JP7129921B2 - シャープペンシル - Google Patents
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Description
その反面、芯タンクの内径が小さいと、芯を芯タンク内に少量しか収容することができず、芯を頻繁に芯タンク内に補充する必要があるが、芯タンク内の予備芯の有無ならびに芯の消費状況を外部から確認することができないため、芯タンク内に予備芯が収容されていないままでシャープペンシルを持ち歩いて使用時に困ったり、使用時に予期せずに芯が切れて困ったりするおそれがあった。
この特許文献1では、芯タンク内の芯を窓部から直接視認して確認するが、一般的に芯はその直径が細く、また色も黒色のため、芯の有無が見にくく容易には確認できないおそれがあった。
「1.芯が突出する先端開口部ならびに該芯を補充するための後端開口部を有する軸筒と、前記軸筒内に内蔵された芯タンクと、前記芯タンクの前方に位置し該芯タンクと連動するチャックと、前記チャックおよび前記芯タンクを後方に付勢するチャックスプリングと、付属具と、前記芯タンクの後方に位置し前記付属具を保持する付属具保持部材と、前記付属具保持部材の後方に位置し前記軸筒の前記後端開口部から突出した操作部とを有し、前記操作部を操作することにより該操作部と連動した前記チャックを前進させて前記芯を繰り出すシャープペンシルであって、前記軸筒内に、前記芯タンク内に収容された前記芯の後端に当接する表示体をシャープペンシルの軸心方向に前後動可能に配し、前記芯タンク内の最後の前記芯が前方に移動することにより、予備芯の後端に当接した前記表示体が追従して前方に移動すると共に、前記軸筒に前記表示体の移動状態を該軸筒の外部から視認し得る窓部を設け、前記表示体が、前記芯タンク内に挿脱され且つ該芯タンク内に収容された前記芯の後端に当接する芯当接部と、前記芯当接部の後方に設けた表示部とを備え、シャープペンシルの前記軸心方向を上下とし前記窓部を正面視した際の前記表示部の幅をX、前記芯当接部の幅をYとした場合に、XとYとがX>Yの関係式になることを特徴とするシャープペンシル。
2.前記表示体が前記付属具保持部材に遊着され、前記軸筒もしくは前記芯タンクに前記付属具保持部材を装着した状態において前記表示体が該軸筒内に位置して前記軸心方向に前後動可能となり、前記軸筒もしくは前記芯タンクから前記付属具保持部材を脱着することによって前記表示体も軸筒内から抜脱されることを特徴とする、前記1項に記載のシャープペンシル。
3.前記窓部が、前記軸筒の一部を透明もしくは半透明に形成してなることを特徴とする、前記1項または2項に記載のシャープペンシル。
4.前記表示体が、弾発部材により前記軸筒の前記先端開口部方向に付勢されていることを特徴とする、前記1項ないし3項のいずれか1項に記載のシャープペンシル。
5.前記予備芯は、前記表示体の前記芯当接部が当該予備芯の後端に当接した状態から後方へ後退可能である、前記1項ないし4項のいずれか1項に記載のシャープペンシル。
6.前記表示体が最も後退した状態において、前記芯当接部の前端は、前記芯タンク内に位置する、前記1項ないし5項のいずれか1項に記載のシャープペンシル。」である。
なお、本明細書では、シャープペンシル1の中心軸線が延びる方向(長手方向、縦断面図における上下方向)を軸心方向、軸心方向と直交する方向を径方向(直径方向)、中心軸線周りの円周方向を周方向とする。また、軸心方向に沿って、筆記する際に紙面等の被筆記面に近接する側を前方とし、被筆記面から離間する側を後方とする。すなわち、縦断面図における上方、すなわちキャップ5側を後方と表現し、縦断面図における下方、すなわち軸筒の先端開口部3a側を前方と表現する。
軸筒本体2内には、後端開口部4aから前方に向けて略円筒形状の付属具保持部材6が挿入され、付属具保持部材6の前端は縮径されて嵌合部6aを形成し、後述する芯タンク8の後端に設けられた嵌合部8aに挿嵌されている。
図2に示すように、軸筒本体2の後部内周面には複数の係合溝2aが形成され、付属具保持部材6の外周面には複数の係合突起6bが形成され、係合溝2aと係合突起6bとが噛み合うことにより、軸筒本体2と付属具保持部材6との回り止め(回転規制)がなされている。
図1に示すように、付属具保持部材6の後端は円柱状にくりぬかれて、付属具として円柱形状の消しゴム7が挿嵌され、付属具保持部材6の後部外周面には雄螺子部6cが設けられ、前部内周面に雌螺子部5aが設けられた前記キャップ5が着脱可能に螺合され、キャップ5により消しゴム7は覆われている。
先口3は両端が開口した先細り形状であり、先端開口部3aから芯9が突出され、内部に芯9を保持する芯ホルダー14が配置され、後部内周面には雌螺子部3bが設けられ、連結具10の前部外周面に設けられた雄螺子部10aと螺合している。
付属具保持部材6の内部には略円柱形状の表示体15が前後動可能に配置され、付属具保持部材6と表示体15との間にはスプリング16が張嵌され、表示体15はスプリング16により前方に付勢され、表示体15の後部両側面には突出部15aが形成され、前記スリット6d内に突出部15aが嵌入され、突出部15aの側面には表示部15bが設けられている。
表示体15の前部は、前端から全長の約1/2となる長さまで縮径されて芯当接部15cが設けられ、芯当接部15cの前端は芯タンク8内に挿入されている。
軸筒本体2は透明な樹脂で成形され、窓部2b以外の軸筒本体2の表面に有色の印刷を施して窓部2bが設けられている。
(図1、図2、図3、図4において、破線で表した部分が窓部2bである)
図2、図4、図5に示すように、窓部2bを正面視した際に、表示体15の表示部15bの幅Xは3mmであり、表示体15の芯当接部15cの幅Yは2mmであり、窓部2bの幅X1は3mmである。
なお、図示しないが窓部の高さは5mmである。
図1に示すように、芯タンク8内に予備芯91がある場合には、芯当接部15cの前端が芯タンク8内に収容された予備芯91の後端に当接することにより、表示体15の表示部15bが軸筒本体2の窓部2bよりも後方に位置しているので、表示部15bは軸筒本体2の窓部2bから視認されない。
チャック頭部11aが拡開しても、芯9は芯ホルダー14に保持されるため先端開口部3aから落下することはない。
キャップ5の押圧をやめると、チャックスプリング13の弾発力により芯タンク8が後方に移動し、チャック11が後方に移動し、締具12が連結具10の前端に当接して停止しチャック頭部11aに外嵌され、チャック頭部11aが閉じて芯9が固定され筆記が可能となる。
筆記によりチャック頭部11aに保持された芯9を使い切り、芯タンク8内に収容された最後の予備芯91がその自重によりチャック11内に落下し、予備芯91の後端に当接していた表示体15が追従して前方に移動することにより、表示体15の表示部15bが軸筒本体2の窓部2bから視認される。
このとき、芯タンク8の内径が小さいために、チャック11への芯供給はスムーズである。
また、先端開口部3aを上に向けた状態でシャープペンシル1を把持しても、表示体15はスプリング16により前方に付勢されているので後退せず、窓部2bの表示は芯タンク8内に予備芯91がない状態の表示を維持する。なお、スプリング16は省略することも可能である。この場合、予備芯91がない状態で先端開口部3aを下に向けたときに、表示体15は自重により前進する。その一方、先端開口部3aを上に向けると、表示体15は自重により後退する。この場合でも、先端開口部3aを下に向けた状態において、予備芯91の有無を確認することができる。
軸筒本体2を一方の手で把持し、もう一方の手でキャップ5を把持し、キャップ5を後方に引くと、キャップ5はその前部内周面の雌螺子部5aにより付属具保持部材6の後部外周面の雄螺子部6cに螺合されているために軸心方向の力が加わっても付属具保持部材6から脱着しないので、キャップ5と共に付属具保持部材6が後方に引っ張られ、付属具保持部材6前端の嵌合部6aと芯タンク8後端の嵌合部8aとの嵌合が脱着され、キャップ5と消しゴム7が挿嵌された付属具保持部材6とが連結されたままの状態でシャープペンシル1から抜き取られ、後端開口部4aが開放される。
このとき、表示体15はその自重ならびにスプリング16の弾発力により前方に移動するが、表示体15の後部両側面に設けられた突出部15aが付属具保持部材の両側面に設けられたスリット6dに嵌入されているために、突出部15aがスリット6dの前端に当接して、付属具保持部材6からの表示体15の落下が防止され、表示体15もシャープペンシル1から抜き取られる。
芯9を後端開口部4aからシャープペンシル1内に落とし込むと、芯9が芯タンク8内に収容される。
軸筒本体2を一方の手で把持し、もう一方の手でキャップ5を把持してキャップ5と連結されたままの付属具保持部材6と表示体15を後端開口部4aからシャープペンシル1内に挿入すると、芯タンク8の後端に設けられた嵌合部8aに付属具保持部材6の前端に形成された嵌合部6aが挿嵌されて、芯タンク8内への芯9の補充が完了する。
軸筒本体2を一方の手で把持し、もう一方の手でキャップ5を把持し、キャップ5を後方からみて反時計回りに回転させると、キャップ5が螺合した付属具保持部材6にも後方からみて反時計回りの力が加わるが、付属具保持部材6はその外周面に形成された複数の係合突起6bが軸筒本体2の後部内周面に形成された複数の係合溝2aに噛み合っているために周方向の力が加わっても軸筒本体2に対して回転しないので、キャップ5のみが回転して付属具保持部材6の後部外周面に設けられた雄螺子部6cとキャップ5の内周面に設けられた雌螺子部5aとの螺合が脱着され、付属具保持部材6に挿嵌された消しゴム7が露出して使用可能となる。
また、シャープペンシル1に対してキャップ5を軸心方向の後方に向かって引くだけで、シャープペンシル1からキャップ5と消しゴム7と付属具保持部材6と表示体15とがまとめて脱着されて後端開口部4aを開放することができ、まずシャープペンシル1からキャップ5を取り外して机上に置き、次いで、消しゴム7が挿嵌された付属具保持部材6を取り外して机上に置くという二重の手数がなくなり、キャップ5や消しゴム7を保持した付属具保持部材6や表示体15を紛失することなく、容易に芯9を補充することができた。
また、シャープペンシル1に対してキャップ5を周方向に向かって回転するだけで消しゴム7を露出することができ、消しゴム7の使用時と前記芯9の補充時とでシャープペンシル1の把持する部分を変えることがなかった。
一方、チャックに保持された芯9を使い切り、芯タンク8内の予備芯91が最後の芯9となった場合には、この最後の芯9が自重によりチャック内に入ると、予備芯91の後端が前方に移動することにより、最後の芯9の後端に当接していた表示体15がその自重により芯9に追従して前方に移動する。
この表示体15の移動状態を外方から見えるように構成してあるために、芯タンク8内の予備芯91の有無ならびに消費状況を容易に確認することができる。
たとえば、芯タンク8内に予備芯91を含む複数の芯9が収容されている場合には、予備芯91の後端に表示体15が当接し、この状態において窓部2bから見える表示部15bを白色とし、芯タンク8内の最後の芯9が前方に移動することにより、最後の芯9の後端に当接した表示体15が芯9に追従して前方に移動し、この状態において窓部2bから見える表示部15bを赤色とすることにより、白色から赤色への窓部2bの色変化で芯タンク8内の予備芯91の有無を外部から容易に確認することができるので好ましい。
また、表示体15の表示部15bに文字を印刷したり、記号を刻印したりすることにより、窓部2bの柄変化で芯タンク8内の予備芯91の有無を外部から容易に確認することもできる。
また、芯タンク8内に予備芯91を含む複数の芯9が収容されている場合には、予備芯91の後端に表示体15が当接し、この状態においては窓部2bから表示部15bが見えず、芯タンク8内の最後の芯9が前方に移動することにより、最後の芯9の後端に当接した表示体15が芯9に追従して前方に移動し、この状態においては窓部2bから表示部15bが見える構成とすることにより、窓部2bから表示部15bが見えるようになることで芯タンク8内の予備芯91の有無を外部から容易に確認することもでき、またはその逆として、芯タンク8内に予備芯91を含む複数の芯9が収容されている場合には窓部2bから表示部15bが見えて、表示体15が前方に移動した状態においては窓部2bから表示部15bが見えない構成とすることにより、窓部2bから表示部15bが見えなくなることで芯タンク8内の予備芯91の有無を外部から容易に確認することもできる。
また、芯タンク8内に予備芯91を含む複数の芯9が収容されている状態において窓部2bから見える表示部15bの幅よりも、芯タンク8内の最後の芯9が前方に移動し表示体15が芯9に追従して前方に移動した状態において窓部2bから見える表示部15bの幅を広くした構成としたり、またはその逆の構成とすることにより、窓部2bから見える表示部15bの幅を変化させることで芯タンク8内の予備芯91の有無を外部から容易に確認することもできる。
さらに、芯タンク8内の予備芯91の有無に応じて、窓部2bから見える表示部15bの形状を変化させたりしてもよい。
さらにまた、表示体15の前端が、芯タンク8内に収容された予備芯91の後端だけでなくチャック11内に入った芯9の後端にも当接する構成とすることにより、使用中の芯9が消耗するにつれて表示体15が前方に向けて連続的に移動するので、たとえば表示部15bの表面にその前方から後方に向かって色調や色の濃淡が連続的に変化するグラデーションを施して、窓部2bから見える表示部15b表面の色調や色の濃さの変化により使用中の芯9の残量を連続的に確認できるようにしてもよい。
なお、表示部15bの幅とは、シャープペンシル1の軸心方向を上下とし窓部2bを正面視した際における、シャープペンシル1の軸心方向に直交する方向(直径方向)の表示部15bの長さを示すものであり、表示部15bが円柱形や円筒形であれば、その直径を示すものである。
また、筆記時に手で把持する部分の軸筒を太くする必要がないため、手の小さい使用者でも筆記しやすくすることができる。
表示部15bの幅Xは、その見やすさと軸筒内への配置のしやすさの観点から2mm以上且つ5mm以下が好ましく、芯当接部15cの幅Yは、チャック11への芯供給がスムーズな内径の小さい芯タンク8内に挿脱されることから、1mm以上且つ4mm以下が好ましく、XとYとの差は1mm以上であることが好ましい。
また、表示体15の移動状態や表示部15bの見やすさの観点から、窓部2bの幅X1は2mm以上であることが好ましく、窓部2bの長さは3mm以上であることが好ましい。
たとえば、付属具保持部材6として、その後端に消しゴム7が挿嵌された消しゴム保持部材を用い、該消しゴム保持部材の前方に表示体15を遊着させ、芯タンク8の後端に消しゴム保持部材を挿嵌した状態において前記表示体15が該芯タンク8内に位置して軸心方向に前後動可能とすることにより、芯タンク8内に収容された予備芯91の有無に応じて表示体15が前方に移動して窓部2bから残芯の有無を容易に確認できるだけでなく、軸筒を一方の手で把持し、消しゴム保持部材をもう一方の手で把持し、消しゴム保持部材を軸心方向の後方に向かって引くという一度の動作により、シャープペンシル1から消しゴム保持部材と表示体15とをまとめて脱着することができるので、先ずシャープペンシル本体からキャップ5ならびに消しゴム保持部材を取り外し、次いで芯タンク8から表示体15を取り出すという芯補充時の手間を減少することができる。
また、消しゴム保持部材に該消しゴム7を覆うキャップ5を装着した場合には、軸筒または芯タンク8への消しゴム保持部材の装着/脱着方向と、消しゴム保持部材へのキャップ5の装着/脱着方向とを異なる方向とすることにより、前記の芯補充時の手間をさらに減少することができる。
たとえば、芯タンク8への消しゴム保持部材の装着/脱着をシャープペンシル1の軸心方向の前方に向かって押す/後方に向かって引くという操作により行い、消しゴム保持部材へのキャップ5の装着/脱着をシャープペンシル1の周方向の時計回りもしくは反時計回りの回転操作により行うことによって、軸筒を一方の手で把持し、キャップ5をもう一方の手で把持し、キャップ5を軸心方向の後方に向かって引くという一度の動作によりシャープペンシル1からキャップ5と消しゴム7と消しゴム保持部材と表示体15とをまとめて脱着して芯9を補充することができ、軸筒を一方の手で把持し、キャップ5をもう一方の手で把持し、キャップ5を周方向に回転するという一度の動作により、消しゴム保持部材からキャップ5を脱着して消しゴム7を露出させて使用することができ、芯9の補充時と消しゴム7の使用時とでシャープペンシル1の把持する部分を変えることがない。
軸筒に該軸筒の内外を連通する穴を開口して窓部2bを設けてもよく、軸筒の一部を透明もしくは半透明に形成して窓部2bを設けてもよい。
特に、軸筒の一部を透明もしくは半透明に形成して窓部2bを設けた場合には、軸筒や芯タンク8の内部に外部からほこりやゴミなどが入って表示体15の前後動を妨げたり、汚れや傷などにより表示部15bが見難くなったりすることがないので、より好ましい。
また、軸筒を透明もしくは半透明の材質で形成し、窓部2b以外の軸筒の表面に有色の印刷や塗装を施して窓部2bを設けてもよく、窓部2b以外の軸筒の表面に有色のフィルムを貼付して窓部2bを設けてもよい。
また、軸筒全体を不透明の材質で形成し、窓部2bに該当する部分を開口して透明体を嵌め込んで窓部2bを設けてもよく、二色成形やインサート成形などの手法により、軸筒全体を不透明に成形し且つ窓部2bを透明に成形して窓部2bを設けてもよい。
また、窓部2bをレンズにして、芯タンク8内の予備芯91の有無による表示体15の移動状態をさらに見やすくすることもできる。
これは、コイルバネがあると、たとえば芯タンク8内に予備芯91がないシャープペンシル1を軸筒の先端開口部を上に向けた状態で把持した場合であっても、表示体15がコイルバネにより前方に付勢されていることにより、表示体15はその自重で後退することがないので、窓部2bの表示は表示体15が前方に移動した状態、すなわち芯タンク8内に予備芯91がない状態の表示を維持し、芯タンク8内の予備芯91の有無ならびに芯9の消費状況を外部から容易に確認することができるためである。
シリコーン処理を施すことにより、表示体15が芯タンク8の内壁面に接触した場合においても、表示体15のスムーズな前後動が妨げられない。
また、予備芯91の後端部が芯タンク8の内壁面に擦れることによる芯タンク8の内壁面汚れが生じにくくなり、芯9の粉末が発生した場合においても、芯9の粉末が付着することによる芯タンク8の内壁面汚れが生じにくくなる。
拡径部を設けることで、拡径部前端を芯支持部とし、芯タンク8に予備芯91を含む複数の芯が収容された状態において、予備芯91の後端部を前記拡径部の内壁面から離間させることができる。
また、拡径部を設けることにより、軸筒の後端開口部から芯タンク8に芯9を補充する際に、芯タンク8の後端がそのまま芯9の入り口になっている場合と比較して芯9の補充が容易になる。
また、芯タンク8に予備芯91を収容した状態でシャープペンシル1を持ち歩いて振動が加わった場合や、シャープペンシル1に落下などによる衝撃が加わった場合にも、予備芯91の後端部が芯タンク8の内壁面に擦れることによる芯タンク8の内壁面汚れが生じにくく、芯タンク8ならびに窓部2bを透しての芯9の後端部および/または表示体15の移動状態の確認が容易になる。
また、予備芯91の後端部が芯タンク8の内壁面に擦れることにより発生する芯9の粉末が減少するため、芯9の粉末が付着することによる芯タンク8の内壁面汚れが生じにくく、芯タンク8ならびに窓部2bを透しての芯9の後端部および/または表示体15の移動状態の確認が容易になる。
さらにまた、芯9の粉末がチャック11内などに入り込むことによる芯詰まりなどが生じにくい。
なお、芯タンク8に予備芯91を収容した状態において、予備芯91の後端から拡径部前端の芯支持部までの長さをLとし、芯支持部を通る水平面と予備芯91とが形成する角度をθとした場合に、芯タンク8の内径と拡径部の内径との差が2Lcosθ以上となるように芯タンク8と拡径部とを形成すると、芯タンク8内で予備芯91が傾いた場合でも予備芯91の後端を常に拡径部の内壁面から離間させることができるので、芯9の後端部と芯タンク8との接触を効果的に抑制することができる。
また、芯9として可逆熱変色性マイクロカプセル顔料を含むと共に筆記により可逆熱変色性を有する筆跡を形成可能な固形芯を用い、付属具として紙面との摩擦熱により前記固形芯による筆跡の色を変色もしくは消色可能な摩擦部材を用いることもできる。
2…軸筒本体、2a…係合溝、2b…窓部、2c…第1部分、2d…雄螺子部、2e…嵌合部、2f…第2部分、2g…嵌合部、2h…係合部、
3…先口、3a…先端開口部、3b…雌螺子部、
4…後軸、4a…後端開口部、4b…係合穴部、4c…係合部、4d…カム部、4d1…第1カム斜面、4d2…第2カム斜面、4e…係合溝、
5…キャップ、5a…雌螺子部、
6…付属具保持部材、6a…嵌合部、6b…係合突起、6c…雄螺子部、6d…スリット、6e…係合突起、6f…凸部、
7…消しゴム、
8…芯タンク、8a…嵌合部、
9…芯、91…予備芯、
10…連結具、10a…雄螺子部、11…チャック、11a…チャック頭部、
12…締具、13…チャックスプリング、14…芯ホルダー、
15…表示体、15a…突出部、15b…表示部、15c…芯当接部、15d…逃げ部、15e…凹部、15f…斜面、
16…スプリング、
21…前軸、21a…雄螺子部、21b…雌螺子部、
22…内軸、22a…雄螺子部、22b…係合突起、22c…窓部。
Claims (6)
- 芯が突出する先端開口部ならびに該芯を補充するための後端開口部を有する軸筒と、前記軸筒内に内蔵された芯タンクと、前記芯タンクの前方に位置し該芯タンクと連動するチャックと、前記チャックおよび前記芯タンクを後方に付勢するチャックスプリングと、付属具と、前記芯タンクの後方に位置し前記付属具を保持する付属具保持部材と、前記付属具保持部材の後方に位置し前記軸筒の前記後端開口部から突出した操作部とを有し、前記操作部を操作することにより該操作部と連動した前記チャックを前進させて前記芯を繰り出すシャープペンシルであって、前記軸筒内に、前記芯タンク内に収容された前記芯の後端に当接する表示体をシャープペンシルの軸心方向に前後動可能に配し、前記芯タンク内の最後の前記芯が前方に移動することにより、予備芯の後端に当接した前記表示体が追従して前方に移動すると共に、前記軸筒に前記表示体の移動状態を該軸筒の外部から視認し得る窓部を設け、前記表示体が、前記芯タンク内に挿脱され且つ該芯タンク内に収容された前記芯の後端に当接する芯当接部と、前記芯当接部の後方に設けた表示部とを備え、シャープペンシルの前記軸心方向を上下とし前記窓部を正面視した際の前記表示部の幅をX、前記芯当接部の幅をYとした場合に、XとYとがX>Yの関係式になることを特徴とするシャープペンシル。
- 前記表示体が前記付属具保持部材に遊着され、前記軸筒もしくは前記芯タンクに前記付属具保持部材を装着した状態において前記表示体が該軸筒内に位置して前記軸心方向に前後動可能となり、前記軸筒もしくは前記芯タンクから前記付属具保持部材を脱着することによって前記表示体も軸筒内から抜脱されることを特徴とする、請求項1に記載のシャープペンシル。
- 前記窓部が、前記軸筒の一部を透明もしくは半透明に形成してなることを特徴とする、請求項1または2に記載のシャープペンシル。
- 前記表示体が、弾発部材により前記軸筒の前記先端開口部方向に付勢されていることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のシャープペンシル。
- 前記予備芯は、前記表示体の前記芯当接部が当該予備芯の後端に当接した状態から後方へ後退可能である、請求項1ないし4のいずれか1項に記載のシャープペンシル。
- 前記表示体が最も後退した状態において、前記芯当接部の前端は、前記芯タンク内に位置する、請求項1ないし5のいずれか1項に記載のシャープペンシル。
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