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JP7149685B2 - 飲料充填装置及び容器入り飲料の製造方法 - Google Patents

飲料充填装置及び容器入り飲料の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、飲料充填装置及び容器入り飲料の製造方法に関する。
従来から、チャンバー内に設けられた1つのノズルを用いて容器に飲料を充填する飲料充填装置が知られている(例えば特許文献1参照。)。
この種の飲料充填装置では、飲料の充填中に、当該飲料の一部が飛び散ったり凝縮したりして、ノズルに至る配管やチャンバーに汚れが付着してしまう。そこで、飲料の充填後には配管やチャンバーに対して洗浄及び殺菌が行われている。
この洗浄及び殺菌には例えば5~8時間を要しているが、この間は、チャンバーを使用できないため、新たな飲料容器を製造(容器に飲料を充填)することができないダウンタイムとなってしまう。
そこで、特許文献2には、洗浄用薬剤が添加された無菌水をノズルの配管内に循環させることにより、配管の洗浄及び殺菌を同時に行う技術が開示されている。
特開2015-155332号公報 特開2007-22600号公報
しかしながら、特許文献1の技術だけでなく、特許文献2の技術でも、配管の洗浄及び殺菌を行っている間はダウンタイムとなってしまう。
本出願はかかる点に鑑みてなされたものであり、飲料容器の製造において発生するダウンタイムを低減することが可能な飲料充填装置及び容器入り飲料の製造方法を提供することを目的の一つとする。
本発明の第1態様に係る飲料充填装置は、それぞれ隔離可能とされた第一室及び第二室と、両方とも前記第一室及び前記第二室と直接連通する前室及び後室とを有するチャンバーと、前記チャンバー内において容器を前記前室から前記第一室及び前記第二室の何れか一方に搬送する搬送部と、前記第一室に設けられ、前記第一室に搬送された前記容器に飲料を充填する第一充填部と、前記第二室に設けられ、前記第二室に搬送された前記容器に飲料を充填する第二充填部と、前記第一室に設けられ、前記第二室で前記容器に飲料が充填されている間に、前記第一室を隔離して前記第一室及び前記第一充填部をそれぞれ洗浄及び殺菌する第一洗浄・殺菌部と、前記第二室に設けられ、前記第一室で前記容器に飲料が充填されている間に、前記第二室を隔離して前記第二室及び前記第二充填部をそれぞれ洗浄及び殺菌する第二洗浄・殺菌部と、を備える。
なお、「隔離」とは、洗浄および殺菌がされた室内においてその状態を失うことなく、隣室からの影響を受けない状態を示す。
この構成によれば、第一室で容器に飲料が充填されている間に第二室及び第二充填部がそれぞれ洗浄及び殺菌され、また、第二室で容器に飲料が充填されている間に第一室及び第一充填部がそれぞれ洗浄及び殺菌される。この結果、飲料が充填された容器(飲料容器)の製造において発生するダウンタイムを低減することができる。
本発明の第2態様に係る飲料充填装置は、前記搬送部による前記容器の搬送先を前記第一室又は前記第二室に切り替える切替部を更に備える。
この構成によれば、搬送先を手作業で切り替える必要がなく、切り替えに係るダウンタイムを低減することができる。
本発明の第3態様に係る飲料充填装置は、前記前室に設けられ、前記前室に搬送された前記容器を洗浄及び殺菌する容器洗浄・殺菌部を更に備える。
この構成によれば、容器を洗浄及び殺菌する容器洗浄・殺菌部が、第一室及び第二室の何れか一方へ容器が搬送される前に第一室及び第二室共通に用いられることになる。この結果、容器洗浄・殺菌部を第一室用と第二室用に別々に設ける場合に比べて、設備コストを低減することができる。
本発明の第4態様に係る飲料充填装置は、前記後室に設けられ、前記第一室及び前記第二室の何れか一方から前記後室に搬送された前記容器に対してキャッピングするキャッピング部を更に備える。
この構成によれば、容器に対して密閉するキャッピング部が、第一室及び第二室の何れか一方から容器が搬送された後に第一室及び第二室共通に用いられることになる。この結果、キャッピング部を第一室用と第二室用に別々に設ける場合に比べて、設備コストを低減することができる。
本発明の第5態様に係る飲料充填装置は、前記第一室及び前記第二室のうち前記容器に飲料が充填される一方の室内の圧力を、前記容器に飲料が充填される間に洗浄及び殺菌される他方の室内の圧力よりも高く調整する圧力調整部を更に備える。
この構成によれば、他方の室に隔離しきれないブレイク個所があったとしても、当該ブレイク個所を介して、他方の室内の洗浄液等が一方の室内に入ることを低減することができる。
本発明の第6態様に係る飲料充填装置は、前記第一室に設けられ、前記第一室を隔離する第一隔離部と、前記第二室に設けられ、前記第二室を隔離する第二隔離部と、を更に備える。
この構成によれば、第一室と第二室を隔離するものが、第一隔離部と第二隔離部とで分かれているので、別々のタイミングで第一室と第二室を隔離することができ、効率的に飲料容器を製造することができる。
本発明の第7態様に係る飲料充填装置では、前記搬送部は、前記第一室内に設けられ前記容器を把持する第一グリッパと、前記第二室内に設けられ前記容器を把持する第二グリッパと、を含み、前記第一グリッパは、前記第一隔離部に対して退避可能な構成とされ、前記第二グリッパは、前記第二隔離部に対して退避可能な構成とされている。
この構成によれば、第一室又は第二室が隔離される際は隔離部の邪魔とならないように退避される。この結果、第一室と第二室をより確実に隔離することができる。
本発明の第8態様に係る飲料充填装置では、前記第一隔離部は、スライドすることにより前記第一室を隔離する第一シャッターを含み、前記第二隔離部は、スライドすることにより前記第二室を隔離する第二シャッターを含み、前記第一グリッパは、前記第一シャッターが開いて前記第一室が隔離されない場合に伸ばされた状態とされ、前記第一シャッターが閉じて前記第一室が隔離される場合は屈曲されて前記第一シャッターに対して退避され、前記第二グリッパは、前記第二シャッターが開いて前記第二室が隔離されない場合に伸ばされた状態とされ、前記第二シャッターが閉じて前記第二室が隔離される場合は屈曲されて前記第二シャッターに対して退避される。
この構成によれば、第一室や第二室が隔離されない場合は第一グリッパや第二グリッパが伸ばされた状態とされるので、チャンバー内に存在し得る他の室に設けられるグリッパ等と容器を受け渡しすることができる。また、第一室や第二室が隔離される際は、第一グリッパや第二グリッパが隔離部の邪魔とならないように屈曲する。この結果、第一室と第二室をより確実に隔離することができる。
本発明の第9態様に係る容器入り飲料の製造方法は、それぞれ隔離可能とされた第一室及び第二室を有すると共に、両方とも前記第一室及び前記第二室と直接連通する前室及び後室を有するチャンバー内で行われる容器入り飲料の製造方法であって、前記チャンバー内において容器を前記前室から前記第一室に搬送する第一工程と、前記第一工程により前記容器が前記前室から前記第一室に搬送された場合に、前記第一室に設けられた第一充填部を用いて前記容器に飲料を充填する第二工程と、前記第二工程の後において前記容器が前記第一室から前記後室に搬送された場合に、前記第一室を隔離して前記第一室及び前記第一充填部をそれぞれ洗浄及び殺菌する第三工程と、前記第二工程の後であって前記第三工程が終わる前までに、前記容器の搬送先を前記第二室に切り替えて前記容器を搬送する第四工程と、前記第四工程により前記容器が前記第二室に搬送された場合に、前記第二室に設けられた第二充填部を用いて前記容器に飲料を充填する第五工程と、を有する。
この方法によれば、第二室で容器に飲料が充填されている間に第一室及び第一充填部がそれぞれ洗浄及び殺菌される。この結果、容器入り飲料の製造において発生するダウンタイムを低減することができる。
本発明によれば、飲料容器の製造において発生するダウンタイムを低減することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る飲料充填装置を含む飲料充填システムの概略構成を示すブロック図である。 図2は、飲料充填装置の内部の概略構成図を示す図である。 図3(A)は、図2に示される第一室を前室と隔離していない状態を示す図であり、図3(B)は、図2に示される第一室を前室と隔離している状態を示す図である。 図4は、本発明の実施形態に係る容器入り飲料の製造方法における製造工程の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態について説明する。なお、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。さらに、図面の寸法比率は、図示の比率に限定されるものではない。また、以下の実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明はこの実施の形態に限定されるものではない。
<飲料充填システムの概要>
まず、図1を用いて、本発明の実施形態に係る飲料充填システムの概要について説明する。
図1に示すように、飲料充填システム1は、飲料充填装置10と、プリフォーム成形装置11と、ブロー成形装置12と、搬送装置13と、パッケージング装置14と、制御装置15と、を備える。なお、図示されていないが、搬送装置13は、プリフォーム成形装置11からパッケージング装置14に渡って設けられている。
各装置10~14は、制御装置15によって例えば以下のように制御される。なお、制御装置15は、一つの装置として説明するが、各装置10~14に個別に設けられてもよい。
プリフォーム成形装置11は、容器120のプリフォーム(母材)を成形する。なお、この容器120は、飲料容器であれば、特に限定されないが、本実施形態ではペットボトルを例に挙げて説明する。次に、ブロー成形装置12は、容器120のプリフォームに対してブロー成形を施すことで、容器120を成形する。搬送装置13は、飲料充填装置10を介してパッケージング装置14へ容器120を搬送する。飲料充填装置10は、容器120に飲料を充填した後、容器120をキャッピングして密閉する。その後、パッケージング装置14は、容器120を包装する。
<飲料充填装置10の概略構成>
次に、飲料充填装置10の概略構成について説明する。
飲料充填装置10は、内部が適宜殺菌されることによって無菌状態に保たれるチャンバー20を備える。このチャンバー20の内部には、第一室21と、第二室22と、前室23と、後室24と、が設けられている。
第一室21及び第二室22はそれぞれ、前室23と後室24と連通している。また、第一室21及び第二室22はそれぞれ、他の室に対して隔離可能とされている。なお、容器120は、チャンバー20の外部からチャンバー20の内部に入った後、前室23、第一室21及び後室24の順に搬送され、或いは、前室23、第二室22及び後室24の順に搬送され、チャンバー20の外部に排出されるようになっている。
飲料充填装置10は、チャンバー20の内部の何れかの室において、容器洗浄・殺菌部100と、第一充填部101と、第一洗浄・殺菌部102と、第二充填部103と、第二洗浄・殺菌部104と、キャッピング部105と、切替部106と、圧力調整部107、を備える。
容器洗浄・殺菌部100は、図示されていないが、前室23に設けられたノズルと、洗浄液の供給源と、殺菌液の供給源と、各供給源とノズルを繋ぐ配管と、を備える。この容器洗浄・殺菌部100は、第一室21への搬送及び第二室22への搬送の前に共通して、容器120が前室23に搬送された場合に、ノズルから洗浄液及び殺菌液を順に噴射して、当該容器120を洗浄及び殺菌する。
第一充填部101は、図示されていないが、第一室21に設けられたノズルと、飲料の供給源と、供給源とノズルを繋ぐ配管と、を備える。この第一充填部101は、容器120が第一室21に搬送された場合に、ノズルから当該容器120に飲料を充填する。
第一洗浄・殺菌部102は、図示されていないが、第一室21に設けられたシャワーヘッドと、洗浄液の供給源と、殺菌液の供給源と、各供給源とシャワーヘッドを繋ぐ配管と、を備える。この第一洗浄・殺菌部102は、容器120が第一室21からキャッピング部105に搬送排出された場合に(本実施形態では後述するパッケージングの後)、第一室21を隔離する。そして、第一洗浄・殺菌部102は、シャワーヘッドから洗浄液及び殺菌液を順にシャワーすることで、第一室21及び第一充填部101をそれぞれ洗浄及び殺菌する。
第二充填部103は、図示されていないが、第二室22に設けられたノズルと、飲料の供給源と、供給源とノズルを繋ぐ配管と、を備える。この第二充填部103は、容器120が第二室22に搬送された場合に、ノズルから当該容器120に飲料を充填する。なお、第一充填部101により充填される飲料と、第二充填部103により充填される飲料は、同一の種類であってもよいし異なる種類であってもよいが、本実施形態では、異なる種類である場合を説明する。
第二洗浄・殺菌部104は、図示されていない、第二室22に設けられたシャワーヘッドと、洗浄液の供給源と、殺菌液の供給源と、各供給源とシャワーヘッドを繋ぐ配管と、を備える。この第二洗浄・殺菌部104は、容器120が第二室22からキャッピング部105に搬送排出された場合に(本実施形態では後述するパッケージングの後)、第二室22を隔離する。そして、第二洗浄・殺菌部104は、シャワーヘッドから洗浄液及び殺菌液を順にシャワーすることで、第二室22及び第二充填部103をそれぞれ洗浄及び殺菌する。
キャッピング部105は、後室24に設けられている。このキャッピング部105は、第一室21からの搬送及び第二室22からの搬送の後に共通して、容器120が後室24に搬送された場合に、容器120に対してキャッピングして密閉する。
切替部106は、例えば図示しない切替スイッチを有しており、搬送装置13による容器120の搬送先を第一室21又は第二室22に切り替える。この切替部106による切り替えは、制御装置15により自動的に行われてもよいし、製造者により手動で行われてもよい。
圧力調整部107は、例えばチャンバー内に気体を入れることで、チャンバー20内の各室内の圧力を調整する。
<飲料充填装置10の具体的構成>
次に、図2を用いて、上記概略構成を適用した飲料充填装置10の具体的な構成の一例について説明する。
図2に示すように、飲料充填装置10では、チャンバー20内における第一室21~後室24の各室が、互いに対向している。これら第一室21~後室24は、それぞれモジュール化されている。これにより、各室を互いに分離又は接続することが可能となっている。
第一室21~後室24内にはそれぞれ、個別の搬送装置13が設けられている。各搬送装置13には、容器120を把持するグリッパ130が設けられている。具体的には、第一室21内の搬送装置13には第一グリッパ131が設けられ、第二室22内の搬送装置13には第二グリッパ132が設けられ、前室23内の搬送装置13には第三グリッパ133が設けられ、後室24内の搬送装置13には第四グリッパ134が設けられている。
各グリッパ131~134は、屈曲可能な構成とされている。例えば、各グリッパ131~134は、図示しないが、容器120を把持する先端部と、本体部と、先端部及び本体部を回転可能に接続する接続ピンと、を備えている。これにより、各グリッパ131~134は、先端部が接続ピンを中心として本体部に対して折り曲がり、屈曲可能となる。
第一室21には、開口部25と、開口部26と、が設けられている。開口部25は、第一室21と前室23とを連通させている。開口部26は、第一室21と後室24とを連通させている。また、第一室21内には、第一充填部101のノズルと、第一洗浄・殺菌部102のシャワーヘッドがそれぞれ突出している。また、第一室21には、当該第一室21を他の室から隔離する隔離部30が設けられている。隔離部30は、例えばスライドすることで開口部25及び開口部26の開閉を可能とする第一隔離部としての第一シャッター30Aで構成されている。
同様に、第二室22には、開口部27と、開口部28と、が設けられている。開口部27は、第二室22と前室23とを連通させている。開口部28は、第二室22と後室24とを連通させている。また、第二室22内には、第二充填部103のノズルと、第二洗浄・殺菌部104のシャワーヘッドがそれぞれ突出している。また、第二室22には、当該第二室22を他の室から隔離する隔離部30が設けられている。隔離部30は、例えばスライドすることで開口部27及び開口部28の開閉を可能とする第二隔離部としての第二シャッター30Bで構成されている。
なお、図2では図示されていないが、前室23にはチャンバー入口や容器洗浄・殺菌部100が設けられ、後室24にはチャンバー出口やキャッピング部105が設けられている。
ここで、図3(A)及び図3(B)を用いて、隔離部30と搬送装置13のグリッパ130との関係について、第一室21が前室23と隔離されない場合、及び、隔離される場合の2通りを例に挙げて説明する。なお、第一室21が他の室と或いは第二室22が隔離される場合も以下同様である。
図3(A)に示すように、隔離部30としての第一シャッター30Aが開いて、第一室21が前室23と隔離されない場合、第一室21内の第一グリッパ131は、前室23内の第三グリッパ133に達するように伸ばされた状態とされる。これにより、第三グリッパ133から第一グリッパ131に容器120を受け渡すことができる。
図3(B)に示すように、隔離部30としての第一シャッター30Aが閉じて、第一室21が前室23と隔離される場合、第一室21内の第一グリッパ131は、例えば容器120を把持する先端部が先端部以外に対して折り曲がることで、屈曲された状態となる。すなわち、第一シャッター30Aに対して退避可能とされている。これにより、第一シャッター30Aを確実に閉めることができる。先端部が先端部以外に対して折り曲がる角度は、例えば0度超180度未満である。当該角度は、第一グリッパ131の先端がシャッターの邪魔とならないように、90度超であることが好ましい。なお、図3(B)では、先端部が先端部以外に対して折り曲がる角度が90度である場合を例に示している。
<飲料容器の製造工程>
次に、図4を用いて、本実施形態に係る容器入り飲料の製造方法における製造工程を説明する。なお、以下では制御装置15によって全ての製造工程が自動で開始される場合を説明するが、製造工程の全部又は一部が製造者によって手動で開始されてもよい。
(ステップSP10)
制御装置15は、搬送装置13の前回の搬送先が、第一室21か否か判定する。制御装置15は、上記判定を肯定判定した場合はステップSP12の工程に移行する。制御装置15は、上記判定を否定判定した場合はステップSP11の工程に移行する。
(ステップSP11)
制御装置15は、切替部106に対して制御信号を送信する。切替部106は、当該制御信号に応じて、搬送装置13による容器120の搬送先を第一室21に切り替える。そして、制御装置15は、次のステップSP13の工程に移行する。
(ステップSP12)
制御装置15は、切替部106に対して制御信号を送信する。切替部106は、当該制御信号に応じて、搬送装置13による容器120の搬送先を第二室22に切り替える。そして、制御装置15は、次のステップSP13の工程に移行する。
(ステップSP13)
制御装置15は、プリフォーム成形装置11に対して制御信号を送信する。プリフォーム成形装置11は、当該制御信号に応じて、容器120のプリフォーム(母材)を成形する。プリフォームの成形後、制御装置15は、搬送装置13に対して制御信号を送信する。搬送装置13は、当該制御信号に応じて、容器120のプリフォームをブロー成形装置12に向かって搬送する。そして、制御装置15は、次のステップSP14の工程に移行する。
(ステップSP14)
制御装置15は、容器120のプリフォームがブロー成形装置12に搬送されると、当該ブロー成形装置12に対して制御信号を送信する。ブロー成形装置12は、当該制御信号に応じて、容器120のプリフォームに対してブロー成形を施すことで、容器120を成形する。容器120の成形後、制御装置15は、搬送装置13に対して制御信号を送信する。搬送装置13は、当該制御信号に応じて、飲料充填装置10のチャンバー入口に向かって容器120を搬送する。そして、制御装置15は、次のステップSP15の工程に移行する。なお、以下では、搬送装置13は、随時、制御装置15によって制御信号を受信することによって搬送が開始されるが、一回制御信号を受信すると、パッケージング装置14まで搬送し続けてもよい。
(ステップSP15)
制御装置15は、容器120が飲料充填装置10の前室23内に搬送されると、容器洗浄・殺菌部100に対して制御信号を送信する。容器洗浄・殺菌部100は、当該制御信号に応じて、ノズルから洗浄液を噴射して容器120を洗浄する。洗浄後、容器洗浄・殺菌部100は、ノズルから殺菌液を噴射して容器120を殺菌する。なお、チャンバー20の内部は、後述するステップSP20の洗浄及び殺菌により無菌状態が保たれている。洗浄及び殺菌後、制御装置15は、搬送装置13に対して制御信号を送信する。搬送装置13は、当該制御信号に応じて、切替部106によって切り替えられた搬送先に容器120を搬送する。そして、制御装置15は、次のステップSP16の工程に移行する。
(ステップSP16)
制御装置15は、圧力調整部107に対して制御信号を送信する。圧力調整部107は、当該制御信号に応じて、飲料が充填される第一室21内の圧力を、ステップSP20により洗浄及び殺菌中の第二室22内の圧力よりも高く調整する。第一室21と第二室22の圧力差は、例えば無菌状態を保持するという理由で好ましくは2Pa以上、更に好ましくは5Pa以上、更にまた好ましくは10Pa以上である。また、陽圧保持のためのエネルギー効率という理由で好ましくは12kPa以下、更に好ましくは15Pa以下である。圧力の調整後、制御装置15は、第一充填部101に対して制御信号を送信する。第一充填部101は、当該制御信号に応じて、ノズルから容器120に飲料を充填する。
同様に、制御装置15は、圧力調整部107に対して制御信号を送信する。圧力調整部107は、当該制御信号に応じて、飲料が充填される第二室22内の圧力を、ステップSP20により洗浄及び殺菌中の第一室21内の圧力よりも高く調整する。第一室21と第二室22の圧力差は、上記同様に2kPa以上12kPa以下であることが好ましい。圧力の調整後、制御装置15は、第二充填部103に対して制御信号を送信する。第二充填部103は、当該制御信号に応じて、ノズルから容器120に飲料を充填する。
飲料の充填後、制御装置15は、搬送装置13に対して制御信号を送信する。搬送装置13は、当該制御信号に応じて、後室24に向かって容器120を搬送する。そして、制御装置15は、次のステップSP17の工程に移行する。
(ステップSP17)
制御装置15は、容器120が後室24に搬送されると、キャッピング部105に対して制御信号を送信する。キャッピング部105は、当該制御信号に応じて、容器120をキャッピング及び密閉する。キャッピング及び密閉後、制御装置15は、搬送装置13に対して制御信号を送信する。搬送装置13は、当該制御信号に応じて、チャンバー出口を介してチャンバー20の外部のパッケージング装置14に向かって容器120を搬送する。そして、制御装置15は、次のステップSP18の工程に移行する。
(ステップSP18)
制御装置15は、容器120がパッケージング装置14に搬送されると、当該パッケージング装置14に対して制御信号を送信する。パッケージング装置14は、当該制御信号に応じて、容器120を包装する。これにより、容器120に飲料が充填された飲料容器が製造される。そして、制御装置15は、次のステップSP19の工程に移行する。
(ステップSP19)
制御装置15は、飲料の種類に変更があるか、或いは、全ての製造が終了したか否か判定する。制御装置15は、上記判定を肯定判定した場合はステップSP20の工程に移行する。制御装置15は、上記判定を否定判定した場合はステップSP13の工程に移行する。
なお、上記の製造工程では、一つの飲料容器が製造されてから次の飲料容器が製造されているが、飲料の種類が同じである場合は、一つの飲料容器の製造中に、同じ搬送先(第一室21又は第二室22)を用いて、次の飲料容器の製造を開始してもよい。すなわち、複数の飲料容器を同時に製造してもよい。
(ステップSP20)
制御装置15は、充填に使用されたチャンバー20内の個所に応じて、隔離部30に対して制御信号を送信する。例えば充填に使用された個所が第一室21である場合、隔離部30は、当該制御信号に応じて、第一室21を隔離する。また、充填に使用された個所が第二室22である場合、隔離部30は、当該制御信号に応じて、第二室22を隔離する。
隔離後、制御装置15は、充填に使用されたチャンバー20内の個所に応じて、第一洗浄・殺菌部102又は第二洗浄・殺菌部104に対して制御信号を送信する。例えば充填に使用された個所が第一室21である場合、第一洗浄・殺菌部102は、制御信号に応じて、第一室21と第一充填部101のそれぞれの洗浄及び殺菌を開始する。また、例えば充填に使用された個所が第二室22である場合、第二洗浄・殺菌部104は、制御信号に応じて、第二室22と第二充填部103のそれぞれの洗浄及び殺菌を開始する。この際、図示しない洗浄・殺菌部によって、前室23と後室24のそれぞれの洗浄及び殺菌も開始される。これによって、チャンバー20の内部が無菌状態に保たれる。
ここで、前室23と後室24の洗浄及び殺菌は、飲料の飛び散り等がなく、第一充填部101等の洗浄及び殺菌も不要なため、第一室21と第一充填部101或いは第二室22と第二充填部103の洗浄及び殺菌よりも、例えば1/3以下の時間等、早い時間で終えることができる。
そこで、制御装置15は、飲料の種類の変更がある場合、例えば前室23及び後室24の洗浄及び殺菌が終わった後に、ステップSP10の工程に戻る。或いは、制御装置15は、チャンバー20内に容器120が入る前に前室23及び後室24の洗浄及び殺菌が終わることを見越して洗浄及び殺菌の開始と同時に、ステップSP10の工程に戻ってもよい。なお、制御装置15は、全ての製造が終了した場合には、図4に示される処理を終える。
これにより、ステップSP10で搬送装置13の搬送先が前回の搬送先とは異なる搬送先に切り替えられ、ステップSP16では第一充填部101及び第二充填部103のうち前回の充填部とは異なる充填部で容器120に飲料が充填される。すなわち、第一充填部101は、第二室22及び第二充填部103がそれぞれ洗浄及び殺菌されている間に、第一室21において容器120に飲料を充填することになる。また、第二充填部103は、第一室21及び第一充填部101がそれぞれ洗浄及び殺菌されている間に、第二室22において容器120に飲料を充填することになる。
<作用>
次に、本実施形態に係る飲料充填装置10の作用について説明する。
本実施形態に係る飲料充填装置10の構成によれば、第一室21で容器120に飲料が充填されている間に第二室22及び第二充填部103がそれぞれ洗浄及び殺菌される。また、同構成によれば、第二室22で容器120に飲料が充填されている間に第一室21及び第一充填部101がそれぞれ洗浄及び殺菌される。この結果、容器120に飲料が充填された飲料容器の製造において発生するダウンタイムを低減することができる。
特に、前室23及び後室24の洗浄及び殺菌が終わった直後に、ステップSP10の工程に戻って製造を再開すると、ダウンタイムを一層低減することができる。また、洗浄及び殺菌の開始と同時に、ステップSP10の工程に戻って製造を再開すると、人による洗浄等の確認作業を除けば、ダウンタイムをゼロにすることも可能である。
また、切替部106が、搬送装置13による容器120の搬送先を第一室21又は第二室22に切り替える。この結果、搬送先を手作業で切り替える必要がなく、切り替えに係るダウンタイムを低減することができる。
また、容器120を洗浄及び殺菌する容器洗浄・殺菌部100が、第一室21及び第二室22の何れか一方へ容器120が搬送される前に第一室21及び第二室22共通に用いられることになる。この結果、容器洗浄・殺菌部100を第一室21用と第二室22用に別々に設ける場合に比べて、設備コストを低減することができる。
また、容器120に対して打栓するキャッピング部105が、第一室21及び第二室22の何れか一方から容器が搬送された後に第一室及び第二室共通に用いられることになる。この結果、キャッピング部105を第一室21用と第二室22用に別々に設ける場合に比べて、設備コストを低減することができる。
また、圧力調整部107が、第一室21及び第二室22のうち容器120に飲料が充填される一方の室内の圧力を、容器120に飲料が充填される間に洗浄及び殺菌される他方の室内の圧力よりも高く調整する。このため、他方の室に隔離しきれないブレイク個所があったとしても、当該ブレイク個所を介して、他方の室内の洗浄液等が一方の室内に入ることを低減することができる。
また、第一室21と第二室22を隔離するものが、第一シャッター30Aと第二シャッター30Bとで分かれているので、別々のタイミングで第一室21と第二室22を隔離することができ、効率的に飲料容器を製造することができる。
また、第一グリッパ131は、第一シャッター30Aに対して退避可能な構成とされ、第二グリッパ132は、第二シャッター30Bに対して退避可能な構成とされている。
この構成によれば、第一室21又は第二室22が隔離される際は隔離部30の邪魔とならないように退避される。この結果、第一室21と第二室22をより確実に隔離することができる。
また、第一グリッパ131は、第一シャッター30Aが開いて第一室21が隔離されない場合に伸ばされた状態とされ、第一シャッター30Aが閉じて第一室21が隔離される場合は屈曲されて第一シャッター30Aに対して退避され、第二グリッパ132は、第二シャッター30Bが開いて第二室22が隔離されない場合に伸ばされた状態とされ、第二シャッターが閉じて第二室22が隔離される場合は屈曲されて第二シャッター30Bに対して退避される。この結果、第一室21や第二室22が隔離されない場合は第一グリッパや第二グリッパが伸ばされた状態とされるので、チャンバー20内に存在し得る他の室に設けられるグリッパ(第三グリッパ133や第四グリッパ134)等と容器を受け渡しすることができる。また、第一室21や第二室22が隔離される際は、第一グリッパ131や第二グリッパ132が隔離部30の邪魔とならないように屈曲する。この結果、第一室21と第二室22をより確実に隔離することができる。
<変形例>
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態において、容器に飲料を充填する充填部が設けられる室は、第一室21と第二室22の2つである場合を説明したが、2つに限られず、3つ以上であってもよい。具体的には、第一室21と第二室22の他、充填部が設けられた第三室と第四室を備え、第一室21と第二室22と同様に、第三室と第四室でも交互に充填と殺菌が繰り返されてもよい。また、第一室21と第二室22の他、第三室を備え、第二室22が殺菌されている間に、第一室21と第三室で同時に充填されるようにしてもよい。
また、第1室と第2室は、モジュール化され分離可能とされている場合を説明したが、分離不可能なように一体とされていてもよい。
また、第一グリッパ131~第四グリッパ134は、隔離部30による隔離の際に屈曲する場合を説明したが、例えば収縮、スライド又は回転するようにして、隔離部30に対して退避するようにしてもよい。
また、第一室21等の殺菌には殺菌液を噴射する場合を説明したが、殺菌液の噴射の代わりに、電子ビームの照射を行ってもよい。また、洗浄及び殺菌は、洗浄液と殺菌液を混ぜることで同時に行ってもよい。
また、圧力調整部107は、ステップSP16、すなわち飲料の充填直前に圧力を調整する場合を説明したが、例えばステップSP20以降であれば、調整のタイミングは特に限定されない。
10:飲料充填装置
13:搬送装置(搬送部)
20:チャンバー
21:第一室
22:第二室
23:前室
24:後室
30:隔離部
30A:第一シャッター(第1隔離部)
30B:第二シャッター(第2隔離部)
100:容器洗浄・殺菌部
101:第一充填部
102:第一洗浄・殺菌部
103:第二充填部
104:第二洗浄・殺菌部
105:キャッピング部
106:切替部
107:圧力調整部
120:容器
130:グリッパ
131:第一グリッパ
132:第二グリッパ
133:第三グリッパ
134:第四グリッパ

Claims (9)

  1. それぞれ隔離可能とされた第一室及び第二室と、両方とも前記第一室及び前記第二室と直接連通する前室及び後室とを有するチャンバーと、
    前記チャンバー内において容器を前記前室から前記第一室及び前記第二室の何れか一方に搬送する搬送部と、
    前記第一室に設けられ、前記第一室に搬送された前記容器に飲料を充填する第一充填部と、
    前記第二室に設けられ、前記第二室に搬送された前記容器に飲料を充填する第二充填部と、
    前記第一室に設けられ、前記第二室で前記容器に飲料が充填されている間に、前記第一室を隔離して前記第一室及び前記第一充填部をそれぞれ洗浄及び殺菌する第一洗浄・殺菌部と、
    前記第二室に設けられ、前記第一室で前記容器に飲料が充填されている間に、前記第二室を隔離して前記第二室及び前記第二充填部をそれぞれ洗浄及び殺菌する第二洗浄・殺菌部と、
    を備える飲料充填装置。
  2. 前記搬送部による前記容器の搬送先を前記第一室又は前記第二室に切り替える切替部を更に備える、
    請求項1に記載の飲料充填装置。
  3. 前記前室に設けられ、前記前室に搬送された前記容器を洗浄及び殺菌する容器洗浄・殺菌部を更に備える、
    請求項1又は2に記載の飲料充填装置。
  4. 前記後室に設けられ、前記第一室及び前記第二室の何れか一方から前記後室に搬送された前記容器に対して打栓するキャッピング部を更に備える、
    請求項1乃至3の何れか1項に記載の飲料充填装置。
  5. 前記第一室及び前記第二室のうち前記容器に飲料が充填される一方の室内の圧力を、前記容器に飲料が充填される間に洗浄及び殺菌される他方の室内の圧力よりも高く調整する圧力調整部を更に備える、
    請求項1乃至4の何れか1項に記載の飲料充填装置。
  6. 前記第一室に設けられ、前記第一室を隔離する第一隔離部と、
    前記第二室に設けられ、前記第二室を隔離する第二隔離部と、
    を更に備える請求項1乃至5の何れか1項に記載の飲料充填装置。
  7. 前記搬送部は、前記第一室内に設けられ前記容器を把持する第一グリッパと、前記第二室内に設けられ前記容器を把持する第二グリッパと、を含み、
    前記第一グリッパは、前記第一隔離部に対して退避可能な構成とされ、
    前記第二グリッパは、前記第二隔離部に対して退避可能な構成とされている、
    請求項6に記載の飲料充填装置。
  8. 前記第一隔離部は、スライドすることにより前記第一室を隔離する第一シャッターを含み、
    前記第二隔離部は、スライドすることにより前記第二室を隔離する第二シャッターを含み、
    前記第一グリッパは、前記第一シャッターが開いて前記第一室が隔離されない場合に伸ばされた状態とされ、前記第一シャッターが閉じて前記第一室が隔離される場合は屈曲されて前記第一シャッターに対して退避され、
    前記第二グリッパは、前記第二シャッターが開いて前記第二室が隔離されない場合に伸ばされた状態とされ、前記第二シャッターが閉じて前記第二室が隔離される場合は屈曲されて前記第二シャッターに対して退避される、
    請求項7に記載の飲料充填装置。
  9. それぞれ隔離可能とされた第一室及び第二室を有すると共に、両方とも前記第一室及び前記第二室と直接連通する前室及び後室を有するチャンバー内で行われる容器入り飲料の製造方法であって、
    前記チャンバー内において容器を前記前室から前記第一室に搬送する第一工程と、
    前記第一工程により前記容器が前記前室から前記第一室に搬送された場合に、前記第一室に設けられた第一充填部を用いて前記容器に飲料を充填する第二工程と、
    前記第二工程の後において前記容器が前記第一室から前記後室に搬送された場合に、前記第一室を隔離して前記第一室及び前記第一充填部をそれぞれ洗浄及び殺菌する第三工程と、
    前記第二工程の後であって前記第三工程が終わる前までに、前記容器の搬送先を前記第二室に切り替えて前記容器を搬送する第四工程と、
    前記第四工程により前記容器が前記第二室に搬送された場合に、前記第二室に設けられた第二充填部を用いて前記容器に飲料を充填する第五工程と、
    を有する容器入り飲料の製造方法。
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