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JP7058875B2 - 蓋付き容器 - Google Patents

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JP7058875B2
JP7058875B2 JP2018118657A JP2018118657A JP7058875B2 JP 7058875 B2 JP7058875 B2 JP 7058875B2 JP 2018118657 A JP2018118657 A JP 2018118657A JP 2018118657 A JP2018118657 A JP 2018118657A JP 7058875 B2 JP7058875 B2 JP 7058875B2
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Description

本発明は、物品の運搬等に使用される蓋付き容器に関するものである。
従来、上方に開口する箱型の容器として、内部に物品を収容した状態で容器同士を積み重ねる(スタッキングする)ことが可能な上、上側の容器を下側の容器の内側に対してスタッキング時よりも深く挿入させるようにして積み重ねる(ネスティングする)ことが可能に構成されたものが知られている。つまり、容器は、容器の側壁部から外方に突出する支持部と、容器をネスティングする場合に、上側の容器の支持部を収容する受容部とを備え、容器同士を上下に配置し、上側の容器の支持部と、下側の容器の受容部との位置を合わせるようにして、容器同士を積み重ねることで、容器がネスティングされる。その一方で、容器同士を上下に配置し、上側の容器の支持部と、下側の容器の受容部との位置が合わない相対配置として、容器同士を積み重ねることで、上側の容器の支持部が、下側の容器の上辺部(容器の上辺部から外方に突出するフランジ部)に当接して支持され、容器がスタッキングされるようになっている。
また、上記のような容器に対して蓋部材を被せた蓋付き容器がある(例えば、特許文献1等参照。)。かかる蓋付き容器は、容器に蓋部材を被せた状態でも、蓋付き容器同士を積み重ねる(スタッキングする)ことができるようになっている。
特許第2928457号公報
ところで、蓋付き容器をスタッキングする場合に、上側の蓋付き容器の容器と、下側の蓋付き容器の容器とがスタッキングの相対位置関係になっている場合には、蓋部材越しではあるが、上側の容器の支持部の直下方に、下側の容器の上辺部(フランジ部)が配置され、上側の容器の支持部が、下側の容器の上辺部により、好適に支持される。
その一方で、蓋付き容器をスタッキングする場合に、上側の蓋付き容器の容器と、下側の蓋付き容器の容器とがネスティングの相対位置関係になっている場合には、上側の容器の支持部の直下方に、下側の容器の上辺部が配置されていないこととなる。このため、下側の容器の蓋部材のうち、上側の容器の支持部と当接する部位が変形等し易くなってしまうことが懸念される。
また、蓋付き容器のスタッキング状態の安定化を図るべく、上側の蓋付き容器の容器と、下側の蓋付き容器の容器とがスタッキングの相対位置関係になるように、蓋付き容器の向きを確認しながら積み重ねることも考えられる。しかしながら、この場合、向きの確認に余分な時間を要し、作業性の低下を招くおそれがある。さらに、スタッキングされた蓋付き容器のいずれかの容器が、作業ミスにより、上側、又は、下側の蓋付き容器の容器に対して、ネスティングの相対位置関係となってしまっているといった懸念も払拭することができない。
本発明は、上記例示した問題点等を解決するためになされたものであって、その目的は、スタッキングに際しての作業性の向上を図りつつ、スタッキング状態の安定化を図ることのできる蓋付き容器を提供することにある。
以下、上記課題等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
手段1.平面視略矩形状の底壁構成部、及び、前記底壁構成部の各側辺部からそれぞれ上方に延出する側壁部を具備する容器本体と、
前記容器本体に被せられる蓋部材とを備える蓋付き容器において、
前記容器本体は、
前記側壁部の上辺部、又は、その近傍部位から外方に突出する上フランジ部と、
前記上フランジ部よりも下方位置において、前記側壁部のうち少なくとも相対する一対の側壁部からそれぞれ外方に突出する支持部と、
前記側壁部のうち少なくとも相対する一対の側壁部において、当該側壁部を外方に膨出させることで、その内面側に設けられ、前記容器本体の内方に開口するとともに、前記上フランジ部を切り欠くようにして上方にも開口する受容部とを備え、
前記容器本体同士が積み重ねられる形態として、上側の前記容器本体と、下側の前記容器本体との相対的な向きを変えることで、
上側の前記容器本体の前記支持部が、下側の前記容器本体の前記上フランジ部に当接して支持されるスタッキング形態と、
上側の前記容器本体の前記支持部が、下側の前記容器本体の前記受容部に収容されるネスティング形態とに形態変化可能に構成され、
前記蓋部材は、前記容器本体に被せられた状態において、少なくとも相対する一対の前記側壁部に設けられた前記受容部の上側の開口部の一側部と他側部との間を跨ぐようにして延在する架け渡しリブを備え
蓋付き容器をスタッキングする場合に、上側の蓋付き容器の前記容器本体と、下側の蓋付き容器の前記容器本体とが、スタッキングの相対位置関係、又は、ネスティングの相対位置関係のどちらになっていても、スタッキングさせることができるようになっており、
前記蓋部材は、前記容器本体に対し、前記蓋部材の外周形状と、前記容器本体の上部外周形状とを合わせるようにして、
前記蓋部材、及び、前記容器本体の周方向において、前記蓋部材の外周面を構成する4つの側面のうち第1側面と、前記容器本体の4つの前記側壁部のうち第1側壁部とが合致する第1相対向きで被せることが可能に構成されるとともに、
前記蓋部材、及び、前記容器本体の周方向において、前記蓋部材の前記第1側面と、前記容器本体の前記側壁部のうち前記第1側壁部とは異なる第2側壁部とが合致する第2相対向きでも被せることが可能に構成され、
前記架け渡しリブは、
前記蓋部材が前記容器本体に対して前記第1相対向きで被せられた場合に、前記受容部の上方を跨ぐようにして延在する第1架け渡しリブと、
前記蓋部材が前記容器本体に対して前記第2相対向きで被せられた場合に、前記受容部の上方を跨ぐようにして延在する第2架け渡しリブとを備え、
前記第1架け渡しリブと、前記第2架け渡しリブとが連結されており、
前記第1架け渡しリブは、前記蓋部材が前記容器本体に対して前記第1相対向きで被せられた場合に、前記受容部の上方を跨ぐようにして延在し、前記蓋部材が前記容器本体に対して前記第2相対向きで被せられた場合に、前記受容部の上方を跨ぐようにしては延在しない部位を有し、
前記第2架け渡しリブは、前記蓋部材が前記容器本体に対して前記第2相対向きで被せられた場合に、前記受容部の上方を跨ぐようにして延在し、前記蓋部材が前記容器本体に対して前記第1相対向きで被せられた場合に、前記受容部の上方を跨ぐようにしては延在しない部位を有していることを特徴とする蓋付き容器。
手段1によれば、蓋部材のうち、容器本体に被せられた場合に、受容部の上方に位置する部位の強度、及び、剛性を高めることができる。従って、蓋付き容器同士を積み重ねる(スタッキングする)場合に、上側の蓋付き容器の容器本体と、下側の蓋付き容器の容器本体とが、(下側の蓋付き容器の蓋部材を介して)ネスティング形態の相対位置関係になり、上側の容器本体の支持部の直下方に、下側の容器本体の上フランジ部が存在していない場合であっても、下側の蓋付き容器の蓋部材のうち、上側の蓋付き容器の容器本体の支持部と当接して支持する部位の変形や損傷等を効果的に防止することができる。
また、上側の蓋付き容器の容器本体と、下側の蓋付き容器の容器本体とが、スタッキング形態の相対位置関係となる場合には、上側の容器本体の支持部の直下方に、(下側の蓋付き容器の蓋部材を介して)下側の容器本体の上フランジ部が配置されることから、下側の蓋付き容器の蓋部材のうち、上側の容器本体の支持部を支持した部位の下面側を、下側の容器本体の上フランジ部で好適に支持することが可能であり、蓋付き容器の安定したスタッキングが行われる。すなわち、蓋付き容器をスタッキングする際に、上側の蓋付き容器の容器本体と、下側の蓋付き容器の容器本体とが、スタッキング形態の相対位置関係、及び、ネスティング形態の相対位置関係のどちらになっても、安定したスタッキングが行われる。従って、蓋付き容器をスタッキングする際に、蓋付き容器の向きを確認しなくても、蓋付き容器を安定してスタッキングさせることができ、蓋付き容器のスタッキングに際しての作業性の向上等を図ることができる。さらに、スタッキングされた蓋付き容器の向きを間違えることによって、蓋付き容器のスタッキング状態の不安定化を招くといった事態を回避することができる。結果として、蓋付き容器のスタッキングに際しての作業性の向上を図りつつ、蓋付き容器のスタッキング状態の安定化を図ることができる。
例えば、容器本体を平面視した場合に、容器本体に長手幅と、短手幅とが存在する場合、容器本体のスタッキング、及び、ネスティングの両方を可能とするべく、支持部及び受容部は、平面視(或いは下面視)で底壁構成部の中央部を中心として非点対称位置に設けられている。ところで、利便性の向上を図るべく、容器本体の上部外周形状と、蓋部材の外周形状とを合わせさえすれば、蓋部材を容器本体に被せられるように構成することが望ましい。しかしながら、例えば、架け渡しリブについても、容器本体の受容部に対応させて、下面視で非点対称位置に設けることとした場合、架け渡しリブの位置と、受容部の位置とを合わせるようにして、蓋部材を容器本体に被せた状態から、蓋部材を180度旋回させて容器本体に被せた場合、架け渡しリブの位置と、受容部の位置とがずれてしまう。
この点、本手段によれば、蓋部材には、容器本体に対して第1相対向きで被せた場合に受容部の上方を跨ぐようにして延在する第1架け渡しリブだけでなく、容器本体に対して第2相対向きで被せた場合に受容部の上方を跨ぐようにして延在する第2架け渡しリブが設けられている。このため、容器本体の上部外周形状と、蓋部材の外周形状とを合わせて、蓋部材を容器本体に被せさえすれば、受容部の上方に第1架け渡しリブ、又は、第2架け渡しリブを延在させることができる。従って、容器本体に蓋部材を被せる際の利便性、及び、作業性の向上が図られる上、蓋付き容器のスタッキング状態の安定化を図るといった上記作用効果がより確実に奏される。
また、例えば、蓋付き容器のスタッキング状態において、上側の蓋付き容器の容器本体と、下側の蓋付き容器の容器本体とがスタッキング形態の相対位置関係となっている場合であっても、上側の蓋付き容器の容器本体の支持部は、下側の蓋付き容器の蓋部材のうち下面側において架け渡しリブが設けられている部位の上面側に当接して支持されることとなる。このため、例えば、蓋付き容器のスタッキング状態において、上側の蓋付き容器の容器本体と、下側の蓋付き容器の容器本体とがスタッキング形態の相対位置関係となっている場合に、下側の蓋付き容器の蓋部材(天壁部)のうち、上側の蓋付き容器の容器本体の支持部に当接して支持する部位の下面側と、下側の蓋付き容器の容器本体の上フランジ部との間が離間してしまい、蓋部材の該当部位が変形等してしまう等といった事態を、第1架け渡しリブ、及び、第2架け渡しリブのうち受容部の上方に延在していない方の架け渡しリブによって(天壁部や上フランジ部を互いに当接するように凹凸させるといった加工を行わなくても、或いは、天板部の下面側や上フランジ部の上面側にリブを追加しなくても)回避させることができる。従って、上記のように、蓋部材を容器本体に被せる際の利便性を向上させつつ、蓋付き容器のスタッキング状態において、上側の蓋付き容器の容器本体と、下側の蓋付き容器の容器本体とが、スタッキング形態の相対位置関係となる場合のスタッキング状態の安定化を図るといった作用効果がより確実に奏される。
尚、第1架け渡しリブと、第2架け渡しリブとを連結させることも可能である。さらに、「前記蓋部材には、前記容器本体に被せられた状態において前記上フランジ部の上方に位置する部位のうち、前記架け渡しリブが設けられる範囲と、前記架け渡しリブが設けられていない範囲とが設けられていること」としてもよい。この場合、架け渡しリブが蓋部材の全周にわたって設けられる場合に比べて、蓋部材の軽量化等を図るとともに、蓋部材において、蓋部材を持ち上げる際に作業者が手を掛けることのできる手掛け部等を好適に設けることができる。
手段2.平面視略矩形状の底壁構成部、及び、前記底壁構成部の各側辺部からそれぞれ上方に延出する側壁部を具備する容器本体と、
前記容器本体に被せられる蓋部材とを備える蓋付き容器において、
前記容器本体は、
前記側壁部の上辺部、又は、その近傍部位から外方に突出する上フランジ部と、
前記上フランジ部よりも下方位置において、前記側壁部のうち少なくとも相対する一対の側壁部からそれぞれ外方に突出する支持部と、
前記側壁部のうち少なくとも相対する一対の側壁部において、当該側壁部を外方に膨出させることで、その内面側に設けられ、前記容器本体の内方に開口するとともに、前記上フランジ部を切り欠くようにして上方にも開口する受容部とを備え、
前記容器本体同士が積み重ねられる形態として、上側の前記容器本体と、下側の前記容器本体との相対的な向きを変えることで、
上側の前記容器本体の前記支持部が、下側の前記容器本体の前記上フランジ部に当接して支持されるスタッキング形態と、
上側の前記容器本体の前記支持部が、下側の前記容器本体の前記受容部に収容されるネスティング形態とに形態変化可能に構成され、
前記蓋部材は、前記容器本体に被せられた状態において、少なくとも相対する一対の前記側壁部に設けられた前記受容部の上側の開口部の一側部と他側部との間を跨ぐようにして延在する架け渡しリブを備え、
蓋付き容器をスタッキングする場合に、上側の蓋付き容器の前記容器本体と、下側の蓋付き容器の前記容器本体とが、スタッキングの相対位置関係、又は、ネスティングの相対位置関係のどちらになっていても、スタッキングさせることができるようになっており、
前記蓋部材は、前記容器本体に対し、前記蓋部材の外周形状と、前記容器本体の上部外周形状とを合わせるようにして、
前記蓋部材、及び、前記容器本体の周方向において、前記蓋部材の外周面を構成する4つの側面のうち第1側面と、前記容器本体の4つの前記側壁部のうち第1側壁部とが合致する第1相対向きで被せることが可能に構成されるとともに、
前記蓋部材、及び、前記容器本体の周方向において、前記蓋部材の前記第1側面と、前記容器本体の前記側壁部のうち前記第1側壁部とは異なる第2側壁部とが合致する第2相対向きでも被せることが可能に構成され、
前記蓋部材を前記容器本体に被せていない状態では、
前記容器本体同士を同じ向きで積み重ねることで前記ネスティング形態とされ、下側の前記容器本体に対して上側の前記容器本体を180度旋回させた向きで積み重ねることで前記スタッキング形態とされる構成、又は、前記容器本体同士を同じ向きで積み重ねることで前記スタッキング形態とされ、180度旋回させた向きで積み重ねることで前記ネスティング形態とされる構成であって、
前記蓋部材を前記容器本体に被せた状態では、
前記蓋部材が前記容器本体に対し、前記第1相対向き、又は、前記第2相対向きのどちらになっていても、前記架け渡しリブが、前記容器本体の前記上フランジ部に当接して支持されるように構成されていることを特徴とする蓋付き容器。
手段2によれば、例えば、蓋付き容器のスタッキング状態において、上側の蓋付き容器の容器本体と、下側の蓋付き容器の容器本体とがネスティング形態の相対位置関係となる場合に、下側の蓋付き容器の蓋部材(平面視略矩形状の天壁部)のうち、上側の蓋付き容器の容器本体の支持部に当接して支持している部位の下面側に設けられている架け渡しリブが、下側の蓋付き容器の容器本体の上フランジ部に当接して支持されることとなる。これにより、蓋付き容器のスタッキング状態において、上側の蓋付き容器の容器本体と、下側の蓋付き容器の容器本体とがネスティング形態の相対位置関係となっている場合に、上側の蓋付き容器の荷重を、下側の蓋付き容器の蓋部材の天壁部、及び、架け渡しリブを介して、下側の蓋付き容器の容器本体の上フランジ部に支持させることができる。結果として、蓋付き容器のスタッキング状態の安定化を図るといった作用効果がより確実に奏される。
手段3.前記蓋部材は、
平面視略矩形状の天壁部と、
前記天壁部の下面から下方に突出するとともに、前記容器本体に被せられた状態において、少なくとも下端部を含む部位が前記側壁部の内周側に挿入される内側リブと、
前記天壁部の下面のうち前記内側リブよりも外方の位置から下方に突出する外側リブと、
前記内側リブと、前記外側リブとの間を連結する連結リブとを備え、
前記架け渡しリブは、前記連結リブに連結されていることを特徴とする手段1又は2に記載の蓋付き容器。
手段3によれば、架け渡しリブの強度、及び、剛性を高めることができ、架け渡しリブの変形(傾倒変位等)や損傷を抑止することができる。結果として、蓋付き容器のスタッキング状態の安定化を図るといった上記作用効果がより確実に奏される。
尚、連結リブは、蓋部材が容器本体に被せられた状態において、受容部から外れた位置に設けられていてもよいし、受容部の上方に延在するようにして(連結リブと、架け渡しリブとが交差するようにして)設けられていてもよい。また、架け渡しリブと、内側リブとの間を連結したり、架け渡しリブと、外側リブとの間を連結したりするリブを設けることとしてもよい。
手段4.前記架け渡しリブは、当該架け渡しリブの両端部において前記連結リブと連結されていることを特徴とする手段3に記載の蓋付き容器。
手段4によれば、架け渡しリブの変形や損傷を抑止するといった作用効果がより一層奏される。
手段5.前記蓋部材が前記容器本体に被せられた状態において、前記外側リブ、前記連結リブ、及び、前記架け渡しリブが、前記容器本体の前記上フランジ部に当接して支持されるように構成されていることを特徴とする手段3又は4に記載の蓋付き容器。
手段5によれば、蓋部材を容器本体に被せた状態において、外側リブを容器本体の上フランジ部に当接させることで、蓋部材の外寸を、容器本体の上部の外寸から外方にはみ出さないように構成しつつ、蓋部材と、容器本体(上フランジ部)とが上下に当接する面積を効率的に増やすことができる。さらに、蓋部材を容器本体に被せた状態において、外側リブの他にも、連結リブ、及び、架け渡しリブが、上フランジ部に当接して支持されることから、外側リブ、連結リブ、及び、架け渡しリブが、互いに強度、及び、剛性を高め合い、変形等を抑止することができる。結果として、蓋付き容器のスタッキング状態の安定化を図るといった作用効果がより一層奏される。
手段6.全ての前記側壁部において前記受容部が設けられるとともに、
前記蓋部材には、前記容器本体に被せられた場合に、全ての前記受容部の上方にそれぞれ延在する前記架け渡しリブが設けられていることを特徴とする手段1乃至5のいずれかに記載の蓋付き容器。
手段6によれば、例えば、蓋部材を容器本体に被せた状態において、上方に架け渡しリブが延在していない受容部が存在する場合に比べ、上下の蓋付き容器の容器本体がネスティング形態の相対位置関係となる蓋付き容器のスタッキング状態のより一層の安定化を図ることができる。
蓋付き容器を示す斜視図である。 容器本体の平面図である。 容器本体の上面側を示す斜視図である。 容器本体の下面側を示す斜視図である。 蓋部材の上面側を示す斜視図である。 蓋部材の下面図である。 蓋部材の下面側を示す斜視図である。 蓋付き容器の断面図である。 蓋付き容器の断面図であって、上側半分は、内周対応部よりも上方で外側リブが存在する位置において水平に切断した場合の断面図であり、下側半分は、内周対応部よりも下方で内側リブが存在する位置において水平に切断した場合の断面図である。 容器本体のスタッキング状態、及び、ネスティング状態を示す斜視図である。 容器本体のスタッキング状態、及び、ネスティング状態を示す断面図である。 蓋付き容器のスタッキング状態を示す斜視図である。 蓋付き容器のスタッキング状態を示す一部断面を含む斜視図である。 図13のJ部を示す部分拡大斜視図である。 図13のK部を示す部分拡大斜視図である。
以下に、一実施形態について図面を参照して説明する。図1、図3等に示すように、蓋付き容器1は、平面視略矩形状の底壁構成部3、底壁構成部3の相対する一対の長側辺部からそれぞれ上方に延出する長辺側側壁部4、及び、底壁構成部3の相対する一対の短側辺部からそれぞれ上方に延出する短辺側側壁部5を具備する容器本体2と、容器本体2に被せられる蓋部材6とを備えている。本実施形態の長辺側側壁部4、及び、短辺側側壁部5は、上方に向けて容器本体2の外方に傾斜して延びている。また、容器本体2、及び、蓋部材6は、ポリプロピレンによってそれぞれ一体的に形成されている。
また、図2~図4等に示すように、容器本体2は、各長辺側側壁部4、及び、各短辺側側壁部5の上辺部から外方に突出する上フランジ部11と、上フランジ部11から下方に所定距離離間した位置において、上フランジ部11と平行して延びる補助フランジ部12と、上フランジ部11の下面と、補助フランジ部12の上面との間を連結するフランジ補強リブ13とを備えている。上フランジ部11、及び、補助フランジ部12は略水平方向に延び、容器本体2の内外周方向において、上フランジ部11の外側端縁、補助フランジ部12の外側端縁、及び、フランジ補強リブ13の外側端縁が同じ位置となっている(面一で鉛直に延在している)。
さらに、容器本体2は、各長辺側側壁部4、及び、各短辺側側壁部5から外方に突出する支持部14を備えている。支持部14は、上下方向に延在する左右一対の側板部15と、一対の側板部15の外縁部間を連結する外板部16と、一対の側板部15、及び、外板部16で囲まれる空間の下側を閉塞する下板部17とを備えている。側板部15、及び、外板部16の上端部は、長辺側側壁部4、及び、短辺側側壁部5の上フランジ部11と連結され、側板部15、及び、外板部16の下端部は、容器本体2の高さ方向において底壁構成部3の上面よりも若干上方に位置している(図4、図8参照)。加えて、図4等に示すように、支持部14の外板部16は、当該支持部14が設けられた長辺側側壁部4、又は、短辺側側壁部5の外面と略平行して延び、支持部14の一対の側板部15は、当該支持部14が設けられた長辺側側壁部4、又は、短辺側側壁部5の両端部と連結されている短辺側側壁部5、又は、長辺側側壁部4と略平行して延び、一対の側板部15同士が下方に向けて互いに近付く方向に傾斜して延びている。
また、図2、図3に示すように、本実施形態の容器本体2は、長辺側側壁部4、及び、短辺側側壁部5のうち、各支持部14の一対の側板部15、及び、下板部17で囲まれる範囲を切り欠くようにして、各支持部14の内面側を容器本体2の内方に開口させるとともに、上フランジ部11(及び、補助フランジ部12)のうち、各支持部14の一対の側板部15、及び、外板部16で囲まれる範囲を切り欠くようにして、各支持部14の内面側を上方にも開口させることで、当該支持部14の内面側に設けられた(支持部14の内面側により構成された)受容部18を備えている。
本実施形態では、一対の短辺側側壁部5のうち一方(図2で紙面右側の短辺側側壁部5。以下、「第1短辺側側壁部5a」とも称する)に関しては、当該第1短辺側側壁部5aの横幅方向の両側部近傍位置においてそれぞれ支持部14(及び受容部18)が設けられている。これに対し、他方の短辺側側壁部5(図2で紙面左側の短辺側側壁部5。以下、「第2短辺側側壁部5b」とも称する)に関しては、第1短辺側側壁部5aの支持部14よりも、短辺側側壁部5の横幅方向中央部側において支持部14(及び受容部18)が左右一対で設けられている。
また、一対の長辺側側壁部4に関しては、両方とも、第2短辺側側壁部5bの近傍部位において支持部14(及び受容部18)が設けられるとともに、長辺側側壁部4の横幅方向中央部を中心として前記第2短辺側側壁部5bの近傍位置に設けられた支持部14(及び受容部18)の対称となる位置よりも、長辺側側壁部4の横幅方向中央部側の位置において(長辺側側壁部4の横幅方向中央部側に隣接して)支持部14(及び受容部18)が設けられている。尚、容器本体2は、平面視において、一対の短辺側側壁部5の横幅方向中央部を通る直線を中心として線対称形状をなしている。
以上のような構成により、本実施形態では、容器本体2同士を同じ向きで上下に配置して積み重ねることで、図10及び図11の下から1段目(最下段)の容器本体2と、下から2段目の容器本体2とのようにして、上側の容器本体2の支持部14が、下側の容器本体2の受容部18に挿入される(収容される)とともに、上側の容器本体2の大部分が、下側の容器本体2の内側に挿入されるようになっている。このように容器本体2同士が積み重ねられる(ネスティングされる)ことで、物品を収容していない状態における容器本体2の運搬・保管効率の向上等が図られるようになっている。尚、図10等に示すように、本実施形態では、容器本体2のネスティング状態において、下側の容器本体2の上フランジ部11の上面と、上側の容器本体2の補助フランジ部12の下面とが当接するようになっている。
その一方で、容器本体2同士を同じ向きで上下に配置した状態から、上側の容器本体2を下側の容器本体2に対して180度旋回させて積み重ねることで、図10及び図11の下から2段目の容器本体2と、下から3段目の容器本体2とのようにして、上側の容器本体2の支持部14が、下側の容器本体2の上フランジ部11に当接して支持されるとともに、上側の容器本体2の下端部を含む部位(支持部14よりも下方の部位)が、下側の容器本体2の側壁部4、5の内周側に挿入されるようになっている。このように容器本体2同士が積み重ねられる(スタッキングされる)ことで、物品を収容した状態で容器本体2同士を積み重ねて運搬・保管等することが可能となる。
また、図4等に示すように、各支持部14の下方には、長辺側側壁部4、及び、短辺側側壁部5、並びに、これらと上下に連接する底壁構成部3から外方に突出するずれ防止部19が設けられている。すなわち、図10、図11に示すように(下から2段目、及び、3段目の容器本体2を参照)、容器本体2をスタッキングした状態において、上側の容器本体2に関し、下側の容器本体2の側壁部4、5の内周側に挿入される部位のうち、底壁構成部3、及び、側壁部4、5においては、下側の容器本体2の側壁部4、5との間に比較的大きな隙間が生じてしまうものの、ずれ防止部19においては、下側の容器本体2の側壁部4、5との間の隙間を小さくすることができる。これにより、スタッキングされた上下の容器本体2の水平方向における相対変位が抑止される。
さらに、図2、図3に示すように、本実施形態の上フランジ部11は、段差状に構成されており、内側の下段部21と、外側の上段部22とを備えている。容器本体2をスタッキングした場合には、上側の容器本体2の支持部14が、下側の容器本体2の上フランジ部11の下段部21に当接して支持されるようになっており(図10の下から2段目、及び、3段目の容器本体2を参照)、図3に示すように、当該支持部14と当接して支持する部位(以下、「載置部23」とも称する)は、下段部21においても、さらに一段低くなるように構成されている。本実施形態では、載置部23は、受容部18に隣接した配置とされている。
尚、載置部23から上方に突出するずれ防止突部24が設けられている。ずれ防止突部24の上端部は、下段部21の上面と略同じ高さ位置となっている(或いは、ずれ防止突部24の上端部の方を若干低くしてもよい)。これに対し、図4に示すように、支持部14の下板部17の下面は、側板部15、及び、外板部16の下端部よりも上方に位置しており、これによって、支持部14の下面側には、側板部15、及び、外板部16で囲われ、下方に開口するずれ防止凹部25が設けられている。そして、容器本体2のスタッキング状態では、下側の容器本体2のずれ防止突部24が、上側の容器本体2のずれ防止凹部25に挿入される。これにより、物品を収容した状態で複数の容器本体2同士が積み重ねられる(スタッキングされる)時に、側壁部4、5が圧縮荷重を受けたりしても、側壁部4、5の相対変位(開き)が抑止されるようになっている。
さて、図5~図7等に示すように、蓋部材6は、平面視略矩形状の天壁部31と、天壁部31の各側辺部から下方に突出する外側リブ32と、天壁部31の下面から下方に突出するとともに、容器本体2に被せられた状態において、少なくとも下端部を含む部位が側壁部4、5の内周側に挿入される内側リブ33(図9の下側部分を参照)とを備えている。図5に示すように、天壁部31は、容器本体2に被せられた状態において、容器本体2の上フランジ部11の上方に位置する外周対応部34と、外周対応部34の内周縁から下方に延びる段差壁部35と、段差壁部35の下縁部の内周側を閉塞する内周対応部36とを備え、外周対応部34は、内周対応部36よりも一段高くなっている。図6等に示すように、内側リブ33は、内周対応部36の外周縁に沿って、内周対応部36の外周縁よりも若干内方に変位した位置に設けられている。図7に示すように、外側リブ32は、外周対応部34の外周縁から下方に突出しており、外側リブ32の下縁部は、内側リブ33の下縁部よりも上方(本例では、内周対応部36の下面と同じ高さ)に位置している。
また、図6、図7に示すように、蓋部材6には、外側リブ32と、内側リブ33との間を連結する連結リブ37が設けられている。上記のように、容器本体2の上フランジ部11は段差形状をなしており(図3参照)、図7に示すように、連結リブ37の下辺部についても段差形状をなしている。つまり、連結リブ37のうち、上フランジ部11の上段部22に対応する部位の下縁部は、外側リブ32の下縁部と同じ高さ位置(面一)とされ、上フランジ部11の下段部21に対応する部位の下縁部は、外側リブ32の下縁部よりも下方、かつ、内側リブ33の下縁部よりも上方に位置するように構成されている。加えて、蓋部材6の下面側の4隅には、外側リブ32のコーナー部と、段差壁部35との間を連結するコーナーリブ38が設けられ、コーナーリブ38の下縁部は、外側リブ32の下縁部と同じ高さ位置とされている。
さらに、図1、図9(上側部分参照)に示すように、蓋部材6を容器本体2に被せた状態において、外側リブ32の外面が、容器本体2の上フランジ部11、補助フランジ部12、及び、フランジ補強リブ13の外側端縁と略面一となるように構成されている。以上のような構成により、蓋部材6を容器本体2に被せた状態では、外側リブ32、コーナーリブ38、及び、連結リブ37の上段側の部位が、上フランジ部11の上段部22に当接して支持され、連結リブ37の下段側の部位が、上フランジ部11の下段部21に当接して支持されるようになっている(図3、図7、図9参照)。
加えて、図5等に示すように、蓋部材6の上面側には、外周対応部34の外周縁から上方に突出する外周突部39が設けられている。当該外周突部39が設けられることにより、例えば、図12に示すように、蓋部材6の上側に対し、外周対応部34に支持させるようにして箱状体7(例えば、容器や段ボール箱等)を載せる場合に、当該箱状体7の水平方向における位置ずれが防止されるようになっている。また、上記のように、本実施形態の容器本体2の上フランジ部11は段差状に構成されており、前記箱状体7を、上フランジ部11の下段部21に支持させるようにして、容器本体2に載置することも可能である。この場合、上フランジ部11の下段部21と、上段部22との間を上下に連結する壁部により、箱状体7の水平方向における変位が規制されるようになっている。尚、図7等に示すように、本実施形態では、蓋部材6のうち内側リブ33の内周側の部位においては、天壁部31から突出するリブ等が設けられておらず、軽量化等が図られている。
さて、図1等に示すように、蓋部材6は、容器本体2に対し、蓋部材6の外周形状と、容器本体2の上部外周形状とを合わせさえすれば、被せることができるように構成されている。すなわち、蓋部材6、及び、容器本体2の周方向において、蓋部材6の外周面を構成する4つの側面のうち、一方の長側面(例えば、図5で紙面右下側、図6で紙面下側の長側面。以下、「第1長側面6a」とも称する)と、容器本体2の一対の長辺側側壁部4のうち一方の長辺側側壁部4(図2で紙面下側、図3で紙面右下側の長辺側側壁部4。以下、「第1長辺側側壁部4a」とも称する)とが合致する「第1相対向き」で被せること(例えば、図1に示す状態とすること)が可能に構成されるとともに、蓋部材6の第1長側面6aと、容器本体2の一対の長辺側側壁部4のうち他方の長辺側側壁部4(図2で紙面上側、図3で紙面左上側の長辺側側壁部4。以下、「第2長辺側側壁部4b」とも称する)とが合致する「第2相対向き」でも被せること(例えば、図1に示す蓋付き容器1の蓋部材6を真っ直ぐ上方に持ち上げ、水平に180度旋回させて、容器本体2に被せること)が可能に構成されている。
また、図6、図7、図9等に示すように、蓋部材6は、容器本体2に被せられた状態において、各長辺側側壁部4に設けられた受容部18の上側の開口部の一側部と他側部との間を跨ぐようにして延在する架け渡しリブ41を備えている。特に、本実施形態の架け渡しリブ41は、蓋部材6が容器本体2に対して「第1相対向き」で被せられた場合に、受容部18の上方を跨ぐようにして延在し、蓋部材6が容器本体2に対して「第2相対向き」で被せられた場合に、受容部18の上方を跨ぐようにしては延在しない第1架け渡しリブ42と、蓋部材6が容器本体2に対して「第2相対向き」で被せられた場合に、受容部18の上方を跨ぐようにして延在し、蓋部材6が容器本体2に対して「第1相対向き」で被せられた場合に、受容部18の上方を跨ぐようにしては延在しない第2架け渡しリブ43とを備えている。
第1架け渡しリブ42、及び、第2架け渡しリブ43は、それぞれ内側リブ33(外側リブ32)と平行して延び、内側リブ33(外側リブ32)との間の距離も同じとなっている。さらに、上記のように、下方に向けて縮幅する支持部14の下端部を載置する部位である載置部23と、受容部18とが隣接しており、平面視において、第1向きの容器本体2の受容部18の位置と、第1向きの蓋部材6を底壁構成部3の中央部を中心として180度旋回させた第2向きの容器本体2の受容部18の位置とが一部重複するようになっている。このことから、本実施形態では、第1架け渡しリブ42と、第2架け渡しリブ43とについても、長辺側側壁部4の横幅方向において、一部が重複する格好となり、また、長辺側側壁部4の厚み方向における形成位置も同じであることから、第1架け渡しリブ42と、これに隣接する第2架け渡しリブ43とが連結されている。このため、互いに連結された第1架け渡しリブ42、及び、第2架け渡しリブ43は、全体として、直線状に延在するとともに、蓋部材6が容器本体2に被せられた状態において、各架け渡しリブ41(連結された第1架け渡しリブ42、及び、第2架け渡しリブ43)は、受容部18、及び、当該受容部18に隣接する載置部23を跨ぐようにして延在する。
また、架け渡しリブ41(連結された第1架け渡しリブ42、及び、第2架け渡しリブ43)は、その両端部が、それぞれ連結リブ37と連結されている。さらに、架け渡しリブ41は、蓋部材6の外周対応部34のうち、容器本体2の上フランジ部11の下段部21に対応する部位において設けられている。加えて、架け渡しリブ41(第1架け渡しリブ42、及び、第2架け渡しリブ43)の下縁部は、連結リブ37の下段側の部位の下縁部と同じ高さ位置となっている。このため、蓋部材6が容器本体2に被せられた状態では、架け渡しリブ41は、連結リブ37の下段側の部位とともに、上フランジ部11の下段部21に当接して支持されるようになっている。尚、上記のように、載置部23は、下段部21よりも一段低くなっており、蓋部材6を容器本体2に被せた状態において、架け渡しリブ41は、載置部23とは当接しないものの、受容部18、及び、載置部23を跨いで、受容部18、及び、載置部23の一側方、及び、他側方に位置する上フランジ部11(下段部21)に当接して、支持されるようになっている。
尚、本実施形態の蓋部材6は、上面側、及び、下面側がともに、天壁部31の中央部を中心とした点対称形状、かつ、天壁部31の中央部を通り、蓋部材6の側辺部に平行して延びる仮想直線を中心とした線対称形状をなしている。また、本実施形態の天壁部31には、短辺側側壁部5の受容部18に対応する架け渡しリブ41は設けられていない。さらに、各長辺側側壁部4に設けられた一対の受容部18のうち一方の受容部18に対応する架け渡しリブ41と、他方の受容部18に対応する架け渡しリブ41との間にも、架け渡しリブ41は設けられていない。
また、本実施形態では、蓋付き容器1同士を積み重ねる(スタッキングする)ことが可能に構成されている。蓋付き容器1をスタッキングした場合には、上側の蓋付き容器1の容器本体2の支持部14が、下側の蓋付き容器1の蓋部材6の天壁部31の外周対応部34の上面に当接して支持されるようになっている。その一方で、蓋付き容器1のスタッキング状態であっても、上側の蓋付き容器1の容器本体2の底壁構成部3が、下側の蓋付き容器1の蓋部材6の天壁部31の内周対応部36と圧接しないように(例えば、当接しないように)なっている。
さらに、本実施形態では、蓋付き容器1をスタッキングする場合に、上側の蓋付き容器1の容器本体2と、下側の蓋付き容器1の容器本体2とが、スタッキングの相対位置関係、又は、ネスティングの相対位置関係のどちらになっていても、蓋部材6を介在させることにより、蓋付き容器1をスタッキングさせることができるようになっている。つまり、蓋付き容器1のスタッキング状態において、上側の蓋付き容器1の容器本体2と、下側の蓋付き容器1の容器本体2とがネスティングの相対位置関係とされている場合、上側の蓋付き容器1の容器本体2の支持部14が、下側の蓋付き容器1の蓋部材6の天壁部31の外周対応部34のうち、下側の蓋付き容器1の容器本体2の受容部18の上方に位置する部位に当接して支持される。
その一方で、蓋付き容器1のスタッキング状態において、上側の蓋付き容器1の容器本体2と、下側の蓋付き容器1の容器本体2とがスタッキングの相対位置関係とされている場合、上側の蓋付き容器1の容器本体2の支持部14が、下側の蓋付き容器1の蓋部材6の天壁部31の外周対応部34のうち、下側の蓋付き容器1の容器本体2の載置部23の上方に位置する部位に当接して支持される。
上記の通り、蓋部材6の下面側には、容器本体2に被せられた状態において、長辺側側壁部4の受容部18、及び、載置部23の上方に延在するとともに、容器本体2の上フランジ部11(下段部21)に当接する架け渡しリブ41が設けられている。そして、蓋付き容器1をスタッキングする場合に、上側の蓋付き容器1の容器本体2と、下側の蓋付き容器1の容器本体2とが、スタッキングの相対位置関係、又は、ネスティングの相対位置関係のどちらになっていても、上側の蓋付き容器1が、下側の蓋付き容器1の蓋部材6の天壁部31、及び、架け渡しリブ41を介して、下側の蓋付き容器1の容器本体2の上フランジ部11に支持されるようになっている。
加えて、蓋部材6の天壁部31の各短側辺部の中央部に対応して、作業者が蓋部材6を着脱する際に指先を掛ける手掛け部44が設けられている。また、容器本体2の各短辺側側壁部5の上辺部の中央部に対応して、作業者が容器本体2(蓋付き容器1)を持ち運ぶ際に指先を掛ける持ち手部45が設けられている。
以上詳述したように、本実施形態によれば、蓋部材6は、容器本体2に被せられた状態において、各長辺側側壁部4に設けられた受容部18の上側の開口部の一側部と他側部との間を跨ぐようにして延在する架け渡しリブ41を備えている。このため、蓋部材6のうち容器本体2に被せられた場合において受容部18の上方に位置する部位の強度、及び、剛性を高めることができる。従って、蓋付き容器1同士を積み重ねる(スタッキングする)場合に、上側の蓋付き容器1の容器本体2と、下側の蓋付き容器1の容器本体2とが、(下側の蓋付き容器1の蓋部材6を介して)ネスティングの相対位置関係になり、上側の容器本体2の支持部14の直下方に、下側の容器本体2の上フランジ部11が存在していない場合であっても、下側の蓋付き容器1の蓋部材6のうち、上側の蓋付き容器1の容器本体2の支持部14と当接して支持する部位の変形や損傷等を効果的に防止することができる。
さらに、蓋部材6が容器本体2に被せられた状態において架け渡しリブ41が、容器本体2の上フランジ部11に当接して支持されるように構成されている。この場合、例えば、蓋付き容器1のスタッキング状態において、上側の蓋付き容器1の容器本体2と、下側の蓋付き容器1の容器本体2とがネスティングの相対位置関係となる場合に、下側の蓋付き容器1の蓋部材6(天壁部31)のうち、上側の蓋付き容器1の容器本体2の支持部14に当接して支持している部位の下面側に設けられている架け渡しリブ41が、下側の蓋付き容器1の容器本体2の上フランジ部11に当接して支持されることとなる。これにより、蓋付き容器1のスタッキング状態において、上側の蓋付き容器1の容器本体2と、下側の蓋付き容器1の容器本体2とがネスティングの相対位置関係となっている場合に、上側の蓋付き容器1の荷重を、下側の蓋付き容器1の蓋部材6の天壁部31、及び、架け渡しリブ41を介して、下側の蓋付き容器1の容器本体2の上フランジ部11に支持させることができる。従って、例えば、蓋部材6を容器本体2に被せた状態において、架け渡しリブ41と、上フランジ部11とが離間している場合に比べ、上下の蓋付き容器1の容器本体2がネスティングの相対位置関係とされる蓋付き容器1のスタッキング状態において、下側の蓋付き容器1の架け渡しリブ41を変形し難くしたり、天壁部31のうち、上側の蓋付き容器1の支持部14と当接して支持している部位が下方に変位するようにして変形することを防止したりすることができる。結果として、蓋付き容器1のスタッキング状態の安定化を図るといった作用効果がより確実に奏される。
また、容器本体2のスタッキング、及び、ネスティングの両方を可能とするべく、容器本体2の支持部14、及び、受容部18は、平面視(或いは下面視)で底壁構成部3の中央部を中心として非点対称位置に設けられている。さらに、本実施形態では、容器本体2の上部外周形状と、蓋部材6の外周形状とを合わせさえすれば(容器本体2と、容器本体2に被せられた蓋部材6との相対的な向きが、蓋部材6、及び、容器本体2の周方向において、蓋部材6の第1長側面6aと、容器本体2の第1長辺側側壁部4aとが合致する第1相対向き、又は、蓋部材6、及び、容器本体2の周方向において、蓋部材6の第1長側面6aと、容器本体2の第2長辺側側壁部4bとが合致する第2相対向きのどちらであっても)、蓋部材6を容器本体2に被せられるように構成されており、利便性の向上を図ることができる。
かかる構成に対応して、本実施形態では、蓋部材6には、容器本体2に対して第1相対向きで被せた場合に受容部18の上方を跨ぐようにして延在する第1架け渡しリブ42だけでなく、容器本体2に対して第2相対向きで被せた場合に受容部18の上方を跨ぐようにして延在する第2架け渡しリブ43が設けられている。このため、容器本体2の上部外周形状と、蓋部材6の外周形状とを合わせて、蓋部材6を容器本体2に被せさえすれば、受容部18の上方に第1架け渡しリブ42、又は、第2架け渡しリブ43を延在させることができる。従って、容器本体2に蓋部材6を被せる際の利便性、及び、作業性の向上が図られる上、蓋付き容器1のスタッキング状態の安定化を図るといった上記作用効果がより確実に奏される。
また、蓋付き容器1のスタッキング状態において、上側の蓋付き容器1の容器本体2と、下側の蓋付き容器1の容器本体2とがスタッキングの相対位置関係となっている場合には、上側の容器本体2の支持部14の直下方に、(下側の蓋付き容器1の蓋部材6を介して)下側の容器本体2の上フランジ部11が配置される。さらに、架け渡しリブ41が、第1架け渡しリブ42、及び、第2架け渡しリブ43を備えることから、上下の蓋付き容器1の容器本体2がスタッキングの相対位置関係となる蓋付き容器1のスタッキング状態であっても、上側の蓋付き容器1の容器本体2の支持部14は、下側の蓋付き容器1の蓋部材6(天壁部31)のうち下面側において架け渡しリブ41が設けられている部位の上面側に当接して支持されることとなる。
従って、上下の蓋付き容器1の容器本体2がスタッキングの相対位置関係となる蓋付き容器1のスタッキング状態において、下側の蓋付き容器1の蓋部材6のうち、上側の容器本体2の支持部14を支持した部位の下面側(架け渡しリブ41)を、下側の容器本体2の上フランジ部11で(上フランジ部11に当接状態として)好適に支持することができ、蓋付き容器1の安定したスタッキングが行われる。すなわち、蓋付き容器1をスタッキングする際に、上側の蓋付き容器1の容器本体2と、下側の蓋付き容器1の容器本体2とが、スタッキングの相対位置関係、及び、ネスティングの相対位置関係のどちらになっても、安定したスタッキングが行われる。従って、蓋付き容器1をスタッキングする際に、蓋付き容器1の向きを確認しなくても、蓋付き容器1を安定してスタッキングさせることができ、蓋付き容器1のスタッキングに際しての作業性の向上等を図ることができる。さらに、スタッキングされた蓋付き容器1の向きを間違えることによって、蓋付き容器1のスタッキング状態の不安定化を招くといった事態を回避することができる。結果として、蓋付き容器1のスタッキングに際しての作業性の向上を図りつつ、蓋付き容器1のスタッキング状態の安定化を図ることができる。
尚、蓋部材6の外周対応部34には、架け渡しリブ41が全周に設けられるのではなく、架け渡しリブ41が設けられていない範囲も存在するようになっている。この場合、架け渡しリブ41が蓋部材6の全周にわたって設けられる場合に比べて、蓋部材6の軽量化等を図るとともに、蓋部材6において手掛け部44等を好適に設けることができる。
また、本実施形態では、互いに隣接する第1架け渡しリブ42と、第2架け渡しリブ43とが連結されて直線状に延在するとともに、当該連結された架け渡しリブ41の両端部が、それぞれ連結リブ37と連結されている。さらに、連結リブ37は、外側リブ32と、内側リブ33とに連結されている。このため、架け渡しリブ41の強度、及び、剛性を高めることができ、架け渡しリブ41の変形(傾倒変位等)や損傷を抑止することができる。結果として、蓋付き容器1のスタッキング状態の安定化を図るといった上記作用効果がより確実に奏される。
加えて、蓋部材6が容器本体2に被せられた状態において、外側リブ32、連結リブ37、及び、架け渡しリブ41(並びに、コーナーリブ38)が、容器本体2の上フランジ部11に当接して支持されるように構成されている。このように、蓋部材6を容器本体2に被せた状態において、外側リブ32を容器本体2の上フランジ部11に当接させることで、蓋部材6の外寸を、容器本体2の上部の外寸から外方にはみ出さないように構成しつつ、蓋部材6と、容器本体2(上フランジ部11)とが上下に当接する面積を効率的に増やすことができる。さらに、蓋部材6を容器本体2に被せた状態において、外側リブ32の他にも、連結リブ37、及び、架け渡しリブ41(並びに、コーナーリブ38)が、上フランジ部11に当接して支持されることから、外側リブ32、連結リブ37、及び、架け渡しリブ41が、互いに強度、及び、剛性を高め合い、変形等を抑止することができる。結果として、蓋付き容器1のスタッキング状態の安定化を図るといった作用効果がより一層奏される。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態では、蓋部材6を容器本体2に被せた状態において、架け渡しリブ41が、上フランジ部11に当接しているが、上下に離間していてもよい。さらに、上記実施形態では、架け渡しリブ41が連結リブ37と連結されているが、連結されていなくてもよい。但し、蓋付き容器1のスタッキング状態等において、架け渡しリブ41やその周辺部の変形等を抑止するべく、蓋部材6を容器本体2に被せた状態において、架け渡しリブ41が上フランジ部11に当接するように構成されていることが望ましく、さらには、架け渡しリブ41が連結リブ37と連結されていることが望ましい。
(b)上記実施形態では、容器本体2、及び、蓋部材6は、平面視した場合に、長手幅と、短手幅とが存在する形状とされているが、例えば、平面視略正方形状としてもよい。この場合には、容器本体のスタッキング、及び、ネスティングの両方が可能なように、容器本体が、支持部及び受容部の配置により、平面視及び下面視で4回回転対称形状ではない形状となっていれば、容器本体が平面視及び下面視で点対称形状となっていてもよい。つまり、例えば、容器本体の相対する一対の第1側壁部に対し横幅方向中央部において第1支持部及び第1受容部を設け、一対の第1側壁部の両側部間をそれぞれ連結するようにして延びる一対の第2側壁部に対し横幅方向の両側部近傍部位において第2支持部及び第2受容部を設け、容器本体同士を同じ向きで重ねることでネスティングされ、下側の容器本体に対して上側の容器本体を90度旋回させて重ねることでスタッキングされる(さらに、同方向に上側の容器本体を90度旋回させて重ねることでネスティングされる)ように構成してもよい。
(c)上記実施形態において、支持部14、及び、受容部18の数は特に限定されず、容器本体2のネスティングに際して全ての支持部14が受容部18に収容され、容器本体2のスタッキングに際して全ての支持部14が上フランジ部11に当接するようになっていればよい。例えば、一方の長辺側側壁部4の支持部14、及び、受容部18が2つずつであるのに対し、他方の長辺側側壁部4の支持部14、及び、受容部18が1つずつであることとしてもよい。さらに、例えば、短辺側側壁部5の支持部14、及び、受容部18を省略することも可能である。
また、上記実施形態では、第1架け渡しリブ42と、第2架け渡しリブ43とが連結された格好となっているが、容器本体2の受容部18の配置等に応じて(受容部18と、載置部23とが離間する場合、より具体的には、平面視において、第1向きの容器本体2の受容部18の位置と、第1向きの蓋部材6を180度旋回させた第2向きの容器本体2の受容部18の位置とが重複せず、離間する場合に)、第1架け渡しリブ42と、第2架け渡しリブ43とを別々に延在させてもよい。加えて、第1長辺側側壁部4の厚み方向において、第1架け渡しリブ42の位置と、第2架け渡しリブ43の位置とをずらしてもよい。
さらに、架け渡しリブ41は、蓋部材6が容器本体2に被せられた状態において、受容部18又は載置部23の上方に位置して容器本体2と接触しない部位と、上フランジ部11の下段部21の上方に位置して当該下段部21と当接する部位とを備えているが、架け渡しリブ41は、受容部18及び載置部23の上側開口部の一側部から他側部にかけて延在していればよく、例えば、架け渡しリブ41のうち、蓋部材6が容器本体2に被せられた状態において容器本体2の下段部21と当接して支持される部位を省略することも可能である。但し、スタッキング状態の安定化を図るべく、架け渡しリブ41は、容器本体2に被せられた場合に、上フランジ部11に当接して支持される部位を備えることが望ましく、さらに、架け渡しリブ41のうち受容部18(及び載置部23)の上方に位置する部位を挟んだ両側において、前記上フランジ部11に当接して支持される部位を備えることが望ましい。
加えて、例えば、受容部18と、載置部23とが離間する構成において、互いに連結された第1架け渡しリブ42のうち蓋部材6が容器本体2に被せられた状態において受容部18又は載置部23の上方に位置する部位と、第2架け渡しリブ43のうち蓋部材6が容器本体2に被せられた状態において受容部18又は載置部23の上方に位置する部位との間に、蓋部材6が容器本体2に被せられた状態において容器本体2の下段部21と当接して支持される部位を備えるように構成してもよい。また、各受容部18に対応する架け渡しリブ41を並列させて複数本設けることとしてもよい。
尚、上記実施形態において、第2架け渡しリブ43を省略することも可能である。但し、その場合には、容器本体2に被せる蓋部材6の向きを間違えると、架け渡しリブ41(第1架け渡しリブ42)が、受容部18の上方位置からずれてしまうことから、蓋付き容器1のスタッキングを可能とする構成を前提として、蓋部材6を容器本体2に被せる際の利便性、及び、作業性の向上を図るべく、第1架け渡しリブ42、及び、第2架け渡しリブ43の両方を設けることが望ましい。
(d)上記実施形態では、蓋部材6において、長辺側側壁部4の受容部18に対応する架け渡しリブ41が設けられ、短辺側側壁部5の受容部18に対応する架け渡しリブが設けられていないが、かかる構成に代えて、又は、加えて、短辺側側壁部5の受容部18に対応する架け渡しリブを設けることとしてもよい。特に、全ての側壁部4、5において受容部18(及び、支持部14)が設けられるとともに、蓋部材6において、容器本体2に被せられた場合に、全ての受容部18の上方にそれぞれ延在する架け渡しリブ41が設けられることで、上下の蓋付き容器1の容器本体2がネスティングの相対位置関係となる蓋付き容器1のスタッキング状態のより一層の安定化を図ることができる(支持部14の数を増やすことでも、スタッキング状態の安定化等を図る作用効果が向上する)。尚、短辺側側壁部5の受容部18に対応する架け渡しリブのみを設けることとしてもよいが、蓋部材6の長手幅方向の方が比較的変形し易いことから、長辺側側壁部4の受容部18に対応して架け渡しリブ41を設けることが望ましい。
さらに、蓋部材6のうち、容器本体2に被せられた状態において上フランジ部11の上方に位置する外周対応部34に対し、架け渡しリブ41を蓋部材6の全周にわたって設けることも可能ではあるが、蓋部材6の軽量化等を図ったり、手掛け部44等を好適に設けたりするべく、外周対応部34において架け渡しリブ41が設けられない範囲を設けることが望ましい。
(e)上記実施形態では、連結リブ37は、蓋部材6が容器本体2に被せられた状態において、受容部18から外れた位置に設けられているが、受容部18の上方に延在するようにして(連結リブ37と、架け渡しリブ41とが交差するようにして)設けられていてもよい。また、架け渡しリブ41と、内側リブ33との間を連結したり、架け渡しリブ41と、外側リブ32との間を連結したりするリブを設けることとしてもよい。さらに、蓋部材6が容器本体2に被せられた状態において連結リブ37が上フランジ部11と当接しないよう構成してもよいが、蓋付き容器1のスタッキング状態の安定化や、架け渡しリブ41の変形の抑止等を図るべく、蓋部材6が容器本体2に被せられた状態において連結リブ37が、架け渡しリブ41等とともに、上フランジ部11の上面と当接して支持されるように構成することが望ましい。
加えて、上記実施形態の蓋部材6は、容器本体2に被せられた状態において容器本体2の側壁部4、5の内周側に挿入される内側リブ33が設けられるとともに、天壁部31の側辺部から下方に突出する外側リブ32が、容器本体2の上フランジ部11の上面に当接して支持されるように構成されているが、内側リブ33を省略するとともに、外側リブ32が容器本体2の上フランジ部11を囲うようにして、上フランジ部11の外側端縁よりも外方に位置するように構成してもよい。
尚、上記実施形態では、上フランジ部11や天壁部31を段差状に構成されているが、上フランジ部11や天壁部31の全体を平板状に構成してもよい。また、ずれ防止突部24や載置部23を省略することも可能である。
(f)上記実施形態では、支持部14の内面側が受容部18として構成され、容器本体2同士を同じ向きで積み重ねることでネスティングされ、下側の容器本体2に対して上側の容器本体2を180度旋回させた向きで積み重ねることでスタッキングされる構成となっているが、側壁部4、5の各横幅方向において、支持部の位置と、受容部の位置とがずれており、容器本体2同士を同じ向きで積み重ねることでスタッキングされ、180度旋回させた向きで積み重ねることでネスティングされるような構成としてもよい。
(g)上記実施形態では、容器本体2、及び、蓋部材6はポリプロピレンにより構成されているが、ポリエチレン、PET、ポリアミド等その他の樹脂材料により構成されることとしてもよい。
1…蓋付き容器、2…容器本体、3…底壁構成部、4…長辺側側壁部、4a…第1長辺側側壁部、4b…第2長辺側側壁部、5…短辺側側壁部、6…蓋部材、6a…第1長側面、7…箱状体、11…上フランジ部、14…支持部、18…受容部、31…天壁部、32…外側リブ、33…内側リブ、41…架け渡しリブ、42…第1架け渡しリブ、43…第2架け渡しリブ。

Claims (6)

  1. 平面視略矩形状の底壁構成部、及び、前記底壁構成部の各側辺部からそれぞれ上方に延出する側壁部を具備する容器本体と、
    前記容器本体に被せられる蓋部材とを備える蓋付き容器において、
    前記容器本体は、
    前記側壁部の上辺部、又は、その近傍部位から外方に突出する上フランジ部と、
    前記上フランジ部よりも下方位置において、前記側壁部のうち少なくとも相対する一対の側壁部からそれぞれ外方に突出する支持部と、
    前記側壁部のうち少なくとも相対する一対の側壁部において、当該側壁部を外方に膨出させることで、その内面側に設けられ、前記容器本体の内方に開口するとともに、前記上フランジ部を切り欠くようにして上方にも開口する受容部とを備え、
    前記容器本体同士が積み重ねられる形態として、上側の前記容器本体と、下側の前記容器本体との相対的な向きを変えることで、
    上側の前記容器本体の前記支持部が、下側の前記容器本体の前記上フランジ部に当接して支持されるスタッキング形態と、
    上側の前記容器本体の前記支持部が、下側の前記容器本体の前記受容部に収容されるネスティング形態とに形態変化可能に構成され、
    前記蓋部材は、前記容器本体に被せられた状態において、少なくとも相対する一対の前記側壁部に設けられた前記受容部の上側の開口部の一側部と他側部との間を跨ぐようにして延在する架け渡しリブを備え
    蓋付き容器をスタッキングする場合に、上側の蓋付き容器の前記容器本体と、下側の蓋付き容器の前記容器本体とが、スタッキングの相対位置関係、又は、ネスティングの相対位置関係のどちらになっていても、スタッキングさせることができるようになっており、
    前記蓋部材は、前記容器本体に対し、前記蓋部材の外周形状と、前記容器本体の上部外周形状とを合わせるようにして、
    前記蓋部材、及び、前記容器本体の周方向において、前記蓋部材の外周面を構成する4つの側面のうち第1側面と、前記容器本体の4つの前記側壁部のうち第1側壁部とが合致する第1相対向きで被せることが可能に構成されるとともに、
    前記蓋部材、及び、前記容器本体の周方向において、前記蓋部材の前記第1側面と、前記容器本体の前記側壁部のうち前記第1側壁部とは異なる第2側壁部とが合致する第2相対向きでも被せることが可能に構成され、
    前記架け渡しリブは、
    前記蓋部材が前記容器本体に対して前記第1相対向きで被せられた場合に、前記受容部の上方を跨ぐようにして延在する第1架け渡しリブと、
    前記蓋部材が前記容器本体に対して前記第2相対向きで被せられた場合に、前記受容部の上方を跨ぐようにして延在する第2架け渡しリブとを備え、
    前記第1架け渡しリブと、前記第2架け渡しリブとが連結されており、
    前記第1架け渡しリブは、前記蓋部材が前記容器本体に対して前記第1相対向きで被せられた場合に、前記受容部の上方を跨ぐようにして延在し、前記蓋部材が前記容器本体に対して前記第2相対向きで被せられた場合に、前記受容部の上方を跨ぐようにしては延在しない部位を有し、
    前記第2架け渡しリブは、前記蓋部材が前記容器本体に対して前記第2相対向きで被せられた場合に、前記受容部の上方を跨ぐようにして延在し、前記蓋部材が前記容器本体に対して前記第1相対向きで被せられた場合に、前記受容部の上方を跨ぐようにしては延在しない部位を有していることを特徴とする蓋付き容器。
  2. 平面視略矩形状の底壁構成部、及び、前記底壁構成部の各側辺部からそれぞれ上方に延出する側壁部を具備する容器本体と、
    前記容器本体に被せられる蓋部材とを備える蓋付き容器において、
    前記容器本体は、
    前記側壁部の上辺部、又は、その近傍部位から外方に突出する上フランジ部と、
    前記上フランジ部よりも下方位置において、前記側壁部のうち少なくとも相対する一対の側壁部からそれぞれ外方に突出する支持部と、
    前記側壁部のうち少なくとも相対する一対の側壁部において、当該側壁部を外方に膨出させることで、その内面側に設けられ、前記容器本体の内方に開口するとともに、前記上フランジ部を切り欠くようにして上方にも開口する受容部とを備え、
    前記容器本体同士が積み重ねられる形態として、上側の前記容器本体と、下側の前記容器本体との相対的な向きを変えることで、
    上側の前記容器本体の前記支持部が、下側の前記容器本体の前記上フランジ部に当接して支持されるスタッキング形態と、
    上側の前記容器本体の前記支持部が、下側の前記容器本体の前記受容部に収容されるネスティング形態とに形態変化可能に構成され、
    前記蓋部材は、前記容器本体に被せられた状態において、少なくとも相対する一対の前記側壁部に設けられた前記受容部の上側の開口部の一側部と他側部との間を跨ぐようにして延在する架け渡しリブを備え、
    蓋付き容器をスタッキングする場合に、上側の蓋付き容器の前記容器本体と、下側の蓋付き容器の前記容器本体とが、スタッキングの相対位置関係、又は、ネスティングの相対位置関係のどちらになっていても、スタッキングさせることができるようになっており、
    前記蓋部材は、前記容器本体に対し、前記蓋部材の外周形状と、前記容器本体の上部外周形状とを合わせるようにして、
    前記蓋部材、及び、前記容器本体の周方向において、前記蓋部材の外周面を構成する4つの側面のうち第1側面と、前記容器本体の4つの前記側壁部のうち第1側壁部とが合致する第1相対向きで被せることが可能に構成されるとともに、
    前記蓋部材、及び、前記容器本体の周方向において、前記蓋部材の前記第1側面と、前記容器本体の前記側壁部のうち前記第1側壁部とは異なる第2側壁部とが合致する第2相対向きでも被せることが可能に構成され、
    前記蓋部材を前記容器本体に被せていない状態では、
    前記容器本体同士を同じ向きで積み重ねることで前記ネスティング形態とされ、下側の前記容器本体に対して上側の前記容器本体を180度旋回させた向きで積み重ねることで前記スタッキング形態とされる構成、又は、前記容器本体同士を同じ向きで積み重ねることで前記スタッキング形態とされ、180度旋回させた向きで積み重ねることで前記ネスティング形態とされる構成であって、
    前記蓋部材を前記容器本体に被せた状態では、
    前記蓋部材が前記容器本体に対し、前記第1相対向き、又は、前記第2相対向きのどちらになっていても、前記架け渡しリブが、前記容器本体の前記上フランジ部に当接して支持されるように構成されていることを特徴とする蓋付き容器。
  3. 前記蓋部材は、
    平面視略矩形状の天壁部と、
    前記天壁部の下面から下方に突出するとともに、前記容器本体に被せられた状態において、少なくとも下端部を含む部位が前記側壁部の内周側に挿入される内側リブと、
    前記天壁部の下面のうち前記内側リブよりも外方の位置から下方に突出する外側リブと、
    前記内側リブと、前記外側リブとの間を連結する連結リブとを備え、
    前記架け渡しリブは、前記連結リブに連結されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の蓋付き容器。
  4. 前記架け渡しリブは、当該架け渡しリブの両端部において前記連結リブと連結されていることを特徴とする請求項3に記載の蓋付き容器。
  5. 前記蓋部材が前記容器本体に被せられた状態において、前記外側リブ、前記連結リブ、及び、前記架け渡しリブが、前記容器本体の前記上フランジ部に当接して支持されるように構成されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の蓋付き容器。
  6. 全ての前記側壁部において前記受容部が設けられるとともに、
    前記蓋部材には、前記容器本体に被せられた場合に、全ての前記受容部の上方にそれぞれ延在する前記架け渡しリブが設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の蓋付き容器。
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