JP7083257B2 - スライディングサッシの断熱構造 - Google Patents
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Description
また、本発明に係るスライディングサッシの断熱構造は、上枠に内障子の上框を案内する上枠内レールを備えたスライディングサッシの断熱構造であって、前記上枠と前記上框との間に上枠用内樹脂カバーを設け、その上枠用内樹脂カバーには、下端部が前記内障子の上側面に接触ないしは近接するまで垂れ下がる垂下片部を前記上枠内レールよりも屋内側における前記上枠と前記上框との間において見込み方向に任意の間隔を空けて複数有することによって断熱用空間を形成する内障子用断熱部材が設けられていることも特徴とする。
また本発明に係るスライディングサッシの断熱構造は、前記外障子用断熱部材は、弾性変形可能なことも特徴とする。
また本発明に係るスライディングサッシの断熱構造は、前記内障子用断熱部材は、弾性変形可能なことも特徴とする。
また、障子用断熱部材は垂下片部を見込み方向に任意の間隔を開けて複数有するので、障子をけんどん式で建て込む際、障子の上框が当接した場合でも、弾性変形し易いので、サッシ枠に障子をけんどん式により容易に建て込むことができる。
外障子6および内障子7は、それぞれ、図1~図4に示すように、アルミ等の軽量金属製の上框61,71、戸先框62,72、召合框63,73、下框64,74との間に、二重ガラス65a,65b,75a,75bを嵌めて構成される。
上框61,71の上部には、それぞれ、後述する上枠外レール21aおよび上枠内レール21bを案内するためのレール案内用凹部61a,71aが設けられている一方、上框61,71の下部には、それぞれ、二重ガラス65a,65b、75a,75bの上端部が収容されるガラス収容用凹部61b,71bが設けられている。
外障子樹脂カバー61cと内障子樹脂カバー71cは、それぞれ、ポリ塩化ビニル樹脂(PVC)等の合成樹脂部材を押出し加工等によって図2等に示すような断面形状に形成したもので、上框61,71の屋内側の側面がなるべく露出しないよう、上框61,71の屋内側の側面との間に所定厚の空気層を形成するように形成されている。
上枠2は、図2~図4等に示すように、上枠本体21と、上枠用外樹脂カバー22、上枠用内樹脂カバー23、内レール用樹脂カバー24、ビス隠し板25a,25bと、風止板26と、外障子用断熱部材27および内障子用断熱部材28等を備えて構成される。尚、図2や図3等では、風止板26は省略している。
上枠本体21は、アルミ等の軽量金属材を押出し加工や曲げ加工によって所定形状に形成されたもので、図2~図4に示すように、見込み方向(図2~図4において紙面の横方向)には、外障子6の上框61を案内する上枠外レール21aと、内障子7の上框71を案内する上枠内レール21bとを有しており、長手方向(図2~図4において紙面の表裏方向)には左右の縦枠4,5まで延出するように構成されている。
上枠用外樹脂カバー22は、外障子樹脂カバー61cや内障子樹脂カバー71cと同様にポリ塩化ビニル樹脂(PVC)等の合成樹脂部材を押出し加工等によって見込み方向に図2~図4に示すような断面形状に形成したもので、長手方向には図5や図6に示すように内観で上枠21の左端から風止板26の左側面まで延出する長さL1で構成されており、上枠本体21の上枠外レール21aと上枠内レール21bとの間にビス81aによって取り付けられるように構成されている。つまり、上枠用外樹脂カバー22は、外障子6および内障子7を閉めた際における外障子6の上方側にのみ設けられる。
上枠用内樹脂カバー23は、上枠用外樹脂カバー22等と同様にポリ塩化ビニル樹脂(PVC)等の合成樹脂部材を押出し加工等によって見込み方向に図2~図4に示すような断面形状に形成したもので、上枠本体21と対向して延びる上側面23aと、上側面23aの屋内側端部から垂直に垂れ下がる垂直面23bと、垂直面23b下端部から屋内側へ水平に延びる下側面23c等を備えて断面階段状ないしは略Z形状に形成されている。
内レール用樹脂カバー24は、上枠用外樹脂カバー22や上枠用内樹脂カバー23等と同様にポリ塩化ビニル樹脂(PVC)等の合成樹脂部材を押出し加工等によって形成されたもので、図2~図4に示すように上枠用外樹脂カバー22と上枠用内樹脂カバー23との間に設けられ、上枠内レール21bで冷やされた冷気が屋内へ侵入しないよう上枠内レール21bを覆うように見込み方向の断面がほぼU字形状に形成され、長手方向には図5や図6に示すように内観で上枠21の左右両端まで延出する上枠内レール21bの長さL2とほぼ同じ長さで構成されている。尚、本実施形態では、上枠用内樹脂カバー23と内レール用樹脂カバー24を別部材としているが、これらを一体部材としても良い。
ビス隠し板25a,25bは、それぞれ、上枠用外樹脂カバー22と上枠用内樹脂カバー23とを上枠2に固定するビス81a,81bを隠すためのもので、上枠用外樹脂カバー22と上枠用内樹脂カバー23等と同様に合成樹脂等によって形成されており、上枠用外樹脂カバー22のビス用凹部22bと、上枠用内樹脂カバー23のビス用凹部23a2とに嵌めて取り付けられる。
風止板26は、図5や図6に示すように上枠2における召合部、すなわち外障子6および内障子7を閉めた際、外障子6および内障子7の召合框63,73同士が重なった上部において、内レール用樹脂カバー24を境にして屋外側と屋内側にそれぞれ設けられるもので、硬質の合成樹脂から構成されたベース部(図示略)に、気密部材66,76と同様な熱可塑性エラストマー(TPE)等の軟質部材が一体成型されている。
外障子用断熱部材27および内障子用断熱部材28は、気密部材66,76と同様に熱可塑性エラストマー(TPE)やゴム等の軟質部材から形成されたもので、本実施形態では、同一素材、同一断面形状で構成されており、外障子用断熱部材27は、図5や図6に示すように、上枠21の左端から風止板26の左側面まで延出する上枠用外樹脂カバー22とほぼ同じ長さL1で構成されている一方、内障子用断熱部材28は、上枠21の右端から風止板26の右側面までの長さL3で構成されている。なお、外障子用断熱部材27の長さL1と内障子用断熱部材28の長さL3とは同一でも良い。
以上説明したように本実施形態の引違いサッシ1の断熱構造では、上枠外レール21aと上枠内レール21bとの間に長手方向で上枠21の左端から風止板26の左側面まで延出する長さL1の上枠用外樹脂カバー22を設け、その上枠用外樹脂カバー22の下側に、下端部が外障子6の上側面を構成する外障子樹脂カバー61cの上側面61c1に接触ないしは近接するまで垂れ下がる一対の垂下片部27d,27eを見込み方向に有する外障子用断熱部材27を設けている。
27eの下端部がそれぞれ外障子樹脂カバー61cの上側面61c1に接触して摺接したり、内障子用断熱部材28の垂下片部28d,28e下端部がそれぞれ内障子用気密部材76や内障子樹脂カバー71cの上側面71c1に接触して摺接した場合でも、外障子用断熱部材27の垂下片部27d,27e下端部および内障子用断熱部材28の垂下片部28d,28e下端部が断面略半円状に形成されているため、点で接触して摺接する。よって、断熱用空間27f,28fが閉鎖した形状(中空形状)に形成された場合に、面で接触して摺接することに対して、外障子用断熱部材27の垂下片部27d,27e下端部および内障子用断熱部材28の垂下片部28d,28e下端部の摩耗を防止でき、長期間に亘って冷暖房効率を向上させることが可能となる。また、障子の走行に不具合を与えることもない。
2 上枠
21 上枠本体
21a 上枠外レール
21b 上枠内レール
21c 上枠側係合部
22 上枠用外樹脂カバー
22a 断熱部材嵌合部
22b ビス用凹部
22c 上枠用外樹脂カバー側係合部
23 上枠用内樹脂カバー
23a 上側面
23a1 断熱部材嵌合部
23a2 ビス用凹部
24 内レール用樹脂カバー
25a,25b ビス隠し板
26 風止板
27 外障子用断熱部材
27a 嵌合部
27b 幅狭部
27c 幅広部
27d,27e 垂下片部
27f 断熱用空間
28 内障子用断熱部材
28a 嵌合部
28b 幅狭部
28c 幅広部
28d,28e 垂下片部
28f 断熱用空間
3 下枠
4,5 縦枠
6 外障子
61 上框
61a レール案内用凹部
61a1,61a2 気密部材嵌合用凹部
61b ガラス収容用凹部
61c 外障子樹脂カバー
62 戸先框
63 召合框
64 下框
65a,65b 二重ガラス
66 気密部材
7 内障子
71 上框
71a レール案内用凹部
71a1,71a2 気密部材嵌合用凹部
71b ガラス収容用凹部
71c 内障子樹脂カバー
72 戸先框
73 召合框
74 下框
75a,75b 二重ガラス
76 気密部材
81a,81b ビス
Claims (4)
- 上枠に外障子の上框を案内する上枠外レールを備えたスライディングサッシの断熱構造であって、
前記上枠と前記上框との間に上枠用外樹脂カバーを設け、その上枠用外樹脂カバーには、下端部が前記外障子の上側面に接触ないしは近接するまで垂れ下がる垂下片部を前記上枠外レールよりも屋内側における前記上枠と前記上框との間において見込み方向に任意の間隔を空けて複数有することによって断熱用空間を形成する外障子用断熱部材が設けられていることを特徴とするスライディングサッシの断熱構造。 - 上枠に内障子の上框を案内する上枠内レールを備えたスライディングサッシの断熱構造であって、
前記上枠と前記上框との間に上枠用内樹脂カバーを設け、その上枠用内樹脂カバーには、下端部が前記内障子の上側面に接触ないしは近接するまで垂れ下がる垂下片部を前記上枠内レールよりも屋内側における前記上枠と前記上框との間において見込み方向に任意の間隔を空けて複数有することによって断熱用空間を形成する内障子用断熱部材が設けられていることを特徴とするスライディングサッシの断熱構造。 - 請求項1記載のスライディングサッシの断熱構造において、
前記外障子用断熱部材は、弾性変形可能なことを特徴とするスライディングサッシの断熱構造。 - 請求項2記載のスライディングサッシの断熱構造において、
前記内障子用断熱部材は、弾性変形可能なことを特徴とするスライディングサッシの断熱構造。
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JP2018030237A JP7083257B2 (ja) | 2018-02-23 | 2018-02-23 | スライディングサッシの断熱構造 |
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