JP7113659B2 - 空気調和装置 - Google Patents
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Description
本発明の実施の形態1に係る空気調和装置について説明する。図1は、本実施の形態に係る空気調和装置の構成を示す冷媒回路図である。図1に示すように、空気調和装置は、冷媒を循環させる冷媒回路30を有している。冷媒回路30は、圧縮機11、四方弁12、室外熱交換器13、膨張弁14、第1熱交換器23及び第2熱交換器24が冷媒配管を介して接続された構成を有している。第1熱交換器23及び第2熱交換器24は、冷媒回路30において互いに並列に接続されている。第1熱交換器23及び第2熱交換器24はいずれも、冷媒と空気との熱交換を行う熱交換器である。以下の説明では、便宜上、第1熱交換器23を経由する冷媒回路30を冷媒回路30aという場合があり、第2熱交換器24を経由する冷媒回路30を冷媒回路30bという場合がある。冷媒回路30は、少なくとも冷房運転を実行できるように構成されている。冷房運転時には、室外熱交換器13が凝縮器として機能し、第1熱交換器23及び第2熱交換器24が蒸発器として機能する。
冷房運転時の冷媒回路30aは、圧縮機11の吐出口、四方弁12、室外熱交換器13、膨張弁14、流量制御弁25、第1熱交換器23、及び圧縮機11の吸入口が、冷媒配管を介してこの順に接続された構成を有する。冷房運転時の冷媒回路30bは、圧縮機11の吐出口、四方弁12、室外熱交換器13、膨張弁14、第2熱交換器24、及び圧縮機11の吸入口が、冷媒配管を介してこの順に接続された構成を有する。
冷房運転時には、圧縮機11で圧縮された高温高圧のガス冷媒が室外熱交換器13に流入する。冷房運転時には、室外熱交換器13は凝縮器として機能する。これにより、室外熱交換器13では、ガス冷媒が凝縮して液冷媒となる。冷媒の凝縮熱は、室外熱交換器13を通過する室外空気に放熱される。室外熱交換器13で凝縮した液冷媒は、膨張弁14で減圧されて低温低圧の二相冷媒となる。膨張弁14で減圧された二相冷媒は、冷媒回路30aでは流量制御弁25を経て第1熱交換器23に流入し、冷媒回路30bでは第2熱交換器24に流入する。冷房運転時には、第1熱交換器23及び第2熱交換器24は蒸発器として機能する。これにより、第1熱交換器23及び第2熱交換器24に流入した二相冷媒は、蒸発してガス冷媒となる。冷媒の蒸発熱は、第1熱交換器23及び第2熱交換器24を通過する室内空気から吸熱される。第1熱交換器23及び第2熱交換器24で蒸発したガス冷媒は、圧縮機11に吸入されて再度圧縮される。冷房運転では、以上のサイクルが連続的に繰り返される。
次に、冷房吸着運転時の動作について説明する。冷房吸着運転は、例えば、後述する冷房脱着運転の後に実行される。図2は、本実施の形態に係る空気調和装置の冷房吸着運転時の動作を示す図である。冷房吸着運転時には、冷媒回路30が上記の冷房運転と同様に動作する。また、流量制御弁25の開度は相対的に高開度に設定される。これにより、第1熱交換器23に流れる冷媒の流量が大きくなり、第1熱交換器23の熱交換量比が大きくなる。また、水分吸脱着装置22の吸着部材は、例えば周囲空気の相対湿度で飽和しており、水分の保持量が相対的に少ない状態にある。
次に、冷房脱着運転の動作について説明する。冷房脱着運転は、例えば冷房吸着運転の後に実行される。図4は、本実施の形態に係る空気調和装置の冷房脱着運転時の動作を示す図である。冷房脱着運転時には、冷媒回路30が上記の冷房運転と同様に動作し、流量制御弁25の開度が相対的に低開度に設定される。これにより、第1熱交換器23に冷媒が流れなくなるか、又は第1熱交換器23に流れる冷媒の流量が小さくなり、第1熱交換器23の熱交換量比が小さくなる。また、水分吸脱着装置22の吸着部材は、例えば冷房吸着運転で水分吸脱着装置22に流入した空気の相対湿度で飽和しており、水分の保持量が相対的に多い状態にある。
水分吸脱着装置22は、風路200に対して静止しており、風路200に固定して取り付けられている。室内機20には、水分吸脱着装置22を駆動するような駆動装置は設けられていない。水分吸脱着装置22は、多孔質平板を用いて形成されている。この多孔質平板は、通風断面積を大きくできるように、風路200のうち水分吸脱着装置22が配置される箇所の管路断面に沿った多角形状の形状を有している。また、多孔質平板には、当該多孔質平板の厚さ方向に空気を通過させる複数の小透孔が形成されている。多孔質平板の表面には、空気中の水分を吸着する吸着部材が形成されている。すなわち、本実施の形態の水分吸脱着装置22は、多孔質平板と、その表面に形成された吸着部材と、を有している。吸着部材は、多孔質平板の表面に吸着剤が塗布されることによって層状に形成されている。また、吸着部材は、含浸により多孔質平板の表面に担持されていてもよいし、表面処理により多孔質平板の表面に形成されていてもよい。
本実施の形態では、除湿を行う際に冷房吸着運転と冷房脱着運転とを交互に実行する必要がある。冷房吸着運転と冷房脱着運転とを切り替えるタイミングは、各運転が開始されてからの時間などに基づいて判断される。例えば、冷房吸着運転と冷房脱着運転とは10分毎に切り替えられる。本実施の形態の冷房吸着運転及び冷房脱着運転では、室外のように環境変化が大きい空間の空気ではなく、室内などの環境変化が小さい空間の空気を用いて、吸着部材に対する水分の吸着及び脱着が行われる。このため、吸着部材が平衡状態となる条件を予測しやすくなる。したがって、あらかじめ設定された切替時間で冷房吸着運転と冷房脱着運転とが切り替えられたとしても、冷房吸着運転では吸着部材の吸着能力を十分に発揮させることができ、冷房脱着運転では吸着部材の脱着能力を十分に発揮させることができる。これにより、除湿能力を維持した連続的な除湿運転が可能となる。除湿能力を最適化するために、切替時間の設定を外部からの操作により変更できるようになっていてもよい。
本発明の実施の形態2に係る空気調和装置について説明する。高気密かつ高断熱の住宅では、低能力での冷房時にも除湿が必要となる。しかしながら、上記実施の形態1の冷房吸着運転では、第1熱交換器23及び第2熱交換器24での熱交換面積が大きいため、除湿能力を確保すると顕熱処理能力が必要以上に大きくなってしまう。これにより、顕熱負荷が小さいときには、圧縮機11の運転及び停止が高頻度で繰り返されてしまう。したがって、室温の変動が生じたり、起動入力の増大による省エネルギー性の悪化が生じたりする場合があった。本実施の形態では、冷房吸着運転及び冷房脱着運転に加えて、顕熱処理能力を抑えつつ除湿能力が確保できる除湿優先運転が実行される。このため、本実施の形態では、上記のような室温の変動及び省エネルギー性の悪化を抑えることができる。
図12は、本実施の形態に係る空気調和装置の除湿優先運転時の動作を示す図である。除湿優先運転は、例えば冷房脱着運転の後に実行される。除湿優先運転時には、流量制御弁25の開度が相対的に高開度に設定される。これにより、第1熱交換器23に流れる冷媒の流量が大きくなり、第1熱交換器23における冷媒と空気との熱交換量が多くなる。また、除湿優先運転時には、流量制御弁26の開度が相対的に低開度に設定される。これにより、第2熱交換器24に冷媒が流れなくなるか、又は第2熱交換器24に流れる冷媒の流量が小さくなり、第2熱交換器24における冷媒と空気との熱交換量が少なくなる。水分吸脱着装置22の吸着部材は、例えば冷房脱着運転で流入する空気の相対湿度で飽和しており、水分の保持量が相対的に少ない状態にある。
本実施の形態では、除湿を行う際に冷房吸着運転、冷房脱着運転及び除湿優先運転を切り替えて実行する必要がある。これらの運転は、冷房負荷、例えば室温と設定温度との温度差に基づいて切り替えることができる。室温は、室内機20の吸込空気温度を検出する温度センサー又は室内空間に設置された温度センサーからの出力信号に基づいて取得される、室内空間の実際の温度である。設定温度は、室温の制御目標値として設定される温度である。例えば、室温が設定温度以上である場合において、室温と設定温度との温度差の絶対値が閾値温度差よりも大きいときには、冷房吸着運転と冷房脱着運転とが交互に切り替えられる。室温が設定温度以上である場合において、室温と設定温度との温度差の絶対値が閾値温度差以下であるときには、冷房脱着運転と除湿優先運転とが交互に切り替えられる。室温が設定温度よりも低い場合にも、冷房脱着運転と除湿優先運転とが交互に切り替えられる。これにより、冷房負荷が小さい場合には、除湿能力が高く顕熱処理能力が低い除湿優先運転が実行されるため、室温の変動及び省エネルギー性の悪化を抑えつつ除湿を行うことができる。一方、冷房負荷が大きい場合には、除湿能力及び顕熱処理能力が高い冷房吸着運転が実行される。冷房吸着運転と冷房脱着運転とが切り替えられるタイミング、及び冷房脱着運転と除湿優先運転とが切り替えられるタイミングは、実施の形態1と同様に、時間に基づいて判断されるようにしてもよい。
本発明の実施の形態3に係る空気調和装置について説明する。水分吸脱着装置22は熱容量を持っているため、上記実施の形態1及び2では、吸着運転である冷房吸着運転又は除湿優先運転と、脱着運転である冷房脱着運転と、の切替えが行われるときには熱損失が発生してしまう。また、上記実施の形態1及び2では、第1熱交換器23と第2熱交換器24との間に水分吸脱着装置22が配置されているため、室内機20が大型化してしまう場合がある。本実施の形態では、第1熱交換器及び第2熱交換器のいずれとも別体となる水分吸脱着装置が設けられておらず、第1熱交換器と吸着部材とが一体化した吸着熱交換器が設けられている。これにより、吸着部材又は水分吸脱着装置の熱容量を削減することができるとともに、室内機20の大型化を回避することができる。
本発明の実施の形態4に係る空気調和装置について説明する。図22は、本実施の形態に係る空気調和装置の構成を示す冷媒回路図である。図22に示すように、本実施の形態の室内機20には、第1風路200aと、第2風路200bと、第1風路200aと第2風路200bとを切り替える風路切替装置40と、が設けられている。第1風路200aは、第1熱交換器23、水分吸脱着装置22及び第2熱交換器24をこの順に経由するように構成されている。一方、第2風路200bは、第1熱交換器23を経由せず、水分吸脱着装置22及び第2熱交換器24をこの順に経由するように構成されている。すなわち、第2風路200bは、第1風路200aに対して、第1熱交換器23を迂回するバイパス風路として機能する。
Claims (13)
- 空気調和対象空間の空気が吸い込まれる吸込口、前記空気調和対象空間に調和空気が吹き出される吹出口、及び前記吸込口と前記吹出口とを連通する風路が形成された筐体と、
前記風路に配置され、冷媒を循環させる冷媒回路の蒸発器として機能し、前記冷媒と空気との熱交換を行う第1熱交換器と、
前記風路のうち前記第1熱交換器の下流側に配置され、前記冷媒回路の蒸発器として機能し、前記冷媒と空気との熱交換を行う第2熱交換器と、
前記第1熱交換器での熱交換量と前記第2熱交換器での熱交換量との和に対する前記第1熱交換器での熱交換量の比を前記第1熱交換器の熱交換量比と定義したとき、前記第1熱交換器の熱交換量比が第1の値となる第1状態と、前記第1熱交換器の熱交換量比が前記第1の値よりも小さい第2の値となる第2状態と、を切り替えるように構成された切替装置と、
空気中の水分を吸着する吸着部材を有し、前記風路のうち前記第1熱交換器の下流側であって前記第2熱交換器の上流側に配置された水分吸脱着装置と、
を備え、
前記第1熱交換器及び前記第2熱交換器は、前記冷媒回路で互いに直列に接続されており、
前記冷媒回路は、前記第1熱交換器を迂回するバイパス回路を有しており、
前記切替装置は、前記第1熱交換器を流通する前記冷媒の流量と前記バイパス回路を流通する前記冷媒の流量との流量比を、前記第1状態と前記第2状態との間で切り替えるように構成されている空気調和装置。 - 空気調和対象空間の空気が吸い込まれる吸込口、前記空気調和対象空間に調和空気が吹き出される吹出口、及び前記吸込口と前記吹出口とを連通する風路が形成された筐体と、
前記風路に配置され、冷媒を循環させる冷媒回路の蒸発器として機能し、前記冷媒と空気との熱交換を行う第1熱交換器と、
前記風路のうち前記第1熱交換器の下流側に配置され、前記冷媒回路の蒸発器として機能し、前記冷媒と空気との熱交換を行う第2熱交換器と、
前記第1熱交換器での熱交換量と前記第2熱交換器での熱交換量との和に対する前記第1熱交換器での熱交換量の比を前記第1熱交換器の熱交換量比と定義したとき、前記第1熱交換器の熱交換量比が第1の値となる第1状態と、前記第1熱交換器の熱交換量比が前記第1の値よりも小さい第2の値となる第2状態と、を切り替えるように構成された切替装置と、
を備え、
前記第1熱交換器の表面には、空気中の水分を吸着する吸着部材が塗布又は担持され、
前記第1熱交換器及び前記第2熱交換器は、前記冷媒回路で互いに直列に接続されており、
前記冷媒回路は、前記第1熱交換器を迂回するバイパス回路を有しており、
前記切替装置は、前記第1熱交換器を流通する前記冷媒の流量と前記バイパス回路を流通する前記冷媒の流量との流量比を、前記第1状態と前記第2状態との間で切り替えるように構成されている空気調和装置。 - 空気調和対象空間の空気が吸い込まれる吸込口、前記空気調和対象空間に調和空気が吹き出される吹出口、及び前記吸込口と前記吹出口とを連通する風路が形成された筐体と、
前記風路に配置され、冷媒を循環させる冷媒回路の蒸発器として機能し、前記冷媒と空気との熱交換を行う第1熱交換器と、
前記風路のうち前記第1熱交換器の下流側に配置され、前記冷媒回路の蒸発器として機能し、前記冷媒と空気との熱交換を行う第2熱交換器と、
前記第1熱交換器での熱交換量と前記第2熱交換器での熱交換量との和に対する前記第1熱交換器での熱交換量の比を前記第1熱交換器の熱交換量比と定義したとき、前記第1熱交換器の熱交換量比が第1の値となる第1状態と、前記第1熱交換器の熱交換量比が前記第1の値よりも小さい第2の値となる第2状態と、を切り替えるように構成された切替装置と、
空気中の水分を吸着する吸着部材を有し、前記風路のうち前記第1熱交換器の下流側であって前記第2熱交換器の上流側に配置された水分吸脱着装置と、
を備え、
前記風路は、前記第1熱交換器を迂回するバイパス風路を有しており、
前記切替装置は、前記第1熱交換器を流通する空気の風量と前記バイパス風路を流通する空気の風量との風量比を、前記第1状態と前記第2状態との間で切り替えるように構成されている空気調和装置。 - 空気調和対象空間の空気が吸い込まれる吸込口、前記空気調和対象空間に調和空気が吹き出される吹出口、及び前記吸込口と前記吹出口とを連通する風路が形成された筐体と、
前記風路に配置され、冷媒を循環させる冷媒回路の蒸発器として機能し、前記冷媒と空気との熱交換を行う第1熱交換器と、
前記風路のうち前記第1熱交換器の下流側に配置され、前記冷媒回路の蒸発器として機能し、前記冷媒と空気との熱交換を行う第2熱交換器と、
前記第1熱交換器での熱交換量と前記第2熱交換器での熱交換量との和に対する前記第1熱交換器での熱交換量の比を前記第1熱交換器の熱交換量比と定義したとき、前記第1熱交換器の熱交換量比が第1の値となる第1状態と、前記第1熱交換器の熱交換量比が前記第1の値よりも小さい第2の値となる第2状態と、を切り替えるように構成された切替装置と、
を備え、
前記第1熱交換器の表面には、空気中の水分を吸着する吸着部材が塗布又は担持され、
前記風路は、前記第1熱交換器を迂回するバイパス風路を有しており、
前記切替装置は、前記第1熱交換器を流通する空気の風量と前記バイパス風路を流通する空気の風量との風量比を、前記第1状態と前記第2状態との間で切り替えるように構成されている空気調和装置。 - 空気調和対象空間の空気が吸い込まれる吸込口、前記空気調和対象空間に調和空気が吹き出される吹出口、及び前記吸込口と前記吹出口とを連通する風路が形成された筐体と、
前記風路に配置され、冷媒を循環させる冷媒回路の蒸発器として機能し、前記冷媒と空気との熱交換を行う第1熱交換器と、
前記風路のうち前記第1熱交換器の下流側に配置され、前記冷媒回路の蒸発器として機能し、前記冷媒と空気との熱交換を行う第2熱交換器と、
前記第1熱交換器での熱交換量と前記第2熱交換器での熱交換量との和に対する前記第1熱交換器での熱交換量の比を前記第1熱交換器の熱交換量比と定義したとき、前記第1熱交換器の熱交換量比が第1の値となる第1状態と、前記第1熱交換器の熱交換量比が前記第1の値よりも小さい第2の値となる第2状態と、を切り替えるように構成された切替装置と、
空気中の水分を吸着する吸着部材を有し、前記風路のうち前記第1熱交換器の下流側であって前記第2熱交換器の上流側に配置された水分吸脱着装置と、
を備え、
前記切替装置は、さらに、前記第2状態と第3状態とを切り替えるように構成されており、
前記第3状態における前記第1熱交換器での熱交換量は、前記第2状態における前記第1熱交換器での熱交換量よりも多くなっており、前記第3状態における前記第2熱交換器での熱交換量は、前記第2状態における前記第2熱交換器での熱交換量よりも少なくなっている空気調和装置。 - 空気調和対象空間の空気が吸い込まれる吸込口、前記空気調和対象空間に調和空気が吹き出される吹出口、及び前記吸込口と前記吹出口とを連通する風路が形成された筐体と、
前記風路に配置され、冷媒を循環させる冷媒回路の蒸発器として機能し、前記冷媒と空気との熱交換を行う第1熱交換器と、
前記風路のうち前記第1熱交換器の下流側に配置され、前記冷媒回路の蒸発器として機能し、前記冷媒と空気との熱交換を行う第2熱交換器と、
前記第1熱交換器での熱交換量と前記第2熱交換器での熱交換量との和に対する前記第1熱交換器での熱交換量の比を前記第1熱交換器の熱交換量比と定義したとき、前記第1熱交換器の熱交換量比が第1の値となる第1状態と、前記第1熱交換器の熱交換量比が前記第1の値よりも小さい第2の値となる第2状態と、を切り替えるように構成された切替装置と、
を備え、
前記第1熱交換器の表面には、空気中の水分を吸着する吸着部材が塗布又は担持され、
前記切替装置は、さらに、前記第2状態と第3状態とを切り替えるように構成されており、
前記第3状態における前記第1熱交換器での熱交換量は、前記第2状態における前記第1熱交換器での熱交換量よりも多くなっており、前記第3状態における前記第2熱交換器での熱交換量は、前記第2状態における前記第2熱交換器での熱交換量よりも少なくなっている空気調和装置。 - 前記切替装置が前記第2状態に切り替えられてからの経過時間が第3閾値時間に達した場合には、前記切替装置が前記第2状態から前記第3状態に切り替えられ、
前記切替装置が前記第3状態に切り替えられてからの経過時間が第4閾値時間に達した場合には、前記切替装置が前記第3状態から前記第2状態に切り替えられる請求項5又は請求項6に記載の空気調和装置。 - 前記第4閾値時間は、前記第3閾値時間と同一又はそれより長くなっている請求項7に記載の空気調和装置。
- 前記空気調和対象空間の設定温度と、前記空気調和対象空間の実際の温度と、の温度差の絶対値が閾値温度差以下の場合には、前記切替装置が前記第2状態と前記第3状態との間で交互に切り替えられ、
前記温度差の絶対値が前記閾値温度差よりも大きい場合には、前記切替装置が前記第1状態と前記第2状態との間で交互に切り替えられる請求項5~請求項8のいずれか一項に記載の空気調和装置。 - 前記第1熱交換器及び前記第2熱交換器は、前記冷媒回路で互いに並列に接続されており、
前記切替装置は、前記第1熱交換器を流通する前記冷媒の流量と前記第2熱交換器を流通する前記冷媒の流量との流量比を、前記第1状態と前記第2状態との間で切り替えるように構成されている請求項5~請求項9のいずれか一項に記載の空気調和装置。 - 相対湿度60%の空気に対する前記吸着部材の単位質量当たりの平衡吸着量xと、相対湿度80%の空気に対する前記吸着部材の単位質量当たりの平衡吸着量yとが、y/x≧1.2の関係を満たし、かつ、
前記吸着部材の単位質量当たりの平衡吸着量の最大値が0.2[g/g]以上である請求項1~請求項10のいずれか一項に記載の空気調和装置。 - 前記切替装置が前記第1状態に切り替えられてからの経過時間が第1閾値時間に達した場合には、前記切替装置が前記第1状態から前記第2状態に切り替えられ、
前記切替装置が前記第2状態に切り替えられてからの経過時間が第2閾値時間に達した場合には、前記切替装置が前記第2状態から前記第1状態に切り替えられる請求項1~請求項11のいずれか一項に記載の空気調和装置。 - 前記第1閾値時間は、前記第2閾値時間と同一又はそれより長くなっている請求項12に記載の空気調和装置。
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