JP7180617B2 - ポリイミド樹脂組成物及びポリイミドフィルム - Google Patents
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Description
特許文献1には、カルボキシル基を有するポリイミド樹脂と少なくとも2つのオキサゾリル基を有する架橋剤とを含むポリイミド樹脂組成物が開示され、当該ポリイミド樹脂組成物によって、良好な透明性と高硬度を有する膜の形成が可能であると記載されている。
また、特許文献2には、カルボキシル基を有するポリイミド共重合体と多官能性エポキシドとを含有する透明フレキシブル膜が開示されている。
また、特許文献2において、架橋剤として添加されている多官能性エポキシドのエポキシ基は、比較的低温(約30℃以上)でもカルボキシ基との反応が進行する。そのため、カルボキシル基を有するポリイミド樹脂と多官能性エポキシドとを含む組成物は、室温にて保存すると架橋によるゲル化が進行し、保存安定性が悪い。また、一般的にエポキシ樹脂の熱分解温度は250~350℃であり、高温プロセスが必要とされる用途では耐熱性が不十分であると考えられる。
本発明は上記の状況に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、機械的特性、耐有機溶媒性、無色透明性、及び光学的等方性に優れるフィルムの形成が可能であって、保存安定性に優れるポリイミド樹脂組成物を提供すること、並びに前記ポリイミド樹脂組成物中のポリイミド樹脂が架橋剤により架橋されてなるポリイミドフィルムを提供することにある。
[1]
ポリイミド樹脂と、少なくとも2つのオキサゾリル基を有する架橋剤とを含むポリイミド樹脂組成物であって、
前記ポリイミド樹脂が、テトラカルボン酸二無水物に由来する構成単位A及びジアミンに由来する構成単位Bを有し、
構成単位Aが、下記式(a-1-1)で表される化合物に由来する構成単位(A-1-1)及び下記式(a-1-2)で表される化合物に由来する構成単位(A-1-2)からなる群より選ばれる少なくとも1つである構成単位(A-1)を含み、
構成単位Bが、下記式(b-1)で表される化合物に由来する構成単位(B-1)と、下記式(b-2)で表される化合物に由来する構成単位(B-2)とを含む、ポリイミド樹脂組成物。
(式(b-1)中、Rはそれぞれ独立して、水素原子、フッ素原子、又はメチル基であり;式(b-2)中、Xは単結合、置換若しくは無置換のアルキレン基、カルボニル基、エーテル基、下記式(b-2-i)で表される基、又は下記式(b-2-ii)で表される基であり、pは0~2の整数であり、m1は0~4の整数であり、m2は0~4の整数である。ただし、pが0の場合、m1は1~4の整数である。)
(式(b-2-i)中、m3は0~5の整数であり;式(b-2-ii)中、m4は0~5の整数である。なお、m1+m2+m3+m4は1以上であり、pが2の場合、2つのX及び2つのm2~m4のそれぞれは独立して選択される。)
構成単位(B-2)が、下記式(b-21)で表される化合物に由来する構成単位(B-21)である、上記[1]に記載のポリイミド樹脂組成物。
[3]
前記架橋剤が、前記少なくとも2つのオキサゾリル基が結合したベンゼン環を含む、上記[1]又は[2]に記載のポリイミド樹脂組成物。
[4]
前記架橋剤中のオキサゾリル基と前記ポリイミド樹脂中のカルボキシル基とのモル比(オキサゾリル基/カルボキシル基)が1/4~1/0.5の範囲となるような比率で、前記ポリイミド樹脂と前記架橋剤とを含む、上記[1]~[3]のいずれかに記載のポリイミド樹脂組成物。
[5]
構成単位B中における構成単位(B-1)の比率が40~99モル%であり、
構成単位B中における構成単位(B-2)の比率が1~60モル%である、上記[1]~[4]のいずれかに記載のポリイミド樹脂組成物。
[6]
構成単位A中における構成単位(A-1)の比率が50モル%以上である、上記[1]~[5]のいずれかに記載のポリイミド樹脂組成物。
[7]
構成単位(A-1)が構成単位(A-1-1)である、上記[1]~[6]のいずれかに記載のポリイミド樹脂組成物。
[8]
構成単位(A-1)が構成単位(A-1-2)である、上記[1]~[6]のいずれかに記載のポリイミド樹脂組成物。
[9]
上記[1]~[8]のいずれかに記載のポリイミド樹脂組成物中の前記ポリイミド樹脂が前記架橋剤により架橋されてなるポリイミドフィルム。
本発明のポリイミド樹脂組成物はポリイミド樹脂と架橋剤とを含む。以下、本発明におけるポリイミド樹脂及び架橋剤について説明する。
本発明において、ポリイミド樹脂はテトラカルボン酸二無水物に由来する構成単位A及びジアミンに由来する構成単位Bを有し、構成単位Aが下記式(a-1-1)で表される化合物に由来する構成単位(A-1-1)及び下記式(a-1-2)で表される化合物に由来する構成単位(A-1-2)からなる群より選ばれる少なくとも1つである構成単位(A-1)を含み、構成単位Bが下記式(b-1)で表される化合物に由来する構成単位(B-1)と、下記式(b-2)で表される化合物に由来する構成単位(B-2)とを含む。
(式(b-1)中、Rはそれぞれ独立して、水素原子、フッ素原子又はメチル基であり;式(b-2)中、Xは単結合、置換若しくは無置換のアルキレン基、カルボニル基、エーテル基、下記式(b-2-i)で表される基、又は下記式(b-2-ii)で表される基であり、pは0~2の整数であり、m1は0~4の整数であり、m2は0~4の整数である。ただし、pが0の場合、m1は1~4の整数である。)
(式(b-2-i)中、m3は0~5の整数であり;式(b-2-ii)中、m4は0~5の整数である。なお、m1+m2+m3+m4は1以上であり、pが2の場合、2つのX及び2つのm2~m4のそれぞれは独立して選択される。)
構成単位Aは、ポリイミド樹脂に占めるテトラカルボン酸二無水物に由来する構成単位であって、下記式(a-1-1)で表される化合物に由来する構成単位(A-1-1)及び下記式(a-1-2)で表される化合物に由来する構成単位(A-1-2)からなる群より選ばれる少なくとも1つである構成単位(A-1)を含む。
式(a-1-2)で表される化合物は、ノルボルナン-2-スピロ-α-シクロペンタノン-α’-スピロ-2’’-ノルボルナン-5,5’’,6,6’’-テトラカルボン酸二無水物である。
構成単位Aが構成単位(A-1)を含むことによって、フィルムの無色透明性向上に寄与する。また、構成単位(A-1)として構成単位(A-1-1)が含まれる場合は、フィルムの光学的等方性向上にも寄与することができる。
なお、本明細書において、芳香族テトラカルボン酸二無水物とは芳香環を1つ以上含むテトラカルボン酸二無水物を意味し、脂環式テトラカルボン酸二無水物とは脂環を1つ以上含み、かつ芳香環を含まないテトラカルボン酸二無水物を意味し、脂肪族テトラカルボン酸二無水物とは芳香環も脂環も含まないテトラカルボン酸二無水物を意味する。
構成単位Aに任意に含まれる構成単位(A-1)以外の構成単位は、1種でもよいし、2種以上であってもよい。
構成単位Aは構成単位(A-1)と構成単位(A-2)とのみからなっていてもよい。
構成単位Bは、ポリイミド樹脂に占めるジアミンに由来する構成単位であって、下記式(b-1)で表される化合物に由来する構成単位(B-1)と、下記式(b-2)で表される化合物に由来する構成単位(B-2)とを含む。
(式(b-1)中、Rはそれぞれ独立して、水素原子、フッ素原子、又はメチル基であり;式(b-2)中、Xは単結合、置換若しくは無置換のアルキレン基、カルボニル基、エーテル基、下記式(b-2-i)で表される基、又は下記式(b-2-ii)で表される基であり、pは0~2の整数であり、m1は0~4の整数であり、m2は0~4の整数である。ただし、pが0の場合、m1は1~4の整数である。)
(式(b-2-i)中、m3は0~5の整数であり;式(b-2-ii)中、m4は0~5の整数である。なお、m1+m2+m3+m4は1以上であり、pが2の場合、2つのX及び2つのm2~m4のそれぞれは独立して選択される。)
構成単位Bが構成単位(B-1)を含むことによって、フィルムの光学的等方性が向上する。
構成単位B中における構成単位(B-2)の比率は、好ましくは1~60モル%であり、より好ましくは5~55モル%であり、更に好ましくは5~25モル%であり、特に好ましくは10~20モル%である。
構成単位B中における構成単位(B-1)及び構成単位(B-2)の合計の比率は、好ましくは50モル%以上であり、より好ましくは70モル%以上であり、更に好ましくは90モル%以上であり、特に好ましくは99モル%以上である。構成単位(B-1)及び構成単位(B-2)の合計の比率の上限値は特に限定されず、即ち、100モル%である。構成単位Bは構成単位(B-1)と構成単位(B-2)とのみからなっていてもよい。
なお、本明細書において、芳香族ジアミンとは芳香環を1つ以上含むジアミンを意味し、脂環式ジアミンとは脂環を1つ以上含み、かつ芳香環を含まないジアミンを意味し、脂肪族ジアミンとは芳香環も脂環も含まないジアミンを意味する。
構成単位Bに任意に含まれる構成単位(B-1)及び(B-2)以外の構成単位は、1種でもよいし、2種以上であってもよい。
本発明において、ポリイミド樹脂は、上述の構成単位(A-1)を与える化合物を含有するテトラカルボン酸成分と、上述の構成単位(B-1)を与える化合物及び上述の構成単位(B-2)を与える化合物を含むジアミン成分とを反応させることにより製造することができる。
構成単位(A-1-1)を与える化合物としては、式(a-1-1)で表される化合物が挙げられるが、それに限られず、同じ構成単位を与える範囲でその誘導体であってもよい。当該誘導体としては、式(a-1-1)で表されるテトラカルボン酸二無水物に対応するテトラカルボン酸(即ち、1,2,4,5-シクロヘキサンテトラカルボン酸)、及び当該テトラカルボン酸のアルキルエステルが挙げられる。構成単位(A-1-1)を与える化合物としては、式(a-1-1)で表される化合物(即ち、二無水物)が好ましい。
構成単位(A-1-2)を与える化合物としては、式(a-1-2)で表される化合物が挙げられるが、それに限られず、同じ構成単位を与える範囲でその誘導体であってもよい。当該誘導体としては、式(a-1-2)で表されるテトラカルボン酸二無水物に対応するテトラカルボン酸、及び当該テトラカルボン酸のアルキルエステルが挙げられる。構成単位(A-1-2)を与える化合物としては、式(a-1-2)で表される化合物(即ち、二無水物)が好ましい。
また、構成単位(A-1)を与える化合物として、構成単位(A-1-1)を与える化合物と構成単位(A-1-2)を与える化合物の組み合わせを用いてもよい。
テトラカルボン酸成分に任意に含まれる構成単位(A-1)を与える化合物以外の化合物は、1種でもよいし、2種以上であってもよい。
構成単位(A-2)を与える化合物としては、式(a-2)で表される化合物が挙げられるが、それに限られず、同じ構成単位を与える範囲でその誘導体であってもよい。当該誘導体としては、式(a-2)で表されるテトラカルボン酸二無水物に対応するテトラカルボン酸、及び当該テトラカルボン酸のアルキルエステルが挙げられる。構成単位(A-2)を与える化合物としては、式(a-2)で表される化合物(即ち、二無水物)が好ましい。
テトラカルボン酸成分が構成単位(A-1)を与える化合物及び構成単位(A-2)を与える化合物を含む場合、テトラカルボン酸成分は構成単位(A-1)を与える化合物を、好ましくは50~95モル%含み、より好ましくは70~95モル%含み、更に好ましくは85~95モル%含み、構成単位(A-2)を与える化合物を、好ましくは5~50モル%含み、より好ましくは5~30モル%含み、更に好ましくは5~15モル%含む。
テトラカルボン酸成分は構成単位(A-1)を与える化合物と構成単位(A-2)を与える化合物とのみからなっていてもよい。
構成単位(B-2)を与える化合物としては、式(b-2)で表される化合物が挙げられるが、それに限られず、同じ構成単位を与える範囲でその誘導体であってもよい。当該誘導体としては、式(b-2)で表されるジアミンに対応するジイソシアネートが挙げられる。構成単位(B-2)を与える化合物としては、式(b-2)で表される化合物(即ち、ジアミン)が好ましい。
ジアミン成分は、構成単位(B-2)を与える化合物を、好ましくは1~60モル%含み、より好ましくは5~55モル%含み、更に好ましくは5~25モル%含み、特に好ましくは10~20モル%含む。
ジアミン成分は、構成単位(B-1)を与える化合物及び構成単位(B-2)を与える化合物を合計で、好ましくは50モル%以上含み、より好ましくは70モル%以上含み、更に好ましくは90モル%以上含み、特に好ましくは99モル%以上含む。構成単位(B-1)を与える化合物及び構成単位(B-2)を与える化合物の合計の含有量の上限値は特に限定されず、即ち、100モル%である。ジアミン成分は構成単位(B-1)を与える化合物と構成単位(B-2)を与える化合物とのみからなっていてもよい。
ジアミン成分に任意に含まれる構成単位(B-1)を与える化合物及び構成単位(B-2)を与える化合物以外の化合物は、1種でもよいし、2種以上であってもよい。
具体的な反応方法としては、(1)テトラカルボン酸成分、ジアミン成分、及び反応溶剤を反応器に仕込み、室温~80℃で0.5~30時間撹拌し、その後に昇温してイミド化反応を行う方法、(2)ジアミン成分及び反応溶剤を反応器に仕込んで溶解させた後、テトラカルボン酸成分を仕込み、必要に応じて室温~80℃で0.5~30時間撹拌し、その後に昇温してイミド化反応を行う方法、(3)テトラカルボン酸成分、ジアミン成分、及び反応溶剤を反応器に仕込み、直ちに昇温してイミド化反応を行う方法等が挙げられる。
エーテル系溶剤の具体例としては、1,2-ジメトキシエタン、ビス(2-メトキシエチル)エーテル、1,2-ビス(2-メトキシエトキシ)エタン、ビス〔2-(2-メトキシエトキシ)エチル〕エーテル、テトラヒドロフラン、1,4-ジオキサン等が挙げられる。
また、カーボネート系溶剤の具体的な例としては、ジエチルカーボネート、メチルエチルカーボネート、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート等が挙げられる。
上記反応溶剤の中でも、アミド系溶剤又はラクトン系溶剤が好ましい。また、上記の反応溶剤は単独で又は2種以上混合して用いてもよい。
塩基触媒としては、ピリジン、キノリン、イソキノリン、α-ピコリン、β-ピコリン、2,4-ルチジン、2,6-ルチジン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、トリエチレンジアミン、イミダゾール、N,N-ジメチルアニリン、N,N-ジエチルアニリン等の有機塩基触媒、水酸化カリウムや水酸化ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウム等の無機塩基触媒が挙げられる。
また、酸触媒としては、クロトン酸、アクリル酸、トランス-3-ヘキセノイック酸、桂皮酸、安息香酸、メチル安息香酸、オキシ安息香酸、テレフタル酸、ベンゼンスルホン酸、パラトルエンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸等が挙げられる。上記のイミド化触媒は単独で又は2種以上を組み合わせて用いてもよい。
上記のうち、取り扱い性の観点から、塩基触媒を用いることが好ましく、有機塩基触媒を用いることがより好ましく、トリエチルアミンを用いることが更に好ましく、トリエチルアミンとトリエチレンジアミンを組み合わせて用いること特に好ましい。
本発明において、架橋剤は少なくとも2つのオキサゾリル基を有する。即ち、本発明における架橋剤は、分子内に2以上のオキサゾリル基(オキサゾリン環)を有する多官能オキサゾリン化合物である。
オキサゾリル基はカルボキシル基との反応性を有しており、カルボキシル基とオキサゾリル基とが反応すると、以下に示すようにアミドエステル結合が形成される。この反応は、80℃以上に加熱すると特に進行しやすい。
架橋剤としては、好ましくは少なくとも2つのオキサゾリル基が結合した芳香環又は芳香族複素環を含む化合物であり、より好ましくは少なくとも2つのオキサゾリル基が結合したベンゼン環を含む化合物であり、更に好ましくは1,3-ビス(4,5-ジヒドロ-2-オキサゾリル)ベンゼンである。
架橋剤は、単独で用いてもよいし、2種類以上を組み合わせて用いてもよい。
なお、上記のモル比は、架橋剤に含まれるオキサゾリル基と、ポリイミド樹脂の製造に用いる構成単位(B-2)を与える化合物に含まれるカルボキシル基とのモル比を意味し、架橋剤の添加量と構成単位(B-2)を与える化合物の添加量に基づいて計算される。
有機溶媒はポリイミド樹脂が溶解するものであればよく、特に限定されないが、ポリイミド樹脂の製造に用いられる反応溶剤として上述した化合物を、単独又は2種以上を混合して用いることが好ましい。
ポリイミドワニスは、重合法により得られるポリイミド樹脂が反応溶剤に溶解した溶液そのものに対して架橋剤を添加したものであってもよいし、又は当該溶液に対して希釈溶剤及び架橋剤を添加したものであってもよい。
本発明のポリイミド樹脂組成物の製造方法は特に限定されず、公知の方法を適用することができる。
引張弾性率は、好ましくは2.0GPa以上であり、より好ましくは2.2GPa以上であり、更に好ましくは2.5GPa以上である。
全光線透過率は、厚さ10μmのフィルムとした際に、好ましくは87%以上であり、より好ましくは88%以上であり、更に好ましくは89%以上である。
イエローインデックス(YI)は、厚さ10μmのフィルムとした際に、好ましくは6.8以下であり、より好ましくは3.5以下であり、更に好ましくは2.2以下である。
厚み位相差(Rth)の絶対値は、厚さ10μmのフィルムとした際に、好ましくは75nm以下であり、より好ましくは25nm以下であり、更に好ましく10nm以下である。
なお、本発明における引張強度、引張弾性率、全光線透過率、イエローインデックス(YI)、及び厚み位相差(Rth)は、具体的には実施例に記載の方法で測定することができる。
本発明のポリイミドフィルムは、本発明のポリイミド樹脂組成物中に含まれる上述のポリイミド樹脂が上述の架橋剤により架橋されてなる。即ち、本発明のポリイミドフィルムは、架橋剤を介したポリイミド樹脂同士の架橋物である架橋ポリイミド樹脂を含む。したがって、本発明のポリイミドフィルムは、機械的特性、耐有機溶媒性、無色透明性、及び光学的等方性に優れる。本発明のポリイミドフィルムが有する好適な物性値は上述の通りである。
本発明のポリイミドフィルムの製造方法には、ポリイミド樹脂と架橋剤との架橋反応が進行する温度(好ましくは80℃以上、より好ましくは100℃以上、更に好ましくは150℃以上)で架橋する工程を含めば、特に制限はない。例えば、上述のポリイミドワニスを、ガラス板、金属板、プラスチック等の平滑な支持体上に塗布、又はフィルム状に成形した後、加熱する方法が挙げられる。この加熱処理により、ポリイミドワニス中のポリイミド樹脂と架橋剤との架橋反応を進行させながら、ポリイミドワニス中に含まれる反応溶剤や希釈溶剤等の有機溶媒を除去することができる。前記支持体の表面には、必要に応じて、予め離形剤を塗布しておいてもよい。
ポリイミドワニスを支持体上に塗布する方法としては、スピンコート、スリットコート、ブレードコート等の公知の塗布方法が挙げられる。
加熱処理としては、以下の方法が好ましい。すなわち、60~150℃の温度で有機溶媒を蒸発させて自己支持性フィルムとした後、該自己支持性フィルムを支持体より剥離し、該自己支持性フィルムの端部を固定し、用いた有機溶媒の沸点以上の温度で乾燥してポリイミドフィルムを製造することが好ましい。また、窒素雰囲気下で乾燥することが好ましい。乾燥雰囲気の圧力は、減圧、常圧、加圧のいずれでもよい。自己支持性フィルムを乾燥してポリイミドフィルムを製造する際の加熱温度は、特に限定されないが、250~400℃が好ましい。
ポリイミドフィルムの厚みは、ポリイミドワニスの固形分濃度や粘度を調整することにより、容易に制御することができる。
(1)固形分濃度
ポリイミド樹脂溶液及びポリイミドワニスの固形分濃度の測定は、アズワン株式会社製の小型電気炉「MMF-1」で試料を320℃×120minで加熱し、加熱前後の試料の質量差から算出した。
(2)フィルム厚さ
フィルム厚さは、株式会社ミツトヨ製のマイクロメーターを用いて測定した。
(3)引張強度、引張弾性率
測定はJIS K7127に準拠し、東洋精機株式会社製の引張試験機「ストログラフVG-1E」を用いて行った。
(4)全光線透過率、イエローインデックス(YI)
測定はJIS K7361-1準拠し、日本電色工業株式会社製の色彩・濁度同時測定器「COH400」を用いて行った。
(5)厚み位相差(Rth)
厚み位相差(Rth)は、日本分光株式会社製のエリプソメーター「M-220」を用いて測定した。測定波長590nmにおける、厚み位相差の値を測定した。なおRthは、ポリイミドフィルムの面内の屈折率のうち最大のものをnx、最小のものをnyとし、厚み方向の屈折率をnzとし、フィルムの厚みをdとしたとき、下記式によって表されるものである。
Rth=[{(nx+ny)/2}-nz]×d
(6)耐有機溶媒性
得られたフィルムを有機溶媒に60℃で3時間浸漬し、耐有機溶媒性を評価した。なお、有機溶媒としては、N-メチル-2-ピロリドン(NMP)を使用した。
耐有機溶媒性の評価基準は、以下の通りとした。
B:有機溶媒に浸漬して3時間未満でフィルム表面が溶解した。
A:有機溶媒に浸漬して3時間経過後もフィルム表面が溶解せず変化がなかった。
<テトラカルボン酸成分>
HPMDA:1,2,4,5-シクロヘキサンテトラカルボン酸二無水物(三菱ガス化学株式会社製;式(a-1-1)で表される化合物)
CpODA:ノルボルナン-2-スピロ-α-シクロペンタノン-α’-スピロ-2’’-ノルボルナン-5,5’’,6,6’’-テトラカルボン酸二無水物(JXエネルギー株式会社製;式(a-1-2)で表される化合物)
s-BPDA:3,3’,4,4’-ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(三菱ケミカル株式会社製;式(a-2s)で表される化合物)
<ジアミン成分>
BAFL:9,9-ビス(4-アミノフェニル)フルオレン(田岡化学工業株式会社製;式(b-1)で表される化合物)
3,5-DABA:3,5-ジアミノ安息香酸(日本純良薬品株式会社製;式(b-211)で表される化合物)
mTB:2,2’-ジメチルビフェニル-4,4’-ジアミン(セイカ株式会社製)
<架橋剤>
1,3-PBO:1,3-ビス(4,5-ジヒドロ-2-オキサゾリル)ベンゼン(三國製薬工業株式会社製)
TG:イソシアヌル酸トリグリシジル(東京化成工業株式会社製)
ステンレス製半月型撹拌翼、窒素導入管、冷却管を取り付けたディーンスターク、温度計、ガラス製エンドキャップを備えた1Lの5つ口丸底フラスコに、BAFLを27.876g(0.080モル)と、3,5-DABAを3.043g(0.020モル)と、γ-ブチロラクトン(三菱ケミカル株式会社製)を79.242g投入し、系内温度70℃、窒素雰囲気下、回転数200rpmで撹拌して溶液を得た。
この溶液に、HPMDAを22.417g(0.100モル)と、γ-ブチロラクトン(三菱ケミカル株式会社製)を19.811gとを一括で添加した後、イミド化触媒としてトリエチルアミン(関東化学株式会社製)を0.506g投入し、マントルヒーターで加熱し、約20分かけて反応系内温度を190℃まで上げた。留去される成分を捕集し、回転数を粘度上昇に合わせて調整しつつ、反応系内温度を190℃に保持して3時間還流した。
その後、γ-ブチロラクトン(三菱ケミカル株式会社製)を351.779g添加して、反応系内温度を120℃まで冷却した後、更に約3時間撹拌して均一化して、固形分濃度10.0質量%のポリイミド樹脂溶液(1)を得た。
続いて、ポリイミド樹脂溶液(1)を100g中に、架橋剤として1,3-PBOを0.216g(0.001モル)添加し、室温で1時間攪拌後、架橋剤とポリイミド樹脂とを含む固形分濃度10.2質量%のポリイミドワニスを得た。なお、1,3-PBOの添加量と3,5-DABAの添加量に基づいて計算されるオキサゾリル基/カルボキシル基のモル比は、1/2である。
続いてガラス板上へ、得られたポリイミドワニスを塗布し、ホットプレートで80℃、20分間保持し、その後、窒素雰囲気下、熱風乾燥機中350℃で30分加熱し溶媒を蒸発させ、厚み18μmのフィルムを得た。結果を表1に示す。
ポリイミド樹脂溶液(1)に対する架橋剤1,3-PBOの添加量を0.432g(0.002モル)に変更したこと以外は、実施例1Aと同様の方法により、ポリイミドワニスを作製し、架橋剤とポリイミド樹脂とを含む固形分濃度10.4質量%のポリイミドワニスを得た。なお、1,3-PBOの添加量と3,5-DABAの添加量に基づいて計算されるオキサゾリル基/カルボキシル基のモル比は、1/1である。
得られたポリイミドワニスを用いて、実施例1Aと同様の方法によりフィルムを作製し、厚み17μmのフィルムを得た。結果を表1に示す。
ポリイミド樹脂溶液(1)に対して架橋剤1,3-PBOを添加しなかったこと以外は、実施例1Aと同様の方法により、ポリイミドワニスを作製した。即ち、ポリイミド樹脂溶液(1)を、そのままポリイミドワニスとして用いた。
得られたポリイミドワニスを用いて、実施例1Aと同様の方法によりフィルムを作製し、厚み16μmのフィルムを得た。結果を表1に示す。
ステンレス製半月型撹拌翼、窒素導入管、冷却管を取り付けたディーンスターク、温度計、ガラス製エンドキャップを備えた1Lの5つ口丸底フラスコに、BAFLを31.361g(0.090モル)と、3,5-DABAを1.522g(0.010モル)と、γ-ブチロラクトン(三菱ケミカル株式会社製)を105.961g投入し、系内温度70℃、窒素雰囲気下、回転数200rpmで撹拌して溶液を得た。
この溶液に、CpODAを38.438g(0.100モル)と、γ-ブチロラクトン(三菱ケミカル株式会社製)を26.490gとを一括で添加した後、イミド化触媒としてトリエチルアミン(関東化学株式会社製)を0.506g及びトリエチレンジアミン(東京化成工業株式会社製)を0.056g投入し、マントルヒーターで加熱し、約20分かけて反応系内温度を190℃まで上げた。留去される成分を捕集し、回転数を粘度上昇に合わせて調整しつつ、反応系内温度を190℃に保持して3時間還流した。
その後、γ-ブチロラクトン(三菱ケミカル株式会社製)を478.614g添加して、反応系内温度を120℃まで冷却した後、更に約3時間撹拌して均一化して、固形分濃度10.0質量%のポリイミド樹脂溶液(2)を得た。
続いて、ポリイミド樹脂溶液(2)を100g中に、架橋剤として1,3-PBOを0.0796g(0.00037モル)添加し、室温で1時間攪拌後、架橋剤とポリイミド樹脂とを含む固形分濃度10.07質量%のポリイミドワニスを得た。なお、1,3-PBOの添加量と3,5-DABAの添加量に基づいて計算されるオキサゾリル基/カルボキシル基のモル比は、1/2である。
続いてガラス板上へ、得られたポリイミドワニスを塗布し、ホットプレートで80℃、20分間保持し、その後、窒素雰囲気下、熱風乾燥機中350℃で30分加熱し溶媒を蒸発させ、厚み27μmのフィルムを得た。結果を表1に示す。
ポリイミド樹脂溶液(2)に対する架橋剤1,3-PBOの添加量を0.1592g(0.00074モル)に変更したこと以外は、実施例2Aと同様の方法により、ポリイミドワニスを作製し、架橋剤とポリイミド樹脂とを含む固形分濃度10.14質量%のポリイミドワニスを得た。なお、1,3-PBOの添加量と3,5-DABAの添加量に基づいて計算されるオキサゾリル基/カルボキシル基のモル比は、1/1である。
得られたポリイミドワニスを用いて、実施例2Aと同様の方法によりフィルムを作製し、厚み23μmのフィルムを得た。結果を表1に示す。
ポリイミド樹脂溶液(2)に対して架橋剤1,3-PBOを添加しなかったこと以外は、実施例2Aと同様の方法により、ポリイミドワニスを作製した。即ち、ポリイミド樹脂溶液(2)を、そのままポリイミドワニスとして用いた。
得られたポリイミドワニスを用いて、実施例2Aと同様の方法によりフィルムを作製し、厚み14μmのフィルムを得た。結果を表1に示す。
BAFLの量を31.361g(0.090モル)から27.876g(0.080モル)に変更し、3,5-DABAの量を1.522g(0.010モル)から3.043g(0.020モル)に変更した以外は、実施例2Aと同様の方法によりポリイミド樹脂溶液を作製し、固形分濃度10.0質量%のポリイミド樹脂溶液(3)を得た。
続いて、ポリイミド樹脂溶液(3)を100g中に、架橋剤として1,3-PBOを0.159g(0.0007モル)添加し、室温で1時間攪拌後、架橋剤とポリイミド樹脂とを含む固形分濃度10.14質量%のポリイミドワニスを得た。なお、1,3-PBOの添加量と3,5-DABAの添加量に基づいて計算されるオキサゾリル基/カルボキシル基のモル比は、1/2である。
得られたポリイミドワニスを用いて、実施例2Aと同様の方法によりフィルムを作製し、厚み24μmのフィルムを得た。結果を表1に示す。
<実施例3B>
ポリイミド樹脂溶液(3)に対する架橋剤1,3-PBOの添加量を0.319g(0.0015モル)に変更したこと以外は、実施例3Aと同様の方法により、ポリイミドワニスを作製し、架橋剤とポリイミド樹脂とを含む固形分濃度10.29質量%のポリイミドワニスを得た。なお、1,3-PBOの添加量と3,5-DABAの添加量に基づいて計算されるオキサゾリル基/カルボキシル基のモル比は、1/1である。
得られたポリイミドワニスを用いて、実施例3Aと同様の方法によりフィルムを作製し、厚み23μmのフィルムを得た。結果を表1に示す。
ポリイミド樹脂溶液(3)に対して架橋剤1,3-PBOを添加しなかったこと以外は、実施例3Aと同様の方法により、ポリイミドワニスを作製した。即ち、ポリイミド樹脂溶液(3)を、そのままポリイミドワニスとして用いた。
得られたポリイミドワニスを用いて、実施例3Aと同様の方法によりフィルムを作製し、厚み20μmのフィルムを得た。結果を表1に示す。
BAFLの量を31.361g(0.090モル)から17.423g(0.050モル)に変更し、3,5-DABAの量を1.522g(0.010モル)から7.608g(0.050モル)に変更した以外は、実施例2Aと同様の方法によりポリイミド樹脂溶液を作製し、固形分濃度10.0質量%のポリイミド樹脂溶液(4)を得た。
続いて、ポリイミド樹脂溶液(4)を100g中に、架橋剤として1,3-PBOを0.445g(0.0021モル)添加し、室温で1時間攪拌後、架橋剤とポリイミド樹脂とを含む固形分濃度10.40質量%のポリイミドワニスを得た。なお、1,3-PBOの添加量と3,5-DABAの添加量に基づいて計算されるオキサゾリル基/カルボキシル基のモル比は、1/2である。
得られたポリイミドワニスを用いて、実施例2Aと同様の方法によりフィルムを作製し、厚み12μmのフィルムを得た。結果を表1に示す。
<実施例4B>
ポリイミド樹脂溶液(4)に対する架橋剤1,3-PBOの添加量を0.890g(0.0041モル)に変更したこと以外は、実施例4Aと同様の方法により、ポリイミドワニスを作製し、架橋剤とポリイミド樹脂とを含む固形分濃度10.79質量%のポリイミドワニスを得た。なお、1,3-PBOの添加量と3,5-DABAの添加量に基づいて計算されるオキサゾリル基/カルボキシル基のモル比は、1/1である。
得られたポリイミドワニスを用いて、実施例4Aと同様の方法によりフィルムを作製し、厚み15μmのフィルムを得た。結果を表1に示す。
ポリイミド樹脂溶液(4)に対して架橋剤1,3-PBOを添加しなかったこと以外は、実施例4Aと同様の方法により、ポリイミドワニスを作製した。即ち、ポリイミド樹脂溶液(4)を、そのままポリイミドワニスとして用いた。
得られたポリイミドワニスを用いて、実施例4Aと同様の方法によりフィルムを作製し、厚み20μmのフィルムを得た。結果を表1に示す。
HPMDAの量を22.417g(0.100モル)から11.209g(0.050モル)に変更し、CpODAを19.219g(0.050モル)追加した以外は、実施例1Aと同様の方法によりポリイミド樹脂溶液を作製し、固形分濃度10.0質量%のポリイミド樹脂溶液(5)を得た。
続いて、ポリイミド樹脂溶液(5)を100g中に、架橋剤として1,3-PBOを0.372g(0.0017モル)添加し、室温で1時間攪拌後、架橋剤とポリイミド樹脂とを含む固形分濃度10.33質量%のポリイミドワニスを得た。なお、1,3-PBOの添加量と3,5-DABAの添加量に基づいて計算されるオキサゾリル基/カルボキシル基のモル比は、1/1である。
得られたポリイミドワニスを用いて、実施例1Aと同様の方法によりフィルムを作製し、厚み9μmのフィルムを得た。結果を表1に示す。
ポリイミド樹脂溶液(5)に対して架橋剤1,3-PBOを添加しなかったこと以外は、実施例5と同様の方法により、ポリイミドワニスを作製した。即ち、ポリイミド樹脂溶液(5)を、そのままポリイミドワニスとして用いた。
得られたポリイミドワニスを用いて、実施例5と同様の方法によりフィルムを作製し、厚み9μmのフィルムを得た。結果を表1に示す。
HPMDAの量を22.417g(0.100モル)から20.175g(0.090モル)に変更し、s-BPDAを2.942g(0.010モル)追加した以外は、実施例1Aと同様の方法によりポリイミド樹脂溶液を作製し、固形分濃度10.0質量%のポリイミド樹脂溶液(6)を得た。
続いて、ポリイミド樹脂溶液(6)を100g中に、架橋剤として1,3-PBOを0.424g(0.0020モル)添加し、室温で1時間攪拌後、架橋剤とポリイミド樹脂とを含む固形分濃度10.38質量%のポリイミドワニスを得た。なお、1,3-PBOの添加量と3,5-DABAの添加量に基づいて計算されるオキサゾリル基/カルボキシル基のモル比は、1/1である。
得られたポリイミドワニスを用いて、実施例1Aと同様の方法によりフィルムを作製し、厚み20μmのフィルムを得た。結果を表1に示す。
ポリイミド樹脂溶液(6)に対して架橋剤1,3-PBOを添加しなかったこと以外は、実施例6と同様の方法により、ポリイミドワニスを作製した。即ち、ポリイミド樹脂溶液(6)を、そのままポリイミドワニスとして用いた。
得られたポリイミドワニスを用いて、実施例6と同様の方法によりフィルムを作製し、厚み17μmのフィルムを得た。結果を表1に示す。
ポリイミド樹脂溶液(1)に対して添加する架橋剤を、1,3-PBOを0.216g(0.001モル)からTGを0.500g(0.0017モル)に変更したこと以外は、実施例1Aと同様の方法により、ポリイミドワニスを作製し、架橋剤とポリイミド樹脂とを含む固形分濃度10.45質量%のポリイミドワニスを得た。
続いてガラス板上へ、得られたポリイミドワニスを塗布し、ホットプレートで80℃、20分間保持し、その後、窒素雰囲気下、熱風乾燥機中350℃で30分加熱し溶媒を蒸発させ、厚み20μmのフィルムを得た。得られたフィルムには全面に点状欠点が見られた。結果を表2に示す。
ポリイミド樹脂溶液(1)に対する架橋剤TGの添加量を1.000g(0.0034モル)に変更したこと以外は、比較例7Aと同様の方法により、ポリイミドワニスを作製し、架橋剤とポリイミド樹脂とを含む固形分濃度10.89質量%のポリイミドワニスを得た。
得られたポリイミドワニスを用いて、比較例7Aと同様の方法によりフィルムを作製し、厚み22μmのフィルムを得た。得られたフィルムには全面に点状欠点が見られた。結果を表2に示す。
ステンレス製半月型撹拌翼、窒素導入管、冷却管を取り付けたディーンスターク、温度計、ガラス製エンドキャップを備えた1Lの5つ口丸底フラスコに、mTBを10.615g(0.050モル)と、3,5-DABAを7.608g(0.050モル)と、γ-ブチロラクトン(三菱ケミカル株式会社製)を48.767g投入し、系内温度70℃、窒素雰囲気下、回転数200rpmで撹拌して溶液を得た。
この溶液に、HPMDAを22.417g(0.100モル)と、N,N’-ジメチルアセトアミド(三菱ガス化学株式会社製)を12.192gとを一括で添加した後、イミド化触媒としてトリエチルアミン(関東化学株式会社製)を0.506g投入し、マントルヒーターで加熱し、約20分かけて反応系内温度を180℃まで上げた。留去される成分を捕集し、回転数を粘度上昇に合わせて調整しつつ、反応系内温度を180℃に保持して5時間還流した。
その後、N,N’-ジメチルアセトアミド(三菱ガス化学株式会社製)を280.466g添加して、反応系内温度を120℃まで冷却した後、更に約3時間撹拌して均一化して、固形分濃度10.0質量%のポリイミド樹脂溶液(7)を得た。
続いて、ポリイミド樹脂溶液(7)を100g中に、架橋剤として1,3-PBOを1.425g(0.0066モル)添加し、室温で1時間攪拌後、架橋剤とポリイミド樹脂とを含む固形分濃度11.26質量%のポリイミドワニスを得た。なお、1,3-PBOの添加量と3,5-DABAの添加量に基づいて計算されるオキサゾリル基/カルボキシル基のモル比は、1/1である。
続いてガラス板上へ、得られたポリイミドワニスを塗布し、ホットプレートで80℃、20分間保持し、その後、窒素雰囲気下、熱風乾燥機中350℃で30分加熱し溶媒を蒸発させ、厚み16μmのフィルムを得た。結果を表3に示す。
ポリイミド樹脂溶液(7)に対して架橋剤1,3-PBOを添加しなかったこと以外は、比較例8Aと同様の方法により、ポリイミドワニスを作製した。即ち、ポリイミド樹脂溶液(7)を、そのままポリイミドワニスとして用いた。
得られたポリイミドワニスを用いて、比較例8Aと同様の方法によりフィルムを作製し、厚み15μmのフィルムを得た。結果を表3に示す。
特に、1,3-PBOを添加することにより、耐有機溶媒性が向上することが確認された(実施例1A及び1Bと比較例1との対比、実施例2A及び2Bと比較例2との対比、実施例3A及び3Bと比較例3との対比、実施例4A及び4Bと比較例4との対比、実施例5と比較例5との対比、並びに実施例6と比較例6との対比)。
また、驚くことに、1,3-PBOを添加しても光学的等方性を維持できる(実施例1A及び1Bと比較例1との対比)か、又は1,3-PBOを添加ことにより光学的等方性が向上する(実施例2A及び2Bと比較例2との対比、実施例3A及び3Bと比較例3との対比、実施例4A及び4Bと比較例4との対比、実施例5と比較例5との対比、並びに実施例6と比較例6との対比)ことが確認された。
また、表2に示されるように、比較例7Bのフィルムは、無色透明性が大きく劣っていた。
Claims (8)
- ポリイミド樹脂と、少なくとも2つのオキサゾリル基を有する架橋剤とを含むポリイミド樹脂組成物であって、
前記ポリイミド樹脂が、テトラカルボン酸二無水物に由来する構成単位A及びジアミンに由来する構成単位Bを有し、
構成単位Aが、下記式(a-1-1)で表される化合物に由来する構成単位(A-1-1)及び下記式(a-1-2)で表される化合物に由来する構成単位(A-1-2)からなる群より選ばれる少なくとも1つである構成単位(A-1)を含み、
構成単位Bが、下記式(b-1)で表される化合物に由来する構成単位(B-1)と、下記式(b-2)で表される化合物に由来する構成単位(B-2)とを含み、
構成単位B中における構成単位(B-1)の比率が75~99モル%であり、
構成単位B中における構成単位(B-2)の比率が1~25モル%である、ポリイミド樹脂組成物。
(式(b-1)中、Rはそれぞれ独立して、水素原子、フッ素原子、又はメチル基であり;式(b-2)中、Xは単結合、置換若しくは無置換のアルキレン基、カルボニル基、エーテル基、下記式(b-2-i)で表される基、又は下記式(b-2-ii)で表される基であり、pは0~2の整数であり、m1は0~4の整数であり、m2は0~4の整数である。ただし、pが0の場合、m1は1~4の整数である。)
(式(b-2-i)中、m3は0~5の整数であり;式(b-2-ii)中、m4は0~5の整数である。なお、m1+m2+m3+m4は1以上であり、pが2の場合、2つのX及び2つのm2~m4のそれぞれは独立して選択される。) - 前記架橋剤が、前記少なくとも2つのオキサゾリル基が結合したベンゼン環を含む、請求項1又は2に記載のポリイミド樹脂組成物。
- 前記架橋剤中のオキサゾリル基と前記ポリイミド樹脂中のカルボキシル基とのモル比(オキサゾリル基/カルボキシル基)が1/4~1/0.5の範囲となるような比率で、前記ポリイミド樹脂と前記架橋剤とを含む、請求項1~3のいずれかに記載のポリイミド樹脂組成物。
- 構成単位A中における構成単位(A-1)の比率が50モル%以上である、請求項1~4のいずれかに記載のポリイミド樹脂組成物。
- 構成単位(A-1)が構成単位(A-1-1)である、請求項1~5のいずれかに記載のポリイミド樹脂組成物。
- 構成単位(A-1)が構成単位(A-1-2)である、請求項1~5のいずれかに記載のポリイミド樹脂組成物。
- 請求項1~7のいずれかに記載のポリイミド樹脂組成物中の前記ポリイミド樹脂が前記架橋剤により架橋されてなるポリイミドフィルム。
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