JP7204216B2 - バイオマス(メタ)アクリル共重合体、それを含むコーティング剤及びインク組成物、並びにこれらの製造方法 - Google Patents
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Description
例えば、印刷インクに用いられる溶媒としては、良好な印刷適性の観点から、現在でも芳香族系溶剤やケトン系溶剤が主流であるが、例えば、特許文献1では、アクリル樹脂およびニトロセルロースと、顔料とを、炭素数1~4の低級アルコールを50~70質量%含む溶剤中に含む、シュリンク包装用印刷インク組成物が提案されている。
[1]
(A) 天然高級アルコールでエステル化した(メタ)アクリル酸エステルと、
(B) (メタ)アクリル酸ヒドロキシC1-5アルキルエステル又はヒドロキシC1-5アルキル(メタ)アクリルアミドと、
(C) (メタ)アクリル酸C1-8アルキルエステル又は(メタ)アクリル酸C6-8シクロアルキルエステルと
を重合して得られる、バイオマス(メタ)アクリル共重合体。
[2] (A)成分として、炭素数12以上、好ましくは12~18の直鎖飽和脂肪族アルコールでエステル化した(メタ)アクリル酸エステル、又は炭素数10の脂環式アルコールでエステル化した(メタ)アクリル酸エステルを含み、(C)成分として、(メタ)アクリル酸C1-5アルキルエステル又は(メタ)アクリル酸C6シクロアルキルエステルを含む、[1]に記載のバイオマス(メタ)アクリル共重合体。
[3] バイオマス度が5~50%である、[1]又は[2]に記載のバイオマス(メタ)アクリル共重合体。
[4] (C)成分を、全モノマー中20~80質量%含む、[3]に記載のバイオマス(メタ)アクリル共重合体。
[5] バイオマス度が30~55%であり、(A)成分として、炭素数16以上、好ましくは16~18の直鎖飽和脂肪族天然アルコールでエステル化した(メタ)アクリル酸エステルを全モノマー中30~65質量%含み、(C)成分として、(メタ)アクリル酸C1-2アルキルエステルモノマーを、全モノマー中25~60質量%含む、[1]に記載のバイオマス(メタ)アクリル共重合体。
[6] (B)成分として、(メタ)アクリル酸ヒドロキシC1-3アルキルエステルを含む、[1]~[5]の何れかに記載のバイオマス(メタ)アクリル共重合体。
[7] (A)成分として、融点が30℃以下である前記(メタ)アクリル酸エステルを含む、[1]~[6]の何れかに記載のバイオマス(メタ)アクリル共重合体。
[8] (B)成分を、全モノマー中5~15質量%含む、[1]~[7]の何れかに記載のバイオマス(メタ)アクリル共重合体。
[9] ガラス転移温度が40℃以上である、[1]~[8]の何れかに記載のバイオマス(メタ)アクリル共重合体。
[10] 重量平均分子量(GPC法による)が、1万以上である、[1]~[9]の何れかに記載のバイオマス(メタ)アクリル共重合体。
[11] アルコール可溶性である、[1]~[10]の何れかに記載のバイオマス(メタ)アクリル共重合体。
[12] [1]~[11]の何れかに記載のバイオマス(メタ)アクリル共重合体を、アルコールを主成分とする溶媒中に含む、コーティング剤。
[13] [1]~[11]の何れかに記載のバイオマス(メタ)アクリル共重合体と、顔料とを、アルコールを主成分とする溶媒中に含む、インク組成物。
[14]
(A) 天然高級アルコールでエステル化した(メタ)アクリル酸エステル、
(B) (メタ)アクリル酸ヒドロキシC1-5アルキルエステル、
(C) (メタ)アクリル酸C1-8アルキルエステル又は(メタ)アクリル酸C6-8シクロアルキルエステル、
(D) 任意に、重合開始剤、及び
(E) 溶媒
を含む混合物を加熱して重合反応させる、バイオマス(メタ)アクリル共重合体の製造方法。
[15] [1]~[11]の何れかに記載のバイオマス(メタ)アクリル共重合体、又は[14]に記載の方法で得られたバイオマス(メタ)アクリル共重合体を、アルコールを主成分とする溶媒中に溶解する、コーティング剤の製造方法。
[16] [1]~[11]の何れかに記載のバイオマス(メタ)アクリル共重合体、又は[14]に記載の方法で得られたバイオマス(メタ)アクリル共重合体と、顔料とを、アルコールを主成分とする溶媒中に溶解する、インク組成物の製造方法。
「バイオマス」とは、本願明細書では、生物由来の資源の意味で用い、「バイオマス(メタ)アクリル共重合体」とは、生物由来の資源から得られたモノマーを含む成分を重合して得られる(メタ)アクリル共重合体を意味する。
また、本願明細書で用いる場合、「バイオマス度」とは、ASTM D 6866 「Standard Test Methods for Determining the Biobased Content of Natural Range Materials Using Radiocarbon and Isotope Ratio Mass Spectrometry Analysis(放射性炭素と同位体比率重量分析を用いた自然領域の材料のバイオベース率の決定試験法)」によって求められる、「バイオマス(メタ)アクリル共重合体」全体の総炭素質量に対する天然高級アルコールに由来する炭素質量の比率を意味する。
また、本願明細書で用いる場合、「天然高級アルコール」とは、天然に存在する又は天然に存在する脂肪酸エステルから得られる炭素数6以上のアルコールを意味する。具体的には、炭素数6以上の偶数で直鎖の脂肪族アルコール、又は炭素数10の脂環式アルコールが該当する。
また、本明細書において、「(メタ)アクリル」との語は、アクリルおよびメタクリルの双方を包含する意味で用いる。よって、例えば、「(メタ)アクリル酸」との語は、アクリル酸およびメタクリル酸の双方を包含する。同様に、「(メタ)アクリレート」との語は、アクリレートおよびメタクリレートの双方を包含する。
また、特記しない限り、本明細書において「分子量」は、重量平均分子量(昭和電工製SHODEX KF-806Mを用いてGPC法で測定)を意味する。
なお、特記しない限り、各種操作および物性等の測定は室温(20~25℃)/相対湿度40~60%の条件で行っている。
(A) 天然高級アルコールでエステル化した(メタ)アクリル酸エステルと、
(B) (メタ)アクリル酸ヒドロキシC1-5アルキルエステル又はヒドロキシC1-5アルキル(メタ)アクリルアミドと、
(C) (メタ)アクリル酸C1-8アルキルエステル又は(メタ)アクリル酸C6-8シクロアルキルエステルと
を重合して得られる、バイオマス(メタ)アクリル共重合体、これを含むコーティング剤及びインク組成物等の製品、並びにこれらの製造方法に関する。
具体例としては、ラウリル(メタ)アクリレート、セチル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、セテアリル(メタ)アクリレート、ベヘニル(メタ)アクリレートが挙げられ、これらは単独で又は2種以上組み合わせて用いてよい。もっとも、耐ブロッキング性への影響が少ない点で、セチル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、及びセテアリル(メタ)アクリレートが好ましく、結晶化度を高く耐ブロッキング性への影響が小さく、且つアルコール溶解性の点からも影響が小さい点でステアリル(メタ)アクリレートが特に好ましい。
(メタ)アクリル酸ヒドロキシC1-5アルキルエステルとしては、例えば、2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、3-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4-ヒドロキシブチル(メタ)アクリレートが挙げられ、ヒドロキシC1-5アルキル(メタ)アクリルアミドとしては、例えば、N-メチロール(メタ)アクリルアミドが挙げられる。耐ブロッキング性への影響を小さいという点で、(メタ)アクリル酸ヒドロキシC1-3アルキルエステルが好ましく、(メタ)アクリル酸ヒドロキシC1-2アルキルエステルがより好ましい。
(メタ)アクリル酸C1-8アルキルエステルとしては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、2-エチルヘキシル(メタ)アクリレート、n-ブチル(メタ)アクリレート、i-ブチル(メタ)アクリレート、t-ブチル(メタ)アクリレート等が挙げられ、(メタ)アクリル酸C6-8シクロアルキルエステルとしては、例えば、シクロヘキシル(メタ)アクリレート等が挙げられる。これらは単独で用いてもよいし2種以上組み合わせてもよい。
含有量を少なく(従って、モノマー成分(A)の含有量を多くしてバイオマス度を高めることができる)しながら、優れた耐ブロッキング性を付与するためには、(メタ)アクリル酸C1-5アルキルが好ましく、(メタ)アクリル酸C1-3アルキルがより好ましく、(メタ)アクリル酸C1-2アルキルがさらに好ましく、(メタ)アクリル酸メチルが特に好ましい。
共重合体である(メタ)アクリル系重合体のガラス転移温度は、下記(1)に示すFoxの式より算出できる。
1/Tg=Wa/Tga+Wb/Tgb+・・・Wn/Tgn (1)
Tg:共重合体のガラス転移温度(K)
Tga:モノマーAのホモポリマーのガラス転移温度(K)
Wa:モノマーAの重量分率
Tgb:モノマーBのホモポリマーのガラス転移温度(K)
Wb:モノマーBの重量分率
Tgn:モノマーNのホモポリマーのガラス転移温度(K)
Wn:モノマーNの重量
(Wa+Wb+・・・+Wn=1)
モノマーAのホモポリマーのガラス転移温度(K)は200~320Kが好ましく、モノマーBのホモポリマーのガラス転移温度(K)は200~371Kが好ましく、モノマーCのホモポリマーのガラス転移温度(K)は283~378Kが好ましい。
なお、重合体のガラス転移温度は、公知の示差走査熱量測定(DSC)によって求めることができる。
本発明のバイオマス(メタ)アクリル共重合体の重量平均分子量は、有機溶媒や他樹脂との親和性および塗膜の硬度を向上させる観点から、好ましくは10,000~150,000であり、より好ましくは30,000~120,000である。なお、分子量は、例えば、モノマー濃度、モノマーの量に対する触媒及び/又は重合開始剤の量を調整したり、連鎖移動剤を使用することで、変えることができる。
本発明のバイオマス(メタ)アクリル共重合体は、特に限定されず、溶液重合法、塊状重合法、乳化重合法、懸濁重合法、逆相懸濁重合法、薄膜重合法、噴霧重合法など従来公知の方法を用いて製造することができる。重合制御の方法としては、断熱重合法、温度制御重合法、等温重合法などが挙げられる。中でも、分子量の調節が容易であり、また不純物の量も少ないことから、重合開始剤(好ましくは、熱重合開始剤)を用いた溶液重合法が好ましい。
基材への塗布は、例えば、膜厚が3μ~10μとなる量の組成物を塗布する。
塗布方法は、特に制限されず、例えば、ワイヤーバーによるコーティング、スピンコーティング、ディップコーティングなどの公知の手法を採用することができる。また、ダイコーター、グラビアコーター、コンマコーターなどの連続塗布装置で塗布してもよい。
インク等の顔料を含む組成物では、グラビア版を用いてグラビア印刷方式にて印刷してもよい。基材は特に制限はされないが、典型例としてプラスチックフィルムを挙げることができる。プラスチックフィルムは、処理または未処理のポリエチレン、処理または未処理のポリプロピレンなどの延伸及び無延伸ポリオレフィンフィルム、ポリエステル、ポリスチレン、ナイロン、セロファン、ビニロン等のフィルムが例示される。これらのプラスチックフィルムは、予め防曇剤の塗工、練り込み、マット剤の表面塗工、練り込み等により、加工されてもよい。
温度計、還流冷却器、攪拌機、滴下ロート等を備えた反応容器に、溶媒として、酢酸エチル192gとイソプロピルアルコール48gを仕込み、沸点(約78℃)になるまで加温し保持した。
天然高級アルコールでエステル化した(メタ)アクリル酸エステル(A)として、40℃で、24時間かけて液状化させたステアリルメタクリレート(製品名:エヌジェルブCM-18、新日本理化株式会社製、融点29.4℃)192gと、(メタ)アクリル酸ヒドロキシC1-5アルキルエステル(B)として、2-ヒドロキシエチルメタクリレート(製品名:ライトエステルHOM、共栄社化学工業株式会社製)48gと、(メタ)アクリル酸C1-5アルキルエステル(C)として、メチルメタクリレート(製品名:アクリエステルM、三菱ケミカル株式会社製)240gとを混合し、得られた混合液中に、重合開始剤として、2,2'-アゾビスイソブチロニトリル(AIBN、大塚化学株式会社製)5.4gを入れ溶解した。得られたモノマーと開始剤の混合液を沸点(78~85℃)にて均一の速度で2時間かけて滴下し、滴下後1時間温度を維持した。
得られた無色透明のポリマー溶液は、固形分40.0%、粘度300mPa・S、重量平均分子量55000(昭和電工製SHODEX KF-806Mを用いてGPC法で測定)であった。
温度計、還流冷却器、攪拌機、滴下ロート等を備えた反応容器に、溶媒として、酢酸エチル150gとイソプロピルアルコール48gを仕込み、沸点(約78℃)になるまで加温し保持した。
得られた無色透明のポリマー溶液は、固形分40.0%、粘度1250mPa・S、重量平均分子量100000(昭和電工製SHODEX KF-806Mを用いてGPC法で測定)であった。
温度計、還流冷却器、攪拌機、滴下ロート等を備えた反応容器に、溶媒として、酢酸エチル192gとイソプロピルアルコール48gを仕込み、沸点(約78℃)になるまで加温し保持した。
得られた無色透明のポリマー溶液は、固形分40.0%、粘度100mPa・S、重量平均分子量57000(昭和電工製SHODEX KF-806Mを用いてGPC法で測定)であった。
得られた無色透明のポリマー溶液は、固形分40.0%、粘度235mPa・S、重量平均分子量68000(昭和電工製SHODEX KF-806Mを用いてGPC法で測定)であった。
得られた無色透明のポリマー溶液は、固形分40.0%、粘度200mPa・S、重量平均分子量50000(昭和電工製SHODEX KF-806Mを用いてGPC法で測定)であった。
得られた無色透明のポリマー溶液は、固形分40.0%、粘度500mPa・S、重量平均分子量50000(昭和電工製SHODEX KF-806Mを用いてGPC法で測定)であった。
得られた無色透明のポリマー溶液は、固形分40.0%、粘度540mPa・S、重量平均分子量50000(昭和電工製SHODEX KF-806Mを用いてGPC法で測定)であった。
得られた無色透明のポリマー溶液は、固形分38.8%、粘度190mPa・S、重量平均分子量64000(昭和電工製SHODEX KF-806Mを用いてGPC法で測定)であった。
LMA:ラウリルメタクリレート
VA :ベヘニルアクリレート
2HEMA:2-ヒドロキシエチルメタクリレート
MMA:メチルメタクリレート
BMA:ブチルメタクリレート
PA溶解性:以下の基準で目視で評価した。
◎:任意の希釈ができる
〇:IPAを50質量%入れると白濁する
×:IPAを50質量%入れるとポリマー分が沈殿する。
1.試験試料の調製
各実施例及び比較例で調製したバイオマス(メタ)アクリル共重合体(固形分40%)10部をイソプロピルアルコール10部で希釈して固形分20%に調整した。そのコーティング剤をポリスチレンフィルム(収縮性ポリスチレンフィルム、シーアイ化成株式会社製)にワイヤーバーNo16でドライ膜厚5μになるように塗膜を形成した。
塗膜を形成した2枚のポリスチレンフィルムを、塗膜面同士で張り合わせて300gの荷重を加え、50℃、80%の相対湿度の雰囲気下で24時間保持し、その後2枚のポリスチレンフィルムを剥がし、以下の基準で評価した。
◎:まったく変化がない
〇:点剥離がある。
×:剥がしたときに全面的に剥離がある
上述した固形分20%に調整した際のバイオマス(メタ)アクリル共重合体溶液の外観を目視で観察して、以下の基準で評価した。
◎:無色透明で外観に変化なし
〇:白濁したが、沈殿物はない
×:沈殿した
比較例1で得られた共重合体は、実施例1~5で得られた共重合体と同様に、耐ブロッキング性及びIPAの溶解性の物性は良好ではあるが、天然高級アルコールでエステル化した(メタ)アクリル酸エステルをモノマー組成に含まず、バイオマス度は0%である。従って、環境に配慮した設計ではない。
比較例2で得られた共重合体は、モノマー成分(A)として、ラウリルメタクリレート(ホモポリマーTg:208℃)のみを用いてバイオマス度を22.5%としたバイオマス(メタ)アクリル共重合体であるが、共重合体のガラス転移温度が20℃になり被膜の耐ブロッキング性が著しく悪化した。実施例1乃至5及び比較例1との比較から、バイオマス度の低い共重合体であれば、モノマー成分(A)を、ラウリルメタクリレートのみとすることも可能と推測されるが、バイオマス度の高い共重合体とする場合には、モノマー成分(A)に、より炭素数の多い天然高級アルコールでエステル化した(メタ)アクリル酸エステルを含ませる必要があることが理解される。
比較例3及び4で得られた共重合体は、2ヒドロキシエチルメタクリレートを含まないモノマー組成で調製された重合体であり、比較例3では、重合溶液は得られたものの、IPAの溶解性が著しく低く、比較例4で得られた共重合体にいたっては、酢酸エチル及びイソプロピルアルコールの混合溶媒で希釈した時点で、白色沈殿を生じた。従って、いずれの共重合体も、インク、コーティング剤としての利用は困難であった。
比較例5~6で得られた共重合体は、は、モノマー成分(A)にベヘニルアクリレートを含ませてバイオマス度を35.2%及び34.0%としたバイオマス(メタ)アクリル共重合体であるが、酢酸エチル及びイソプロピルアルコールの混合溶媒で希釈した時点で、白色沈殿を生じた。比較例7で得られた共重合体は、モノマー成分(A)として、ベヘニルアクリレートをより少ない量(10重量%、バイオマス度を8.8%)含有させて得たバイオマス(メタ)アクリル共重合体であり、重合溶液は得られたが、IPAの溶解性が著しく低く、インク、コーティング剤としての利用は困難であった。比較例5乃至7の結果は、ベヘニルアクリレートをモノマーに含ませた結果、共重合体の結晶性(ベヘニルアクリレートの融点:46℃)が高くなり、アルコールの溶解性が低下したものと推察される。従って、溶媒としてアルコールを用いる組成では、より融点の低いモノマー成分(A)を選択することが望ましいことが理解される。なお、比較例1との比較から、比較例7より更にバイオマス度の低い共重合体としたり、より融点の低いモノマー成分(A)の重量比をより多くしたり、モノマー成分(B)の含有量を調整すれば、モノマー成分(A)に、ベヘニルアクリレートを含ませることは可能と推察される。
Claims (16)
- (A) 炭素数12~20の直鎖飽和脂肪族天然アルコールでエステル化した(メタ)アクリル酸エステル、又は炭素数10の脂環式アルコールでエステル化した(メタ)アクリル酸エステルと、
(B) (メタ)アクリル酸ヒドロキシC1-5アルキルエステル又はヒドロキシC1-5アルキル(メタ)アクリルアミドと、
(C) (メタ)アクリル酸C1-8アルキルエステル又は(メタ)アクリル酸C6-8シクロアルキルエステルと
を重合して得られる、バイオマス(メタ)アクリル共重合体であって、
(A)成分は、少なくとも炭素数16から20の直鎖飽和脂肪族天然アルコールでエステル化した(メタ)アクリル酸エステルを含み、前記炭素数16から20の直鎖飽和脂肪族天然アルコールでエステル化した(メタ)アクリル酸エステルは、全モノマー中30~65質量%含み、
(B)成分は、全モノマー中5~15質量%含み、
(C)成分は、(メタ)アクリル酸C1-2アルキルエステルモノマーを含み、前記(メタ)アクリル酸C1-2アルキルエステルモノマーは、全モノマー中25~60質量%含み、
ガラス転移温度が40℃以上である、バイオマス(メタ)アクリル共重合体。 - (A) 炭素数12~20の直鎖飽和脂肪族天然アルコールでエステル化した(メタ)アクリル酸エステル、又は炭素数10の脂環式アルコールでエステル化した(メタ)アクリル酸エステル、
(B) (メタ)アクリル酸ヒドロキシC 1-5 アルキルエステル又はヒドロキシC 1-5 アルキル(メタ)アクリルアミド、および
(C) (メタ)アクリル酸C 1-8 アルキルエステル又は(メタ)アクリル酸C 6-8 シクロアルキルエステル
を重合して得られる、バイオマス(メタ)アクリル共重合体を、アルコールを主成分とする溶媒中に含む、コーティング剤であって、
(A)成分は、少なくとも炭素数16から20の直鎖飽和脂肪族天然アルコールでエステル化した(メタ)アクリル酸エステルを含み、前記炭素数16から20の直鎖飽和脂肪族天然アルコールでエステル化した(メタ)アクリル酸エステルは、全モノマー中30~65質量%含み、
(B)成分は、全モノマー中5~15質量%含み、
(C)成分は、(メタ)アクリル酸C 1-2 アルキルエステルモノマーを含み、前記(メタ)アクリル酸C 1-2 アルキルエステルモノマーは、全モノマー中25~60質量%含む、コーティング剤。 - (A) 炭素数12~20の直鎖飽和脂肪族天然アルコールでエステル化した(メタ)アクリル酸エステル、又は炭素数10の脂環式アルコールでエステル化した(メタ)アクリル酸エステル、
(B) (メタ)アクリル酸ヒドロキシC 1-5 アルキルエステル又はヒドロキシC 1-5 アルキル(メタ)アクリルアミド、および
(C) (メタ)アクリル酸C 1-8 アルキルエステル又は(メタ)アクリル酸C 6-8 シクロアルキルエステル
を重合して得られる、バイオマス(メタ)アクリル共重合体と、顔料とを、アルコールを主成分とする溶媒中に含む、インク組成物であって、
(A)成分は、少なくとも炭素数16から20の直鎖飽和脂肪族天然アルコールでエステル化した(メタ)アクリル酸エステルを含み、前記炭素数16から20の直鎖飽和脂肪族天然アルコールでエステル化した(メタ)アクリル酸エステルは、全モノマー中30~65質量%含み、
(B)成分は、全モノマー中5~15質量%含み、
(C)成分は、(メタ)アクリル酸C 1-2 アルキルエステルモノマーを含み、前記(メタ)アクリル酸C 1-2 アルキルエステルモノマーは、全モノマー中25~60質量%含む、インク組成物。 - 前記バイオマス(メタ)アクリル共重合体は、(A)成分として、融点が30℃以下である前記(メタ)アクリル酸エステルを含む、請求項2または3に記載のコーティング剤またはインク組成物。
- 前記バイオマス(メタ)アクリル共重合体は、(C)成分を、全モノマー中20~80質量%含む、請求項2から4の何れか1項に記載のコーティング剤またはインク組成物。
- 前記バイオマス(メタ)アクリル共重合体は、(B)成分として、(メタ)アクリル酸ヒドロキシC1-3アルキルエステルを含む、請求項2から5の何れか1項に記載のコーティング剤またはインク組成物。
- 前記バイオマス(メタ)アクリル共重合体は、バイオマス度が5~55%である、請求項2から6の何れか1項に記載のコーティング剤またはインク組成物。
- 前記バイオマス(メタ)アクリル共重合体は、バイオマス度が30~55%である、請求項7に記載のコーティング剤またはインク組成物。
- 前記バイオマス(メタ)アクリル共重合体は、ガラス転移温度が40℃以上である、請求項2から8の何れか1項に記載のコーティング剤またはインク組成物。
- 前記バイオマス(メタ)アクリル共重合体は、重量平均分子量(GPC法による)が、1万以上である、請求項2から9の何れか1項に記載のコーティング剤またはインク組成物。
- 前記バイオマス(メタ)アクリル共重合体は、アルコール可溶性である、請求項2から10の何れか1項に記載のコーティング剤またはインク組成物。
- (A) 炭素数12~20の直鎖飽和脂肪族天然アルコールでエステル化した(メタ)アクリル酸エステル、又は炭素数10の脂環式アルコールでエステル化した(メタ)アクリル酸エステル、
(B) (メタ)アクリル酸ヒドロキシC1-5アルキルエステル又はヒドロキシC1-5アルキル(メタ)アクリルアミド、
(C) (メタ)アクリル酸C1-8アルキルエステル又は(メタ)アクリル酸C6-8シクロアルキルエステル、
(D) 任意に、重合開始剤、及び
(E) 溶媒
を含む混合物を加熱して重合反応させる、バイオマス(メタ)アクリル共重合体の製造方法であって、
(A)成分は、少なくとも炭素数16から20の直鎖飽和脂肪族天然アルコールでエステル化した(メタ)アクリル酸エステルを含み、前記炭素数16から20の直鎖飽和脂肪族天然アルコールでエステル化した(メタ)アクリル酸エステルは、全モノマー中30~65質量%含み、
(B)成分を、全モノマー中5~15質量%含み、
(C)成分は、(メタ)アクリル酸C1-2アルキルエステルモノマーを含み、前記(メタ)アクリル酸C1-2アルキルエステルモノマーは、全モノマー中25~60質量%含む、製造方法。 - (A)炭素数12~20の直鎖飽和脂肪族天然アルコールでエステル化した(メタ)アクリル酸エステル、又は炭素数10の脂環式アルコールでエステル化した(メタ)アクリル酸エステル、(B)(メタ)アクリル酸ヒドロキシC 1-5 アルキルエステル又はヒドロキシC 1-5 アルキル(メタ)アクリルアミド、および(C)(メタ)アクリル酸C 1-8 アルキルエステル又は(メタ)アクリル酸C 6-8 シクロアルキルエステルを重合して得られる、バイオマス(メタ)アクリル共重合体、又は請求項12に記載の方法で得られたバイオマス(メタ)アクリル共重合体を、アルコールを主成分とする溶媒中に溶解する、コーティング剤の製造方法。
- (A)炭素数12~20の直鎖飽和脂肪族天然アルコールでエステル化した(メタ)アクリル酸エステル、又は炭素数10の脂環式アルコールでエステル化した(メタ)アクリル酸エステル、(B)(メタ)アクリル酸ヒドロキシC 1-5 アルキルエステル又はヒドロキシC 1-5 アルキル(メタ)アクリルアミド、および(C)(メタ)アクリル酸C 1-8 アルキルエステル又は(メタ)アクリル酸C 6-8 シクロアルキルエステルを重合して得られる、バイオマス(メタ)アクリル共重合体、又は請求項12に記載の方法で得られたバイオマス(メタ)アクリル共重合体と、顔料とを、アルコールを主成分とする溶媒中に溶解する、インク組成物の製造方法。
- (1)
(A) 炭素数12~20の直鎖飽和脂肪族天然アルコールでエステル化した(メタ)アクリル酸エステル、又は炭素数10の脂環式アルコールでエステル化した(メタ)アクリル酸エステル、
(B) (メタ)アクリル酸ヒドロキシC1-5アルキルエステル又はヒドロキシC1-5アルキル(メタ)アクリルアミド、および
(C) (メタ)アクリル酸C1-8アルキルエステル又は(メタ)アクリル酸C6-8シクロアルキルエステル
を重合して得られる、バイオマス(メタ)アクリル共重合体を、
(2)アルコールを主成分とする溶媒中に溶解している、コーティング剤
であって、
(A)成分は、少なくとも炭素数16から20の直鎖飽和脂肪族天然アルコールでエステル化した(メタ)アクリル酸エステルを含み、
(B)成分は、全モノマー中5~15質量%含み、
(C)成分は、(メタ)アクリル酸C1-2アルキルエステルモノマーを含み、前記(メタ)アクリル酸C1-2アルキルエステルモノマーは、全モノマー中25~60質量%含む、コーティング剤。 - (1)
(A) 炭素数12~20の直鎖飽和脂肪族天然アルコールでエステル化した(メタ)アクリル酸エステル、又は炭素数10の脂環式アルコールでエステル化した(メタ)アクリル酸エステル、
(B) (メタ)アクリル酸ヒドロキシC1-5アルキルエステル又はヒドロキシC1-5アルキル(メタ)アクリルアミド、および
(C) (メタ)アクリル酸C1-8アルキルエステル又は(メタ)アクリル酸C6-8シクロアルキルエステル
を重合して得られる、バイオマス(メタ)アクリル共重合体と、
(2)顔料とを、
(3)アルコールを主成分とする溶媒中に溶解している、インク組成物
であって、
(A)成分は、少なくとも炭素数16から20の直鎖飽和脂肪族天然アルコールでエステル化した(メタ)アクリル酸エステルを含み、
(B)成分は、全モノマー中5~15質量%含み、
(C)成分は、(メタ)アクリル酸C1-2アルキルエステルモノマーを含み、前記(メタ)アクリル酸C1-2アルキルエステルモノマーは、全モノマー中25~60質量%含む、インク組成物。
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