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JP7080748B2 - 注出キャップ - Google Patents

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JP7080748B2 JP2018125001A JP2018125001A JP7080748B2 JP 7080748 B2 JP7080748 B2 JP 7080748B2 JP 2018125001 A JP2018125001 A JP 2018125001A JP 2018125001 A JP2018125001 A JP 2018125001A JP 7080748 B2 JP7080748 B2 JP 7080748B2
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Description

本発明は、外容器と内容器とを有し、外容器の胴部をスクイズ(押圧)して、内容器内の内容液を押し出す二重容器に装着する注出キャップに関するものである。
従来、各種の食品調味料をはじめ、化粧料や薬剤等の内容液を収納し、スクイズすることによって、内容液を注出するスクイズ容器が使用されている。
また、内容液の品質維持が可能なスクイズ容器として、内外二重の構造体とし、外容器の胴部をスクイズすることによって、内側に配設された内容器を減容させて内容液を注出し、それに伴って内圧が減少し、外容器と内容器との間に外気導入孔からの外気を取り込むことで外容器の胴部のみを元の形状に復元させるスクイズ容器も知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記特許文献1記載のスクイズ容器用のキャップの場合、特に食品調味料においては、内容液の熱充填後に、温水等によるシャワーで冷却する際の冷却水がキャップ内に侵入しないように、上蓋とキャップ本体との嵌合部における嵌合を強くして気密性を高める必要がある。
しかしながら、気密性が高められている場合には、消費者が使用後に冷蔵庫へ保管し、再度使用する際に、温かいところに置いておく等の気温上昇によって、内容器と外容器の間の空気が膨張し、内容器に圧力がかかり、上蓋を開放したときに、内容液がキャップの注出筒から噴き出すおそれがあった。
特開2014-105016号公報
本発明は、上記問題を解決することを課題とし、内容液の充填時の段階では上蓋とキャップ本体との気密性が保たれ、二重容器を開封後の保存状態の時には、外容器と内容器との間の空気を外部に開放し、内容液の注出筒からの噴出を防止できる注出キャップを提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、注出キャップとして、外容器と内容器からなり、外容器をスクイズすることにより、内容器を減容させて内容液を注出する一方、スクイズが開放された後は、外容器と内容器との間に外気が導入されて、外容器のみを元の状態に復元する二重容器に使用され、二重容器の口筒部に装着されるキャップ本体と、ヒンジを介してキャップ本体に連設される上蓋と、キャップ本体内で二重容器の口筒部の開口を覆い、注出部を有する中栓と、中栓の注出部を閉塞可能とする弁体部とからなる注出キャップであって、キャップ本体は、二重容器の口筒部に装着される環状周壁と、環状周壁の上端部から内方に延設され、外気導入孔を有する天面壁と、天面壁から立設される注出筒とを備え、上蓋は、頂壁と、頂壁の周縁部に垂設される側周壁とを備え、ヒンジと反対側の上蓋の一部に弱化凹部を設け、ヒンジと反対側の側周壁には、つば部を延設し、使用時に、つば部を持ち上げることで弱化凹部を破断可能としたことを特徴とする構成を採用する。
注出キャップの具体的実施形態として、ヒンジと反対側の側周壁には、外周の二箇所に連結部を設け、連結部からヒンジ部を介して下方に回動可能なつば部を延設し、つば部は使用前には下げられていることを特徴とする構成、また、弱化凹部の外側の上蓋の縁端部に、側周壁を外方向に越える庇部と、庇部と側周壁の間に凹部とを設け、つば部を持ち上げたときに、つば部の内側縁端部が凹部に進入し、使用時には、庇部を押し上げて弱化凹部を破断させるとともに、使用後の閉蓋時には、凹部と庇部とでつば部が保持されることを特徴とする構成を採用する。
さらに、注出キャップの具体的実施形態として、弁体部は、キャップ本体と中栓との間で保持され、弁体部には、中栓の注出部を覆い、スクイズの際に、注出部を開放して内容液の流通を可能とする逆止弁本体が設けられていることを特徴とする構成、中栓は、二重容器の口筒部の開口を覆う隔壁部と、隔壁部の下面から垂設され口筒部に嵌合する脚部と、隔壁部を開口して設けられる注出部とからなり、注出部に隣接し、内部で上下に移動可能な移動弁を有する筒状壁が設けられていることを特徴とする構成、また、弁体部に、スクイズの際に、外気導入孔からの外気を遮断し、スクイズの手を緩めたときに、外気導入可能な外気導入弁が設けられていることを特徴とする構成を採用する。
本発明の注出キャップは、内容液の充填時においては上蓋とキャップ本体との気密性が保たれるとともに、使用時につば部を持ち上げて上蓋の弱化凹部を破断させることによって、外容器と内容器との間の空気を外部に開放し、温度上昇による内容器への内圧を抑え、内容液が噴出するのを防止することができる。
また、持ち上げられたつば部は、そのまま、上蓋の把手部として上蓋の開閉を容易にすることができる。
本発明の注出キャップの閉蓋状態を示す図であり、(a)は上面図で、(b)は側面断面図である。 本発明の注出キャップの閉蓋状態を示す図であり、(a)は図1(b)の要部拡大図で、(b)は正面図である。 本発明の注出キャップの開蓋状態を示す図であり、(a)は上面図で、(b)は側面図である。 本発明の注出キャップを初めて使用するときに、つば部を持ち上げて弱化凹部を破断した状態を示す説明図であり、(a)は上面図で、(b)は一部断面側面図で、(c)は(b)の要部拡大図である。 本発明の注出キャップの使用後の閉蓋状態を示す図であり、(a)は一部断面側面図であり、(b)は(a)の要部拡大図である。
本発明の注出キャップとして、ヒンジキャップとして具体化された実施形態について、実施例を示した図面を参照して説明する。
図1において、Aは二重容器、Bは二重容器Aに装着されるキャップ本体、Dはキャップ本体BにヒンジCを介して開閉可能に連設される上蓋、Eはキャップ本体Bの内側に装着され、二重容器Aの開口を覆う中栓、Fはキャップ本体Bと中栓Eとの間に設けられる弁体部である。
図1に示すように、二重容器Aは、上部に口筒部1が形成され、口筒部1の下方に形成される胴部2をスクイズすることにより弾性変形可能な外容器A1と、外容器A1の内側で外容器A1に対して剥離可能に積層される内容器A2とを有する積層剥離容器(デラミネーション容器)として形成され、外容器A1の口筒部1の上端面3には、内容器A2の端部4が積層されており、外容器A1を閉塞している。
二重容器Aは、口筒部1の外周面に、ねじ部(雄ねじ)5が形成され、さらに、口筒部1には、外容器A1と内容器A2との間に外気を吸入するための貫通開口6が設けられ、さらに、貫通開口6が位置する口筒部1の外周面には、ねじ部(雄ねじ)5を上下方向に切り欠く溝部7が形成されている。
外容器A1の胴部2がスクイズされると、内容液がキャップ本体Bから外部に注出される一方、胴部2のスクイズが解除された後は、貫通開口6から外容器A1と内容器A2との間に外気が吸入されて内容器A2を減容変形させたまま外容器A1が復元する。なお、図示しないが、外容器A1と内容器A2との間には、接着層(縦方向に少なくとも1本)を設けてもよいし、接着層を設けなくても構わない。
これにより、注出された内容液と置換されて内容器A2の内部に外気が吸入されることを防止して、内容液の外気との接触を抑制して、その品質を維持することができる。
なお、二重容器Aは、例えば押出成形等によって二重(内外)に組み合わされた積層パリソンを形成し、この積層パリソンをブロー成形することで形成(押出ブロー成形)してもよい。また、射出成形等によって外容器A1用のプリフォーム、および内容器A2用のプリフォームを各別に形成しておき、これらを二重(内外)に組み合わせて一体に二軸延伸ブロー成形することで、二重容器Aを形成してもよい。
外容器A1および内容器A2は合成樹脂製で、剥離可能な組み合わせであれば互いに同材質でもよいし、異材質でもよい。合成樹脂材料の一例としては、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)、PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)、ナイロン(ポリアミド)、EVOH(エチレン-ビニルアルコール共重合体)等が挙げられる。これらの合成樹脂材料の中から、外容器A1と内容器A2とは剥離可能(相溶性がない)となる組み合わせで形成される。
キャップ本体Bは、図1~図3に示すように、二重容器Aの口筒部1のねじ部(雄ねじ)5に螺合するように、内周面にねじ部(雌ねじ)11を有する環状周壁12と、環状周壁12の上端部に設けられる、上蓋Dと係合する蓋係合部13と、環状周壁12の上端部から内方に延設される天面壁14と、天面壁14から段部を介して立設される注出筒15とを備えている。
ヒンジCと反対側の環状周壁12の上部には、後述するつば部42に係合する突部17が設けられている。
また、天面壁14には、少なくとも1箇所(好ましくは2箇所)に外気導入孔16が設けられている。
外気導入孔16を通して流入する外気は、後述する中栓Eの隔壁部20の外縁部とキャップ本体Bの環状周壁12との隙間、二重容器Aの外容器A1側と環状周壁12との隙間、および口筒部1に設けられた貫通開口6を通して外容器A1と内容器A2との間に導入される。
中栓Eは、図1(b)に示すように、二重容器Aの口筒部1の開口を覆う隔壁部20と、隔壁部20の下面には、二重容器Aの口筒部1の内容器A2側の内面に嵌合する脚部21と、内容液を流通させる開口の注出部22と、注出部22に隣接して設けられる筒状壁23とを備え、筒状壁23の内部には、球状の移動弁24を有し、移動弁24を下支えするために、筒状壁23の下端部は縮径するとともに、上端部には突部などを設けて抜け止めがなされている。
筒状壁23内の移動弁24は、金属あるいは合成樹脂からなり、内容液の注出に際し、二重容器Aが傾けられて、上部の開口に近接するように移動するが、内容液の注出を終えて、二重容器Aを正立位置に戻したときには下部の開口に移動し、注出筒15内に残留する内容液をサックバックさせて注出筒15と隔壁部20との空間に引き込み、液だれを防止する。
なお、移動弁24は、球状でなくても、筒状壁23内を上下に容易にスライドするものであれば、どのような形状でもよい。
弁体部Fは、キャップ本体Bの天面壁14に設けられた溝部と隔壁部20に設けられた溝部に嵌合する筒状部26と、筒状部26の内面から内方に延設され、中栓Eの隔壁部20の注出部22の開口を覆う逆止弁本体27と、筒状部26の外面から延設され、キャップ本体Bの天面壁14の下面に離反可能に軽く当接あるいは近接する外気導入弁28とを備えている。
また、筒状壁23の上面の開口は、逆止弁本体27で被覆されているが、完全に被覆していなくてもよい。
逆止弁本体27は、筒状部26と弾性アームを介して連結し、弾性アームは周方向に沿って複数(例えば、3つ)設けられている。弾性アームの数は3つに限定されず、また、内容液の移動を阻止する逆止弁であれば、上記構成以外の弁構造としてもよい。
また、外気導入弁28は、弾性体からなり、外容器A1をスクイズしたときに、外気導入孔16を閉状態とし、スクイズを止めたときに、外気導入孔16を開放し、外容器A1と内容器A2との間に外気を導入して、外容器A1を初期形状に復帰させる。
上蓋Dは、図1~図3に示すように、ヒンジCを介してキャップ本体Bの環状周壁12の外周上端に、回動自在に連設されており、頂壁30と、頂壁30の周縁部から垂設される側周壁31とを備えている。
頂壁30の内面から、閉蓋時に注出筒15の内周面に外周面が当接するシール筒32が垂設され、上蓋Dの閉蓋状態を維持することができる。
側周壁31の下端部は、内周側に、キャップ本体Bの蓋係合部13と係合する係合凹部33が設けられ、さらに、その下部には係合凸部34が設けられている。
係合凹部33と係合凸部34とで蓋係合部13を包み込んで嵌合し、上蓋Dとキャップ本体Bとを密閉状態とする。
ヒンジCと反対側の頂壁30には、上蓋Dに亀裂を生じさせるために上方から弱化凹部36が設けられ、さらに弱化凹部36の外側には、頂壁30の縁端部から側周壁31を外方向に越える庇部37が延設され、庇部37と側周壁31との間に凹部38が設けられている。
また、ヒンジCと反対側の側周壁31には、左右2箇所の連結部40を設け、連結部40からヒンジ部41を介して、上蓋Dとは接合していない半円盤状のつば部42が延設され、つば部42は、ヒンジ部41を支点にして下方に回動することができ、未使用時には、図1および2に示すとおり、つば部42を下方に回動させ、つば部42の内側縁端部の中心位置に設けられた係合部43がキャップ本体BのヒンジCと反対側の環状周壁12の上部に設けられた突部17の下端に係合するとともに、つば部42の下面側が環状周壁12の外周面に当接ないしは近接するように設けられており、それによって上蓋Dとキャップ本体Bとがロックされて密閉状態を保つことができる。
次に、本実施例の使用態様と作用効果について説明する。
本実施例の注出キャップは、まず、図3に示すように、つば部42が下がった状態の開状態の上蓋Dを、ヒンジCを中心に回動させてキャップ本体Bに被せ、上蓋Dの係合凹部33をキャップ本体Bの蓋係合部13に嵌合させて、閉状態としておく。
その際、上蓋Dのシール筒32は、キャップ本体Bの注出筒15内に入り込み、シール筒32の外周面が注出筒15の内周面に当接する。
また、つば部42の内側縁端部に設けられた係合部43を、キャップ本体Bの環状周壁12に設けられた突部17に係合させておく。
次に、上記閉状態のキャップ本体Bの溝に、弁体部Fの筒状壁23の上端部を嵌合し、次いで中栓Eに設けられた溝に、弁体部Fの筒状壁23の下端部を嵌合することで、図1および図2に示す本発明の注出キャップとして、セット完了となる。
その際、中栓Eの隔壁部20の上面に弁体部Fの逆止弁本体27が当接するとともに、弁体部Fの外気導入弁28は、キャップ本体Bの天面壁14の下面に軽く当接するか近接する。
次いで、セットされた注出キャップのキャップ本体Bのねじ部(雌ねじ)11を、内容器A2に内容液が充填された二重容器Aの口筒部1のねじ部(雄ねじ)5にねじ込み、キャップ本体Bを二重容器Aに螺合させるとともに、中栓Eの脚部21は二重容器Aの口筒部1の上端部の内周側に嵌合し注出キャップが装着される。
本実施例では、つば部42によって、上蓋Dとキャップ本体Bとが密閉状態を維持され、加熱された内容液によって、圧力が上昇しても、上蓋Dが開蓋することがなく、また、温水シャワーなどによる冷却、洗浄が行われても、冷却水などがキャップ内に侵入することがない。
二重容器A内の内容液を使用するためには、図1の状態から、つば部42に手指を掛けて引き上げ、キャップ本体Bの環状周壁12の突部17との係合を外し、さらに、図4に示すように、ヒンジ部41を中心に回動させて持ち上げると、つば部42の内側縁端部が上蓋Dの凹部38に進入するとともに、つば部42の縁端部上面で庇部37を押し上げ、上蓋Dの頂壁30に設けられた弱化凹部36が破断される。
さらに、つば部42を持って引き上げれば、上蓋Dは開放されるので、二重容器Aを持った状態で傾け、外容器A1の胴部2をスクイズすれば内容液を注出することができる。
その際、二重容器A内の内容液は、スクイズによって弁体部Fの逆止弁本体27を押し開け、開放された中栓Eの注出部22からキャップ本体Bの注出筒15を通して注出される。
また、外気導入弁28がキャップ本体Bの天面壁14に密着するので、スクイズによる圧力を内容器A2に効率的に伝えることができる。
本実施例では、中栓Eに、内部に移動弁24を設けた筒状壁23が設けられており、スクイズによって、移動弁24の自重および内容液が筒状壁23内に流入し、移動弁24は注出筒15側に移動する。
二重容器Aのスクイズを止めると、弁体部Fの逆止弁本体27によって注出部22を閉じて内容液の注出が止められ、さらに、二重容器Aにかけられたスクイズの力を除いていくと、外気導入孔16から外気が導入され、外気導入弁28が開放されて、外容器A1と内容器A2との間に外気が入り込み、外容器A1のみが速やかに初期状態に復帰する。
また、注出後、二重容器Aの傾きを正立位置に戻すことで、筒状壁23内で注出筒15側に移動していた移動弁24が、自重により二重容器A側に移動し始め、隔壁部20の上面に存在する残留内容液は、移動弁24が移動することにより、内容液をサックバックさせて、注出筒15と隔壁部20との空間に引き込まれ、液だれが回避される。
使用後は、図5に示すように、上蓋Dのつば部42を持って、上蓋Dをキャップ本体Bに嵌合させて閉蓋状態となり、その際、上蓋Dのつば部42の内側縁端部が、凹部38内に収まるとともに、庇部37によって上から押さえられているので、つば部42は持ち上げられた状態で保持される。
このような状態で、二重容器Aが冷蔵庫内に保管され、再使用時において温かい場所に移動された場合、温度上昇によって、外容器A1と内容器A2との間の空気が温められて膨張しても、上蓋Dに設けられた弱化凹部36の破断によって、外気との間で開放状態が保たれているので、上蓋Dを開放したときに内容液が飛び出すことがない。
また、持ち上げられたつば部42は、上蓋Dの開閉時に把手部となって開け閉めが容易となる。
本実施例では、外気導入弁28が設けられているが、外気導入弁28をなくすことができる。その場合には、例えば中栓Eの外縁とキャップ本体Bとの間の外気導入路の断面を制限した溝部を設けることによって外気導入弁28の代わりとすることができる。
また、本実施例では、キャップ本体Bの二重容器Aへの装着は、ねじ部(雄ねじ)5とねじ部(雌ねじ)11によって螺着されるものであるが、嵌合等による装着でもよい。
本実施例では、二重容器として、外容器と内容器との間が剥離可能な二重容器として説明したが、外容器と内容器とは剥離可能なものでなくてもよく、単純な二重容器であってもよい。
本発明の注出キャップは、上蓋のつば部を下げた状態で密閉状態を保つことができ、熱充填によっても上蓋が開蓋することがなく、また、温水シャワーによる冷却や洗浄によっても冷却水等がキャップ内に侵入することがなく、また、使用時につば部を持ち上げて上蓋の弱化凹部を破断させることによって、外気との間で開放状態となり、冷蔵庫に保管後の再使用時に、温度上昇による内容液の噴き出しを防止することができるので、特に食品や調味料などを充填する二重容器用の注出キャップとして好適である。
A 二重容器
A1 外容器
A2 内容器
B キャップ本体
C ヒンジ
D 上蓋
E 中栓
F 弁体部
1 口筒部
2 胴部
3 上端面
4 端部
5 ねじ部(雄ねじ)
6 貫通開口
7 溝部
11 ねじ部(雌ねじ)
12 環状周壁
13 蓋係合部
14 天面壁
15 注出筒
16 外気導入孔
17 突部
20 隔壁部
21 脚部
22 注出部
23 筒状壁
24 移動弁
26 筒状部
27 逆止弁本体
28 外気導入弁
30 頂壁
31 側周壁
32 シール筒
33 係合凹部
34 係合凸部
36 弱化凹部
37 庇部
38 凹部
40 連結部
41 ヒンジ部
42 つば部
43 係合部

Claims (6)

  1. 外容器と内容器からなり、外容器をスクイズすることにより、内容器を減容させて内容液を注出する一方、スクイズが開放された後は、外容器と内容器との間に外気が導入されて、外容器のみを元の状態に復元する二重容器に使用され、二重容器の口筒部に装着されるキャップ本体と、ヒンジを介してキャップ本体に連設される上蓋と、キャップ本体内で二重容器の口筒部の開口を覆い、注出部を有する中栓と、中栓の注出部を閉塞可能とする弁体部とからなる注出キャップであって、
    キャップ本体は、二重容器の口筒部に装着される環状周壁と、環状周壁の上端部から内方に延設され、外気導入孔を有する天面壁と、天面壁から立設される注出筒とを備え、
    上蓋は、頂壁と、頂壁の周縁部に垂設される側周壁とを備え、
    ヒンジと反対側の上蓋の一部に弱化凹部を設け、ヒンジと反対側の側周壁には、つば部を延設し、使用時に、つば部を持ち上げることで弱化凹部を破断可能としたことを特徴とする注出キャップ。
  2. ヒンジと反対側の側周壁には、外周の二箇所に連結部を設け、連結部からヒンジ部を介して下方に回動可能なつば部を延設し、つば部は使用前には下げられていることを特徴とする請求項1に記載の注出キャップ。
  3. 弱化凹部の外側の上蓋の縁端部に、側周壁を外方向に越える庇部と、庇部と側周壁の間に凹部とを設け、
    つば部を持ち上げたときに、つば部の内側縁端部が凹部に進入し、使用時には、庇部を押し上げて弱化凹部を破断させるとともに、使用後の閉蓋時には、凹部と庇部とでつば部が保持されることを特徴とする請求項2に記載の注出キャップ。
  4. 弁体部は、キャップ本体と中栓との間で保持され、弁体部には、中栓の注出部を覆い、スクイズの際に、注出部を開放して内容液の流通を可能とする逆止弁本体が設けられていることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の注出キャップ
  5. 中栓は、二重容器の口筒部の開口を覆う隔壁部と、隔壁部の下面から垂設され口筒部に嵌合する脚部と、隔壁部を開口して設けられる注出部とからなり、
    注出部に隣接し、内部で上下に移動可能な移動弁を有する筒状壁が設けられていることを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の注出キャップ。
  6. 弁体部に、スクイズの際に、外気導入孔からの外気を遮断し、スクイズの手を緩めたときに、外気導入可能な外気導入弁が設けられていることを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載の注出キャップ。
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