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JP7154264B2 - コアエレメントの製造方法と製造装置 - Google Patents

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Description

本願は、回転電機の分割積層コアに用いられるコアエレメントの製造方法と製造装置、および分割積層コアの製造方法に関するものである。
従来の回転電機用分割積層コアのコアエレメントの打抜き方法においては、電磁鋼板上に製品となる分割鉄心であるコアエレメントを互い違いに配置し、製品形状としての打抜きに使用しない鋼板上にパイロットピンなどを配置している。そうすることで、鋼板の順送り方向の位置決め精度を向上させ、製品打抜き寸法確保および材料の有効利用を図っている。また、パイロットピンにより、打抜き時の鋼板の位置決めを行っている。このような回転電機用分割積層コアのコアエレメントの打抜き方法として、例えば、特許文献1がある。
特開2016-226140号公報
特許文献1に開示されている回転電機の製造装置によれば、分割した固定子鉄心であるコアエレメントは帯状の電磁鋼板から金型で打ち抜かれて形成される。コアエレメントの形状は回転電機の外形側にあるバックヨーク部と内径側に向かって張り出したティース部とからなりたっている。その打抜き時のレイアウトはお互いに千鳥状に互いに向きを変えて、向き合わせた配置とすることが行われている。また、製品形状として使用しない鋼板上にパイロットピンなどを配置することで、鋼板の順送り方向の位置決め精度を向上させ、製品打ち抜きの寸法確保、および材料歩留りの向上を図っている。
通常、材料となる電磁鋼板はパイロットピンにより位置決めされ、一定量送られ、打抜かれる。ところが、パイロットピンによる位置決めだけでは鋼板の剛性が不足していると、鋼板に撚れまたはひずみが生じ、意図した送り量が確保できない、材料が傾いてしまう、などの問題が生じる。特に、パイロットピンは材料送り方向に直交する方向の鋼板の端部にのみ配置されるため、パイロットピンによる位置決めだけではプレスによる高速搬送、および高速打抜きができなくなる、といった課題が生じる。
また、材料歩留りを向上させるため、パイロットピンとコアエレメントの打抜き部が近くなりすぎると、コアエレメントの金型が破損するという問題が生じるため、材料歩留りを確保しつつ打抜き精度を確保することが課題となる。
また、複数の打抜き工程をかけて一つの製品形状を打抜いており、切りつなぎ部をカットするマッチングカット部が多く存在するため、パイロットピンによる位置決め寸法のバラつきによる影響が大きく、打抜き寸法の精度が悪化するという課題があった。
本願は、かかる課題を解決するためになされたものであって、圧延された帯状の電磁鋼板から複数の板状コアエレメントを精度良く打ち抜くことを可能とすると共に、材料歩留りを低下させることなく、高速打抜きを可能にすることを目的とするものである。
本願に係わる製造方法は、回転電機の分割積層コアに使用されるコアエレメントの製造方法であって、帯状の電磁鋼板の送り装置を有するプレス機構によって前記電磁鋼板から第一のコアエレメントを製品形状のまま打抜く第一の打抜き工程と、前記送り装置によって前記電磁鋼板を送る送り工程と、前記第一のコアエレメントの抜き跡形状を使用して前記コアエレメントの外形を有する製品形状パイロットにより位置決めし、前記プレス機構により第二のコアエレメントを製品形状のまま打抜く第二の打抜き工程と、を有することを特徴とするものである。
本願のコアエレメントの製造方法では、コアエレメントの製品形状をそのまま打抜くようにしたので、製品の寸法精度を高めることができる。また、製品形状の抜き跡をコアエレメント打抜きの位置決めに使用するようにしたので、材料歩留りを低下させることなく、高速打抜きを可能にすることができる。
実施の形態1に係わるコアエレメント及び分割積層コアを使用した回転電機を示す平面図である。 実施の形態1に係わるコアエレメントを示す平面図である。 実施の形態1に係わる分割積層コアを示す斜視図である。 実施の形態1に係わるコアエレメントの製造方法を説明する電磁鋼板の平面図である。 実施の形態1に係わるコアエレメントの製造方法を示すフローチャートである。 実施の形態1に係わるコアエレメントの製造装置を示す概略図である。 実施の形態1に係わるコアエレメントの製造装置を示す側面図である。 実施の形態1に係わるコアエレメントの製造装置を示す平面図である。 実施の形態1に係わるコアエレメントの製造方法を説明する電磁鋼板の平面図である。 実施の形態1に係わる製品形状パイロットを示す拡大図である。 実施の形態2に係わるコアエレメントの製造方法を説明する電磁鋼板の平面図である。 実施の形態3に係わるコアエレメントの製造方法を説明する電磁鋼板の平面図である。 実施の形態4に係わるコアエレメントの製造方法を説明する電磁鋼板の平面図である。 実施の形態5に係わるコアエレメントの製造方法を説明する電磁鋼板の平面図である。 実施の形態6に係わる電磁鋼板の特性を示す模式図である。 実施の形態6に係わる分割積層コアを示す断面図である。 実施の形態6に係わる分割積層コアを示す断面図である。
実施の形態1.
回転電機の分割積層コアに使用されるコアエレメントの製造方法およびその製造装置について説明する。図1は、実施の形態1に係わるコアエレメント及び分割積層コアを使用した回転電機を示す平面図である。図1において、回転電機100は、フレーム1の内部に分割積層コア2を環状に連接した固定子コア3と、固定子コア3の内部に回転子4とを備えた構造を有している。図1では回転子4にマグネット5を設けた例で示したが、マグネットを含まない誘導モータの回転子であってもよい。
分割積層コア2は、外径側のバックヨーク部と、前記バックヨーク部から内径側に突出して磁極を形成するティース部からなり、電磁鋼板から打ち抜かれたコアエレメントを積層した積層鉄心である。固定子コア3は、分割積層コア2を回転電機100の円周方向に環状に連接することによって形成され、圧入もしくは焼き嵌めによって円環状のフレーム1の内周に保持されている。
図2には、帯状の電磁鋼板から打抜かれたコアエレメント20を、図3には、コアエレメント20を積層し、溶接または接着、カシメにより積層方向にコアエレメント20同士を固定し、ブロック状態とする分割積層コア2の例を示している。図2および図3において、バックヨーク部21から内径方向へ突き出したティース部22の形状を示す。バックヨーク部21の外径側の中央には積層時にコアエレメント20を揃えるためのあり溝部23が設けられている。また、バックヨーク部21には分割積層コア2を連結して円環状に組合わせるときの位置決めになるコア位置決め凸部24aとコア位置決め凹部24bが設けられている。ティース部22はコイルが巻かれるため、周方向に対して細く形成されている。コアエレメント20はこのようにバックヨーク部21は広く、ティース部22はすぼめた扇形状を有している。
つぎに、コアエレメント20の製造方法について説明する。図4はコアエレメントの製造方法の概念を電磁鋼板6の平面図で示したものである。また、製造工程の流れを図5のフローチャートに示す。具体的には、図6に示すプレス機構となるコアエレメントの製造装置500によって行われる。コアエレメントの製造装置500は、プレス装置300と金型装置400とから構成される。プレス装置300は、ロール状に巻かれた帯状の電磁鋼板6をアンコイラ(図示せず)から送り装置310によって送り、金型装置400によって電磁鋼板6を打抜くことによってコアエレメント20を製造する。
図4では、本実施の形態として、コアエレメント20の打抜き工程を6つに分け、各工程で2カ所、合計12カ所で打抜く事例を示している。電磁鋼板6の順送り方向Dに第1の打抜き工程のステップS10から第6の打抜き工程のステップS60とスクラップカット工程のステップS70と各工程間に電磁鋼板6を送る電磁鋼板送りのステップS15からS55を有している。
図5のフローチャートにより電磁鋼板6の動きに合わせた図4での打抜き工程の流れを説明する。送り装置310によって送り込まれた電磁鋼板6は、ステップS10の第一の打抜き工程にて、抜き跡611および612のハッチングで示す2カ所が第一のコアエレメント20として打抜かれる。打抜き方向は、バックヨーク部21を送り方向Dの上流側とし、ティース部22は送り側Dの下流側とする。打ち抜かれた後、電磁鋼板6は1ピッチ分の長さPだけ送られる。1ピッチの長さPは、製品であるコアエレメント20の送り方向の製品寸法Wと、抜き跡の送り方向の間隔となるさん幅Xを合計した値となる。つぎにステップS15にてアイドル送りとしてさらに1ピッチ分の長さPだけ電磁鋼板6が送られる。
ステップS20は第二の打抜き工程として、先に第一の打抜き工程で打抜かれた抜き跡611および612が送られてきた抜き跡形状を使用して、抜き跡611には製品形状パイロット71a、71bを使用し、抜き跡612には製品形状パイロット72a、72bを使用して位置決めを行う。位置決めされた状態で、抜き跡621および622のハッチングで示す2カ所が第二のコアエレメント20として打抜かれる。打抜き方向は、ステップS10と同様にバックヨーク部21を送り方向Dの上流側とする。打ち抜かれた後、電磁鋼板6は1ピッチ分の長さPだけ送られる。ステップS25にてアイドル送りとしてさらに1ピッチ分の長さPだけ電磁鋼板6が送られる。
以降の工程であるステップS30、S35、S40、S45、およびS55は、ステップS20およびステップS25と同じ動作の繰返しとなるので、詳細説明は省略する。ステップS30では抜き跡631および632のハッチングで示す2カ所が第三のコアエレメント20として打抜かれる。ただし、抜き跡631および632が示すように、コアエレメント20の打抜き方向はステップS10およびステップS20とは逆方向であり、バックヨーク部21を送り方向Dの下流に向けた方向とする。ステップS40では抜き跡641および642のハッチングで示す2カ所が第四のコアエレメント20として打抜かれる。打抜き方向はステップS30と同じとなる。ステップS50では抜き跡651および652のハッチングで示す2カ所が第五のコアエレメント20として打抜かれる。打抜き方向はステップS10と同じである。
つぎに、ステップS60で抜き跡661および662のハッチングで示す2カ所が第六のコアエレメント20として打抜かれる。打抜き方向はステップS10と同じである。打抜かれた後、電磁鋼板6は1ピッチ分の長さPだけ送られる。以上のようにして、電磁鋼板6の幅方向にコアエレメント20の打抜き後の抜き跡形状が互い違いの方向に並んだ状態で、幅方向のさん幅Yだけを残してすべて打抜かれた状態となる。最後のステップS70で、これらのさん部をスクラップカット工程でカット部8に示す領域でスクラップカットされる。
以上のように一連のステップでコアエレメント20は金型によって第一から第六までの各打抜き工程で2個ずつの製品形状のまま打抜かれるので、プレス機構による1回の打抜きで、12個ずつの製品が打抜かれる。これらの工程は、プレス機構となる製造装置500の内部で同時並行して行われるので、電磁鋼板6が1ピッチ送られるごとに12個ずつのコアエレメント20を同時に製造することができる。
電磁鋼板6の送りピッチPは、製品寸法W+さん幅Xとし、複数個のコアエレメント20を平行に配置もしくは互い違いに配置することにより、材料の有効利用を図っている。また、コアエレメント20の打抜きは、一度の打抜きで製品形状を構成する総抜きとしており、せん断加工方向が一様となり、マッチングカットが不要となるため、製品打抜き寸法精度の向上が可能である。また、金型構成をシンプル化でき、製品寸法の精度向上、および金型費低減などの生産性向上の効果がある。なお、各打抜き工程で2カ所以上の複数個所を打抜くように構成することも可能であり、より生産性の向上を図ることができる。
つぎに、図7を用いてコアエレメント20の製造装置500について説明する。図7はプレス装置300(図示しないがアンコイラを含む)と金型装置400を使用したコアエレメントの製造装置500の側面図を示している。金型装置400はガイドポスト320によってプレス装置300に支えられている。また、金型装置400は、第一の打抜き工程のステップS10を行う第一の打抜き部410、第二の打抜き工程のステップS20を行う第二の打抜き部420を含む。また、第三の打抜き工程のステップS30を行う第三の打抜き部430から第六の打抜き工程のステップS60を行う第六の打抜き部460までの各打抜き部を備えている。さらに、最終的にスクラップカット工程のステップS70にてスクラップカットを行うスクラップカット部470を備えている。
コアエレメント20を打抜く第一の打抜き部410から第六の打抜き部460には、それぞれにパンチ金型401aとダイ金型401bが設けられており、各工程で打抜かれたコアエレメント20は、コアエレメント排出部330に排出される。また、第二の打抜き部420から第六の打抜き部460には、打抜き時の位置決め用の製品形状パイロット402が配置されている。コアエレメント20を打抜く金型401は、上型であるパンチ金型401aと、下型であるダイ金型401bを有しており、各打ち抜き部の打ち抜き領域を構成する2カ所にそれぞれ配置されている。また、金型装置400には、打抜かれたコアエレメント20を金型401からはがすためのストリッパプレート404を備えている。ここで、製品形状パイロット402は、実際には図4に示すように第二の打抜き部420で使用される製品形状パイロットは、コアエレメント20の抜き跡621、622のバックヨーク部と前記ティース部のそれぞれの抜き跡形状に対応して4つに分割して配置されている。また、第三の打抜き部430から第六の打抜き部460においても、同様に、製品形状パイロットは4つずつ配置されている。以降、金型装置400の部品として扱うときは製品形状パイロット402と総称するものとし、電磁鋼板6の上での位置決めに使用する場合は製品形状パイロット71a、71b、72a、72bとして個別の符号で示すものとする。
つぎに図7による製造装置500の動きを説明する。まず、送り装置310にて順送りに帯状の電磁鋼板6を金型装置400内に送る。第一の打抜き部410では、第一の金型401(パンチ金型401a、ダイ金型401b)で第一のコアエレメント20を打抜くという第一の打抜き工程のステップS10が行われる。これにより、抜き跡611、612が形成される。第二の打抜き部420では、先抜きされた抜き跡に配置した製品形状パイロット402を使用して位置決めし、第二の金型401(パンチ金型401a、ダイ金型401b)で第二のコアエレメント20を打抜くという第二の打抜き工程のステップS20が行われる。第三の打抜き部430から第六の打抜き部460では、第二の打抜き部420の同じ動作によって製品形状パイロット402による位置決めと金型401による打抜きが、第三の打抜き工程のステップS30から第六の打抜き工程のステップS60として行われる。また、スクラップカット部470では、第六の打抜き工程のステップS60までに打抜かれた電磁鋼板6のスクラップをカットするというスクラップカット工程のステップS70が行われる。
本実施の形態では、第一の打抜き部410から第六の打抜き部460で同時に2カ所ずつを打ち抜くよう金型401を配置しているので、一度のプレス装置300の打抜き動作によって同時に12カ所でコアエレメント20が生成される。また、本実施の形態ではコアエレメント20の各打抜き部の打抜き個数を2つ、打抜き部の数を6つの構成としたが、前工程で先抜きされたコアエレメント20の抜き跡を位置決めに使用することにより、打抜き個数および打抜き部の数を増やした場合でも同様な動作を行うように構成することが可能である。
また、製品形状パイロット402を使用することによって、抜き荷重の均等化が可能となり、金型401の傾きが抑制され、パンチ金型401aとダイ金型401bとのクリアランスが安定化するため、打ち抜き精度が向上する。 また、送り時の位置決めギャップ分のずれが生じないため、製品形状の精度が向上する効果を有する。
また、打抜かれる打抜き形状、および金型401の構成が各打ち抜き部で同じため、プレス荷重に偏りが生じにくい。特に、0.3mm以下の薄板材を使用する場合は、クリアランスの許容寸法が狭くなる(板厚の6%で0.018mm)ため、このようなプレス荷重の均等化が有効となる。金型による安定した打抜きと、製品形状の精度向上の効果を有する。
図8には、製造装置500の平面図を示している。金型装置400の第一の打抜き部410から第六の打抜き部460で打抜かれたコアエレメント20は、それぞれの抜打ち部ごとに積層されコアエレメント排出部330に排出される。排出されたコアエレメント20はベルトコンベアなどの搬送装置によって収集される。
図4および図9Aに示す帯状の電磁鋼板6の上に、多数個のコアエレメント20の抜き跡が配置されており、パンチ金型401a、ダイ金型401bで打抜く領域は、送り方向Dと直交方向に配置された製品形状パイロット71a、71b、72a、72bによって、少なくとも1カ所以上挟まれた配置としている。第二の打抜き工程のステップS20で打抜かれる第二のコアエレメント20の抜き跡622は、第一のコアエレメント20の抜き跡611による製品形状パイロット71a、71bと、抜き跡612による製品形状パイロット72a、72bと、に挟まれる範囲SPaの間に設けられている。その結果、順送り時の電磁鋼板6のさん幅Xを安定化させることが可能となり、打抜きの高速化が安定化する効果がある。
図9Aにて電磁鋼板6を位置決めする製品形状パイロット402の詳細および構成を説明する。コアエレメント20を打ち抜いた抜き跡は、丸穴形状でないため一般的なパイロットピンのみでは、位置決めすることができない。そこで、本実施の形態では、製品形状の打抜き領域内に、バックヨーク部21、ティース部22のそれぞれに製品形状の一部と同形状の製品形状パイロット402を分割して配置し、抜き跡611には製品形状パイロット71a、71bを使用して位置決めをする。図9Bにこの抜き跡611に配置された製品形状パイロット71a、71bの拡大図を示す。抜き跡611はコアエレメント20のパンチ金型401aとダイ金型401bによって製品形状に打抜かれたものであり、その切り口はせん断加工面としての性質を有する。せん断加工面は、パンチ金型401aの外形形状および寸法をそのままに保っており、このせん断面を利用することによって、精度の高い位置決めが可能となる。図9Bに示すように、製品形状パイロット71aは、せん断加工面71aa、71ab、71acの3面を使って位置決めを行う。また、製品形状パイロット71bは、せん断加工面71ba、71bb、71bcの3面を使って位置決めを行う。
抜き跡612についても、製品形状パイロット72a、72bを使用して同様に位置決めを行う。このように抜き跡形状の4カ所を使用することができる。打抜き跡のせん断加工面の3面以上を使用すれば電磁鋼板6の位置決めが可能であるため、本実施の形態では3面×4カ所の合計12面のせん断加工面を使った位置決めができ、より精度の高い位置決めが可能となる。
また、バックヨーク部21の外径側のあり溝部23をバックヨーク部21側の製品形状パイロット71a、72aの形状として利用することにより、鋼板の位置決め精度を向上させる効果がある。これにより、さん幅Xの低減およびプレス高速打抜きが可能となる。また、製品形状パイロット402の形状は、製品形状に合わせて構成できるため、必要最小限の形状、寸法の構成も可能となり、製品形状パイロット402の設計時の自由度も向上する。また、コアエレメント20の製品打抜き領域かつ製品形状を利用することにより、パイロットピンなどのパイロット穴の抜き工程が不要となり、送りさん以外のスクラップが不要となる。また、金型部品点数の削減および金型サイズの抑制が可能となるといった効果がある。その結果、製品打抜き寸法精度の確保、プレスによる高速打抜き、コイル材巾の大幅な縮小により材料歩留り向上が可能となる。
以上のように実施の形態1係わるコアエレメントの製造方法は、帯状の電磁鋼板6の送り装置310を有するプレス機構である製造装置500によって電磁鋼板6から第一のコアエレメント20を製品形状のまま打抜く第一の打抜き工程のステップS10と、電磁鋼板6を送り装置310によって送る送り工程と、コアエレメント20の外形に合わせた製品形状パイロット402により第一のコアエレメント20の抜き跡形状を使用して位置決めし、プレス機構である製造装置500によって第二のコアエレメント20を製品形状のまま打抜く第二の打抜き工程のステップS20と、を行うようにしたものである。
このようなコアエレメント20の製造方法によれば、コアエレメント20の製品形状をそのまま打抜くようにしたので、製品の寸法精度を高めることができる。また、製品形状の抜き跡をコアエレメント20の打抜きの位置決めに使用するようにしたので、製品以外の余分なスクラップおよび金型を必要とせず、材料歩留りを低下させることなく、高速打抜きを可能にすることができる。
実施の形態2.
実施の形態2は、実施の形態1の一部変形例であり、その変更点について説明する。図10に実施の形態2による電磁鋼板6の平面図を示す。実施の形態1では製品形状パイロット71a、71b、72a、72bのみで、送り方向の位置決めを行っているが、本実施の形態では、パイロットピン71cを組合わせた構成について説明する。周方向に分割されたコアエレメントには、周方向および径方向に円環整列する際に使用する凹凸部であるコア位置決め凸部24aとコア位置決め凹部24bが設けられていることが多い。そのため、位置決め精度を確保し、金型装置を簡易化する手段として、コアエレメントの打抜き領域のコア位置決め凹部24bにパイロットピン71cを配置し、製品形状パイロット72a、72bとパイロットピン71cを組合わせることで第二のコアエレメント20を打抜く電磁鋼板6の位置決めに使用できる。
これにより金型装置400の構成方法を増やすことができ、金型レイアウトの自由度が増加する。また、後工程の打抜き工程になるほど、電磁鋼板6がさん幅Xのみとなり剛性が低下するので、パイロットピン71cと製品形状パイロット72a、72bを組合わせることより、電磁鋼板6の位置決め精度の確保と、金型装置400の簡素化が可能となる。また、金型構成を簡素化することにより、高速打抜きが可能となる。
また、この場合も、第二の打抜き工程のステップS20で打抜かれる第二のコアエレメント20の抜き跡622は、第一のコアエレメント20の抜き跡612による製品形状パイロット72a、72bと、抜き跡611のコア位置決め凹部24bによるパイロットピン71cと、に挟まれる範囲SPbの間に設けられることが打抜きの安定化のために有効である。また、パイロットピン71cは送り方向に製品形状パイロット72aとの送り方向Dの位置間隔SPcと、製品形状パイロット72bとの送り方向Dの位置間隔SPdを有し、3カ所での安定した位置決めが可能となる。
実施の形態3.
実施の形態3は、実施の形態1の別の一部変形例であり、その変更点について説明する。図11に実施の形態3による電磁鋼板6の平面図を示す。本実施の形態では、最初の打抜き工程である第一の打抜き工程のステップS10と同時に、鋼板送り方向Dと直交方向かつ両端の2カ所にパイロットピン用のパイロット穴613、614を打抜いている。鋼板の両端は、製品として使用しない無効領域とするため、材料歩留りを低下させずにパイロット穴を配置することができる。また、図11には、両端以外のパイロットは、実施の形態1と同じ製品形状パイロット402で構成されている。また、両端パイロットピン71d、72dの中心軸は、製品形状パイロット71a、72aの中心軸、および製品形状パイロット71b、72bの中心位置と、それぞれ送り方向Dに位置間隔SPeおよびSPfだけずれた位置に配置されている。その結果、実施の形態1での製品形状パイロット71a、71b、72a、72bの位置決めに加えて、本実施の形態の両端パイロットピン71d、72dによる位置決めが利用できる。そのため、位置決め精度が更に向上し、さん幅Xを安定させることが可能となる。これにより打抜き精度の向上、高速プレスによる打ち抜きが可能となる。
実施の形態4.
実施の形態4は、実施の形態2と実施の形態3を組合わせたものである。図12は実施の形態4による電磁鋼板6の平面図を示す。本実施の形態では、製品形状パイロット402と製品形状の径方向位置決め部であるコア位置決め凹部24bを利用したパイロットピン71c、および電磁鋼板6の両端に設置されたパイロットピン71d、72dを用いている。この時、電磁鋼板6の両端のパイロットピン71d、72dの中心軸は、コア位置決め凹部24bを利用したパイロットピン71cと、送り方向Dに位置間隔SPgだけずれた位置に配置されている。その結果、実施の形態2による製品形状パイロット72a、72bとパイロットピン71cを組合わせた位置決めに加え、実施の形態3による両端パイロットピン71d、72dによる位置決めが利用できる。そのため、帯状電磁鋼板の材料巾が増加した場合でも、コイル材の位置決め精度が更に向上し、さん幅Xを安定させることができる。結果として打ち抜き時のずれおよび振動を抑制することができ、高精度の打抜き寸法を可能とする。また、プレスによる超高速化が可能となり、生産性が向上する。
実施の形態5.
実施の形態5は、実施の形態1の他の一部変形例であり、その変更点について説明する。図13は本実施の形態による電磁鋼板6の平面図を示すものである。図13の電磁鋼板6の上では、実施の形態1とコアエレメント20の打抜き方向が異なる。すなわち、コアエレメント20の抜き跡611a、612a、621a、622aの向きが、電磁鋼板6の送り方向Dに直交する方向にバックヨーク部21またはティース部22が向いた並びとなっている。また、製品形状パイロット73a、73b、74a、74bも抜き跡形状に合わせた位置に配置されている。図13では、電磁鋼板6の送り方向に、4列にコアエレメントの抜き跡形状が互い違いになるように並べられている。打抜き工程はステップS10a、S20a、S30a、S40aの4つになり、コアエレメント20の形状によって電磁鋼板6の送りピッチPaを小さくすることが可能となる。図4および図9の場合と比較すると、さん幅Xaがさん幅Xと同じとしても、ピッチPaについてはピッチPよりもかなり小さくできることが分かる。また、電磁鋼板6の幅を広げ4列より多くの多数列のコアエレメント20を配置した場合でも、同様な製造方法が可能である。
本実施の形態では、順送り方向のピッチPaが小さくなるため、金型全長の低減でき、さらに高速なプレス打抜きが可能である。また、金型装置400の小型化により、プレス装置300および製造装置500のサイズが低減できるといった効果も有する。また、製品形状パイロット73a、73b、74a、74bのみの構成とすれば、実施の形態1と同じくパイロットピンが不要となり、材料歩留り向上が可能となる。
実施の形態6.
実施の形態6は、コアエレメント20を積層した分割積層コアの製造方法を示すものである。図14は、電磁鋼板6の特性として板厚偏差を説明するための模式図である。図14に示すように電磁鋼板6の送り方向Dと直交する幅方向の断面CCは、中央部の厚みが少し厚くなったかまぼこ状の形状を有している。図では誇張して示しているので、実際には数十ミクロン以内の差である。図14に示した例では、コアエレメント20は、電磁鋼板6の送り方向Dの方向に直交した6列に並んで打抜かれている。そのため、この列ごとにコアエレメント20の厚みに差が出る。例えば、電磁鋼板6の端から打抜かれたコアエレメント20a、中央の列で打抜かれたコアエレメントを20bとする。
図15Aに示すように、同じコアエレメント20aだけを集めて積層させた分割積層コア2の厚みの偏差は、コアエレメント20a積層枚数だけ増幅される。そのため、分割積層コア2の全体での寸法が、他の部位、例えばコアエレメント20bだけを積層した分割積層コアとの間で差が出る。また、積層段階で分割積層コアが傾くといった問題が発生する。
そのような問題を解決するため、本実施の形態で示す分割積層コア2は打抜かれたコアエレメント20の部位を打抜き列で管理し、コアエレメント20を積層する段階で、複数の列を組合わせて積層することによって、誤差を減らす。図15Bにその例を示す。図15Bでは、板厚の薄いコアエレメント20aと板厚の厚いコアエレメント20bとを組合わせることで、積層後の板厚偏差影響を少なくすることが可能となる。
また、図4に示した打抜き位置について注目すると、第一の打抜き工程から第六の打抜き工程まで各工程でのコアエレメント20の抜き跡が、各2カ所、電磁鋼板6の厚板偏差を減らすように組合わされている。したがって、各工程で抜き出されたコアエレメント排出部330を打抜き工程別に管理して組合わせることで、板厚偏差影響を少なくし、寸法誤差を減らすことが可能である。
以上のように、電磁鋼板6から送り方向Dに並んだ複数の列に打抜かれたコアエレメント20を列ごとに管理し、2つ以上の異なる列のコアエレメント20を、電磁鋼板6の幅方向の板厚偏差による寸法誤差を減らす組合せで積層する。そうすることで、分割積層コア2は、積層後の板厚偏差の影響を少なくし、寸法誤差を減らすことが可能となる。また、これによって分割積層コア2を円環状に組上げた時の固定子コア3の寸法精度を確保することができるため、生産性が向上する。
なお、実施の形態1から5では、コアエレメント20を打抜く工程のみの製造方法を示したが、積層間を固定するカシメ形成部を打抜き工程の前後に配置してもよい。
また、上記説明の各実施の形態においては、固定子コア3用のコアエレメント20に適用した例について説明したが、例えば、回転子4側にコイルが巻回される回転電機100において、その回転子4を構成するバックヨーク部とティース部を有した分割積層コアおよびその製造方法、製造装置に適用することも可能である。
本願は、様々な例示的な実施の形態および実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、および機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組合わせで実施の形態に適用可能である。従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組合わせる場合が含まれるものとする。
1 フレーム、2 分割積層コア、20,20a,20b コアエレメント、21 バックヨーク部、22 ティース部、23 あり溝部、3 固定子コア、4 回転子、5 マグネット、6 電磁鋼板、611,611a,612,612a,621,621a,622,622a,631,632,641,642,651,652,661,662 抜き跡、613,614 パイロット穴、71a,71b,72a,72b,73a,73b,74a,74b 製品形状パイロット、71c,71d,72d パイロットピン、71aa,71ab,71ac,71ba,71bb,71bc せん断加工面、8 カット部、100 回転電機、300 プレス装置、310 送り装置、320 ガイドポスト、330 コアエレメント排出部、400 金型装置、401 金型、401a パンチ金型、401b ダイ金型、402 製品形状パイロット、404 ストリッパプレート、410 第一の打抜き部、420 第二の打抜き部、430 第三の打抜き部、440 第四の打抜き部、450 第五の打抜き部、460 第六の打抜き部、470 スクラップカット部、500 製造装置(プレス機構)。

Claims (18)

  1. 回転電機の分割積層コアに使用されるコアエレメントの製造方法であって、
    帯状の電磁鋼板の送り装置を有するプレス機構によって前記電磁鋼板から第一のコアエレメントを製品形状のまま打抜く第一の打抜き工程と、
    前記送り装置によって前記電磁鋼板を送る送り工程と、
    前記第一のコアエレメントの抜き跡形状を使用して前記コアエレメントの外形を有する製品形状パイロットにより位置決めし、
    前記プレス機構により第二のコアエレメントを製品形状のまま打抜く第二の打抜き工程と、
    を有することを特徴とするコアエレメントの製造方法。
  2. 前記第二の打抜き工程で使用される前記製品形状パイロットは、前記第一のコアエレメントの前記抜き跡形状の3面以上を使用して位置決めを行うことを特徴とする請求項1に記載のコアエレメントの製造方法。
  3. 前記第一のコアエレメントおよび前記第二のコアエレメントは、1回の打抜き工程で複数個打抜かれることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコアエレメントの製造方法。
  4. 前記第二の打抜き工程で打抜かれる前記第二のコアエレメントの少なくとも1つは2つ以上の前記第一のコアエレメントの抜き跡形状による前記製品形状パイロットに挟まれる位置に設けられていることを特徴とする請求項3に記載のコアエレメントの製造方法。
  5. 前記第二の打抜き工程より後に、前記電磁鋼板を順送りする送り工程と、前回の打抜き工程で打抜かれたコアエレメントの抜き跡形状を前記製品形状パイロットによる位置決めに使用することによって、順次新しいコアエレメントを打抜く打抜き工程と、を複数回繰り返すことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のコアエレメントの製造方法。
  6. 前記コアエレメントは、前記回転電機の外径側に接するバックヨーク部と、前記バックヨーク部から前記回転電機の内径側に突出したティース部とからなる扇形状であり、
    前記第二の打抜き工程で使用される前記製品形状パイロットは、前記第一のコアエレメントの抜き跡の前記バックヨーク部と前記ティース部のそれぞれの抜き跡形状に対応して分割配置されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のコアエレメントの製造方法。
  7. 前記第二の打抜き工程より後に、前記電磁鋼板を順送りする送り工程と、前回の打抜き工程で打抜かれたコアエレメントの抜き跡形状を前記製品形状パイロットとして使用することによって、順次新しいコアエレメントを打抜く打抜き工程と、を複数回繰り返し、前記コアエレメントの打抜き後の形状が前記バックヨーク部と前記ティース部とで互い違いになる方向に配置されていることを特徴とする請求項6に記載のコアエレメントの製造方法。
  8. 前記第一の打抜き工程では、第一のコアエレメントを打抜くとともに、前記電磁鋼板の幅方向の両端にパイロットピン用のパイロット穴を打抜くことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のコアエレメントの製造方法。
  9. 前記パイロット穴は、前記第二の打抜き工程で前記製品形状パイロットの位置決めに使用される前記第一のコアエレメントの抜き跡形状の中心位置から、前記電磁鋼板の送り方向にずれた位置に設けられ、前記第二の打抜き工程でパイロットピンによる位置決めに使用されることを特徴とする請求項8に記載のコアエレメントの製造方法。
  10. 回転電機の分割積層コアに使用されるコアエレメントの製造装置であって、
    帯状の電磁鋼板の送り装置を有するプレス装置と、
    前記電磁鋼板の送り方向に第一の打抜き部及び第二の打抜き部から始まる複数の打抜き部を設けた金型装置とを備え、
    前記第一の打抜き部には、前記電磁鋼板から第一のコアエレメントを打抜くための第一の金型が配置され、
    前記第二の打抜き部には、前記コアエレメントの外形に合わせた位置決め用の製品形状パイロットと、第二のコアエレメントを打抜くための第二の金型とが配置されていることを特徴とするコアエレメントの製造装置。
  11. 前記第二の打抜き部で使用される前記製品形状パイロットは、前記第一のコアエレメントの抜き跡形状の3面以上に接する位置に配置されていることを特徴とする請求項10に記載のコアエレメントの製造装置。
  12. 前記打抜き部で使用される金型は、前記打抜き部ごとに複数個配置されていることを特徴とする請求項10または請求項11に記載のコアエレメントの製造装置。
  13. 前記第二の打抜き部で打抜かれる前記第二のコアエレメントの金型の少なくとも1つは、2つ以上の前記製品形状パイロットに挟まれる位置に配置されていることを特徴とする請求項12に記載のコアエレメントの製造装置。
  14. 前記金型装置に設けられた前記複数の打抜き部のうち第三の打抜き部以降の打抜き部では、前の打抜き部で打抜かれた前記コアエレメントの抜き跡形状に対応した前記製品形状パイロットと、当該打抜き部における前記コアエレメントの前記金型とが配置されていることを特徴とする請求項10から請求項13のいずれか1項に記載のコアエレメントの製造装置。
  15. 前記コアエレメントは、前記回転電機の外径側に接するバックヨーク部と、前記バックヨーク部から前記回転電機の内径側に突出したティース部とからなる扇形状であり、
    前記コアエレメントの外形に合わせた前記製品形状パイロットは、前記バックヨーク部と前記ティース部のそれぞれの形状に対応して分割されていることを特徴とする請求項10から請求項14のいずれか1項に記載のコアエレメントの製造装置。
  16. 前記コアエレメントの打抜き後の形状が前記バックヨーク部と前記ティース部とで互い違いになる方向に前記金型が配置されていることを特徴とする請求項15に記載のコアエレメントの製造装置。
  17. 前記第一の打抜き部には、前記電磁鋼板の幅方向の両端にパイロット穴を打抜くための金型を配置し、前記第二の打抜き部には、前記パイロット穴に対応するパイロットピンを配置したことを特徴とする請求項10から請求項16のいずれか1項に記載のコアエレメントの製造装置。
  18. 前記パイロット穴は、前記第二の打抜き部で前記製品形状パイロットの位置決めに使用される前記第一のコアエレメントの抜き跡形状の中心位置から、前記電磁鋼板の送り方向にずれた位置に設けられていることを特徴とする請求項17に記載のコアエレメントの製造装置。
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