JP3852292B2 - 自動車用の防振ブッシュ構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のサスペンション側のロッドを車体側に連結するための防振ブッシュ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車のサスペンション側と車体側との連結において、サスペンション側のショックアブソーバのロッドを車体側の部材に弾力的に結合するための防振ブッシュ構造として、図7に示す構造が公知である。
【0003】
この防振ブッシュ構造は、前記ショックアブソーバのロッド(102 )が貫通する開口部(131 )を有する車体側部材(103 )と、該車体側部材(103 )の上下に前記開口部(131 )と同軸的に相対して配された一対の環状のゴム部材(104 )(105 )と、前記上側のゴム部材(104 )の上面と下側のゴム部材(105 )の下面にそれぞれ配されたストッパ部材(106 )(107 )と、前記車体側部材(103 )の開口部(131 )および上下のゴム部材(104 )(105 )の内孔部に貫挿されたロッド受入用のスリーブ(109 )と、を備えている。そして、前記スリーブ(109 )に対し前記ロッド(102 )の上端部が下方から挿入されて、上側のストッパ部材(104 )の上方に突出したロッド(102 )の端部にナット等の締付部材(108 )が螺合され、この締付部材(108 )の締付けにより、上下の前記ストッパ部材(106 )(107 )間に前記一対のゴム部材(104 )(105 )が予圧縮状態に保持されている。これにより、ロッド(102 )の上下方向の振動を上下のゴム部材(104 )(105 )により吸収できるようになっている。
【0004】
しかしながら、前記従来の防振ブッシュ構造の場合、上下のゴム部材(104 )(105 )は、車体側部材および上下のストッパ部材(106 )(107 )とは別に個々に加硫成形され、これらがそれぞれ図7のように組み込まれている。これにより、例えば図8のような形状に加硫成形された上下のゴム部材(104 )(105 )が、締付部材(108 )の締付けにより圧縮されることで、ストッパ部材(106 )(107 )に対し、図7のように外方へ膨出変形する。
【0005】
そのため、仮にロッドに対して下方向きに大きな荷重が入力されると、上側のストッパ部材がゴム部材の内孔部側にもぐり込み、ストッパ抜けの状態になることがあり、その結果、ゴム部材により期待する振動吸収の効果が得られないことになる。また振動による大変位が生じたときの変位ストロークの制限効果も低下し、防振ブッシュとしての特性を良好に保持できず、不安定なものになる。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなしたものであり、サスペンション側のロッドの振動変位の際のゴム部材のもぐり込みを防止でき、振動による変位ストロークの制限効果を確実に発揮でき、防振ブッシュとして安定した良好な特性を維持できる自動車用の防振ブッシュ構造を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、自動車のサスペンション側のロッドを車体側に連結するための防振ブッシュ構造であって、前記ロッドが貫通する開口部を有する車体側部材と、該車体側部材の上下に前記開口部と同軸的に相対して配された一対の環状のゴム部材と、前記上側のゴム部材の上面と下側のゴム部材の下面にそれぞれ配されたストッパ部材と、前記車体側部材の開口部および上下のゴム部材の内孔部に挿入されたロッド受入用のスリーブとを備え、前記スリーブに前記ロッドが貫挿されるとともに、該ロッドの端部に配された締付部材の締付けにより、上下の前記ストッパ部材間に前記一対のゴム部材が予圧縮状態に保持されてなる自動車用の防振ブッシュ構造において、前記上側のゴム部材が、上側のストッパ部材の下面に加硫接着され、前記車体側部材は、車体への取付面がサスペンション側のロッド軸心に対して垂直に設けられるとともに、上下のゴム部材により挟まれる開口部周辺の座面部が、前記ロッドの揺動に伴う前記上側のゴム部材の歪み変形を抑制するように、前記ロッドの揺動による傾きに合わせて前記取付面に対して傾斜せしめられたことを特徴とする。
【0008】
これにより、上側のゴム部材はその上面が上側のストッパ部材に加硫接着されてストッパ部材と一体化しているために、締付部材の締付けにより圧縮された状態でも、前記接着側では外方への膨出変形が抑制された状態になっている。
【0009】
したがって、この状態で、仮にロッドに対して下方向きに大きな荷重が入力されても、前記上側のストッパ部材がゴム部材の内孔部側にもぐり込むおそれがなく、良好な振動吸収の効果を保持できる。また振動による大変位が生じたときの変位ストロークの制限効果も良好に発揮され、防振ブッシュとしての特性を良好に保持できる。
【0010】
前記の防振ブッシュ構造において、下側のゴム部材は、車体側部材の下面に加硫接着されてなるものとすることも、また下側のストッパ部材の上面に加硫接着されてなるものとすることもできる。
【0011】
これらの発明の場合、下側のゴム部材についても、車体側部材または下側のストッパ部材に接着されていることで、外方への過度の膨出変形が防止され、防振特性を良好に維持できる。
【0012】
さらに、前記の防振ブッシュ構造において、前記上側のゴム部材が、ストッパ部材との接着側ほど径小のテーパ状をなすものが好適である。すなわち、前記ゴム部材がストッパ部材に接着されることによりばね定数が高くなるで、前記のようにテーパ状にして接着側を径小とすることにより、ばね定数が好適な範囲に保持できる。
【0013】
前記の防振ブッシュ構造において、車体側部材の上面側に上側のゴム部材の下部が嵌入するカップ状金具が固設されてなるものがよく、これにより、前記ゴム部材の下部のカップ状金具により拘束でき、過度の膨出変形を防止できる。
【0014】
また、本発明の防振ブッシュ構造では、前記の車体側部材において上下のゴム部材により挟まれる開口部周辺の座面部が、サスペンション側のロッドの揺動による傾きに合わせて傾斜しているため、ロッドの揺動に伴うゴム部材の過度の歪み変形を抑制できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に示す実施例に基づいて説明する。
【0016】
図1は、本発明に係る自動車用防振ブッシュ構造の第1の実施例を示す断面図、図2は同上の平面図、図3は上側のゴム部材とストッパ部材の縦断面図、図4は車体側部材と下側のゴム部材との図1と同線上の断面図である。
【0017】
この実施例の防振ブッシュ(1)は、自動車のサスペンション側と車体側との連結において、サスペンション側のショックアブソーバ(図示省略)のロッド(2)を、車体側の取付用ブラケット等のいわゆる車体側部材(以下、車体側部材と言う)に弾力的に結合するのに使用されるものであり、次のような構成を備えている。
【0018】
図示する例の車体側部材(3)は、プレス鋼板等の金属製で、車体の一部に設定される取付部(10)に対して取付けられるブラケットで平面略ひし形をなしており、その中央部に前記ロッド(2)の上端部(21)が貫通する開口部(31)を有し、この開口部(31)を挟んで相対向する長手方向両端部には、車体一部の取付部(10)への取付用孔(32)(32)が形成されている。前記開口部(31)は、ロッド(2)の上端部(21)の外径より大きく開口している。この開口部(31)の周辺が後述するゴム部材により挟まれる座面部(33)として形成されている。
【0019】
図中の(4)(5)は車体側部材(3)の座面部(33)の上下に相対して配された一対の環状のゴム部材であり、(6)(7)はそれぞれ前記上側のゴム部材(4)の上面部分と下側のゴム部材(5)の下面部分とにそれぞれ配された上下のストッパ部材である。
【0020】
図の場合、車体側部材(3)の前記座面部(33)の上面には、上方に開口しかつ底面にロッド(2)の貫通用孔を有するカップ状金具(35)が前記開口部(31)の内縁に対するかしめ固定手段により同軸的に固設されており、上側のゴム部材(4)は、その下部が前記カップ状金具(35)に嵌入することにより、予圧縮状態において外周が拘束されるようになっている。このカップ状金具(35)の周側壁は上方に向かって外方への拡開状をなしている。
【0021】
上側のゴム部材(4)は、その上面が上側のストッパ部材(6)に加硫接着され一体化されている。このゴム部材(4)のストッパ部材(6)との接着側ほど径小のテーパ状をなし、ストッパ部材(6)との接着によってばね定数が高くなり過ぎず、初期荷重に対して柔らかいばね特性を得ることができるように形成されている。このほか、外周面に周方向の凹溝を形成して、柔らかいばね特性を得るようにすることもできる。前記ストッパ部材(6)には、ゴム部材(4)の内孔(43)と同心の貫通用孔を有し、ロッド(2)の上端部(21)が貫通できるように設けられている。さらに、前記ロッド(2)の上端部(21)の先端部分には、ネジが形成され、このネジ部(22)に締付部材としてのナット(8)が螺合されて、該ナット(8)の締付けにより前記上側のストッパ部材(6)が軸方向に締付けられるようになっている。
【0022】
一方、下側のゴム部材(5)は、車体側部材(3)の開口部(31)と同軸的に配されてなるもので、この第1の実施例の場合は、図4のように、前記車体側部材(3)の下面に加硫接着手段により一体に固着されて設けられている。このゴム部材(5)の外周面には、初期荷重に対して柔らかいばね特性を得ることができるように、周方向の所要間毎に軸線方向の凹溝(51)が形成されている。(52)は前記ゴム部材(5)の外周縁部の一部が車体側部材(3)に有する孔を通じて車体側部材(3)の上面側に延出形成された係合脚部である。
【0023】
前記下側のゴム部材(5)の下面に接する下側のストッパ部材(7)は、プレス鋼板等により断面略伏凹状に形成され、その中央部にゴム部材(5)の内孔(53)と同心の貫通用孔を有し、前記ロッド(2)の上端部(21)が貫通するように設けられ、さらに、前記貫通孔の周縁がロッド(2)に設けられたリング凸状の係止部(23)の上に係止するように設けられている。
【0024】
そして、前記上側のストッパ部材(6)がナット(8)によって軸方向に締付けられることにより、上側のストッパ部材(6)と下側のストッパ部材(7)との間に、前記上下一対のゴム部材(4)(5)が圧縮状態に挟着され、かつこの一対のゴム部材(4)(5)間に車体側部材(3)の座面部(33)が挾持されている。
【0025】
図の(9)は、ロッド(2)の上端部(21)を受入れる管状のスリーブであり、上下のゴム部材(4)(5)の内孔に挿入されている。すなわち、該スリーブ(9)は、車体側部材(3)の開口部(31)に半径方向に隙間をおいて貫通しており、その上下部にそれぞれ前記ゴム部材(4)(5)が装着されている。このスリーブ(9)は、上下のストッパ部材(6)(7)の間に介在し、上記ナット(8)の軸方向への締付け状態において、両ストッパ部材(6)(7)間を該スリーブ(9)の長さに相当する一定の間隔に保持し、一対のゴム部材(4)(5)が所定の予圧縮状態となるように構成されている。前記上下のゴム部材(4)(5)の対向側の内孔周縁には、前記車体側部材(3)の開口部(31)の周縁と前記スリーブ(9)との間の隙間(34)で対接する突縁(44)(54)が設けられている。
【0026】
さらに、図示する実施例の場合、前記の車体側部材(3)において上下のゴム部材(4)(5)により挟まれる開口部(31)周辺の座面部(33)は、車体に組付けた使用状態での前記ロッド(2)の揺動によるロッド軸心の傾きに合わせて、取付用孔(32)での車体への取付面に対して僅かに傾斜せしめられている。すなわち、前記座面部(33)に対して直角方向の軸心(B−B)が、前記取付面に対して直角方向の軸心(A−A)に対して、前記ロッド揺動によるロッド軸心の傾き方向に、その傾き角度に応じて、所定の角度をなすように傾斜せしめられており、ゴム部材(4)(5)に大きな歪み変形が生じないようになっている。
【0027】
この第1の実施例の防振ブッシュ(1)において、組付けに際しては、スリーブ(9)を、車体側部材(3)の開口部(31)およびこれに加硫接着されている下側のゴム部材(5)の内孔(53)に嵌挿しておいて、前記ゴム部材(5)の下面側に下側のストッパ部材(7)を介在させた状態で、下方よりロッド(2)の上端部(21)を挿入する。そして、前記スリーブ(9)の上部に上側のゴム部材(4)とこれに加硫接着された上側のストッパ部材(6)を嵌装して、該ストッパ部材(6)の上方に突出するロッド上端部(21)のネジ部分(22)にナット(8)を螺合させ、該ナット(8)を締付けることにより、上下一対のゴム部材(4)(5)を所定の予圧縮状態に保持する。このとき、上側のゴム部材(5)の下部がカップ状金具(35)に嵌合することにより外周部が拘束されて、過度の膨出変形が阻止される。
【0028】
この組み付けにおいて、上側のゴム部材(4)の上面が上側のストッパ部材(6)に加硫接着されて該ストッパ部材(6)と一体化しているために、前記の締付けにより圧縮されても、前記接着側では外方への膨出変形が抑制される。そのため、仮にロッド(2)に対して下方向きに大きな荷重が入力されても、前記上側のストッパ部材(6)がゴム部材(4)の内孔部にもぐり込むおそれがなく、また振動による大変位が生じたときの変位ストロークの制限効果も良好に発揮され、防振ブッシュ(1)として良好な振動吸収の効果を良好に保持できる。
【0029】
しかも、上側のゴム部材(4)が、ストッパ部材(6)との接着側ほど径小のテーパ状をなしているために、該ゴム部材(4)がストッパ部材(6)に接着されているにも拘わらず、ばね定数が高くなりすぎることがない。また、車体側部材(3)に加硫接着されている下側のゴム部材(5)の外方への過度の膨出変形も防止されることで、上下一対のゴム部材(4)(5)によるばね定数の設定が容易になり、良好な防振特性を保持でき、かつ設計の自由度が向上する。
【0030】
さらにその上、前記の車体側部材(3)の座面部(33)がロッド(2)の揺動による傾きに合わせて傾斜しているために、ロッド(2)の揺動によりその軸心が車体への取付面に対して傾くことがあっても、上下のゴム部材(4)(5)の過度の歪み変形を抑制でき、耐久性を向上できる。
【0031】
上記した第1の実施例においては、下側のゴム部材(5)を車体側部材(3)に加硫接着しているが、このほか、図5および図6に示すように、このゴム部材(5)を下側のストッパ部材(7)の上面に対し加硫接着して実施することもできる。この場合も、前記ゴム部材(5)がストッパ部材(7)との接着側がやや径小の逆テーパ状に形成され、さらに軸線方向の略中央部に周方向の凹溝(56)が形成されて、ばね定数が高くなりすぎず、初期荷重に対して柔らかいばね特性を得ることができるように形成されている。他の各構成、例えば上側のゴム部材(4)と上側のストッパ部材(6)とを加硫接着した点、車体側部材(3)の座面部(33)の傾斜の点等の他の構成およびその作用効果については、上記した実施例と同様である。
【0032】
この実施例においても、下側のストッパ部材(7)に加硫接着されているゴム部材(5)の外方への過度の膨出変形を防止でき、上下のゴム部材(4)(5)によるばね定数の設定が容易になる。
【0033】
なお、下側のゴム部材(5)については、車体側部材(3)および下側のストッパ部材(7)のいずれにも加硫接着しないで実施することも可能であるが、ばね特性や防振特性の設定上は、上記した実施例のようにいずれか一方に加硫接着して実施するのが望ましい。
【0034】
【発明の効果】
上記したように、本発明の防振ブッシュ構造によれば、サスペンション側のロッドの振動変位、特に下方向きに大きな荷重が入力された場合の上側のゴム部材のもぐり込みを防止でき、振動による変位ストロークの制限効果を確実に発揮でき、防振ブッシュとして安定した良好な特性を維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用防振ブッシュ構造の第1の実施例を示す図2のX−X線の断面図である。
【図2】同上の平面図である。
【図3】上側のゴム部材とストッパ部材の縦断面図である。
【図4】車体側部材と下側のゴム部材との図1と同線上の断面図である。
【図5】本発明の第2の実施例を示す断面図である。
【図6】同上の実施例に使用する下側のゴム部材とストッパ部材の断面図である。
【図7】従来の自動車用防振ブッシュ構造を示す断面図である。
【図8】(a)(b)それぞれ従来構造の上下のゴム部材の圧縮前の形態を示す断面図である。
【符号の説明】
(1) 防振ブッシュ
(2) サスペンション側のロッド
(3) 車体側部材
(4) 上側のゴム部材
(5) 下側のゴム部材
(6) 上側のストッパ部材
(7) 下側のストッパ部材
(8) ナット
(9) スリーブ
(10) 車体の取付部
(21) ロッドの上端部
(22) ネジ部
(23) 係止部
(31) 開口部
(32)(32) 取付用孔
(33) 座面部
(34) 隙間
(43)(53) 内孔
Claims (2)
- 自動車のサスペンション側のロッドを車体側に連結するための防振ブッシュ構造であって、前記ロッドが貫通する開口部を有する車体側部材と、該車体側部材の上下に前記開口部と同軸的に相対して配された一対の環状のゴム部材と、前記上側のゴム部材の上面と下側のゴム部材の下面とにそれぞれ配されたストッパ部材と、前記車体側部材の開口部および上下のゴム部材の内孔部に挿入されたロッド受入用のスリーブとを備え、前記スリーブに前記ロッドが貫挿されるとともに、該ロッドの端部に配された締付部材の締付けにより、上下の前記ストッパ部材間に前記一対のゴム部材が予圧縮状態に保持されてなる防振ブッシュ構造において、
前記上側のゴム部材が、上側のストッパ部材の下面に加硫接着され、
前記車体側部材は、車体への取付面がサスペンション側のロッド軸心に対して垂直に設けられるとともに、上下のゴム部材により挟まれる開口部周辺の座面部が、前記ロッドの揺動に伴う前記上側のゴム部材の歪み変形を抑制するように、前記ロッドの揺動による傾きに合わせて前記取付面に対して傾斜せしめられた
ことを特徴とする自動車用の防振ブッシュ構造。 - 前記下側のゴム部材の外周面に、軸線方向の凹溝が周方向に間隔をおいて複数設けられたことを特徴とする請求項1記載の自動車用の防振ブッシュ構造。
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