JP7197173B2 - 用時溶解システム - Google Patents
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Description
前記先端部から後方に延在するスパウトであって、該スパウトの内部空間は、前記先端孔と連通している、前記スパウトと、前記スパウトの内部空間内を軸方向に摺動可能に構成されたピストンと、前記ピストンから軸方向に延在するプランジャ部と、を備え、前記プランジャ部を、前記スパウトから離れるように引くことによって前記ピストンが前記先端部から離れるように移動し、これによって前記先端孔を通って前記溶解液が前記スパウトの内部空間に流入し、前記プランジャ部を、前記スパウトに近づけるように押すことによって前記ピストンが前記先端部に接近するように移動し、これによって前記スパウト内の溶液が前記先端孔を通って噴出する。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態に係る用時溶解システムを説明する。
図10には、用時溶解システム1から取り外された噴出器2が示されている。
以上説明した噴出器2は、用時溶解システム1以外の用途にも使用することが可能である。
2 噴出器
3 カプセルホルダー
3a 小径部
3b 大径部
4 溶解液ホルダー
5 用時溶解噴出システム
6 カプセル
7 溶解液
9 溶液
10 開口部(第1の開口部)
11 第1の針部
12 針先端
13 カプセル収容室
14、15 噴出器室
16 開口部(第3の開口部)
16a フランジ
17 針孔部
18 貫通孔
19 シール部
20 リッジ
21 リッジ
22 閉塞端部
23 開口部(第2の開口部)
24 環状リッジ
25 第2の針部
26 ベース
27 針先端
28 液流通用溝(液流通用通路)
28a 液流通用の貫通孔(液流通用通路)
29 シール部
30 溶解液室
31 空気
32 プランジャ部
33 段差
34 先端孔
35 先端部
36 スパウト
37 ハウジング
38 ピストン
39 ピストンロッド
40 第2の係止突起
41 第1の係止突起
42 指掛用フランジ
43 スパウトリング
45 レバー
47 ストッパー
48 シール部
50 プランジャ操作部
51 下端プレート
52 バネ
52a バネの傾斜部
53 ロッド
54 ボス
55 レバー下部
56 レバー返し
57 第1の凹部
58 第2の凹部
59 平坦部
60 溶液
61 導管
70 接続アダプター
71a バイアル側保持部
71b 噴出器側保持部
72 針部
73 貫通孔
77 薬剤粉末
80 バイアル
81 薬液
82 キャップ
90 注射器
91 針
Claims (19)
- 用時溶解システムであって、
中空の内部空間を有して筒状に形成されたカプセルホルダーと、
中空の内部空間を有して筒状に形成された溶解液ホルダーと、
を備え、
前記カプセルホルダーは、
一方の端部に形成された第1の開口部と、
前記カプセルホルダーの内部空間を仕切るように配置された第1の針部であって、該第1の針部は、該第1の針部を貫通する針孔部を有し、該第1の針部の針先端は、前記第1の開口部に向いている、前記第1の針部と、を備え、
前記第1の針部の針先端と前記第1の開口部との間の前記カプセルホルダーの内部空間は、所定の物質を包むカプセルを収容可能なカプセル収容室を形成し、
前記溶解液ホルダーは、
一方の端部において内部空間を閉塞する閉塞端部と、
前記閉塞端部の反対側の端部に形成された第2の開口部と、
前記溶解液ホルダーの内部空間で摺動可能な第2の針部であって、該第2の針部の針先端は、前記第2の開口部に向いている、前記第2の針部と、
を備え、該第2の針部の底面と前記閉塞端部との間の内部空間は、溶解液を入れるための溶解液室を形成し、
前記第2の針部は、前記溶解液が前記溶解液室から出るための溶解液通路を備え、
前記カプセルホルダーと前記溶解液ホルダーとは、前記第1の針部の針先端及び前記第2の針部の針先端とが対向した状態で互いに対して摺動可能に嵌合されており、前記第1の針部の針先端及び前記第2の針部の針先端との間に前記カプセルを配置することが可能であり、
前記カプセルは、初期状態で、前記第1の針部の針先端及び前記第2の針部の針先端により接触された状態で前記カプセル収容室に配置され、前記初期状態で、前記溶解液室は密封されており、
前記初期状態から、前記溶解液ホルダーを前記カプセルホルダーに対して押し込んだとき、互いにより接近した前記第1の針部及び前記第2の針部が前記カプセルの外皮を突き破って該カプセルを開封し、前記所定の物質を前記カプセル収容室内で解放し、さらに前記溶解液室の密封が解除され、これによって前記溶解液が前記溶解液室から前記溶解液通路を通って前記カプセル収容室へと押し出され、該溶解液により、解放された前記所定の物質が溶解されて溶液が生成され、
前記溶解液ホルダーの内壁には、前記第2の針部を摺動可能に保持するため内周囲に亘って延在する、少なくとも1つの環状リッジが形成され、
前記第2の針部の側壁には、外周囲に亘って延在するシール部が設けられ、該シール部は、前記初期状態において、前記閉塞端部に近い上側から前記環状リッジと係合することにより前記溶解液室を密封し、
前記第2の針部には、前記シール部よりも前記針先端に近い位置から該針先端に向かって溶解液を流すための少なくとも1つの液流通用通路が形成されている、用時溶解システム。 - 前記第2の針部が前記カプセルを穿刺する際に該第2の針部が抵抗を受け、押し込まれて移動する前記溶解液ホルダーに対して相対的に前記閉塞端部に近い上側に移動し、これによって前記溶解液室の密封が解除され、溶解液が前記液流通用通路を通って前記カプセル収容室へと流れる、請求項1に記載の用時溶解システム。
- 前記カプセルホルダーは、前記第2の開口部から前記溶解液ホルダー内へと挿入されている、請求項1又は2に記載の用時溶解システム。
- 用時溶解システムであって、
中空の内部空間を有して筒状に形成されたカプセルホルダーと、
中空の内部空間を有して筒状に形成された溶解液ホルダーと、
を備え、
前記カプセルホルダーは、
一方の端部に形成された第1の開口部と、
前記カプセルホルダーの内部空間を仕切るように配置された第1の針部であって、該第1の針部は、該第1の針部を貫通する針孔部を有し、該第1の針部の針先端は、前記第1の開口部に向いている、前記第1の針部と、を備え、
前記第1の針部の針先端と前記第1の開口部との間の前記カプセルホルダーの内部空間は、所定の物質を包むカプセルを収容可能なカプセル収容室を形成し、
前記溶解液ホルダーは、
一方の端部において内部空間を閉塞する閉塞端部と、
前記閉塞端部の反対側の端部に形成された第2の開口部と、
前記溶解液ホルダーの内部空間で摺動可能な第2の針部であって、該第2の針部の針先端は、前記第2の開口部に向いている、前記第2の針部と、
を備え、該第2の針部の底面と前記閉塞端部との間の内部空間は、溶解液を入れるための溶解液室を形成し、
前記第2の針部は、前記溶解液が前記溶解液室から出るための溶解液通路を備え、
前記カプセルホルダーと前記溶解液ホルダーとは、前記第1の針部の針先端及び前記第2の針部の針先端とが対向した状態で互いに対して摺動可能に嵌合されており、前記第1の針部の針先端及び前記第2の針部の針先端との間に前記カプセルを配置することが可能であり、
前記カプセルは、初期状態で、前記第1の針部の針先端及び前記第2の針部の針先端により接触された状態で前記カプセル収容室に配置され、前記初期状態で、前記溶解液室は密封されており、
前記初期状態から、前記溶解液ホルダーを前記カプセルホルダーに対して押し込んだとき、互いにより接近した前記第1の針部及び前記第2の針部が前記カプセルの外皮を突き破って該カプセルを開封し、前記所定の物質を前記カプセル収容室内で解放し、さらに前記溶解液室の密封が解除され、これによって前記溶解液が前記溶解液室から前記溶解液通路を通って前記カプセル収容室へと押し出され、該溶解液により、解放された前記所定の物質が溶解されて溶液が生成され、
前記カプセルホルダーは、前記第2の開口部から前記溶解液ホルダー内へと挿入され、
前記カプセルホルダーには、前記第1の開口部の付近の外周囲に亘ってシール部が設けられている、用時溶解システム。 - 前記溶解液ホルダーの内壁に段差が形成されており、
前記カプセルホルダーを前記溶解液ホルダー内に挿入するとき、前記シール部が前記段差と係合することにより前記カプセルホルダー及び前記溶解液ホルダーが一旦係止されて前記初期状態となり、該初期状態から所定以上の力で前記溶解液ホルダーを前記カプセルホルダーに対して押し込むことによって前記シール部が前記段差を乗り越え、より接近した前記第1の針部の針先端及び前記第2の針部の針先端によって前記カプセルが開封される、請求項4に記載の用時溶解システム。 - 用時溶解システムであって、
中空の内部空間を有して筒状に形成されたカプセルホルダーと、
中空の内部空間を有して筒状に形成された溶解液ホルダーと、
を備え、
前記カプセルホルダーは、
一方の端部に形成された第1の開口部と、
前記カプセルホルダーの内部空間を仕切るように配置された第1の針部であって、該第1の針部は、該第1の針部を貫通する針孔部を有し、該第1の針部の針先端は、前記第1の開口部に向いている、前記第1の針部と、を備え、
前記第1の針部の針先端と前記第1の開口部との間の前記カプセルホルダーの内部空間は、所定の物質を包むカプセルを収容可能なカプセル収容室を形成し、
前記溶解液ホルダーは、
一方の端部において内部空間を閉塞する閉塞端部と、
前記閉塞端部の反対側の端部に形成された第2の開口部と、
前記溶解液ホルダーの内部空間で摺動可能な第2の針部であって、該第2の針部の針先端は、前記第2の開口部に向いている、前記第2の針部と、
を備え、該第2の針部の底面と前記閉塞端部との間の内部空間は、溶解液を入れるための溶解液室を形成し、
前記第2の針部は、前記溶解液が前記溶解液室から出るための溶解液通路を備え、
前記カプセルホルダーと前記溶解液ホルダーとは、前記第1の針部の針先端及び前記第2の針部の針先端とが対向した状態で互いに対して摺動可能に嵌合されており、前記第1の針部の針先端及び前記第2の針部の針先端との間に前記カプセルを配置することが可能であり、
前記カプセルは、初期状態で、前記第1の針部の針先端及び前記第2の針部の針先端により接触された状態で前記カプセル収容室に配置され、前記初期状態で、前記溶解液室は密封されており、
前記初期状態から、前記溶解液ホルダーを前記カプセルホルダーに対して押し込んだとき、互いにより接近した前記第1の針部及び前記第2の針部が前記カプセルの外皮を突き破って該カプセルを開封し、前記所定の物質を前記カプセル収容室内で解放し、さらに前記溶解液室の密封が解除され、これによって前記溶解液が前記溶解液室から前記溶解液通路を通って前記カプセル収容室へと押し出され、該溶解液により、解放された前記所定の物質が溶解されて溶液が生成され、
前記カプセルホルダーは、前記第2の開口部から前記溶解液ホルダー内へと挿入され、
前記カプセルホルダーは、前記溶解液ホルダーの前記第2の開口部から挿入可能な径を有する小径部と、前記第2の開口部よりも大きい径を有する大径部と、を備え、前記第2の開口部の周囲の前記溶解液ホルダーの縁部が前記大径部と係合することによって、前記溶解液ホルダーの前記カプセルホルダーへのさらなる押し込みが係止される、用時溶解システム。 - 前記カプセル収容室を画定する前記カプセルホルダーの内壁には、前記カプセルを保持するため、該内壁から径方向内側に突出すると共に軸方向に沿って延びる複数のリッジが形成されている、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の用時溶解システム。
- 用時溶解システムであって、
中空の内部空間を有して筒状に形成されたカプセルホルダーと、
中空の内部空間を有して筒状に形成された溶解液ホルダーと、
を備え、
前記カプセルホルダーは、
一方の端部に形成された第1の開口部と、
前記カプセルホルダーの内部空間を仕切るように配置された第1の針部であって、該第1の針部は、該第1の針部を貫通する針孔部を有し、該第1の針部の針先端は、前記第1の開口部に向いている、前記第1の針部と、を備え、
前記第1の針部の針先端と前記第1の開口部との間の前記カプセルホルダーの内部空間は、所定の物質を包むカプセルを収容可能なカプセル収容室を形成し、
前記溶解液ホルダーは、
一方の端部において内部空間を閉塞する閉塞端部と、
前記閉塞端部の反対側の端部に形成された第2の開口部と、
前記溶解液ホルダーの内部空間で摺動可能な第2の針部であって、該第2の針部の針先端は、前記第2の開口部に向いている、前記第2の針部と、
を備え、該第2の針部の底面と前記閉塞端部との間の内部空間は、溶解液を入れるための溶解液室を形成し、
前記第2の針部は、前記溶解液が前記溶解液室から出るための溶解液通路を備え、
前記カプセルホルダーと前記溶解液ホルダーとは、前記第1の針部の針先端及び前記第2の針部の針先端とが対向した状態で互いに対して摺動可能に嵌合されており、前記第1の針部の針先端及び前記第2の針部の針先端との間に前記カプセルを配置することが可能であり、
前記カプセルホルダーの前記第1の開口部が形成された前記カプセルホルダーの端部とは反対側の端部の外周囲には、指掛用フランジが設けられている、用時溶解システム。 - 用時溶解システムであって、
中空の内部空間を有して筒状に形成されたカプセルホルダーと、
中空の内部空間を有して筒状に形成された溶解液ホルダーと、
を備え、
前記カプセルホルダーは、
一方の端部に形成された第1の開口部と、
前記カプセルホルダーの内部空間を仕切るように配置された第1の針部であって、該第1の針部は、該第1の針部を貫通する針孔部を有し、該第1の針部の針先端は、前記第1の開口部に向いている、前記第1の針部と、を備え、
前記第1の針部の針先端と前記第1の開口部との間の前記カプセルホルダーの内部空間は、所定の物質を包むカプセルを収容可能なカプセル収容室を形成し、
前記溶解液ホルダーは、
一方の端部において内部空間を閉塞する閉塞端部と、
前記閉塞端部の反対側の端部に形成された第2の開口部と、
前記溶解液ホルダーの内部空間で摺動可能な第2の針部であって、該第2の針部の針先端は、前記第2の開口部に向いている、前記第2の針部と、
を備え、該第2の針部の底面と前記閉塞端部との間の内部空間は、溶解液を入れるための溶解液室を形成し、
前記第2の針部は、前記溶解液が前記溶解液室から出るための溶解液通路を備え、
前記カプセルホルダーと前記溶解液ホルダーとは、前記第1の針部の針先端及び前記第2の針部の針先端とが対向した状態で互いに対して摺動可能に嵌合されており、前記第1の針部の針先端及び前記第2の針部の針先端との間に前記カプセルを配置することが可能であり、
前記カプセルホルダーの前記第1の開口部が形成された前記カプセルホルダーの端部とは反対側の端部には、前記カプセル収容室内の溶液を前記針孔部を通して吸引する噴出器が係合されている、用時溶解システム。 - 前記カプセルホルダーの前記反対側の端部には、第3の開口部が形成されており、
前記第3の開口部から前記第1の針部の底面までの前記カプセルホルダーの内部空間は、前記噴出器の少なくとも一部が脱着可能に係合される噴出器室を形成している、請求項9に記載の用時溶解システム。 - 前記噴出器は、
前記噴出器室内に脱着可能に係合される先端部であって、該先端部は、前記噴出器室内に係合されたとき前記針孔部と整合する先端孔を有する、前記先端部と、
前記先端部から後方に延在するスパウトであって、該スパウトの内部空間は、前記先端孔と連通している、前記スパウトと、
前記スパウトの内部空間内を軸方向に摺動可能に構成されたピストンと、
前記ピストンから軸方向に延在するプランジャ部と、
を備え、
前記プランジャ部を、前記スパウトから離れるように引くことによって前記ピストンが前記先端部から離れるように移動し、これによって前記先端孔を通って前記溶解液が前記スパウトの内部空間に流入し、
前記プランジャ部を、前記スパウトに近づけるように押すことによって前記ピストンが前記先端部に接近するように移動し、これによって前記スパウト内の溶液が前記先端孔を通って噴出する、請求項10に記載の用時溶解システム。 - 前記プランジャ部は、
前記ピストンから軸方向に下方に延在するピストンロッドと、
前記ピストンロッドと並んで前記ピストンから下方に延在するレバーと、
前記ピストンロッド及び前記レバーの下方に配置された下端プレートと、
前記下端プレートから上方に前記レバーと係合可能に延在するボスと、
前記下端プレートと前記ピストンロッドの下端との間に設けられたバネであって、該バネは、縮むときに拡径する、前記バネと、
を備え、
前記レバーは、前記ピストンロッドと並んだ位置から径方向に変位するように撓むことが可能であり、
前記レバーは、
前記レバーの下端に設けられ、拡径した前記バネと係合可能なレバー下部と、
前記レバー下部よりも上方に形成され、径方向外側の前記ボスの側に突出するレバー返しと、
前記レバー下部と前記レバー返しとの間に形成された第1の凹部と、
前記レバー返しの上方に隣接して形成された第2の凹部と、
前記第2の凹部の上方に形成された平坦部と、
前記平坦部よりも上方の前記レバーの所定の位置で径方向外側に突出するストッパーと、
を備える、請求項11に記載の用時溶解システム。 - 前記下端プレートが押されずに前記バネが付勢されていない初期状態では、前記ボスは前記第1の凹部内に収まっており、
前記下端プレートが押されたとき、前記バネが縮んで前記レバー下部と係合し、
前記下端プレートが押されている間に、前記ボスは前記下端プレートと共に上方に移動し、これによって前記ボスが前記レバー返しを乗り越え、
前記ボスが前記レバー返しを乗り越えた後も前記下端プレートが押されるとき、前記バネはさらに縮んだ状態となり、この状態において前記バネと前記レバー下部との係合により前記レバー及び前記ストッパーは前記ボスに対抗して前記初期状態よりも径方向外側に位置すると共に前記ボスが前記レバーの前記平坦部に係合し、
前記バネが前記さらに縮んだ状態で前記下端プレートが押されるとき、前記ピストンロッド及び前記ピストンが、径方向外側に移動した前記ストッパーが前記スパウトと係合するまで上方に移動し、これによって前記スパウトの内部空間に充填されていた溶液のうち第1の所定量の溶液が前記先端部から噴出され、
前記下端プレートが押されなくなることによって、前記バネが前記レバー下部を押す力が減少するため前記ボスが前記レバーをより径方向内側へと押しながら戻り、前記さらに縮んだ状態のバネは、前記ボスが前記第2の凹部に入り込みかつ前記レバー返しで係止されるまで伸び、前記ボスが前記レバー及び前記ストッパーをより径方向内側に移動させたことによって前記ストッパーが解除され、
前記ストッパーが解除された後、前記下端プレートが再度押されると、前記ピストンロッド及び前記ピストンが上方に移動し、前記スパウト内に残っていた第2の所定量の溶液が前記先端部から噴出される、請求項12に記載の用時溶解システム。 - 前記バネは、縮んだとき軸方向に対する角度が増大して径方向の長さを増大させる傾斜部を有する、請求項12又は13に記載の用時溶解システム。
- 前記ボスは、円柱状の先端部と、該円柱状の先端部を支持するため前記下端プレートから該先端部まで延在するロッドと、を備えている、請求項12乃至14のいずれか1項に記載の用時溶解システム。
- 少なくとも前記スパウト及び前記ピストンロッドの一部を覆うハウジングを備える、請求項12乃至15のいずれか1項に記載の用時溶解システム。
- 前記ピストンロッドは、該ピストンロッドの外側表面から径方向外側に突出する第1の係止突起を備え、
前記ハウジングは、該ハウジングの内壁から径方向内側に突出する第2の係止突起を備え、
前記第1の係止突起及び前記第2の係止突起が係合することによって前記ピストンの下死点が画定される、請求項16に記載の用時溶解システム。 - 前記ハウジングは、径方向外側に突出する指掛用フランジを備える、請求項16又は17に記載の用時溶解システム。
- 前記所定の物質は、固体粉末状の薬剤である、請求項1乃至18のいずれか1項に記載の用時溶解システム。
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