[go: up one dir, main page]

JP3180902B2 - 電解製錬における異常電極の検出方法及び異常電極検出システム - Google Patents

電解製錬における異常電極の検出方法及び異常電極検出システム

Info

Publication number
JP3180902B2
JP3180902B2 JP13657998A JP13657998A JP3180902B2 JP 3180902 B2 JP3180902 B2 JP 3180902B2 JP 13657998 A JP13657998 A JP 13657998A JP 13657998 A JP13657998 A JP 13657998A JP 3180902 B2 JP3180902 B2 JP 3180902B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrolytic
abnormal
detecting
electrode
cathode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP13657998A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11323591A (ja
Inventor
克人 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Mining Holdings Inc
Original Assignee
Nippon Mining and Metals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Mining and Metals Co Ltd filed Critical Nippon Mining and Metals Co Ltd
Priority to JP13657998A priority Critical patent/JP3180902B2/ja
Publication of JPH11323591A publication Critical patent/JPH11323591A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3180902B2 publication Critical patent/JP3180902B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Landscapes

  • Measuring Magnetic Variables (AREA)
  • Electrolytic Production Of Metals (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電極板の異常位置
を特定して検出する電解製錬における異常電極の検出方
法及び異常電極検出システムに関する。
【0002】
【従来の技術】初めに、電解製錬設備の概要について説
明する(図7参照)。電解槽30は、上に向って解放し
た直方体形状の槽で、その長側壁30cの上面に共通導
体32(ブスバー)を設置する。電解槽30は、図6に
最も良く示されているように縦方向及び横方向に複数隣
接して設置されており、その総数は数百槽にも及ぶ。各
電解槽30の電解液には、複数(Cuの場合、通常、2
0枚から50枚程度)の陰極種板(カソード板)K及び
陽極耳付き型(アノード板)Aが交互に平行になるよう
にして浸漬される。各カソード板Kは、陰極支持用竿
(クロスバー)34に吊り下げられている。クロスバー
34の両端及びアノード板Aの耳部は、左右いずれか一
方の電解槽側壁30cの上面及び他方の電解槽側壁30
cに設けられた共通導体32にそれぞれ支持されてい
る。
【0003】図6に示されたウオルカ式電流供給方式で
は、縦横2つずつ合計4つの電解槽30を一組として各
電解槽30の全アノード板Aから全カソード板Kにそれ
ぞれ電流が流れるように配線されている。電解製錬用電
源としては、低電圧、大電流を必要とし、大容量であり
ながら電解操業の条件に応じて広い範囲の電圧調節が可
能であるため、サイリスタ方式又はダイオード方式の半
導体整流器が用いられる。
【0004】このような電解製錬における正常操業を妨
げる要因として、陰極面での樹枝状晶やコブの発生、陰
極の湾曲、大きな陽極破片による橋渡しなどがある。例
えば、陰極面に局部的にコブが発生し肥大化すると、ア
ノード板Aとカソード板Kが短絡(ショート)を起こ
し、電解電流が短絡部分に集中するため、電解製錬が妨
げられてしまう(図5(a)、(b)参照)。このよう
な異常を発見するための検槽作業は、作業員が毎日、電
解槽上を歩行しながら行なっているが、検査箇所が膨大
であるため多大な労力を要すると共に、作業員が電解槽
上を歩行することによる電極板の位置ズレを誘発する原
因にもなっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これらの異常を発見す
る方法としては、陰極支持用竿(クロスバー)やアノー
ドの耳部に流れる電流を測定して異常を検出する方法
や、短絡部分の温度が局所的に上昇することに着目して
赤外線センサを使用して異常を測定する方法があるが、
前者の方法では電流そのもの変動を直接測定監視するこ
とは精度の点で難点があり、後者の方法では電解槽の上
に被われた保温用シートの上からでは正確な検出が出来
難い上に、短絡部分の温度が高くなるまでには時間がか
かるため早期に発見できない。その上、電極板に電流が
流れないという異常(接触不良、不動態化)に対しては
それを検出できないという問題点があった。
【0006】そこで、本発明は、電流の増減と磁束の変
化に一定の関係があることを利用し、磁気センサを用い
てカソード板K及びアノード板Aの磁束密度を測定して
電流の変化を検出することにより、電極板の異常位置を
特定することができる電極板の異常を検出する方法を提
供すると共に、この方法を実施するための異常検出シス
テムを提供することを目的とする。また、磁束の測定を
夜間又は作業が行なわれていない間に自動的に行なうこ
とできるシステムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為
に、請求項1に記載の本発明は、電解液が溜められた電
解槽に、電解槽の対向する両側壁上面に固定された導体
の陰極側には陰極板が、陽極側には陽極板が、それぞれ
導電可能に支持された状態で交互に浸漬され、導体と複
数の陰極板との接点近傍及び導体と複数の陽極板との接
点近傍の磁気を測定することにより電極板の異常位置を
特定して検出する電解製錬における異常電極の検出方法
であって、水平移動可能な頭上移動形クレーンに吊具装
置を昇降可能に吊り下げ設置する工程と、吊具装置に、
取り付けフレームを該取付フレームの長手方向を軸とし
て、揺動かつ直線移動可能に取り付ける工程と、取付フ
レームに複数の磁気検出装置を配置する工程と、頭上移
動形クレーンを作動して吊具装置を目標とする電解槽の
上方に移動させた後、降下させ、磁気検出装置を導体に
より支持される各陰極板又は各陽極板との接点近傍に位
置させて磁気を測定する工程と、吊具装置を上昇させ、
取付フレームを揺動且つ直線移動させた後、各磁気検出
装置が反対側の各陽極板又は各陰極板と接点近傍に位置
するように吊具装置を降下させ、磁気を測定する工程
と、を備えて構成されてなる。
【0008】上記課題を解決する為に、請求項2に記載
の本発明は、請求項1に記載の電解製錬の異常電極の検
出方法において、さらに、磁気検出装置により測定され
た電流値をデータ処理して、電解槽が設置されている場
所から隔離された管理室内に設けられた出力装置に伝送
する工程と、伝送された処理データに基いて、プリント
アウトする及び/又はモニタに表示する工程と、を備え
て構成されてなる。
【0009】上記課題を解決する為に、請求項3に記載
の本発明は、請求項1又は2に記載の電解製錬における
異常電極の検出方法において、データ処理装置からの磁
気データの信号伝達は、光ファイバによる有線光通信に
より又は高周波による無線通信によって行うことを特徴
する。
【0010】上記課題を解決する為に、請求項4に記載
の本発明は、電解液が溜められた電解槽に、電解槽の対
向する両側壁上面に固定された導体の陰極側には陰極板
が、陽極側には陽極板が、それぞれ導電可能に支持され
た状態で交互に浸漬され、導体と複数の陰極板との接点
近傍及び導体と複数の陽極板との接点近傍の磁気を測定
することにより電極板の異常位置を特定して検出する電
解製錬における異常電極の検出システムであって、水平
移動可能な頭上移動形クレーンと、頭上移動形クレーン
に吊り下げられた吊具装置と、吊具装置に揺動かつ直線
移動可能に取り付けられた取付フレームと、取付フレー
ムに配置された複数の磁気検出手段と、を含み構成され
る。
【0011】上記課題を解決する為に、請求項5に記載
の本発明は、請求項4に記載の電解製錬における異常電
極の検出システムにおいて、磁気検出手段が、フラック
スゲート型磁力計で構成されていることを特徴とする。
【0012】上記課題を解決する為に、請求項6に記載
の本発明は、請求項4又は5に記載の電解製錬における
異常電極の検出システムにおいて、磁気検出装置により
測定された電流値をデータ処理して、電解槽が設置され
ている場所から隔離された管理室内に設けられた出力装
置に伝送するデータ処理装置と、データ処理装置からの
処理データに基いて異常状態を検出して、プリントアウ
トする及び/又はモニタに表示する出力装置と、をさら
に含んで構成されていることを特徴とする。
【0013】上記課題を解決する為に、請求項7に記載
の本発明は、請求項4−6のいずれか1項に記載の電解
製錬における異常電極の検出システムにおいて、さら
に、磁気検出装置を導体により支持される各陰極板又は
各陽極板との接点近傍に位置させて行なう磁気の測定を
自動的に行なう手段を備えて構成されていることを特徴
とする。
【0014】上記課題を解決する為に、請求項8に記載
の本発明は、請求項7に記載の電解製錬における異常電
極の検出システムにおいて、さらに、通常運転と自動運
転とを切り替えるための切替スイッチと、各電解槽のう
ち異常電極の検出を行なう電解槽を予め選択するための
制御装置と、を備えて構成され、制御装置により予め選
択された電解槽について夜間又は作業が行なわれていな
い間に磁気の測定を自動的に行なうことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電解製錬にお
ける異常電極の検出方法及びその方法を実施するための
システムについて図示された好ましい実施形態に基づい
て詳細に説明する。図1は本発明に係る電解製錬におけ
る異常電極の検出方法を実施するためのシステムの一実
施形態を示す概略斜視図である。
【0016】多数配列されたCu精錬のための電解槽3
0は、希硫酸等の電解液を溜める槽であり、全体を枠組
み固定され複数の脚35によりがたつかないように床に
置かれている。それぞれの電解槽30にはアノード側電
極であるアノ−ド板Aとカソード側電極であるカソ−ド
板Kが交互に並列支持して配置される。そして、電解槽
30の側面上部には、位置決め手段20が取り付けられ
ている。
【0017】頭上移動形クレーン18は、複数並列配置
された電解槽30の縦方向X又は横方向Y(図1におい
ては横方向Yのみ連続して複数の電解槽30を描いた)
に水平移動する装置であり、レール18b上をX軸方向
に移動するスライド本体18cを有し、このスライド本
体18cにはモータ18aが設置されている。レール1
8bは図示しないフレーム内に敷設されており、このフ
レームがY軸方向に移動するようになっている。スライ
ド本体18cの下面には、その下部にフレア状の拡開部
を有する一対の第1筒状ガイド部材18dが取り付けら
れていると共に、第1ワイヤ16bにより昇降可能とさ
れた懸垂部材16が吊り下げられている。
【0018】懸垂部材16の上面には、一対の第1ガイ
ド棒16aが、第1筒状ガイド部材18dの内側に入れ
子式に挿入されるようになっている。これは、頭上移動
形クレーン18を水平移動させたときに、その慣性力に
よって吊り下げられている懸垂部材16が揺れるのを防
止するためである。懸垂部材16の下面には、下端部が
フレア状に拡開された筒状の一対の第2筒状ガイド部材
16dが取り付けられていると共に、吊具装置15が、
第2ワイヤ15bにより昇降可能に吊り下げられてい
る。尚、本実施例においては、電解槽30上にある障害
物を避けて吊具装置15を移動させるために頭上移動形
クレーン18と吊具装置15の中間に懸垂部材16を介
在させているが、もちろんこれに限られるものではな
く、頭上移動形クレーン18に直接吊具装置15を取り
付けたものであってもよい。
【0019】吊具装置15の上面には、一対の第2ガイ
ド棒15aが第2筒状ガイド部材16dの内側に入れ子
式に挿入されて取り付けられている。これは、上述した
ように、頭上移動形クレーン18を水平移動させたとき
の吊具装置15の揺れ防止を図るためである。この第2
ガイド棒15aの上部先端部は、吊具装置15が所定位
置に到達して下降することにより位置案内手段10が位
置決め手段20に係合し始めた直後に、第2筒状ガイド
部材16dのフレア状に拡開された部分に位置するよう
になっている。そして、位置案内手段10と位置決め手
段20の係合が完了するまでの間は、第2ガイド棒15
aの上部先端部は第2筒状ガイド部材16dのフレア状
に拡開された部分の内側を移動可能となっている。ま
た、吊具装置15の両側面には、電解槽30の側面上部
に設けられた位置決め手段20と係合するための位置案
内手段10が取り付けられている(図2では図示されて
いない)。
【0020】吊具装置15の下面には、長手方向(X軸
方向)に取付軸15cが取り付けられ、磁気センサ取付
フレーム15dが、この取付軸15cを中心として揺動
し且つ長手方向に直線移動可能となるように取付けられ
ている。そして、カソードK側又はアノードA側の磁気
を一度に測定するために、磁気センサ取付フレーム15
dには複数の磁気センサ13が設置されている。ここ
で、このような構造としたのは、図7に示したように、
クロスバー34の両端及びアノード板Aの耳部は、左右
いずれか一方の電解槽側壁30cの上面及び他方の電解
槽側壁30cに設けられた共通導体32にそれぞれ支持
されているため、カソードKの磁束を測定する箇所とア
ノードAの磁束を測定する箇所はそれぞれ対向する位置
の電解槽側壁30cで測定する必要がある。吊具装置1
5に、カソードKの磁束を測定するセンサとアノードA
の磁束を測定するセンサをそれぞれ取り付けることも可
能であるが、磁気センサ13の取付数が約倍になりコス
トがかかると共に、重量も増加して好ましくない。そこ
で、X軸方向で揺動可能な取付軸15cを設け、これに
磁気センサ取付フレーム15dを取り付けて複数の磁気
センサ13を配置し、カソードKとアノードAの両側の
磁束をそれぞれ測定できるようにしたものである。
【0021】但し、カソードKとアノードAが共通導体
32に支持されている位置は、X軸方向で約5cm程の
ズレがあるので、例えば、カソードK側を測定した後、
磁気センサ13を単に揺動しただけでは磁気センサ13
はアノードA側の測定位置近接されない。そのため、X
軸方向への移動を可能とするように磁気センサ取付フレ
ーム15dに直線移動案内機構を設けている。また、各
磁気センサ13は、テフロン製の丸棒の先端に取り付け
られている。これは、万が一、磁気センサ13が陰極支
持用竿34や電解槽側壁30c等に接触し乗り上げたよ
うな場合にテフロン製の丸棒を撓ませることにより磁気
センサ13の損傷を回避するためである。さらに、各磁
気センサ13は、カソード板K又はアノ−ド板Aに近接
した所定位置に正確に配置されることが必要であるた
め、磁気センサ取付フレーム15dへの取り付け位置が
微動ネジにより調整可能とされている。尚、本実施例に
おいては、この磁気センサ13は、カソード板Kの数だ
け設置されている。
【0022】本実施例において磁気センサ13には、
「フラックスゲート型磁力計」を用いている。このフラ
ックスゲート型磁力計は電解製錬における異常電極の検
出には使用された事例は見当たらないが、素子の信号処
理が簡明であり、汎用型であるため価格も安いというメ
リットがあるからである。
【0023】また、吊具装置15の下部に取り付けられ
た磁気センサ取付フレーム15dには停止装置25が取
り付けられている。停止装置25は、概略として、係止
部材25a、ストッパ25b、円盤26、検出体27、
減速センサ29a、停止センサ29b、非常停止センサ
29cを有して構成されている。電解槽30の左右のい
ずれの電解槽側壁30c上面の磁束を測定することがで
きるように磁気センサ13を揺動可能としたことから、
本実施例においては、図3に示すように、磁気センサ1
3に対して取付軸15cを中心にそれぞれ45度方向に
位置するように係止部材25aが磁気センサ取付フレー
ム15dに摺動可能に2つ取り付けられていると共に、
磁気センサ取付フレーム15dの長手方向ほぼ両端部の
2箇所に取り付けられている。このような構造にするこ
とにより、磁気センサ13が左右のいずれの電解槽側壁
30cに向けられても、どちらかの係止部材25aを垂
直方向に位置させることが可能となる。すなわち、磁気
センサ13を右45度方向へ位置させた場合にはbが動
作し、磁気センサ13を左45度方向に位置させた場合
にはaが動作する(図3参照)。従って、本実施例にお
いては係止部材25aは、磁気センサ取付フレーム15
dのほぼ両端2箇所にそれぞれ2つずつの合計4つ設置
されている。このように係止部材25aを磁気センサ取
付フレーム15dの左右の両端2箇所に取り付けたの
は、吊具装置15を昇降させる2つのモータ(図示され
ていない)を独立して制御することにより吊具装置15
の傾きをなくすためである。
【0024】係止部材25aの上端部には、係止部材2
5aが脱落しないように落下防止用のストッパ25bが
設けられている。一方、係止部材25aの下端部には、
位置決めの起点となる参照位置に接触するようための当
接手段として円盤26が取り付けられている。この円盤
26は、複数の陰極支持用竿34に接触することができ
るような大きさで、且つ、円周方向に自由に回転するよ
うになっている。また、係止部材25aの所定位置に
は、非接触形の近接スイッチに感知される検出体27が
取り付けられている。
【0025】係止部材25a近傍の磁気センサ取付フレ
ーム15dには、検出体27の接近を感知して作動する
近接スイッチである減速センサ29a、停止センサ29
b、非常停止センサ29cがそれぞれ下方から順番に所
定位置に取り付けられており、各センサが検出体27の
接近を感知すると作動してその信号が図示しない昇降モ
ータに送られ、モータが減速、停止、非常停止するよう
になっている。
【0026】図示された好ましい実施形態では、各磁気
センサ13により測定された磁気データは、吊具装置1
5の上面に固定されたデータ処理装置11によってデー
タ処理され、電解槽30の設置されている場所から隔離
された管理室内に設置されたプリンタでプリントアウト
及び/又はモニタに表示される。このときの磁気データ
の伝達は、高周波による無線通信によって行なわれてい
る。無線通信は伝送できるデータ量は光通信より少ない
が、配線が不要であるというメリットがある。もちろん
光ファイバによる光通信とすることもできる。
【0027】また、図示されていないが、磁気センサ1
3を共通導体32により支持される各カソード板K又は
各アノード板Aとの接点近傍に位置させて行なう磁気の
測定をコンピュータを用いて制御することにより自動化
することもできる。そして、自動運転とシステムを手動
により操作する通常運転とを切り替えるための切替スイ
ッチを設けると共に、各電解槽30のうち異常電極の検
出を行なう電解槽30を予め選択するための制御装置を
各電解槽30から離れた場所に設置する。この制御装置
には各電解槽30に対応した押しボタンが設けられ、こ
のボタンで磁気を測定する電解槽30を選択するように
なっている。尚、自動運転中は頭上移動形クレーン18
の移動範囲内に人間が立ち入ることは危険なので、頭上
移動形クレーン18の移動範囲外に起動スイッチを設
け、この起動スイッチを押すことにより自動運転を開始
させるようにするとよい。
【0028】次に、前述した電解製錬における異常電極
の検出システムの動作について説明する。まず、自動運
転による場合には、制御装置の押しボタンで予め磁気の
測定を行なう電解槽30を選択し、切替スイッチを自動
運転側に切り替える。そして、起動スイッチを押す。す
ると、図示しないフレーム及び/又はスライド本体18
cを水平移動して目標とする電解槽30上方に吊具装置
15を移動する。この移動の際に障害物等がある場合に
は、第2ワイヤ15bを巻き上げると共に、第1ワイヤ
16bを巻き上げて高さの調整をする。移動装置18が
所定位置に到達したら移動を停止する。この際第1筒状
ガイド部材18d及び第2筒状ガイド部材16dが存在
するため、移動装置18の移動に伴う慣性力による吊具
装置15の揺れが抑制される。その後、図示しない昇降
モータを作動させて、第2ワイヤ15b巻き下げ、吊具
装置15を降下させる。
【0029】吊具装置15が降下すると、磁気センサ取
付フレーム15dのほぼ両端部2箇所の係止部材25a
の下部に取り付けられた円盤26がそれぞれ陰極支持用
竿34に接近し(図4(a))、その後当接する(図4
(b))。円盤26が陰極支持用竿34に当接すると、
係止部材25aの下降は停止するが、磁気センサ取付フ
レーム15dとの取り付け部分は摺動可能となっている
ため吊具装置15はなおも下降を続ける。吊具装置15
が下降を続けると、磁気センサ取付フレーム15dに取
り付けられた各種センサのうち、まず最下部に取り付け
られた減速センサ、29aが検出体27に接近する(図
4(c))。そして、検出体27の接近を感知した減速
センサ29aは昇降モータを減速させるように信号を発
する。この信号を受けた昇降モータは減速を始め、吊具
装置15の下降速度が減速する。
【0030】さらに吊具装置15が降下を続けると、今
度は停止センサ29bが検出体27の接近を感知して、
昇降モータを停止させるように信号を発する。そして、
この信号を受けた昇降モータは停止し、吊具装置15の
下降が停止する。万が一、昇降モータが停止しない場合
には、検出体27は非常停止センサ29cに接近するの
で、非常停止センサ29cが検出体27の接近を感知
し、昇降モータを非常停止させるための信号を発する。
そして、この信号を受けた昇降モータは非常停止させら
れ、吊具装置15が非常停止する。これら一連の動作
は、磁気センサ取付フレーム15dの両端2箇所でそれ
ぞれ独立して行なわれる。
【0031】上述の動きと連動して、位置案内手段10
のフレア状の拡開部が位置決め手段20に取り付けられ
た係合部材20aに接近し、やがて係合が開始される。
吊具装置15がさらに降下を続けると、位置案内手段
10のフレア状の拡開部が円錐形状の係合部材20aの
側面を沿うように摺動し、多数の磁気センサ13が予め
定められたカソード板Kに近接した所定位置に正確に配
置されるように吊具装置15が水平方向に微移動して位
置制御が行なわれて係合され、その後、カソードK側の
磁束を測定する。
【0032】所定位置で磁束を測定した後は、第2ワイ
ヤ15bを巻き上げて吊具装置15を上昇させ、磁気セ
ンサ取付フレーム15dをアノード板A方向に90度揺
動すると共に、磁気センサ13がアノード板Aの磁束測
定位置に位置するようにX軸方向へ移動させる。そし
て、吊具装置15を降下させてアノードA側の磁束を測
定する。その後、第2ワイヤ15bを巻き上げて吊具装
置15を上昇させ、移動装置18を水平移動して次の目
標とする電解槽30上方に吊具装置15を移動して、こ
の作業を繰り返す。
【0033】データ処理装置11では、各磁気センサ1
3によって測定された磁束密度から電流値を求めて平均
値を算出する。そして、この平均値から一定以上大きな
値又は小さな値を示す電極板を異常と判断する。この磁
気データはデータ処理装置11から無線通信により、電
解槽30の設置されている場所から隔離された図示しな
い管理室内に設置されたプリンタでプリントアウト及び
/又はモニタに表示される。
【0034】電極板の異常位置の特定は次のように行な
う。まず、図5に示すように、初めに磁気センサ13で
陰極側の磁束密度を測定すると、複数のカソード板Kの
うち、短絡が起こっている「C」に大量の電流が流れて
いるため「C」が異常であると判断される。しかし、陰
極側の磁束密度だけを測定したのでは、異常のあるカソ
ード板K(ここでは、「C」)は特定できるが、アノー
ド板A「B」又は「D」のうちどちらの面と短絡が起こ
っているかまではわからない。そこで、陽極側の磁束密
度を測定すると、「D」には大量の電流が流れているこ
とから「D」は異常値を示し、「B」は正常値を示す。
従って、「C」と「D」の間で短絡が起こっていること
がわかるので、「C」を引き上げて「D」と隣り合う面
に発生したコブの除去を行なう。
【0035】
【発明の効果】本発明に係る電解製錬の異常電極の検出
方法によれば、複数の磁気検出装置を用いてカソード板
K及びアノード板Aの磁束密度を一度に測定するので、
異常箇所を瞬時に特定することが可能となる。また、多
大な労力を必要とする検槽作業から作業員を開放するこ
とできると共に、作業員が電解槽上を歩行することがな
くなるので、歩行に伴う電極板の位置ズレを誘発するこ
とも回避できる。さらに、予め選択された電解槽につい
て、夜間又は作業が行なわれていない間に磁気の測定を
自動的に行なうことができるので、作業開始時に異常電
極の有無を判断することができ、もし異常が発見されれ
ば直ちに適切な処置を取ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電解製錬における異常電極の検出
方法を実施するためのシステムの一実施形態を示す概略
斜視図である。
【図2】図1の異常電極の検出システムの部分拡大斜視
図である。
【図3】係止部材の取り付け位置を示す概略側面図であ
る。
【図4】係止部材の動作を示す断面図である。
【図5】図5(a)は短絡を起こした電極を特定する方
法を説明するための平面図であり、図5(b)は(a)
の側面の断面図である。
【図6】電解槽への給電方法を説明するための概略平面
図である。
【図7】電解製錬におけるアノード板及びカソード板へ
の給電部の斜視図である。
【符号の説明】
A アノード K カソード 10 位置案内手段 11 データ処理装置 13 磁気センサ 15 吊具装置 15a 第2ガイド棒 15b 第2ワイヤ 15c 取付軸 15d 磁気センサ取付フレーム 16 懸垂部材 16a 第1ガイド棒 16 第1ワイヤ 16d 第2筒状ガイド部材 18 移動装置 18a モータ 18b レール 18c スライド本体 18d 第1筒状ガイド部材 20 位置決め手段 20a 係合部材 25a 係止部材 25b ストッパ 26 円盤 27 検出体 29a 減速センサ 29b 停止センサ 29c 非常停止センサ 30 電解槽 30c 長側壁 32 共通導体 34 陰極支持用竿 35 脚 40 コブ

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解液が溜められた電解槽に、該電解槽
    の対向する両側壁上面に固定された導体の陰極側には陰
    極板が、陽極側には陽極板が、それぞれ導電可能に支持
    された状態で交互に浸漬され、前記導体と複数の前記陰
    極板との接点近傍及び前記導体と複数の前記陽極板との
    接点近傍の磁気を測定することにより電極板の異常位置
    を特定して検出する電解製錬における異常電極の検出方
    法であって、 水平移動可能な頭上移動形クレーンに吊具装置を昇降可
    能に吊り下げ設置する工程と、 前記吊具装置に、取り付けフレームを該取付フレームの
    長手方向を軸として、揺動かつ直線移動可能に取り付け
    る工程と、 前記取付フレームに複数の磁気検出装置を配置する工程
    と、 前記頭上移動形クレーンを作動して吊具装置を目標とす
    る電解槽の上方に移動させた後、降下させ、前記磁気検
    出装置を前記導体により支持される各前記陰極板又は各
    前記陽極板との接点近傍に位置させて磁気を測定する工
    程と、 前記吊具装置を上昇させ、前記取付フレームを揺動且つ
    直線移動させた後、各前記磁気検出装置が反対側の各前
    記陽極板又は各前記陰極板と接点近傍に位置するように
    前記吊具装置を降下させ、磁気を測定する工程と、 を備えて構成されてなる電解製錬の異常電極の検出方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電解製錬の異常電極の
    検出方法において、さらに、 前記磁気検出装置により測定された電流値をデータ処理
    して、前記電解槽が設置されている場所から隔離された
    管理室内に設けられた出力装置に伝送する工程と、 伝送された処理データに基いて、プリントアウトする及
    び/又はモニタに表示する工程と、 を備えて構成されてなる電解製錬における異常電極の検
    出方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の電解製錬におけ
    る異常電極の検出方法において、 前記データ処理装置からの前記磁気データの信号伝達
    は、光ファイバによる有線光通信により又は高周波によ
    る無線通信によって行うことを特徴する電解製錬の異常
    検出方法。
  4. 【請求項4】 電解液が溜められた電解槽に、該電解槽
    の対向する両側壁上面に固定された導体の陰極側には陰
    極板が、陽極側には陽極板が、それぞれ導電可能に支持
    された状態で交互に浸漬され、前記導体と複数の前記陰
    極板との接点近傍及び前記導体と複数の前記陽極板との
    接点近傍の磁気を測定することにより電極板の異常位置
    を特定して検出する電解製錬における異常電極の検出シ
    ステムであって、 水平移動可能な頭上移動形クレーンと、 前記頭上移動形クレーンに吊り下げられた吊具装置と、 前記吊具装置に揺動かつ直線移動可能に取り付けられた
    取付フレームと、 前記取付フレームに配置された複数の磁気検出装置と、
    を含み構成される極板の異常位置を特定して検出する電
    解製錬における異常電極の検出システム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の電解製錬における異常
    電極の検出システムにおいて、 前記磁気検出装置が、フラックスゲート型磁力計で構成
    されていることを特徴とする電解製錬における異常電極
    の検出システム。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5に記載の電解製錬におけ
    る異常電極の検出システムにおいて、 前記磁気検出装置により測定された電流値をデータ処理
    して、前記電解槽が設置されている場所から隔離された
    管理室内に設けられた出力装置に伝送するデータ処理装
    置と、 前記データ処理装置からの処理データに基いて異常状態
    を検出して、プリントアウトする及び/又はモニタに表
    示する出力装置と、をさらに含んで構成されていること
    を特徴とする電解製錬における異常電極の検出システ
    ム。
  7. 【請求項7】 請求項4−6のいずれか1項に記載の電
    解製錬における異常電極の検出システムにおいて、さら
    に、 前記磁気検出装置を前記導体により支持される各前記陰
    極板又は各前記陽極板との接点近傍に位置させて行なう
    磁気の測定を自動的に行なう手段を備えて構成されてい
    ることを特徴とする電解製錬における異常電極の検出シ
    ステム。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の電解製錬における異常
    電極の検出システムにおいて、さらに、 通常運転と自動運転とを切り替えるための切替スイッチ
    と、 各前記電解槽のうち異常電極の検出を行なう前記電解槽
    を予め選択するための制御装置と、 を備えて構成され、前記制御装置により予め選択された
    前記電解槽について夜間又は作業が行なわれていない間
    に磁気の測定を自動的に行なうことを特徴とする電解製
    錬における異常電極の検出システム。
JP13657998A 1998-05-19 1998-05-19 電解製錬における異常電極の検出方法及び異常電極検出システム Expired - Fee Related JP3180902B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13657998A JP3180902B2 (ja) 1998-05-19 1998-05-19 電解製錬における異常電極の検出方法及び異常電極検出システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13657998A JP3180902B2 (ja) 1998-05-19 1998-05-19 電解製錬における異常電極の検出方法及び異常電極検出システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11323591A JPH11323591A (ja) 1999-11-26
JP3180902B2 true JP3180902B2 (ja) 2001-07-03

Family

ID=15178585

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13657998A Expired - Fee Related JP3180902B2 (ja) 1998-05-19 1998-05-19 電解製錬における異常電極の検出方法及び異常電極検出システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3180902B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014131945A1 (en) * 2013-03-01 2014-09-04 Outotec Oyj Measurement of electric current in an individual electrode in an electrolysis system

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5153322B2 (ja) * 2004-03-17 2013-02-27 ケネコツト・ユタ・コツパー・コーポレーシヨン 超低バス電圧による給電を受ける無線式電解セルモニタリング
TWI655324B (zh) * 2014-02-19 2019-04-01 義大利商第諾拉工業公司 電解槽之陽極結構以及金屬電解場中金屬澱積方法和系統
CN111474500B (zh) * 2020-05-13 2024-04-30 赤峰追风数控机械有限公司 一种有色金属电解精炼中电解板短路开路自动巡查、处理系统
CN114411203B (zh) * 2022-02-14 2024-04-16 安徽科瑞咨询服务有限公司 一种铝电解槽炉底阴极炭块破损定位修补装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014131945A1 (en) * 2013-03-01 2014-09-04 Outotec Oyj Measurement of electric current in an individual electrode in an electrolysis system
US9677184B2 (en) 2013-03-01 2017-06-13 Outotec (Finland) Oy Measurement of electric current in an individual electrode in an electrolysis system

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11323591A (ja) 1999-11-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002012996A (ja) 電解製錬における異常電極の自動検出方法
EP2961865B1 (en) Measurement of electric current in an individual electrode in an electrolysis system
JP3180902B2 (ja) 電解製錬における異常電極の検出方法及び異常電極検出システム
CN107048809A (zh) 一种用于凳子或椅子的支架以及设有该支架的凳子或椅子
CN106370157B (zh) 多机抬吊用倾斜检测机构、系统及方法
JPH10245690A (ja) 電解製錬の異常検出方法及びそれを実施する異常検出システム
EP3196575B1 (en) Device and method for positioning at least one electrode for smelting furnaces
JP3180901B2 (ja) フラックスゲート型磁気センサを用いた電解製錬における異常電極の検出方法及び異常電極の検出システム
CA2286714C (en) Gripping device for positioning sheet-like objects
JP3148178B2 (ja) 頭上移動形クレーンシステム
JP3209329B2 (ja) 電解製錬における相対評価による異常電極の検出方法
JP3148179B2 (ja) 頭上移動形クレーンシステムにおける吊具装置の高さ方向の停止装置
JP2007112561A (ja) エレベータの制御装置
JP3183400B2 (ja) 電解製錬における異常電極の検出に用いる磁気センサの校正方法
KR102610785B1 (ko) 길이가 긴 자재의 이송 및 적재장치
JPH10195688A (ja) 電解製錬の異常検出方法及びそれを実施する異常検出システム
CN206192346U (zh) 多机抬吊用倾斜检测机构及系统
JP7136735B2 (ja) 電解精製における検査装置、システム、及び検出方法
CN114622251A (zh) 一种电解生产中短路异常的处理方法和系统
US3944995A (en) Device for detecting short-circuit between electrodes in electrolytic cell
CN215263977U (zh) 一种用于快速检测特种电缆抗磁性的装置
CN221198908U (zh) 一种电动晾衣机性能测试装置
KR101009884B1 (ko) 전기로 전극 절손 방지 장치 및 그 방법
JP6614445B2 (ja) 移載装置
CN219268309U (zh) 一种电力电缆检修装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees