JP7159243B2 - 移動式家具付きの乗り物 - Google Patents
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Description
なお、本明細書において、“乗り物”とは、内部に乗員が居在するための居空間を有する移動手段をいい、例えば自動車・飛行機・船舶などを含む。
“乗員”とは、乗務員の他に乗客を含む。
・家具の配置位置を決める際に、所望の位置によりも前後方向(車両の進行方向)又は左右方向(車幅方向)にずれてしまう可能性がある。
・特に同一寸法の家具を並べて配置する場合に、例えば側壁との距離が異なるために、ある家具が隣の家具よりも手前に突き出ると見栄えが悪い。
・そうした家具の位置のずれを修正してきれいに並べ直すのに手間がかかる。
・家具を配置して、家具のレイアウトを変更する場合にも同様の手間を要する。
・車体の走行中の揺れなどにより家具が所定の場所からずれてしまう可能性がある。
・家具は壁際の床に配置されているだけであるので、床から離れた天井寄りの空間を上手く利用できない。
本発明の第2の目的は、移動家具を見栄え良くアレンジすることができる、移動家具付きの乗り物を提供することである。
本発明の第3の目的は、居空間をより有効に利用出来る、移動家具付きの乗り物を提供することである。
前記基本的構造は、内部の空間を乗員の居空間Vに形成した中空のボディ2と、
前記ボディ2に取り付けられた移動式家具16と、
を具備しており、
前記移動式家具16を前記居空間V内に着脱可能に配置することが可能な着脱システムCを形成しており、
前記着脱システムCは、
前記居空間Vの内面に相互に並行させて設置された主係合条10及び補助係合条14と、
前記移動式家具16に取り付けられた主係合具40及び補助係合具42と、
からなり、
前記主係合具40は、前記主係合条10とかみ合って前記移動式家具16を前記ボディ2に留め付けることができるように、また前記補助係合具42は、前記補助係合条14とかみ合いかつ分離可能にロックできるように、それぞれ形成されており、
かつ前記主係合条10及び前記補助係合条14は、相互の間に一定の間隙Gを存して前記ボディ2の内面に沿って同一方向に延びており、
かつ前記主係合条10及び前記補助係合条14は、それぞれの長手方向の全長に亘って同一の断面形状を有するように形成された移動式家具付きの乗り物である。
そして、この着脱システムCは、居空間Vの内面に相互に並行させて主係合条10及び補助係合条14を設置するとともに、移動式家具16に、前記主係合条10とかみ合って前記移動式家具16をボディ2に留め付ける主係合具40と、補助係合条14とかみ合い、さらにロックすることができる補助係合具42とをそれぞれ取り付けている。
この構造によれば、補助係合条14に補助係合具42をロックさせることで、前記ボディに移動式家具を確実に留め付けることができる。またロックの解除により、容易に移動式家具を外すこともできる。
故に、ボディ2に移動式家具16を簡易に脱着することができ、家具の位置決め作業の手間が省ける。
また前記主係合条10及び補助係合条14は、それぞれの長手方向の全長に亘って同一の断面形状を有する。
故に、当該方向の任意の場所に移動式家具を取り付けることができ、便利である。
このフック部40bは、前記任意の箇所に対して掛止させることが可能であり、前記補助係合具42の非ロック状態で、前記移動式家具16の持ち上げにより、前記主係合条10の上側より当該主係合条10に対して脱着することが可能に設けた。
このフック部40bは、前記任意の箇所に対して掛止させることが可能であり、前記補助係合具42の非ロック状態で、前記移動式家具16の持ち上げにより、前記主係合条10の上側より当該主係合条10に対して脱着することが可能に設けた。
このフック部40bは、前記任意の箇所に対して遊嵌させることが可能であり、前記補助係合具42の非ロック状態で、前記移動式家具16が、前記フック部40bを遊嵌させた前記主係合条10を中心として揺動することができるように形成されており、
前記補助係合具42は、前記補助係合条14側に対する締付け操作により、前記補助係合条14への補助係合具42のロック状態を維持できる締め部42cを有する。
このフック部40bは、図3(B)に示す如く、前記任意の箇所に対して遊嵌させることが可能であり、前記補助係合具42の非ロック状態で、前記移動式家具16が、前記フック部40bを遊嵌させた前記主係合条10を中心として揺動することができるように形成されている。
この構造によれば、移動式家具16をボディ2に取り付ける作業が容易となる。
また前記補助係合具42は、同図に示す如く、前記補助係合条14側に対する締付け操作により、前記補助係合条14への補助係合具42のロック状態を維持できる締め部42cを有する。
当該固定式家具7の表面に前記主係合条10及び前記補助係合条14が付設されており、
前記固定式家具7と前記移動式家具16とは、前記主係合条10及び前記補助係合条14の長手方向の全長に亘ってほぼ同一の輪郭を有するように形成されており、かつ
前記長手方向から見て、前記固定式家具7には上向き段部9が、また前記移動式家具16には下向き段部32がそれぞれ形成されており、
前記固定式家具7の上向き段部9と前記移動式家具16の下向き段部32とを向かい合わせた状態で、前記主係合具40を前記主係合条10にかみ合わせるとともに前記補助係合具42を前記補助係合条14にロックさせることが可能に形成した。
この構造によれば、既存のボディ2の基本的構成(例えばフレームの構造)を大きく変更することを回避することができる。
また、本手段では、図9に示す如く、固定式家具7の上向き段部9と移動式家具16の下向き段部32とを向かい合わせた状態としている。
この構造によれば、固定式家具7及び移動式家具16をコンパクトに配置することができる。
前記補助係合具42が前記補助係合条14にロックされた状態で、前記当接部18cが前記ボディ2に当接するように形成した。
なお、ここでいう“ボディ側”とは、図9に示す如く、ボディ2の一部として据え付けられた固定式家具7を含むものとする。
この構造によれば、前記段差部19の巾を利用して、主係合具40及び主係合条10を配置することができ、納まりがよい。
この第1方向Xに向かって、前記主係合条10及び補助係合条14が前記ボディ2の内面を相互に平行に延びるように形成している。
この構造によれば、進行方向に長い乗り物内の空間を有効に活用しつつ、移動式家具の様々なアレンジメントを実現することができる。
前記移動式家具16は、前記内側面と向かい合う基部18を有し、
主係合具40は、前記主係合条10とかみ合って前記移動式家具16を支えることができるように前記基部18に付設されている。
この構造によれば、居空間V中の壁際の部分(天井付近の空間を含む)を有効利用することができ、また壁際からの家具のずれや転倒も規制できる。
また主係合条10及び補助係合条14は、それぞれの長手方向の全長に亘って同一の断面形状を有するから、当該方向の任意の場所に移動家具を取り付けることができ、便利である。
第1の手段又は第2の手段に係る発明によれば、係合具40は、前記主係合条10の長手方向の任意の箇所に対して取り付けかつ取り外すことが出来るフック部40bを有するから、このフック部40bを用いて、移動式家具16を前記長手方向の任意の場所に着脱できる。
第5の手段に係る発明によれば、前記ボディ2を、乗り物の進行方向である第1方向Xに長く形成するとともに、この第1方向Xに向かって、前記主係合条10及び補助係合条14が前記ボディ2の内面を相互に平行に延びるように形成したから、進行方向に長い乗り物内の空間を有効に活用しつつ、移動式家具の様々なアレンジメントを実現することができる。
第6の手段に係る発明によれば、前記居空間Vの内側面に、垂直方向に離間させて前記主係合条10及び補助係合条14を配置するとともに、前記主係合条10とかみ合って前記移動式家具16を支える主係合具40を、移動式家具16の基部18に付設したから、居空間V中の壁際の部分を有効利用することができ、また壁際からの家具のずれや転倒も規制できる。
第3の手段に係る発明によれば、前記ボディ2の内面に固定された固定式家具7を含み、当該固定式家具7の表面に前記主係合条10及び補助係合条14が付設されているから、既存のボディ2の構造を大きく変更することを回避することができる。
また、固定式家具7の上向き段部9と移動式家具16の下向き段部32とを向かい合わせた状態とするから、固定式家具7及び移動式家具16をコンパクトに配置することができる。
第2の手段に係る発明によれば、前記移動式家具16が主係合条10を中心として揺動することができるように、前記主係合具40は、前記主係合条10に遊嵌するフック部40bを有するから、移動式家具16をボディ2に取り付ける作業が容易となる。
第4の手段に係る発明によれば、主係合具40の取り付け箇所から段差部19を介してボディ2側へ張り出す当接部18cを設けたから、この段差部の巾を利用して、主係合具40及び主係合条10を配置することができ、納まりがよい。
この乗り物は、ボディ2と、移動式家具16とを備える。
本明細書において、“ボディ”とは、乗り物のフレームFと、フレームなどに固定された内装材や造作家具(後述の固定式家具)、エンジンなどの機械類を含むものとし、移動式家具16に対する概念である。
ボディ2は、自走機能を有するもののほか、自走機能を有さず、牽引車(トラクター)によって曳かれるトレーラーの如きものも該当する。
本実施形態のボディ2は、床4を有する底部2aと、天井部2bと、乗り物の進行方向(第1方向X)に長い第1壁部(側壁部)2cと、乗り物の幅方向(第2方向Y)に延びる第2壁部(隔壁部)2dとを備える。
6は、側壁部2cに形成された窓部である。
そして、床4と天井部2bと側壁部2cと隔壁部2dとで乗員を収容するための居空間Vが形成されている。
これらの構造は、適宜変更することができ、例えば隔壁部2dは省略することができる。また隔壁部2dとして、床4から天井部2bまで壁体を設ける必要はなく、例えば床から乗員の腰付近まで起立する壁(腰壁)を設け、その上側には、仕切りカーテンを設置しても構わない。
図示例のボディ2は、自動車の車両用であって、タイヤの上側を覆う部材(フェンダー)を有し、かつこれらの部材の上方で床4の幅方向の両側に隆起部Rが形成されている。
また床4の別の場所には、床面から一段低い昇降口Dを設けている。
もっともこれらの構造も、適宜変更することができる。
本実施形態では、乗り物のボディ2は、巾方向(第2方向Y)に比べて、乗り物の進行方向である前後方向(第1方向X)に長い形態を有し、これにより、図示例の居空間Vも第1方向Xに長いスペースとなっている。もっともこの形態も適宜変更することができる。
説明の便宜上、着脱システムCに関しては、後述するものとして、ここでは、移動式家具の態様及び構造に関して簡単に説明する。
・棚、ラック、テーブルなどの什器
・ロッカー・パソコンデスクなどのオフィス用家具
・シンク、食器庫、ワゴン、ガスレンジ・ガスコンロなどのキッチン用品
・診療台・診療棚などの医療用品
・TV台、シューズシェルフ、サイドボード、クローゼットなどの住宅用品
・パーティション、ゴミ箱、シェルフなどの各種家具
前記ボックス本体17は、側壁部2cと向かい合う基部18と一対の側板20と頂板22と底板24とで形成される。
本実施形態では、基部18は基板として形成されているが、必ずしも板状でなくてもよい。好適な図示例では、前記基板18は、背板としてボックス本体17の裏側に配置されている。基板18の構造に関しては後述する。
前記扉28は、前記ボックス本体17の開口部Oを開閉することができるように、ヒンジ28aを介して前記ボックス本体の適所(図示例では頂板22)に連結されている。
前記扉28の前面には、取手28bが付設されている。
これらの構造は適宜変更することができる。
好適な図示例では、前記第1壁掛けボックスは、後述の主係合条10及び補助係合条14の長手方向(図示例では第1方向X)の全長に亘ってほぼ同一の輪郭を有する。
特に図1に示すように、第1方向に複数の第1壁掛けボックス16Aを配置する場合には、これらボックスの輪郭をほぼ同一とすることにより、インテリア全体としての統一感が生じ、見栄えを良くすることができる。
前記床置き用ラック16Cは、前記ボックス本体17と同様に、図6に示す如く、側壁部2cと向かい合う基板18と、一対の側板20と頂板22と底板24とを有するとともに、前記一対の側板20を下方へ延長して、床4の上に起立する一対の脚部30を設けている。
図示例では、床置きボックスの裏側(側壁部2c)において前記脚部30を矩形に切り欠くことにより、切欠き部31を形成している。
この切欠き部31内には、図6(B)に想像線で示す如く、別途に用意した台座50を組み付けることができる。
この台座50は、前記床4の隆起部Rを覆って、少なくとも隆起部Rの両側(第1方向Xの両側)で床4に静置させることができるように形成されている。前記台座50は、第1方向Xに長く形成するとよい。
この前記切欠き部31及び台座50を用いることにより、隆起部Rの在る床面でも前記床置き用ラック16Cがガタつかないように配置することができる。
もっともこれらの構造は適宜変更することができる。
また前記頂板22と底板24との間には、適数(図示例では一つ)の棚板26を設ける。好適な図示例では、頂板22及び底板24も棚板を兼ねており、それぞれ平坦な水平板に形成されている。
これら頂板22と棚板26と底板24との手前側の端部には、それぞれ縁材27が付設されている。
前記積上げ用ラック16Dは、床置き用ラック16Cと同様に、側壁部2cと向かい合う基板18と、一対の側板20と頂板22と底板24とを有するとともに、前記一対の側板20を下方へ延長してなる一対の脚部30を設けている。これら脚部30は、床置き用ラック16Cの適所の上に載置させている。
この着脱システムCは、主係合条10及び補助係合条14と、主係合具40及び補助係合具42とで形成されている。
なお、本明細書において、“係合条”とは、移動式家具と連結する機能を有する細長い部位という意味のものであり、凸条及び凹条(凹溝)の何れも含む。
図示例の係合条は、ガイドレールとして居空間Vの内面に付設されている。
図示例の主係合条10及び補助係合条14は、一定の間隔Gを水平な平行線状に形成されており、こうすることにより、両係合条に移動式家具16を掛け留めする作業が簡単となる。
また両係合条の長手方向の任意の位置から別の位置へ移動式家具16を付け替えたり、または係合条に沿って移動式家具16をスライドさせることも容易となる。
もっとも主係合条10及び補助係合条14の向き及び形態は適宜変更することができる。
主係合条10及び補助係合条14の長さは、移動式家具16の設置を希望するエリアを横断するように設けるとよい。乗り物の進行方向である第1方向Xに居空間Vが長く形成されている場合には、居空間Vの第1方向Xの全長に亘って両係合条を設けることで、移動式家具16をより多く配置することができる。これにより、配置パターンのバリエーションも増えるので、好適である。
(イ)側壁部2cの上部(図示例では天井部2bの近傍)
(ロ)側壁部2cの下部
(ハ)隔壁部2dの下部(図示例では、床4の近傍)
そして(イ)に配置した一対の係合条には、前述の第1壁掛けボックス16A及び積上げ用ラック16Dを、(ロ)に配置した一対の係合条には、前記床置き用ラック16Cを、また(ハ)に配置した一対の係合条には、前記第2壁掛けボックス16Bを、それぞれ着脱可能に形成している。
ここで、主係合具40の役割は、前記主係合条10とかみ合って前記移動式家具16をボディ2に留め付けることである。
また補助係合具42は、前記補助係合条14にロックさせることにより、補助係合条14と補助係合具42とのかみ合い状態を保持するだけでなく、主係合条10と主係合具40とのかみ合い状態も保持する。
このように、主係合条10と主係合具40とのかみ合いを、補助係合条14への補助係合具42のロック作用により、保持するので、前記移動式家具16をボディ2に確実に固定することができる。
これらの機能を実現できる限り、主係合条10及び主係合具40、並びに補助係合条14及び補助係合具42は、どのような構造であっても構わない。
本明細書において、“係合”とは、相互に一定の位置関係を保ってかみ合う又は嵌り合うことをいう。図示例では、板部材(係合条)の縁部にフックやロック用片を掛止する(引っ掛ける)タイプの構成を開示しているが、これは好適な態様に過ぎない。例えば鉤状のフックを居空間の内面に沿って水平に形成した受溝(チャネル)にスライド可能に嵌合したような構造も本発明の技術的な範囲に含まれる。
以下、着脱システムCの好適な実施形態を説明するが、本発明の権利範囲は、この形態に限定されるものではない。
この実施例では、前記側壁部2cの内面(図示例ではやや下向きの傾斜面)の上側に、第1方向Xに延びる主係合条10が、また下側に、主係合条10と平行な補助係合条14がそれぞれ配置されている。
このような配置とした理由は、本実施形態では、第1壁掛けボックス16Aが天井部2bの近くに取り付けられているため、後述の如く主係合条10と主係合具40との掛止箇所を中心として第1壁掛けボックス16Aを揺動させて側壁部2cに対して着脱操作をする際に(図3(B)参照)、当該壁掛けボックスの下部を把持することができ、当該ボックスの上部側を把持する場合と比較して操作がし易いからである。
好適な図示例において、主係合条10及び補助係合条14は、長手方向(図3の実施例では第1方向X)から見て、それぞれクランク形状に形成されている。こうすることにより、主係合条10及び補助係合条14の構造を単純化することができ、製造コストを廉価にすることができる。
また主係合具40も、前記基板18の上部に付設された第2取付板40aを有し、この第2取付板40aより、主係合条の長手方向から見て逆L字形のフック部40bを下方へ突出してなる。
そして、逆L字形のフック部40bをL字形のフック受部10bにかみ合わせることにより、前記移動式家具16をボディ2に掛け留めることを可能としている。
前記補助係合条14は、側壁部2cに固定された第3取付板14aを有し、この第3取付板14aより、第1方向から見て逆L字形の被ロック部14bを突出してなる。
前記第3取付板14aと被ロック部14bとの間には四角形状の補強材12Bが固定されている。
前記補助係合具42は、前記第1壁掛けボックス16Aの基板18の下部に付設された第4取付板42aを有し、この第4取付板42aより、前記補助係合条14の長手方向から見て鉤形(またはJ字形)のロック用片42bを下方へ突出している。
また図示例の補助係合具42は、締め部42cを有し、ロック用片42bを前記被ロック部14bにかみ合わせた状態で締め部42cを操作すると、ロック用片42bが被ロック部14bに食い込み、締結力を発揮するように設けている。
これにより、ロック用片42bと被ロック部14bとがロックされる。その結果、前記主係合条10と主係合具40とのかみ合い状態、及び、補助係合条14と補助係合条14とのかみ合い状態が維持される。
従って、前記移動式家具16を前記ボディ2に確実に留め付けることができる。
こうすることにより、これら係合条の長手方向の任意の場所に移動式家具16を取り付けることができる。
また図示例では、前記主係合具40は、図1に示す如く、前記移動式家具16の幅方向(正面側から見た横巾の方向)のほぼ全体に亘って形成されている。こうすることで、主係合条10に対する移動式家具16のガタつきを軽減することができる。
これら各板部の水平方向の両端部は、一対の側板20にそれぞれ連結されている。
前記第3板部18cは、第1板部18a及び第2板部18bに比べて外側へ張り出しており、ボディ2の内面に突き当てるための当接部としての役割を有する。
好適な図示例では、当接部を板状の部位(当接板部18c)に形成しているが、当接部はボディの内面に突き合わせる合わせ面(当接面)を有していれば、どのような形状でもよい。
前記第3板部18cと第1板部18aとの間には、図2に示す如く、段差部19が形成されており、その第1板部18aの外面(ボディと向かい合う面)には、前記主係合具40が付設されている。
この主係合具40を前記主係合条10とかみ合わせることにより、前記第3板部18cを当接板部として前記ボディ2の側壁部2c内面に面接させることができるように設けている。
この構成によれば、前記段差部19を設けることにより、図2に示す如く、第1板部18a及び第3板部18cの各外面の巾Sを利用して、前記主係合具40を前記移動式家具16に取り付けることができるから、移動式家具への組付け部品の納まりを良くすることができる。
また図示例では、前記補助係合具42の第4取付板42aを前記第2板部18bの内面(側壁部2cと反対側の面)に固定するとともに、この第2板部18bと第3板部18cとの間に隙間をとって挿通口Wを形成している。
そして前記主係合具40を前記主係合条10にかみ合わせた状態で、前記挿通口W内へ前記補助係合条14の被ロック部14bが突入し、この被ロック部14bに前記ロック用片42bをロックすることができるように形成している。
そして図3(B)に示すように、前記主係合具40のフック部40bを前記主係合条10のフック受部10b内へ遊嵌させ、掛止させる。そして、この掛止箇所を中心として、前記第1壁掛けボックス16Aを側壁部2c側へ揺動させる。
そうすると、前記補助係合条14の被ロック部14bが前記挿通口W内へ突入して、前記ロック用片42bとかみ合うとともに、前記当接板部18cが前記側壁部2cに突き当たる。この状態で、補助係合具42の締め部42cを操作することにより、ロック用片42bが被ロック部14bにロックされ、かつ前記当接板部18cが側壁部2cへ圧接される。これにより、側壁部2cへの第1壁掛けボックス16Aの取付けが完了する。
また第1壁掛けボックス16Aを外すときには、前述の説明と逆の手順で、締め部42cを操作して被ロック部14bへのロック用片42bのロックを解除し、前記主係合条10を中心として、第1壁掛けボックス16Aの下部を手前に引き出すように揺動させ、次に第1壁掛けボックス16Aを持ち上げて、主係合具40のフック部40bをフック受部10bから離脱させればよい。
また第1壁掛けボックス16Aを別の場所へ移動させるときには、第1壁掛けボックス16Aの取り外し、再度の取り付けという手順を繰り返すか、或いは、ロック用片42bのロックを解除して補助係合具42を補助係合条14から外すとともに、主係合具40のフック部40bとフック受部10bとが緩く嵌り合った状態で、第1壁掛けボックス16Aを第1方向Xへスライドさせ、所望の位置まで移動するとよい。
すなわち、主係合具40及び主係合条10が補助係合具42及び補助係合条14よりも下側に配置されている。
このような配置とした理由は、本実施形態では、第1壁掛けボックス16Aが床4の近くに取り付けられているため、主係合条10と主係合具40との掛止箇所を中心として第1壁掛けボックス16Aを揺動させて側壁部2cに対して着脱操作をする際に(図5(B)参照)、当該壁掛けボックスの上部を把持することができ、当該ボックスの下部側を把持する場合と比較して操作がし易いからである。
両係合条の位置関係以外の壁掛けボックスの作用、前記係合具及び係合条自体の構造、及び、基板18の構造に関しては、図2~図4実施例で記載した事柄を援用する。
図1に示すように、床4の上に床置き用ラック16Cが載置されるとともに、床置き用ラック16Cの上に積上げ用ラック16Dを載置した状態で、前述の着脱システムCを利用して、床置き用ラック16Cを前記側壁部2cの下部の主係合条10及び補助係合条14に対して、また積上げ用ラック16Dを記側壁部2cの上部の主係合条10及び補助係合条14に対してそれぞれ固定している。
このようにすることにより、着脱システムCを利用しない場合に比べて、居空間Vのより高い部分まで収納スペースとすることができ、空間の有効利用が可能となる。
なお、安全のため、床置き用ラック16Cの上端部と積上げ用ラック16Dの下端部とを図示しない連結用治具で連結させてもよい。
なお、これらの実施例において、着脱システムCの構造、及び、基板18の構造に関しては、図2~4実施例での説明を準用する。
本実施形態では、予めボディ2に造作された固定式家具7に着脱システムCを介して移動式家具16を取り付けることを開示している。
例えばボディの内部構造として、システムキッチンを設置するとともに、このシステムキッチンのテーブル部分に、本発明の着脱システムを介して、シンク(流し)を着脱及び移動が可能に取り付けるという如くである。
“固定式家具”とは、乗り物のボディに予め造作家具として組み込まれた家具である。通常の使用状態での取り外しを想定されていないだけであって、必ずしもボディからの取り外しができないということを意味しない。
図9には、固定式家具7に移動式家具16を着脱可能に取り付けた構成が開示されている。
本実施形態の固定式家具は、背板付き基台7Aである。
この基台は、図11に示す如く、第1脚部8aを有し、第1脚部の上端から水平板部8cを介して第2脚部8dを内方へ突設している。そして、これら第1脚部8aと水平板部8cと第2脚部8dとにそれぞれ連結する補強板8gを内側に設けるとともに、前記第1脚部8aから背板部8bを起立している。前記第1脚部8aと水平板部8cとの間には、補強片8eが設けられている。前記第2脚部8dの下端には角材8fが付設されている。
前記背板部8bは、連結片8hを介して、乗り物のフレームFに連結されている。
この背板付き基台は、図11(B)に示す如く、第1方向Xに長く形成されている。
そして前記背板部8bの内面に水平方向に配置された主係合条10及び補助係合条14を設けている。
図示例では、前記背板付き基台7Aは、ボディ2の床4に形成された隆起部Rを覆う役割を有する。
図10には、移動式家具16の構造が開示されている。この構造に関しては、図6の床置き用ラック16Cについての説明を援用する。
本実施形態では、図9に示す如く、背板付き基台7Aの水平板部8cの上面には上向き段部9が、また移動式家具16の底板24の下面には下向き段部32がそれぞれ形成されている。そしてこれら上向き段部9及び下向き段部32を相互に向かい合わせた状態で、移動式家具16を固定式家具7に組み付けている。
こうすることにより、これらの部材をコンパクトに収納することができる。
また好適な図示例では、前記固定式家具7と移動式家具16とは、主係合条10及び補助係合条14の長手方向の全長に亘って、ほぼ同一の輪郭を有するように形成されている。
そうすることにより、より統一感がありかつ嵩張ることなく、家具をレイアウトすることが可能となる。
そして化粧板7Bの上面に、本発明の着脱システムCを介して、移動式家具である床付きボックス16Eを取り付けている。
この床付きボックス16Eは、前記底板である基板18を有し、この基板18の周端から筒周壁34を起立している。また図示例では、筒周壁34の内部を仕切る仕切り板36を設けている。
床付きボックス16Eの基板18は、図6の実施例に示す縦板タイプの基板18を、横向きに配置しただけである。基板18の構造に関しては、図6の実施例の記載を援用する。
前記化粧板7Bには、水平で平行な主係合条10及び補助係合条14を設けている。
もっとも、化粧板7Bを省略して、主係合条10及び補助係合条14をボディ2に直接設けても構わない。
なお、図示はしないが、より広く形成した収納凹部5内に、複数の床付きボックス16Eを隣接させて配置し、これら床付きボックスの筒周壁同士の当接箇所に、これら床付きボックス同士を連結するように形成してもよい。
図示例では、矩形ボックスの態様として、縦長ボックス38a、横長ボックス38b、及び方形ボックス38cを採用している。
本実施形態では、乗り物の側壁部に水平方向に配置された2対の主係合条10及び補助係合条14が設けられている。
そして各ボックスの後面に形成された主係合具40及び補助係合具42を前記係合条にそれぞれ連結することが可能に設けている。もっとも、図14では、一つの矩形ボックスを除いて、主係合具及び補助係合具の作図を省略している。
本実施形態では、図14(A)から図14(B)のようにボックスの配置パターンを変更することができる。
これらの椅子16G及びテーブル16Hは、下端側に水平な基板18を有し、この基板18に主係合具40及び補助係合具42を設けている。
また床4は、相互に平行な主係合条10及び補助係合具42を配置している。そして図15(A)に示すようにテーブル16Hの近傍に適数の椅子16Gを配置している。
前述の椅子16Gは、図11の背板付き基台と類似の構想を有しており、第1脚部8aと水平板部8cと第2脚部8dと背板部8bとの関係に関しては、図11で記載した事項を援用する。但し、本実施形態では、背板部8bには、主係合具40及び補助係合具42は設けられていない。
また前記第1脚部8a及び第2脚部8dの下端は基板18の上面に連結されている。
前記水平板部8cの上には、座板8iが固定されている。
これら水平板部8c及び座板8iの中央部には、操作口Mを開口している。この操作口Mを介して椅子16Gの内部へ利用者が手をいれ、前記基板18に付設された補助係合具42の締め部42cを操作できるように形成している。
前記操作口Mには着脱可能に蓋部8jを嵌合させている。
前記テーブル16Hは、基板18の上面から起立する脚板8mを有し、この脚板8mの上端にテーブル台8nを固定させている。
2d…第2壁部(隔壁部)
4…床 5…収納凹部 6…窓部
7…固定式家具 7A…背板付き基台 7B…載置板(化粧板)
8a…第1脚部 8b…背板部 8c…水平板部 8d…第2脚部
8e…補強片 8f…角材 8g…補強板 8h…連結片 8i…座板
8j…蓋部 8m…脚板 8n…テーブル台
9…上向き段部
10…主係合条 10a…第1取付板 10b…フック受部
12A、12B…補強材
14…補助係合条 14a…第3取付板 14b…被ロック部
16…移動式家具 16A…第1壁掛けボックス 16B…第2壁掛けボックス
16C…床置き用ラック 16D…積上げ用ラック 16E…床付きボックス
16F…複合ボックス 16G…椅子 16H…テーブル 17…ボックス本体
18…基部(基板) 18a…第1板部(上板) 18b…第2板部
18c…第3板部(当接部)
19…段差部
20…側板 22…頂板 24…底板(載置板) 26…棚板 27…縁材
28…扉 28a…ヒンジ 28b…取っ手
30…脚部 31…切欠き部 32…下向き段部 34…筒周壁 36…仕切り板
38a…縦長ボックス 38b…横長ボックス 38c…方形ボックス
40…主係合具 40a…第2取付板 40b…フック部
42…補助係合具 42a…第4取付板 42b…ロック用片 42c…締め部
50…台座
C…着脱システム D…昇降口 e1…(基板の)一端 e2…同他端
F…フレーム G…間隙 M…操作口 O…開口部 R…隆起部
S…巾 V…居空間 W…挿通口 X…第1方向 Y…第2方向
Claims (6)
- 内部の空間を乗員の居空間(V)に形成した中空のボディ(2)と、
前記ボディ(2)に取り付けられた移動式家具(16)と、
を具備しており、
前記移動式家具(16)を前記居空間(V)内に着脱可能に配置することが可能な着脱システム(C)を形成しており、
前記着脱システム(C)は、
前記居空間(V)の内面に相互に並行させて設置された主係合条(10)及び補助係合条(14)と、
前記移動式家具(16)に取り付けられた主係合具(40)及び補助係合具(42)と、
からなり、
前記主係合具(40)は、前記主係合条(10)とかみ合って前記移動式家具(16)を前記ボディ(2)に留め付けることができるように、また前記補助係合具(42)は、前記補助係合条(14)とかみ合いかつ分離可能にロックできるように、それぞれ形成されており、
かつ前記主係合条(10)及び前記補助係合条(14)は、相互の間に一定の間隙(G)を存して前記ボディ(2)の内面に沿って同一方向に延びており、
かつ前記主係合条(10)及び前記補助係合条(14)は、それぞれの長手方向の全長に亘って同一の断面形状を有するように形成された移動式家具付きの乗り物において、
前記主係合具(40)は、前記主係合条(10)の長手方向の任意の箇所に対して取り付けかつ取り外すことが出来るフック部(40b)を有し、
このフック部(40b)は、前記任意の箇所に対して掛止させることが可能であり、前記補助係合具(42)の非ロック状態で、前記移動式家具(16)の持ち上げにより、前記主係合条(10)の上側より当該主係合条(10)に対して脱着することが可能に設けたことを特徴とする、移動式家具付きの乗り物。 - 内部の空間を乗員の居空間(V)に形成した中空のボディ(2)と、
前記ボディ(2)に取り付けられた移動式家具(16)と、
を具備しており、
前記移動式家具(16)を前記居空間(V)内に着脱可能に配置することが可能な着脱システム(C)を形成しており、
前記着脱システム(C)は、
前記居空間(V)の内面に相互に並行させて設置された主係合条(10)及び補助係合条(14)と、
前記移動式家具(16)に取り付けられた主係合具(40)及び補助係合具(42)と、
からなり、
前記主係合具(40)は、前記主係合条(10)とかみ合って前記移動式家具(16)を前記ボディ(2)に留め付けることができるように、また前記補助係合具(42)は、前記補助係合条(14)とかみ合いかつ分離可能にロックできるように、それぞれ形成されており、
かつ前記主係合条(10)及び前記補助係合条(14)は、相互の間に一定の間隙(G)を存して前記ボディ(2)の内面に沿って同一方向に延びており、
かつ前記主係合条(10)及び前記補助係合条(14)は、それぞれの長手方向の全長に亘って同一の断面形状を有するように形成された移動式家具付きの乗り物において、
前記主係合具(40)は、前記主係合条(10)の長手方向の任意の箇所に対して取り付けかつ取り外すことが出来るフック部(40b)を有し、
このフック部(40b)は、前記任意の箇所に対して遊嵌させることが可能であり、前記補助係合具(42)の非ロック状態で、前記移動式家具(16)が、前記フック部(40b)を遊嵌させた前記主係合条(10)を中心として揺動することができるように形成されており、
前記補助係合具(42)は、前記補助係合条(14)側に対する締付け操作により、前記補助係合条(14)への補助係合具(42)のロック状態を維持できる締め部42cを有することを特徴とする、移動式家具付きの乗り物。 - 内部の空間を乗員の居空間(V)に形成した中空のボディ(2)と、
前記ボディ(2)に取り付けられた移動式家具(16)と、
を具備しており、
前記移動式家具(16)を前記居空間(V)内に着脱可能に配置することが可能な着脱システム(C)を形成しており、
前記着脱システム(C)は、
前記居空間(V)の内面に相互に並行させて設置された主係合条(10)及び補助係合条(14)と、
前記移動式家具(16)に取り付けられた主係合具(40)及び補助係合具(42)と、
からなり、
前記主係合具(40)は、前記主係合条(10)とかみ合って前記移動式家具(16)を前記ボディ(2)に留め付けることができるように、また前記補助係合具(42)は、前記補助係合条(14)とかみ合いかつ分離可能にロックできるように、それぞれ形成されており、
かつ前記主係合条(10)及び前記補助係合条(14)は、相互の間に一定の間隙(G)を存して前記ボディ(2)の内面に沿って同一方向に延びており、
かつ前記主係合条(10)及び前記補助係合条(14)は、それぞれの長手方向の全長に亘って同一の断面形状を有するように形成された移動式家具付きの乗り物において、
前記ボディ(2)は、このボディの内面の一部に固定された固定式家具(7)を含んでおり、
当該固定式家具(7)の表面に前記主係合条(10)及び前記補助係合条(14)が付設されており、
前記固定式家具(7)と前記移動式家具(16)とは、前記主係合条(10)及び前記補助係合条(14)の長手方向の全長に亘ってほぼ同一の輪郭を有するように形成されており、かつ
前記長手方向から見て、前記固定式家具(7)には上向き段部(9)が、また前記移動式家具(16)には下向き段部(32)がそれぞれ形成されており、
前記固定式家具(7)の上向き段部(9)と前記移動式家具(16)の下向き段部(32)とを向かい合わせた状態で、前記主係合具(40)を前記主係合条(10)にかみ合わせるとともに前記補助係合具(42)を前記補助係合条(14)にロックさせることが可能に形成したことを特徴とする、移動式家具付きの乗り物。
- 内部の空間を乗員の居空間(V)に形成した中空のボディ(2)と、
前記ボディ(2)に取り付けられた移動式家具(16)と、
を具備しており、
前記移動式家具(16)を前記居空間(V)内に着脱可能に配置することが可能な着脱システム(C)を形成しており、
前記着脱システム(C)は、
前記居空間(V)の内面に相互に並行させて設置された主係合条(10)及び補助係合条(14)と、
前記移動式家具(16)に取り付けられた主係合具(40)及び補助係合具(42)と、
からなり、
前記主係合具(40)は、前記主係合条(10)とかみ合って前記移動式家具(16)を前記ボディ(2)に留め付けることができるように、また前記補助係合具(42)は、前記補助係合条(14)とかみ合いかつ分離可能にロックできるように、それぞれ形成されており、
かつ前記主係合条(10)及び前記補助係合条(14)は、相互の間に一定の間隙(G)を存して前記ボディ(2)の内面に沿って同一方向に延びており、
かつ前記主係合条(10)及び前記補助係合条(14)は、それぞれの長手方向の全長に亘って同一の断面形状を有するように形成された移動式家具付きの乗り物において、
前記移動式家具(16)は、前記ボディ(2)の取り付け箇所と向かい合う基部(18)を有し、かつこの基部(18)の一部として、前記ボディ(2)に取り付けられた状態で、前記主係合具(40)の取り付け箇所から段差部(19)を介してボディ(2)側へ張り出す当接部(18c)を包含しており、
前記補助係合具(42)が前記補助係合条(14)にロックされた状態で、前記当接部(18c)が前記ボディ(2)に当接するように形成したことを特徴とする、移動式家具付きの乗り物。 - 前記ボディ(2)を、乗り物の進行方向である第1方向(X)に長く形成するとともに、
この第1方向(X)に向かって、前記主係合条(10)及び前記補助係合条(14)が前記ボディ(2)の内面を相互に平行に延びるように形成したことを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれかに記載の移動式家具付きの乗り物。 - 前記主係合条(10)及び前記補助係合条(14)は、前記居空間(V)の内側面に、垂直方向に離間させて配置されており、
前記移動式家具(16)は、前記内側面と向かい合う基部(18)を有し、
主係合具(40)は、前記主係合条(10)とかみ合って前記移動式家具(16)を支えることができるように前記基部(18)に付設されていることを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれかに記載の移動式家具付きの乗り物。
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