[go: up one dir, main page]

JP7216706B2 - バリア接着層を有する全ポリエチレン積層フィルム構造 - Google Patents

バリア接着層を有する全ポリエチレン積層フィルム構造 Download PDF

Info

Publication number
JP7216706B2
JP7216706B2 JP2020504704A JP2020504704A JP7216706B2 JP 7216706 B2 JP7216706 B2 JP 7216706B2 JP 2020504704 A JP2020504704 A JP 2020504704A JP 2020504704 A JP2020504704 A JP 2020504704A JP 7216706 B2 JP7216706 B2 JP 7216706B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film layer
film
polyethylene
recyclable
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020504704A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020529935A (ja
Inventor
セハノビシュ、カルヤン
エー. マリーン、アミラ
ヴィンチ、ダニエル
Original Assignee
ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー filed Critical ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー
Publication of JP2020529935A publication Critical patent/JP2020529935A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7216706B2 publication Critical patent/JP7216706B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B27/00Layered products comprising a layer of synthetic resin
    • B32B27/32Layered products comprising a layer of synthetic resin comprising polyolefins
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B27/00Layered products comprising a layer of synthetic resin
    • B32B27/06Layered products comprising a layer of synthetic resin as the main or only constituent of a layer, which is next to another layer of the same or of a different material
    • B32B27/08Layered products comprising a layer of synthetic resin as the main or only constituent of a layer, which is next to another layer of the same or of a different material of synthetic resin
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B27/00Layered products comprising a layer of synthetic resin
    • B32B27/28Layered products comprising a layer of synthetic resin comprising synthetic resins not wholly covered by any one of the sub-groups B32B27/30 - B32B27/42
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B7/00Layered products characterised by the relation between layers; Layered products characterised by the relative orientation of features between layers, or by the relative values of a measurable parameter between layers, i.e. products comprising layers having different physical, chemical or physicochemical properties; Layered products characterised by the interconnection of layers
    • B32B7/04Interconnection of layers
    • B32B7/12Interconnection of layers using interposed adhesives or interposed materials with bonding properties
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B2250/00Layers arrangement
    • B32B2250/24All layers being polymeric
    • B32B2250/242All polymers belonging to those covered by group B32B27/32
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B2307/00Properties of the layers or laminate
    • B32B2307/30Properties of the layers or laminate having particular thermal properties
    • B32B2307/31Heat sealable
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B2307/00Properties of the layers or laminate
    • B32B2307/70Other properties
    • B32B2307/72Density
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B2307/00Properties of the layers or laminate
    • B32B2307/70Other properties
    • B32B2307/724Permeability to gases, adsorption
    • B32B2307/7242Non-permeable
    • B32B2307/7244Oxygen barrier
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B2439/00Containers; Receptacles
    • B32B2439/40Closed containers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B2439/00Containers; Receptacles
    • B32B2439/40Closed containers
    • B32B2439/46Bags
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B2439/00Containers; Receptacles
    • B32B2439/70Food packaging
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B2553/00Packaging equipment or accessories not otherwise provided for

Landscapes

  • Wrappers (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Description

関連出願の参照
本出願は、2017年7月31日出願の米国仮特許出願第62/539,115号の利益を主張する。
本開示は、ガスバリア特性を有する接着剤層を含む積層フィルム構造に関する。具体的には、開示された積層フィルム構造は、ガスバリア特性を有する接着剤組成物と一緒に結合された第1および第2の基材、例えば、フィルムを備える。開示された積層構造に使用されるフィルムは、本質的にエチレン系ポリマーのみからなり、それによって、ガスバリア性能を必要とする用途での使用に好適な再生利用可能な包装ソリューションを可能にする。
ポリマー材料、特に、ポリマー材料を含むフィルムは、包装目的で広く使用されている。これらのポリマー材料は、食品および医薬品産業で広範囲の用途を見出している。これらおよび他の使用において、酸素および/または他のガスに対する包装された製品の曝露が非常に望ましくない場合がある。これは、特に、そのようなガスに対する曝露が、包装された製品の経時的な劣化を結果的にもたらす場合である。残念ながら、多くのポリマーフィルムは、本質的にガスに対して比較的透過性である。調査されてきたガスバリア特性を増強するための1つの手法は、そのようなポリマー材料の複数の層を使用し、層を接着剤で一緒に結合して積層体を形成することであった。場合によっては、ポリマー材料層および/または接着剤がガスバリア特性のために選択される。
最近、食品の長期保存には、多層フィルムに高レベルの機能性が求められており、酸化を阻止するために外部酸素の侵入を防ぐガスバリア特性、二酸化炭素バリア特性、および様々な臭気成分に対するバリア特性が現在求められている。多層フィルムにバリア機能を付与するとき、内層(シーラント側)として一般的に使用される未延伸ポリオレフィンフィルムは、低いガスバリア特性を呈し、コーティングまたは蒸着によってこれらのフィルムにバリア機能を付与することは、困難である。結果として、外層に使用される様々なフィルム(ポリエチレンテレフタレート(以下「PET」と略す)などのポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、延伸ポリオレフィン樹脂を含む)には、多くの場合、バリア機能が付与される。
場合によっては、フィルム層自体にバリア機能が付与される。これらの外層フィルムにバリア機能を付与するためにコーティングが使用される場合、広く使用されているバリアコーティング材料の一例は、優れた酸素バリア特性および水蒸気バリア特性を呈する塩化ビニリデンであるが、材料が廃棄中に焼却されるときのダイオキシンの発生を含む、塩化ビニリデンの使用と関連付けられた問題が存在する。さらに、ポリビニルアルコール樹脂およびエチレン-ポリビニルアルコールコポリマーもまた、バリアコーティング材料として使用されているが、これらの材料は、低湿度下では良好な酸素バリア特性を呈するが、高湿度下では酸素バリア特性が低く、耐沸騰性および耐レトルト性に劣る。一方、ガスバリア層として提供されるアルミニウムなどの金属の蒸着層を有するフィルムは、不透明であり、これは、内容物を見ることができないことを意味し、また電子レンジで使用されることができない。さらに、ガスバリア層として提供されるシリカまたはアルミナなどの金属酸化物の蒸着層を有するフィルムは、高価であり、可撓性に乏しく、クラッキングおよびピンホールに起因してガスバリア特性の大きい変動を結果的にもたらす。
異なるタイプのフィルムで作製された積層構造を備える食品包装の別の課題は、そのような包装の廃棄である。そのような包装が混合プラスチック、金属箔および/または板紙で構成されているため、包装は、通常、これらの材料の再生利用の不適合性に起因して、廃棄物として処分される。
したがって、必要なガスバリア特性および機能を提供し、容易な再生利用を可能にする包装用途で使用するための積層フィルム構造を有することが望ましい。
バリア接着剤層を有する再生利用可能な全ポリエチレン積層フィルム構造が本明細書に開示されている。開示された積層フィルム構造は、例えば、可撓性包装用途での使用に好適である。具体的には、開示された再生利用可能な全ポリエチレン積層フィルム構造は、本質的にエチレン系ポリマーからなるフィルム層と、フィルム層の表面上に配設されたバリア接着剤層と、を備え、再生利用可能な全ポリエチレン積層フィルム構造は、ASTM法D3985に従って測定された、100cc/m/日以下の酸素透過率を有する。いくつかの実施形態では、バリア接着剤層は、溶剤系接着剤、水系接着剤、および/または無溶剤型接着剤を含み得る。
いくつかの実施形態では、再生利用可能な全ポリエチレン積層フィルム構造は、本質的にエチレン系ポリマーからなるシーラントフィルム層と、本質的にエチレン系ポリマーからなる中間フィルム層と、本質的にエチレン系ポリマーからなる構造フィルム層と、バリア接着剤層と、を含む、1つ以上の層を備え、再生利用可能な全ポリエチレン積層フィルム構造は、ASTM法D3985に従って測定された、100cc/m/日以下の酸素透過率を有する。いくつかの実施形態では、バリア接着剤層は、イソシアネート成分およびイソシアネート反応性成分を含む接着剤を含む。いくつかの実施形態では、イソシアネート成分は、単一種のポリイソシアネートを含む。いくつかの実施形態では、イソシアネート反応性成分は、実質的に混和性の固体としてキャリア溶媒中に組み込まれたヒドロキシル末端ポリエステルを含み、ポリエステルが、末端ヒドロキシル基および2~10個の炭素原子を有する単一種の直鎖状脂肪族ジオールと、直鎖状ジカルボン酸と、から形成され、ポリエステルが、300~5,000の数平均分子量を有し、25℃で固体であり、80℃以下の融点を有する。
開示された再生利用可能な全ポリエチレン積層フィルム構造を含む物品もまた、開示される。いくつかの実施形態では、開示される物品は、例えば、可撓性包装、パウチ、スタンドアップパウチ、バッグなどを含む。
本開示は、改善された適合性/再生利用可能性プロファイルを有する望ましいガス透過特性を有利に提供するバリア接着剤とエチレン系フィルムを有利に組み合わせる積層構造を提供する。
添付の図面が参照される。
本開示による、バリア接着剤層を含む再生利用可能な全ポリエチレン積層構造の概略図を例示する。
いくつかの実施形態では、可撓性包装での使用に好適な再生利用可能な全ポリエチレン積層フィルム構造が本明細書に開示される。開示されたフィルム構造は、それらが本質的にエチレン系ポリマーからなるフィルムのみを含むという点で「全ポリエチレン」である。本明細書で使用されるとき、「ポリエチレン系ポリマー」は、エチレンモノマー由来の50重量%を超える単位を含むポリマーを意味する。これは、ポリエチレンホモポリマーおよびインターポリマーを含む。「ポリマー」は、同一型または異なる型のモノマーを反応(すなわち、重合)させることによって調製された高分子化合物を意味し、ホモポリマーおよびインターポリマーを含む。「インターポリマー」は、少なくとも2つの異なるモノマー型の重合によって調製されるポリマーを意味する。この総称は、コポリマー(通常、2つの異なるモノマー型から調製されるポリマーを指すように用いられる)ならびに3つ以上の異なるモノマー型から調製されるポリマー(例えば、ターポリマー(3つの異なるモノマー型)およびテトラポリマー(4つの異なるモノマー型))を含む。本明細書に開示される再生利用可能な全ポリエチレン積層構造での使用に好適なエチレン系ポリマーは、エチレンホモポリマー、長鎖分枝エチレンポリマー、アルファ-オレフィン部分がC~C10であり得るエチレン-アルファ-オレフィンインターポリマーを含む。具体的には、本明細書に開示される再生利用可能な全ポリエチレン積層構造での使用に好適なエチレン系ポリマーは、低密度ポリエチレン(「LDPE」)、直鎖状低密度ポリエチレン(「LLDPE」)、超低密度ポリエチレン(「ULDPE」)、超低密度ポリエチレン(「VLDPE」)、直鎖状および実質的に直鎖状の低密度樹脂の両方を含むシングルサイト触媒直鎖状低密度ポリエチレン(「m-LLDPE」)、中密度ポリエチレン(「MDPE」)、ならびに高密度ポリエチレン(「HDPE」)を含む。
「LDPE」という用語はまた、「高圧エチレンポリマー」または「高分岐ポリエチレン」とも称され、ポリマーが、過酸化物などのフリーラジカル開始剤を使用して、14,500psi(100MPa)を超える圧力のオートクレーブ内もしくは管状反応器内で部分的もしくは完全にホモ重合または共重合されることを意味するように定義される(例えば、参照により本明細書に組み込まれるUS4,599,392を参照されたい)。典型的には、LDPE樹脂は、0.916~0.940g/cmの範囲の密度を有する。
「LLDPE」という用語は、従来型のチーグラーナッタ触媒系を使用して作製された樹脂、およびメタロセンなどのシングルサイト触媒を使用して作製された樹脂(「m-LLDPE」と称されることもある)の両方を含み、直鎖状、実質的に直鎖状または不均質のポリエチレンコポリマーまたはホモポリマーを含む。LLDPEは、LDPEよりも短い鎖分岐を含み、米国特許第5,272,236号、米国特許第5,278,272号、米国特許第5,582,923号、および米国特許第5,733,155号でさらに定義される実質的に直鎖状のエチレンポリマー、米国特許第3,645,992号における組成物等の均一分岐直鎖状エチレンポリマー組成物、米国特許第4,076,698号に開示されるプロセスに従って調製されたポリマー等の不均一分岐エチレンポリマー、ならびに/またはそれらのブレンド(US3,914,342もしくはUS5,854,045に開示されるもの等)を含む。LLDPEは、当業者に既知の任意の種類の反応器または反応器構成を使用して、ガス相、液相またはスラリー重合、またはそれらの組み合わせを介して作成され得るが、その中でもガスおよびスラリー相反応器が最も好ましい。
「MDPE」という用語は、0.926~0.940g/cmの密度を有するポリエチレンを指す。「MDPE」は、クロムまたはチーグラーナッタ触媒を使用して、またはメタロセン、拘束幾何形状、もしくはシングルサイト触媒を用いて典型的に作成され、2.5を超える分子量分布(「MWD」)を典型的に有する。
「HDPE」という用語は、約0.940g/cm3超の密度を有するポリエチレンを指し、一般的に、チーグラーナッタ触媒、クロム触媒、またはさらにメタロセン触媒で調製される。
本明細書に開示されるフィルム構造は、二次機械方向または二軸延伸のプロセスを受けて、機械方向配向または二軸配向の構造を提供し得る。
本明細書中で別様に示されない限り、以下の分析方法が、本開示の説明態様で使用される。
メルトインデックス:メルトインデックスIおよびI10は、ASTM D-1238に従って190℃で、それぞれ、2.16kgおよび10kg荷重で測定される。それらの値は、g/10分で報告する。
密度:密度測定のための試料は、ASTM D4703に従って調製される。試料加圧の1時間以内に、ASTM D792、方法Bに従って測定される。
いくつかの実施形態では、積層フィルム構造は、本質的にエチレン系ポリマーからなるフィルム層と、フィルム層の表面上に配設されたバリア接着剤層と、を備える。いくつかの実施形態では、再生利用可能な全ポリエチレン積層フィルム構造は、ASTM法D3985に従って測定された、100cc/m/日以下の酸素透過率を有する。いくつかの実施形態では、バリア接着剤層は、溶剤系接着剤、水系接着剤、および/または無溶剤型接着剤を含む。
いくつかの実施形態では、全ポリエチレン積層フィルム構造は、本質的にエチレン系ポリマーからなるシーラントフィルム層と、本質的にエチレン系ポリマーからなる中間フィルム層と、本質的にエチレン系ポリマーからなる構造フィルム層と、バリア接着剤層と、を備える。図1は、開示された再生利用可能な全ポリエチレン積層構造の概略図を提供する。図1では、再生利用可能な全ポリエチレン積層フィルム構造100は、バリア接着剤層106によって第2のフィルム層104に結合された第1のフィルム層102を含む。第1のフィルム層102および第2のフィルム層104は各々、その中に複数のフィルムを含む共押出フィルム層である。様々な実施形態では、第1のフィルム層102および第2のフィルム層104は、図1に示されるように、共押出された多層構造であってもよく、または単層フィルムであってもよい。
図1に例示される共押出された多層構造では、第1のフィルム層102は、構造フィルム層120を含み得る。構造フィルム層120は、本質的に任意のポリエチレンポリマー材料からなり得る。いくつかの実施形態では、構造フィルム層120は、エチレン/オクテンコポリマー材料およびLDPE材料を含み得る。いくつかの実施形態では、好適なLDPE材料は、0.94g/cm以下の密度および126℃以下のピーク融点を有する。本開示による使用に好適なエチレン/オクテンコポリマー材料は、Dow Chemical CompanyによってELITE(商標)の名称、例えば、ELITE(商標)5400Gで販売されているものを含む。本開示による使用に好適なLDPE材料は、Dow Chemical CompanyによってAGILITY(商標)の名称、例えば、AGILITY(商標)1021で販売されているものを含む。構造フィルム層120は、スリップ添加剤、粘着防止添加剤、および積層フィルムでの使用に好適な任意の他の添加剤をさらに含み得る。
第1のフィルム層102は、1つ以上の中間フィルム層110、112、114、116、118をさらに含み得る。1つ以上の中間フィルム層110、112、114、116、118は、本質的に任意のポリエチレンポリマー材料からなり得る。いくつかの実施形態では、1つ以上の中間フィルム層110、112、114、116、118は、HDPE材料を含み得る。いくつかの実施形態では、好適なHDPE材料は、0.94g/cm以上の密度および120~135℃の範囲内のピーク融点を有する。本開示による使用に好適なHDPE材料には、Dow Chemical CompanyによってELITE(商標)の名称、例えば、ELITE(商標)5960Gで販売されているものを含む。いくつかの実施形態では、1つ以上の中間フィルム層110、112、114、116、118は、エチレン/オクテンコポリマー材料およびLDPE材料を含み得る。
第1のフィルム層102は、シーラント層108をまたさらに含み得る。いくつかの実施形態では、シーラント層108は、本質的に任意のポリエチレンポリマー材料からなり得る。いくつかの実施形態では、シーラント層108は、ポリオレフィンプラストマー材料であり得る。本開示による使用に好適なポリオレフィンプラストマー材料には、Dow Chemical CompanyによってAFFINITY(商標)の名称、例えば、AFFINITY(商標)1146Gで販売されているものを含む。
図1に例示されるように、シーラント層108および構造層120は、第1のフィルム層102の外層を形成し、中間層110、112、114、116、118は、シーラントフィルム層108と構造フィルム層120との間に配置される。バリア接着剤層106は、図1の構造フィルム層120の下面に配設される。第2のフィルム層104は、バリア接着剤層106によって第1のフィルム層102に結合される。バリア接着剤層106は、第2のフィルム層104の構造フィルム層122に接触する。好適なバリア接着剤層106の成分は、以下により詳細に論じられ、バリア接着剤層106は、溶剤系、水系、または無溶剤型とすることができる。
いくつかの実施形態では、第2のフィルム層104もまた、共押出多層フィルムであり、個々のフィルム層は、第1のフィルム層102のものを反映する(例えば、122は、構造フィルム層、124、126、128、130、132は、中間フィルム層であり、134は、シーラントフィルム層である)。各フィルム層102、104は、図1に例示されるような多層フィルムであってもよく、または単層フィルムであってもよい。いくつかの実施形態では、各フィルム層102、104は、単層フィルムである。いくつかの実施形態では、フィルム層102、104の一方は、単層フィルムであるが、他方のフィルム層は、多層フィルムである。
いくつかの実施形態では、バリア接着剤層106は、イソシアネート成分およびイソシアネート反応性成分を含む接着剤を含む。いくつかの実施形態では、イソシアネート成分は、単一種のポリイソシアネートを含む。いくつかの実施形態では、ポリイソシアネートは、脂肪族ポリイソシアネートである。いくつかの実施形態では、ポリイソシアネートは、高分子ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI三量体イソシアヌレート)、メチレンジフェニルジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタン4,4’-ジイソシアネート、およびトルエンジイソシアネートから選択される。
いくつかの実施形態では、イソシアネート反応性成分は、実質的に混和性の固体としてキャリア溶媒中に組み込まれたヒドロキシル末端ポリエステルを含み、ポリエステルが、末端ヒドロキシル基および2~10個の炭素原子を有する単一種の直鎖状脂肪族ジオールと、直鎖状ジカルボン酸と、から形成され、ポリエステルが、300~5,000の数平均分子量を有し、25℃で固体であり、80℃以下の融点を有する。いくつかの実施形態では、キャリア溶媒は、酢酸エチル、メチルエチルケトン、ジオキソラン、アセトン、およびそれらの組み合わせから選択される。いくつかの実施形態では、ヒドロキシル末端ポリエステルは、C~Cジオール、ならびにアジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、およびそれらの組み合わせから選択されるジカルボン酸から形成される。いくつかの実施形態では、イソシアネート反応性成分は、アクリレート粘度調整剤をさらに含む。
いくつかの実施形態では、バリア接着剤層中のイソシアネート成分とイソシアネート反応性成分との重量比は、1:1~2:1である。
開示された再生利用可能な全ポリエチレン積層フィルム構造を含む物品もまた、開示される。いくつかの実施形態では、物品は、可撓性包装およびスタンドアップパウチを含む。
これより、例示的な実施例(「IE」)および比較例(「CE」)を考察することによって、本開示をさらに詳細に説明する。しかしながら、本開示の範囲は、当然ながら、これらのIEに限定されない。
実施例は、LABO COMBI(商標)400ラミネータを使用して製作される。ラミネータの設定は、張力が、一次側で3.6ポンド、二次側で4.2ポンド、巻き戻しローラで7.4ポンドである、1KWの処理設定を含む。バリア接着剤は、グラビアシリンダを介して多層ポリエチレンフィルム上にコーティングされる。グラビアシリンダの場合、15BCMの130クワッドが使用される。接着剤は、約3g/mのコーティング重量で塗布される。バリア接着剤は、実質的に混和性の固体としてキャリア溶媒中に組み込まれたヒドロキシル末端ポリエステルを含む結晶性ポリエステル樹脂を含み、ポリエステルが、末端ヒドロキシル基および2~10個の炭素原子を有する単一種の直鎖状脂肪族ジオールと、直鎖状ジカルボン酸と、から形成され、ポリエステルが、300~5,000の数平均分子量を有し、25℃で固体であり、80℃以下の融点を有する。バリア接着剤は、脂肪族イソシアネート架橋剤をさらに含む。
コーティングされたフィルムは、次いで、温度設定が90℃の第1のゾーン、100℃の第2のゾーン、および110℃の第3のゾーンの3つのゾーンのオーブンを通過する。バリア接着剤でコーティングされたポリエチレンフィルムは、次いで、90℃の温度かつ40psiに設定されたニップ圧で、加熱されたスチールロールの下で同じ組成の別の多層ポリエチレンフィルムにニップされる。積層構造は、次いで、17℃の温度の冷却ロールに送られる。積層構造は、次いで、温度制御室に配置されて、23℃かつ相対湿度50%で7日間硬化される。
例示的な実施例1は、各々7つのフィルム層を有する2つの多層フィルム構造を含む積層構造である。具体的には、各構造は、残重量がスリップ添加剤を含む95重量%のAFFINITY(商標)1146Gを含むシーラント層と、シーラント層に隣接および接触し、85重量%のELITE(商標)5400Gおよび15重量%のAGILITY(商標)1021を含む充填剤層と、シーラント層に隣接および接触し、100重量%のELITE(商標)5960Gを含む第1の充填剤層と、第1充填剤層に隣接および接触し、100重量%のELITE(商標)5960Gを含む第2の充填剤層と、第2の充填剤層に隣接および接触し、100重量%のELITE(商標)5960Gを含む第3の充填剤層と、第3の充填剤層に隣接および接触し、100重量%のELITE(商標)5960Gを含む第4の充填剤層と、第4の充填剤層に隣接および接触し、残重量がスリップ添加剤を含む82重量%のELITE(商標)5400G、15重量%のAGILITY(商標)1021を含む構造層と、を含む。上記の開示に従って調製された溶剤系ポリウレタンバリア接着剤は、2つの多層フィルム構造のうちの1つの構造層に塗布される。フィルム構造は、次いで、各フィルム構造のシーラント層が積層体をシールするように、一緒に結合される。
例示的な実施例2は、例示的な実施例1の積層構造を使用して形成されたパウチである。
比較例1は、バリア接着剤を含まないプレーンポリエチレンフィルムである。
積層構造の酸素透過率は、ASTM法D3985(Standard Test Method for Oxygen Gas Transmission Rate through a Plastic Film and Sheeting Using a Coulometric Sensor)に概説されている方法に従って試験される。積層構造の透過性は、ASTM法D3985に概説されている方法に従って試験される。
酸素バリア特性が積層構造に対して測定され、透過性が比較される。積層構造の性能結果が表1に詳述される。
Figure 0007216706000001
上述された実施形態および実施例に記載されたものに加えて、特定の組み合わせの多くの例は開示の範囲内であり、そのいくつかを以下に記載する。
実施形態1可撓性包装での使用に好適な再生利用可能な全ポリエチレン積層フィルム構造であって、
本質的にエチレン系ポリマーからなるフィルム層と、
前記フィルム層の表面に配設されたバリア接着剤層と、を備え、
再生利用可能な全ポリエチレン積層フィルム構造は、ASTM法D3985に従って測定された、100cc/m/日以下の酸素透過率を有する、再生利用可能な全ポリエチレン積層フィルム構造。
実施形態2.バリア接着剤層が、溶剤系接着剤を含む、任意の前後の実施形態に記載の再生利用可能な全ポリエチレン積層フィルム構造。
実施形態3.バリア接着剤層が、水系接着剤を含む、任意の前後の実施形態に記載の再生利用可能な全ポリエチレン積層フィルム構造。
実施形態4.バリア接着剤層が、無溶剤型接着剤を含む、任意の前後の実施形態に記載の再生利用可能な全ポリエチレン積層フィルム構造。
実施形態5.可撓性包装での使用に好適な再生利用可能な全ポリエチレン積層フィルム構造であって、
(A)本質的にエチレン系ポリマーからなるシーラントフィルム層と、
(B)本質的にエチレン系ポリマーからなる中間フィルム層と、
(C)本質的にエチレン系ポリマーからなる構造フィルム層と、
(D)バリア接着剤層と、を備え、
再生利用可能な全ポリエチレン積層フィルム構造は、ASTM法D3985に従って測定された、100cc/m/日以下の酸素透過率を有する、再生利用可能な全ポリエチレン積層フィルム構造。
実施形態6.シーラントフィルム層(A)、中間フィルム層(B)、および構造フィルム層(C)が、共押出フィルムを形成し、中間フィルム層(B)が、シーラントフィルム層(A)と構造フィルム層(C)との間に配設され、バリア接着剤層(D)が、中間フィルム層(B)とは反対側の構造フィルム層(C)の表面上に配設されている、任意の前後の実施形態に記載の再生利用可能な全ポリエチレン積層フィルム構造。
実施形態7.バリア接着剤層(D)が、構造フィルム層(A)とは反対側の別のフィルム層(E)と接触している、実施形態6に記載の再生利用可能な全ポリエチレン積層フィルム構造。
実施形態8.構造が、1つよりも多い中間フィルム層(B)を備える、任意の前後の実施形態に記載の再生利用可能な全ポリエチレン積層フィルム構造。
実施形態9.可撓性包装での使用に好適な再生利用可能な全ポリエチレン積層フィルム構造であって、
(A)本質的にエチレン/オクテンインターポリマーおよび低密度ポリエチレンからなるシーラントフィルム層と、
(B)本質的に高密度ポリエチレンからなる中間フィルム層と、
(C)本質的にエチレン/オクテンインターポリマーおよび低密度ポリエチレンからなる構造フィルム層と、
(D)バリア接着剤層と、を備え、
再生利用可能な全ポリエチレン積層フィルム構造は、ASTM法D3985に従って測定された、100cc/m/日以下の酸素透過率を有する、再生利用可能な全ポリエチレン積層フィルム構造。
実施形態10.低密度ポリエチレンが、0.94g/cm以下の密度、および126℃以下のピーク融点を有する、可撓性包装での使用に好適な再生利用可能な全ポリエチレン積層フィルム構造。
実施形態11.高密度ポリエチレンが、0.94g/cm以上の密度、および120~135℃の範囲内のピーク融点を有する、可撓性包装での使用に好適な再生利用可能な全ポリエチレン積層フィルム構造。
実施形態12.シーラントフィルム層(A)、中間フィルム層(B)、および構造フィルム層(C)が、共押出フィルムを形成し、中間フィルム層(B)が、シーラントフィルム層(A)と構造フィルム層(C)との間に配設され、バリア接着剤層(D)が、中間フィルム層(B)とは反対側の構造フィルム層(C)の表面上に配設されている、任意の前後の実施形態に記載の再生利用可能な全ポリエチレン積層フィルム構造。
実施形態13.バリア接着剤層(D)が、構造フィルム層(A)とは反対側の別のフィルム層(E)と接触している、任意の前後の実施形態に記載の再生利用可能な全ポリエチレン積層フィルム構造。
実施形態14.構造が、1つよりも多い中間フィルム層(B)を備える、任意の前後の実施形態に記載の再生利用可能な全ポリエチレン積層フィルム構造。
実施形態15.バリア接着剤層(D)が、接着剤を含み、接着剤が、
単一種のポリイソシアネートを含むイソシアネート成分と、
実質的に混和性の固体としてキャリア溶媒中に組み込まれたヒドロキシル末端ポリエステルを含むイソシアネート反応性成分と、を含み、ポリエステルが、末端ヒドロキシル基および2~10個の炭素原子を有する単一種の直鎖状脂肪族ジオールと、直鎖状ジカルボン酸と、から形成され、ポリエステルが、300~5,000の数平均分子量を有し、
25℃で固体であり、80℃以下の融点を有する、任意の前後の実施形態に記載の再生利用可能な全ポリエチレン積層フィルム構造。
実施形態16.ヒドロキシル末端ポリエステルが、C~Cジオールと、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、およびそれらの組み合わせから選択されるジカルボン酸と、から形成されている、任意の前後の実施形態に記載の再生利用可能な全ポリエチレン積層フィルム構造。
実施形態17.ポリイソシアネートが、高分子ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI三量体イソシアヌレート)、メチレンジフェニルジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタン4,4’-ジイソシアネート、およびトルエンジイソシアネートから選択される、任意の前後の実施形態に記載の再生利用可能な全ポリエチレン積層フィルム構造。
実施形態18.キャリア溶媒が、酢酸エチル、メチルエチルケトン、ジオキソラン、アセトン、およびそれらの組み合わせから選択される、任意の前後の実施形態に記載の再生利用可能な全ポリエチレン積層フィルム構造。
実施形態19.イソシアネート反応性成分が、アクリレート粘度調整剤をさらに含む、任意の前後の実施形態に記載の再生利用可能な全ポリエチレン積層フィルム構造。
実施形態20.バリア接着剤層中のイソシアネート成分とイソシアネート反応性成分との比が、1:1~2:1である、任意の前後の実施形態に記載の再生利用可能な全ポリエチレン積層フィルム構造。
実施形態21.任意の前後の実施形態に記載の再生利用可能な全ポリエチレン積層フィルム構造を備える物品。
実施形態22.物品が、可撓性包装である、実施形態21に記載の物品。
実施形態23.物品が、スタンドアップパウチである、実施形態21に記載の物品。

Claims (6)

  1. 可撓性包装での使用に好適な再生利用可能な全ポリエチレン積層フィルム構造であって、
    エチレン系ポリマーからなる第1のフィルム層と、
    エチレン系ポリマーからなる第2のフィルム層と、
    バリア接着剤層であって、前記第1のフィルム層が、前記バリア接着剤層により前記第2のフィルム層に結合されている、前記バリア接着剤層と
    のみからなり、
    前記再生利用可能な全ポリエチレン積層フィルム構造は、ASTM法D3985に従って測定された、100ccO/m/日以下の酸素透過率を有し、
    前記第1のフィルム層および前記第2のフィルム層の各々は、
    (A)エチレン/オクテンインターポリマーおよび低密度ポリエチレンからなるシーラントフィルム層と、
    (B)高密度ポリエチレンからなる中間フィルム層と、
    (C)エチレン/オクテンインターポリマーおよび低密度ポリエチレンからなる構造フィルム層と
    を含み、
    前記シーラントフィルム層(A)、前記中間フィルム層(B)、および前記構造フィルム層(C)が、共押出フィルムを形成し、前記中間フィルム層(B)が、前記シーラントフィルム層(A)と前記構造フィルム層(C)との間に配設され、前記バリア接着剤層が、前記中間フィルム層(B)とは反対側の前記構造フィルム層(C)の表面上に配設されており、
    前記バリア接着剤層が、接着剤を含み、前記接着剤が、
    単一種のポリイソシアネートを含むイソシアネート成分と、
    実質的に混和性の固体としてキャリア溶媒中に組み込まれたヒドロキシル末端ポリエステルを含むイソシアネート反応性成分と、を含み、前記ポリエステルが、末端ヒドロキシル基および2~10個の炭素原子を有する単一種の直鎖状脂肪族ジオールから形成され、前記ポリエステルが、300~5,000の数平均分子量を有し、25℃で固体であり、80℃以下の融点を有する、
    前記再生利用可能な全ポリエチレン積層フィルム構造。
  2. 前記低密度ポリエチレンが、0.94g/cm以下の密度、および126℃以下のピーク融点を有する、請求項に記載の再生利用可能な全ポリエチレン積層フィルム構造。
  3. 前記高密度ポリエチレンが、0.94g/cm以上の密度、および120~135℃の範囲内のピーク融点を有する、請求項に記載の再生利用可能な全ポリエチレン積層フィルム構造。
  4. 前記中間フィルム層(B)が2つ以上含まれている、請求項に記載の再生利用可能な全ポリエチレン積層フィルム構造。
  5. 前記ヒドロキシル末端ポリエステルが、C~Cジオールと、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、およびそれらの組み合わせから選択されるジカルボン酸とから形成されている、請求項に記載の再生利用可能な全ポリエチレン積層フィルム構造。
  6. 前記イソシアネート反応性成分が、アクリレート粘度調整剤をさらに含む、請求項に記載の再生利用可能な全ポリエチレン積層フィルム構造。
JP2020504704A 2017-07-31 2018-05-09 バリア接着層を有する全ポリエチレン積層フィルム構造 Active JP7216706B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201762539115P 2017-07-31 2017-07-31
US62/539,115 2017-07-31
PCT/US2018/031722 WO2019027527A1 (en) 2017-07-31 2018-05-09 ENTIRELY POLYETHYLENE LAMINATED FILM STRUCTURES HAVING A BARRIER ADHESIVE LAYER

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020529935A JP2020529935A (ja) 2020-10-15
JP7216706B2 true JP7216706B2 (ja) 2023-02-01

Family

ID=62751523

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020504704A Active JP7216706B2 (ja) 2017-07-31 2018-05-09 バリア接着層を有する全ポリエチレン積層フィルム構造

Country Status (9)

Country Link
US (2) US11472167B2 (ja)
EP (1) EP3661741A1 (ja)
JP (1) JP7216706B2 (ja)
CN (1) CN111051053A (ja)
AR (1) AR112515A1 (ja)
MX (1) MX2020001151A (ja)
RU (1) RU2768814C2 (ja)
TW (1) TW201910461A (ja)
WO (1) WO2019027527A1 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7216706B2 (ja) 2017-07-31 2023-02-01 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー バリア接着層を有する全ポリエチレン積層フィルム構造
CA3148387A1 (en) * 2019-09-20 2021-03-25 Nova Chemicals Corporation Stand up pouch with recycled polyethylene
US11987026B2 (en) 2020-05-27 2024-05-21 Proampac Holdings Inc. Recyclable laminated polyolefin-based film structures
CA3179436A1 (en) 2020-05-27 2021-12-02 Alexander David Jones Recyclable laminated polyolefin-based film structures
CA3183380A1 (en) 2020-07-24 2022-01-27 Alexander David Jones High clarity, recyclable, polyethylene-based packaging films
WO2022102490A1 (ja) * 2020-11-10 2022-05-19 Dic株式会社 ガスバリア性積層体、包装材
US20240001656A1 (en) 2020-12-08 2024-01-04 Dow Global Technologies Llc Article
WO2022125246A1 (en) 2020-12-08 2022-06-16 Dow Global Technologies Llc Article
US11945196B2 (en) 2021-07-29 2024-04-02 Peak Nano Films, LLC Films and sheets having microlayers and nanolayers including recycled content
AR130762A1 (es) * 2022-10-18 2025-01-15 Dow Global Technologies Llc Laminado con película multicapa orientada en dirección de la máquina
WO2024229647A1 (en) * 2023-05-08 2024-11-14 Dow Global Technologies Llc Metallized laminate material with superior barrier performance
EP4506166A1 (de) 2023-08-10 2025-02-12 Covestro Deutschland AG Verfahren zur herstellung eines recyclefähigen monomaterial-mehrschichtsystems

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016537216A (ja) 2013-10-15 2016-12-01 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー 低減した酸素透過率を有する積層体を作製する方法
WO2016196168A1 (en) 2015-05-29 2016-12-08 Dow Global Technologies Llc Coated films and packages formed from same
WO2017102704A1 (en) 2015-12-15 2017-06-22 Borealis Ag Polyethylene based laminated film structure with barrier properties
JP2017518205A (ja) 2014-05-15 2017-07-06 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー バリアフィルム、その製造方法、及びそれを含む物品

Family Cites Families (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USB632416I5 (ja) 1956-03-01 1976-03-09
CA849081A (en) 1967-03-02 1970-08-11 Du Pont Of Canada Limited PRODUCTION OF ETHYLENE/.alpha.-OLEFIN COPOLYMERS OF IMPROVED PHYSICAL PROPERTIES
US3726825A (en) * 1971-03-15 1973-04-10 Diamond Shamrock Corp Polyurethane coating for moisture vapor barrier
US3914342A (en) 1971-07-13 1975-10-21 Dow Chemical Co Ethylene polymer blend and polymerization process for preparation thereof
US3900424A (en) 1972-07-21 1975-08-19 Nippon Oil Seal Ind Co Ltd Catalyst for copolymerizing epoxy compounds with carbon dioxide
US4142021A (en) * 1977-06-01 1979-02-27 Air Products And Chemicals, Inc. Oxygen barrier laminate films including a polyalkylene carbonate adhesive
US4599392A (en) 1983-06-13 1986-07-08 The Dow Chemical Company Interpolymers of ethylene and unsaturated carboxylic acids
US5272236A (en) 1991-10-15 1993-12-21 The Dow Chemical Company Elastic substantially linear olefin polymers
US5278272A (en) 1991-10-15 1994-01-11 The Dow Chemical Company Elastic substantialy linear olefin polymers
US5582923A (en) 1991-10-15 1996-12-10 The Dow Chemical Company Extrusion compositions having high drawdown and substantially reduced neck-in
US5491011A (en) 1994-01-25 1996-02-13 Colgate-Palmolive Company Thermoplastic multilayer ethylene polymer sheet for containment of odoriferous product components
US5693488A (en) 1994-05-12 1997-12-02 The Rockefeller University Transmembrane tyrosine phosphatase, nucleic acids encoding the same, and methods of use thereof
UY24071A1 (es) * 1994-10-27 1996-03-25 Coca Cola Co Recipiente y metodo para hacer un recipiente de naftalato de polietileno y copolimeros del mismo
US6124006A (en) 1995-04-19 2000-09-26 Capitol Specialty Plastics, Inc. Modified polymers having controlled transmission rates
TW436517B (en) * 1995-07-27 2001-05-28 Morton Int Inc Aqueous latex adhesive-forming composition and method of making laminate
JP3258534B2 (ja) 1995-07-28 2002-02-18 タイコエレクトロニクスアンプ株式会社 雌型コンタクト
US6764751B2 (en) 1996-10-03 2004-07-20 Exxonmobil Oil Corporation Coated multilayer polyethylene film
NZ331408A (en) * 1997-09-17 1999-10-28 Morton Int Inc Solvent free urethane adhesive composition containing a mixture of hydroxy-terminated polyester and diisocyanate
EP1300238B1 (en) * 2001-09-27 2014-08-27 Flexopack S A Multilayer packaging film and process
US7486053B2 (en) 2005-06-17 2009-02-03 Hamilton Sundstrand Corporation Power manager for an electrical power generator
AU2008254045B2 (en) 2007-05-21 2013-02-14 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. Amine epoxy resin curing agent, gas barrier epoxy resin composition comprising the curing agent, coating agent, and adhesive agent for laminate
GB2457294A (en) 2008-02-08 2009-08-12 Sun Chemical Ltd Oxygen barrier coating composition
SE532388C2 (sv) * 2008-03-14 2010-01-12 Tetra Laval Holdings & Finance Förpackningslaminat och -behållare med två separata gasbarriärskikt samt metod för deras framställning
EP2501765B1 (en) 2009-11-20 2016-02-10 Sun Chemical B.V. Gas barrier coatings
US10035640B2 (en) 2013-03-06 2018-07-31 Mitsubishi Has Chemical Company, Inc. Oxygen-absorbing multilayer body, oxygen-absorbing container, oxygen-absorbing airtight container, oxygen-absorbing push-through pack, and storage method using same
JP7216706B2 (ja) 2017-07-31 2023-02-01 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー バリア接着層を有する全ポリエチレン積層フィルム構造

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016537216A (ja) 2013-10-15 2016-12-01 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー 低減した酸素透過率を有する積層体を作製する方法
JP2017518205A (ja) 2014-05-15 2017-07-06 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー バリアフィルム、その製造方法、及びそれを含む物品
WO2016196168A1 (en) 2015-05-29 2016-12-08 Dow Global Technologies Llc Coated films and packages formed from same
WO2017102704A1 (en) 2015-12-15 2017-06-22 Borealis Ag Polyethylene based laminated film structure with barrier properties

Also Published As

Publication number Publication date
RU2020107473A3 (ja) 2021-09-03
TW201910461A (zh) 2019-03-16
JP2020529935A (ja) 2020-10-15
WO2019027527A1 (en) 2019-02-07
BR112020002091A2 (pt) 2020-07-28
EP3661741A1 (en) 2020-06-10
MX2020001151A (es) 2020-03-24
US20220324214A1 (en) 2022-10-13
CN111051053A (zh) 2020-04-21
AR112515A1 (es) 2019-11-06
US20200238674A1 (en) 2020-07-30
RU2768814C2 (ru) 2022-03-24
US11858242B2 (en) 2024-01-02
US11472167B2 (en) 2022-10-18
RU2020107473A (ru) 2021-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7216706B2 (ja) バリア接着層を有する全ポリエチレン積層フィルム構造
WO2019189092A1 (ja) 積層体、該積層体からなる包装材料、包装袋およびスタンドパウチ、並びに多層基材
JP7192238B2 (ja) 包装材料用ポリエチレン積層体及び該積層体からなる包装材料
JP2024045489A (ja) 包装材料用ポリエチレン積層体及び該積層体からなる包装材料
JP7192239B2 (ja) 包装材料用ポリエチレン積層体及び該積層体からなる包装材料
CN113195217A (zh) 层压结构和合并有其的软包装材料
JP2023153189A (ja) 積層体、包装材料、包装袋およびスタンドパウチ
TW202019709A (zh) 層壓物及併有層壓物之製品
JP2025020281A (ja) バリア接着剤層を有する積層フィルム構造
CN112512801A (zh) 用于柔性封装材料中的多层膜
JP2023153190A (ja) 積層体、包装材料、包装袋およびスタンドパウチ
JP2022088456A (ja) 包装材料用ポリエチレン積層体及び該積層体からなる包装材料
BR112020002091B1 (pt) Estrutura de filme laminado totalmente em polietileno reciclável
WO2023111735A1 (en) All-pe recyclable laminate with nanoclay coating
JP2023115082A (ja) 包装材料用ポリエチレン積層体及び該積層体からなる包装材料
WO2024229647A1 (en) Metallized laminate material with superior barrier performance
JP2022079510A (ja) 包装材料用ポリエチレン積層体及び該積層体からなる包装材料
JP2023115083A (ja) 包装材料用ポリエチレン積層体及び該積層体からなる包装材料
JP2023156381A (ja) 積層体、包装材料、包装袋およびスタンドパウチ
EP4284860A1 (en) Coated film

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200330

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20200402

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20200512

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210427

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220301

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220525

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220628

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221021

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20221021

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20221031

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20221101

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230120

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7216706

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150