JP7145010B2 - 結着樹脂の製造方法 - Google Patents
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Description
〔1〕下記工程1及び工程2を含む結着樹脂の製造方法であって、
前記結着樹脂は、ゲル浸透クロマトグラフィー法により測定される分子量分布において、分子量10,000以上の成分を、40%以上含み、かつ、7,500以上10,000以下の範囲内に、分子量分布のピークトップを有する、結着樹脂の製造方法。
工程1: ビスフェノールAのアルキレンオキシド付加物を含む芳香族アルコールと、フマル酸を混合する工程
工程2: 工程1で得られた混合物に対して、カルボン酸を更に添加し、系内の結着樹脂の軟化点が、所定の範囲内になるまで混合する工程
〔2〕〔1〕に記載の製造方法により得られた結着樹脂を含む、静電荷像現像用トナー。
〔3〕ビスフェノールAのアルキレンオキシド付加物を含むアルコール成分と、フマル酸を含むカルボン酸成分との重縮合物である結着樹脂であって、前記結着樹脂は、ゲル浸透クロマトグラフィー法により測定される分子量分布において、分子量10,000以上の成分を40%以上含み、かつ、7,500以上10,000以下の範囲内に分子量分布のピークトップを有する、結着樹脂。
〔4〕下記工程1及び工程2を含む方法により得られる、結着樹脂。
工程1:ビスフェノールAのアルキレンオキシド付加物を含む芳香族アルコールと、前記芳香族アルコール100モル部に対して60モル部以上95モル部以下のフマル酸を215℃以上230℃未満の温度T1で2時間以上6時間以下、混合する工程
工程2:前記工程1で得られた混合物に対して、カルボン酸を更に添加し、系内の結着樹脂の軟化点が95℃以上105℃以下の範囲内になるまで混合する工程
本発明の一実施形態は、低温定着性、及びローラー剥離性に優れたトナーが得られ、更には、製造時の粉砕性に優れた結着樹脂の製造方法、結着樹脂、当該結着樹脂を含む静電荷像現像用トナーに関する。
工程1: ビスフェノールAのアルキレンオキシド付加物を含む芳香族アルコールと、フマル酸を温度T1で混合する工程
工程2: 工程1で得られた混合物に対して、カルボン酸を更に添加し、系内の結着樹脂の軟化点が、所定の範囲内になるまで混合する工程
結着樹脂Aは、ゲル浸透クロマトグラフィー法により測定される分子量分布において、分子量10,000以上の成分を40%以上含み、かつ、7,500以上10,000以下の範囲内に、分子量分布のピークトップを有する。
上述の本発明に係る実施形態によれば、得られるトナーの低温定着性(以下、単に「低温定着性」ともいう)、及び得られるトナーのローラー剥離性(以下、単に「ローラー剥離性」ともいう)に優れ、更には、製造時の粉砕性(以下、単に「粉砕性」ともいう)に優れる、結着樹脂の製造方法、結着樹脂、当該結着樹脂を含む静電荷像現像用トナーが得られる。
上述の製造方法は工程1及び工程2を有することで、結着樹脂Aは、分子量10,000以上の成分を40%以上含み、比較的高い分子量の樹脂成分を多く含むため、ローラー剥離性に優れると考えられる。更に、結着樹脂Aが、ゲル浸透クロマトグラフィー法により測定される分子量分布において、7,500以上10,000以下の範囲内に、分子量分布のピークトップを有するため、低温定着性及び粉砕性を高めることができると考えられる。
上述の製造方法は、工程1において、ビスフェノールAのアルキレンオキシド付加物を含む芳香族アルコールと、フマル酸を混合し、その後、工程2において、カルボン酸を添加して、混合することで分子量分布を広げることに成功し、低温定着性を損ねることなく、ローラー剥離性及び粉砕性が両立できることを見出した。
上述の製造方法においては、工程1において高い温度でフマル酸が、ラジカル反応により架橋すると考えられ、その後、工程2においてカルボン酸を添加し、架橋体と、添加したカルボン酸と、芳香族アルコールとの重縮合が進行し、結着樹脂A中に、架橋体由来の高分子量体、及び、比較的低分子量なカルボン酸と芳香族アルコールとの重縮合物が含まれるため、低温定着性を保ちつつ、粉砕性とローラー剥離性も改良されたと考えられる。
樹脂が結晶性であるか非晶性であるかについては、結晶性指数により判定される。結晶性指数は、後述する実施例に記載の測定方法における、樹脂の軟化点と吸熱の最高ピーク温度との比(軟化点(℃)/吸熱の最高ピーク温度(℃))で定義される。結晶性樹脂とは、結晶性指数が0.6以上1.4未満、好ましくは0.7以上、より好ましくは0.9以上であり、そして、好ましくは1.2以下の樹脂である。非晶性樹脂とは、結晶性指数が1.4以上、又は0.6未満、好ましくは1.5以上、又は0.5以下、より好ましくは1.6以上、又は0.5以下の樹脂である。結晶性指数は、原料モノマーの種類及びその比率、並びに反応温度、反応時間、冷却速度等の製造条件により適宜調整することができる。なお、吸熱の最高ピーク温度とは、観測される吸熱ピークのうち、最も高温側にあるピークの温度を指す。結晶性指数は、実施例に記載の樹脂の軟化点と吸熱の最高ピーク温度の測定方法により得られた値から算出することができる。
明細書中、「結着樹脂」とは、結着樹脂Aを含む、トナー中に含まれる樹脂成分を意味する。
工程1では、ビスフェノールAのアルキレンオキシド付加物を含む芳香族アルコールと、フマル酸を混合する。
工程1は、好ましくは、ビスフェノールAのアルキレンオキシド付加物を含む芳香族アルコールと、当該芳香族アルコール100モル部に対して60モル部以上95モル部以下のフマル酸を215℃以上230℃未満の温度T1で2時間以上6時間以下、混合する工程である。
〔式中、OR及びROはオキシアルキレン基であり、Rはエチレン基及びプロピレン基から選ばれる少なくとも1種であり、x及びyはアルキレンオキサイドの平均付加モル数を示し、それぞれ正の数であり、xとyの和の値は、1以上であり、好ましくは1.5以上であり、そして、16以下であり、好ましくは8以下、より好ましくは4以下である。〕で表されるビスフェノールAのアルキレンオキサイド付加物を含む。
なお、ビスフェノールAとは、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパンである。
その他のアルコール成分としては、例えば、脂肪族ポリオールが挙げられる。
脂肪族ポリオールとしては、例えば、炭素数2以上20以下の脂肪族ジオール、グリセリン等の3価以上の脂肪族アルコール等が挙げられる。
脂肪族ジオールとしては、例えば、エチレングリコール、1,2-プロパンジオール、1,3-プロパンジオール、1,4-ブタンジオール、1,5-ペンタンジオール、1,6-ヘキサンジオール、1,4-ブテンジオール、1,3-ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,10-デカンジオール、1,12-ドデカンジオール等が挙げられる。
このような温度T1において、芳香族アルコールとフマル酸とを混合することで、フマル酸の熱重合による架橋が促進され、ローラー剥離性及び粉砕性をより向上させられるものと考えられる。
温度T1での保持時間は、規定する温度T1の範囲内の温度であった時間を意味する。
エステル化触媒としては、例えば、モノブチル錫オキサイド、酸化ジブチル錫、2-エチルヘキサン酸錫(II)等の錫化合物、チタンジイソプロピレートビストリエタノールアミネート等のチタン化合物等が挙げられる。これらの中でも、モノブチル錫オキサイドが好ましい。
エステル化触媒の量は、工程1の芳香族アルコール、工程1のフマル酸及び工程2のカルボン酸の総量100質量部に対して、好ましくは0.01質量部以上、より好ましくは0.1質量部以上であり、そして、好ましくは1質量部以下、より好ましくは0.6質量部以下である。
エステル化触媒とともに用い得るエステル化助触媒としては、例えば、ピロガロール、没食子酸、没食子酸エステル、2,3,4-トリヒドロキシベンゾフェノン、2,2',3,4-テトラヒドロキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン誘導体、エピガロカテキン、エピガロカテキンガレート等のカテキン誘導体が挙げられる。
エステル化助触媒の量は、工程1の芳香族アルコール、工程1のフマル酸及び工程2のカルボン酸の総量100質量部に対して、好ましくは0.001質量部以上、より好ましくは0.01質量部以上であり、そして、好ましくは0.5質量部以下、より好ましくは0.1質量部以下である。
重合禁止剤としては、例えば、ハイドロキノン、メチルハイドロキノン等のハイドロキノン系化合物、カテコール、2-t-ブチルカテコール等のカテコール系化合物が挙げられる。
重合禁止剤の量は、工程1の芳香族アルコール、工程1のフマル酸及び工程2のカルボン酸の総量100質量部に対して、好ましくは0.001質量部以上、より好ましくは0.01質量部以上であり、そして、好ましくは0.5質量部以下、より好ましくは0.1質量部以下である。
工程1は、不活性ガス雰囲気中でおこなってもよい。
工程2では、工程1で得られた混合物に対して、カルボン酸を更に添加し、系内の結着樹脂の軟化点が、所定の範囲内になるまで混合する。
工程2は、工程1で得られた混合物に対して、好ましくは、工程1の混合する温度T1より低い温度T2で、より好ましくは180℃以上225℃未満の温度T2でカルボン酸を更に添加し、前記温度T2で系内の樹脂の軟化点が95℃以上105℃以下の範囲内になるまで混合する工程である
ジカルボン酸としては、例えば、芳香族ジカルボン酸、直鎖又は分岐の脂肪族ジカルボン酸、脂環式ジカルボン酸が挙げられる。これらの中でも、芳香族ジカルボン酸、及び、直鎖又は分岐の脂肪族ジカルボン酸から選ばれる少なくとも1種が好ましい。
芳香族ジカルボン酸としては、例えば、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸が挙げられる。
直鎖又は分岐の脂肪族ジカルボン酸としては、例えば、シュウ酸、マロン酸、マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸、イタコン酸、グルタコン酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、ドデカン二酸、アゼライン酸、炭素数1以上20以下のアルキル基又は炭素数2以上20以下のアルケニル基で置換されたコハク酸が挙げられる。炭素数1以上20以下のアルキル基又は炭素数2以上20以下のアルケニル基で置換されたコハク酸としては、例えば、ドデシルコハク酸、ドデセニルコハク酸、オクテニルコハク酸が挙げられる。これらの中でも、低温定着性、ローラー剥離性、及び粉砕性をより向上させる観点から、フマル酸が好ましい。
これらのカルボン酸成分は、単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
以上の中でも、直鎖又は分岐の脂肪族ジカルボン酸、3価以上の多価カルボン酸が好ましく、フマル酸、トリメリット酸又はその無水物がより好ましく、フマル酸が更に好ましい。
温度T2での保持時間は、工程2におけるカルボン酸添加後、上記で規定する温度T2の範囲内の温度であった時間を意味する。
工程2の混合終了時の系内の樹脂の軟化点は、ローラー剥離性をより向上させる観点から、好ましくは96℃以上、好ましくは97℃以上、好ましくは98℃以上であり、そして、低温定着性及び粉砕性をより向上させる観点から、好ましくは105℃以下、より好ましくは104℃以下、更に好ましくは103℃以下、更に好ましくは102℃以下である。
エステル化触媒、助触媒、重合禁止剤は、工程1と同様である。
工程2は、不活性ガス雰囲気中でおこなってもよい。
工程2では、減圧条件で、混合することが好ましい。工程2における圧力は、好ましくは2kPa以上、より好ましくは3kPa以上であり、そして、好ましくは20kPa以下、より好ましくは15kPa以下、更に好ましくは12kPa以下である。
上述の製造方法により得られる結着樹脂Aは、ゲル浸透クロマトグラフィー法(以下、単に「GPC」ともいう)により測定される分子量分布において、分子量10,000以上の成分を40%以上含み、かつ、7,500以上10,000以下の範囲内に、分子量分布のピークトップを有する。
結着樹脂Aは、例えば、ビスフェノールAのアルキレンオキシド付加物を含むアルコール成分と、フマル酸を含むカルボン酸成分との重縮合物である。
結着樹脂Aは、好ましくは非晶性である。
分子量10,000以上の成分の割合は、例えば、図1において、すべての分子量の総面積Bに対する斜線で示す面積Aの割合を示す。つまり下記式(1)で示される数式によって算出される。
分子量10,000以上の成分の割合(%)=(分子量10,000以上の総面積A/すべての分子量の総面積B)×100 (1)
結着樹脂A中、分子量10,000以上の成分の割合は、優れた低温定着性、ローラー剥離性、及び粉砕性を得る観点から、好ましくは40%以上、より好ましくは42%以上、更に好ましくは43%以上、更に好ましくは44%以上であり、そして、好ましくは60%以下、より好ましくは50%以下、より好ましくは45%以下である。
結着樹脂A中、分子量分布のピークトップは、優れた低温定着性、ローラー剥離性、及び粉砕性を得る観点から、好ましくは7,500以上、より好ましくは8,000以上であり、そして、好ましくは10,000以下、より好ましくは9,000以下、更に好ましくは8,500以下である。
なお、ゲル浸透クロマトグラフィー法により測定される分子量分布について、詳細な測定方法は、実施例に記載の方法による。
得られた結着樹脂Aは、静電荷像現像用トナー(以下、単に「トナー」ともいう)に用いられる。本発明の実施形態に係るトナーは、結着樹脂Aを含む。
より具体的には、本発明の実施形態に係るトナーは、例えば、結着樹脂Aを含むトナー粒子と、外添剤とを含有していてもよい。
上述の結着樹脂Aに加えて、トナーは、軟化点が20℃以上高い結着樹脂Hを更に含んでいてもよい。
荷電制御剤としては、例えば、正帯電性荷電制御剤、負帯電性荷電制御剤のいずれを含有していてもよい。
正帯電性荷電制御剤としては、ニグロシン染料、例えば「ニグロシンベースEX」、「オイルブラックBS」、「オイルブラックSO」、「ボントロンN-01」、「ボントロンN-04」、「ボントロンN-07」、「ボントロンN-09」、「ボントロンN-11」(以上、オリヱント化学工業株式会社製)等;3級アミンを側鎖として含有するトリフェニルメタン系染料、4級アンモニウム塩化合物、例えば「ボントロンP-51」(オリヱント化学工業株式会社製)、セチルトリメチルアンモニウムブロミド、「COPY CHARGE PX VP435」(クラリアント社製)等;ポリアミン樹脂、例えば「AFP-B」(オリヱント化学工業株式会社製)等;イミダゾール誘導体、例えば「PLZ-2001」、「PLZ-8001」(以上、四国化成工業株式会社製)等;スチレン-アクリル系樹脂、例えば「FCA-701PT」(藤倉化成株式会社製)等が挙げられる。
荷電制御剤の中でも、負帯電性荷電制御剤が好ましく、ベンジル酸化合物の金属化合物又はサリチル酸化合物の金属化合物がより好ましい。
着色剤としては、トナー用着色剤として用いられている染料、顔料等のすべてを使用することができ、例えば、カーボンブラック、フタロシアニンブルー、パーマネントブラウンFG、ブリリアントファーストスカーレット、ピグメントグリーンB、ローダミン-Bベース、ソルベントレッド49、ソルベントレッド146、ソルベントブルー35、キナクリドン、カーミン6B、ジスアゾエロー等が用いることができる。トナーは、黒トナー、カラートナーのいずれであってもよい。
離型剤としては、例えば、ポリプロピレンワックス、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンポリエチレン共重合体ワックス;マイクロクリスタリンワックス、パラフィンワックス、フィッシャートロプシュワックス、サゾールワックス等の炭化水素系ワックス又はそれらの酸化物;カルナウバワックス、モンタンワックス又はそれらの脱酸ワックス、脂肪酸エステルワックス等のエステル系ワックス;脂肪酸アミド類、脂肪酸類、高級アルコール類、脂肪酸金属塩等が挙げられ、これらは1種又は2種以上を用いることができる。
外添剤としては、例えば、疎水性シリカ、酸化チタン、アルミナ、酸化セリウム、カーボンブラック等の無機材料微粒子、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル、シリコーン樹脂等のポリマー微粒子が挙げられる。これらの中でも、疎水性シリカが好ましい。
外添剤を含有する場合、外添剤の添加量は、トナー粒子100質量部に対して、好ましくは1質量部以上、より好ましくは2質量部以上、更に好ましくは3質量部以上であり、そして、好ましくは5質量部以下、より好ましくは4.5質量部以下、更に好ましくは4質量部以下である。
トナーは、溶融混練法、乳化転相法、重合法、乳化凝集法等の公知のいずれの方法により得られたトナーであってもよいが、生産性や着色剤の分散性の観点から、溶融混練法による粉砕トナーが好ましい。
工程a:結着樹脂Aを含むトナー原料を溶融混練する工程、及び
工程b:工程aで得られた溶融混合物を粉砕、分級しトナー粒子を得る工程
を含む。
溶融混練の温度は、好ましくは80℃以上、より好ましくは100℃以上、更に好ましくは110℃以上であり、そして、好ましくは160℃以下、好ましくは150℃以下である。
工程aの溶融混練には、密閉式ニーダー、一軸押出機、又は二軸押出機、オープンロール型混練機等の公知の混練機を用いて行うことができる。結晶を溶融混合する観点から、高温条件に設定することのできる二軸押出機が好ましい。
工程aで得られた溶融混合物を、粉砕が可能な程度に冷却した後、続く工程bに供する。
粗粉砕に好適に用いられる粉砕機としては、例えば、ハンマーミル、アトマイザー、ロートプレックスが挙げられる。微粉砕に好適に用いられる粉砕機としては、例えば、流動層式ジェットミル、衝突板式ジェットミル、回転型機械式ミルが挙げられる。粉砕効率の観点から、流動層式ジェットミル、又は衝突板式ジェットミルを用いることが好ましく、衝突板式ジェットミルを用いることがより好ましい。
得られたトナー粒子は、流動化剤等を外添剤としてトナー粒子表面に添加処理してもよい。
樹脂等の物性は、以下の方法により測定した。
〔樹脂の酸価〕
樹脂の酸価は、JIS K0070:1992の方法に基づき測定する。但し、測定溶媒のみJIS K0070:1992の規定のエタノールとエーテルの混合溶媒から、アセトンとトルエンの混合溶媒(アセトン:トルエン=1:1(容量比))に変更する。
(1)軟化点
フローテスター「CFT-500D」(株式会社島津製作所製)を用い、1gの試料を昇温速度6℃/分で加熱しながら、プランジャーにより1.96MPaの荷重を与え、直径1mm、長さ1mmのノズルから押し出す。温度に対し、フローテスターのプランジャー降下量をプロットし、試料の半量が流出した温度を軟化点とする。
(2)吸熱の最高ピーク温度
示差走査熱量計「DSC 2 STAR」(Mettler-Toledo株式会社製)を用いて、室温(20℃)から降温速度10℃/分で0℃まで冷却した試料をそのままの温度で1分間維持し、その後、昇温速度10℃/分で180℃まで昇温しながら測定する。観測される吸熱ピークのうち、最も高温側にあるピークの温度を吸熱の最高ピーク温度とする。
(3)ガラス転移温度
示差走査熱量計「DSC 2 STAR」(Mettler-Toledo株式会社製)を用いて、試料0.01~0.02gをアルミパンに計量し、200℃まで昇温し、その温度から降温速度10℃/分で0℃まで冷却した。次に昇温速度10℃/分で150℃まで昇温しながら測定する。吸熱の最高ピーク温度以下のベースラインの延長線とピークの立ち上がり部分からピークの頂点までの最大傾斜を示す接線との交点の温度をガラス転移温度とする。
以下の方法により、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)法により分子量分布を測定する。当該結果から、樹脂の数平均分子量Mn、重量平均分子量Mw、多分散度Mw/Mn、分子量10,000以上の成分の割合、及び分子量分布のピークトップを求める。
(4-1)試料溶液の調製
濃度が0.5g/100mLになるように、樹脂をテトラヒドロフランに溶解させる。ついで、この溶液をポアサイズ0.45μmのフッ素樹脂フィルター「Syringe Filter」(American Chromatography Supplies株式会社製)を用いて濾過して不溶成分を除き、試料溶液とする。
(4-2)分子量測定
下記装置を用いて、溶離液としてテトラヒドロフランを、毎分1mLの流速で流し、40℃の恒温槽中でカラムを安定化さる。そこに試料溶液100μLを注入して測定を行う。試料の分子量は、あらかじめ作製した検量線に基づき算出する。このときの検量線には、数種類の分子量が既知の単分散ポリスチレン(東ソー株式会社製;分子量「2.63×103」、「2.06×104」、「1.02×105」、ジーエルサイエンス株式会社製;分子量「2.10×103」、「7.00×103」、「5.04×104」)を標準試料として作成したものを用いる。
測定装置:「HLC-8320 GPC EcoSEC」(東ソー株式会社製)
分析カラム:「TSKgel Guard Super HZ-L」+「TSKgel Super HZM-H」+「TSKgel Super HZ3000」(いずれもTOSOH Biosciences LLC)
(4-3)分子量10,000以上の成分の割合
得られた分子量分布全体の積分値より得られる面積Bと、分子量分布の分子量10,000以上の成分における積分値より得られる面積Aを算出し、以下の式(1)により、分子量10,000以上の成分の割合を求める。
分子量10,000以上の成分の割合(%)=(分子量10,000以上の面積A/すべての分子量の面積B)×100 (1)
(4-4)分子量分布のピークトップ
得られた分子量分布において最も高い値を示す分子量を分子量分布のピークトップとする。
トナー粒子及びトナーの体積中位粒径(D50)は以下の方法で測定した。
測定機:「コールターマルチサイザーII」(ベックマンコールター株式会社製)
アパチャー径:50μm
解析ソフト:「コールターマルチサイザーアキュコンプ バージョン 1.19」(ベックマンコールター株式会社製)
電解液:「アイソトンII」(ベックマンコールター株式会社製)
分散液:「エマルゲン109P」(花王株式会社製、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、HLB:13.6)の5質量%電解液
分散条件:分散液5mLに測定試料10mgを添加し、超音波分散機にて1分間分散させ、その後、電解液25mLを添加し、更に、超音波分散機にて1分間分散させる。
測定条件:ビーカーに電解液100mLと分散液を加え、3万個の粒子の粒径を20秒で測定できる濃度で、3万個の粒子を測定し、その粒度分布から体積中位粒径(D50)を求める。
表1に示すアルコール成分(G)、酸成分(A1)、エステル化触媒、及び重合禁止剤を、窒素導入管を装備した脱水管、攪拌器及び熱電対を装備した10リットル容の四つ口フラスコに入れた。窒素雰囲気、常圧下、180℃で1時間保温した後に2時間かけて表中に示す温度T1に昇温した後、表に示すT1保持時間、温度T1を保持した。その後、温度T2とした後、酸成分(A2)として、フマル酸又はトリメリット酸無水物を投入し、表に示すT2保持時間、温度T2を保持した後、10kPaにて表に示す軟化点まで反応を行って非晶性ポリエステル樹脂A-1~A-7, A-52, A-53, A-55を得た。各種物性を測定し表1に示した。
表1に示すアルコール成分(G)、酸成分(A1)、エステル化触媒、及び重合禁止剤を、窒素導入管を装備した脱水管、攪拌器及び熱電対を装備した10リットル容の四つ口フラスコに入れた。窒素雰囲気、常圧下、180℃で1時間保温した後に2時間かけて表中に示す温度T1に昇温した後、表に示すT1保持時間、温度T1を保持した。その後、10kPaにて表に示す軟化点まで反応を行って非晶性ポリエステル樹脂A-51, A-54を得た。各種物性を測定し表1に示した。
実施例1~7,比較例1~5
表2に示す樹脂を混合した結着樹脂100質量部、着色剤「ECB-301」(大日精化株式会社(日本)製、C.I.ピグメントブルー15:3)5質量部、負帯電性荷電制御剤「LR-147」(日本カーリット株式会社(日本)製)1質量部、離型剤「NP-105」(三井化学株式会社製、ポリプロピレンワックス、融点:140℃)2質量部を、ヘンシェルミキサーによく攪拌した後、混練部分の全長1560mm、スクリュー径42mm、バレル内径43mmの同方向回転二軸押出機を用いて溶融混練した。ロールの回転速度は200r/min、ロール内の加熱温度は120℃であり、混合物の供給速度は10kg/hr、平均滞留時間は約18秒であった。得られた混練物を冷却ローラーで圧延冷却した後、ジェットミルで体積中位粒径(D50)6.5μmのトナー粒子を得た。
〔低温定着性〕
得られたトナーを複写機「AR-505」(シャープ株式会社(日本)製)に実装し、トナー付着量が0.7mg/cm2の未定着画像(2cm×12cm)を得た。複写機「AR-505」(シャープ株式会社(日本)製)の定着機をオフラインで定着可能なように改良した定着機(定着速度200mm/sec)を用い、定着温度を90℃から240℃へと5℃ずつ順次上昇させながら、各定着温度で定着試験を行った。定着紙には、「CopyBond SF-70NA」(シャープ株式会社(日本)製、75g/m2)を使用した。
最低定着温度は500gの荷重をかけた底面が15mm×7.5mmの砂消しゴムで、定着機を通して定着された画像を5往復擦り、擦る前後の光学反射密度を反射濃度計「RD-915」(マクベス社(スイス)製)を用いて測定し、両者の比率(擦り後/擦り前)が最初に70%を越える定着ローラーの温度を最低定着温度とし、低温定着性を評価した。
複写機「AR-505」(シャープ株式会社(日本)製)にトナーを実装し、2cm×12cmのベタ画像部(トナー付着量:0.5mg/cm2)を有する未定着の画像を得た。複写機「AR-505」(シャープ株式会社(日本)製)の定着機を装置外での定着が可能なように改良した定着機(定着速度:100mm/sec)を用い、定着温度を170℃とし、紙を定着ローラーに通過させ、定着ローラーから剥がれるか定着ローラーに付着するかを目視にて観察し、以下の評価基準に従って、ローラー剥離性を評価した。
(評価基準)
A : 定着ローラーから紙が折れ曲がることなく剥離する。
B : 定着ローラーから紙が剥離するが、通過後紙が折れ曲がる。
C : 定着ローラーに紙が付着する。
各実施例及び比較例のトナー製造工程において、得られた加熱保持物をI-2型粉砕機(日本ニューマチック工業株式会社製)により、目的の体積中位粒径(D50)を6.5μmに設定して、粉砕圧を調整してトナーを得た。その際の粉砕圧(単位:Pa)を表2に示す。なお、粉砕圧が低い方が、良好な粉砕性を示す。
B:すべての分子量の総面積
T:ピークトップ
Claims (10)
- 下記工程1及び工程2を含む結着樹脂の製造方法であって、
前記結着樹脂は、ゲル浸透クロマトグラフィー法により測定される分子量分布測定において、分子量10,000以上の成分を40%以上含み、かつ、7,500以上10,000以下の範囲内に、分子量分布のピークトップを有する、結着樹脂の製造方法。
工程1: ビスフェノールAのアルキレンオキシド付加物を含む芳香族アルコールと、フマル酸を混合する工程
工程2: 工程1で得られた混合物に対して、カルボン酸を更に添加し、系内の結着樹脂の軟化点が、95℃以上105℃以下の範囲内になるまで混合する工程 - 前記工程1が、前記ビスフェノールAのアルキレンオキシド付加物を含む芳香族アルコールと、前記芳香族アルコール100モル部に対して60モル部以上95モル部以下の前記フマル酸を215℃以上230℃未満の温度T1で2時間以上6時間以下、混合する工程である、請求項1に記載の製造方法。
- 前記工程2において、工程2でカルボン酸を添加する温度T2が、工程1の混合する温度T1より低い温度である、請求項1又は2に記載の製造方法。
- 前記工程2のカルボン酸が、フマル酸である、請求項1~3のいずれかに記載の製造方法。
- 前記工程2のカルボン酸の量が、前記芳香族アルコール100モル部に対して3モル部以上35モル部以下である、請求項1~4のいずれかに記載の製造方法。
- 前記工程1のフマル酸の量A1及び前記工程2のカルボン酸の量A2の合計モル量と芳香族アルコールのモル量Gとのモル比 ((A1+A2)/G)が、0.94以上1.07以下である、請求項1~5のいずれかに記載の製造方法。
- 前記工程1のフマル酸の量A1と前記工程2のカルボン酸の量A2とのモル比(A1/A2)が、70/30以上99/1以下である、請求項1~6のいずれかに記載の製造方法。
- 前記工程1において、ビスフェノールAのアルキレンオキサイド付加物の量が、芳香族アルコール中、40モル%以上100モル%以下である、請求項1~7のいずれかに記載の製造方法。
- 前記結着樹脂の軟化点が、95℃以上105℃以下である、請求項1~8のいずれかに記載の製造方法。
- 請求項1~9のいずれかに記載の製造方法により得られた結着樹脂を用いる、静電荷像現像用トナーの製造方法であって、
工程a:結着樹脂Aを含むトナー原料を溶融混練する工程、及び
工程b:工程aで得られた溶融混合物を粉砕、分級しトナー粒子を得る工程
を含む、静電荷像現像用トナーの製造方法。
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