JP7133366B2 - 擁壁構造 - Google Patents
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Description
同様に、擁壁部と受止構造体とを備え、その受止構造体が、擁壁部に隣接する建物の外壁で構成された擁壁構造も知られている(例えば、特許文献2参照)。
したがって、擁壁部の設置条件として、近くに擁壁部の背面圧に対抗し得るだけの建物の存在が必要不可欠となり、擁壁部の設置場所が大幅に制限されるという問題がある。
もちろん、建物が遠く離れている場合でも、その建物の躯体と受止構造体を繋ぐことは可能であるが、そのためには多量のコンクリートなどが必要となる。
そして、その擁壁部が、主として受止構造体に対する上下方向への移動に対抗するせん断力負担連結手段と、主として受止構造体の水平方向への移動に起因する離間に対抗する引張力負担連結手段とのそれぞれ個別の連結手段を介して受止構造体に連結されるので、受止構造体に対する擁壁部の上下方向へのズレは、せん断力負担連結手段が効果的に阻止し、受止構造体に対する擁壁部の離間は、引張力負担連結手段が効果的に阻止することになる。
このように、擁壁部の受止構造体に対する上下方向への移動と水平方向への離間をそれぞれ個別に阻止することで、コンクリート製の受止構造体が、それに作用する地反力によって擁壁部の背面に作用する背面圧を効果的に受け止め支持することができ、その結果、施工費の低廉化と施工期間の短縮化を図ることが可能となる。
すなわち、擁壁部に背面圧が作用すると、擁壁部の上方側ほど大きく傾いて受止構造体の上部近くを強い力で押圧することになり、擁壁部は、主に受止構造体の上方部位との間で上下方向へのズレが生じ、主に受止構造体の下方部位との間で離間が生じる。
このような現象に即し、擁壁部が、せん断力負担連結手段を介して受止構造体の上方部位に連結され、引張力負担連結手段を介して受止構造体の下方部位に連結されるので、擁壁部の受止構造体に対する上下方向への移動と水平方向への離間をそれぞれ合理的、かつ、より一層効果的に阻止することができ、せん断力負担連結手段と引張力負担連結手段の小規模化も可能となり、施工費の低廉化と施工期間の短縮化にも寄与することになる。
また、引張力負担連結手段が、鋼材製の杭に固着されて受止構造体に埋設される多数本の接続鉄筋からなるので、擁壁部の離間に関しても、接続鉄筋本来の機能を十分に生かして確実な阻止作用を期待することができる。
そして、多数本の接続鉄筋が、平面視において鋼管から放射状に伸びるように配設されるので、受止構造体が擁壁部から離間しようとすると、放射状に広がった多数本の接続鉄筋は、互いに近接する方向へ収束しようとする。その収束しようとする力が、受止構造体との間での大きな摩擦力の発生、つまり、擁壁部の離間を阻止する抵抗力の発生を促し、その結果、擁壁部の離間を確実に阻止することになる。
擁壁構造は、法面や段差を造成するもので、図1に示すように、高地盤側の土壌を受け止め支持する擁壁部1と、その擁壁部1を低地盤側の地盤上に設置されて擁壁部1の露出部分を低地盤側から受け止め支持し、擁壁部1の背面に作用する背面圧に対して、それに作用する地反力により対抗する受止構造体2とを備えている。
擁壁部1は、図2および図4に示すように、鋼材製の杭としての鋼管3を柱列状に建込んで構成されて、隣接する鋼管3どうしの間には、その上方部位において、図2に示すように、山形鋼4が配設接続され、その下方部位において、図4に示すように、平板鋼5が配設接続される。更に、隣接する鋼管3どうしの間には、その上方部位から下方部位に亘ってラス型枠6が配設され、ラス型枠6と山形鋼4および平板鋼5の間には、栗石、砂利、砕石などが適宜充填され、必要に応じて、各鋼管3の内部にソイルセメントが充填される。
受止構造体2を構成する上方構造体部位7の上方には、多数の鉄筋9aが埋設された鉄筋コンクリート製の修景壁9が、上方構造体部位7と一体化された状態で構築され、擁壁部1の低地盤側において、受止構造体2より上方に位置する擁壁部1の露出部分を被覆する。修景壁9は、各鋼管3に溶接された多数本のスタッド10を埋設する状態で構築され、スタッド10を介して擁壁部1に固定される。
ただし、この修景壁9は、絶対に必要なものではなく、場合によっては、修景壁9を省略して実施することも可能である。
それら多数本のスタッド11は、受止構造体2の上方構造体部位7のコンクリートに埋設され、その結果、擁壁部1が、多数本のスタッド11を介して受止構造体2の上方構造体部位7に連結される。
それら多数本の接続鉄筋12は、受止構造体2の下方構造体部位8のコンクリートに埋設され、その結果、擁壁部1が、多数本の接続鉄筋12を介して受止構造体2の下方構造体部位8に連結される。
したがって、受止構造体2に対する擁壁部1の上下方向へのズレは、せん断力負担連結手段としての多数本のスタッド11により効果的に阻止され、受止構造体2に対する擁壁部1の離間は、引張力負担連結手段としての多数本の接続鉄筋12により効果的に阻止される。
(1)先の実施形態では、鋼材製の杭として鋼管3を使用し、その鋼管3を柱列状に建込んで擁壁部1を構成した例を示したが、鋼材製の杭としては、例えば、H形鋼や山形鋼などのような各種の断面形状の形鋼も使用可能であり、それら形鋼を柱列状に建込んで擁壁部1を構成することもできる。
また、擁壁部1の具体的な構成に関しては、先の実施形態で示した構成に限るものではなく、現場の状況などに応じて適宜変更可能である。
同様に、引張力負担連結手段の一例として接続鉄筋12を使用した例を示したが、引張力負担連結手段としては、例えば、アンカーボルトなども使用可能であり、その配設状態に関しても、例えば、斜め上方や斜め下方へ向けて放射状に配設するなど、現場の状況に応じて適宜変更可能である。
同様に、擁壁部1が、多数本の接続鉄筋12からなる引張力負担連結手段により受止構造体2の下方構造体部位8に連結された例を示したが、下方構造体部位8以外の部位に連結されてもよい。
2 受止構造体
3 鋼材製の杭としての鋼管
9 修景壁
11 せん断力負担連結手段としてのスタッド
12 引張力負担連結手段としての接続鉄筋
Claims (5)
- 鋼材製の杭を柱列状に建込んでなる擁壁部と、その擁壁部の低地盤側の地盤上に設置されて前記擁壁部の露出部分を低地盤側から受け止め支持する鉄筋コンクリート製の受止構造体とを備え、その受止構造体が、当該受止構造体に作用する地反力によって前記擁壁部の背面に作用する背面圧に対抗する擁壁構造であって、
前記擁壁部が、主として前記受止構造体に対する上下方向への移動に対抗するせん断力負担連結手段と、主として前記受止構造体の水平方向への移動に起因する離間に対抗する引張力負担連結手段とのそれぞれ個別の連結手段を介して前記受止構造体に連結され、
前記受止構造体は、断面形状が縦長の長方形からなる上方構造体部位と断面形状が横長の長方形からなる下方構造体部位から構成され、
前記下方側構造体部位の断面形状の長辺寸法は、前記上方構造体部位の断面形状の短辺寸法よりも大に構成され、
前記上方構造体部位は、その断面形状の短辺寸法に対応する厚みが前記擁壁部の厚みよりも大で、且つ、その上端の高さ位置が前記擁壁部の上下中間の高さ位置に構成されている擁壁構造。 - 前記擁壁部が、前記せん断力負担連結手段を介して前記受止構造体の上方構造体部位に連結され、前記引張力負担連結手段を介して前記受止構造体の下方構造体部位に連結される請求項1に記載の擁壁構造。
- 前記せん断力負担連結手段が、前記擁壁部の鋼材製の杭に固着されて前記受止構造体に埋設される多数本のスタッドからなり、前記引張力負担連結手段が、前記擁壁部の鋼材製の杭に固着されて前記受止構造体に埋設される多数本の接続鉄筋からなる請求項1又は2記載の擁壁構造。
- 前記鋼材製の杭が鋼管であり、前記多数本の接続鉄筋が、平面視において前記鋼管から放射状に伸びるように配設される請求項3に記載の擁壁構造。
- 前記擁壁部の低地盤側を向く壁面において、前記受止構造体における前記上方構造体部位の上端よりも上方の部分が修景壁で被覆される請求項1記載の擁壁構造。
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