JP7125873B2 - 分析装置及び試薬容器 - Google Patents
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Description
そこで本開示は、分注動作におけるコンタミネーションや希釈による影響が少ない分析装置及び試薬容器を提供する。
本明細書において単数形で表される構成要素は、特段文脈で明らかに示されない限り、複数形を含むものとする。
<分析装置の構成>
図1及び図2を参照して、第1の実施形態に係る分析装置の構成について説明する。図1は、第1の実施形態に係る分析装置の全体構成を示す概略平面図である。本実施形態に係る分析装置は、例えば血清や血漿、尿などの検体に含まれる特定の成分を定性・定量分析する装置である。図1に示すように、分析装置は、検体収容器1、搬送レール2、検体収容ラック3、ターンテーブル4、ターンテーブル5、試薬容器6、試薬庫7、検体分注機8、試薬分注機9、反応容器輸送機11、ディスポーザブルチップ収容庫15、反応容器収容庫17、洗浄槽18、洗浄槽19、検出器20(分析機構)、制御部30を備える。
図2は、試薬容器6及び試薬分注機9の構成を示す概略図である。図2において、試薬容器6及び試薬庫7は、図1において矢印で示す試薬庫7の半径方向に沿った断面が示される。また、図2において、紙面左側を試薬庫7の半径方向外側とし、試薬庫7の側壁面が半径方向外側に位置する。なお、図示の簡略化のため、図2に示される試薬分注機9の位置及びアーム14の大きさは、図1に示される位置及び大きさと異なっている。
次に、本実施形態に係る分析装置の試薬101の分注動作について説明する。まず、ユーザは、試薬庫7に第1の容器201及び第2の容器204を設置する。なお、第2の容器204は、試薬庫7に予め設置されていてもよい。このとき、試薬101は第1の容器201のみに収容され、第2の容器204は空である。
以上説明したように、本実施形態に係る試薬容器6は、試薬101を供給する第1の容器201と、試薬分注ノズル24により試薬101が吸引される第2の容器204とを備え、分注後に第2の容器204から試薬101を廃棄する構成を有する。これにより、試薬分注ノズル24に付着した他の試薬や、洗浄操作により試薬分注ノズル24に残留した洗浄液によって試薬101のコンタミネーションが生じても、該試薬101を廃棄して新たに試薬101を供給することができるため、コンタミネーションの影響を低減することが可能である。
次に、図3を参照して、第2の実施形態に係る分析装置について説明する。本実施形態に係る分析装置は、試薬容器6の第2の容器304の構成以外は第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
図3は、第2の実施形態に係る試薬容器6の構成を示す概略図である。本実施形態に係る試薬容器6は、図3に示すように、第2の容器304の底面が水平ではなく、深さに勾配を有する。排出口305は、第2の容器304の底面の最も深い位置に配置される。図3において、第2の容器304が水平方向の一端部に向かって深くなる例を示しているが、これに限定されず、深さに勾配を有し、最も深い位置に排出口305が設けられていればよい。例えば、第2の容器304は、水平方向の中央部が最も深く形成されていてもよい。
以上のように、第2の実施形態においては、第2の容器304が深さに勾配を有するよう形成される。これにより、試薬101の廃棄時や共洗い時における第2の容器304内の試薬101の液残りを低減することができ、試薬101のコンタミネーションの影響を軽減することができる。また、本実施形態によれば、吸引ポンプ206を設けなくとも試薬101の廃棄が容易となるため、吸引ポンプ206の設置コストを削減することができる。
次に、図4を参照して、第3の実施形態に係る分析装置について説明する。本実施形態に係る分析装置は、試薬容器6の第2の容器404の構成以外は第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
図4は、第3の実施形態に係る試薬容器6の構成を示す概略図である。本実施形態に係る試薬容器6は、図4に示すように、第2の容器404が第1の容器401に比べて容積が小さく形成される。第2の容器404の容積は、試薬分注ノズル24により一度に分注される試薬101の容積より大きければ特に限定されないが、例えば第1の容器401の10分の1~2分の1の容積にすることができる。
以上のように、第3の実施形態に係る試薬容器6は、第2の容器404が第1の容器401に比べて容積が小さく形成される。これにより、試薬分注ノズル24による試薬101の分注後に廃棄される試薬101の量が低減できるため、試薬101の消費量を削減することができる。
次に、図5を参照して、第4の実施形態に係る分析装置について説明する。本実施形態に係る分析装置は、試薬容器6の第2の容器504及び試薬庫7の構成以外は第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
図5は、第4の実施形態に係る試薬容器6の構成を示す概略図である。本実施形態に係る試薬容器6は、図5に示すように、第2の容器504の重量を測定する重量計510を備える。重量計510は、試薬庫7の底面に配置される。
以上のように、第4の実施形態に係る試薬容器6は、第2の容器504の重量を測定する重量計510を備える。これにより、第2の容器504に試薬101を適切な量だけ供給することができるため、試薬101の無駄を削減できる。
次に、図6を参照して、第5の実施形態に係る分析装置について説明する。本実施形態に係る分析装置は、試薬容器6の第2の容器604及び試薬庫7の構成以外は第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
図6は、第5の実施形態に係る試薬容器6の構成を示す概略図である。本実施形態に係る試薬容器6は、図6に示すように、第2の容器604内部に洗浄水を送水する洗浄水流路610を備える。洗浄水流路610は、第2の容器604の側面に設けられた開口611に挿入される。洗浄水流路610は、例えば試薬庫7の側壁面の内部に配置される。洗浄水流路610は、例えば図示しない給水タンクに接続され、洗浄水としてシステム水が給水タンクから供給される。給水タンクは、制御部30に接続され、制御部30は、給水タンクから洗浄水流路610への洗浄水の送水を制御する。
以上のように、第5の実施形態に係る試薬容器6は、第2の容器604から試薬101を廃棄した後、洗浄水により第2の容器604を洗浄可能に構成される。これにより、第2の容器604内のコンタミネーションが生じた試薬101を効率的に洗浄することができ、試薬101のコンタミネーションによる分析精度の低下を抑制することができる。
次に、図7を参照して、第6の実施形態に係る分析装置について説明する。本実施形態に係る分析装置は、試薬容器6の第2の容器704の構成以外は第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
図7は、第6の実施形態に係る試薬容器の構成を示す概略図である。本実施形態に係る試薬容器6は、図7に示すように、第2の容器704の側面の最下部に排出口705を備える。
以上のように、第6の実施形態に係る試薬容器6は、第2の容器704の側面の最下部に排出口705が設けられる。これにより、吸引ポンプ206を設けなくとも、共洗い時や試薬101の廃棄時における第2の容器304内の試薬101の液残りを低減することができ、吸引ポンプ206の設置コストを削減できる。
1・・・検体収容器
2・・・搬送レール
3・・・検体収容ラック
4、5、70・・・ターンテーブル
6・・・試薬容器
7・・・試薬庫
8・・・検体分注機
9・・・試薬分注機
10・・・反応容器挿入部
11・・・輸送機
12、13、14、27・・・アーム
15・・・ディスポーザブルチップ収容庫
16・・・攪拌装置
17・・・反応容器収容庫
18、19・・・洗浄槽
20・・・検出器
21・・・反応容器
22・・・回動軌跡
24・・・試薬分注ノズル
30、530・・・制御部
201・・・第1の容器
202・・・バルブ
203、205、305、405、505、605、705・・・排出口
204、304、404、504、604、704・・・第2の容器
206、506・・・吸引ポンプ
207、507・・・廃液タンク
208、209・・・開口
510・・・重量計
610・・・洗浄水流路
Claims (12)
- 検体及び試薬を反応させる反応容器と、
前記試薬を収容する試薬容器と、
前記試薬容器から前記反応容器に前記試薬を分注する試薬分注ノズルと、
前記反応容器中の前記検体及び前記試薬の反応液を分析する分析機構と、
前記試薬分注ノズルの駆動を制御する制御部と、
重量計と、を備え、
前記試薬容器は、
開閉可能な第1の排出口を有し、前記試薬を収容する第1の容器と、
前記第1の排出口から前記試薬が供給される第2の容器と、を有し、
前記試薬分注ノズルは、前記第2の容器から前記試薬を分注し、
前記重量計は、前記第2の容器の重量を測定し、前記制御部へ前記重量を出力し、
前記制御部は、前記第1の排出口の開閉を制御することにより、かつ、前記第2の容器の重量に基づいて、前記第1の容器から前記第2の容器への前記試薬の供給を制御することを特徴とする分析装置。 - 請求項1記載の分析装置において、
前記第2の容器は、開閉可能な第2の排出口を有することを特徴とする分析装置。 - 請求項2記載の分析装置において、
前記第2の容器は、前記試薬が分注された後、前記第2の排出口から前記試薬を廃棄することを特徴とする分析装置。 - 請求項1記載の分析装置において、
前記第2の容器は、深さに勾配を有することを特徴とする分析装置。 - 検体及び試薬を反応させる反応容器と、
前記試薬を収容する試薬容器と、
前記試薬容器から前記反応容器に前記試薬を分注する試薬分注ノズルと、
前記反応容器中の前記検体及び前記試薬の反応液を分析する分析機構と、を備える分析装置であって、
前記試薬容器は、
開閉可能な第1の排出口を有し、前記試薬を収容する第1の容器と、
前記第1の排出口から前記試薬が供給される第2の容器と、を有し、
前記試薬分注ノズルは、前記第2の容器から前記試薬を分注し、
前記分析装置は、前記第2の容器に洗浄水を供給する流路をさらに備えることを特徴とする分析装置。 - 検体及び試薬を反応させる反応容器と、
前記試薬を収容する試薬容器と、
前記試薬容器から前記反応容器に前記試薬を分注する試薬分注ノズルと、
前記反応容器中の前記検体及び前記試薬の反応液を分析する分析機構と、を備える分析装置であって、
前記試薬容器は、
開閉可能な第1の排出口を有し、前記試薬を収容する第1の容器と、
前記第1の排出口から前記試薬が供給され、開閉可能な第2の排出口を有する第2の容器と、を有し、
前記試薬分注ノズルは、前記第2の容器から前記試薬を分注し、
前記第2の排出口は、吸引ポンプを有することを特徴とする分析装置。 - 試薬を収容し、開閉可能な第1の排出口を底面に有する第1の容器と、
前記第1の排出口から供給される前記試薬を収容する第2の容器と、を備え、
前記第1の容器は、前記第2の容器の上に、着脱可能に載置され、
前記第2の容器は、当該第2の容器から前記試薬を分注する試薬分注ノズルを挿入するための開口部を有することを特徴とする試薬容器。 - 請求項7記載の試薬容器において、
前記第2の容器は、底面あるいは側面に、開閉可能な第2の排出口を有することを特徴とする試薬容器。 - 請求項8記載の試薬容器において、
前記第2の排出口は、前記試薬が分注された後に開くことにより前記試薬を廃棄することを特徴とする試薬容器。 - 請求項8記載の試薬容器において、
前記第2の排出口は、前記第2の容器の底面に設けられ、
前記第2の容器の底面は、前記第2の排出口に向かって勾配を有することを特徴とする試薬容器。 - 請求項7記載の試薬容器において、
前記第2の容器に洗浄水を供給する流路をさらに備えることを特徴とする試薬容器。 - 請求項8記載の試薬容器において、
前記第2の排出口は、吸引ポンプを有することを特徴とする試薬容器。
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