JP7103371B2 - オルガノポリシロキサン組成物 - Google Patents
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Description
1.(A)ケイ素原子に結合したアルケニル基を1分子中に少なくとも2個有するオルガノポリシロキサン、
(B)ケイ素原子に結合した水素原子を1分子中に少なくとも2個有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン、
(C)白金ヒドロシリル化触媒、及び
(D)下記式(1-1)若しくは(1-2)
R1-Si(R1)a{〔X-Si(R1)2〕b-R1}c (1-1)
R1-Si(R1)a{(Zi)}c (1-2)
[式中、R1は、互いに独立して、炭素数1~30のアルキル基、炭素数2~30のアルケニル基、炭素数2~30のアルキニル基、炭素数6~30のアリール基、炭素数7~30のアラルキル基、炭素数1~30のアルコキシ基、及び下記式(2)
-Y-NC (2)
(式中、Yは、直鎖、分岐状又は環状のいずれでもよい炭素数1~30のアルキレン基、炭素数6~30のアリーレン基、又は炭素数7~30のアラルキレン基である。)
で表される有機基から選ばれる1価有機基であり、かつ全R1基の中の1~3個が式(2)で示される有機基であり、
Xは、互いに独立して、酸素原子、又は炭素数1~30のアルキレン基、炭素数6~30のアリーレン基、又は炭素数7~30のアラルキレン基である。)。
aは0~3の整数、cは0~3の整数、かつa+cは3、bは1~300の整数であり、Ziは-X-Si(R1)j(Zi+1)(3-j)で表される基である。
(式中、iは階層を示し、i=1~10、jは0~3の整数であり、全階層のうち少なくとも1つのjは0又は1であり、Z i+1 は、最下階層においてR 1 である。)]
で表される化合物、又は
-OSi(R1)2-単位(ただし、R1は上記と同じである。)で繰り返し数3~10の環構造が形成されてなる環状ポリシロキサン化合物
を含有するオルガノポリシロキサン組成物。
2.(A)成分が、下記平均組成式(3)
R2 dR3 eSiO(4-d-e)/2 (3)
(式中、R2は同一又は異種のアルケニル基であり、R3は同一又は異種のアルケニル基以外のケイ素原子に結合する有機基である。dは0<d≦3、eは0≦e<3であり、0<d+e≦3である。ただし、1分子あたりR2のアルケニル基を少なくとも2つを有するように選択される。)
で表されるオルガノポリシロキサンであり、(B)成分が、下記平均組成式(4)
R4 gHhSiO(4-g-h)/2 (4)
(式中、R4は、同一又は異種のケイ素原子に結合する水素原子以外の有機基であり、0<g<3、0<h<3、0<g+h≦3である。但し、1分子あたりケイ素原子に結合する水素原子を少なくとも2つを有する。)
で表されるオルガノハイドロジェンポリシロキサンである請求項1記載のオルガノポリシロキサン組成物。
3.上記式(1-1)において、aが0、1又は2である1又は2記載のオルガノポリシロキサン組成物。
4.上記式(1-1)若しくは(1-2)で表される化合物、又は上記環状ポリシロキサン化合物において、全R1基の中の1個が式(2)で示される有機基である請求項1~3のいずれかに記載のオルガノポリシロキサン組成物。
5.上記式(1-1)又は(1-2)において、Xが酸素原子である1~4のいずれかに記載のオルガノポリシロキサン組成物。
6.(D)成分の配合量が、(C)成分における白金1原子に対して、(D)成分の式(2)で表される基が2~20当量となる量である1~5のいずれかに記載のオルガノポリシロキサン組成物。
[(A)成分]
(A)成分は、ケイ素原子に結合したアルケニル基を1分子中に少なくとも2個有するオルガノポリシロキサンであり、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。(A)成分としては、下記平均組成式(3)で表されるオルガノポリシロキサンが挙げられる。
R2 dR3 eSiO(4-d-e)/2 (3)
(式中、R2は同一又は異種のアルケニル基であり、R3はアルケニル基以外のケイ素原子に結合する有機基である。dは0<d≦3、eは0≦e<3であり、0<d+e≦3である。ただし、1分子あたりR2のアルケニル基を少なくとも2つを有する。)
(B)成分は、ケイ素原子に結合した水素原子を1分子中に少なくとも2個有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンであり、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。(B)成分としては、下記平均組成式(4)で表されるものが挙げられる。
R4 gHhSiO(4-g-h)/2 (4)
(式中、R4は、同一又は異種のケイ素原子に結合する水素原子以外の有機基であり、0<g<3、0<h<3、0<g+h≦3である。但し、1分子あたりケイ素原子に結合する水素原子を少なくとも2つを有する。)
本発明における(C)は、ヒドロシリル化反応に活性を持つ白金ヒドロシリル化触媒である。このような白金ヒドロシリル化触媒は公知のものが使用でき、例えば、塩化白金酸、塩化白金酸のアルコールによる変性物、白金の各種オレフィンとの錯体等が挙げられる。特に、触媒活性の点から、アルケニル基を複数有するシロキサン類と白金との錯体が好ましい。(C)成分の配合量としては、特に制限はないが、硬化性と経済的な観点から、(A)成分及び(B)成分の合計量に対して1~1,000ppmの範囲が好ましい。
本発明の(D)成分は、(1-1)又は(1-2)
R1-Si(R1)a{〔X-Si(R1)2〕b-R1}c (1-1)
R1-Si(R1)a{(Zi)}c (1-2)
[式中、R1は、互いに独立して、置換されていてもよく、酸素、窒素、硫黄及びリンから選ばれる原子が1個又はそれ以上介在していてもよい炭素数1~30の1価有機基、及び下記式(2)
-Y-NC (2)
(式中、Yは、酸素、窒素、硫黄及びリンから選ばれる原子が1個又はそれ以上介在していてもよい、非置換又は置換の炭素数1~30の2価有機基である。)
で表される有機基から選択される1価有機基であり、かつ全R1基の中の1~3個が式(2)で示される有機基であり、
Xは、互いに独立して、酸素原子、又は酸素、窒素、硫黄及びリンから選ばれる原子が1個又はそれ以上介在していてもよい、非置換又は置換の炭素数1~30の2価有機基であり、R1の2つが結合して架橋基Zとなって環構造を形成してもよく(但し、ZはXと同じ意味である。)、
aは0~3の整数、cは0~3の整数、かつa+cは3、bは1~300の整数であり、Ziは-X-Si(R1)j(Zi+1)(3-j)で表される基である。
(式中、iは階層を示し、i=1~10、jは0~3の整数であり、全階層のうち少なくとも1つのjは0又は1であり、最下階層はj=3である。)]
で表される化合物であり、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
式(1)において、R1は、互いに独立して、置換されていてもよく、酸素、窒素、硫黄及びリンから選ばれる原子が1個又はそれ以上介在していてもよい炭素数1~30の1価有機基、及び下記式(2)の有機基から選ばれる1価有機基である。
R1-Si(R1)a{(Zi)}c (1-2)
(式中、Ziは-X-Si(R1)j(Zi+1)(3-j)で表される基であり、iは階層を示し、i=1~10、好ましくはi=1~3であり、jは0~3の整数であり、全階層のうち少なくとも1つのjは0又は1であり、最下階層はj=3である。)
例えば、Zi=1~4のものとしては、下記のもの挙げられる。
目的とするイソシアニド化合物がシロキサン骨格を有する場合、市販のアミノ基含有シロキサン化合物又は特開2017-71581号公報記載の方法により得られたアミノ基含有シロキサン化合物を、上記合成方法2による温和な条件下でホルミル化した後、合成方法1にある方法でイソシアニド化すること、又は合成方法4による方法で得ることが好ましい。
R0-Si(R0)a{〔(XSi(R0)2)〕b-R0}c (1’-1)
R0-Si(R0)a{(Z0 i)}c (1’-2)
(式中、Z0 iは-X-Si(R0)j(Z0 i+1)(3-j)であり、iは階層を示し、i=1~10、好ましくはi=1~3であり、jは0~3、全階層のうち少なくとも1つのjは0又は1であり、最下階層はj=3である。)
で示されるものを用いることができる。
-Y-G (2’)
から選択される1価有機基であり、かつ全R0基の中の1~3個が式(2’)で示される有機基であり、
Xは、互いに独立して、酸素原子、又は置換されていてもよく、酸素、窒素、硫黄及びリンから選ばれる原子が1個又はそれ以上介在していてもよい炭素数1~30の2価有機基であり、R1の2つが結合して架橋基Zとなって環構造を形成してもよい(但し、ZはXと同じ意味である。)。
Yは、置換されていてもよく、酸素、窒素、硫黄及びリンから選ばれる原子が1個又はそれ以上介在していてもよい炭素数1~30の2価有機基である。
Gはアミン化合物の場合NH2、ハロゲン化合物の場合ハロゲン原子である。a、b、cは上記の通りである。
(i)合成方法1によるホルミル化:アミン化合物に過剰量のギ酸を加え、還流下に脱水してホルミル化する。
(ii)合成方法1によるホルミル体のイソシアニド化:ホルミル体とジイソプロピルアミンを塩化メチレンに溶解し、0℃に冷却し、塩化ホスホリルを滴下し、さらに2時間撹拌する。炭酸ナトリウム水溶液を加え、室温で1晩放置し、後処理を行って目的物を得る。必要に応じて蒸留又は昇華精製する。
(iii)合成方法2によるホルミル化:無水酢酸にギ酸(無水酢酸に対して2当量)を加え、ホルミル化剤(酢酸ギ酸無水物)を得る。一方、アミン化合物をTHF(テトラヒドロフラン)に溶解し、-15℃に冷却する。ホルミル化剤を内温が-5℃を超えないように滴下し、さらに2時間撹拌する。後処理を行って目的物を得た後、イソシアニド化する。
(iv)合成方法4によるイソシアニド化:アミン化合物、クロロホルム、相関移動触媒(ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド)、塩化メチレンを混合する。50質量%水酸化ナトリウム水溶液を加え、塩化メチレンの還流下に2時間撹拌する。後処理してイソシアニド化合物を得る。
ハロゲン化合物から合成する場合、以下のように合成方法3によるホルミル化を行うことができる。即ち、ナトリウムハイドライド(60質量%パラフィンディスパージョン)をDMF(ジメチルホルムアミド)に分散し、ホルムアミドを加えて120℃で45分撹拌する。60℃に冷却後、ハロゲン化合物を加え、120℃で24時間撹拌する。塩をろ過した後、溶媒(DMF)を溜去してホルミル化物を得る。なお、イソシアニド化は合成方法1と同じである。
本発明において、目的や用途に応じて、本発明の効果を妨げない範囲で、(A)~(D)以外のその他の成分を任意に添加してもよい。
本発明におけるオルガノポリシロキサン組成物は、(A)~(D)成分、さらに目的に応じてその他の成分を配合することにより得られる。例えば、(C)成分と(D)成分を予め混合して触媒混合物を得て、他の成分と混合する方法、(A)成分と(B)成分及びその他の成分を混合したものに、上記触媒混合物を添加する方法、(C)成分を除く成分を予め混合したものに、(C)成分を添加して混合してもよい。また、2液型のように、例えば(B)成分を除く成分を混合したものと、(B)成分とを硬化させる直前に混合して使用してもよい。なお、混合は均一にすることが好ましい。中でも、(C)成分と(D)成分を予め混合した触媒混合物を用いることが好ましい。触媒混合物の調製方法は特に限定されないが、(C)成分の溶液と(D)成分とを混合すればよい。混合温度は特に限定されず、室温でもよい。混合時間も特に限定されず、両者が均一混合状態となればよい。
本発明におけるオルガノポリシロキサン組成物は、加熱することによりイソシアニド化合物の効果が消失し、白金触媒が活性化することで付加反応が進行し、硬化物を得ることができる。その条件としては(D)の添加量に依存するが、例えば、加熱温度としては40~250℃の間で、1分~1時間加熱することで硬化物が得られる。
300mLのフラスコに、無水酢酸57.1g(0.56mol)を仕込み、内温を5℃まで冷却した。これにギ酸51.5g(1.12mol)を滴下した。冷却したままさらに30分撹拌し、次いで内温を40℃まで上げて2時間撹拌した後、室温まで冷却し、反応液を得た。
500mLのフラスコに3-アミノプロピル-トリストリメチルシロキシシラン106.0g(0.30mol)とテトラヒドロフラン120.0gを仕込み、内温を-15℃に冷却した。これに上記の反応液を内温が-5℃を超えない速度で滴下した。滴下終了後、-15℃でさらに2時間撹拌した。次いでエバポレーターで揮発分を除去し、N-ホルミル化された粗生成物118.2gを得た。
2Lのフラスコに上記のN-ホルミル化粗生成物118.2g、塩化メチレン120.0g、ジイソプロピルアミン109.5g(1.08mol)を仕込み、内温を5℃まで冷却した。これに塩化ホスホリル52.3g(0.34mol)を滴下した。その後、冷却したまま2時間撹拌した。炭酸ナトリウム20質量%水溶液750.0gを、内温が20℃を超えないように滴下し、滴下終了後室温で15時間撹拌した。生成した塩をろ過除去し、水層を分離した。有機層を3回水洗し、硫酸マグネシウムを加えて脱水、ろ過後に蒸留して目的物(Me3SiO)3SiCH2CH2CH2NCを得た。収量62.7g、収率57.6%、沸点95.5~96.0℃/0.3kPa、ガスクロマトグラフィーによる純度は99.6%で、無臭であった。
300mLのフラスコに、無水酢酸26.5g(0.26mol)を仕込み、内温を5℃まで冷却した。これにギ酸23.9g(0.52mol)を滴下した。冷却したままさらに30分撹拌し、次いで内温を40℃まで上げて2時間撹拌した後、室温まで冷却し、反応液を得た。
500mLのフラスコにnBu(Me2)SiO(Me2SiO)3Si(Me2)CH2CH2CH2NH265.4g(0.14mol)とテトラヒドロフラン100.0gを仕込み、内温を-15℃に冷却した。これに上記の反応液を内温が-5℃を超えない速度で滴下した。滴下終了後、-15℃でさらに2時間撹拌した。次いでエバポレーターで揮発分を除去し、N-ホルミル化された粗生成物69.1gを得た。
1Lのフラスコに上記のN-ホルミル化粗生成物69.1g、塩化メチレン120.0g、ジイソプロピルアミン49.3g(0.49mol)を仕込み、内温を5℃まで冷却した。これに塩化ホスホリル23.6g(0.15mol)を滴下した。その後、冷却したまま2時間撹拌した。炭酸ナトリウム20質量%水溶液350.0gを、内温が20℃を超えないように滴下し、滴下終了後室温で15時間撹拌した。生成した塩をろ過除去し、水層を分離した。有機層を3回水洗し、硫酸マグネシウムを加えて脱水、ろ過後に蒸留して目的物nBu(Me2)SiO(Me2SiO)3Si(Me2)CH2CH2CH2NCを得た。収量52.2g、収率77.8%、沸点145~147℃/0.3kPa、ガスクロマトグラフィーによる純度は97.2%で、無臭であった。
300mLのフラスコに、無水酢酸60.9g(0.60mol)を仕込み、内温を5℃まで冷却した。これにギ酸55.0g(1.20mol)を滴下した。冷却したままさらに30分撹拌し、次いで内温を40℃まで上げて2時間撹拌した後、室温まで冷却し、反応液を得た。
500mLのフラスコに1,3,5,7-テトラメチル-3,5,7-トリプロピル-3-アミノプロピルシクロテトラシロキサン135.6g(0.32mol)とテトラヒドロフラン200mLを仕込み、内温を-20℃に冷却した。これに上記の反応液を内温が-5℃を超えない速度で滴下した。滴下終了後、-15℃でさらに2時間撹拌した。次いでエバポレーターで揮発分を除去し、N-ホルミル化された粗生成物145.7gを得た。
2Lのフラスコに上記のN-ホルミル化粗生成物145.7g、塩化メチレン200mL、ジイソプロピルアミン113.1g(1.12mol)を仕込み、内温を5℃まで冷却した。これに塩化ホスホリル54.0g(0.35mol)を滴下した。その後、冷却したまま2時間撹拌した。炭酸ナトリウム20質量%水溶液802.0gを滴下し、滴下終了後室温で15時間撹拌した。生成した塩をろ過除去し、水層を分離した。有機層を3回水洗し、硫酸ナトリウムを加えて脱水、ろ過後に蒸留して1,3,5,7-テトラメチル-3,5,7-トリプロピル-3-イソシアノプロピルシクロテトラシロキサンを得た。収量92.8g、収率67.0%、沸点132.0~133.5℃/0.3kPa、ガスクロマトグラフィーによる純度は99.4%で、無臭であった。
100mLのフラスコに、無水酢酸13.54g(0.133mol)を仕込み、内温を-10℃まで冷却した。これにギ酸12.26g(0.266mol)を滴下した。冷却したままさらに30分撹拌し、次いで内温を40℃まで上げて3時間撹拌した後、室温まで冷却し、反応液を得た。
200mLのフラスコに[(Me3SiO)2Si(Me)O]2Si(Me)CH2CH2CH2NH263.29g(0.110mol)とテトラヒドロフラン100.0gを仕込み、内温を-20℃に冷却した。これに上記の反応液を内温が-5℃を超えない速度で滴下した。滴下終了後、-15℃でさらに2時間撹拌した。次いでエバポレーターで揮発分を除去し、N-ホルミル化された粗生成物56.36gを得た。
100mLのフラスコに上記のN-ホルミル化粗生成物55.46g、塩化メチレン151.6g、ジイソプロピルアミン34.25g(0.339mol)を仕込み、内温を5℃まで冷却した。これに塩化ホスホリル19.84g(0.130mol)を滴下した。その後、冷却したまま2時間撹拌した。炭酸ナトリウム20質量%水溶液175.0gを滴下し、滴下終了後5℃で1時間撹拌した。生成した塩をろ過除去し、水層を分離した。有機層を3回水洗し、硫酸ナトリウムを加えて脱水、ろ過後に蒸留して目的物[(Me3SiO)2Si(Me)O]2Si(Me)CH2CH2CH2NCを得た。収量36.75g、収率57.8%、沸点115℃/0.3kPa、無臭であった。
300mLのフラスコに、無水酢酸57.1g(0.56mol)を仕込み、内温を5℃まで冷却した。これにギ酸51.5g(1.12mol)を滴下した。冷却したままさらに30分撹拌し、次いで内温を40℃まで上げて2時間撹拌した後、室温まで冷却し、反応液を得た。
500mLのフラスコにH2NCH2CH2CH2(Me2)SiOSi(Me2)CH2CH2CH2NH237.2g(0.15mol)とテトラヒドロフラン100.0gを仕込み、内温を-15℃に冷却した。これに上記の反応液を内温が-5℃を超えない速度で滴下した。滴下終了後、-15℃でさらに2時間撹拌した。次いでエバポレーターで揮発分を除去し、N-ホルミル化された粗生成物46.7gを得た。
2Lのフラスコに上記のN-ホルミル化粗生成物46.7g、塩化メチレン120.0g、ジイソプロピルアミン106.1g(1.05mol)を仕込み、内温を5℃まで冷却した。これに塩化ホスホリル50.7g(0.33mol)を滴下した。その後、冷却したまま2時間撹拌した。炭酸ナトリウム20質量%水溶液750.0gを、内温が20℃を超えないように滴下し、滴下終了後室温で15時間撹拌した。生成した塩をろ過除去し、水層を分離した。有機層を3回水洗し、硫酸マグネシウムを加えて脱水、ろ過後に蒸留して目的物CNCH2CH2CH2(Me2)SiOSi(Me2)CH2CH2CH2NCを得た。収量17.4g、収率43.3%、沸点133~134℃/0.3kPa、ガスクロマトグラフィーによる純度は97.8%で、僅かに不快臭があった。
塩化白金酸とテトラメチルジビニルシロキサンとの反応生成物である白金ヒドロシリル化触媒の0.5質量%トルエン溶液(100mg)に、合成例1で得られたイソシアニド化合物を1.9mg加え、室温で1時間撹拌して触媒混合物を得た。
次に、100mLセパラブルフラスコに、(B)トリメチルシロキシ基両末端封鎖メチルハイドロジェンポリシロキサン(粘度20mm2/s)(2.15g)と、(A)ジメチルビニルシロキシ基両末端封鎖ジメチルポリシロキサン(粘度381mm2/s)(97.56g)を加え、室温で3時間撹拌した。この混合物10.00gと上記で調製した触媒混合物0.02gを加え、室温で30分撹拌した。この混合物は淡黄色透明溶液であった。これを用いて、DSC(示差走差熱量)測定を行った。この結果を表1に記載した。
実施例1において、合成例1で得られたイソシアニド化合物の量1.9mgを、3.8mgに増やした以外は、実施例1と同様の操作及び測定を行った。この結果を表1に記載した。
実施例1において、合成例1で得られたイソシアニド化合物の量1.9mgを、7.4mgに増やした以外は、実施例1と同様の操作及び測定を行った。この結果を表1に記載した。
実施例1において、合成例1で得られたイソシアニド化合物の量1.9mgを、18.6mgに増やした以外は、実施例1と同様の操作及び測定を行った。この結果を表1に記載した。
塩化白金酸とテトラメチルジビニルシロキサンとの反応生成物である白金ヒドロシリル化触媒の0.5質量%トルエン溶液(5.00g)に、合成例1で得られたイソシアニド化合物を0.187g加え、室温で1時間撹拌して触媒混合物を得た。
次に、500mLセパラブルフラスコに、実施例1記載の(B)トリメチルシロキシ基両末端封鎖メチルハイドロジェンポリシロキサン(8.61g)と、(A)ジメチルビニルシロキシ基両末端封鎖ジメチルポリシロキサン(390.24g)を加え、室温で12時間撹拌した。この混合物10.00gと上記で調製した触媒混合物0.2gを100mLセパラブルフラスコに加え、室温で30分撹拌した。この混合物は淡黄色透明溶液であった。これを用いて、DSC測定、50℃安定性試験(得られた淡黄色透明溶液(サンプル)5gを25gビンにいれ、蓋をして50℃に保存し、保存開始から流動性が消失するまでの時間を測定した。以下同様)を行った。この結果を表2に記載する。また、これをアルミ皿に少量加え、150℃で1時間加熱すると硬化物が得られた。
合成例1で得られたイソシアニド化合物量0.187gを0.372gに増やした以外は、実施例5と同様の操作及び測定を行った。この結果を表2に記載した。
実施例1記載の白金触媒0.5質量%トルエン溶液(2.00g)に、合成例2で得られたイソシアニド化合物を0.099g加え、室温で1時間撹拌して触媒混合物を得た。。
次に、実施例1記載の両末端トリメチルシロキシ基封鎖ポリメチルハイドロジェンシロキサン(8.61g)と両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ポリジメチルシロキサン(390.24g)の混合物10.00gと、上記実施例5で調製した触媒混合物0.2gを100mLセパラブルフラスコに加え、室温で30分撹拌した。この混合物は淡黄色透明溶液であった。これを用いて、DSC測定、50℃安定性試験を行った。この結果を表2に記載した。また、これをアルミ皿に少量加え、150℃で1時間加熱すると硬化物が得られた。
合成例2で得られたイソシアニド化合物の代わりに、合成例3で得られたイソシアニド化合物0.089gを用いた以外は、実施例7と同様の操作及び測定を行った。この結果を表2に記載した。
合成例2で得られたイソシアニド化合物の代わりに、合成例4で得られたイソシアニド化合物0.122gを用いた以外は、実施例7と同様の操作及び測定を行った。この結果を表2に記載した。
合成例2で得られたイソシアニド化合物の代わりに、合成例5で得られたイソシアニド化合物0.027gを用いた以外は、実施例7と同様の操作及び測定を行った。この結果を表2に記載した。
100mLセパラブルフラスコに、実施例1に記載の(B)トリメチルシロキシ基両末端封鎖メチルハイドロジェンポリシロキサン(8.61g)と、(A)ジメチルビニルシロキシ基両末端封鎖ジメチルポリシロキサン(390.24g)の混合物99.71gに、1-エチニル-1-シクロヘキサノール(0.29g)を加え、室温で3時間撹拌した。この後、実施例1記載の白金触媒0.5質量%トルエン溶液を0.20g加え、さらに1時間撹拌した。この混合物は無色透明溶液であった。これを用いて、DSC測定、50℃安定性試験を行った。この結果を表2に記載した。
実施例5で得られた組成物を用いて、TA Instrument社のDiscovery DHRとLumen Dynamics社のOmnicure R2000を用いて、光照射下でのレオメーター測定を行った。光量42mW/cm2の条件で行った結果、480秒後に組成物は硬化した。
比較例1で得られた組成物を用いて、実施例11の条件と同様の条件で測定を行った結果、1,200秒照射しても組成物は硬化しなかった。
塩化白金酸とテトラメチルジビニルシロキサンとの反応生成物である白金触媒の0.5質量%トルエン溶液(2.00g)に、市販のt-ブチルイソシアニド(東京化成工業社製)を0.012g加え、室温で1時間撹拌して触媒を得た。この触媒は、不快臭がした。
次に、100mLセパラブルフラスコに、実施例1記載の両末端トリメチルシロキシ基封鎖ポリメチルハイドロジェンシロキサン(8.61g)と両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ポリジメチルシロキサン(390.24g)の混合物5.00gに、上記で調製した触媒0.10gを100mLセパラブルフラスコに加え、室温で30分撹拌した。この混合物は淡黄色透明溶液であった。この混合物は、上記イソシアニドが高揮発性のため、室温で30分以内に硬化してしまった。
塩化白金酸とテトラメチルジビニルシロキサンとの反応生成物である白金触媒の0.5質量%トルエン溶液(2.00g)に、市販のステアリルアミン(東京化成工業社製)から公知の方法で合成したステアリルイソシアニドを0.036g加え、室温で1時間撹拌して触媒混合物を得た。調整した触媒混合物は、2日後に沈殿物が生成した。
次に、100mLセパラブルフラスコに、実施例1記載の(B)トリメチルシロキシ基両末端封鎖メチルハイドロジェンポリシロキサン(8.61g)と、(A)ジメチルビニルシロキシ基両末端封鎖ジメチルポリシロキサン(390.24g)の混合物5.00gに、上記で調製した触媒0.10gを100mLセパラブルフラスコに加え、室温で30分撹拌したところ、この混合物は微濁してしまった。
一方、比較例3では、(D)成分の揮発性が高く、反応制御が不十分であり、比較例4では(D)成分の溶解性が悪く、触媒の析出が見られた。
Claims (6)
- (A)ケイ素原子に結合したアルケニル基を1分子中に少なくとも2個有するオルガノポリシロキサン、
(B)ケイ素原子に結合した水素原子を1分子中に少なくとも2個有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン、
(C)白金ヒドロシリル化触媒、及び
(D)下記式(1-1)若しくは(1-2)
R1-Si(R1)a{〔X-Si(R1)2〕b-R1}c (1-1)
R1-Si(R1)a{(Zi)}c (1-2)
[式中、R1は、互いに独立して、炭素数1~30のアルキル基、炭素数2~30のアルケニル基、炭素数2~30のアルキニル基、炭素数6~30のアリール基、炭素数7~30のアラルキル基、炭素数1~30のアルコキシ基、及び下記式(2)
-Y-NC (2)
(式中、Yは、直鎖、分岐状又は環状のいずれでもよい炭素数1~30のアルキレン基、炭素数6~30のアリーレン基、又は炭素数7~30のアラルキレン基である。)
で表される有機基から選ばれる1価有機基であり、かつ全R1基の中の1~3個が式(2)で示される有機基であり、
Xは、互いに独立して、酸素原子、又は炭素数1~30のアルキレン基、炭素数6~30のアリーレン基、又は炭素数7~30のアラルキレン基である。)。
aは0~3の整数、cは0~3の整数、かつa+cは3、bは1~300の整数であり、Ziは-X-Si(R1)j(Zi+1)(3-j)で表される基である。
(式中、iは階層を示し、i=1~10、jは0~3の整数であり、全階層のうち少なくとも1つのjは0又は1であり、Z i+1 は、最下階層においてR 1 である。)]
で表される化合物、又は
-OSi(R1)2-単位(ただし、R1は上記と同じである。)で繰り返し数3~10の環構造が形成されてなる環状ポリシロキサン化合物
を含有するオルガノポリシロキサン組成物。 - (A)成分が、下記平均組成式(3)
R2 dR3 eSiO(4-d-e)/2 (3)
(式中、R2は同一又は異種のアルケニル基であり、R3は同一又は異種のアルケニル基以外のケイ素原子に結合する有機基である。dは0<d≦3、eは0≦e<3であり、0<d+e≦3である。ただし、1分子あたりR2のアルケニル基を少なくとも2つを有するように選択される。)
で表されるオルガノポリシロキサンであり、(B)成分が、下記平均組成式(4)
R4 gHhSiO(4-g-h)/2 (4)
(式中、R4は、同一又は異種のケイ素原子に結合する水素原子以外の有機基であり、0<g<3、0<h<3、0<g+h≦3である。但し、1分子あたりケイ素原子に結合する水素原子を少なくとも2つを有する。)
で表されるオルガノハイドロジェンポリシロキサンである請求項1記載のオルガノポリシロキサン組成物。 - 上記式(1-1)において、aが0、1又は2である請求項1又は2記載のオルガノポリシロキサン組成物。
- 上記式(1-1)若しくは(1-2)で表される化合物、又は上記環状ポリシロキサン化合物において、全R1基の中の1個が式(2)で示される有機基である請求項1~3のいずれか1項記載のオルガノポリシロキサン組成物。
- 上記式(1-1)又は(1-2)において、Xが酸素原子である請求項1~4のいずれか1項記載のオルガノポリシロキサン組成物。
- (D)成分の配合量が、(C)成分における白金1原子に対して、(D)成分の式(2)で表される基が2~20当量となる量である請求項1~5のいずれか1項記載のオルガノポリシロキサン組成物。
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