JP7055290B2 - 鉛筆削器 - Google Patents
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Description
このような鉛筆削器において、鉛筆差込口からケース内部に向けて鉛筆を差し込み、そのケースの他側面に取り付けられたハンドルを持ち、糸巻きの要領でケース自体を回転させて鉛筆を削る構造のものが提案されている(特許文献2を参照)。
そこで、本発明は、短い鉛筆でも削り易く、携帯に便利な鉛筆削器の提供を目的とする。
短い鉛筆を削る際には、その後端部を、キャップ内側の凹部に差し込むことで、キャップをハンドルとして機能させることができる。これによって、短い鉛筆を迅速かつ容易に削ることができる。
また、鉛筆差込口から芯先保持部に向かう鉛筆導入部を筒状に構成し、その内周に、鉛筆の周側面に圧接されるOリングを固定したので、鉛筆が回転される際に傾きが生じるのを防止することができる。これによって、ケース内に差し込まれた鉛筆を切削刃に対して均一の傾きで圧接させながら回転させることが可能となり、切削不良の発生を低減できる。
この鉛筆削器1は、ケース本体10と、ケースの側面部材20と、キャップ部材30と、ハンドル部材40と、からなるもので、図7に示すように、ケース側面に設けられた鉛筆差込口21からケース内部に向けて鉛筆を差し込み、ハンドル41を持って、糸巻きの要領でケースを回転させて鉛筆を削る構造のものである。
ケースの側面に取り付けられる側面部材20は、鉛筆差込口21、キャップ保持部22と、鉛筆導入部23と、芯先保持部24と、によって構成される。
キャップ保持部22は、鉛筆差込口21の開口縁部と共に、キャップ部30を固定的に取り付けるために設けられた凸部であり、ケースの外側に向けて所定長突出させ、鉛筆の後端部と略同一形状に設計されている。
鉛筆導入部23の内周には、滑らかな湾曲面からなるOリング28が配されている。このOリング28の湾曲面に摺接されながら鉛筆が回転することで、鉛筆切削時のガタつきが防止できるようになっている。
このように構成することで、鉛筆の周側面が傾斜面に押し付けられながら回転することで、鉛筆が傾斜状に削られる。
この側面部材20の上端部には、キーホルダーとして使用する際の取付穴60が設けられており、所望のストラップを取り付けることで、キーホルダーの下げ飾りとして利用できるようにしている(図9を参照)。
キャップ部材30は、鉛筆差込口21とキャップ保持部22に挿入された状態で、側面部材の係止部29において係止される。キャップ部材30は、消しゴム材によって構成されており、消しゴムとしての機能をも有するものである。
キャップ部材30の表面は、所定の形状を押印するためのスタンプ部33となっている(図10を参照)。
ハンドル部40は、ケース本体10の延長部11に設けられたハンドル取付部12に回動可能に取り付けられている(図8を参照)。即ち、ケース本体部10の他側部は、側面に沿った方向に延びており、その延長部11にハンドル取付部12が形成されることとなる。
このハンドル取付部12の内部に、ハンドル部材40の取付部41が、遊びを持たせた状態で挿入される。
把手の長さ(T)は、手で握れる程度の長さが好ましく、2cm~10cm(本実施例では2.2cm)が適当である。ケース(本体部と側面部)の長さは(H)2cm~10cm(本実施例では3cm)が適当で、キャップ30の長さ(K)は2cm~10cm(本実施例では2.2cm)が適当である。
鉛筆を削る際には、キャップ部材30を取り外して使用する。この場合、鉛筆差込口21に鉛筆を差し込み、糸巻の要領でハンドル部材40を回転させる。切削刃27によって鉛筆が傾斜状に削られていき、その先端部がケース本体10に設けられたストッパ17に当接することで、切削が終了する。
短い鉛筆を削る際には、図11に示すように、キャップ部材40の第2の凹部32に鉛筆の後端部を差し込む。
これによって、鉛筆を美しく切削できる上に、短い鉛筆でも削り易く、無駄なく最後まで鉛筆を使用することが可能となる。
スタンプとして使用する場合は、キャップ部材30に設けられたスタンプ部33にインクをつけて押印する。
なお、本実施例では鉛筆導入部23にOリング28を設けたが、Oリング28は必ずしも必要ではない(図12を参照)。
ケース本体10’の一側部に設けられた鉛筆差込口21’から、筒状の鉛筆導入部23’と、円錐状の芯先保持部24’とが設けられる。芯先保持部24’の傾斜面に沿ってスリット25’が設けられており、そのスリット25’に沿って切削刃26’が取り付けられている。
蓋部材50の内側には、芯先の削りすぎを防止するためのストッパ17が設けられている、蓋部材50の外側面を延長し、その延長部51にハンドル取付部52が直角方向に形成される。このハンドル取付部52に、ハンドル部材40が回動可能に取り付けられる。
キャップ部材30’は消しゴム部材によって構成されており、内側には鉛筆の後端部を挿入することができる凹部32’が設けられている。外側面はスタンプ部33’として機能される。様々なスタンプ柄のキャップ部材30’を取り揃えておき、所望のキャップ部材30’を選択できるようにしてもよい。
短い鉛筆を削る際には、図15に示すように、キャップ部材30’の凹部32’に鉛筆の後端部を差し込んだ状態で使用する。これによって、短い鉛筆でも容易に回転させることができる。
本発明の鉛筆削器は、必ずしもケースにハンドルを設けた「糸巻き式」の鉛筆削器である必要はなく、通常の鉛筆を手で回して削る「手回し式」の鉛筆削器であってもよい。
この鉛筆削器101は、図18に示す形状に鉛筆2を切削するためのものである。この形状は、既切削鉛筆として提供されることの多い色鉛筆や化粧用鉛筆の切削形状として適するもので、鉛筆芯3の径に対応する内径を有し、鉛筆径よりも小さい外径を有する平坦面からなるリング部4と、該リング部4から傾斜状のテ―パ部5を経て本体部6の周側面に連続する形状である。
一方の鉛筆差込口111は、本体部6を傾斜状に切削するための第1の鉛筆差込口111であり、それに隣接する第2の鉛筆差込口121は、傾斜状に切削されたテ―パ部5を、鉛筆芯3に対して直交する方向に切断するための差込口である(図19を参照)。
芯先保持部114にはスリット115が設けられており、そのスリット115に沿って切削刃116が傾斜状に配設される。この芯先保持部114の先端に、保持された鉛筆の芯が現れる前に切削を停止させるためのストッパ117が配設される。
即ち、木製の本体部6と同時に鉛筆芯3が削られないようにすることができるので、鉛筆芯3との本体部6との間の接着材が剥がれるのを防止でき、鉛筆芯3の中折れを効果的に防止することが可能となる。
この芯先保持部124は、縮径する円錐台の形状をなし、その先端部に、差し込まれた鉛筆に対して略直交方向に刃先が延びる第2の切断刃126が配設されている。
第2の切削刃126は、鉛筆2のテ―パ部5を、その中間部から鉛筆芯3に向けて切削することにより、鉛筆芯3を露呈させるものであり、差し込まれた鉛筆2に対して略直交方向に刃先を向けた状態で、鉛筆芯3の周りを相対的に回転する。第2の切削刃126の刃先は、鉛筆芯3を傷つけることなく露呈させることができるような位置まで延びている。
このような鉛筆削器101において、第1及び弟2の鉛筆差込口111、121から内部に向かう鉛筆導入部113、123を筒部材113a、123aによって構成し、その筒部材113a、123aの内周に、鉛筆の周側面に摺接されるOリング118、128を固定した。
ベアリング119の外側ホルダ119b、129bは、鉛筆導入部113、123に固定された外筒部材113b、123bに圧接されており、芯先保持部114、124を介してケース110に固定された切削刃116、126に対し、均一の傾きで圧接させることが可能となる。これによって、鉛筆芯3の中心性を維持した状態で筒部材113a、123aを回転させることが可能となる。
上記鉛筆削器101の使用状態を説明する。
まず、図21に示すように、鉛筆の後端部をキャップ部材130の凹部132に挿入する。
その後、第1の鉛筆差込口111から鉛筆を取り出し、第2の鉛筆差込口121に挿入する。鉛筆は第2の保持部124bに保持させた状態で回転され、テ―パ部5の先端が割り取られて芯先が露呈される(図20(b)を参照)。
なお、本実施形態においても、キャップ部材130の表面にスタンプ部を設けてもよい。
2…鉛筆
3…鉛筆芯
4…リング部
5…テ―パ部
6…本体部
10、110…ケース本体
11…延長部
12…ハンドル取付部
17…ストッパ
20…側面部材
21、111…鉛筆差込口
22…キャップ保持部
23、113…鉛筆導入部
24、114…芯先保持部
25、115…スリット
26、116…切削刃
28、118…Oリング
29…係止部
30、130…キャップ部材
31…差込口保持部
32、132…凹部
33、133…スタンプ部
40…ハンドル部材
41…取付部
42…抜け止め部
50…蓋部材
60…キーホルダーの取付穴
Claims (2)
- 鉛筆差込口(21)からケース(10)の内部に向かう鉛筆導入部(23)と、縮径する円錐状の芯先保持部(24)と、を備え、該芯先保持部(24)に設けられたスリット(25)に沿って切削刃(26)を設けると共に、前記鉛筆差込口(21)とは逆の方向からケース(10)の内部に向けて取り付けられるハンドル(40)を、前記鉛筆差込口(21)に差し込まれる鉛筆と平行になるように設けて構成された鉛筆削器(1)であって、
前記鉛筆差込口(21)を覆うキャップ(30)をゴム部材で構成し、該キャップ(30)の内側に、鉛筆の後端部を保持するための凹部(32)と、ケース(10)の外側に向けて突設された前記鉛筆差込口(21)が挿入される窪み(31)と、を設け、鉛筆の後端部と略同一形状に設計されたキャップ保持部(22)を前記鉛筆差込口(21)の近傍に突設して前記凹部(32)に挿入可能とし、
該鉛筆差込口(21)から前記芯先保持部(24)に向かう鉛筆導入部(23)の内周に、弾性変形によって鉛筆の太さのばらつきを吸収すると共に、切削刃に対する均一な傾きを保たせた状態で周側面を擦接させて該鉛筆を案内することが可能な滑らかさの湾曲面で構成されたOリング(28)を設けたことを特徴とする鉛筆削器。 - 表面部にスタンプ部(33)を有する前記キャップを複数含んで構成される鉛筆削器であって、
前記キャップ保持部(22)を前記凹部(32)に挿入することで、所望のキャップを付け替えて使用できるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の鉛筆削器。
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