JP7067109B2 - データ管理システム - Google Patents
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Description
また、データ管理システムにおいて、記憶されたファイルを所定のキーワードを用いて検索し、当該検索により見つけられたファイルにアクセスするためのショートカットを作成する技術が知られている。
上記のデータ管理システムにおいては、検索のキーワードを名称とするフォルダを作成し、その中に当該キーワードを用いて見つけられたショートカットを保存している(例えば、特許文献1を参照)。
1つ目は、データ管理システムにおいて管理されるデータ量が膨大で、検索により見つけられたデータへのショートカットの作成数も膨大となった場合に、作成された多数のショートカットの整理(構成管理)が必要となり、データ管理システムを適切に使用するに際して、ユーザの負担が大きくなっていたとの問題点である。
2つ目は、管理されるデータ量が多くショートカットの作成数が多数となった場合に作成したショートカットを適切に管理する場合、ショートカットを保存するためのフォルダの名称(キーワード)を見直すなどの対応が必要になることがあり、ユーザの負担が大きくなっていたとの問題点である。
本発明に一見地に係るデータ管理システムは、記憶装置と、制御部と、を備える。
記憶装置は、データを記憶する。
制御部は、所定の検索条件を用いた検索により見つけられたデータとしての検索データを分類するための分類項目を決定し、
記憶装置に分類項目毎に分類ディレクトリを作成し、
検索データへのリンクを、当該検索データに対応する分類項目に対して作成された分類ディレクトリに保存する。
これにより、データ管理システムのユーザは、分類項目毎に専用のディレクトリを作成する必要がなくなり、検索データへのリンクを容易に管理できる。その結果、データ管理システムを使用するに際してのユーザの負担を軽減できる。
これにより、制御部は、検索データのプロパティに基づいて分類ディレクトリを作成できる。すなわち、制御部は、検索データへのリンクを、当該検索データのプロパティ毎に整理できる。
これにより、制御部は、検索データのデータ部分の内容を表す情報に基づいて分類ディレクトリを作成できる。すなわち、制御部は、検索データへのリンクを、当該検索データのデータ部分に表されている情報毎に整理できる。
(1)データ管理システムの使用環境
以下、第1実施形態に係るデータ管理システムについて説明する。最初に、第1実施形態に係るデータ管理システム100の使用環境について、図1を用いて説明する。図1は、第1実施形態に係るデータ管理システムの使用環境の一例を示す図である。
第1実施形態に係るデータ管理システム100は、例えば、NAS(Network Attached Storage)装置などの電子データを記憶し管理する装置である。また、第1実施形態に係るデータ管理システム100は、データ管理システム100のユーザに対して「バインダー機能」を提供する。
上記のバインダー機能により、データ管理システム100は、記憶領域に記憶された多数の電子データのうち、所定の条件に合致した検索データを、当該検索データへのリンクとして所定のディレクトリ(バインダー)にてまとめて管理できる。
例えば、あるユーザによるデータ管理が、必ずしも他のユーザにとって管理しやすいものではない場合がある。このような場合に、当該他のユーザは、独自の検索条件等を設定し個別のバインダーを作成することで、好みのデータ管理をすることができる。
なお、データ管理システム100が無線アクセスポイントとして機能する場合、データ管理システム100と無線通信する端末200cは、端末200a、200bと同一のLAN310に属していてもよいし、LAN310とは異なるLANに属していてもよい。
その他、例えば、デジタルカメラ、Webカメラ、録画機能付きテレビ、録画装置などの画像データを取得する装置、音楽プレーヤーなどの音楽データを保存する装置などをデータ管理システム100と接続可能となっていてもよい。
上記装置は、LAN310又はWAN300を介してデータ管理システム100に接続されていてもよいし、例えば、USB(Universal Serial Bus)などのインターフェースを用いて接続されてもよい。
次に、図2を用いて、第1実施形態に係るデータ管理システム100のハードウェア構成を説明する。図2は、第1実施形態に係るデータ管理システムのハードウェア構成を示す図である。
データ管理システム100は、制御部1を備える。制御部1は、演算処理回路と、データ管理システム100の各構成要素を制御するための制御回路と、を1つのチップに集積したSoC(System on Chip)である。
本実施形態において、第1記憶部2を構成する複数の記憶装置21、22は、脱着可能にデータ管理システム100に取り付けられている。具体的には、例えば、記憶装置21、22がSATA(Serial ATA)インターフェースを備える記憶装置である場合には、データ管理システム100の本体に当該SATAインターフェースを嵌合可能なコネクタが設けられている。記憶装置21、22のSATAインターフェースを、データ管理システム100の本体に設けたコネクタに挿入することにより、記憶装置21、22をデータ管理システム100に容易に取り付けできる。一方、記憶装置21、22のSATAインターフェースを、データ管理システム100の本体に設けたコネクタから離脱させることにより、記憶装置21、22をデータ管理システム100から容易に取り外せる。
記憶装置21、22を容易に脱着可能とすることにより、故障又は記憶領域が少なくなった記憶装置を容易に取り替えることができる。
本実施形態において、RAIDモジュール25は、複数の記憶装置21、22に対して同一のデータを書き込むことにより、当該複数の記憶装置21、22を、記憶装置21、22と同一の記憶容量を有する仮想的な1つの記憶装置として動作(ミラーリング動作)させる。これにより、データ管理システム100は、複数の記憶装置21、22のいずれかが故障しても、正常な他の記憶装置を用いて動作できる。
なお、いずれのRAIDレベルにより複数の記憶装置21、22を動作させるかは、データ管理システム100の設定の変更により適宜選択できる。
第2記憶部4は、データ管理システム100を動作させるためのプログラム、各種設定、パラメータなどを記憶する。第2記憶部4に記憶されている上記プログラムには、第1記憶部2に記憶されたファイルを管理するためのアプリケーションプログラムのみでなく、データ管理システム100のシステムプログラムであるOS(Operating System)及びOSを起動するためのブートローダも含まれる。
その他、第2記憶部4は、メール送受信サーバプログラムを記憶してもよい。メール送受信サーバとしては、例えば、IMAP(Internet Message Access Protocol)サーバがある。また、メール送信サーバと、メール受信サーバが独立に存在してもよい。メール送信サーバとしては、例えば、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)サーバがある。メール受信サーバとしては、例えば、POP(Post Office Protocol)サーバがある。
データ管理システム100は、無線ネットワークインターフェース6を備える。無線ネットワークインターフェース6は、無線通信可能な端末200cと無線通信するための機能を実現する回路を含む。すなわち、無線ネットワークインターフェース6は、データ管理システム100を無線アクセスポイントとして機能させ、端末200cと制御部1との間の無線通信によるデータの送受信を制御する。
(3-1)ユーザインターフェースの概略
後述するように、本実施形態では、バインダー機能の設定処理は、GUI(Graphical User Interface)を用いて実行される。したがって、以下、図3を用いて、当該設定処理を実行するためのGUIついて説明する。図3は、端末200a~200fの画面にブラウザにより表示される、バインダーの新規作成処理を実行するユーザインターフェースの一例を示す図である。
ログアウトボタンB1は、データ管理システム100からログアウトするためのボタンである。ログイン中のユーザは、ログアウトボタンB1を押すことにより、データ管理システム100からログアウトできる。
なお、表示領域が「ユーザにより指定される」とは、例えば、ユーザが当該表示領域にマウスカーソルを配置してクリックする、又は、ユーザがタッチパネル上で当該表示領域をタッチすることを意味する。以後、「ユーザにより指定される」との記載は、上記と同様の意味を有するものとして使用される。
「機器設定」は、データ管理システム100のハードウェア及びソフトウェアを管理するための機能である。「データ管理」は、第1記憶部2に記憶された電子データ等を管理するための機能である。
「データ管理」の表示領域の下には、データ管理に含まれる「バインダー管理」、「ファイル管理」、「名刺管理」、「受信ファクス管理」、及び、「メール管理」が、電子データ等を管理する機能名としてリスト表示されている。
なお、上記のリスト表示は、「データ管理」との表示領域がユーザにより指定されることにより行われる。
「名刺管理」は、データ管理システム100に接続された装置を用いて得られた名刺画像データからOCR処理などにより取得された名刺データに関する各種設定を行うための機能である。名刺画像データは、MFPが接続されている場合にはMFPのスキャナから得ることができる。また、MFPが接続されていなくても、カメラ付きの無線端末を用いて取得することができる。名刺管理を行わない場合には、この項目は表示されない。
「受信ファクス管理」は、データ管理システム100に接続された装置により受信したFAXデータに関する各種設定を行うための機能である。なお、この項目は、MFPが接続されていない、或いはMFPが接続されていても管理は行わない場合には表示されない。
「メール送信管理」は、データ管理システム100にてメールサーバが稼働しているときにデータ管理システム100から送信されたメールに関する各種設定を行うための機能である。
次に、バインダー機能の設定処理においてGUI表示領域D3に表示されるインターフェースを説明する。図3に示すインターフェースは、バインダー新規作成処理を実行する際のユーザインターフェースである。
図3に示すように、GUI表示領域D3は、バインダー名設定領域D31と、検索条件設定領域D32と、オプション設定領域D33と、を主として有する。
その他、GUI表示領域D3には、保存ボタンB2と、戻るボタンB3と、がさらに設けられる。保存ボタンB2は、バインダーの設定内容を第2記憶部4に記憶するためのボタンである。戻るボタンB3は、表示を直前の表示に戻すためのボタンである。
バインダー名設定領域D31は、バインダーの名称等を設定するための領域である。具体的には、バインダー名設定領域D31は、バインダー番号入力領域T1と、バインダー名入力領域T2と、を有する。
バインダー番号入力領域T1は、バインダーの識別番号を入力するためのテキストボックスGUIである。バインダー名入力領域T2は、バインダーの名称を入力するためのテキストボックスGUIである。
第1ラジオボタンB4は、バインダー名入力領域T2にて示した名称のバインダー(バインダー用のディレクトリ)を、新たなバインダーを登録しようとしているユーザ専用のものとするボタンである。第2ラジオボタンB5は、上記バインダーを、他のユーザにもアクセス可能とするものである。
上記の第1ラジオボタンB4と第2ラジオボタンB5は、一方が選択されていれば、他方は選択されないよう設定される。ラジオボタンが選択されているか否かは、ラジオボタンの中心が塗りつぶされているか否かにより判断できる。
すなわち、上記の2つのラジオボタンは、バインダーをユーザ専用のものとするか、又は、他のユーザにも共有させるかを選択するためのボタンである。
検索条件設定領域D32は、バインダー機能において実行される検索(第1記憶部2に記憶されている電子データから検索データを見つけ出すための処理)に関する設定を行うための領域である。
具体的には、検索条件設定領域D32は、キーワード入力領域T3と、日付選択領域L1と、検索場所設定ボタンB6と、第3ラジオボタンB7と、第4ラジオボタンB8と、第1チェックボックスC1と、第2チェックボックスC2と、を有する。
日付選択領域L1は、検索条件として設定可能な日付(例えば、検索ファイルの作成日、更新日など)をリスト表示し、ユーザに選択させるためのリストボックスGUIである。
検索場所設定ボタンB6は、検索対象とするディレクトリ又はパスを設定するためのボタンである。検索場所設定ボタンB6を押すことにより、例えば、第1記憶部2のディレクトリが表示され、当該表示において検索対象としたいディレクトリ(パス)を指定することで、検索対象とするディレクトリ又はパスを設定できる。
上記の第3ラジオボタンB7と第4ラジオボタンB8は、一方が選択されていれば、他方は選択されないよう設定される。
すなわち、上記2つのチェックボックスは、データ管理システム100において管理されているいずれのデータを検索対象とするかを選択するためのチェックボックスである。
例えば、データ管理システム100において名刺管理を行わない場合には、第1チェックボックスC1が無効とされる(又は表示されない)とともに、機能リスト表示領域D2において「名刺管理」との機能名は表示されない。
また、例えば、データ管理システム100において受信ファクス管理を行わない場合には、第2チェックボックスC2が無効とされる(又は表示されない)とともに、機能リスト表示領域D2において「受信ファクス管理」との機能名は表示されない。
第3チェックボックスC3は、検索データを分類項目毎に分類するか否かを選択するためのチェックボックスGUIである。
上記の第5ラジオボタンB9~第8ラジオボタンB12は、いずれか1つが選択されていれば、他のラジオボタンは選択されないよう設定される。
条件追加ボタンB13にて追加した検索条件は、既存の検索条件と「OR」条件で結びつけるか、又は、「AND」条件で結びつけるかが選択可能となっている。
オプション設定領域D33は、バインダー機能についてのオプション機能を有効にするか否かを設定するための領域である。
本実施形態では、3つのオプション機能(監視機能、自動更新機能、バインダークリア機能)が存在するため、オプション設定領域D33は、第4チェックボックスC4と、第5チェックボックスC5と、第6チェックボックスC6と、を有する。
第5チェックボックスC5は、自動更新機能の有効/無効を設定するためのチェックボックスである。自動更新機能は、予め決められた日時(図3に示す例では、12時30分)に、バインダーの内容を更新(検索ファイルへのリンクを更新)する機能である。
第6チェックボックスC6は、バインダークリア機能の有効/無効を設定するためのチェックボックスである。バインダークリア機能は、バインダーの更新時に、更新の実行前にバインダーに保存されているリンクを削除する機能である。
上記のように、上記ユーザインターフェースのバインダー名設定領域D31において、第1ラジオボタンB4及び第2ラジオボタンB5が設けられることで、新たに登録するバインダーを、ユーザ専用とするか、又は、全ユーザに共有させるかを設定できる。
また、検索条件設定領域D32を有することにより、データ管理システム100が管理する各バインダーについて、独自の検索条件を設定できる。その結果、特定の条件に合致する検索データへのリンクを、1つのバインダーにて管理できる。
さらに、検索条件設定領域D32において、第3チェックボックスC3が設けられることにより、検索により見つけられた検索データを分類項目毎に分類するか否かを選択できる。また、当該設定領域において第5ラジオボタンB9~第8ラジオボタンB12が設けられることにより、どのような分類項目により検索データを分類するかを選択できる。
(4-1)データ管理システムの概略動作
以下、第1実施形態に係るデータ管理システム100におけるバインダー機能の実行までの処理について説明する。最初に、図4を用いて、データ管理システム100の概略動作を説明する。図4は、データ管理システムの概略動作を示すフローチャートである。
データ管理システム100の電源がオンされると、制御部1は、起動シーケンスを実行して、データ管理システム100を起動する。
データ管理システム100の起動後に、例えば、ユーザは、端末200aのWebブラウザを用いて、データ管理システム100にて実行中のHTTPサーバにアクセスすることで、データ管理システム100へアクセスする。
ユーザからのアクセスを検知すると、制御部1は、当該ユーザに、ユーザIDとパスワードの入力を要求し、入力されたユーザIDとパスワードとを用いてユーザ認証を実行する。
次に、ステップS1において実行される、バインダー機能に関する設定処理を説明する。なお、以下では、新たなバインダーをデータ管理システム100に登録する処理について説明する。
新たなバインダーの登録処理を実行したい旨の要求が端末200aを介してユーザからあった場合、制御部1は、新たなバインダーの登録処理を実行するためのユーザインターフェースのデータを、当該端末200aに送信する。これにより、図3に示すインターフェースが、端末200aのディスプレイに表示される。
具体的には、新たに登録するバインダーの名称、新たなバインダーで管理する検索データの検索条件、当該検索データを分類項目毎に分類するか否か、検索データを分類する場合の分類項目、及び、新たなバインダーに対して実行するオプション機能の有効/無効、を設定する。
このときに、第5ラジオボタンB9~第7ラジオボタンB11のいずれかが選択されると、検索データの更新日、更新月、又は、検索データのファイル名といった検索データのプロパティを表す情報(プロパティ情報)を、検索データ(へのリンク)を分類するための分類項目として使用できる。
一方、第8ラジオボタンB12が選択されると、検索データの撮影場所を分類項目として使用できる。撮影場所は、検索データがカメラなどにより撮影された画像データであるときに、その画像データを取得した場所を特定するための情報である。よって、撮影場所は、検索データ(画像データ)のデータ部分の内容を表す情報の一例であると言える。
次に、図5を用いて、上記ステップS2において実行される、バインダー機能の実行時におけるデータ管理システム100の動作を説明する。図5は、バインダー機能の実行時におけるデータ管理システムの動作を示すフローチャートである。
バインダー機能の実行要求を検知すると、制御部1は、ステップS21において、実行しようとしているバインダー機能が、新たに作成された設定パラメータに基づくものであるか否かを確認する。
例えば、制御部1は、実行要求のあったバインダー機能の設定パラメータを第2記憶部4から読み出し、当該設定パラメータに示されたバインダーの名称を有するディレクトリが第1記憶部2に存在しているか否かを判断する。そして、制御部1は、上記判断に基づいて、新たに作成された設定パラメータに基づくバインダー機能の実行が要求されているか否かを判断する。
一方、既存のバインダー機能の実行が要求された場合(ステップS21において「No」の場合)、バインダー機能の実行プロセスは、ステップS23に進む。
また、制御部1は、当該新たに作成されたディレクトリ名に、ステップS1において設定されたバインダーの名称を付する。
バインダー用のディレクトリが第1記憶部2に作成後、バインダー機能の実行プロセスは、ステップS23に進む。
一方、実行しようとしているバインダーを他のユーザにもアクセス可能とすると判断した場合(ステップS23において「No」の場合)、制御部1は、実行しようとしているバインダー用のディレクトリについて、全ユーザに対して、少なくとも読み取り可能とするアクセス権を設定する。その後、バインダー機能の実行プロセスは、ステップS25に進む。
なお、制御部1は、当該バインダー用のディレクトリについて、読み取り可能とするアクセス権だけでなく、当該ユーザに対して、書き込み可能とするアクセス権も設定してもよい。一方、その他のユーザに対しては、何らのアクセス権も設定しない。
バインダー用のディレクトリにアクセス権を設定後、バインダー機能の実行プロセスは、ステップS25に進む。
具体的には、ステップS25において、制御部1は、実行するバインダー機能に対して設定されている検索条件を用いて、第1記憶部2の電子データを検索する。制御部1は、当該検索により見つけられた電子データを検索データとし、当該検索データのファイルパス名を、例えば、RAM3などに一時的に保存する。その後、バインダー機能の実行プロセスは、ステップS26に進む。
検索データを分類項目毎に分類しないと決定した場合(ステップS26において、「No」の場合)、バインダー機能の実行プロセスは、ステップS27に進む。
一方、検索データを分類項目毎に分類すると決定した場合(ステップS26において、「Yes」の場合)、バインダー機能の実行プロセスは、ステップS28に進む。
なお、検索データへのリンクの作成方法としては、例えば、検索データの管理情報を新たに作成し、当該新たな管理情報を参照する新たなファイルパス(電子データ)を作成する方法と、検索データについて既存の管理情報を参照する新たなファイルパスを作成する方法の2種類が存在する。いずれの方法でリンクを作成するかは、適宜決定できる。なお、上記の管理情報は、検索データを管理するための情報であり、検索データの実データが記憶されている記憶領域(第1記憶部2における位置)を指し示すポインタ、検索データのタイムスタンプ(更新年月日)などの情報を含んでいる。
全検索データへのリンクを作成し、バインダー用のディレクトリに保存した後、バインダー機能の実行プロセスは終了する。
ステップS28において、制御部1は、検索データを分類項目毎に分類する。ステップS28にて実行される「検索データの分類」とは、分類項目毎に作成したディレクトリ(以後、「分類ディレクトリ」と呼ぶ)に、当該分類項目を含む検索データへのリンクを保存することを言う。
これにより、所定の検索条件にて見つけられた検索データについて、さらに、分類項目として関連性のある検索データへのリンクを、ディレクトリ単位でまとめて管理できる。その結果、データ管理システム100は、より高度なデータ管理を容易に実現できる。
ステップS281において、制御部1は、RAM3に一時的に記憶されている検索データのファイルパス名から、1つの検索データのファイルパス名を選択し、当該検索データから検索データを分類するための分類項目を抽出する。具体的には、以下のようにして分類項目を抽出する。
最初に、制御部1は、実行中のバインダー機能の設定パラメータを参照し、検索データをどの分類項目にて分類するかを決定する。
設定パラメータにおいて、検索データの更新日、更新月、又は、ファイル名(プロパティ情報)を分類項目とすると設定されている場合、制御部1は、検索データのファイルパス名及び/又は管理情報などから、検索データの更新日、更新月、又は、ファイル名(プロパティ情報)を分類項目として抽出する。
例えば、制御部1は、検索データに含まれるメタデータから、検索データである画像データが撮影された緯度及び経度を取得する。その後、制御部1は、取得した緯度及び経度を地図情報を提供するサーバに送信し、当該緯度及び経度が指し示す位置に存在するランドマーク(例えば、ビル名など)に関する情報を、当該サーバから撮影場所として取得する。
なお、上記の地図情報は、例えば、第1記憶部2の所定の記憶領域に記憶されていてもよい。
検索データの分類項目を抽出後、プロセスは、ステップS282に進む。
例えば、抽出した分類項目を名称として有する分類ディレクトリが未だ存在しない場合(ステップS282で「Yes」)、制御部1は、抽出した分類項目が新たな分類項目であると判断する。この場合、プロセスは、ステップS283に進む。
一方、取得した分類項目を名称として有する分類ディレクトリがすでに存在する場合(ステップS282で「No」)、制御部1は、抽出した分類項目が、既存の分類項目であると判断する。この場合、プロセスは、ステップS284に進む。
以下、検索データの分類項目の種類別に説明を行う。
検索データの分類項目が更新日の場合、検索データの更新年月日「〇年△月□日」が当該検索データの管理情報から抽出されれば、分類項目は「〇年△月□日」となり、「〇年△月□日」との名称を有する分類ディレクトリが作成される。
検索データの分類項目が更新月の場合、検索データの更新年月日「〇年△月□日」が当該検索データの管理情報から抽出されれば、分類項目は「〇年△月」となり、「〇年△月」との名称を有する分類ディレクトリが作成される。
検索データの分類項目がファイル名の場合、検索データのファイルパス名からファイル名として「ABC」との文字列を含むものが抽出されれば、分類項目は「ABC」との文字列を含むファイル名となり、「ABC」との文字列を含む名称の分類ディレクトリが作成される。
検索データの分類項目が撮影場所の場合、検索データの撮影場所としてランドマーク名「DEF」が抽出されれば、分類項目は「DEF」とのランドマーク名となり、「DEF」との名称を有する分類ディレクトリが作成される。
上記のように分類ディレクトリを作成後、検索データの分類プロセスは、ステップS284に進む。
その後、RAM3に記憶されたリストに含まれる全検索データについて、上記のステップS281~S284を実行したら(ステップS285において「Yes」の場合)、検索データの分類プロセスは終了する。
上記のステップS281~S285を、検索データの分類プロセスとして実行することにより、以下のような効果が得られる。
第1に、ステップS281~S283において、制御部1が、検索データの分類項目を抽出し、当該分類項目毎に分類ディレクトリを作成することで、データ管理システム100のユーザは、分類項目毎に専用のディレクトリを作成する必要がなくなる。また、データ管理システム100にて管理される電子データ量が膨大であるためバインダー機能により作成されるリンクの数が膨大となった場合でも、本実施形態のデータ管理システム100では、当該膨大な数のリンクを容易に管理でき、分類ディレクトリの名称についての再検討などが不要となる。その結果、データ管理システム100を使用するに際してのユーザの負担を軽減できる。
第2に、上記のステップS284において、検索データへのリンクを、当該検索データに対応する分類項目に対して作成された分類ディレクトリに保存することで、検索データへのリンクを、分類項目毎に分類できる。
上記実施形態は、下記のように記載可能である。
データ管理システム(例えば、データ管理システム100)は、記憶装置(例えば、記憶装置21、22)と、制御部(例えば、制御部1)と、を備える。
記憶装置は、データ(例えば、電子データ)を記憶する。
制御部は、所定の検索条件を用いた検索により見つけられたデータとしての検索データを分類するための分類項目を決定し、
記憶装置に分類項目毎に分類ディレクトリを作成し、
検索データへのリンクを、当該検索データに対応する分類項目に対して作成された分類ディレクトリに保存する。
これにより、データ管理システムのユーザは、分類項目毎に専用のディレクトリを作成する必要がなくなり、検索データへのリンクを容易に管理できる。その結果、データ管理システムを使用するに際してのユーザの負担を軽減できる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組み合せ可能である。
(A)図5を用いて説明したバインダー機能の実行プロセス、及び、図6を用いて説明した検索データの分類プロセスにおいて、各ステップにおいて実行される処理、及び、各ステップの順番は適宜変更できる。
例えば、検索データを見つける検索の実行中に、検索データの分類項目毎の分類と、対応する分類ディレクトリへの検索データへのリンクの作成及び保存と、を実行してもよい。具体的には、例えば、検索により検索データが見つけられたら、その時点で、検索データの分類項目毎の分類と、対応する分類ディレクトリへの検索データへのリンクの作成及び保存とを実行し、その後、さらに検索を継続してもよい。
または、制御部1は、検索データにこのユーザへのアクセス権が設定されていなければ、当該検索データへのリンクを作成しないようにしてもよい。
これにより、ユーザにアクセス権がなく無関係な電子データへのリンクを、当該ユーザ専用のバインダーとして保存することを防止できる。その結果、データ管理システム100は、バインダー機能により、より適切なデータ管理を実行できる。
例えば、検索データに含まれる画像の形状及び/又は色彩に基づく情報を、分類項目としてもよい。画像の形状については、例えば、画像認識などを用いて認識された形状を分類項目として使用できる。
画像に含まれる色彩については、例えば、画像データの所定の領域内に存在する画素数を色彩毎に計数し、計数した画素数が最大となった色彩を分類項目として使用できる。
1 制御部
2 第1記憶部
3 RAM
4 第2記憶部
5 有線ネットワークインターフェース
6 無線ネットワークインターフェース
7 表示部
21、22 記憶装置
25 RAIDモジュール
41 インターフェース
200a~200f 端末
300 WAN
310 LAN
320 ゲートウェイ
D2 機能リスト表示領域
D3 GUI表示領域
D31 バインダー名設定領域
D32 検索条件設定領域
D33 オプション設定領域
B1 ログアウトボタン
B2 保存ボタン
B3 ボタン
B4 第1ラジオボタン
B5 第2ラジオボタン
B6 検索場所設定ボタン
B7 第3ラジオボタン
B8 第4ラジオボタン
B9 第5ラジオボタン
B10 第6ラジオボタン
B11 第7ラジオボタン
B12 第8ラジオボタン
B13 条件追加ボタン
B14 削除ボタン
C1 第1チェックボックス
C2 第2チェックボックス
C3 第3チェックボックス
C4 第4チェックボックス
C5 第5チェックボックス
C6 第6チェックボックス
L1 日付選択領域
T1 バインダー番号入力領域
T2 バインダー名入力領域
T3 キーワード入力領域
Claims (3)
- データを記憶する記憶装置と、
所定の検索条件を用いた検索により見つけられた前記データとしての検索データを分類するための分類項目を決定し、
前記記憶装置に前記分類項目毎に、前記検索データから抽出された分類項目を名称として有する分類ディレクトリを作成し、
前記検索データへのリンクを、当該検索データに対応する前記分類項目に対して作成された前記分類ディレクトリに保存する、
制御部と、
を備える、データ管理システム。 - 前記制御部は、前記検索データのプロパティを表すプロパティ情報を前記分類項目として使用する、請求項1に記載のデータ管理システム。
- 前記制御部は、前記検索データのデータ部分の内容を表す情報を前記分類項目として使用する、請求項1又は2に記載のデータ管理システム。
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