JP7136735B2 - 電解精製における検査装置、システム、及び検出方法 - Google Patents
電解精製における検査装置、システム、及び検出方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7136735B2 JP7136735B2 JP2019064794A JP2019064794A JP7136735B2 JP 7136735 B2 JP7136735 B2 JP 7136735B2 JP 2019064794 A JP2019064794 A JP 2019064794A JP 2019064794 A JP2019064794 A JP 2019064794A JP 7136735 B2 JP7136735 B2 JP 7136735B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- travel
- information
- route
- control unit
- infrared
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/20—Recycling
Landscapes
- Electrolytic Production Of Metals (AREA)
Description
(発明1)
電解精製における検査装置であって、
前記装置は、磁気センサ及び/又は赤外線センサ、走行情報検出部、制御部、記憶部、並びに走行駆動部を備え、
前記磁気センサ及び/又は赤外線センサは、電解槽のカソード板の上縁又はクロスバーの磁束及び/又は赤外線を測定し、並びに、電解槽のアノード板の上縁角部の磁束及び/又は赤外線を測定し、
前記記憶部は、走行ルート指示を記憶し、
前記制御部は、前記走行ルート指示に基づいて、前記走行駆動部へ駆動指示を出力し、
前記走行情報検出部は、前記装置が現在走行しているルートの情報を前記制御部に出力し、
前記制御部は、前記情報に基づいた走行ルート修正指示を前記走行駆動部へ出力する、
該装置。
(発明2)
発明1の装置であって、前記制御部が前記情報に基づいた走行ルート修正指示を前記走行駆動部へ出力する際に、前記制御部は前記装置が蛇行しないように且つ電解槽の幅方向の位置のずれを修正するように指示する、該装置。
(発明3)
発明1の装置であって、
前記走行情報検出部は、撮像モジュールを備え、
前記撮像モジュールは、複数の前記カソード板の上縁部の固定位置若しくはクロスバーの固定位置及び/又は前記アノード板の上縁部の固定位置を認識し、これにより、前記装置が現在走行しているルートの情報を生成する、
該装置。
(発明4)
発明1の装置であって、前記走行情報検出部は、内界センサを備え、前記内界センサからの出力情報に基づいて、前記装置が現在走行しているルートの情報を生成する、該装置。
(発明5)
発明1の装置であって、前記走行情報検出部は、撮像モジュールを備え、
前記撮像モジュールは、複数の前記カソード板の上縁のマーカー若しくはクロスバーのマーカーを及び/又は前記アノード板の上縁部のマーカーを認識し、これにより、前記装置が現在走行しているルートの情報を生成する、該装置。
(発明6)
発明1の装置であって、前記走行情報検出部は、撮像モジュールを備え、
前記撮像モジュールは、複数の前記カソード板及び前記アノード板の周辺に配置された複数のランドマークを認識し、これにより、前記装置が現在走行しているルートの情報を生成する、該装置。
(発明7)
電解精製システムであって、前記システムは、
発明1~6のいずれか1つに記載の装置と、
電解槽と、
前記電解槽中に少なくとも一部浸漬される複数のアノード板と、
前記電解槽中に少なくとも一部浸漬される複数のカソード板と、
前記装置と通信可能なサーバーと
を備え、
前記サーバーは、前記走行ルート指示を、前記装置に送信し、
前記サーバーは、前記装置から、磁束及び/又は赤外線の測定情報を受信し、
前記複数のアノード板と前記複数のカソード板は、互いの面が平行になるように、且つ交互となるように配置することでセルを複数形成し、
前記装置は前記複数のセルの上縁によって規定されるルート上を走行可能である、
該システム。
(発明8)
電解精製におけるショートの検出方法であって、前記方法は、
サーバーが、走行ルート指示を、発明1~6のいずれか1つに記載の装置に送信するステップと、
前記装置が、前記走行ルート指示に基づいて、特定のルート上を走行するステップと、
前記磁気センサ及び/又は赤外線センサが、前記電解槽のカソード板の上縁部又はクロスバーの磁束及び/又は赤外線を測定する、並びに、電解槽のアノード板の上縁角部の磁束及び/又は赤外線を測定するステップと、
前記装置が、磁束測定データ及び/又は赤外線測定データを前記サーバーに送信するステップと、
前記走行情報検出部が、前記装置が現在走行しているルートに関連する情報を前記制御部に出力するステップと、
前記制御部が、前記情報に基づく走行ルート修正指示を前記走行駆動部へ出力するステップと、
を含む、該方法。
本開示は、一実施形態において、電解精製システムに関する。システムの概要を図1に示す。システムは、少なくとも以下を備える:電解槽、アノード板、カソード板(及びクロスバー)、サーバー、及び検査装置。また、システムは、更に、クライアント端末、ランドマーク、及びブスバー等を備えてもよい。これらの構成要素、及びその他の構成要素について以下詳細に説明する。
電解槽は、内部に電解液(例えば、希硫酸など)を保持する。電解槽の数は特に限定されないが、典型的には、縦方向及び横方向に複数隣接して設置されてよい。そして、電解槽の総数は数百槽にも及んでもよい(特許文献2の図6等参照)。
各電解槽には、複数のアノード板と複数のカソード板とが、互いの面が平行になるように、且つ交互に配置される。これにより、セルを形成する。アノード板には耳部が設けられ、当該耳部等によって電解槽の側壁及び共通導体(ブスバー)に支持されてもよい(特許文献2の図7(32)(A))。アノードの材料としては、粗銅を用いることができる。粗銅のCu品位は特に限定されないが、99.4~99.5%であってもよい。共通導体を通じてアノードに電流を流すと、電解液に浸漬される粗銅の一部がCuイオンに変化して電解液に溶解する。その後、カソード板にCuが析出し純銅を得ることができる。
カソード板は、電流を流した際に純銅が析出するための拠点となる。材料としては、種銅板を用いてもよく、ステンレス板を用いてもよい。また、カソード板は、陰極支持用竿(クロスバー)に吊り下げられていてもよい(特許文献2、図7(34)及び(K))。
電解精製システムは、サーバーを設けてもよく、当該サーバーは1台であってもよく、複数台であってもよい。複数台のサーバーは、同一の機能を分散したものであってもよく、或いは異なる機能を分担させたものであってもよい。複数台のサーバーは、互いに通信可能な状態(有線又は無線、以下同じ)であってもよい。
検査装置は、セルの上を走行し、カソード板及びアノード板の各磁束及び赤外線の測定を行うことができる。検査装置の機能、及び構成要件の詳細については、後述する。
電解精製システムは、必要に応じて、複数のランドマークを設けてもよい。ランドマークは、検査装置が現在走行している位置を把握するための目印である。ランドマークを設ける位置については、特に限定されないが、例えば、セルの終端付近に設けてもよい。また、ランドマークは、検査装置が認識しやすいように、種々の構成要素を設けてもよい。構成要素の例としては、QRコード(登録商標)、LED照明、電波発信、RFID、反射テープ等が挙げられる。
2.電解精製における検査装置
本開示は、一実施形態において、電解精製における検査装置に関する。検査装置の構成を図2~5に示す。検査装置は、少なくとも以下を備える:磁気センサ(20)(及び/又は赤外線センサ(図示しない))、走行情報検出部、制御部(図示しない)、記憶部(図示しない)、及び走行駆動部(10)。また、必要に応じて、検査装置は、撮像手段、通信手段等を備えてもよい。これらの構成要素、及びその他の構成要素について以下詳細に説明する。
検査装置は、1又は複数の磁気センサ(例;ガウスメーター)を備える。これに加えて、或いはこれに代えて、検査装置は、1又は複数の赤外線センサを備える。磁気センサは、アノード板及びカソード板の磁束を測定するために用いる。赤外線センサは、アノード板及びカソード板の熱を測定するために用いる。ショートが発生したときには電流が増大するため、ショートが発生したことを磁気センサによって検知することができる。また、ショートが発生したときには電流が増大し、これによって発熱するため、周囲より温度が高くなる。これによって、ショートが発生したことを赤外線センサによって検知することができる。
走行情報検出部は、検査装置が現在走行している位置を特定するのに必要な情報を収集する機能を担うことができる。検査装置が現在走行している位置を特定する手段は、特に限定されないが、少なくとも以下の手段が考えられる。
・中点認識
・内界センサ
・マーカー
・ランドマーク
例えば、走行情報検出部は、カメラ等の撮像モジュール(30)を設けてもよい。そして、撮像モジュールによって、検査装置の移動方向に存在するセルを撮像し、画像データを制御部及び/又はサーバーに送ることができる。制御部及び/又はサーバーは、画像データを処理して、カソード板の上縁の各ライン若しくはクロスバーの各ライン及び/又はアノード板の上縁部分の各ラインを検出することができる(図7)。画像処理によってラインを検出することは、公知技術で可能である。次に制御部及び/又はサーバーは、検出した各ラインの固定位置(典型的には中点)を検出することができる。例えば、検査装置の移動方向に存在する5枚のカソード板のクロスバーのラインを検出した場合、最終的には5つの中点が検出される。その後、制御部及び/又はサーバーは、5つの中点をつなぐ画像処理を行うことができる。これによって形成された線を、正しい走行ルートとして認識し、制御部及び/又はサーバーは、現在走行しているルートとのずれを算出することができる。そして、制御部及び/又はサーバーは、当該ずれに基づいて、走行ルート修正指示を生成してもよい。なお、検出した中点にばらつきがあった場合、それらの点の中心位置を目標に蛇行修正することも可能である。言うまでもないことであるが、認識する箇所は、必ずしも中点である必要はなく、例えば、カソード板の幅方向で4分の1の位置、又は3分の1の位置を認識ポイントとしてもよい。
ロボットのセンサは大きく分けると、内界センサと外界センサにわけられる。内界センサはロボット自身の状態を計測する。内界センサの例として、エンコーダ、ジャイロセンサ等があげられる。これらを活用することで、検査装置の姿勢・向き等を検出することができる。内界センサが検知したデータは、制御部及び/又はサーバーに送ることができる。制御部及び/又はサーバーは、走行ルート指示と、内界センサが検知したデータに基づいて、現在走行しているルートとのずれを算出することができる。そして、制御部及び/又はサーバーは、当該ずれに基づいて、走行ルート修正指示を生成してもよい。
例えば、上述したアノード板の上縁の固定位置(典型的には中央位置)及び/又はカソード板の上縁部の固定位置(典型的には中央位置)若しくはクロスバーの固定位置(典型的には中央位置)にマーカーを付してもよい。マーカーは、全ての板において同じ箇所に付することが好ましい。これにより、セルの上に、一本の直線が形成される。そして、検査装置は、この直線を目印に、走行することができる。また、走行中の振動により、走行ルートがずれたとしても、当該直線を手掛かりに、走行ルートの修正を行うことができる。
例えば、セルの周辺にランドマークを設けてもよい。ランドマークの形状及び色彩は特に限定されない。また、ランドマークを認識するために、走行情報検出部は、カメラ等の撮像手段を設けることができる。好ましくは、撮像手段によって十分認識できるように、ランドマークは適切なサイズを有する、及び/又は適切な色彩を有する。ランドマークの認識させるため、機械学習の技術を利用することもできる。
制御部は少なくとも以下の機能を有することができる。
・サーバーと無線通信することにより、データの送受信を行う
・磁気センサ及び/又は赤外線センサ、走行情報検出部、並びに走行駆動部を制御する。
・記憶部に対して、データの入出力を行う。
記憶部はデータを保存する機能を有する。保存対象となるデータの例として、以下が含まれるがこれらに限定されない:
磁気センサから取得された磁束データ(例えば、アノード板の磁束データ、カソード板の磁束データ等)、
赤外線センサから取得された赤外線データ(例えば、アノード板の赤外線データ、カソード板の赤外線データ等)、
サーバーから取得されたデータ(例えば、走行ルート指示データ、走行ルート修正指示データ等)、
走行情報検出部から取得されたデータ(例えば、走行情報検出部が、カメラを備える場合にはカメラにより撮影されたデータ、走行情報検出部が、内界センサを備える場合には、内界センサにより取得された位置データ)、
制御部が処理したデータ(例えば、アノード板及びカソード板の識別情報と磁束データとをリンクさせたデータ、アノード板及びカソード板の識別情報と赤外線データとをリンクさせたデータ、走行ルートと現在位置とのずれを示すデータ等)。
記憶部については、当分野で公知の媒体を採用することができ、例えば、HDD、SSD等が挙げられる。
走行駆動部は、検査装置を移動させる機能を有する。走行駆動部の例として、無限軌道(クローラ)、車輪等が含まれるがこれらに限定されない。電解精製システム内は、平坦な走行路だけでなく、段差のある走行路、階段、及びセル(アノード板とカソード板との間に隙間があるため凸凹な状態となっている)などが存在し、これらの上を検査装置は走行する必要がある。従って、無限軌道が好ましい。また、段差のある走行路、及び階段等において、スムーズに昇降できるよう、メインクローラのほかに、サブクローラを設けてもよい。
本開示は、一実施形態において、電解精製におけるショートの検出方法に関する。当該方法においては、上述した電解精製システム(特に、上述した検査装置)を利用することができる。
・サーバーが、走行ルート指示を、検査装置に送信するステップ。
・検査装置が、走行ルート指示に基づいて、特定のルート上を走行するステップ。
・磁気センサ及び/又は赤外線センサが、電解槽のカソード板の上縁又はクロスバーの磁束及び/又は赤外線を測定し、及び、電解槽のアノード板の上縁角部の磁束及び/又は赤外線を測定するステップ。
・検査装置が、磁束測定データ及び/又は赤外線データをサーバーに送信するステップ。
・走行情報検出部が、検査装置が現在走行しているルートに関連する情報を制御部に出力するステップ。
・制御部が、当該情報に基づく走行ルート修正指示を走行駆動部へ出力するステップ。
以下、各ステップについて、詳細に説明する。
サーバーは、走行ルート指示を生成し、無線通信を経由して当該指示を検査装置に送ることができる。走行ルート指示の生成については、オペレータが直接サーバーを操作して生成してもよいし、或いは、サーバーと通信接続されたクライアント端末を通して生成してもよい。走行ルートの指示は、例えば、図6に示すように、電解槽の上に矢印等を付すことによって生成してもよい。これに基づいて、サーバー側で、検査装置の移動距離、方角等を算出して、変換してもよい。
検査装置の制御部は、サーバー側から走行ルート指示を受信した後、当該指示に基づいて走行駆動部へ駆動指示を出力することができる。当該指示には、直進、旋回、移動距離等の情報が含まれ、これに基づいて走行駆動部は検査装置を走行させることができる。
また、走行を開始した後、検査装置は磁気センサ及び/又は赤外線センサを通して、磁束及び/又は赤外線を測定することができる。カソード板については、当該カソード板の上縁部又はクロスバーに磁気センサ及び/又は赤外線センサを配置して磁束及び/又は赤外線を測定することができる。例えば粗銅アノードを用いた電解精製により電気銅を製造する場合、カソードを吊り下げているクロスバーは一方の端部は絶縁され、もう一方の端部は導電された状態であるので、通電時に流れる電流は導電された端部に近いほど電流が大きく、磁束及び赤外線の測定に適している。そのため、蛇行させないようにして導電側に近い位置を進行させる方法もある。ただし、あまり電槽側壁に近いところを走行させるとアノードの上縁角部(耳部)に検査装置が乗り上げて転倒や蛇行をする恐れがある。すなわち、アノードの上縁角部を走行しない範囲で蛇行せずに走行できれば幅方向の走行位置は中央部でなくてもよいが、安定して走行させることを重視する場合は中央部を走行させてもよい。一方で、アノード板については、典型的には、上縁部がカソード板の間に埋もれている。従って、この場合には、上縁中央部付近に磁気センサ及び赤外線センサを配置して測定することができない。そこで、アノード板の上縁角部(耳部)付近に磁気センサ及び/又は赤外線センサを配置して、磁束及び/又は赤外線の測定を行うことができる。
測定したデータは、制御部に送信することができ、一時的に記憶部にデータを保存してもよい。最終的には、測定したデータは、検査装置から、無線通信経由でサーバーに送信することができる。ショートが発生すると異常な電流が流れるため、磁束のパターンに異常が生じる。あるいは、周囲と比べて異常な熱パターンが起こる。こうしたパターンの異常については、検査装置の制御部においてデータ処理を行うことによって検出してもよい。或いは、サーバー側に一旦磁束データ及び/又は赤外線データを送信した後、サーバーがデータ処理を行うことによって検出してもよい。
また、検査装置が磁束及び/又は赤外線を測定している最中及び/又は検査装置が走行している最中、走行情報検出部は、検査装置が現在走行しているルートに関する情報を取得することができる。検査装置が現在走行しているルートに関する情報の例として、上述したように、(1)カソード板の上縁部の固定位置若しくはクロスバーの固定位置及び/又はアノード板の上縁の固定位置の認識に関する情報、(2)内界センサによる方角に関する情報、(3)アノード板及び/又はカソード板若しくはクロスバーの固定位置に付したマーカーに関する情報、(4)ランドマークに関する情報等が挙げられるが、これらに限定されない。
検査装置が現在走行しているルートに関する情報と、走行ルート指示とに基づいて、現在走行しているルートが、走行ルート指示とどれだけずれているかを算出することができる。そして、当該ずれに基づいて、走行ルート修正指示を生成することができる。
15 補助走行駆動部(サブクローラ)
20 磁気センサ
30 撮像モジュール
Claims (8)
- 電解精製における検査装置であって、
前記装置は、磁気センサ及び/又は赤外線センサ、走行情報検出部、制御部、記憶部、並びに走行駆動部を備え、
前記磁気センサ及び/又は赤外線センサは、電解槽のカソード板の上縁又はクロスバーの磁束及び/又は赤外線を測定し、並びに、電解槽のアノード板の上縁角部の磁束及び/又は赤外線を測定し、
前記記憶部は、走行ルート指示を記憶し、
前記制御部は、前記走行ルート指示に基づいて、前記走行駆動部へ駆動指示を出力し、
前記走行情報検出部は、前記装置が現在走行しているルートの情報を前記制御部に出力し、
前記制御部は、前記情報に基づいた走行ルート修正指示を前記走行駆動部へ出力する、
該装置。 - 請求項1の装置であって、前記制御部が前記情報に基づいた走行ルート修正指示を前記走行駆動部へ出力する際に、前記制御部は前記装置が蛇行しないように且つ電解槽の幅方向の位置のずれを修正するように指示する、該装置。
- 請求項1の装置であって、
前記走行情報検出部は、撮像モジュールを備え、
前記撮像モジュールは、複数の前記カソード板の上縁部の固定位置若しくはクロスバーの固定位置及び/又は前記アノード板の上縁部の固定位置を認識し、これにより、前記装置が現在走行しているルートの情報を生成する、
該装置。 - 請求項1の装置であって、前記走行情報検出部は、内界センサを備え、前記内界センサからの出力情報に基づいて、前記装置が現在走行しているルートの情報を生成する、該装置。
- 請求項1の装置であって、前記走行情報検出部は、撮像モジュールを備え、
前記撮像モジュールは、複数の前記カソード板の上縁のマーカー若しくはクロスバーのマーカーを及び/又は前記アノード板の上縁部のマーカーを認識し、これにより、前記装置が現在走行しているルートの情報を生成する、該装置。 - 請求項1の装置であって、前記走行情報検出部は、撮像モジュールを備え、
前記撮像モジュールは、複数の前記カソード板及び前記アノード板の周辺に配置された複数のランドマークを認識し、これにより、前記装置が現在走行しているルートの情報を生成する、該装置。 - 電解精製システムであって、前記システムは、
請求項1~6のいずれか1項に記載の装置と、
電解槽と、
前記電解槽中に少なくとも一部浸漬される複数のアノード板と、
前記電解槽中に少なくとも一部浸漬される複数のカソード板と、
前記装置と通信可能なサーバーと
を備え、
前記サーバーは、前記走行ルート指示を、前記装置に送信し、
前記サーバーは、前記装置から、磁束及び/又は赤外線の測定情報を受信し、
前記複数のアノード板と前記複数のカソード板は、互いの面が平行になるように、且つ交互となるように配置することでセルを複数形成し、
前記装置は前記複数のセルの上縁によって規定されるルート上を走行可能である、
該システム。 - 電解精製におけるショートの検出方法であって、前記方法は、
サーバーが、走行ルート指示を、請求項1~6のいずれか1項に記載の装置に送信するステップと、
前記装置が、前記走行ルート指示に基づいて、特定のルート上を走行するステップと、
前記磁気センサ及び/又は赤外線センサが、前記電解槽のカソード板の上縁部又はクロスバーの磁束及び/又は赤外線を測定する、並びに、電解槽のアノード板の上縁角部の磁束及び/又は赤外線を測定するステップと、
前記装置が、磁束測定データ及び/又は赤外線測定データを前記サーバーに送信するステップと、
前記走行情報検出部が、前記装置が現在走行しているルートに関連する情報を前記制御部に出力するステップと、
前記制御部が、前記情報に基づく走行ルート修正指示を前記走行駆動部へ出力するステップと、
を含む、該方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019064794A JP7136735B2 (ja) | 2019-03-28 | 2019-03-28 | 電解精製における検査装置、システム、及び検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019064794A JP7136735B2 (ja) | 2019-03-28 | 2019-03-28 | 電解精製における検査装置、システム、及び検出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020164903A JP2020164903A (ja) | 2020-10-08 |
JP7136735B2 true JP7136735B2 (ja) | 2022-09-13 |
Family
ID=72714730
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019064794A Active JP7136735B2 (ja) | 2019-03-28 | 2019-03-28 | 電解精製における検査装置、システム、及び検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7136735B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114622262A (zh) * | 2022-04-01 | 2022-06-14 | 东台瀚森智能科技有限公司 | 一种电镀生产线用液压翻转装置及其操作方法 |
CN114752969A (zh) * | 2022-04-20 | 2022-07-15 | 铜陵有色金属集团股份有限公司 | 一种电解短路自动处理装置及方法 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002012996A (ja) | 2000-06-30 | 2002-01-15 | Nippon Mining & Metals Co Ltd | 電解製錬における異常電極の自動検出方法 |
JP2005222226A (ja) | 2004-02-04 | 2005-08-18 | Funai Electric Co Ltd | 自律走行ロボットクリーナー |
JP4333903B2 (ja) | 2003-03-11 | 2009-09-16 | ヤンマー株式会社 | 農作業機 |
JP2013114329A (ja) | 2011-11-25 | 2013-06-10 | Chiba Inst Of Technology | 無人走行体を用いた環境情報の取得システム |
CN104250841A (zh) | 2013-06-25 | 2014-12-31 | 住友重机械搬运系统工程株式会社 | 移送系统、电解精炼系统及移送方法 |
CN105463514A (zh) | 2015-06-12 | 2016-04-06 | 贵阳铝镁设计研究院有限公司 | 一种铝电解槽槽况自动巡检方法及其装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61179888A (ja) * | 1985-02-05 | 1986-08-12 | Mitsubishi Metal Corp | 金属電解槽内の電極等の異常検出装置 |
JPS6237388A (ja) * | 1985-08-09 | 1987-02-18 | Furuno Electric Co Ltd | 金属電解槽における電極の異常検出装置 |
JPH01197809A (ja) * | 1988-02-02 | 1989-08-09 | Murata Mach Ltd | 無人走行車の誘導用マーク |
JPH04333903A (ja) * | 1991-05-09 | 1992-11-20 | Fujita Corp | 自走車の走行制御装置 |
-
2019
- 2019-03-28 JP JP2019064794A patent/JP7136735B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002012996A (ja) | 2000-06-30 | 2002-01-15 | Nippon Mining & Metals Co Ltd | 電解製錬における異常電極の自動検出方法 |
JP4333903B2 (ja) | 2003-03-11 | 2009-09-16 | ヤンマー株式会社 | 農作業機 |
JP2005222226A (ja) | 2004-02-04 | 2005-08-18 | Funai Electric Co Ltd | 自律走行ロボットクリーナー |
JP2013114329A (ja) | 2011-11-25 | 2013-06-10 | Chiba Inst Of Technology | 無人走行体を用いた環境情報の取得システム |
CN104250841A (zh) | 2013-06-25 | 2014-12-31 | 住友重机械搬运系统工程株式会社 | 移送系统、电解精炼系统及移送方法 |
CN105463514A (zh) | 2015-06-12 | 2016-04-06 | 贵阳铝镁设计研究院有限公司 | 一种铝电解槽槽况自动巡检方法及其装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020164903A (ja) | 2020-10-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7136735B2 (ja) | 電解精製における検査装置、システム、及び検出方法 | |
FI125515B (en) | A method of measuring and arranging an electric current flowing at a single electrode of an electrolysis system | |
EP2961865B1 (en) | Measurement of electric current in an individual electrode in an electrolysis system | |
JP2007529629A (ja) | 電解セル電流のモニタリング | |
CN108919367A (zh) | 基于电流磁场的交流输电线路反演方法 | |
CN107402214A (zh) | 一种智能缺陷检测系统 | |
JP2016522328A (ja) | 電気化学プラントの電極における電流分布の評価のための装置 | |
CN112849898B (zh) | 一种自驱动机器人及自驱动机器人的搬运方法 | |
JP2002012996A (ja) | 電解製錬における異常電極の自動検出方法 | |
EP3392605B1 (en) | Trolley wire measuring apparatus and trolley wire measuring method | |
JP3925983B2 (ja) | 電解製錬の異常検出方法及びそれを実施する異常検出システム | |
CN104250841A (zh) | 移送系统、电解精炼系统及移送方法 | |
JP3189947B2 (ja) | 電解製錬の異常検出方法及びそれを実施する異常検出システム | |
JP2019015508A (ja) | 架線測定装置および架線測定方法 | |
JP3180902B2 (ja) | 電解製錬における異常電極の検出方法及び異常電極検出システム | |
JP3209329B2 (ja) | 電解製錬における相対評価による異常電極の検出方法 | |
JPH11322267A (ja) | 頭上移動形クレーンシステム | |
US6631818B1 (en) | Overhead traveling crane system | |
JP3183400B2 (ja) | 電解製錬における異常電極の検出に用いる磁気センサの校正方法 | |
CN118811695B (zh) | 一种基于flag板的码头内起重机轨道的检测系统及方法 | |
JP3180901B2 (ja) | フラックスゲート型磁気センサを用いた電解製錬における異常電極の検出方法及び異常電極の検出システム | |
WO2017203069A1 (es) | Sistema de seguimiento de los ánodos empleados en los procesos electrolíticos | |
CN207704223U (zh) | 一种货位自动测量装置 | |
AU2013346647A1 (en) | An arrangement for monitoring a current distribution in an electrolytic cell | |
JPS61179888A (ja) | 金属電解槽内の電極等の異常検出装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210917 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220721 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220802 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220901 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7136735 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |