JP7072788B2 - リアクトル - Google Patents
リアクトル Download PDFInfo
- Publication number
- JP7072788B2 JP7072788B2 JP2020523072A JP2020523072A JP7072788B2 JP 7072788 B2 JP7072788 B2 JP 7072788B2 JP 2020523072 A JP2020523072 A JP 2020523072A JP 2020523072 A JP2020523072 A JP 2020523072A JP 7072788 B2 JP7072788 B2 JP 7072788B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- resin
- winding
- core portion
- reactor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F27/00—Details of transformers or inductances, in general
- H01F27/28—Coils; Windings; Conductive connections
- H01F27/30—Fastening or clamping coils, windings, or parts thereof together; Fastening or mounting coils or windings on core, casing, or other support
- H01F27/306—Fastening or mounting coils or windings on core, casing or other support
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F27/00—Details of transformers or inductances, in general
- H01F27/34—Special means for preventing or reducing unwanted electric or magnetic effects, e.g. no-load losses, reactive currents, harmonics, oscillations, leakage fields
- H01F27/346—Preventing or reducing leakage fields
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F27/00—Details of transformers or inductances, in general
- H01F27/06—Mounting, supporting or suspending transformers, reactors or choke coils not being of the signal type
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F27/00—Details of transformers or inductances, in general
- H01F27/24—Magnetic cores
- H01F27/255—Magnetic cores made from particles
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F27/00—Details of transformers or inductances, in general
- H01F27/28—Coils; Windings; Conductive connections
- H01F27/2823—Wires
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F27/00—Details of transformers or inductances, in general
- H01F27/28—Coils; Windings; Conductive connections
- H01F27/32—Insulating of coils, windings, or parts thereof
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F3/00—Cores, Yokes, or armatures
- H01F3/10—Composite arrangements of magnetic circuits
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F37/00—Fixed inductances not covered by group H01F17/00
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F41/00—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
- H01F41/02—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets
- H01F41/0206—Manufacturing of magnetic cores by mechanical means
- H01F41/0246—Manufacturing of magnetic circuits by moulding or by pressing powder
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F41/00—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
- H01F41/02—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets
- H01F41/04—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets for manufacturing coils
- H01F41/06—Coil winding
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F3/00—Cores, Yokes, or armatures
- H01F3/10—Composite arrangements of magnetic circuits
- H01F2003/106—Magnetic circuits using combinations of different magnetic materials
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Composite Materials (AREA)
- Insulating Of Coils (AREA)
Description
本出願は、2018年6月5日付の日本国出願の特願2018-108162に基づく優先権を主張し、前記日本国出願に記載された全ての記載内容を援用するものである。
巻線を巻回してなる巻回部を有するコイルと、
内側コア部及び外側コア部を有する磁性コアと、
前記巻回部の軸方向の端面と前記外側コア部とを保持する保持部材と、を備え、
前記内側コア部は、前記巻回部の内部に配置され、
前記外側コア部は、前記巻回部の外部に配置され、
前記保持部材は、前記内側コア部の軸方向の端部が挿入される貫通孔を有する枠状体であるリアクトルであって、
前記内側コア部及び前記外側コア部のいずれか一方が、圧粉成形体とその外周にモールドされた樹脂コアとで構成されるハイブリッドコア、他方がハイブリッドコア又は樹脂コアであり、
前記内側コア部の前記樹脂コアと前記外側コア部の前記樹脂コアとが前記保持部材の前記貫通孔を介して繋がった一体物となっており、
前記圧粉成形体は、軟磁性粉末を含む原料粉末を加圧成形してなる磁性体、前記樹脂コアは、樹脂中に軟磁性粉末が分散した複合材料を成形してなる磁性体である。
特許文献1のリアクトルは、成形型にコイルを配置し、成形型に複合材料を射出成形するだけでリアクトルを作製できる。しかし、特許文献1のリアクトルでは、磁性コア全体が複合材料で構成される一体成形体であるため、複合材料に含まれる軟磁性粉末の量を調整するだけで磁性コア全体の磁気特性の調整をすることが難しい。例えば、軟磁性粉末の含有量が少ないと磁性コアの透磁率が低くなるため、所望の磁気特性を満たすリアクトルを作製するには磁性コアを大型化しなければならない。また、軟磁性粉末の含有量を多くすれば磁性コアの透磁率が高くなるため、磁性コアを小型化できるものの、磁性コアが磁気飽和し易くなる。そこで特許文献1では、外側コア部の途中にエアギャップを設けたり、非磁性のギャップ材を埋設したりしている。しかし、外側コア部の位置にギャップを設けると、リアクトルの外部に磁束が漏れ易いという問題がある。
本開示のリアクトルは、磁気特性の調整が容易で生産性に優れる。
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
巻線を巻回してなる巻回部を有するコイルと、
内側コア部及び外側コア部を有する磁性コアと、
前記巻回部の軸方向の端面と前記外側コア部とを保持する保持部材と、を備え、
前記内側コア部は、前記巻回部の内部に配置され、
前記外側コア部は、前記巻回部の外部に配置され、
前記保持部材は、前記内側コア部の軸方向の端部が挿入される貫通孔を有する枠状体であるリアクトルであって、
前記内側コア部及び前記外側コア部のいずれか一方が、圧粉成形体とその外周にモールドされた樹脂コアとで構成されるハイブリッドコア、他方がハイブリッドコア又は樹脂コアであり、
前記内側コア部の前記樹脂コアと前記外側コア部の前記樹脂コアとが前記保持部材の前記貫通孔を介して繋がった一体物となっており、
前記圧粉成形体は、軟磁性粉末を含む原料粉末を加圧成形してなる磁性体、前記樹脂コアは、樹脂中に軟磁性粉末が分散した複合材料を成形してなる磁性体である。
前記外側コア部が前記ハイブリッドコアで、前記内側コア部が前記樹脂コアである形態を挙げることができる。
前記保持部材は、その一面側に前記圧粉成形体の一部を収納するコア収納部を有し、
前記コア収納部の内壁面の一部が前記圧粉成形体の周面から離れる方向に拡がっており、前記内壁面が拡がっている位置で前記内壁面と前記周面とが離隔した離隔部を備え、
前記離隔部は前記貫通孔に連通する形態を挙げることができる。
前記外側コア部が前記樹脂コアで、前記内側コア部が前記ハイブリッドコアである形態を挙げることができる。
前記巻線は、導体と、その外周を覆う0.01mm以上の厚さを有する絶縁被覆とを備え、
前記内側コア部を構成する前記樹脂コアは、前記巻回部の内周面に接触している形態を挙げることができる。
前記巻線は、導体と、その外周を覆う0.01mm未満の厚さを有する絶縁被覆とを備え、
前記内側コア部の外周面と前記巻回部の内周面との間に介在される0.1mm以上の厚さを有する内側介在部材を備える形態を挙げることができる。
前記圧粉成形体と前記樹脂コアとの間に介在物が存在しない形態を挙げることができる。
以下、本開示のリアクトルの実施形態を図面に基づいて説明する。図中の同一符号は同一名称物を示す。なお、本願発明は実施形態に示される構成に限定されるわけではなく、請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内の全ての変更が含まれることを意図する。
実施形態1では、図1、図2A、図2B、図3A、図3Bに基づいてリアクトル1の構成を説明する。図1に示すリアクトル1は、コイル2と磁性コア3と保持部材4とを組み合わせた組合体10を備える。磁性コア3は、内側コア部31(図2A)と外側コア部32とを備える。このリアクトル1の特徴の一つとして、外側コア部32が圧粉成形体320とその外周を覆う樹脂コア321とで構成されるハイブリッドコアであることを挙げることができる。以下、リアクトル1に備わる各構成を詳細に説明する。
本実施形態のコイル2は、図1に示すように、一対の巻回部2A,2Bと、両巻回部2A,2Bを連結する連結部2Rと、を備える。各巻回部2A,2Bは、互いに同一の巻数、同一の巻回方向で中空筒状に形成され、各軸方向が平行になるように並列されている。本例では、別々の巻線2wにより作製した巻回部2A,2Bを連結することでコイル2を製造しているが、一本の巻線2wでコイル2を製造することもできる。
磁性コア3は、図2Aに示すように、繋ぎ目の無い一体物の磁性体である。この磁性コア3は、便宜上、巻回部2Aと巻回部2Bのそれぞれの内部に配置される内側コア部31,31と、これら内側コア部31,31と環状の閉磁路を形成する外側コア部32,32と、に分けることができる。
内側コア部31は、磁性コア3のうち、コイル2の巻回部2A,2Bの軸方向に沿った部分である。本例では、磁性コア3のうち、巻回部2A,2Bの軸方向に沿った部分の両端部が巻回部2A,2Bの端面から突出している。その突出する部分も内側コア部31の一部である。巻回部2A,2Bから突出した内側コア部31の軸方向の端部は、後述する保持部材4の貫通孔40に入り込み、外側コア部32を構成する樹脂コア321に繋がっている。
外側コア部32は、磁性コア3のうち、巻回部2A,2B(図1)の外部に配置される部分である。外側コア部32の形状は、一対の内側コア部31,31の端部を繋ぐ形状であれば特に限定されない。本例の外側コア部32は、その上面と下面とが略ドーム形状のブロック体である。
圧粉成形体320は、原料粉末を金型に充填し、加圧することで作製できる。その製法ゆえに、圧粉成形体では軟磁性粉末の含有量を高め易い。例えば、圧粉成形体320における軟磁性粉末の含有量は、80体積%超、更に85体積%以上とすることができる。そのため、圧粉成形体320であれば飽和磁束密度や比透磁率が高いコア部31,32を得易い。例えば、圧粉成形体320の比透磁率を50以上500以下、更には200以上500以下とすることができる。
外側コア部32に備わる樹脂コア321、及び内側コア部31を構成する樹脂コアは、軟磁性粉末と未硬化の樹脂とを混合した複合材料を成形し、樹脂を硬化させることで作製できる。つまり、樹脂コアは、樹脂中に軟磁性粉末が分散した複合材料の成形体である。その製法ゆえに、複合材料では軟磁性粉末の含有量を調整し易い。例えば、複合材料中の軟磁性粉末の含有量は、30体積%以上80体積%以下とすることができる。飽和磁束密度や放熱性の向上の観点から、磁性粉末の含有量は更に、50体積%以上、60体積%以上、70体積%以上とすることが好ましい。また、製造過程での複合材料の流動性の向上の観点から、磁性粉末の含有量を75体積%以下とすることが好ましい。樹脂コア321及び内側コア部31では、軟磁性粉末の充填率を低く調整すれば、その比透磁率を小さくし易い。例えば、樹脂コア321及び内側コア部31の比透磁率を5以上50以下、更には20以上50以下とすることができる。
保持部材4は、コイル2の巻回部2A,2Bの端面と磁性コア3の外側コア部32との間に介在され、巻回部2A,2Bの端面と外側コア部32とを保持する部材である。保持部材4は、代表的には絶縁材料からなり、コイル2と磁性コア3との間の絶縁部材や、巻回部2A,2Bに対する内側コア部31、外側コア部32の位置決め部材として機能する。本例の二つの保持部材4は、同一形状を備える。そのため、保持部材4を作製する金型を共用できるため、保持部材4の生産性に優れる。
リアクトル1に備わるその他の構成として、内側コア部31の外周面と巻回部2A,2Bの内周面との間に介在される内側介在部材5(図2A、図2Bの仮想線参照)を挙げることができる。
本例のリアクトル1は、ハイブリッド自動車や電気自動車、燃料電池自動車といった電動車両に搭載される双方向DC-DCコンバータなどの電力変換装置の構成部材に利用することができる。本例のリアクトル1は、液体冷媒に浸漬された状態で使用することができる。液体冷媒は特に限定されないが、ハイブリッド自動車でリアクトル1を利用する場合、ATF(Automatic Transmission Fluid)などを液体冷媒として利用できる。その他、フロリナート(登録商標)などのフッ素系不活性液体、HCFC-123やHFC-134aなどのフロン系冷媒、メタノールやアルコールなどのアルコール系冷媒、アセトンなどのケトン系冷媒などを液体冷媒として利用することもできる。本例のリアクトル1では、巻回部2A,2Bが外部に露出しているため、リアクトル1を液体冷媒などの冷却媒体で冷却する場合には、巻回部2A,2Bを冷却媒体に直接接触させられるので、本例のリアクトル1は放熱性に優れる。
本例のリアクトル1では、外側コア部32をハイブリッドコアとしており、磁性コア3が繋ぎ目の無い一体物であってもその磁気特性を調整し易い。例えば、磁性コア3の透磁率を高めて小型化した磁性コア3であっても、磁性コア3を磁気飽和し難くできる。磁性コア3を小型化できれば、リアクトル1全体も小型化できる。
次に、実施形態1に係るリアクトル1を製造するためのリアクトルの製造方法の一例を説明する。リアクトルの製造方法は、大略、次の工程を備える。
・コイル作製工程
・組付け工程
・充填工程
・硬化工程
この工程では、巻線2wを用意し、巻線2wの一部を巻回することでコイル2を作製する。巻線2wの巻回には、公知の巻線機を利用することができる。巻線2wの表面に熱融着樹脂層を形成し、巻線2wを巻回して巻回部2A,2Bを形成した後、コイル2を熱処理しても良い。その場合、巻回部2A,2Bの各ターンを一体化でき、後述する充填工程を行い易い。
組付け工程では、コイル2と保持部材4と圧粉成形体320とを組み合わせる。具体的には、巻回部2A,2Bの軸方向の一端側端面と他端側端面とにそれぞれ、保持部材4,4を嵌め込み、更に保持部材4のコア収納部43(図3A)に圧粉成形体320を嵌め込んだ第一組物を作製する。ここで、図4を参照して既に説明したように、外側コア部32の外方側から第一組物を見たときに、外側コア部32の側縁と上縁の一部には、巻回部2A,2Bの内部に複合材料を充填するための離隔部4cが形成されている。
充填工程では、図5に示すように、上記第一組物を金型6内に配置する。金型6内で巻回部2A,2Bの外周面は金型6の内周面に当接し、圧粉成形体320は、図示しないスペーサで金型6の内周面から離隔される。本例では、金型6内に複合材料を注入する射出成形を行なう。射出成形の圧力は、例えば10MPa以上である。
硬化工程では、熱処理などで複合材料の樹脂を硬化させる。硬化した複合材料のうち、巻回部2A,2Bの内部にあるものは内側コア部31となり、圧粉成形体320の外周を覆うものは樹脂コア321となる。
以上説明したリアクトルの製造方法によれば、金型6内にコイル2と保持部材4と圧粉成形体320を配置し、金型6内に複合材料を充填・硬化させるだけで図1に示すリアクトル1を完成させることができる。また、本例のリアクトルの製造方法では、内側コア部31と、外側コア部32の樹脂コア321とを一体に形成しており、充填工程と硬化工程が1回ずつで済むので、生産性良くリアクトル1を製造することができる。
実施形態2では、内側コア部31がハイブリッドコアで構成されるリアクトル1を図6の縦断面図に基づいて説明する。図6の切断位置は、図2の切断位置と同じである。
実施形態1,2のリアクトル1は更に、組合体10を収納するケースを備える構成としても良い。ケースを使用する場合、実施形態1,2の組合体10を作製した後、別に用意したケースに組合体10を収納しても良いし、ケースを金型として磁性コア3を成形しても構わない。前者の場合、外側コア部32の樹脂コア321(実施形態2の構成の場合、外側コア部32そのもの)に、ケースと係合する係合部を形成することが好ましい。
なお、本実施形態のハイブリッドコアは、金型内に充填された樹脂コアが圧粉成形体の外周にモールドされることで形成されるとしたが、これに限らず、圧粉成形体と樹脂コアの両方を用いた磁性コアにて形成されても良い。
2 コイル 2w 巻線 20 導体 21 絶縁被覆
2A,2B 巻回部 2R 連結部 2a,2b 端部
3 磁性コア
31 内側コア部 310 圧粉成形体 311 樹脂コア
32 外側コア部 320 圧粉成形体 321 樹脂コア
4 保持部材
40 貫通孔 41 コイル支持部 42 コイル収納部
43 コア収納部 44 押え部 4c 離隔部
5 内側介在部材
6 金型 60 注入孔
Claims (6)
- 巻線を巻回してなる巻回部を有するコイルと、
内側コア部及び外側コア部を有する磁性コアと、
前記巻回部の軸方向の端面と前記外側コア部とを保持する保持部材と、を備え、
前記内側コア部は、前記巻回部の内部に配置され、
前記外側コア部は、前記巻回部の外部に配置され、
前記保持部材は、前記内側コア部の軸方向の端部が挿入される貫通孔を有する枠状体であるリアクトルであって、
前記外側コア部が、圧粉成形体とその外周にモールドされた樹脂コアとで構成されるハイブリッドコア、前記内側コア部が樹脂コアであり、
前記内側コア部の前記樹脂コアと前記外側コア部の前記樹脂コアとが前記保持部材の前記貫通孔を介して繋がった一体物となっており、
前記内側コア部の前記樹脂コアと前記外側コア部の前記樹脂コアとは同一組成を有し、
前記圧粉成形体は、軟磁性粉末を含む原料粉末を加圧成形してなる磁性体、前記樹脂コアは、樹脂中に軟磁性粉末が分散した複合材料を成形してなる磁性体である、
リアクトル。 - 巻線を巻回してなる巻回部を有するコイルと、
内側コア部及び外側コア部を有する磁性コアと、
前記巻回部の軸方向の端面と前記外側コア部とを保持する保持部材と、を備え、
前記内側コア部は、前記巻回部の内部に配置され、
前記外側コア部は、前記巻回部の外部に配置され、
前記保持部材は、前記内側コア部の軸方向の端部が挿入される貫通孔を有する枠状体であるリアクトルであって、
前記内側コア部が、圧粉成形体とその外周にモールドされた樹脂コアとで構成されるハイブリッドコア、前記外側コア部が樹脂コアであり、
前記内側コア部の前記樹脂コアと前記外側コア部の前記樹脂コアとが前記保持部材の前記貫通孔を介して繋がった一体物となっており、
前記内側コア部の前記樹脂コアと前記外側コア部の前記樹脂コアとは同一組成を有し、
前記圧粉成形体は、軟磁性粉末を含む原料粉末を加圧成形してなる磁性体、前記樹脂コアは、樹脂中に軟磁性粉末が分散した複合材料を成形してなる磁性体である、
リアクトル。 - 前記保持部材は、その一面側に前記圧粉成形体の一部を収納するコア収納部を有し、
前記コア収納部の内壁面の一部が前記圧粉成形体の周面から離れる方向に拡がっており、前記内壁面が拡がっている位置で前記内壁面と前記周面とが離隔した離隔部を備え、
前記離隔部は前記貫通孔に連通する請求項1に記載のリアクトル。 - 前記巻線は、導体と、その外周を覆う0.01mm以上の厚さを有する絶縁被覆を備え、
前記内側コア部を構成する前記樹脂コアは、前記巻回部の内周面に接触している請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のリアクトル。 - 前記巻線は、導体と、その外周を覆う0.01mm未満の厚さを有する絶縁被覆を備え、
前記内側コア部の外周面と前記巻回部の内周面との間に介在される0.1mm以上の厚さを有する内側介在部材を備える請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のリアクトル。 - 前記圧粉成形体と前記樹脂コアとの間に介在物が存在しない請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のリアクトル。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018108162 | 2018-06-05 | ||
JP2018108162 | 2018-06-05 | ||
PCT/JP2019/021640 WO2019235368A1 (ja) | 2018-06-05 | 2019-05-30 | リアクトル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2019235368A1 JPWO2019235368A1 (ja) | 2021-03-11 |
JP7072788B2 true JP7072788B2 (ja) | 2022-05-23 |
Family
ID=68770327
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020523072A Active JP7072788B2 (ja) | 2018-06-05 | 2019-05-30 | リアクトル |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US12119167B2 (ja) |
JP (1) | JP7072788B2 (ja) |
CN (1) | CN112204686B (ja) |
WO (1) | WO2019235368A1 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7371423B2 (ja) * | 2019-09-30 | 2023-10-31 | 株式会社村田製作所 | コイル部品 |
JP7503402B2 (ja) | 2020-03-24 | 2024-06-20 | 株式会社タムラ製作所 | リアクトル及びその製造方法 |
WO2024170065A1 (en) * | 2022-02-14 | 2024-08-22 | Premo, Sl | A power electromagnetic device and fabrication method thereof |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009125593A1 (ja) | 2008-04-08 | 2009-10-15 | 日立金属株式会社 | リアクトル装置 |
JP2013143454A (ja) | 2012-01-10 | 2013-07-22 | Sumitomo Electric Ind Ltd | リアクトル、コア部品、リアクトルの製造方法、コンバータ、及び電力変換装置 |
JP2017126679A (ja) | 2016-01-14 | 2017-07-20 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | リアクトル |
JP2017224801A (ja) | 2016-06-10 | 2017-12-21 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | リアクトル、およびリアクトルの製造方法 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012169425A (ja) * | 2011-02-14 | 2012-09-06 | Sumitomo Electric Ind Ltd | リアクトル |
JP5874959B2 (ja) * | 2011-10-11 | 2016-03-02 | 住友電装株式会社 | リアクトルおよびその製造方法 |
JP5697707B2 (ja) * | 2013-03-28 | 2015-04-08 | トヨタ自動車株式会社 | リアクトル |
JP2017011186A (ja) * | 2015-06-24 | 2017-01-12 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | リアクトル、及びリアクトルの製造方法 |
JP6478065B2 (ja) * | 2016-05-25 | 2019-03-06 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | リアクトル、およびリアクトルの製造方法 |
-
2019
- 2019-05-30 CN CN201980034996.9A patent/CN112204686B/zh active Active
- 2019-05-30 WO PCT/JP2019/021640 patent/WO2019235368A1/ja active Application Filing
- 2019-05-30 US US16/972,262 patent/US12119167B2/en active Active
- 2019-05-30 JP JP2020523072A patent/JP7072788B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009125593A1 (ja) | 2008-04-08 | 2009-10-15 | 日立金属株式会社 | リアクトル装置 |
JP2013143454A (ja) | 2012-01-10 | 2013-07-22 | Sumitomo Electric Ind Ltd | リアクトル、コア部品、リアクトルの製造方法、コンバータ、及び電力変換装置 |
JP2017126679A (ja) | 2016-01-14 | 2017-07-20 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | リアクトル |
JP2017224801A (ja) | 2016-06-10 | 2017-12-21 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | リアクトル、およびリアクトルの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2019235368A1 (ja) | 2019-12-12 |
US20210159011A1 (en) | 2021-05-27 |
US12119167B2 (en) | 2024-10-15 |
JPWO2019235368A1 (ja) | 2021-03-11 |
CN112204686A (zh) | 2021-01-08 |
CN112204686B (zh) | 2022-07-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN107683514B (zh) | 电抗器以及电抗器的制造方法 | |
JP6478065B2 (ja) | リアクトル、およびリアクトルの製造方法 | |
JP7072788B2 (ja) | リアクトル | |
JP6624519B2 (ja) | リアクトル | |
US11615913B2 (en) | Coil molded article and reactor | |
WO2019168152A1 (ja) | リアクトル、及びリアクトルの製造方法 | |
WO2020085053A1 (ja) | リアクトル | |
JP7215036B2 (ja) | リアクトル | |
CN108604495A (zh) | 电抗器 | |
JP6611081B2 (ja) | リアクトル | |
JP7026883B2 (ja) | リアクトル | |
WO2018016353A1 (ja) | リアクトル | |
WO2019235369A1 (ja) | リアクトル | |
JP6508622B2 (ja) | リアクトル、およびリアクトルの製造方法 | |
JP2018142624A (ja) | リアクトル | |
JP6899999B2 (ja) | リアクトル | |
WO2020085052A1 (ja) | リアクトル | |
JP2019096699A (ja) | リアクトル | |
WO2019235186A1 (ja) | リアクトル |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A529 | Written submission of copy of amendment under article 34 pct |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A5211 Effective date: 20200911 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200918 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20201013 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20211027 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211209 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220411 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220424 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7072788 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |