JP7092842B2 - 数値制御装置 - Google Patents
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Description
例えば、レーザ光を用いてワークを加工するレーザ加工システムにおいて、制御装置がレーザ加工プログラムを実行している最中に、レーザ発振のための電力供給や媒体(特にガス)供給の異常、加工点へのアシストガス供給の異常等に起因して、或いはオペレータによる意図的な停止命令、安全確保のための緊急停止信号等に従って、レーザ加工プログラムの実行が中断される場合がある。
レーザ加工プログラムの実行の中断後、中断時の位置とは異なる位置でレーザ加工プログラムの実行を再開することができるレーザ加工システムは知られている。
また、特許文献1には、再開したいプログラムの箇所に仮実行せずにプログラム中のシーケンス番号のサーチを行ったり、仮実行せずにプログラムのブロックをカウントして加工再開ブロックまでサーチしたりして、プログラムの目的の箇所に高速に移動させて再開する技術も存在することが開示されている。
そうすることで、特許文献2に記載の制御装置は、例えば、再開位置を(1)レーザ加工プログラムPの実行を中断した位置Q5の直前の位置Q4、(2)レーザ加工プログラムPの実行を中断した位置Q5を含むブロックの始点の位置Q3、(3)レーザ加工プログラムPの実行を中断した位置Q5を含むブロックよりも前のブロックの始点の位置Q2、又は(4)レーザ加工プログラムPの実行を中断した位置Q5を含む加工経路の次の加工経路の加工開始点の位置Q6の何れかを再始動条件Cとして特定し、特定した(1)~(4)の何れかの位置に加工ヘッド34を移動する制御を行うと共にレーザ発振器の作動条件等の加工再開に必要な他の再始動条件にしたがってレーザ加工機を自動的に再始動させることができる。
しかしながら、加工プログラムそのものをサーチすることで、再開するブロックを設定することから、オペレータにとって加工プログラムの再開に係る操作手順が多く、またオペレータにとっては、当該再開位置とするブロックが実際の加工経路のどこから再開するものであるかを直感的に把握することが困難であった。
図1~図4を参照し、本発明の第1実施形態に係る数値制御装置について説明する。図1は、数値制御装置100の構成図である。図2は、数値制御装置100が備える制御部111の機能ブロック図である。図3は、数値制御装置100の動作を示すフローチャートである。図4は、数値制御装置100が有する表示器170に表示される加工経路描画画面の例である。
まず、図1及び図2を参照することにより、数値制御装置100の構成について説明する。図1を参照すると、数値制御装置100は、制御部111、ROM112、RAM113、CMOSメモリ114、複数のインタフェース(インタフェース115、インタフェース118、インタフェース119)、PLC116、I/Oユニット117、データ通信バス120、複数の軸制御回路(軸制御回路130~134)、複数のサーボアンプ(サーボアンプ140~144)、スピンドル制御回路160、スピンドルアンプ161、表示器/MDIユニット170、操作盤171、外部機器172、レーザ制御部180、を備える。
インタフェース119は手動パルス発生器等を備えた操作盤171に接続されている。
各軸の軸制御回路130~134はCPU111からの各軸の移動指令量を受けて、各軸の指令をサーボアンプ140~144に出力する。
なお、「サブプログラム呼び出し指令」とは、複数の加工プログラムに親子関係がある場合、親の加工プログラムから子の加工プログラムを呼び出す指令のことである。
また、「マクロ呼び出し指令」とは、メモリに登録された一群の命令であるマクロプログラムを呼び出す指令のことである。
また、「マクロモーダル呼び出し指令」とは、いったん呼び出したマクロプログラムを継続して使用しながら、変数のみを指示することによる、マクロプログラムの呼び出し指令のことである。
また、「Gコード指令」とは、加工を行うための準備機能を指示するGコードによる指令のことである。具体的には、「Gコード指令」とは、例えば、同期制御、混合制御、重畳制御、円筒補間、極座標補間、極座標指令、工具径補正、法線方向制御、工具先端点制御、工具長補正、スケーリング、座標回転、3次元座標変換、プログラマブルミラー、ワーク設置誤差補正等の機能を有効とするGコードによる指令である。
また、「Mコード指令」とは、後述のレーザ加工部190による加工を行うための補助機能を指示するMコードによる指令のことである。
また、「Bコード指令」とは、レーザ加工部190による加工を行うための第2補助機能を指示するBコードによる指令のことである。
また、「位置決めブロック」とは、レーザ加工部190の加工ヘッドを加工開始位置へ移動させるためのブロックのことである。
なお、「ピアッシング指令」とは、レーザによる穴あけ加工を指示する指令のことである。
また、「ギャップ制御指令」とは、レーザ発振を開始する前に、ギャップの寸法、すなわちギャップ量を目標値に到達させる先行動作を指示する指令のことである。
また、「アシストガス指令」とは、レーザ加工中に、ワークの加工点及びその周辺へのアシストガスを吹き付ける指令のことである。
ここで、「モーダル」とは、一度指令されると、現在とは異なるGコードが指定されるまで有効となるGコードのことである。
また、「補助機能」とは、数値制御装置100が制御する工作機械の、個々の機能を制御する機能のことである。
図3は数値制御装置100の動作を示すフローチャートである。図4は、数値制御装置100が備える表示器170に描画される加工経路描画画面の例である。
ステップS19において、ブロック先頭位置描画部125は、再開位置候補設定部123によって記憶された再開位置の候補となるブロックの先頭に対応する加工位置、及び加工が中断された中断ブロックの先頭に対応する加工位置を、加工経路描画画面に表示された加工経路上に描画する。
図5は、ユーザの操作手順の一例を示すフローチャートである。
工作機械による加工が中断すると、例えば図4に示す加工経路描画画面が、表示器170に表示される。
ステップS31において、ユーザは、加工経路描画画面に表示された加工経路上に描画された、再開位置の候補に対応する加工位置の中から、加工を再開したい加工位置を選択する。
ステップS32において、ユーザは、ソフトキー[再開設定]を押す。これにより、ユーザが選択した加工位置に対応する再開ブロックが設定される。
ステップS33において、ユーザは、ソフトキー[再開]を押す。
これを受けて、数値制御装置100は、工作機械による加工を再開させる。
本実施形態に係る数値制御装置100は、数値制御装置100によって制御される工作機械において加工が中断した場合に、加工の再開位置の候補となるブロックの先頭に対応する加工位置を、加工経路描画画面に表示された加工経路上に描画し、加工経路描画画面内でユーザによって指定された加工位置を含むブロックを、再開ブロックとして設定する。
これにより、再開位置とするブロックが実際の加工経路のどこから再開するものであるかを、オペレータが視覚的に把握することが可能となると共に、加工を再開するまでの手順が少なくて済む。
これにより、実際の加工よりも前に加工プログラムを解析し、再開位置の候補となるブロックの情報を事前に記憶することが可能となる。
これにより、ユーザは、当初設定した全加工経路のうち、どの程度加工が終了したかを、視覚的に把握することが可能となる。
これにより、加工を再開するまでの手順を簡略化することが可能となる。
加工プログラムがレーザ加工プログラムの場合、数値制御装置100は、設定された再開ブロックがピアッシング指令を含むブロック、ギャップ制御指令を含むブロック、又はアシストガス指令を含むブロックの場合に、再開操作に応じて、ピアッシング指令、ギャップ制御指令、又はアシストガス指令に係る準備プログラムを自動で実行する。
これにより、数値制御装置100の制御対象がレーザ加工機である場合に特化して、本発明に係る制御方法を適用することが可能となる。
111 CPU
121 再開位置候補設定部
122 加工中描画部
123 ブロック先頭位置描画部
124 再開ブロック設定部
125 再開制御部
Claims (4)
- 加工経路描画画面を表示する表示器と、
加工前に加工プログラムを解析する加工プログラム解析部と、
前記加工プログラムの解析結果に基づいて、前記加工経路描画画面に未加工の加工経路を描画する未加工経路描画部と、
前記加工プログラムの解析結果に基づいて、加工を再開する再開位置の候補となるブロックの情報を記憶する再開位置候補設定部と、
加工処理中に加工中の時々刻々の現在位置を表示する加工中描画部と、
加工が中断した場合に、前記再開位置候補設定部によって記憶された再開位置の候補となるブロックの先頭に対応する加工位置、及び加工が中断された中断ブロックの先頭に対応する加工位置を、前記加工経路描画画面に表示された前記加工経路上に描画すると共に、再開するブロックの経路全体を他の加工経路とは別の色で表示するブロック先頭位置描画部と、
前記ブロック先頭位置描画部によって描画された前記加工位置の中からユーザによって指定された加工位置に対応するブロックを、再開ブロックとして設定する再開ブロック設定部と、
前記再開ブロック設定部により設定された再開ブロックに基づくユーザからの再開指示に応じて、当該加工の再開に必要なモーダル及び/又は補助機能の設定を行う準備プログラムを自動で実行する再開制御部と、
を備え、
前記再開位置候補設定部は、少なくとも、中断ブロック、サブプログラム呼び出し指令を含むブロック、マクロ呼び出し指令を含むブロック、マクロモーダル呼び出し指令を含むブロック、所定の機能を有効とするGコード指令を含むブロック、Mコード指令、Bコード指令を含むブロック、及び位置決めブロックを前記再開位置の候補とする、数値制御装置。 - 前記加工中描画部は、前記加工経路上に加工中の時々刻々の現在位置を前記未加工経路描画部によって描画された未加工の加工経路上に重ねて描画する、請求項1に記載の数値制御装置。
- 前記加工プログラムがレーザ加工プログラムの場合、
前記再開位置候補設定部は、中断ブロック、サブプログラム呼び出し指令を含むブロック、マクロ呼び出し指令を含むブロック、マクロモーダル呼び出し指令を含むブロック、所定の機能を有効とするGコード指令を含むブロック、Mコード指令、Bコード指令を含むブロック、及び位置決めブロックに加えて、ピアッシング指令を含むブロック、ギャップ制御指令を含むブロック、及びアシストガス指令を含むブロックのうち、少なくとも1以上の種類のブロックを前記再開位置の候補とする、請求項1又は請求項2に記載の数値制御装置。 - 前記加工プログラムがレーザ加工プログラムの場合、
前記再開制御部は、
前記再開ブロック設定部により設定された再開ブロックがピアッシング指令を含むブロック、ギャップ制御指令を含むブロック、又はアシストガス指令を含むブロックの場合に、ユーザからの再開指示に応じて、前記ピアッシング指令、前記ギャップ制御指令、又は前記アシストガス指令に係る準備プログラムを自動で実行する、請求項3に記載の数値制御装置。
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