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JP7119923B2 - 電力変換器 - Google Patents

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Description

本明細書が開示する技術は、電力変換器に関する。特に、リアクトルを備えている第1電圧コンバータと第2電圧コンバータが並列に接続されている電力変換器に関する。
特許文献1に、複数のリアクトルを備えた電力変換器が開示されている。リアクトルは発熱量が大きいため、複数のリアクトルは冷却器に接している。特許文献1の電力変換器では、発熱量の大きいリアクトルが、発熱量の小さいリアクトルよりも冷媒の上流側に配置されている。また、特許文献2には、リアクトルを効率よく冷却するために、リアクトルのコイルと冷却器の間に柔軟な放熱シートを挟む技術が開示されている。
特開2015-180118号公報 特開2007-129146号公報
本明細書は、2個のリアクトルのそれぞれが電圧コンバータに用いられており、2個の電圧コンバータが並列に接続されている電力変換器において、それぞれのリアクトルの温度が過度に高くなることを適切に抑制する技術を提供する。
本明細書が開示する電力変換器は、第1リアクトルを有している第1電圧コンバータと、第2リアクトルを有している第2電圧コンバータと、コントローラを備えている。第1電圧コンバータと第2電圧コンバータは並列に接続されている。コントローラは、第1電圧コンバータと第2電圧コンバータを制御する。コントローラは、第1リアクトルの温度が第1温度閾値を超えているとともに第2リアクトルの温度が第2温度閾値を下回っている場合は第2リアクトルに流れる電流が第1リアクトルに流れる電流よりも多くなるように第1、第2電圧コンバータを制御する。コントローラは、第2リアクトルの温度が第2温度閾値を超えているとともに第1リアクトルの温度が第1温度閾値を下回っている場合は第1リアクトルに流れる電流が第2リアクトルに流れる電流よりも多くなるように第1、第2電圧コンバータを制御する。上記のように制御することで、それぞれのリアクトルの温度が過度に高くなることを適切に抑えることができる。
本明細書が開示する電力変換器は、放熱シートを挟んで第1リアクトルに対向している冷却器と、第1リアクトルに隣接して配置されているとともに第2リアクトルから離れて配置されている別の部品を備えていてもよい。別の部品の耐熱温度は第1リアクトルの耐熱温度よりも低い。別の部品は電気部品に限られない。
第1リアクトルの温度が過度に高くなることが抑えられるので、第1リアクトルが熱膨張することによる放熱シートのはみ出し(リアクトルと冷却器の間からのはみ出し)を抑制することができる。同時に、別の部品への熱害を抑制することができる。例えば、リアクトルの従来の到達温度では、コンデンサなど、リアクトルと比較して耐熱温度が低い部品はリアクトルに隣接配置できなかった。本明細書が開示する技術によってリアクトルの到達温度を低く抑えることができたことで、コンデンサなど、リアクトルと比較して耐熱温度が低い部品をリアクトルに隣接配置できるようになった。本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
実施例の電力変換器を含む電気自動車のブロック図である。 コントローラが実行する制御のフローチャートである。 電力変換器のケース内部の部品配置を示す断面図である(1)。 電力変換器のケース内部の部品配置を示す断面図である(2)。
図面を参照して実施例の電力変換器10を説明する。電力変換器10は、電気自動車に搭載され、バッテリの直流電力を走行用モータの駆動電力に変換するデバイスである。図1に、電力変換器10を含む電気自動車100のブロック図を示す。
先に述べたように、電力変換器10は、バッテリ3の電力を、走行用の2個のモータ19a、19bの駆動電力に変換するデバイスである。電力変換器10は、2個の電圧コンバータ11a、11b、2個のインバータ6a、6b、コンデンサ4、5を備えている。
2個の電圧コンバータ11a、11bは、共通の低圧端8(低圧正極端8a、低圧負極端8b)と、共通の高圧端9(高圧正極端9a、高圧負極端9b)の間に並列に接続されている。低圧正極端8aと低圧負極端8bの間にコンデンサ4が接続されている。高圧正極端9aと高圧負極端9bの間にコンデンサ5が接続されている。コンデンサ4、5は、電圧コンバータ11a、11bに入出力する電力の電圧脈動(または電流脈動)を抑えるために備えられている。
電圧コンバータ11a、11bは、同じ構造を有しており、低圧端8に入力された直流電力を昇圧して高圧端9から出力する昇圧機能と、高圧端9に入力された直流電力を降圧して低圧端8から出力する降圧機能を有している。すなわち、電圧コンバータ11a、11bは、双方向DC-DCコンバータである。
高圧端9に、2個のインバータ6a、6bが並列に接続されている。インバータ6a、6bの回路構成は図示を省略した。インバータ6a(6b)は、電圧コンバータ11a、11bから供給される直流電力をモータ19a(19b)の駆動に適した交流電力に変換する。変換された交流電力がモータ19a(19b)に供給される。図示は省略しているが、モータ19a、19bの出力軸は、ギアセットを介して車軸と連結されている。
モータ19a、19bは、電力を使って駆動トルクを出力することが可能であるとともに、車両の慣性エネルギを使って発電することもできる。モータ19a、19bが発電した電力(回生電力)は、インバータ6a、6bによって交流から直流に変換され、電圧コンバータ11a、11bに供給される。
電圧コンバータ11aの回路構成について説明する。電圧コンバータ11aは、2個のスイッチング素子13a、14a、2個のダイオード15a、16a、リアクトル12a、温度センサ17aを備えている。2個のスイッチング素子13a、14aは、高圧正極端9aと高圧負極端9bの間に直列に接続されている。スイッチング素子13aが高圧正極端9aに近い側に位置しており、スイッチング素子14aが高圧負極端9bに近い側に位置している。
スイッチング素子13a(14a)にダイオード15a(16a)が逆並列に接続されている。スイッチング素子13a、14aの直列接続の中点と、低圧正極端8aの間にリアクトル12aが接続されている。温度センサ17aは、リアクトル12aの近傍に配置されており、リアクトル12aの温度を計測する。
スイッチング素子13aとダイオード16aが主に降圧動作に関与し、スイッチング素子14aとダイオード15aが主に昇圧動作に関与する。スイッチング素子13a、14aは、コントローラ7によって制御される。コントローラ7は、不図示の上位コントローラから低圧端8の電圧と高圧端9の電圧の目標電圧比を受信し、目標電圧比が実現されるように、スイッチング素子13a、14aを制御する。スイッチング素子13a、14bは、所定のデューティ比のPWM信号によって駆動される。コントローラ7は、目標電圧比が実現するようにデューティ比を決定する。コントローラ7は、スイッチング素子13aがオンのときにスイッチング素子14aがオフし、スイッチング素子14aがオンのときにスイッチング素子13aがオフとなるように駆動信号(PWM信号)を生成し、それぞれのスイッチング素子13a、14aに供給する。そうすると、低圧端8の電圧と高圧端9の電圧のバランスにより、昇圧と高圧が受動的に切り換わるようになる。昇圧に関与するスイッチング素子14aのデューティ比を高くし、降圧に関与するスイッチング素子13aのデューティ比を小さくすると、低圧端8と高圧端9の電圧比が大きくなる。
電圧コンバータ11bの回路構成は電圧コンバータ11aの回路構成と同じであるので詳しい説明は省略する。図1から明らかなとおり、上記した電圧コンバータ11aの説明において符号の添え字「a」を「b」に変えることで、電圧コンバータ11bの説明になる。
バッテリ3の出力は数十キロワットであり、そのような大電力が流れるとリアクトル12a、12bは、発熱し、温度が上昇する。コントローラ7は、リアクトル12a、12bの温度が過度に高くなることを防止するため、リアクトル12a、12bの温度に応じて電圧コンバータ11a、11bのそれぞれに流す電流の分担比率を調整する。電圧コンバータ11aの電圧比が電圧コンバータ11bの電圧比よりもわずかに高くなるように、スイッチング素子13a、14a、13b、14bのデューティ比を調整することで、電圧コンバータ11a(リアクトル12a)に流れる電流が電圧コンバータ11b(リアクトル12b)に流れる電流よりも多くなる。逆に、電圧コンバータ11bの電圧比が電圧コンバータ11aの電圧比よりもわずかに高くなるように、スイッチング素子13a、14a、13b、14bのデューティ比を調整することで、電圧コンバータ11b(リアクトル12b)に流れる電流が電圧コンバータ11a(リアクトル12a)に流れる電流よりも多くなる。
温度センサ17a、17bの計測データはコントローラ7に送られる。コントローラ7は、温度センサ17a、17bが計測するリアクトル12a、12bの温度に応じて電圧コンバータ11a、11bに流れる電流の分担比率を調整する。
図2にコントローラ7が実行する電流分担比率調整処理のフローチャートを示す。図2の処理は、走行中、定期的に実行される。以下では説明の便宜のため、電圧コンバータ11aを第1電圧コンバータ11aと称し、電圧コンバータ11bを第2電圧コンバータ11bと称する。また、リアクトル12aを第1リアクトル12aと称し、リアクトル12bを第2リアクトル12bと称する。図2の記号「DDC」は「電圧コンバータ」を意味する。
コントローラ7は、まず、第1リアクトル12aの温度TR1と第2リアクトル12bの温度TR2を温度センサ17a、17bから取得する(ステップS2)。第1リアクトル12aの温度TR1が所定の第1温度閾値TRth1を越えており、かつ、第2リアクトル12bの温度TR2が所定の第2温度閾値TRth2を下回っている場合は、コントローラ7は、第2電圧コンバータ11bに流れる電流が第1電圧コンバータ11aに流れる電流よりも多くなるように、第1、第2電圧コンバータ11a、11b(すなわち、スイッチング素子13a、14a、13b、14b)を制御する(ステップS3:YES、S4)。先に述べたように、第2電圧コンバータ11bの電圧比を第1電圧コンバータ11aの電圧比よりもわずかに高く設定することで、第1電圧コンバータ11aよりも第2電圧コンバータ11bに多くの電流を流すことができる。その結果、第2リアクトル12bに流れる電流が第1リアクトル12aに流れる電流よりも多くなる。
第1温度閾値TRth1は、第1リアクトル12aの耐熱上限温度から所定の安全マージンを減じた値に設定されている。第2温度閾値TRth2は、第2リアクトル12bの耐熱上限温度から所定の安全マージンを減じた値に設定されている。
一方、第2リアクトル12bの温度TR2が第2温度閾値TRth2を越えており、かつ、第1リアクトル12aの温度TR1が第1温度閾値TRth1を下回っている場合は、コントローラ7は、第1電圧コンバータ11aに流れる電流が第2電圧コンバータ11bに流れる電流よりも多くなるように、第1、第2電圧コンバータ11a、11b(すなわち、スイッチング素子13a、14a、13b、14b)を制御する(ステップS5:YES、S6)。その結果、第1リアクトル12aに流れる電流が第2リアクトル12bに流れる電流よりも多くなる。
ステップS3の条件とステップS5の条件のいずれもがNOの場合、コントローラ7は、第1電圧コンバータ11aに流れる電流と第2電圧コンバータ11bに流れる電流が等しくなるように、第1、第2電圧コンバータ11a、11b(すなわち、スイッチング素子13a、14a、13b、14b)を制御する(ステップS3:NO、S5:NO、S7)。そうすると、第1リアクトル12aと第2リアクトル12bに等しく電流が流れる。
上記の処理の効果は次の通りである。コントローラ7は、第1リアクトル12aの温度TR1が高くなっており(TR1>TRth1)、かつ、第2リアクトル12bには温度の余裕がある場合(TR2<TRth2)、第2電圧コンバータ11b(すなわち第2リアクトル12b)により多くの電流を流し、第1リアクトル12aの温度上昇を抑制する。逆に、コントローラ7は、第2リアクトル12bの温度TR2が高くなっており(TR2>TRth2)、かつ、第1リアクトル12aには温度の余裕がある場合(TR1<TRth1)、第1電圧コンバータ11a(すなわち第1リアクトル12a)により多くの電流を流し、第2リアクトル12bの温度上昇を抑制する。図2の処理によって、第1リアクトル12aと第2リアクトル12bのそれぞれの温度が過度に高くなることを抑制することができる。
なお、第1リアクトル12aの温度TR1が第1温度閾値TRth1よりも高く、かつ、第2リアクトル12bの温度TR2が第2温度閾値TRth2よりも高い場合は、コントローラ7は、第1電圧コンバータ11aに流れる電流が第2電圧コンバータ11bに流れる電流と等しくなるように、スイッチング素子13a、14a、13b、14bを制御する。
電力変換器10のハードウエアの構造について説明する。図3に、電力変換器10のケースの一側板をカットした断面図を示す。図4に、ケースの別の一側板をカットした断面図を示す。図3は、図4の座標系において+Y側の側板をカットした断面に相等する。図4は、図3の座標系において-X側の側板をカットした断面に相当する。
ケース21は、複数の冷却器32と複数の半導体モジュール33の積層体、基板31、第1リアクトル12a、第2リアクトル12b、冷却器34、コンデンサモジュール36、電圧コンバータ37を収容している。図3では、左端の2個の冷却器のみに符号32を付し、積層体内の他の冷却器には符号を省略した。同様に、左端の半導体モジュールにのみ符号33を付し、積層体内の他の半導体モジュールには符号を省略した。
電圧コンバータ37は、図1では図示していないが、バッテリ3の電圧を降圧して補機バッテリ(不図示)に供給するデバイスである。図4では、電圧コンバータ37は仮想線で描いてあり、その後側に位置する第2リアクトル12bが見えるようにしてある。
複数の半導体モジュール33のそれぞれには、2個のスイッチング素子と2個のダイオードが収容されている。半導体モジュール33の本体は樹脂製のパッケージであり、そのパッケージの内部で2個のスイッチング素子は直列に接続されている。パッケージの内部でそれぞれのスイッチング素子にダイオードが逆並列に接続されている。
1個の半導体モジュール33が図1のスイッチング素子13a、14a、ダイオード15a、16bを収容しており、別の半導体モジュール33がスイッチング素子13b、14b、ダイオード15b、16bを収容している。残りの半導体モジュール33は、インバータ6a、6bのスイッチング素子(不図示)を収容している。
複数の半導体モジュール33のそれぞれから制御端子39が伸びており、制御端子39は基板31に接続されている。基板31には、図1に示したコントローラ7を構成する回路が実装されており、基板31から制御端子39を通して半導体モジュール33の内部のスイッチング素子が制御される。
半導体モジュール33には、内部のスイッチング素子の直列接続の高電位端、中点、低電位端のそれぞれと接続されるパワー端子が延びているが、その図示は省略した。それぞれのパワー端子と他のデバイスを接続するバスバも図示を省略してある。例えば、2個のスイッチング素子の直列接続の中点とリアクトルを接続するバスバは図示が省略されている。
第1リアクトル12aは、放熱シート35を挟んで冷却器34と対向している。冷却器34は、ケース21の中仕切り板22に固定されている。図4に示されているように、第1リアクトル12aに隣接してコンデンサモジュール36が位置している。コンデンサモジュール36の内部には複数のコンデンサ素子が収容されている。いくつかのコンデンサ素子が図1のコンデンサ4に対応しており、残りのコンデンサ素子が図1のコンデンサ5に対応している。
第2リアクトル12bは、ケース21の底面23に固定されている。第2リアクトル12bには冷却器が触れておらず、また、第2リアクトル12bは、コンデンサモジュール36から遠い位置に配置されている。
上記したハードウエア構成の場合、第1リアクトル12aの温度が過度に高くなることが抑えられるので、第1リアクトル12aが熱膨張することによる放熱シート35のはみ出し(第1リアクトル12aと冷却器34の間からのはみ出し)を抑制することができる。また、第1リアクトル12aに隣接しているコンデンサモジュール36への熱害を抑制することができる。コンデンサモジュール36は、第1リアクトル12aと比較すると耐熱温度が低い。従来の技術では、コンデンサモジュール36を第1リアクトル12aに隣接配置することができなかった。上記した制御によって第1リアクトル12aの温度が過度に高くなることが抑えられることで、耐熱温度の低いコンデンサモジュール36を第1リアクトル12aに隣接配置できるようになった。
図3、図4で示したハードウエア構成は、本明細書が開示する技術の一例である。ただし、図3、図4のハードウエア構成を有している場合、コントローラ7は、第2リアクトル12bの温度TR2>第2温度閾値TRth2であり、かつ、第1リアクトル12aの温度TR1<第1温度閾値TRth1が成立するが、第1リアクトル12aの温度TR1が上昇中である場合は、第1電圧コンバータ11a(第1リアクトル12a)と第2電圧コンバータ11b(第2リアクトル12b)に流れる電流が等しくなるように、スイッチング素子13a、14a、13b、14bを制御してもよい。第1リアクトル12aは冷却器34に接しており、第2リアクトル12bは冷却器に接していない場合、上記の条件は通常では成立し得ない。上記の条件が成立する場合とは、温度センサあるいは電流センサで異常が生じている可能性がある。そのような場合は、第1リアクトル12aと第2リアクトル12bに等しく電流を流すことが望ましい。
実施例で説明した技術に関する留意点を述べる。図3、図4で示した部品レイアウトは一例である。本明細書が開示する技術は、放熱シートを挟んで第1リアクトルに対向している冷却器と、第1リアクトルに隣接して配置されているとともに第2リアクトルから離れて配置されている別の電気部品とを備えた電力変換器に適用することができる。
図2のフローチャートのステップS3において、TR1>TRth1を、TR1≧TRth1としてもよい。あるいは逆に、TR2<TRth2を、TR2≦TRth2としてもよい。同様にステップS5において、TR2>TRth2を、TR2≧TRth2としてもよいし、あるいは逆に、TR1<TRth1を、TR1≦TRth1としてもよい。
第1リアクトル12aに隣接配置される部品は、コンデンサモジュール36に限られない。第1リアクトル12aに隣接配置される部品は、電気部品に限られない。第1リアクトル12aに隣接配置される部品は、リアクトル12aよりも耐熱温度の低い部品であってもよく、もちろん、リアクトル12aよりも耐熱温度の高い部品であってもよい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
3:バッテリ
4、5:コンデンサ
6a、6b:インバータ
7:コントローラ
10:電力変換器
11a、11b:電圧コンバータ
12a、12b:リアクトル
13a、13b、14a、14b:スイッチング素子
15a、15b、16a、16b:ダイオード
17a、17b:温度センサ
19a、19b:モータ
21:ケース
22:中仕切り板
23:底面
31:基板
32、34:冷却器
33:半導体モジュール
35:放熱シート
36:コンデンサモジュール
37:電圧コンバータ
100:電気自動車

Claims (2)

  1. 第1リアクトルを有している第1電圧コンバータと、
    第2リアクトルを有しており、前記第1電圧コンバータに並列に接続されている第2電圧コンバータと、
    前記第1電圧コンバータと前記第2電圧コンバータを制御するコントローラと、
    を備えており、
    前記コントローラは、
    前記第1リアクトルの温度が第1温度閾値を超えているとともに前記第2リアクトルの温度が第2温度閾値を下回っている場合は前記第2リアクトルに流れる電流が前記第1リアクトルに流れる電流よりも多くなるように前記第1、第2電圧コンバータを制御し、
    前記第2リアクトルの温度が前記第2温度閾値を超えているとともに前記第1リアクトルの温度が前記第1温度閾値を下回っている場合は前記第1リアクトルに流れる電流が前記第2リアクトルに流れる電流よりも多くなるように前記第1、第2電圧コンバータを制御する、電力変換器。
  2. 放熱シートを挟んで前記第1リアクトルに対向している冷却器と、
    前記第1リアクトルに隣接して配置されているとともに前記第2リアクトルから離れて配置されており、耐熱性が前記第1リアクトルの耐熱性よりも低い部品と、
    を備えている、請求項1に記載の電力変換器。
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