JP7132723B2 - 送信装置、受信装置、ldpc符号化器及びldpc復号器 - Google Patents
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Description
デジタルデータの伝送を行う送信装置において、全体の平均符号化率を4/5としたLDPC符号による符号化後のシンボルについて、64APSKの変調方式における信号点配置として、後述する表11及び表12、或いは表15及び表16に示すIQ信号のマッピングを行うマッピング手段を備えるよう構成されることにある。この信号点配置は、非線形伝送路における非線形歪と受信側での適応等化性能を考慮したものとなっている。これにより非特許文献9の64APSKと比較して非線形伝送路による非線形歪に対する耐性を向上可能である。
前記信号点配置に対する前記シンボルを構成する各ビットのビット割り当てが、後述する表11及び表12に基づく表13、或いは表15及び表16に基づく表17に示すよう構成されることにある。
前記信号点配置及び前記シンボルを構成する各ビットのビット割り当てを構成するデジタルデータの伝送を行う送信装置において、変調方式として64APSKに対しLDPC符号の全体の平均符号化率として96/120(即ち、4/5)を適用することとし、LDPC符号を一部に含みBCH符号から構成される連接符号と、変調に用いる信号点へのシンボルの割り当てを行い、当該連接符号はシンボルを構成する各ビットの所要訂正能力に応じて定められた所定数の符号化率を有し、当該集合分割法におけるシンボル構成ビットの各ビットに対してLDPC符号の符号化をするにあたり、第1ビット(最上位ビット)から第6ビット(最下位ビット)の順に、第1ビット、第2ビット、第3ビット、第4ビット、及び第6ビットについては、各ビットのBER特性に応じた符号化率を有するLDPC符号により符号化し、第5ビットについてはLDPC符号を適用せず所定のBCH符号で符号化するよう構成するか、或いは第1ビット(最上位ビット)から第6ビット(最下位ビット)の順に、第1ビット、第2ビット、第3ビット、第4ビット、及び第5ビットについては、各ビットのBER特性に応じた符号化率を有するLDPC符号により符号化し、第6ビットについてはLDPC符号を適用せず所定のBCH符号で符号化するよう構成することにある。これにより、集合分割法における周波数利用効率を高めることが可能となる。
前記LDPC符号において、LDPC符号の符号長が44880ビットとすることにある。これにより、MPEG-2 TS(Motion Pictures Expert Group 2 Transport Stream)との整合性の高い伝送が可能となる。
前記連接符号において、BCH符号がBCH(65535,65343)短縮符号、又はBCH(65535,65167)短縮符号とすることにある。これにより、周波数利用効率向上のために内符号パリティを付加しない場合においても十分なエラー耐性を得ることが可能となる。
前記BCH符号がBCH(65535,65343)短縮符号である場合に、符号系列を構成する情報ビットがすべてバイト単位で構成されることにある。これにより、TLV等のバイト単位で構成される可変長パケットの切れ目を符号系列の情報ビット領域においても、バイト単位で区切ることが可能である。
前記LDPC符号は、平均符号化率96/120(即ち、4/5)の64APSKの変調シンボルを構成する6ビットについて、第1ビットに57/120、第2ビットに64/120、第3ビットに105/120、第4ビットに117/120、第5ビットに120/120(LDPCパリティなし)、第6ビットに113/120の符号化率とするか、或いは第1ビットに61/120、第2ビットに63/120、第3ビットに101/120、第4ビットに115/120、第5ビットに116/120、第6ビットに120/120(LDPCパリティなし)の符号化率とすることにある。このようにビット毎の所要訂正能力に応じて定められた符号化率を有することにより、集合分割法における周波数利用効率を高めることが可能となる。
三点目~七点目の特徴より構成された送信装置において、送信装置側で用いるLDPC符号及びBCH符号のうち1以上の符号化率に関する情報を、伝送多重制御信号によって伝送することにある。これにより、用いる符号化率に応じて、符号化及び復号の整合がとれた送信装置及び受信装置を提供することができる。
三点目~七点目の特徴により構成された送信装置により送信された信号を受信する受信装置において、当該シンボルを構成する各ビットをLDPC復号する際に、第1ビット、第2ビット、第3ビット、第4ビット、第5ビット、第6ビットの順に、ビット毎の訂正能力に応じたLDPC符号に用いた検査行列によりLDPC復号処理を行うことにある。
三点目~七点目の特徴により構成された送信装置により送信された信号を受信する受信装置において、送信側で符号化に用いた符号化率のLDPC符号及びBCH符号に対応する復号を行うことにある。これにより、効率の良い誤り訂正復号が可能となる。
八点目の特徴により構成された送信装置により送信された信号を受信する受信装置において、LDPC符号及びBCH符号のうち1以上の符号化率情報について、伝送多重制御信号に基づいて判別することにある。これにより、用いる符号化率に応じて、符号化及び復号の整合がとれた送信装置及び受信装置を提供することができる。
前記デジタルデータに対しLDPC符号を一部に含みBCH符号から構成される連接符号を施し全体の平均符号化率を4/5としたシンボルを生成する誤り訂正符号化手段と、
前記誤り訂正符号化手段により符号化したシンボルについて64APSKの変調方式における信号点配置として、4つの同心円を半径の小さい方から順に第1円、第2円、第3円、及び第4円と定義し、前記第1円上の信号点数を12、前記第2円上の信号点数を16、前記第3円上の信号点数を16、及び前記第4円上の信号点数を20とした集合分割法のIQ信号のマッピングを行うマッピング手段と、
前記マッピング手段によりマッピングを行ったシンボルを64APSKの変調方式により変調し、非線形伝送路を経て適応等化処理を行う受信装置に向けて変調波信号を送信する直交変調手段とを備え、
前記マッピング手段は、前記信号点配置における位相角として、前記第1円についてはI軸の基準位相0度に対し左回りで22度の位置から30度間隔とし、前記第2円についてはI軸の基準位相0度に対し左回りで22.55度の位置から22.5度間隔とし、前記第3円についてはI軸の基準位相0度に対し左回りで11.45度の位置から22.5度間隔とし、前記第4円についてはI軸の基準位相0度に対し左回りで11.3度の位置から18度間隔とし、前記信号点配置における半径比として、前記第1円、第2円、第3円、及び第4円の各半径をそれぞれr1,r2,r3,r4と定義し、r1に対して半径比をγ1=r2/r1、γ2=r3/r1、γ3=r4/r1と定義したとき、非線形伝送路で生じる非線形歪の影響を低減させるべく、γ1=2.02、γ2=2.98、γ3=4.14とした信号点配置に対し、まず、集合分割法に基づいて、所定の計算法、所定の信号電力対雑音電力比において信号分割後の伝送路容量が最大となるようにビット割り当てを行い、次に、64APSKのシンボルの各ビットのBERがLDPC符号適用範囲内又はBCH符号のみで誤り訂正可能となるようビット入れ替えを施した、ビット割り当てに従って、前記シンボルを構成するビットを割り当てることによりIQ信号のマッピングを行い、
前記LDPC符号は、前記平均符号化率4/5の64APSK用のシンボル構成ビットの6ビットについて、最上位ビットである第1ビットに57/120、第2ビットに64/120、第3ビットに105/120、第4ビットに117/120、第5ビットに120/120(LDPCパリティなし)、最下位ビットである第6ビットに113/120の符号化率を有することを特徴とする。
前記第1円については、I軸の基準位相0度に対し左回りで
22度の位置に“001100(8進表記で14)”、
52度の位置に“011100(8進表記で34)”、
82度の位置に“101100(8進表記で54)”、
112度の位置に“111100(8進表記で74)”、
142度の位置に“000101(8進表記で05)”、
172度の位置に“010100(8進表記で24)”、
202度の位置に“100101(8進表記で45)”、
232度の位置に“110101(8進表記で65)”、
262度の位置に“001101(8進表記で15)”、
292度の位置に“011001(8進表記で31)”、
322度の位置に“101001(8進表記で51)”、
352度の位置に“111001(8進表記で71)”、
前記第2円については、I軸の基準位相0度に対し左回りで
22.55度の位置に“111000(8進表記で70)”、
45.05度の位置に“000001(8進表記で01)”、
67.55度の位置に“010000(8進表記で20)”、
90.05度の位置に“100001(8進表記で41)”、
112.55度の位置に“110001(8進表記で61)”、
135.05度の位置に“001001(8進表記で11)”、
157.55度の位置に“011101(8進表記で35)”、
180.05度の位置に“101101(8進表記で55)”、
202.55度の位置に“111101(8進表記で75)”、
225.05度の位置に“000000(8進表記で00)”、
247.55度の位置に“010001(8進表記で21)”、
270.05度の位置に“100000(8進表記で40)”、
292.55度の位置に“110000(8進表記で60)”、
315.05度の位置に“001000(8進表記で10)”、
337.55度の位置に“011000(8進表記で30)”、
360.05度の位置に“101000(8進表記で50)”、
前記第3円については、I軸の基準位相0度に対し左回りで
11.45度の位置に“001111(8進表記で17)”、
33.95度の位置に“011111(8進表記で37)”、
56.45度の位置に“101111(8進表記で57)”、
78.95度の位置に“111111(8進表記で77)”、
101.45度の位置に“000100(8進表記で04)”、
123.95度の位置に“010101(8進表記で25)”、
146.45度の位置に“100100(8進表記で44)”、
168.95度の位置に“110100(8進表記で64)”、
191.45度の位置に“001110(8進表記で16)”、
213.95度の位置に“011110(8進表記で36)”、
236.45度の位置に“101110(8進表記で56)”、
258.95度の位置に“111110(8進表記で76)”、
281.45度の位置に“000111(8進表記で07)”、
303.95度の位置に“010110(8進表記で26)”、
326.45度の位置に“100111(8進表記で47)”、
348.95度の位置に“110111(8進表記で67)”、
前記第4円については、I軸の基準位相0度に対し左回りで
11.3度の位置に“000010(8進表記で02)”、
29.3度の位置に“010011(8進表記で23)”、
47.3度の位置に“100010(8進表記で42)”、
65.3度の位置に“110010(8進表記で62)”、
83.3度の位置に“001010(8進表記で12)”、
101.3度の位置に“011010(8進表記で32)”、
119.3度の位置に“101010(8進表記で52)”、
137.3度の位置に“111010(8進表記で72)”、
155.3度の位置に“000011(8進表記で03)”、
173.3度の位置に“010010(8進表記で22)”、
191.3度の位置に“100011(8進表記で43)”、
209.3度の位置に“110011(8進表記で63)”、
227.3度の位置に“001011(8進表記で13)”、
245.3度の位置に“011011(8進表記で33)”、
263.3度の位置に“101011(8進表記で53)”、
281.3度の位置に“111011(8進表記で73)”、
299.3度の位置に“000110(8進表記で06)”、
317.3度の位置に“010111(8進表記で27)”、
335.3度の位置に“100110(8進表記で46)”、
353.3度の位置に“110110(8進表記で66)”、
となるよう構成されていることを特徴とする。
前記デジタルデータに対しLDPC符号を一部に含みBCH符号から構成される連接符号を施し全体の平均符号化率を4/5としたシンボルを生成する誤り訂正符号化手段と、
前記誤り訂正符号化手段により符号化したシンボルについて64APSKの変調方式における信号点配置として、4つの同心円を半径の小さい方から順に第1円、第2円、第3円、及び第4円と定義し、前記第1円上の信号点数を8、前記第2円上の信号点数を16、前記第3円上の信号点数を20、及び前記第4円上の信号点数を20とした集合分割法のIQ信号のマッピングを行うマッピング手段と、
前記マッピング手段によりマッピングを行ったシンボルを64APSKの変調方式により変調し、非線形伝送路を経て適応等化処理を行う受信装置に向けて変調波信号を送信する直交変調手段とを備え、
前記マッピング手段は、前記信号点配置における位相角として、前記第1円についてはI軸の基準位相0度に対し左回りで58.4度の位置から45度間隔とし、前記第2円についてはI軸の基準位相0度に対し左回りで14.55度の位置から22.5度間隔とし、前記第3円についてはI軸の基準位相0度に対し左回りで18度の位置から18度間隔とし、前記第4円についてはI軸の基準位相0度に対し左回りで9度の位置から18度間隔とし、前記信号点配置における半径比として、前記第1円、第2円、第3円、及び第4円の各半径をそれぞれr1,r2,r3,r4と定義し、r1に対して半径比をγ1=r2/r1、γ2=r3/r1、γ3=r4/r1と定義したとき、非線形伝送路で生じる非線形歪の影響を低減させるべく、γ1=2.10、γ2=3.16、γ3=4.49とした信号点配置に対し、まず、集合分割法に基づいて、所定の計算法、所定の信号電力対雑音電力比において信号分割後の伝送路容量が最大となるようにビット割り当てを行い、次に、64APSKのシンボルの各ビットのBERがLDPC符号適用範囲内又はBCH符号のみで誤り訂正可能となるようビット入れ替えを施した、ビット割り当てに従って、前記シンボルを構成するビットを割り当てることによりIQ信号のマッピングを行い、
前記LDPC符号は、前記平均符号化率4/5の64APSK用のシンボル構成ビットの6ビットについて、最上位ビットである第1ビットに61/120、第2ビットに63/120、第3ビットに101/120、第4ビットに115/120、第5ビットに116/120、最下位ビットである第6ビットに120/120(LDPCパリティなし)の符号化率を有することを特徴とする。
前記第1円については、I軸の基準位相0度に対し左回りで
58.4度の位置に“101000(8進表記で50)”、
103.4度の位置に“111010(8進表記で72)”、
148.4度の位置に“000010(8進表記で02)”、
193.4度の位置に“010010(8進表記で22)”、
238.4度の位置に“100010(8進表記で42)”、
283.4度の位置に“111100(8進表記で74)”、
328.4度の位置に“001000(8進表記で10)”、
373.4度の位置に“011100(8進表記で34)”、
前記第2円については、I軸の基準位相0度に対し左回りで
14.55度の位置に“100100(8進表記で44)”、
37.05度の位置に“010100(8進表記で24)”、
59.55度の位置に“000110(8進表記で06)”、
82.05度の位置に“110110(8進表記で66)”、
104.55度の位置に“101110(8進表記で56)”、
127.05度の位置に“011110(8進表記で36)”、
149.55度の位置に“001100(8進表記で14)”、
172.05度の位置に“111000(8進表記で70)”、
194.55度の位置に“101100(8進表記で54)”、
217.05度の位置に“011000(8進表記で30)”、
239.55度の位置に“001110(8進表記で16)”、
262.05度の位置に“111110(8進表記で76)”、
284.55度の位置に“100110(8進表記で46)”、
307.05度の位置に“010110(8進表記で26)”、
329.55度の位置に“000000(8進表記で00)”、
352.05度の位置に“110000(8進表記で60)”、
前記第3円については、I軸の基準位相0度に対し左回りで
18度の位置に“101010(8進表記で52)”、
36度の位置に“110010(8進表記で62)”、
54度の位置に“001111(8進表記で17)”、
72度の位置に“011010(8進表記で32)”、
90度の位置に“101101(8進表記で55)”、
108度の位置に“111101(8進表記で75)”、
126度の位置に“000100(8進表記で04)”、
144度の位置に“010000(8進表記で20)”、
162度の位置に“100111(8進表記で47)”、
180度の位置に“111111(8進表記で77)”、
198度の位置に“000111(8進表記で07)”、
216度の位置に“010111(8進表記で27)”、
234度の位置に“100000(8進表記で40)”、
252度の位置に“110100(8進表記で64)”、
270度の位置に“001101(8進表記で15)”、
288度の位置に“011101(8進表記で35)”、
306度の位置に“101111(8進表記で57)”、
324度の位置に“110111(8進表記で67)”、
342度の位置に“001010(8進表記で12)”、
360度の位置に“011111(8進表記で37)”、
前記第4円については、I軸の基準位相0度に対し左回りで
9度の位置に“000001(8進表記で01)”、
27度の位置に“010001(8進表記で21)”、
45度の位置に“100001(8進表記で41)”、
63度の位置に“110001(8進表記で61)”、
81度の位置に“000011(8進表記で03)”、
99度の位置に“010011(8進表記で23)”、
117度の位置に“100011(8進表記で43)”、
135度の位置に“110011(8進表記で63)”、
153度の位置に“001001(8進表記で11)”、
171度の位置に“011001(8進表記で31)”、
189度の位置に“101001(8進表記で51)”、
207度の位置に“111001(8進表記で71)”、
225度の位置に“001011(8進表記で13)”、
243度の位置に“011011(8進表記で33)”、
261度の位置に“101011(8進表記で53)”、
279度の位置に“111011(8進表記で73)”、
297度の位置に“000101(8進表記で05)”、
315度の位置に“010101(8進表記で25)”、
333度の位置に“100101(8進表記で45)”、
351度の位置に“110101(8進表記で65)”、
となるよう構成されていることを特徴とする。
まず、第1実施形態の伝送システムにおける送信装置10及び受信装置20について説明する。図1は、本発明による第1実施形態の送信装置10及び受信装置20のブロック図である。尚、実際の送信装置10は、誤り訂正符号の先頭を識別するために変調波信号に同期信号を多重する機能、ISDB-S等に採用されている伝送方式の設定等の情報を受信機に予告するための伝送多重制御信号(TMCC信号とも呼ぶ)を変調波信号に多重する機能などを有する。また、実際の受信装置20には、変調波信号に多重された同期信号を検出し誤り訂正符号の先頭を検出する同期検出機能や、伝送多重制御信号から伝送方式の設定等の情報を検出して変調方式や符号化率等の設定を行う制御機能などを有するが、その詳細な図示を省略している。
〔送信装置〕
図1を参照するに、第1実施形態の送信装置10は、前方向誤り訂正方式の送信装置であり、シリアル/パラレル変換部11と、誤り訂正符号化部12と、符号化率設定部13と、マッピング部14と、直交変調部15と、符号化率判別信号多重部16とを備える。即ち、送信装置10の機能ブロック構成は、集合分割法による符号化変調送信装置と変わらないが、誤り訂正符号化部12の処理、符号化率設定部13及び、附随するマッピング部14が従来技法と異なる。
第1実施形態の受信装置20は、前方向誤り訂正方式の受信装置であり、直交復調部21と、第1~第6ビット対数尤度比計算部22‐1~22‐6と、第1~第6ビット誤り訂正復号部23‐1~23‐6と、パラレル/シリアル変換部24と、符号化率判別部25と、適応等化部26とを備える。即ち、受信装置20の機能ブロック構成は、集合分割法による符号化変調受信装置と変わらないが、直交復調部21及び、第1~第6ビット誤り訂正復号部23‐1~23‐6の処理が従来技法と異なる。
ここで、マッピング部14における64APSKの信号点配置とビット割り当てについて詳細に説明する。解決すべき課題として上述したように、衛星伝送システムにおいては衛星中継器で生じる非線形歪および受信装置の適応等化性能を考慮した信号点配置を設計することで、非特許文献9で示すような白色雑音下において最適化した信号点配置を適用した場合より、伝送性能を改善できる。
ここで、図7のBER特性よりC/N=16dBにおける第5ビット(a5)のBERは1.17×10-4であり、BCH外符号のみでエラーフリーが達成できる。最終的に、本発明ではLDPC符号の全体の平均符号化率4/5を満たしつつ、第1ビット(a1) から第4ビット(a4)及び第6ビット(a6)に適用するLDPC符号化率を調整し、白色雑音の下で所要C/N(BER=1×10-11 相当のC/N と定義)が最小となるLDPC符号を設計した。
次に、第2実施形態の伝送システムにおける送信装置10及び受信装置20について説明する。尚、第1実施形態と同様な構成要素には同一の参照番号を付している。図1は、本発明による第1実施形態の送信装置10及び受信装置20のブロック図である。尚、実際の送信装置10は、誤り訂正符号の先頭を識別するために変調波信号に同期信号を多重する機能、ISDB-S等に採用されている伝送方式の設定等の情報を受信機に予告するための伝送多重制御信号(TMCC信号とも呼ぶ)を変調波信号に多重する機能などを有する。また、実際の受信装置20には、変調波信号に多重された同期信号を検出し誤り訂正符号の先頭を検出する同期検出機能や、伝送多重制御信号から伝送方式の設定等の情報を検出して変調方式や符号化率等の設定を行う制御機能などを有するが、その詳細な図示を省略している。
〔送信装置〕
図14を参照するに、第2実施形態の送信装置10は、前方向誤り訂正方式の送信装置であり、シリアル/パラレル変換部11と、誤り訂正符号化部12と、符号化率設定部13と、マッピング部14と、直交変調部15と、符号化率判別信号多重部16とを備える。即ち、送信装置10の機能ブロック構成は、集合分割法による符号化変調送信装置と変わらないが、誤り訂正符号化部12の処理、符号化率設定部13及び、附随するマッピング部14が従来技法と異なる。
第2実施形態の受信装置20は、前方向誤り訂正方式の受信装置であり、直交復調部21と、第1~第6ビット対数尤度比計算部22‐1~22‐6と、第1~第6ビット誤り訂正復号部23‐1~23‐6と、パラレル/シリアル変換部24と、符号化率判別部25と、適応等化部26とを備える。即ち、受信装置20の機能ブロック構成は、集合分割法による符号化変調受信装置と変わらないが、直交復調部21及び、第1~第6ビット誤り訂正復号部23‐1~23‐6の処理が従来技法と異なる。
ここで、マッピング部14における64APSKの信号点配置とビット割り当てについて詳細に説明する。解決すべき課題として上述したように、衛星伝送システムにおいては衛星中継器で生じる非線形歪および受信装置の適応等化性能を考慮した信号点配置を設計することで、非特許文献9で示すような白色雑音下において最適化した信号点配置を適用した場合より、伝送性能を改善できる。
ここで、図19のBER特性よりC/N=16dBにおける第6ビット(a6)のBERは1.07×10-6であり、BCH外符号のみでエラーフリーが達成できる。最終的に、本発明ではLDPC符号の全体の平均符号化率4/5を満たしつつ、第1ビット(a1) から第5ビット(a5)に適用するLDPC符号化率を調整し、白色雑音の下で所要C/N(BER=1×10-11 相当のC/N と定義)が最小となるLDPC符号を設計した。
11 シリアル/パラレル変換部
12 誤り訂正符号化部
12‐1 第1誤り訂正符号化部
12‐2 第2誤り訂正符号化部
12‐3 第3誤り訂正符号化部
12‐4 第4誤り訂正符号化部
12‐5 第5誤り訂正符号化部
12‐6 第6誤り訂正符号化部
13 符号化率設定部
14 マッピング部
15 直交変調部
16 符号化率判別信号多重部
20 受信装置
21 直交復調部
22‐1 第1ビット対数尤度比計算部
22‐2 第2ビット対数尤度比計算部
22‐3 第3ビット対数尤度比計算部
22‐4 第4ビット対数尤度比計算部
22‐5 第5ビット対数尤度比計算部
22‐6 第6ビット対数尤度比計算部
23‐1 第1ビット誤り訂正復号部
23‐2 第2ビット誤り訂正復号部
23‐3 第3ビット誤り訂正復号部
23‐4 第4ビット誤り訂正復号部
23‐5 第5ビット誤り訂正復号部
23‐6 第6ビット誤り訂正復号部
24 パラレル/シリアル変換部
25 符号化率判別部
26 適応等化部
Claims (15)
- デジタルデータの伝送を行う送信装置であって、
前記デジタルデータに対しLDPC符号を一部に含みBCH符号から構成される連接符号を施し全体の平均符号化率を4/5としたシンボルを生成する誤り訂正符号化手段と、
前記誤り訂正符号化手段により符号化したシンボルについて64APSKの変調方式における信号点配置として、4つの同心円を半径の小さい方から順に第1円、第2円、第3円、及び第4円と定義し、前記第1円上の信号点数を12、前記第2円上の信号点数を16、前記第3円上の信号点数を16、及び前記第4円上の信号点数を20とした集合分割法のIQ信号のマッピングを行うマッピング手段と、
前記マッピング手段によりマッピングを行ったシンボルを64APSKの変調方式により変調し、非線形伝送路を経て適応等化処理を行う受信装置に向けて変調波信号を送信する直交変調手段とを備え、
前記マッピング手段は、前記信号点配置における位相角として、前記第1円についてはI軸の基準位相0度に対し左回りで22度の位置から30度間隔とし、前記第2円についてはI軸の基準位相0度に対し左回りで22.55度の位置から22.5度間隔とし、前記第3円についてはI軸の基準位相0度に対し左回りで11.45度の位置から22.5度間隔とし、前記第4円についてはI軸の基準位相0度に対し左回りで11.3度の位置から18度間隔とし、前記信号点配置における半径比として、前記第1円、第2円、第3円、及び第4円の各半径をそれぞれr1,r2,r3,r4と定義し、r1に対して半径比をγ1=r2/r1、γ2=r3/r1、γ3=r4/r1と定義したとき、非線形伝送路で生じる非線形歪の影響を低減させるべく、γ1=2.02、γ2=2.98、γ3=4.14とした信号点配置に対し、まず、集合分割法に基づいて、所定の計算法、所定の信号電力対雑音電力比において信号分割後の伝送路容量が最大となるようにビット割り当てを行い、次に、64APSKのシンボルの各ビットのBERがLDPC符号適用範囲内又はBCH符号のみで誤り訂正可能となるようビット入れ替えを施した、ビット割り当てに従って、前記シンボルを構成するビットを割り当てることによりIQ信号のマッピングを行い、
前記LDPC符号は、前記平均符号化率4/5の64APSK用のシンボル構成ビットの6ビットについて、最上位ビットである第1ビットに57/120、第2ビットに64/120、第3ビットに105/120、第4ビットに117/120、第5ビットに120/120(LDPCパリティなし)、最下位ビットである第6ビットに113/120の符号化率を有することを特徴とする送信装置。 - 前記信号点配置に対する前記シンボルを構成する各ビットのビット割り当ては、
前記第1円については、I軸の基準位相0度に対し左回りで
22度の位置に“001100(8進表記で14)”、
52度の位置に“011100(8進表記で34)”、
82度の位置に“101100(8進表記で54)”、
112度の位置に“111100(8進表記で74)”、
142度の位置に“000101(8進表記で05)”、
172度の位置に“010100(8進表記で24)”、
202度の位置に“100101(8進表記で45)”、
232度の位置に“110101(8進表記で65)”、
262度の位置に“001101(8進表記で15)”、
292度の位置に“011001(8進表記で31)”、
322度の位置に“101001(8進表記で51)”、
352度の位置に“111001(8進表記で71)”、
前記第2円については、I軸の基準位相0度に対し左回りで
22.55度の位置に“111000(8進表記で70)”、
45.05度の位置に“000001(8進表記で01)”、
67.55度の位置に“010000(8進表記で20)”、
90.05度の位置に“100001(8進表記で41)”、
112.55度の位置に“110001(8進表記で61)”、
135.05度の位置に“001001(8進表記で11)”、
157.55度の位置に“011101(8進表記で35)”、
180.05度の位置に“101101(8進表記で55)”、
202.55度の位置に“111101(8進表記で75)”、
225.05度の位置に“000000(8進表記で00)”、
247.55度の位置に“010001(8進表記で21)”、
270.05度の位置に“100000(8進表記で40)”、
292.55度の位置に“110000(8進表記で60)”、
315.05度の位置に“001000(8進表記で10)”、
337.55度の位置に“011000(8進表記で30)”、
360.05度の位置に“101000(8進表記で50)”、
前記第3円については、I軸の基準位相0度に対し左回りで
11.45度の位置に“001111(8進表記で17)”、
33.95度の位置に“011111(8進表記で37)”、
56.45度の位置に“101111(8進表記で57)”、
78.95度の位置に“111111(8進表記で77)”、
101.45度の位置に“000100(8進表記で04)”、
123.95度の位置に“010101(8進表記で25)”、
146.45度の位置に“100100(8進表記で44)”、
168.95度の位置に“110100(8進表記で64)”、
191.45度の位置に“001110(8進表記で16)”、
213.95度の位置に“011110(8進表記で36)”、
236.45度の位置に“101110(8進表記で56)”、
258.95度の位置に“111110(8進表記で76)”、
281.45度の位置に“000111(8進表記で07)”、
303.95度の位置に“010110(8進表記で26)”、
326.45度の位置に“100111(8進表記で47)”、
348.95度の位置に“110111(8進表記で67)”、
前記第4円については、I軸の基準位相0度に対し左回りで
11.3度の位置に“000010(8進表記で02)”、
29.3度の位置に“010011(8進表記で23)”、
47.3度の位置に“100010(8進表記で42)”、
65.3度の位置に“110010(8進表記で62)”、
83.3度の位置に“001010(8進表記で12)”、
101.3度の位置に“011010(8進表記で32)”、
119.3度の位置に“101010(8進表記で52)”、
137.3度の位置に“111010(8進表記で72)”、
155.3度の位置に“000011(8進表記で03)”、
173.3度の位置に“010010(8進表記で22)”、
191.3度の位置に“100011(8進表記で43)”、
209.3度の位置に“110011(8進表記で63)”、
227.3度の位置に“001011(8進表記で13)”、
245.3度の位置に“011011(8進表記で33)”、
263.3度の位置に“101011(8進表記で53)”、
281.3度の位置に“111011(8進表記で73)”、
299.3度の位置に“000110(8進表記で06)”、
317.3度の位置に“010111(8進表記で27)”、
335.3度の位置に“100110(8進表記で46)”、
353.3度の位置に“110110(8進表記で66)”、
となるよう構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の送信装置。 - デジタルデータの伝送を行う送信装置であって、
前記デジタルデータに対しLDPC符号を一部に含みBCH符号から構成される連接符号を施し全体の平均符号化率を4/5としたシンボルを生成する誤り訂正符号化手段と、
前記誤り訂正符号化手段により符号化したシンボルについて64APSKの変調方式における信号点配置として、4つの同心円を半径の小さい方から順に第1円、第2円、第3円、及び第4円と定義し、前記第1円上の信号点数を8、前記第2円上の信号点数を16、前記第3円上の信号点数を20、及び前記第4円上の信号点数を20とした集合分割法のIQ信号のマッピングを行うマッピング手段と、
前記マッピング手段によりマッピングを行ったシンボルを64APSKの変調方式により変調し、非線形伝送路を経て適応等化処理を行う受信装置に向けて変調波信号を送信する直交変調手段とを備え、
前記マッピング手段は、前記信号点配置における位相角として、前記第1円についてはI軸の基準位相0度に対し左回りで58.4度の位置から45度間隔とし、前記第2円についてはI軸の基準位相0度に対し左回りで14.55度の位置から22.5度間隔とし、前記第3円についてはI軸の基準位相0度に対し左回りで18度の位置から18度間隔とし、前記第4円についてはI軸の基準位相0度に対し左回りで9度の位置から18度間隔とし、前記信号点配置における半径比として、前記第1円、第2円、第3円、及び第4円の各半径をそれぞれr1,r2,r3,r4と定義し、r1に対して半径比をγ1=r2/r1、γ2=r3/r1、γ3=r4/r1と定義したとき、非線形伝送路で生じる非線形歪の影響を低減させるべく、γ1=2.10、γ2=3.16、γ3=4.49とした信号点配置に対し、まず、集合分割法に基づいて、所定の計算法、所定の信号電力対雑音電力比において信号分割後の伝送路容量が最大となるようにビット割り当てを行い、次に、64APSKのシンボルの各ビットのBERがLDPC符号適用範囲内又はBCH符号のみで誤り訂正可能となるようビット入れ替えを施した、ビット割り当てに従って、前記シンボルを構成するビットを割り当てることによりIQ信号のマッピングを行い、
前記LDPC符号は、前記平均符号化率4/5の64APSK用のシンボル構成ビットの6ビットについて、最上位ビットである第1ビットに61/120、第2ビットに63/120、第3ビットに101/120、第4ビットに115/120、第5ビットに116/120、最下位ビットである第6ビットに120/120(LDPCパリティなし)の符号化率を有することを特徴とすることを特徴とする送信装置。 - 前記信号点配置に対する前記シンボルを構成する各ビットのビット割り当ては、
前記第1円については、I軸の基準位相0度に対し左回りで
58.4度の位置に“101000(8進表記で50)”、
103.4度の位置に“111010(8進表記で72)”、
148.4度の位置に“000010(8進表記で02)”、
193.4度の位置に“010010(8進表記で22)”、
238.4度の位置に“100010(8進表記で42)”、
283.4度の位置に“111100(8進表記で74)”、
328.4度の位置に“001000(8進表記で10)”、
373.4度の位置に“011100(8進表記で34)”、
前記第2円については、I軸の基準位相0度に対し左回りで
14.55度の位置に“100100(8進表記で44)”、
37.05度の位置に“010100(8進表記で24)”、
59.55度の位置に“000110(8進表記で06)”、
82.05度の位置に“110110(8進表記で66)”、
104.55度の位置に“101110(8進表記で56)”、
127.05度の位置に“011110(8進表記で36)”、
149.55度の位置に“001100(8進表記で14)”、
172.05度の位置に“111000(8進表記で70)”、
194.55度の位置に“101100(8進表記で54)”、
217.05度の位置に“011000(8進表記で30)”、
239.55度の位置に“001110(8進表記で16)”、
262.05度の位置に“111110(8進表記で76)”、
284.55度の位置に“100110(8進表記で46)”、
307.05度の位置に“010110(8進表記で26)”、
329.55度の位置に“000000(8進表記で00)”、
352.05度の位置に“110000(8進表記で60)”、
前記第3円については、I軸の基準位相0度に対し左回りで
18度の位置に“101010(8進表記で52)”、
36度の位置に“110010(8進表記で62)”、
54度の位置に“001111(8進表記で17)”、
72度の位置に“011010(8進表記で32)”、
90度の位置に“101101(8進表記で55)”、
108度の位置に“111101(8進表記で75)”、
126度の位置に“000100(8進表記で04)”、
144度の位置に“010000(8進表記で20)”、
162度の位置に“100111(8進表記で47)”、
180度の位置に“111111(8進表記で77)”、
198度の位置に“000111(8進表記で07)”、
216度の位置に“010111(8進表記で27)”、
234度の位置に“100000(8進表記で40)”、
252度の位置に“110100(8進表記で64)”、
270度の位置に“001101(8進表記で15)”、
288度の位置に“011101(8進表記で35)”、
306度の位置に“101111(8進表記で57)”、
324度の位置に“110111(8進表記で67)”、
342度の位置に“001010(8進表記で12)”、
360度の位置に“011111(8進表記で37)”、
前記第4円については、I軸の基準位相0度に対し左回りで
9度の位置に“000001(8進表記で01)”、
27度の位置に“010001(8進表記で21)”、
45度の位置に“100001(8進表記で41)”、
63度の位置に“110001(8進表記で61)”、
81度の位置に“000011(8進表記で03)”、
99度の位置に“010011(8進表記で23)”、
117度の位置に“100011(8進表記で43)”、
135度の位置に“110011(8進表記で63)”、
153度の位置に“001001(8進表記で11)”、
171度の位置に“011001(8進表記で31)”、
189度の位置に“101001(8進表記で51)”、
207度の位置に“111001(8進表記で71)”、
225度の位置に“001011(8進表記で13)”、
243度の位置に“011011(8進表記で33)”、
261度の位置に“101011(8進表記で53)”、
279度の位置に“111011(8進表記で73)”、
297度の位置に“000101(8進表記で05)”、
315度の位置に“010101(8進表記で25)”、
333度の位置に“100101(8進表記で45)”、
351度の位置に“110101(8進表記で65)”、
となるよう構成されていることを特徴とする、請求項3に記載の送信装置。 - 請求項1から4のいずれか一項に記載の送信装置から送信された64APSKのIQ信号に基づく変調波信号を、非線形伝送路を経て受信し、前記変調波信号に対し前記64APSKの信号点配置に対応する直交復調処理を施して復調信号を生成する直交復調手段と、
前記復調信号に対し適応等化処理を施すことにより、前記非線形伝送路に起因する歪を補償した受信信号点系列を出力する適応等化手段と、
前記64APSKを構成する6ビットで分割可能な複数の符号系列からなるシンボル構成ビットを前記受信信号点系列から取得し、ビット毎に定められたLDPC符号の符号化率を用いてLDPC復号処理を施すとともに、BCH復号処理を施す復号手段とを備え、
前記ビット毎に定められたLDPC符号の符号化率は、前記シンボル構成ビットの最上位ビットから最下位ビットへのビット順に当該集合分割法により分割されるシンボルの所要訂正能力に応じて該ビット毎に定められ、且つ該ビット毎に定められたLDPC符号の全体の平均符号化率が4/5となるよう構成され、
前記復号手段は、当該シンボルを構成する各ビットをLDPC復号する際に、第1ビット、第2ビット、第3ビット、第4ビット、第5ビット、第6ビットの順に、ビット毎の訂正能力に応じたLDPC符号に用いた検査行列によりLDPC復号処理を行うことを特徴とする受信装置。 - 請求項1から4のいずれか一項に記載の送信装置における前記誤り訂正符号化手段に設けられ、前記平均符号化率4/5の64APSK用のシンボル構成ビットの各ビットに対してLDPC符号の符号化をするにあたり、符号化率毎に固有の検査行列を用いてデジタルデータをLDPC符号化するLDPC符号化器であって、
44880ビットからなる符号長で符号化率毎に予め定めた検査行列初期値テーブルを初期値として、前記集合分割法における64APSK用のシンボル構成ビットの各ビットに対して個別に設定されたLDPC符号の符号化率について、情報長に対応する部分行列の1の要素を、列方向に374列毎の周期で配置して構成した検査行列を用いてLDPC符号化を行う手段を有することを特徴とするLDPC符号化器。 - 請求項6から14のいずれか一項に記載のLDPC符号化器によってLDPC符号のパリティが付与されたデジタルデータに対し、前記集合分割法における64APSK用のシンボル構成ビットの各ビットに対して個別に設定された前記LDPC符号の符号化率と前記検査行列に基づいて復号するLDPC復号器。
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