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JP7086326B1 - 制御装置、通信周期調整方法及びプログラム - Google Patents

制御装置、通信周期調整方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

制御装置(10)は、ネットワーク(30)を介して被制御機器を制御する。制御装置(10)は、被制御機器と共有される共有時刻により規定される通信周期毎に、通信周期に含まれる複数の時間区分それぞれにおいて該時間区分に対応する種別の通信を実行する通信部(11)と、時間区分に関わらず第1の種別の通信が実行されるときに被制御機器の制御にかかる制御時間を計測する計測部(14)と、被制御機器を制御するために第1の種別の通信において送信され又は受信される通信データのサイズが、制御時間に含まれる通信周期のうちの第1の種別に対応する時間区分におけるデータの伝送容量よりも小さい場合に、第1の種別に対応する時間区分の長さを現在の設定値から短縮することにより通信周期の長さを調整するタイムスロット設定部(13)と、を備える。

Description

本開示は、制御装置、通信周期調整方法及びプログラムに関する。
FA(Factory Automation)の現場では、複数の装置が産業用ネットワークを介して通信することにより多数の機器を制御するシステムが構築される。この種の制御のための通信では、機器を協調制御するためにリアルタイム性が重視される。このような産業用ネットワークを、リアルタイム性が必ずしも重視されない一般的な情報ネットワークと統合するための通信方式が近年規格化され、注目されている。この種の通信方式の例としては、IEEE 802.1 TSN(Time Sensitive Networking)規格が挙げられる。以下では、このIEEE 802.1 TSN規格をTSN規格と表記する。
TSN規格に従うネットワークでは、通信周期毎に通信種別に対応するタイムスロットが設けられる。ここで、異なる種別の通信をするための時間長を決定する技術を利用して、タイムスロット長を決定することが考えられる(例えば、特許文献1を参照)。
特許文献1には、複数のコントローラユニットがバスを介して接続されるバス管理システムについて記載されている。このバス管理システムでは、バス管理装置が、各コントローラユニットから収集した情報に基づいて、サイクリックデータを転送するためのサイクリック通信時間と、トランジェントデータを転送するためのトランジェント通信時間と、を算出し、算出結果に従って各コントローラユニットが通信する。
特開2006-318367号公報
TSN規格に従うネットワークにおいては通信周期を短くしてリアルタイム性を向上させることが望ましい。しかしながら、特許文献1の技術は、通信周期が一定の長さであることに基づいて通信時間を算出するため、通信周期の調整について何ら考慮しておらず、リアルタイム性を向上させるものではない。したがって、通信種別に対応するタイムスロットが設けられるネットワーク上の通信において、リアルタイム性を向上させる余地がある。
本開示は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、通信種別に対応するタイムスロットが設けられるネットワーク上の通信において、リアルタイム性を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するため、本開示の制御装置は、ネットワークを介して被制御機器を制御する制御装置であって、被制御機器と共有される共有時刻により規定される通信周期毎に、通信周期に含まれる複数の時間区分それぞれにおいて該時間区分に対応する種別の通信を実行する通信手段と、時間区分に関わらず第1の種別の通信が実行されるときに被制御機器の制御にかかる制御時間を計測する計測手段と、被制御機器を制御するために第1の種別の通信において送信され又は受信される通信データのサイズが、制御時間に含まれる通信周期のうちの第1の種別に対応する時間区分におけるデータの伝送容量よりも小さい場合に、第1の種別に対応する時間区分の長さを現在の設定値から短縮することにより通信周期の長さを調整する調整手段と、を備える。
本開示によれば、調整手段は、通信データのサイズが第1の種別に対応する時間区分におけるデータの伝送容量より小さい場合に、第1の種別に対応する時間区分の長さを短縮することにより通信周期の長さを調整する。これにより、時間区分としてのタイムスロットとともに通信周期が短くなる。したがって、通信種別に対応するタイムスロットが設けられるネットワーク上の通信において、リアルタイム性を向上させることができる。
実施の形態に係る制御システムの構成を示す図 実施の形態に係る制御装置のハードウェア構成を示す図 実施の形態に係る時分割による通信の概要について説明するための図 実施の形態に係る制御装置の機能的な構成を示す図 実施の形態に係る機器情報テーブルの一例を示す図 実施の形態に係る制御時間について説明するための図 実施の形態に係る入力データの取得時間の一例を示す第1の図 実施の形態に係る入力データの取得時間の一例を示す第2の図 実施の形態に係る送信データの送信時間の一例を示す図 実施の形態に係る初期化処理を示すフローチャート 実施の形態に係る調整処理を示すフローチャート 実施の形態に係る計測処理を示すフローチャート 実施の形態に係るタイムスロットの伝送容量と通信データのサイズとの比較について説明するための図 実施の形態に係るタイムスロットの長さの短縮について説明するための図 実施の形態に係る通信周期の変更を示す図 実施の形態に係るペイロードのサイズについて説明するための図
以下、本開示の実施の形態に係る制御装置10について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
実施の形態.
本実施の形態に係る制御装置10は、図1に示されるように、機器21,22,23,239とともに制御システム100を構成する。制御システム100は、工場に設置されるFAシステムの一部に相当する。このFAシステムは、例えば、生産システム、検査システム、又は加工システムであってもよいし、その他のシステムであってもよい。制御システム100では、制御装置10が、機器21~23との間で行う時分割多重方式の通信周期を調整する。
制御装置10及び機器21~23は、ネットワーク30を介して接続されて互いに通信する。ネットワーク30は、フィールドバス規格に従う産業用ネットワークである。
制御装置10は、ネットワーク30上において主局として機能するPLC(Programmable Logic Controller)又はIPC(Industrial Personal Computer)である。また、機器21~23はそれぞれ、主局の管理対象となる従局として機能する装置である。機器21は、生産ラインを撮影するカメラであって、機器22は、生産ラインに設置されるセンサである。機器23は、システムバス234を介して互いに接続されるネットワークユニット231、CPU(Central Processing Unit)ユニット232及びI/O(Input/Output)ユニット233を有するPLCである。機器23のI/Oユニット233は、信号線を介して機器239に接続される。
制御装置10は、機器21~23,239を制御して、制御システム100を稼働させる。例えば、制御装置10は、機器21から出力される画像に基づいて、機器23に接続されたロボットである機器239のアームを移動させて、ワークを搬送する。
図2には、制御装置10のハードウェア構成が示されている。制御装置10は、そのハードウェア構成として、プロセッサ41と、主記憶部42と、補助記憶部43と、クロック部44と、入力部45と、出力部46と、通信部47と、を有する。主記憶部42、補助記憶部43、クロック部44、入力部45、出力部46及び通信部47はいずれも、内部バス48を介してプロセッサ41に接続される。
プロセッサ41は、集積回路であるCPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro Processing Unit)を含む。プロセッサ41は、補助記憶部43に記憶されるプログラム49を実行することにより、制御装置10の種々の機能を実現して、後述の処理を実行する。
主記憶部42は、RAM(Random Access Memory)を含む。主記憶部42には、補助記憶部43からプログラム49がロードされる。そして、主記憶部42は、プロセッサ41の作業領域として用いられる。
補助記憶部43は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)及びHDD(Hard Disk Drive)に代表される不揮発性メモリを含む。補助記憶部43は、プログラム49の他に、プロセッサ41の処理に用いられる種々のデータを記憶する。補助記憶部43は、プロセッサ41の指示に従って、プロセッサ41によって利用されるデータをプロセッサ41に供給し、プロセッサ41から供給されたデータを記憶する。
クロック部44は、例えば、水晶振動子、シリコン振動子、水晶発振器、その他発振回路を有するクロック発生回路を含む。クロック部44は、クロック発生回路により生成されたクロックに基づいてクロック信号を生成して出力する。クロック信号は、クロックパルスを含み、プロセッサ41が、内蔵のハードウェア素子により又は実行するソフトウェア処理によりクロックパルスの立ち上がり回数をカウントすることで時刻を計時するために利用される。
入力部45は、入力キー及びポインティングデバイスに代表される入力デバイスを含む。入力部45は、制御装置10のユーザによって入力された情報を取得して、取得した情報をプロセッサ41に通知する。
出力部46は、LED(Light Emitting Diode)、LCD(Liquid Crystal Display)及びスピーカに代表される出力デバイスを含む。出力部46は、プロセッサ41の指示に従って、種々の情報をユーザに提示する。
通信部47は、外部の装置とEthernetフレームを送受するためのネットワークインタフェース回路を含む。通信部47は、外部から信号を受信して、この信号により示されるデータをプロセッサ41へ出力する。また、通信部47は、プロセッサ41から出力されたデータを示す信号を外部の装置へ送信する。
図1に戻り、制御装置10及び機器21~23はそれぞれ、TSN規格に準拠して通信する。以下、このTSN規格に従う通信の概要について説明する。なお、機器21~23を総称して機器20と表記する。
制御装置10及び機器20は、ネットワーク30を介して時刻を同期する。詳細には、制御装置10及び機器20はそれぞれ、他の装置と時刻同期プロトコルにより時刻を共有する。時刻同期プロトコルは、通信ネットワーク上の機器の時刻を高精度に同期するためのプロトコルである。例えば、時刻同期プロトコルとしてIEEE802.1 ASが適用される場合には、ネットワーク上の一のノードに相当するグランドマスタが通信ネットワーク経由で高精度な基準クロックを定期的に配信する。また、グランドマスタとスレーブノードとの間でデータを往復させることで通信遅延が計測され、スレーブノードは、この通信遅延を補正した基準クロックを得る。これにより、通信遅延が補正された時刻が共有される。
なお、複数の装置による時刻の共有及び時刻の同期は、複数の装置それぞれが有する時計を同期することを意味する。複数の装置それぞれが有する時計が同等の時刻を計時することで、この時刻が複数の装置において共有されれば、複数の装置が時刻を同期することとなる。以下では、装置間で共有される時刻を共有時刻と表記する。
制御装置10及び機器20は、IEEE802.1 Qbvとして規定されるプロトコルで、共有時刻に従って予め定められたスケジュールに基づいてデータを送受する。詳細には、図3に示されるように、制御装置10及び機器20は、共有時刻に従って予め定められた長さの通信周期51,52それぞれにおいて時分割多重方式により通信する。
通信周期51,52は、互いに隣接する。すなわち、通信周期52は、通信周期51の直後に設けられ、通信周期51の終了時刻は通信周期52の開始時刻に等しい。図3では、2つの通信周期51,52が示されているが、通信周期51より前、及び通信周期52より後にも、通信周期51,52と同等の期間が周期的に設けられる。
通信周期51,52はそれぞれ、互いに隣接するタイムスロットTS1,TS2,TS3,・・・,TS0を有する。図3に示されるように通信周期51においてタイムスロットTS1,TS2,TS3,・・・,TS0がこの順で配置される場合には、タイムスロットTS1の開始時刻は、通信周期51の開始時刻に等しい。また、各タイムスロットの終了時刻は、次のタイムスロットの開始時刻に等しい。ただし、タイムスロットTS0の終了時刻は、通信周期51の終了時刻に等しい。通信周期51のタイムスロットTS0の直後には、通信周期52のタイムスロットTS1が配置されることとなる。
各タイムスロットは、異なる種別の通信を実施するための時間区分であって、予め定められたプロトコル、チャンネル又は形式の通信をするために設けられる。例えば、タイムスロットTS1は、サイクリック伝送を実行するための時間区分である。サイクリック伝送は、各装置が有するメモリに共通のデータを格納するための通信が周期的に実行されることで、連続する周期の各々でメモリに記憶されるデータを同期するための通信方式である。タイムスロットTS2は、時刻同期プロトコルに従って通信するための時間区分である。タイムスロットTS3は、制御ネットワーク用に公開されているオープン制御ネットワークのプロトコルに従って通信するための時間区分である。
タイムスロットTS0以外のタイムスロットTS1,TS2,TS3,・・・はいずれも、定時性が要求される制御ネットワーク用のプロトコルに従って通信するための時間区分である。制御ネットワーク用のプロトコルは、周期毎にデータを伝送することにより予め定められた長さの時間内に情報が伝送され、装置同士が情報をリアルタイムに共有することが保証されるプロトコルである。制御ネットワーク用のプロトコルは、制御装置10によってなされる通信の種別のうちの第2の種別の一例に相当する。
タイムスロットTS0は、定時性が必ずしも要求されない情報ネットワーク用のプロトコルに従って通信するための時間区分である。情報ネットワーク用のプロトコルは、制御ネットワーク用のプロトコルとは異なり、一定の長さの時間内に情報が伝送されることが必ずしも保証されない。例えば、タイムスロットTS0においてはデータがベストエフォートにより伝送されるため、多数の装置がタイムスロットTS0においてデータを送信すると伝送時間が長くなり、伝送時間長がタイムスロットTS0の長さを超える場合にはデータが損失することも有り得る。また、タイムスロットTS0においては、周期毎にデータを伝送する必要はなく、任意の周期で必要に応じてデータを伝送してもよい。タイムスロットTS0では、例えば、IP(Internet Protocol)通信が実行される。情報ネットワーク用のプロトコルは、制御装置10によってなされる通信の種別のうちの第1の種別の一例に相当する。
従来、タイムスロットTS0の長さは、例えば、ネットワーク30上の各装置の仕様に基づいて定められる通信周期から、制御ネットワーク用のプロトコルに対応するタイムスロットTS1,TS2,TS3,・・・の長さを減じて得る差として設定される。しかしながら、このような設定では、タイムスロットTS0の長さが、実際の通信量に対して過剰に長くなることがあり、通信周期を短縮する余地がある。これに対して本実施の形態に係る制御装置10は、実際の通信量に基づいてタイムスロットTS0を短縮することにより通信周期を調整する機能を有する。
図4には、制御装置10の機能的な構成が示されている。図4に示されるように、制御装置10は、その機能として、ネットワーク30を介して通信する通信部11と、機器20から情報を取得して管理する機器情報管理部12と、タイムスロット長を設定するタイムスロット設定部13と、データのサイズ及び伝送時間を計測する計測部14と、機器20を制御する機器制御部15と、ネットワーク30の状態を監視するネットワーク監視部16と、を有する。
通信部11は、主としてプロセッサ41,クロック部44及び通信部47の協働により実現される。通信部11は、ネットワーク30を介して機器20とTSN規格に従って通信する。詳細には、通信部11は、グランドマスタとして、クロック部44の時刻を基準とする共有時刻を機器20に配信して、機器20と共有時刻を共有する。ただし、通信部11は、他のグランドマスタから配信される共有時刻を取得するスレーブノードであってもよい。そして、通信部11は、図3に示されるように、通信周期毎に、タイムスロットに対応する種別の通信を実行する。通信部11は、制御装置10において、被制御機器としての機器20と共有される共有時刻により規定される通信周期毎に、通信周期に含まれる複数の時間区分それぞれにおいて該時間区分に対応する種別の通信を実行する通信手段の一例に相当する。また、通信部11は、タイムスロット長及び通信周期を設定するための準備として、機器情報管理部12、タイムスロット設定部13、及び計測部14から指示される通信を実行する。
機器情報管理部12は、主としてプロセッサ41と、主記憶部42及び補助記憶部43の少なくとも一方と、の協働により実現される。機器情報管理部12は、機器20とTSN規格に従って通信するための情報を、通信部11を介して収集し、収集した情報を機器情報テーブル121に書き込む。また、機器情報管理部12は、タイムスロット設定部13によって設定されるタイムスロットを示す情報をタイムスロット設定部13から取得し、計測部14による計測結果を示す情報を計測部14から取得して、取得した情報を機器情報テーブル121に書き込む。そして、機器情報管理部12は、機器情報テーブル121の情報を外部に提供する。
機器情報テーブル121は、図5に示されるように、機器20それぞれについて、機器20の構成を示す「構成機器」と、機器20によって実行される通信の種別を示す「通信種別」と、通信種別が制御ネットワーク用のプロトコルであるか情報ネットワーク用のプロトコルであるかを示す「通信属性」と、制御ネットワーク用のプロトコルについてタイムスロットの周期として許容される値である「通信周期許容値」と、情報ネットワーク用のプロトコルについてIP通信上位の指定プロトコルを示す「トランスポート層プロトコル」と、機器20がデータの演算処理を開始してから完了するまでに要する時間を示す「処理時間」と、機器20の通信に割り当てられたタイムスロットと、制御装置10が機器20から取得する入力データのサイズと、入力データの取得に要する時間と、を互いに関連付けて示すテーブル形式のデータである。
機器情報テーブル121のうちの「構成機器」は、例えば、機器20の機種、型番又はアドレスであってもよい。また、PLCである機器23についての「構成機器」は、同一のバスで接続されているすべてのユニット、及び、I/Oユニット233に接続されている機器239を含むPLCの構成を示す。図5においては、PLCである機器23を示す「PLC23」が、ネットワークユニット231を示す「NW-U231」、CPUユニット232を示す「CPU-U232」及びI/Oユニット233を示す「IO-U233」を有し、I/Oユニット233には「DEV239」により示される機器239が接続されていることが示されている。
また、図5中の「通信種別」として示される「P0」は、図3に示されるように情報ネットワーク用のプロトコルに対応し、「P1」はサイクリック伝送に対応し、「P2」は時刻同期プロトコルに対応する。また、「通信属性」としての「CTRL」は、制御ネットワーク用のプロトコルであることを示し、「INFO」は、情報ネットワーク用のプロトコルであることを示す。
また、「通信周期許容値」は、制御用ネットワークのプロトコル毎に異なる範囲で示される。「トランスポート層プロトコル」は、「TCP(Transmission Control Protocol)」又は「UDP(User Datagram Protocol)」を示す。また、「処理時間」は、機器20によって起動時に計測される。例えば、カメラである機器21の「処理時間」は、画像を撮影してから当該画像を外部に出力するための変換処理の実行にかかる時間である。また、PLCである機器23の「処理時間」は、バスで接続されている各ユニット及び機器239を最適化するのに要する時間であって、例えば、ロボットである機器239に対する指示をネットワークユニット231が受信してから、実際に機器239によるアームの移動が完了するまでの時間である。
「構成機器」、「通信種別」、「通信属性」、「通信周期許容値」、「トランスポート層プロトコル」及び「処理時間」は、機器情報管理部12によって機器20から収集されて機器情報テーブル121に登録される。機器情報管理部12は、制御装置10において、被制御機器から、実行すべき通信の種別を示す種別情報を取得する取得手段の一例に相当する。ここで、種別情報は、「通信種別」を含む情報に相当する。「割当タイムスロット」、「入力データサイズ」及び「入力データ取得時間」の機器情報テーブル121への登録については、後述する。
タイムスロット設定部13は、主としてプロセッサ41によって実現される。タイムスロット設定部13は、機器20から収集された情報のうちの「通信種別」及び「通信属性」に基づいて、機器20によって実行される通信の種別をタイムスロットに割り当てる。タイムスロット設定部13は、制御装置10において、通信周期に含まれる複数の時間区分に、種別情報により示されるいずれかの通信の種別を割り当てる割当手段の一例に相当する。タイムスロット設定部13は、割り当てたタイムスロットを、図5に示されるように機器情報テーブル121に登録する。
また、タイムスロット設定部13は、ユーザによって予め設定される制御用ネットワークのプロトコルに対応するタイムスロットの長さ、及び、通信周期の初期値に基づいて、タイムスロットTS0の長さの初期値を設定する。ここで、通信周期の初期値は、機器情報テーブル121のうちの「通信周期許容値」に基づいて、タイムスロット設定部13によって決定されてもよいし、機器情報管理部12によって決定されてもよい。
さらに、タイムスロット設定部13は、タイムスロットTS0の長さの初期値、及び、計測部14による計測結果に基づいて、初期値が過剰に長いと判断すると、タイムスロットTS0の長さを短縮することにより通信周期を調整する。タイムスロット設定部13による判断の詳細については、後述する。
計測部14は、主としてプロセッサ41及びクロック部44の協働により実現される。計測部14は、制御装置10のタイムスロットTS0に対応する種別の通信により機器20の制御にかかる制御時間と、当該機器20を制御するためにタイムスロットTS0において伝送される通信データのサイズと、を計測する。
図6に例示されるように、入力機器としての機器21からの入力データに基づいて制御装置10がデータ処理を実行し、処理結果としての制御指令を含む送信データを被制御機器である機器23に送信してその状態を変化させるような制御が実施される。ここで伝送されるデータはいずれも、情報ネットワーク用のプロトコルに従う。このような制御にかかる制御時間T10は、入力データの取得にかかる時間T11と、制御装置10によるデータ処理に要する時間T12と、制御指令の送信にかかる時間T13と、機器23が状態を変化させて制御指令を反映するまでの時間T14と、の総和に等しい。なお、制御時間T10は、タイムスロットが設定されることなく情報ネットワーク用のプロトコルに従う通信により被制御機器が制御される時間であって、時間区分としてのタイムスロットに関わらず、情報ネットワーク用のプロトコルに従う通信による被制御機器の制御にかかる時間である。詳細には、TSN規格に従う通信により機器20が制御される際には、図6に示される制御時間T10すべてが1つのタイムスロットTS0内で完結するとは限らず、時間T11が1つのタイムスロットTS0に含まれ、時間T13が次のタイムスロットTS0に含まれることがある。これに対して、計測部14は、時間T11~T14をそれぞれ計測して総和を得ることにより制御時間T10を計測する。この制御時間T10は、データの伝送が禁止される時間が設定されることなく、情報ネットワーク用のプロトコルに従う通信が常時許可される状況において機器20の制御にかかる時間に相当する。
ここで、計測部14は、機器21,23から通知される情報に基づいて時間T11,T13を計測する。例えば、計測部14は、図7に例示されるように、機器21の通常動作時に生成して外部に出力するデータと同等のサンプルデータを要求する。要求を受けた機器21は、サンプルデータの送信を開始し、送信すべきすべてのサンプルデータの送信が完了した時点で、制御装置10に送信完了の旨を通知する。制御装置10の計測部14は、要求から送信完了の通知を受けた時点までの時間T11を計測してもよい。計測部14によって計測された時間T11は、図5に示されるように、機器情報テーブル121に「入力データ取得時間」として登録される。
なお、時間T11を計測する手法は図7の例に限定されない。図8に示されるように、計測部14は、機器21が入力データの送信を開始した時刻T11aの通知を機器21から受けて、最後に入力データを受信した時刻T11bから通知された時刻T11aを減じることで時間T11を得てもよい。
また、計測部14は、図9に例示されるように、制御装置10によるデータ処理の完了後に、機器23に対して処理の完了を通知するとともに、処理結果の受取を要求する。要求を受けた機器23は、受取許可を制御装置10に通知し、制御装置10からの送信データの送信が開始される。送信データの受信が完了すると、機器23は、受信完了の旨を制御装置10に通知する。計測部14は、送信データの送信開始から受信完了通知を受ける時点までの時間T13を計測してもよい。なお、時間T13を計測する手法は、図9の例に限定されず、任意に変更してもよい。
また、計測部14は、図5に示される機器情報テーブル121のうちの「処理時間」を参照することで時間T14の計測値を得てもよい。また、機器23は、サンプルとして受信した送信データを実際に処理して、当該処理に要する時間を計測し、計測結果を計測部14に通知してもよい。
さらに、計測部14は、入力データのサイズを計測して、図5に示されるように、機器情報テーブル121のうちの「入力データサイズ」として計測結果を記録する。また、計測部14は、入力データのサイズと送信データのサイズとの総和を、通信データのサイズとして計測する。計測部14によって計測された制御時間の長さ及び通信データのサイズは、後述するように、通信周期の調整に利用される。計測部14は、制御装置10において、時間区分に関わらず通信が実行されるときに被制御機器の制御にかかる制御時間を計測する計測手段の一例に相当する。
図4に戻り、機器制御部15は、主としてプロセッサ41によって実現される。機器制御部15は、タイムスロット設定部13によって調整された通信周期に従って通信部11を介して機器20と通信してデータを処理することにより、制御対象となる機器20を制御する。詳細には、機器制御部15は、図5の例における入力データに基づいて送信データを生成するためのデータ処理を実行する。機器制御部15は、制御装置10において、被制御機器を制御するためにデータを処理するデータ処理手段の一例に相当する。
ネットワーク監視部16は、主としてプロセッサ41によって実現される。ネットワーク監視部16は、ネットワーク30の状態を監視して、ネットワーク30の動作状態と、タイムスロットTS0の長さを決定するためのパラメータとの関係を学習する。ネットワーク監視部16による学習が進むと、計測部14による計測を要することなく、ネットワーク30の状態からタイムスロットTS0の長さが決定される。ネットワーク監視部16は、制御装置10において、調整手段としてのタイムスロット設定部13によって調整された通信周期に従うネットワーク上の通信状態を学習する学習手段の一例に相当する。
続いて、制御装置10によって実行される初期化処理及び通信周期の調整処理について、図10~16を用いて説明する。図10に示される初期化処理は、制御装置10が起動したときに開始する。
初期化処理では、制御装置10は、リンクスキャンを実行する(ステップS1)。具体的には、機器情報管理部12が、制御装置10にネットワーク30を介して接続されている機器20を確認する(ステップS2)。
リンクスキャンによって機器20の接続を確認することができない場合(ステップS2;No)、制御装置10は、ステップS1の処理を繰り返す。一方、リンクスキャンによって少なくとも1つの機器20の接続を確認することができる場合(ステップS2;Yes)、機器情報管理部12は、機器情報テーブル121を生成して(ステップS3)、接続を確認した機器20の個体情報を機器情報テーブルにリスト化する。具体的には、図5に示される「構成機器」の情報が各機器20について記録される。
次に、機器情報管理部12は、接続が確認された各機器20に対して機器情報の送信を要求する(ステップS4)。要求に対する応答がない場合(ステップS5;No)、機器情報管理部12は、ステップS4の処理を繰り返す。一方、要求に対する応答がある場合(ステップS5;Yes)、機器情報管理部12は、応答された機器情報を機器情報テーブル121に記録する(ステップS6)。これにより、図5に示される「通信種別」、「通信属性」、「通信周期許容値」、「トランスポート層プロトコル」及び「処理時間」が各機器20について記録される。なお、機器20は、起動後に機器20自体に関する情報を収集するとともに「処理時間」を計測し、制御装置10からの要求に対して、収集結果及び計測結果を含む機器情報を応答する。
次に、タイムスロット設定部13は、機器情報に基づき、制御ネットワーク用のプロトコルを情報ネットワーク用のプロトコルより優先して、各通信種別をタイムスロットに割り当てる(ステップS7)。詳細には、通信の種別をタイムスロットに割り当てる際に、タイムスロット設定部13は、制御ネットワーク用のプロトコルを、情報ネットワーク用のプロトコルよりも優先してタイムスロットに割り当てる。例えば、図5に示されるような通信種別及び通信属性が機器20から通知された場合には、タイムスロット設定部13は、通信属性が「CTRL」である通信種別をタイムスロットTS1以降に割り当てた後に、通信属性が「INFO」である通信種別を最後のタイムスロットTS0に割り当てる。
次に、タイムスロット設定部13は、ステップS7で割り当てたタイムスロットを機器情報テーブル121に記録する(ステップS8)。これにより、図5に示されるように各機器20によって実行される通信の種別に対して、タイムスロットが関連付けられる。
次に、タイムスロット設定部13は、通信周期及びタイムスロット長の初期値を算出する。具体的には、タイムスロット設定部13は、機器情報テーブル121に記録されている制御ネットワーク用のプロトコルに対応する「通信周期許容値」を読み出す。そして、当該許容値が図5に示されるように許容範囲の上限値を示すときには、タイムスロット設定部13は、読み出した許容値のうちの最小の許容値を通信周期の初期値として設定する。
また、タイムスロット設定部13は、機器情報テーブル121に記録されている制御ネットワーク用のプロトコルに対応するものとして予め決定されたタイムスロット長を取得する。このタイムスロット長は、制御装置10が予め定められた手順で決定してメモリに保存されたタイムスロット長であってもよいし、ユーザによって指定されたタイムスロット長であってもよい。そして、タイムスロット設定部13は、通信周期の初期値から、制御ネットワーク用のプロトコルに対応するタイムスロット長の総和を減じることで、情報ネットワーク用のプロトコルに対応するタイムスロットTS0の長さの初期値を得る。具体的には、タイムスロットTS1,TS2,・・・,TS0の長さをそれぞれTSL1,TSL2,・・・,TSL0とし、nを1以上の整数とし、通信周期の初期値をPR0として、タイムスロット設定部13は、下記の式(1)で示される演算によりTSL0の初期値を算出する。
TSL0=PR0-Σ(TSLn) ・・・(1)
次に、タイムスロット設定部13は、初期値を演算により得たか否かを判定する(ステップS10)。すなわち、タイムスロット設定部13は、設定可能な初期値が存在するか否かを判定する。例えば、制御ネットワーク用のプロトコルの種類が多いにも関わらず、通信周期の初期値が小さい場合には、タイムスロットTS0の初期値を算出することができないため、ステップS10の判定が否定される。
ステップS10の判定が否定された場合(ステップS10;No)、制御装置10は、ユーザに対してエラーを通知して(ステップS11)、初期化処理を終了する。一方、ステップS10の判定が肯定された場合(ステップS10;Yes)、初期化処理を終了する。
初期化処理に続いて、制御装置10は、図11に示される通信周期の調整処理を開始する。調整処理では、計測部14が制御時間及び通信データのサイズを計測する計測処理が実行される(ステップS21)。この計測処理では、図12に示されるように、計測部14が、情報ネットワーク用のプロトコルに従う入力データの送信を入力機器に要求する(ステップS201)。
この要求に対する応答がない場合(ステップS202;No)、計測部14は、ステップS201の処理を繰り返す。一方、要求に対する応答がある場合(ステップS202;Yes)、計測部14は、入力機器から送信された入力データのサイズを計測し(ステップS203)、入力データの取得時間を計測する(ステップS204)。
次に、計測部14は、ステップS203で計測された入力データのサイズ、及び、ステップS204で計測された入力データの取得時間に基づいて、データの伝送速度を算出する(ステップS205)。具体的には、入力データのサイズを取得時間で除することにより、単位時間あたりに伝送されるデータのサイズが算出される。なお、複数の機器20からベストエフォートで送信されることを想定した最小値が伝送速度として算出されてもよい。
次に、機器制御部15が、入力データを処理して、計測部14が、入力データの処理にかかる処理時間を計測する(ステップS206)。そして、入力データの処理結果として、被制御機器に送信すべき送信データが生成され、計測部14は、入力データのサイズと送信データのサイズとの総和として通信データのサイズを算出する(ステップS208)。
次に、通信部11が、処理結果としての送信データを被制御機器に送信して、計測部14が、送信時間を計測する(ステップS209)。具体的には、計測部14は、送信データのサイズに、ステップS205で算出した伝送速度を乗じることで、送信時間の計測値を得てもよい。また、計測部14は、図9に示されるように被制御機器からの通知に基づいて送信時間を計測してもよい。
次に、計測部14は、処理結果に基づいて被制御機器の状態が変化する状態変化時間を計測する(ステップS210)。具体的には、計測部14は、送信データに基づく実際の動作が完了するまでの時間を被制御機器に計測させて、計測結果を得てもよいし、初期化処理において被制御機器である機器20から収集された「処理時間」を状態変化時間として採用してもよい。
次に、計測部14は、ステップS204で得た取得時間と、ステップS206で得た処理時間と、ステップS209で得た送信時間と、ステップS210で得た状態変化時間と、の総和として、制御時間を算出する(ステップS211)。その後、計測処理は終了する。計測部14は、入力機器及び被制御機器から通知される情報に基づいて制御時間を計測する計測手段の一例に相当する。
図11に戻り、計測処理に続いて、計測部14は、制御時間に含まれる通信周期のうちのタイムスロットTS0の伝送容量を算出する(ステップS21)。具体的には、計測部14は、図13に示されるように、制御時間T10に含まれる通信周期である周期1~7のうちのタイムスロットTS0すべてで伝送可能なデータの容量を算出する。
次に、タイムスロット設定部13は、計測処理のステップS208にて算出された通信データのサイズが、ステップS21で算出されたタイムスロットTS0の伝送容量よりも小さいか否かを判定する(ステップS22)。具体的には、タイムスロット設定部13は、図13の右側に示されるように、タイムスロットTS0の伝送容量と、通信データのサイズと、の大小を比較する。
通信データのサイズが伝送容量より小さくはないと判定された場合(ステップS22;No)、制御装置10による処理は、ステップS25に移行する。一方、通信データのサイズが伝送容量よりも小さいと判定された場合(ステップS22;Yes)、タイムスロット設定部13は、タイムスロットTS0の長さを示す現在の設定値が過剰に長いと判断して、タイムスロットTS0の長さを短縮することにより通信周期を調整する(ステップS23)。
具体的には、タイムスロット設定部13は、図14に示されるように、伝送容量の総和について、通信データのサイズと、被制御機器の制御以外の目的で伝送される他のデータのサイズと、を超える部分を、不要な伝送容量であると判断する。そして、伝送容量の総和が、通信データのサイズと他のデータのサイズとの総和に等しくなるように、タイムスロットTS0の長さを短縮する。これにより、図15に示されるように、通信周期が変更されて短くなり、リアルタイム性が向上することとなる。なお、他のデータのサイズは、予めユーザによって設定されてもよいし、通信データのサイズに依存するマージンとして設定されてもよい。例えば、通信データのサイズの20%が他のデータのサイズに相当してもよい。タイムスロット設定部13は、被制御機器を制御するために第1の種別の通信において送信され又は受信される通信データのサイズが、制御時間に含まれる通信周期のうちの第1の種別に対応する時間区分におけるデータの伝送容量よりも小さい場合に、第1の種別に対応する時間区分の長さを現在の設定値から短縮することにより通信周期の長さを調整する調整手段の一例に相当する。
また、タイムスロット設定部13は、タイムスロット長の短縮に合わせて、タイムスロットTS0で伝送されるデータのうちのペイロードのサイズを現在の設定値から縮小する(ステップS24)。図16には、一例として、IPパケットのうちのIPペイロードサイズが示されている。タイムスロット設定部13は、長さが変更されたタイムスロットTS0において、通信データ及び他のデータをペイロードに格納して伝送することが保証される範囲で、ペイロードサイズを小さくする。なお、図16に示されるIPヘッダ長は、トランスポート層プロトコルに依存するため、タイムスロット設定部13は、機器情報テーブル121に記録されている「トランスポート層プロトコル」に基づいて、IPペイロードサイズを変更する。
図11に戻り、制御装置10は、タイムスロットの割り当て、各タイムスロット長、及び通信周期を、各機器20に通知する(ステップS25)。これにより、ネットワーク30上で、調整された通信周期に従って通信する準備が整う。
次に、制御装置10は、機器20とともに、調整した通信周期に従って通信を開始する(ステップS26)。具体的には、通信部11は、各タイムスロットにおいて、割当手段としてのタイムスロット設定部13によって当該タイムスロットに割り当てられた種別の通信を実行する。制御装置10は、通信データの伝送を優先するために、タイムスロットTS0にて送信すべき他のデータについては、通信データが伝送されないタイミングにおいてベストエフォートで送信する。
次に、ネットワーク監視部16が、ネットワーク30を監視して、ネットワーク30の動作状態の学習を繰り返す(ステップS27)。具体的には、ネットワーク監視部16は、タイムスロットTS0における通信データと他のデータを含むデータの伝送量と、当該データが伝送される時点におけるネットワーク30の動作状態と、の相関関係を学習する。ここで、ネットワーク30の動作状態は、通信データのサイズ及び制御時間の少なくとも一方を決定するためのパラメータを含み、例えば、制御システム100の構成と、制御システム100の稼働時にデータが生成される稼働条件及び伝送頻度を含む。ネットワーク監視部16が学習を重ねることで、制御システム100の動作状態におけるデータサイズとタイムスロット長との関係がパターン化され、その相関関係を示す情報がデータベースに蓄積される。これにより、制御装置10の次回起動時には、計測部14による計測処理を省略して、接続されている機器20を制御装置10が認識するだけで、適当なタイムスロット長を設定することができる。
また、ネットワーク監視部16は、制御システム100の通常運用時において、通信データ以外にタイムスロットTS0にて伝送されるデータの量を学習し、制御装置10の次回起動時に、図14に示される他のデータのサイズとして学習結果を利用してもよい。
また、ネットワーク監視部16は、制御システム100の構成と、各機器20から取得する入力データのサイズ及び取得時間と、制御時間と、を記録し、記録したこれらの情報に基づいて、制御装置10の次回以降の起動時毎に、機器20の接続を確認した時点でタイムスロットTS0の長さを予測してもよい。ネットワーク監視部16は、このような予測の結果と、起動時に上述の処理により設定されるタイムスロットTS0の長さと、の比較を繰り返し、予測誤差を最小化していくことで、予測精度を向上させる。予測精度が十分に高くなった場合には、タイムスロット設定部13は、制御時間の計測を省略して、予測に基づいてタイムスロットTS0の長さを設定してもよい。これにより、制御システム100が通常動作を開始するまでの時間を短縮することができる。また、タイムスロット設定部13は、データの信頼性に応じてTCP、UDPに代表されるIP通信の上位プロトコルを自動的に選択することにより、タイムスロット長を調整してもよい。タイムスロット設定部13は、学習手段としてのネットワーク監視部16による学習の結果に基づいて、第1の種別に対応する時間区分の長さの新たな設定値を設定する調整手段の一例に相当する。
以上、説明したように、本実施の形態に係る制御装置10によれば、タイムスロット設定部13は、通信データのサイズがタイムスロットTS0におけるデータの伝送容量より小さい場合に、タイムスロットTS0の長さを短縮することにより通信周期の長さを調整する。これにより、タイムスロットTS0とともに通信周期が短くなる。したがって、TSN規格に従って通信種別に対応するタイムスロットが設けられるネットワーク上の通信において、リアルタイム性を向上させることができる。
また、制御装置10が、制御ネットワーク用のプロトコルに対応するタイムスロットTS1,TS2,・・・の長さを、上述のように調整する形態も考えられる。ただし、タイムスロットTS0については特に、その長さが過剰となり得る場合であっても実際の通信量によらず初期値のまま運用するケースが多い。このため、本実施の形態に係る制御装置10によれば、タイムスロットTS0の長さを短縮して効果的にリアルタイム性を向上させることができる。
また、タイムスロット設定部13は、タイムスロットTS0で伝送されるデータのペイロード長を変更する。これにより、過剰に長いペイロードを有するデータが伝送されることを回避することができる。
また、機器情報管理部12が、被制御機器から、実行すべき通信の種別を示す情報を取得して、タイムスロット設定部13が、制御ネットワーク用のプロトコルを情報ネットワーク用のプロトコルよりも優先して、タイムスロットに割り当てる。これにより、定時制が要求される重要なプロトコルをより確実にタイムスロットに割り当てることができる。
また、制御時間は、入力データの取得に要する時間、入力データの処理に要する処理時間、処理結果である送信データの送信に要する時間、及び、送信データに基づいて被制御機器が状態を変化させるのに要する状態変化時間を含む。これにより、入力データの送信から被制御機器の状態変化の完了までの一連の制御にかかる時間を得て、通信データを伝送するために必要最低限の伝送容量を算出することができる。なお、上記実施の形態では、1回の制御にかかる制御時間が計測されたが、これには限定されず、1回の制御にかかる制御時間の平均値が計測されてもよい。また、複数回の制御にかかる制御時間が計測されてもよい。
以上、本開示の実施の形態について説明したが、本開示は上記実施の形態によって限定されるものではない。
例えば、制御システム100の構成は、図1に示される例に限定されず、任意に変更してもよい。制御システム100に含まれる機器20の数は、3つより少なくてもよいし、3つより多くてもよい。また、タイムスロットの割り当て及び通信周期の調整がいずれもタイムスロット設定部13によって実行される例について説明したが、タイムスロットを割り当てる機能的な構成要素と、通信周期を調整する機能的な構成要素と、が別個に設けられてもよい。
また、制御時間が図6に示されるように4つのフェーズを含む例について説明したが、これには限定されない。制御の起点が制御装置10となる場合には、入力データの取得時間を省略して制御時間が計測されてもよい。また、入力データの送信元が1つの入力機器であり、送信データの送信先が1つの被制御機器である例について説明したが、これには限定されない。入力データの送信元が複数である場合には、複数の入力データすべてを取得するのに要する時間を取得時間として計測すればよい。また、送信データの送信先が複数である場合には、複数の送信データすべてを送信して被制御機器の状態変化がすべて完了するまでの時間を、送信時間及び状態変化時間として計測すればよい。また、入力機器と被制御機器とが異なる例を説明したが、入力機器及び被制御機器は、同一の機器であってもよい。
また、制御装置10の機能は、専用のハードウェアによっても、また、通常のコンピュータシステムによっても実現することができる。
例えば、プロセッサ41によって実行されるプログラム49を、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体に格納して配布し、そのプログラム49をコンピュータにインストールすることにより、上述の処理を実行する装置を構成することができる。このような記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、CD-ROM(Compact Disc Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto-Optical Disc)が考えられる。
また、プログラム49をインターネットに代表される通信ネットワーク上のサーバ装置が有するディスク装置に格納しておき、例えば、搬送波に重畳させて、コンピュータにダウンロードするようにしてもよい。
また、通信ネットワークを介してプログラム49を転送しながら起動実行することによっても、上述の処理を達成することができる。
さらに、プログラム49の全部又は一部をサーバ装置上で実行させ、その処理に関する情報をコンピュータが通信ネットワークを介して送受信しながらプログラムを実行することによっても、上述の処理を達成することができる。
なお、上述の機能を、OS(Operating System)が分担して実現する場合又はOSとアプリケーションとの協働により実現する場合には、OS以外の部分のみを媒体に格納して配布してもよく、また、コンピュータにダウンロードしてもよい。
また、制御装置10の機能を実現する手段は、ソフトウェアに限られず、その一部又は全部を、回路を含む専用のハードウェアによって実現してもよい。
本開示は、本開示の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、本開示を説明するためのものであり、本開示の範囲を限定するものではない。つまり、本開示の範囲は、実施の形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして、請求の範囲内及びそれと同等の開示の意義の範囲内で施される様々な変形が、本開示の範囲内とみなされる。
本開示は、装置間で共有される時刻により規定される時間区分毎に各装置が通信するシステムに適している。
100 制御システム、 10 制御装置、 11 通信部、 12 機器情報管理部、 121 機器情報テーブル、 13 タイムスロット設定部、 14 計測部、 15 機器制御部、 16 ネットワーク監視部、 20~23,239 機器、 231 ネットワークユニット、 232 CPUユニット、 233 I/Oユニット、 234 システムバス、 30 ネットワーク、 41 プロセッサ、 42 主記憶部、 43 補助記憶部、 44 クロック部、 45 入力部、 46 出力部、 47 通信部、 48 内部バス、 49 プログラム、 51,52 通信周期。

Claims (10)

  1. ネットワークを介して被制御機器を制御する制御装置であって、
    前記被制御機器と共有される共有時刻により規定される通信周期毎に、前記通信周期に含まれる複数の時間区分それぞれにおいて該時間区分に対応する種別の通信を実行する通信手段と、
    前記時間区分に関わらず第1の種別の通信が実行されるときに前記被制御機器の制御にかかる制御時間を計測する計測手段と、
    前記被制御機器を制御するために前記第1の種別の通信において送信され又は受信される通信データのサイズが、前記制御時間に含まれる前記通信周期のうちの前記第1の種別に対応する前記時間区分におけるデータの伝送容量よりも小さい場合に、前記第1の種別に対応する前記時間区分の長さを現在の設定値から短縮することにより前記通信周期の長さを調整する調整手段と、
    を備える制御装置。
  2. 前記第1の種別の通信は、一定の長さの時間内に情報が伝送されることが保証されないプロトコルに従う通信である、
    請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記調整手段は、前記第1の種別に対応する前記時間区分の長さを短縮する場合には、前記第1の種別の通信において伝送されるデータに含まれるペイロードの長さを現在の設定値より小さい値に設定する、
    請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記複数の時間区分は、前記第1の種別に対応する前記時間区分と、予め定められた長さの時間内に情報が伝送されることが保証されるプロトコルに従う通信の種別である第2の種別に対応する時間区分と、を含む、
    請求項2又は3に記載の制御装置。
  5. 前記被制御機器から、実行すべき通信の種別を示す種別情報を取得する取得手段と、
    前記通信周期に含まれる前記複数の時間区分に、前記種別情報により示されるいずれかの通信の種別を割り当てる割当手段と、をさらに備え、
    前記割当手段は、前記第2の種別を、前記第1の種別より優先して前記時間区分に割り当て、
    前記通信手段は、前記時間区分において、前記割当手段によって該時間区分に割り当てられた種別の通信を実行する、
    請求項4に記載の制御装置。
  6. 前記被制御機器を制御するためにデータを処理するデータ処理手段、をさらに備え、
    前記制御時間は、前記データ処理手段によるデータの処理に要する時間を含む、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の制御装置。
  7. 前記制御時間は、前記被制御機器と同一の又は異なる入力機器から入力データを取得するのに要する時間と、前記データ処理手段による前記入力データの処理に要する時間と、前記データ処理手段による処理結果を前記被制御機器に送信するのに要する時間と、前記処理結果に基づいて前記被制御機器が状態を変化させるのに要する時間と、を含み、
    前記計測手段は、前記入力機器及び前記被制御機器から通知される情報に基づいて前記制御時間を計測する、
    請求項6に記載の制御装置。
  8. 前記調整手段によって調整された通信周期に従う前記ネットワーク上の通信状態を学習する学習手段、をさらに備え、
    前記調整手段は、前記学習手段による学習の結果に基づいて、前記第1の種別に対応する前記時間区分の長さの新たな設定値を設定する、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の制御装置。
  9. 被制御機器を制御する制御装置によって実行される通信周期調整方法であって、
    通信手段が、前記被制御機器と共有される共有時刻により規定される通信周期毎に、前記通信周期に含まれる複数の時間区分それぞれにおいて該時間区分に対応する種別の通信を実行するステップと、
    計測手段が、前記時間区分に関わらず第1の種別の通信を実行するときに前記被制御機器の制御にかかる制御時間を計測するステップと、
    調整手段が、前記被制御機器を制御するために前記第1の種別の通信において送信され又は受信される通信データのサイズが、前記制御時間に含まれる前記通信周期のうちの前記第1の種別に対応する前記時間区分におけるデータの伝送容量よりも小さい場合に、前記第1の種別に対応する前記時間区分の長さを現在の設定値から短縮することにより前記通信周期の長さを調整するステップと、
    を含む通信周期調整方法。
  10. 被制御機器を制御する制御装置を、
    前記被制御機器と共有される共有時刻により規定される通信周期毎に、前記通信周期に含まれる複数の時間区分それぞれにおいて該時間区分に対応する種別の通信を実行する通信手段、
    前記時間区分に関わらず第1の種別の通信を実行するときに前記被制御機器の制御にかかる制御時間を計測する計測手段、
    前記被制御機器を制御するために前記第1の種別の通信において送信され又は受信される通信データのサイズが、前記制御時間に含まれる前記通信周期のうちの前記第1の種別に対応する前記時間区分におけるデータの伝送容量よりも小さい場合に、前記第1の種別に対応する前記時間区分の長さを現在の設定値から短縮することにより前記通信周期の長さを調整する調整手段、
    として機能させるためのプログラム。
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