JP7189057B2 - 研磨パッド - Google Patents
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Description
[1]
ポリウレタン樹脂発泡体からなる研磨層を有する研磨パッドであって、
前記ポリウレタン樹脂が、イソシアネート末端ウレタンプレポリマー及び硬化剤を含む硬化性樹脂組成物の硬化物であり、
前記イソシアネート末端プレポリマーがトルエンジイソシアネート(TDI)及びポリプロピレングリコール(PPG)由来の構成成分を含み、
測定周波数10ラジアン/秒および引っ張りモードの動的粘弾性試験で測定した前記研磨層のtanδの値が40℃で0.12以上かつ下記式:
[(20℃~80℃における前記研磨層のtanδの最大値)-(20℃~80℃における前記研磨層のtanδの最小値)]/40℃における前記研磨層のtanδ
で表される20℃~80℃の前記研磨層のtanδの変動率が50%以下であることを特徴とする研磨パッド。
[2]
前記硬化性樹脂組成物が、発泡剤として微小中空球体をさらに含む、[1]に記載の研磨パッド。
[3]
前記イソシアネート末端プレポリマーが、ジエチレングリコール(DEG)由来の構成成分をさらに含む、[1]又は[2]に記載の研磨パッド。
[4]
光学材料又は半導体材料の表面を研磨する方法であって、[1]~[3]のいずれかに記載の研磨パッドを使用することを特徴とする方法。
[5]
[1]~[3]のいずれかに記載の研磨パッドを使用して光学材料又は半導体材料の表面を研磨する際のスクラッチを低減する方法。
本発明の研磨パッドは、ポリウレタン樹脂発泡体からなる研磨層を有する研磨パッドであって、前記ポリウレタン樹脂が、イソシアネート末端ウレタンプレポリマー及び硬化剤を含む硬化性樹脂組成物の硬化物であり、前記イソシアネート末端プレポリマーがトルエンジイソシアネート(TDI)及びポリプロピレングリコール(PPG)由来の構成成分を含み、測定周波数10ラジアン/秒および引っ張りモードの動的粘弾性試験で測定した前記研磨層のtanδの値が40℃で0.12以上かつ下記式:
[(20℃~80℃における前記研磨層のtanδの最大値)-(20℃~80℃における記研磨層のtanδの最小値)]/40℃における前記研磨層のtanδ
で表される20℃~80℃の前記研磨層のtanδの変動率が50%以下であることを特徴とする。すなわち、本発明の研磨パッドの研磨層は、研磨温度(40℃付近)でのtanδの値が従来の研磨パッドに比べ大きく、また20℃~80℃の広い温度範囲においてtanδの温度変化が少ない。なお、本明細書においては、変動率の値に100を乗じた百分率で表記している。
で表されるPTMG(ポリオキシテトラメチレングリコール)は、温度変化に対して分子が変形しやすいが、本発明で、上記プレポリマーのポリオール成分に従来のPTMGの代わりに下記構造式:
で表されるPPG(ポリプロピレングリコール)を用いたことにより、温度変化に対して分子が変形しにくい材料を製造できたことによると考えられる。すなわち、PTMG単位は炭素数4個分の長さの直鎖構造であるため、低温領域では凝集しやすい分子構造であり、高温領域になると凝集した分子同士がほつれやすい。一方、本発明でプレポリマーに使用するPPG単位は炭素数2個分の長さの主鎖を構成し、メチル基が主鎖から分岐しているので、低い温度領域でも凝集しにくい分子構造となっている。このような両者の構造の違いは、温度上昇に伴う分子の運動性にも影響していると考えられる。
本発明のイソシアネート末端プレポリマーは、トルエンジイソシアネート(TDI)及びポリプロピレングリコール(PPG)由来の構成成分を含み、好ましくは、ジエチレングリコール(DEG)由来の構成成分をさらに含む。TDIは、2,4-トルエンジイソシアネートと2,6-トルエンジイソシアネートとの割合によって等級があり、TDI100(2,4-トルエンジイソシアネート100%)、TDI80(2,4-トルエンジイソシアネート80%及び2,6-トルエンジイソシアネート20%との混合物)などが挙げられる。PPGとしては、本発明の研磨パッドの性能に影響しない範囲において置換基を有してもよいが、下記構造式:
に示す2官能のPPGであることが好ましい。PPGの数平均分子量は、700~5000であることが好ましく、より好ましくは1000~2000である。数平均分子量が1000または分子長がPTMG1000と同等のPPGが特に好ましい。
プレポリマー(1):TDI100(50~90モル%)/PPG1000(25~5モル%)/DEG(25~5モル%)(NCO当量400~600)
ポリイソシアネート成分としてTDI100(トルエン-2,4-ジイソシアネート)、ポリオール成分としてPPG1000(数平均分子量1000のポリプロピレングリコール)及びDEG(ジエチレングリコール)を含むNCO当量400~600のウレタンプレポリマー
プレポリマー(2):TDI100(50~90モル%)/PPG1000(15~3モル%)/PPG2000(数平均分子量2000のポリプロピレングリコール)(10~2モル%)/DEG(25~5モル%)(NCO当量400~600)
ポリイソシアネート成分としてTDI100(トルエン-2,4-ジイソシアネート)、ポリオール成分としてPPG1000(数平均分子量1000のポリプロピレングリコール)、PPG2000(数平均分子量2000のポリプロピレングリコール)及びDEG(ジエチレングリコール)を含むNCO当量400~600のウレタンプレポリマー
本発明の研磨パッドは、発泡ポリウレタン樹脂からなる研磨層と基材層とが両面テープを介して積層されてなるが、用途によっては、基材層が無く、研磨層を直接研磨装置の定盤に貼り付ける態様も包含する。研磨層は被研磨材料に直接接する位置に配置される。
本発明の研磨パッドにおいて、研磨層は、一般に知られたモールド成形、スラブ成形等の製造法より作成できる。まずは、それら製造法によりポリウレタンのブロックを形成し、ブロックをスライス等によりシート状とし、ポリウレタン樹脂から形成される研磨層を成形し、基材に貼り合わせることによって製造される。
TDI以外のイソシアネート成分としては、例えば、
m-フェニレンジイソシアネート、
p-フェニレンジイソシアネート、
ナフタレン-1,4-ジイソシアネート、
ジフェニルメタン-4,4’-ジイソシアネート(MDI)、
4,4’-メチレン-ビス(シクロヘキシルイソシアネート)(水添MDI)、
3,3’-ジメトキシ-4,4’-ビフェニルジイソシアネート、
3,3’-ジメチルジフェニルメタン-4,4’-ジイソシアネート、
キシリレン-1,4-ジイソシアネート、
4,4’-ジフェニルプロパンジイソシアネート、
トリメチレンジイソシアネート、
ヘキサメチレンジイソシアネート、
プロピレン-1,2-ジイソシアネート、
ブチレン-1,2-ジイソシアネート、
シクロヘキシレン-1,2-ジイソシアネート、
シクロヘキシレン-1,4-ジイソシアネート、
p-フェニレンジイソチオシアネート、
キシリレン-1,4-ジイソチオシアネート、
エチリジンジイソチオシアネート
等が挙げられる。
PPG(即ち、1,2-プロパンジオール、)以外のポリオール成分としては、例えば、
エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,3-プロパンジオール、1,3-ブタンジオール、1,4-ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、ペンタンジオール、3-メチル-1,5-ペンタンジオール、1,6-ヘキサンジオールなどのジオール;
ポリテトラメチレングリコール(PTMG)、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールなどのポリエーテルポリオール;
エチレングリコールとアジピン酸との反応物やブチレングリコールとアジピン酸との反応物等のポリエステルポリオール;
ポリカーボネートポリオール;
ポリカプロラクトンポリオール;
等が挙げられる。
本発明において、硬化剤はポリアミン及びポリオールからなる。
ポリアミン硬化剤:
ポリアミンとしては、例えば、ジアミンが挙げられ、これには、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ヘキサメチレンジアミンなどのアルキレンジアミン;イソホロンジアミン、ジシクロヘキシルメタン-4,4’-ジアミンなどの脂肪族環を有するジアミン;3,3’-ジクロロ-4,4’-ジアミノジフェニルメタン(別名:メチレンビス-o-クロロアニリン)(以下、MOCAと略記する。)などの芳香族環を有するジアミン;2-ヒドロキシエチルエチレンジアミン、2-ヒドロキシエチルプロピレンジアミン、ジ-2-ヒドロキシエチルエチレンジアミン、ジ-2-ヒドロキシエチルプロピレンジアミン、2-ヒドロキシプロピルエチレンジアミン、ジ-2-ヒドロキシプロピルエチレンジアミン等の水酸基を有するジアミン、特にヒドロキシアルキルアルキレンジアミン;等が挙げられる。また、3官能のトリアミン化合物、4官能以上のポリアミン化合物も使用可能である。
ポリオール硬化剤:
PPGを含めて上述したプレポリマーの成分の項目で例示したポリオール成分が挙げられる。
研磨パッドの柔軟性は、プレポリマーの構成成分のみならず、硬化剤のポリアミン硬化剤とポリオール硬化剤の配合割合でも調節できる。ポリアミン硬化剤とポリオール硬化剤の混合物を使用する場合、硬化剤中のアミノ基の数を100とした場合の硬化剤中の水酸基の数の割合である硬化剤の水酸基比率が10~50であることが好ましく、より好ましくは水酸基比率は15~30である。また、プレポリマーの末端に存在するイソシアネート基に対する、硬化剤に存在する活性水素基(アミノ基及び水酸基)の当量比であるR値が、0.60~1.2となるように硬化剤の量を用いることが好ましい。R値は、0.70~1.0がより好ましく、0.80~0.95がさらに好ましい。また、研磨パッドのD硬度(JISK6253-1997/ISO7619)は、好ましくは20~70であり、より好ましくは30~50である。
微小中空球体をポリウレタン樹脂に混合することによって発泡体を形成することができる。微小中空球体とは、熱可塑性樹脂からなる外殻(ポリマー殻)と、外殻に内包される低沸点炭化水素とからなる未発泡の加熱膨張性微小球状体を、加熱膨張させたものをいう。前記ポリマー殻としては、例えば、アクリロニトリル-塩化ビニリデン共重合体、アクリロニトリル-メチルメタクリレート共重合体、塩化ビニル-エチレン共重合体などの熱可塑性樹脂を用いることができる。同様に、ポリマー殻に内包される低沸点炭化水素としては、例えば、イソブタン、ペンタン、イソペンタン、石油エーテル等を用いることができる。
[材料]
以下の例で使用した材料を列挙する。
以下の4種類のプレポリマーを当業界で一般的な方法に従って調製して、以下の実施例及び比較例に供した。
プレポリマー(1):TDI100/PPG1000/DEG(NCO当量506)
ポリイソシアネート成分としてTDI100(トルエン-2,4-ジイソシアネート)(66.7モル%)、ポリオール成分としてPPG1000(数平均分子量1000のポリプロピレングリコール)(20.9モル%)及びDEG(ジエチレングリコール)(12.4モル%)を反応させて得られたNCO当量506のウレタンプレポリマー
プレポリマー(2):TDI100/PPG1000/PPG2000/DEG(NCO当量505)
ポリイソシアネート成分としてTDI100(トルエン-2,4-ジイソシアネート)(66.7モル%)、ポリオール成分としてPPG1000(数平均分子量1000のポリプロピレングリコール)(6.4モル%)、PPG2000(数平均分子量2000のポリプロピレングリコール)(6.8モル%)及びDEG(ジエチレングリコール)(20.1モル%)を反応させて得られたNCO当量505のウレタンプレポリマー
プレポリマー(3):TDI100/PTMG650/DEG(NCO当量458)
ポリイソシアネート成分としてTDI100(トルエン-2,4-ジイソシアネート)、ポリオール成分としてPTMG650(数平均分子量650のポリテトラメチレングリコール)及びDEG(ジエチレングリコール)を含むNCO当量458のウレタンプレポリマー
プレポリマー(4):TDI100/PTMG1000/PTMG650/DEG(NCO当量458)
ポリイソシアネート成分としてTDI100(トルエン-2,4-ジイソシアネート)、ポリオール成分としてPTMG1000(数平均分子量1000のポリテトラメチレングリコール)、PTMG650(数平均分子量650のポリテトラメチレングリコール)及びDEG(ジエチレングリコール)を含むNCO当量458のウレタンプレポリマー
硬化剤(1):MOCA(3,3’-ジクロロ-4,4’-ジアミノジフェニルメタン、別名:メチレンビス-o-クロロアニリン)
硬化剤(2):MOCAとPPG2000の1:1混合物(重量比)
微小中空球体(発泡剤):日本フィライト社製 EXPANCEL 551DE40d42
A成分としてプレポリマー(1)を100g、B成分として硬化剤であるMOCAを23g、C成分として微小中空球体2gをそれぞれ準備した。
A成分とC成分とを混合し、A成分とC成分の混合物を減圧脱泡した後、A成分とC成分の混合物及びB成分を混合機に供給した。
得られた混合液を80℃に加熱した型枠に注型し、1時間加熱し硬化させた後、形成された樹脂発泡体を型枠から抜き出し、その後120℃で5時間キュアリングした。この発泡体を1.3mm厚にスライスしてウレタンシートを作成し、このウレタンシートを研磨パッドとして研磨性能を評価した。
(D硬度)
研磨パッドのD硬度は、日本工業規格(JIS-K-6253)に準拠して、D型硬度計を用いて測定した。ここで、試料は、少なくとも総厚さ4.5mm以上になるように、必要に応じて複数枚のウレタンシートを重ねることで得た。
表1の配合に基づいて実施例2~6としてPPGを用いたプレポリマー2種を用いた研磨パッドを5種類作製した。比較例1は従来公知の研磨パッドIC1000(ニッタ・ハース社製)である。表1の配合に基づいて比較例2としてPTMGプレポリマーおよび硬化剤としてMOCAを用いた研磨パッド、比較例3としてPTMGプレポリマーに硬化剤としてMOCA及びPPG2000を用いた研磨パッドをそれぞれ作製した。表1に実施例2~6及び比較例1~3のウレタンシートの配合、R値及びD硬度を示す。
上記の各実施例及び比較例について、動的粘弾性試験により試料の粘弾性特性として、貯蔵弾性率(E’)、損失弾性率(E”)、損失正接:tanδ(=E”/E’)の20~80℃における温度依存性を測定した。動的粘弾性試験は、JIS K7244-4に準じ、下記条件にて測定した。
測定装置:ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン RSAIII
試験モード:引っ張り 温度分散
試験片:4×0.5×0.125cm
周波数:1.6Hz
初荷重:148g
温度:20~80℃
歪範囲:0.1%
昇温速度:5℃/分
各実施例・比較例のDMA測定結果(tanδ)を表2、図1及び図2に示す。
[(20℃~80℃におけるtanδの最大値)-(20℃~80℃におけるtanδの最小値)]/40℃におけるtanδ
なお、表2において変動率は上記式の値に100を乗じた百分率で表記している。
<研磨試験の条件>
・使用研磨機:荏原製作所社製、F-REX300X
・Disk:3MA188(#100)
・回転数:(定盤)70rpm、(トツプリング)71rpm
・研磨圧力:3.5psi
・研磨剤:キャボット社製、品番:SS25(SS25原液:純水=重量比1:1の混合液を使用)
・研磨剤温度:20℃
・研磨剤吐出量:200ml/min
・使用ワーク(被研磨物):12インチシリコンウエハ上にテトラエトキシシランをPE-CVDで絶縁膜1μmの厚さになるように形成した基板
・パッドブレーク:35N 10分
・コンディショニング:Ex-situ、35N、4スキャン
ディフェクト性能は、25枚の基板を研磨し、研磨加工後の21~25枚目の基板5枚について、ウエハ表面検査装置(KLAテンコール社製、Surfscan SP1DLS)の高感度測定モードにて測定し、基板表面におけるスクラッチ等のディフェクトの個数をカウントした。ここで評価するディフェクトは、パーティクル、パッド屑由来と思われる有機物、有機残渣、スクラッチ、膜由来のボイド、ウォーターマーク等の欠陥の合計である。
ディフェクト性能の評価基準は以下の通り。
0.16μm以上のディフェクト個数50個未満:◎(極めて良好)
0.16μm以上のディフェクト個数100個未満:○(良好)
0.16μm以上のディフェクト個数200個未満:△(やや良好)
0.16μm以上のディフェクト個数200個以上:×(不良)
段差性能は、銅配線パターン付ウエハ(SEMATECH社製、754ウエハ)を用い、研磨剤(フジミコーポレーション製、PLANARLITE7000)で研磨を行い、100μm/100μmのディッシングを段差・表面粗さ・微細形状測定装置(KLAテンコール社製、P-16+)で測定することにより評価した。
段差性能の評価基準は絶縁膜からの窪み深さで評価して以下の通り。
ディッシングが400Å未満:◎(極めて良好)
ディッシングが500Å未満:○(良好)
ディッシングが750Å以上:×(不良)
Claims (4)
- ポリウレタン樹脂発泡体からなる研磨層を有する研磨パッドであって、
前記ポリウレタン樹脂が、イソシアネート末端ウレタンプレポリマー及び硬化剤を含む硬化性樹脂組成物の硬化物であり、
前記イソシアネート末端プレポリマーが、トルエンジイソシアネート(TDI)50~90モル%、数平均分子量1000~2000のポリプロピレングリコール(PPG)25~5モル%、及びジエチレングリコール(DEG)25~5モル%由来の構成成分からなり、
前記硬化剤が、3,3’-ジクロロ-4,4’-ジアミノジフェニルメタン(MOCA)のみ、又はMOCAとPPGとの混合物であり、
測定周波数10ラジアン/秒および引っ張りモードの動的粘弾性試験で測定した前記研磨層のtanδの値が40℃で0.12以上かつ下記式:
[(20℃~80℃における前記研磨層のtanδの最大値)-(20℃~80℃における前記研磨層のtanδの最小値)]/40℃における前記研磨層のtanδ
で表される20℃~80℃の前記研磨層のtanδの変動率が50%以下であることを特徴とする研磨パッド。 - 前記硬化性樹脂組成物が、発泡剤として微小中空球体をさらに含む、請求項1に記載の研磨パッド。
- 光学材料又は半導体材料の表面を研磨する方法であって、請求項1~2のいずれかに記載の研磨パッドを使用することを特徴とする方法。
- 請求項1~2のいずれかに記載の研磨パッドを使用して光学材料又は半導体材料の表面を研磨する際のスクラッチを低減する方法。
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