JP7194062B2 - コークス炉用れんが積体及びその製造方法 - Google Patents
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Description
しかし、特許文献1の耐火物集合体は、コークス炉内に搬入して施工する際、その下面を、下側に配置される耐火物とモルタルを介して接合しなければならないため、吊り上げるときに下面全体を保持することが不可能である。一方、この耐火物集合体を例えば側面にフックを設けて吊り上げる場合には、複数の小形状の耐火物(れんが)が組み合わせられているため、れんががずれたり、脱落する可能性がある。
また、特許文献1や特許文献2のれんが積体には、隣接するれんが間に隙間があり、このようなれんが積体の外周にバンドを巻くと、そのバンドの締め付け力により、特に隣接するれんが間の隙間部において、れんががずれる問題がある。
モルタルを介して複数のれんがを接合してなるコークス炉用れんが積体であって、
隣接するれんが間の溝部分である隙間部に伸縮可能なスペーサーが装着され、この伸縮可能なスペーサーを装着したれんがに対して、当該スペーサーの伸縮方向にバンドの締め付け力が掛かるように、外周にバンドが巻かれて締め付けられている、コークス炉用れんが積体。
モルタルを介して複数のれんがを接合してなるコークス炉用れんが積体の製造方法において、
隣接するれんが間の溝部分である隙間部に伸縮可能なスペーサーを装着し、その後、この伸縮可能なスペーサーを装着したれんがに対して、当該スペーサーの伸縮方向にバンドの締め付け力が掛かるように、外周にバンドを巻いて締め付けることを特徴とする、コークス炉用れんが積体の製造方法。
このれんが積体1は1段当たり10個のれんが11を4段積上げることで製造され、れんが11どうしはモルタル14で接合されている。図1cに示すように、れんが積体1の長手側の両側面には2つの溝12があり、また内側に貫通孔13がある。このれんが積体1は溝12や貫通孔13の位置を他のれんが積体などと合わせるため、これらの部分に高い寸法精度が要求されている。具体的には、れんが積体1の右側面を基準面として、溝12の右側面までは1240±1.5mm、溝12の左側面までは1300±1.5mm、貫通孔13の左側面までは700±2.0mm、全長は1650±1.5mmの寸法精度で設計されている。
なお、れんが11間のモルタル目地厚みは3mmで設計されている。また、各れんが11は凸ダボ15と凹ダボ16とを有している。
すなわち、次のれんが積体を製造するために作業場では、定盤、作業台、自動化の場合にはれんが積ロボットなどから、れんが積体を移動する必要があるが、本発明では、モルタルの強度が発現する前にれんが積体を移動することができることから、作業場で次のれんが積体の製造にすぐに取り掛かることが可能となり、作業能率が大幅に向上する。
また、本実施例ではバンドをれんがの上部と下部に2本巻くようにしたが、これには限定されず、例えばれんがの中央部に1本巻くこともできる。また、れんが積体を運搬用のパレットと一体化するために、適宜箇所にバンドを巻くこともできる。
また、本実施例ではれんが積体の各段が2列の配列であったが、3列以上の配列であっても適用可能である。
また、れんが積体やれんが積体に使用するれんがの大きさに特に制約はなく、れんがが大きな場合には公知のれんが把持装置を利用することができる。
2 バンド
11 れんが
12 溝
14 モルタル
15 凸ダボ
16 凹ダボ
19 1列目
20 2列目
21 ターンバックル
Claims (2)
- モルタルを介して複数のれんがを接合してなるコークス炉用れんが積体であって、
隣接するれんが間の溝部分である隙間部に伸縮可能なスペーサーが装着され、この伸縮可能なスペーサーを装着したれんがに対して、当該スペーサーの伸縮方向にバンドの締め付け力が掛かるように、外周にバンドが巻かれて締め付けられている、コークス炉用れんが積体。 - モルタルを介して複数のれんがを接合してなるコークス炉用れんが積体の製造方法において、
隣接するれんが間の溝部分である隙間部に伸縮可能なスペーサーを装着し、その後、この伸縮可能なスペーサーを装着したれんがに対して、当該スペーサーの伸縮方向にバンドの締め付け力が掛かるように、外周にバンドを巻いて締め付けることを特徴とする、コークス炉用れんが積体の製造方法。
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JP2016222758A (ja) | 2015-05-27 | 2016-12-28 | 黒崎播磨株式会社 | コークス炉の建設方法 |
JP2017116144A (ja) | 2015-12-22 | 2017-06-29 | 黒崎播磨株式会社 | プレライニングブロックの搬送方法 |
JP2019038885A (ja) | 2017-08-23 | 2019-03-14 | 株式会社メガテック | コークス炉補修用のモジュールブロックの水平配列方法 |
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