なくともいずれか一方の軸方向端面の全域(全面)で、互いに接触している。具体的には、ゴム層1の軸方向端面の全域(全面)は、発泡材料層2の軸方向端面の全域(全面)に対して接触している。詳細には、図1に示すように、ゴム層1aの下端面(ゴム層1aの軸方向他方側端面)1af2の全域(全面)は、発泡材料層2aの上端面(発泡材料層2aの軸方向一方側端面)2af1の全域(全面)に対して接触している。また、ゴム層1bの上端面(ゴム層1bの軸方向一方側端面)1bf1の全域(全面)は、発泡材料層2aの下端面(発泡材料層2aの軸方向他方側端面)2af2の全域(全面)に対して接触している。ただし、ゴム層1および発泡材料層2は、少なくとも一方の軸方向端面の全面で接触しないようにすることもできる。例えば、ゴム層1および発泡材料層2は、いずれか一方の軸方向端面の全面だけを接触させることができる。
なお、本実施形態では、アッパーマウント本体11aにおいて、ゴム層1aの上端面1af1は、第1上部プレート14aに対して接触している。第1上部プレート14aは、第2上部プレート14bに対して接触している。さらに、第2上部プレート14bは、ボディ側部材19に対して接触している。また、本実施形態では、ゴム層1bの下端面(ゴム層1bの軸方向他方側端面)1bf2は、ブラケット13に対して接触している。
加えて、本実施形態に係るキャブマウント1Aにおいて、アッパーマウント部11およびロアーマウント部12の少なくともいずれか一方は、当該一方の圧縮変形を制限するストッパ部Sを備えることができる。
本実施形態では、アッパーマウント部11は、当該アッパーマウント部11の圧縮変形を制限するストッパ部Sを備える。本実施形態において、ストッパ部Sは、上部プレート(軸方向一方側プレート)14に設けられた上側ストッパ(軸方向一方側ストッパ)S1と、キャブマウント1Aがブラケット13に取り付けられた状態で、当該ブラケット13の上側に配置されることなる、下側ストッパ(軸方向他方側ストッパ)S2とによって構成されている。上側ストッパS1および下側ストッパS2は、上下方向(軸方向)に間隔を置いて配置されている。但し、上側ストッパS1は、ボディ側部材19側で設置することも可能である。
本実施形態では、上側ストッパS1は、第2上部プレート(軸方向一方側第2プレート)14bの一部として構成されている。本実施形態では、上側ストッパS1は、第2上部プレート14bの一部として、当該第2上部プレート14bの外縁部で構成された環状のフランジ14cである。また、本実施形態では、下側ストッパS2は、下部プレート13に設けられた突起である。本実施形態では、下側ストッパS2は、弾性ストッパ1dである。本実施形態では、弾性ストッパ1dは、キャブマウント1Aがブラケット13に取り付けられた状態で、当該ブラケット13から軸方向一方側(下部プレート13よりも上方側)に向かって突出している。本実施形態では、弾性ストッパ1dは、ゴム層1bと一体に形成されたゴムストッパである。ただし、弾性ストッパ1dは、ゴム層1bと別体に構成することができる。この場合、弾性ストッパ1dは、ゴム、エラストマ、弾性樹脂等、可撓性を有する材料で形成することができる。また、本実施形態では、弾性ストッパ1dは、軸周り(中心軸Oの周り)に周回する環状の突起である。ただし、弾性ストッパ1dは、前記軸周りに断続的に設けられた、少なくとも1つの突起とすることができる。また、上側ストッパS1も、前記軸周りに周回する環状のフランジ14cの他、前記軸周りに断続的に設けられた、少なくとも1つの突出部とすることができる。なお、上側ストッパS1は、第2上部プレート(軸方向他方側第2プレート)14aの一部として構成することもできる。また、第2上部プレート14bに、環状のフランジ14cを配置しない場合、ボディ側部材19において、環状のフランジ14cに相当する形状、即ち、上側ストッパS1を設置することも可能である。この場合、第2上部プレート14bは不要とすることができる。この場合、上部プレート14としては、第1上部プレート14aのみの配置となる。
他方、本実施形態では、ロアーマウント部12は、ゴム層1cのみを備えている。本実施形態では、ロアーマウント本体12aは、ゴム層1cのみで構成されている。本実施形態では、ゴム層1cの上端面(ゴム層1cの軸方向一方側端面)1cf1は、ブラケット13に対して接触している。また、ゴム層1cの下端面(ゴム層1cの軸方向他方側端面)1cf2は、下部プレート(軸方向他方側プレート)15に対して接触している。
次に、本実施形態のキャブマウント1Aの基本的な動作について説明をする。
図1を参照すれば、大きな荷重が入力されない通常走行時において、キャブマウント1Aのアッパーマウント部11では、アッパーマウント本体11aのゴム層1(1aおよび1b)は、ほとんど変形することなく、主として、アッパーマウント本体11aの発泡材料層2aが変形し、その圧縮および復元を繰り返す。従って、本実施形態によれば、通常走行時の振動吸収は、アッパーマウント本体11aの発泡材料層2aが受け持つ。発泡材料層2aは、ゴム層1よりも動倍率が低く、本実施形態では、ポリウレタンフォームで形成されている。これにより、本実施形態によれば、通常走行時において、キャブマウント1Aの動倍率は、一定の低い値に維持される。キャブマウント1Aによれば、当該キャブマウント1Aに入力される荷重が通常走行時のような荷重の場合、当該荷重が入力されたときに生じるアッパーマウント本体11aの荷重たわみ(荷重によって生じた変位(mm))は、アッパーマウント部11の発泡材料層2aによって制御される。従って、本実施形態によれば、アッパーマウント部11の動倍率、ひいては、キャブマウント1Aの動倍率が低減される。これにより、本実施形態によれば、車両の乗り心地性能を向上させることができる。
一方、悪路走行等の大きな荷重が入力され得る振動走行時において、キャブマウント1Aのアッパーマウント部11では、通常走行時よりも大きな荷重が入力されると、アッパーマウント本体11aの発泡材料層2aは、一定の圧縮状態のまま、ほとんど変形することがない。このため、大きな荷重が入力される振動走行時では、アッパーマウント本体11aのゴム層1(1aおよび1b)が変形し、その圧縮および復元を繰り返す。即ち、本実施形態によれば、通常走行時よりも大きな荷重が入力されると、当該荷重は、主として、アッパーマウント本体11aのゴム1(1aおよび1b)によって吸収される。キャブマウント1Aによれば、当該キャブマウント1Aに入力される荷重が大きな荷重の場合、当該荷重が入力されたときの荷重たわみは、アッパーマウント部11のゴム層1(1aおよび1b)によって制御される。これにより、本実施形態によれば、大きな荷重の入力を吸収しつつ、ゴム層1(1aおよび1b)および発泡材料層2aの耐久性能を確保することができる。
なお、本実施形態において、発泡材料層2aには、その内径面(内周面)および外径面(外周面)の少なくともいずれか一方(図1の例では、前記外径面)に、少なくとも1つの窪みdを形成することができる。この場合、動倍率を所望の値に制御し、また、荷重たわみが一定の値となるように制御することができる。
また、上述のとおり、本実施形態において、ゴム層1および発泡材料層2は、少なくともいずれか一方の軸方向端面の全域で、互いに接触している。この場合、荷重入力時の変位を、ゴム層1および発泡材料層2が部分的に接触するときよりも小さくすることができる。但し、変位規制上、問題がなければ、ゴム層1および発泡材料層2を部分的に接触させることで、静的弾性率を下げることも可能である。
また、本実施形態では、ゴム層1および発泡材料層2は、アッパーマウント部11に備えられている。この場合、キャブマウント1Aの振動性能に支配的に寄与するアッパーマウント部11にゴム層1および発泡材料層2が備えられることから、動倍率が効果的に低減され、ひいては、車両の乗り心地性能が効果的に向上する。
また、上述のとおり、本実施形態において、アッパーマウント部11は、当該アッパーマウント部11の圧縮変形を制限するストッパ部Sを備えている。この場合、図2に示すように、前記振動走行時において、キャブマウント1Aに、より大きな荷重が入力されると、ストッパ部Sにおいて、上側ストッパS1と下側ストッパS2とが接触する。即ち、本実施形態では、ストッパ部Sがアッパーマウント本体11a全体の圧縮変形を制限する。本実施形態によれば、振動走行時のより大きな荷重の入力は、主として、アッパーマウント部11のストッパ部S[本実施形態では、弾性ストッパ1d)によって吸収される。即ち、本実施形態において、より大きな荷重が入力されると、当該入力に追従して即時に、キャブマウント1Aのアッパーマウント部11の剛性を高めることができる。このため、本実施形態のように、アッパーマウント部11の圧縮変形を制限するストッパ部Sを設ければ、操縦安定性および耐久性が向上する。
なお、本実施形態によれば、環状のフランジ14cは、第1上部プレート14aまたは第2上部プレート14bのいずれか一方に設けることができる。また、ゴム層1bおよび弾性ストッパ1dは、新たに設けたプレートを介してブラケット13上に配置することができる。また、弾性ストッパ1dは、ボディ側部材19に接触させることができる。さらに、弾性ストッパ1dは、フランジ14cに設けることができる。この場合、弾性ストッパ1dは、ブラケット13、または、前記フレームに接触させることができる。
また、本発明によれば、アッパーマウント部11は接着することなく、組付けることができる。
図3は、キャブマウント1Aに適用可能なアッパーマウント部11の基本的な構造を概略的に示す断面図である。図3のアッパーマウント部11において、アッパーマウント本体11aは、図1と同様、ゴム層1aおよびゴム層1bの間に1つの発泡材料層2aを介在させた3層構造を有している。図4は、図3のアッパーマウント部11の分解状態を示す断面図である。
ここで、アッパーマウント部11の組付けについて説明する。この例では、簡略化のため、上部プレート14は、単一の上部プレートとして説明する。
この例では、図4に示すように、ゴム層1aと、ゴム層1bと、発泡材料層2aと、上部プレート14と、パイプ16と、を準備する。この例では、ゴム層1aは、上部プレート14に対して加硫接着されている。ただし、ゴム層1aは、上部プレート14に対して加硫接着させることなく、別体として構成することができる。この例では、ゴム層1a、発泡材料層2aおよびゴム層1bは、それぞれ、貫通穴A1を有する円筒部材である。また、この例では、上部プレート14は、貫通穴A1よりも小径の開口A2を有する、環状のプレート部材である。
アッパーマウント部11の組付け時には先ず、ゴム層1aとゴム層1bとの間に、発泡材料層2aを挟み込む。これにより、図3に示すように、ゴム層1aおよびゴム層1bが発泡材料層2aに対して接触した3層構造のアッパーマウント本体11aを形成することができる。
次いで、アッパーマウント本体11aに形成された貫通穴A1にパイプ16を挿入する。この例では、パイプ16は、ゴム層1a、発泡材料層2aおよびゴム層1bに対して圧入されている。これにより、図3に示すように、アッパーマウント部11のセットが完了する。この例では、図3の状態のまま、アッパーマウント部11を前記フレーム(ブラケット13)に組付けることができる。これにより、接着することなく、図3に示すようにユニット化されたアッパーマウント部11を、車両に対して取り付けることができる。但し、ゴム層1a、発泡材料層2aおよびゴム層1bは、それぞれ、パイプ16に対して内径部の全面が圧入されるものでなくても良い。この場合、例えば、ゴム層1bの内径部の一部に、パイプ16の外径よりも0.5~2mmだけ小さい、環状突起を設けることで、ゴム層1bをそのまま、図示の状態のように、パイプ16に対して組み付ける事ができる。
本発明に係るキャブマウントにおいて、ゴム層1および発泡材料層2は、それぞれ、互いに引っ掛かり合う凹部および凸部の一方と、前記凹部および凸部の他方とをさらに備えることが好ましい。この場合、ゴム層1および発泡材料層2の組付けを接着することなく、強固に行うことができる。また、この場合、ゴム層1および発泡材料層2が経年変化しても、隙間が形成されないように、或いは、ズレが生じないようにすることができる。
図5は、図1のキャブマウント1Aに適用可能なアッパーマウント部11の他の例を概略的に示す断面図である。
本実施形態では、アッパーマウント本体11aのゴム層1は、凹部nを備えている。本実施形態では、ゴム層1aは、軸方向に延在する窪みC1を備えている。ゴム層1aの窪みC1は、ゴム層1aの下端面1af2に開口している。本実施形態では、ゴム層1aの窪みC1は、その内周面C1aに、凹部nとして、軸直方向外側に凹んだ凹部n1aが形成されている。本実施形態では、凹部n1aは、軸周りに周回する環状の凹部である。ただし、凹部n1aは、軸周りに断続的に形成された、少なくとも1つの凹部とすることができる。また、本実施形態では、アッパーマウント本体11aのゴム層1bは、軸方向に延在する窪みC1を備えている。ゴム層1bの窪みC1は、ゴム層1bの上端面1bf1に開口している。本実施形態では、ゴム層1bの窪みC1は、その内周面C1bに、凹部nとして、軸直方向外側に凹んだ凹部n1bが形成されている。本実施形態では、凹部n1bは、軸周りに周回する環状の凹部である。ただし、凹部n1bは、軸周りに断続的に形成された、少なくとも1つの凹部とすることができる。
また、本実施形態では、アッパーマウント本体11aの発泡材料層2aは、凸部pを備えている。本実施形態では、発泡材料層2aは、1つの大径部21と、2つの小径部22,23で形成されている。小径部22は、大径部21の軸方向一方側端面から当該軸方向一方側(大径部21の上端面から当該大径部21よりも上方側)に突出している。本実施形態絵は、小径部22は、ゴム層1aの凹部C1に嵌め合わせることができる。また、本実施形態では、小径部22は、その外周面22fに、凸部pとして、軸直方向外側に突出した凸部p2aが形成されている。発泡材料層2aの凸部p2aと、ゴム層1aの凹部n1aとは、互いに引っ掛かり合うように嵌め合わせることができる。本実施形態では、凸部p2aは、軸周りに周回する環状の凸部である。ただし、凸部p2aは、軸周りに断続的に形成された、少なくとも1つの凸部とすることができる。また、小径部23は、大径部21の軸方向他方側端面から当該軸方向他方側(大径部21の下端面から当該大径部21よりも下方側)に突出している。本実施形態では、小径部23は、ゴム層1bの凹部C1に嵌め合わせることができる。また、本実施形態では、小径部23は、その外周面23fに、凸部pとして、軸直方向外側に突出した凸部p2bが形成されている。発泡材料層2aの凸部p2bと、ゴム層1bの凹部n1bとは、互いに引っ掛かり合うように嵌め合わせることができる。本実施形態では、凸部p2bは、軸周りに周回する環状の凸部である。ただし、凸部p2bは、軸周りに断続的に形成された、少なくとも1つの凸部とすることができる。この場合、アッパーマウント本体11aにおいて、ゴム層1a、ゴム層1bおよび発泡材料層2aの組付けを接着することなく、強固に行うことができる。
また、本発明に係るキャブマウントにおいて、ゴム層1および発泡材料層2は、ロアーマウント部12にも備えられていることが好ましい。この場合、アッパーマウント部11に追従して動作するロアーマウント部にゴム層1および発泡材料層2が備えられることから、ゴム層1および発泡材料層2がアッパーマウント部11に備えられない場合でも、動倍率が低減される。
図6は、図1のキャブマウント1に適用可能なロアーマウント部12の他の例を概略的に示す断面図である。
本実施形態では、ロアーマウント部12に、ゴム層1および発泡材料層2が備えられている。ロアーマウント部12は、ゴム層1および発泡材料層2のそれぞれを、少なくとも1つ備えることができる。本実施形態では、ゴム層1は、ゴム層1cの、1つのゴム層のみを含んでいる。また、本実施形態では、発泡材料層2は、発泡材料層2bの、1つの発泡材料層のみを含んでいる。即ち、ゴム層1cおよび発泡材料層2bは、ロアーマウント本体12aを形成している。本実施形態では、ゴム層1cは、発泡材料層2bの下方側(発泡材料層2よりも軸方向他方側)に配置されたゴム層である。即ち、本実施形態では、ロアーマウント本体12aは、1つの発泡材料層2bと、1つのゴム層1cで構成された2層構造を有している。ゴム層1cおよび発泡材料層2bは、軸方向に接触している。また、本実施形態では、アッパーマウント本体11aと同様、ゴム層1cおよび発泡材料層2bは、軸方向端面の全域(全面)で接触している。なお、本実施形態では、発泡材料層2bの上端面2bf1は、ブラケット13に対して接触している。また、本実施形態では、ゴム層1cの下端面1cf2は、下部プレート15に対して接触している。このため、ゴム層1および発泡材料層2がアッパーマウント部12に備えられない場合でも動倍率が低減される。
本実施形態のように、ロアーマウント部12にも発泡樹脂層2bを設けることで、アッパーマウント部11に大きな荷重入力が入っても、低い動倍率のまま、ロアーマウント部11と、前記フレームのブラケット13との間に隙間が開くことがなく、仮に、隙間が空いても、ゴム層1cとブラケット13との当たり音を吸収し小さくすることができる。
また、本発明によれば、ロアーマウント部12は、アッパーマウント部11と同様、接着することなく、組付けることができる。なお、ロアーマウント本体12aがゴム層1および発泡材料層2で形成されている場合、アッパーマウント本体11aは、ゴム層1および発泡材料層2で形成し、または、ゴム層1のみで形成することができる。
本実施形態では、ロアーマウント本体12bのゴム層1cは、凹部nを備えている。本実施形態では、ゴム層1cは、軸方向に延在する窪みC1を備えている。ゴム層1cの窪みC1は、ゴム層1cの上端面1cf1に開口している。本実施形態では、ゴム層1cの窪みC1は、その内周面C1cに、凹部nとして、軸直方向外側に凹んだ凹部n1cが形成されている。本実施形態では、凹部n1cは、軸周りに周回する環状の凹部である。ただし、凹部n1cは、軸周りに断続的に形成された、少なくとも1つの凹部とすることができる。
また、本実施形態では、ロアーマウント本体12bの発泡材料層2bは、凸部pを備えている。本実施形態では、発泡材料層2は、1つの大径部21と、1つの小径部23で形成されている。本実施形態絵は、小径部23は、ゴム層1cの凹部C1に嵌め合わせることができる。また、本実施形態では、小径部23は、その外周面23fに、凸部pとして、軸直方向外側に突出した凸部p2bが形成されている。発泡材料層2の凸部p2bと、ゴム層1cの凹部n1cとは、互いに引っ掛かり合うように嵌め合わせることができる。本実施形態では、凸部p2bは、軸周りに周回する環状の凸部である。ただし、凸部p2bは、軸周りに断続的に形成された、少なくとも1つの凸部とすることができる。この場合、ロアーマウント本体12bにおいて、ゴム層1cおよび発泡材料層2bの組付けを接着することなく、強固に行うことができる。
なお、本実施形態のように、ゴム層1および発泡材料層2がロアーマウント部12に備わる場合、ロアーマウント本体12bにおいて、ゴム層1cおよび発泡材料層2bは、アッパーマウント本体11aと同様に、互いに引っ掛かり合う凹部および凸部を省略できる。
上述したところは、本発明の例示的な実施形態を説明したものであり、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で様々な変更を行うことができる。各実施形態において、ゴム層1および発泡樹脂層2は、上述のとおり、2層以上とすることができる。また、ストッパ部Sは、ロアーマウント部12に設けることができる。さらに、本発明に係るキャブマウントは、ブラケット13を前記フレームまたは前記ボディに取り付ける部材とすることによって、ユニット化とすることができる。上述した各実施形態に採用された様々な構成は、適宜、相互に置き換えることができ、又は、組み合わせることができる。
1A:キャブマウント, 1:ゴム層, 1a:ゴム層, 1b:ゴム層, 1c:ゴム層, 1d:弾性ストッパ, 2:発泡材料層, 2a:発泡材料層, 2b:発泡材料層, 11:アッパーマウント部, 12:ロアーマウント部, 11a:アッパーマウント本体, 12a:ロアーマウント本体, 12b:ロアーマウント本体, 14:上部プレート, 14a:第1上部プレート, 14b:第2上部プレート, 14c:フランジ, 15:下部プレート, S:ストッパ部, S1:上側ストッパ, S2:下側ストッパ, n:凹部, p:凸部

Claims (7)

  1. 車両のフレームを挟み込む、アッパーマウント部と、ロアーマウント部とを備えており、また、
    前記アッパーマウント部および前記ロアーマウント部の少なくともいずれか一方は、ゴム層および発泡材料層のそれぞれを、少なくとも1つ備えており、また、
    前記ゴム層および前記発泡材料層は、互いに軸方向に接触しており、
    前記アッパーマウント部および前記ロアーマウント部の少なくともいずれか一方は、当該一方の圧縮変形を制限するストッパ部を備える、キャブマウント。
  2. 車両のフレームを挟み込む、アッパーマウント部と、ロアーマウント部とを備えており、また、
    前記アッパーマウント部および前記ロアーマウント部の少なくともいずれか一方は、ゴム層および発泡材料層のそれぞれを、少なくとも1つ備えており、また、
    前記ゴム層および前記発泡材料層は、互いに軸方向に接触しており、
    前記ゴム層および前記発泡材料層は、それぞれ、互いに引っ掛かり合う凹部および凸部の一方と、前記凹部および凸部の他方とをさらに備える、キャブマウント。
  3. 前記アッパーマウント部および前記ロアーマウント部の少なくともいずれか一方は、当該一方の圧縮変形を制限するストッパ部を備える、請求項に記載のキャブマウント。
  4. 前記ゴム層および前記発泡材料層は、それぞれ、互いに引っ掛かり合う凹部および凸部の一方と、前記凹部および凸部の他方とをさらに備える、請求項に記載のキャブマウント。
  5. 前記ゴム層および前記発泡材料層は、少なくともいずれか一方の軸方向端面の全域で、互いに接触している、請求項1~4のいずれか1項に記載のキャブマウント。
  6. 前記ゴム層および前記発泡材料層は、前記アッパーマウント部に備えられている、請求項1~5のいずれか1項に記載のキャブマウント。
  7. 前記ゴム層および前記発泡材料層は、前記ロアーマウント部に備えられている、請求項1~のいずれか1項に記載のキャブマウント。
JP2019108897A 2019-06-11 2019-06-11 キャブマウント Active JP7219169B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019108897A JP7219169B2 (ja) 2019-06-11 2019-06-11 キャブマウント

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019108897A JP7219169B2 (ja) 2019-06-11 2019-06-11 キャブマウント

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020199917A JP2020199917A (ja) 2020-12-17
JP7219169B2 true JP7219169B2 (ja) 2023-02-07

Family

ID=73741729

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019108897A Active JP7219169B2 (ja) 2019-06-11 2019-06-11 キャブマウント

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7219169B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003184937A (ja) 2001-12-14 2003-07-03 Tokai Rubber Ind Ltd ウレタン製アッパーサポート及びその製作方法
JP2004291795A (ja) 2003-03-26 2004-10-21 Tokai Rubber Ind Ltd キャブマウント
JP2007100889A (ja) 2005-10-06 2007-04-19 Bridgestone Corp ストラットマウント
DE202010009690U1 (de) 2010-06-30 2010-09-16 Trelleborg Automotive Germany Gmbh Elastisches Lager, insbesondere Stützlager für ein Federbein
JP2020012527A (ja) 2018-07-19 2020-01-23 住友理工株式会社 キャブマウント

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6016625A (ja) * 1983-07-06 1985-01-28 Hitachi Constr Mach Co Ltd 運転室支持装置
JPH0722514Y2 (ja) * 1988-04-21 1995-05-24 油谷重工株式会社 キャビンの緩衝装置
US6820908B1 (en) * 2000-04-28 2004-11-23 Freundenberg-Nok General Partnership Isolation mount

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003184937A (ja) 2001-12-14 2003-07-03 Tokai Rubber Ind Ltd ウレタン製アッパーサポート及びその製作方法
JP2004291795A (ja) 2003-03-26 2004-10-21 Tokai Rubber Ind Ltd キャブマウント
JP2007100889A (ja) 2005-10-06 2007-04-19 Bridgestone Corp ストラットマウント
DE202010009690U1 (de) 2010-06-30 2010-09-16 Trelleborg Automotive Germany Gmbh Elastisches Lager, insbesondere Stützlager für ein Federbein
JP2020012527A (ja) 2018-07-19 2020-01-23 住友理工株式会社 キャブマウント

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020199917A (ja) 2020-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105339703B (zh) 隔振装置
JP3525567B2 (ja) 筒形防振支持体
JP6909815B2 (ja) 車両骨格サポート装置
US6540216B2 (en) Foamed elastomer engine mount isolating bushing
JP4841923B2 (ja) ストラットマウント
CN107107923A (zh) 轴梁用筒形弹性连结装置
JP3951274B1 (ja) 防振ブッシュの製造方法
JP2009236228A (ja) 防振支持装置
JP7219169B2 (ja) キャブマウント
JP5377355B2 (ja) キャブマウントとそれを用いたキャブマウント装置
JP2588784Y2 (ja) 車両のサスペンションマウンティングラバー
JP2008030500A (ja) 防振装置
JP4983106B2 (ja) スタビライザ装置
JP2009216136A (ja) 自動車用メンバマウント
JPS632673Y2 (ja)
JP2002248923A (ja) 防振ブッシュ付スタビライザーバー
JP7374754B2 (ja) 防振装置
JP5060994B2 (ja) アッパーサポート
JP5396252B2 (ja) 筒形防振装置
JP2021095973A (ja) 防振装置
US10391829B2 (en) Assembly consisting of a frame element, a connecting element and a part secured to the connecting element
JP2024092311A (ja) キャブマウント
JPH0874932A (ja) ブッシュ型防振装置
JP3852292B2 (ja) 自動車用の防振ブッシュ構造
JPH0128354Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211217

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20220725

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221027

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230104

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230124

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230126

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7219169

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150