JP7165030B2 - 六方晶窒化ホウ素粉末 - Google Patents
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本発明の六方晶窒化ホウ素粉末は、メチコンがその表面に存在してなる六方晶窒化ホウ素粒子を含む。
本発明の六方晶窒化ホウ素粉末は、六方晶窒化ホウ素粉末をメチコンで表面処理することにより製造することができる。
本発明の六方晶窒化ホウ素粉末は、固体化粧品を構成する粉末成分として優れた撥水性を有するものであるから、該六方晶窒化ホウ素粉末を含む固体化粧品用組成物は、使用時に汗や水で流れ落ちにくく、そのため「もち」に優れ、化粧効果を長時間持続することができる。ゆえに、前記固体化粧品用組成物は、以下に述べるような種々の用途に使用することができる。即ち、ファンデーション、口紅、アイシャドー、マスカラ等のメイクアップ化粧品だけでなく、乳液、クリーム等のフェイシャル化粧品に好適に用いることができる。中でも、顔の広範囲へ塗布されるファンデーションは、メイク全体の化粧崩れに対する寄与が大きいため、本発明の固体化粧品用組成物を使用することが好ましい。
エタノール濃度を0、10、20、30及び40重量%に調製したエタノール-水混合溶媒各20gをアズワン社製ラボランスクリュー管瓶No.6(容量30mL)へ個別に入れ、さらに六方晶窒化ホウ素粉末を各スクリュー管瓶へ0.2g投入し、該スクリュー管瓶をアズワン社製ミックスローターFLMX-T6-5を用いて、回転数70rpmで10分間撹拌した。それを2時間静置した後、スクリュー管瓶内底部に沈降した六方晶窒化ホウ素粉末を混合溶媒とともにスポイトで分離回収し、分離回収した六方晶窒化ホウ素に含まれる混合溶媒を十分に揮発させた後の残渣の重量を沈降量(g)とし、上記投入量(g)から当該沈降量(g)を差し引いた値を浮遊量(g)とした。
エポキシ樹脂100質量部中に六方晶窒化ホウ素粉末100質量部を分散し、得られた樹脂組成物を減圧脱泡し、テスター産業社製自動塗工機PI-1210を用いて、樹脂組成物をPETフィルム上に厚み250~400μm程度に塗工・乾燥・硬化し、さらに、100~150℃、75kNで真空プレスし、厚み100~200μmのシートを作製した。
六方晶窒化ホウ素粉末0.3gを50ccのエタノールと共に、容積100cc、直径4cmのスクリュー管瓶に投入し、0.2cmの直径を有するプローブを水中に1cm挿入した状態で、室温下、上記プローブより50Wの出力で5分間超音波を作用せしめた後の窒化ホウ素懸濁液についてレーザー回折/散乱式粒子径分布測定装置(HORIBA製LA-950V2)を用いて、粒度分布を測定し、平均粒径(D50)(μm)を求めた。
JIS-K-6217-4に準じた方法で六方晶窒化ホウ素粉末のDBP吸収量を測定した。
セイシン企業製:タップデンサーKYT-5000を用いて軽装嵩密度(g/cm3)およびタップ嵩密度(g/cm3)を測定した。試料セルは100ml、タップ速度120回/分、タップ高さ5cm、タップ回数500回の条件で行った。
マウンテック社製:Macsorb HM model-1201を用いて比表面積(m2/g)を測定した。
医薬部外品原料規格2006に準じた方法で溶出ホウ素を抽出し、ICP発光分光分析装置でホウ素量(ppm)を測定した。
20名の専門パネラーにより「のび」「もち」について官能評価を行った結果を表1に示す。結果は、良好と感じたパネラーが30%未満である場合を×、30%以上60%未満である場合を△、60%以上80%未満である場合を○、80%以上である場合を◎とした。
原料六方晶窒化ホウ素粉末は、次の方法で製造した。
原料六方晶窒化ホウ素粉末15gを容器にとり、スプーンでかき混ぜながらメチルハイドロジェンポリシロキサン(信越化学社製:KF-9901)を0.3g滴下し、これをPFA丸底フラスコ(容量250mL)へ全量移した後、スリーワンモーターとテフロン(登録商標)撹拌羽を用いて300rpmで30分間撹拌することにより、メチルハイドロジェンポリシロキサンが表面に存在してなる六方晶窒化ホウ素粒子を含む六方晶窒化ホウ素粉末を得た。得られた六方晶窒化ホウ素粉末について、E値を測定した結果を表1に示す。
メチルハイドロジェンポリシロキサンとして信越化学社製:KF-99Pを用いた以外は、実施例1と同様にして、メチルハイドロジェンポリシロキサンが表面に存在してなる六方晶窒化ホウ素粒子を含む六方晶窒化ホウ素粉末を得た。得られた六方晶窒化ホウ素粉末について、E値を測定した結果を表1に示す。
メチルハイドロジェンポリシロキサンとして東レ・ダウコーニング社製:AM-3100 Hydrogen Fluidを用いた以外は、実施例1と同様にして、メチルハイドロジェンポリシロキサンが表面に存在してなる六方晶窒化ホウ素粒子を含む六方晶窒化ホウ素粉末を得た。得られた六方晶窒化ホウ素粉末について、E値を測定した結果を表1に示す。
実施例1及び2で得られた六方晶窒化ホウ素粉末を電気炉を用いて150℃で30分間加熱することにより、メチルハイドロジェンポリシロキサンが表面に存在してなる六方晶窒化ホウ素粒子を含む六方晶窒化ホウ素粉末を得た。得られた六方晶窒化ホウ素粉末について、E値を測定した結果を表1に示す。
原料六方晶窒化ホウ素粉末について、E値を測定した結果を表1に示す。
ジメチルポリシロキサンとして信越化学社製:KF-96Lを用いた以外は、実施例1と同様にして、ジメチルポリシロキサンが表面に存在してなる六方晶窒化ホウ素粒子を含む六方晶窒化ホウ素粉末を得た。得られた六方晶窒化ホウ素粉末について、E値を測定した結果を表1に示す。
比較例1及び2で得られた六方晶窒化ホウ素粉末を電気炉を用いて150℃で30分間加熱することにより、ジメチルポリシロキサンが表面に存在してなる六方晶窒化ホウ素粒子を含む六方晶窒化ホウ素粉末を得た。得られた六方晶窒化ホウ素粉末について、E値を測定した結果を表1に示す。
実施例1~4、比較例1~4で得られた六方晶窒化ホウ素粉末を用いて、以下の配合割合で六方晶窒化ホウ素粉末を含有する固体化粧品用組成物を作製した。
マイカ 15.0質量%
合成金雲母 12.0質量%
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 8.0質量%
(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー 8.0質量%
(ジフェニルジメチコン/ビニルジフェニルジメチコン/
シルセスキオキサン)クロスポリマー 8.0質量%
ナイロン12 3.0質量%
シリカ 3.0質量%
タルク 3.0質量%
アクリレーツクロスポリマー 3.0質量%
パーフルオロオクチルトリエトキシシラン 3.0質量%
酸化亜鉛 3.0質量%
ポリメチルメタクリレートポリマー 3.0質量%
シリコーン処理ベンガラ(赤酸化鉄) 1.0質量%
シリコーン処理黄酸化鉄 0.6質量%
シリコーン処理黒酸化鉄 0.4質量%
シリコーン処理酸化チタン 6.0質量%
Claims (4)
- メチルハイドロジェンポリシロキサンがその表面に存在してなる六方晶窒化ホウ素粒子を含む六方晶窒化ホウ素粉末であって、
下記[方法]により求められるE値が、24以上であることを特徴とする、六方晶窒化ホウ素粉末。
[方法] 容量30mLのスクリュー管瓶にエタノール―水混合溶媒20gを秤量後、六方晶窒化ホウ素粉末0.2gを投入し、上記スクリュー管瓶をミックスローターで撹拌し、次いで2時間静置後、上記スクリュー管瓶内の六方晶窒化ホウ素粉末の浮遊量が上記投入量の半分となるときの上記エタノール―水混合溶媒中のエタノールの重量%の値をE値とする。 - 前記メチルハイドロジェンポリシロキサンの粘度(25℃)が、2~400mm2/sである、請求項1に記載の六方晶窒化ホウ素粉末。
- 前記六方晶窒化ホウ素粒子の平均長径が2~20μm、平均厚みが0.2~1.5μm、アスペクト比が2.5~100である、請求項1又は2に記載の六方晶窒化ホウ素粉末。
- 請求項1~3に記載の六方晶窒化ホウ素粉末を1~70質量%含むことを特徴とする、固体化粧品用組成物。
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