JP7049161B2 - 包装袋、包装袋の使用方法、および包装袋の製造方法 - Google Patents
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Description
まず、本発明の実施形態に係る包装袋について説明する。図1は、本発明の実施形態のうち第1実施形態に係る包装袋を示す斜視図である。また、図2は図1の平面図であり、図3は図1の正面図であり、図4は図1の右側面図である。さらに、図5は、図4の右側面図において持手部を展開した展開図である。
なお、図5の展開図において、第2折込部GF2は、一点鎖線で示している。
次に、本発明の実施形態に係る包装袋の使用方法について説明する。図14は、本発明の実施形態に係る包装袋の使用方法の一例を示すフローチャートである。実施形態に係る包装袋の使用方法では、上述の包装袋100を使用することができる。ここでは、本実施形態に係る包装袋の使用方法として、上述の包装袋100を用いた包装袋の使用方法について説明する。
次に、本発明の実施形態に係る包装袋の製造方法について説明する。図15は、本実施形態に係る包装袋(第1実施形態)の製造方法の一例を示すフローチャートである。図16は、本実施形態に係る包装袋の製造方法において、包装袋(第1実施形態)を製造する一工程を示す図である。図17は、図16に示す製造工程で得られる半製品の一例を示す図である。なお、図17において、第1折込部GF1および第2折込部GF2となり得る部分は、一点鎖線で示している。
具体的には、図16に示すように、スリット形成部130で、筒状フィルムTFにスリットが形成される。スリット形成部130で形成されたスリットは、包装袋100における第1スリット50と第2スリット60を構成する。なお、スリット形成部130では、第1スリット50のみ形成することができ、また第1スリット50と第2スリット60とを同時に形成することもできる。
なお、巻取ロール161に捲回されたガセットシートGSを所定の間隔で切断されることにより、包装袋100が得られる。
被包装体Tとして12個のロール状のトイレットペーパー(大王製紙株式会社製の「エリエール トイレットティシュー 60mシングル(147g/ロール)」)を収容した包装袋100を用意した。包装袋100の指掛部30にユーザーが自由に手指Pを掛けて持手部20を持ち、180°の範囲で振り子のように10往復移動させたときの耐久性を評価した。試験は、各実施例及び比較例につき5回行い、以下の基準で評価した。
○:5回中1回も破損が確認できなかった(良好)
×:5回中1回以上破損を確認した(不良)
包装袋100を開封するときの開けやすさ(開封性)を評価した。開封性は、次のように測定した引張強度(kgf)から評価した。引張強度の測定では、まず引張試験機(IMADA社製「MX-500N」)にプッシュプルゲージ(IMADA社製「DSP-20」)を取り付けた。また、プッシュプルゲージとチャック取付板にクリップ(IMADA社製、フィルムチャック(FC21))を取り付けた。プッシュプルゲージとチャック取付板に取り付けたクリップ間の幅を約30mmに固定する。クリップ間の中心にスリット(ミシン目)が配置されるように試験片の上下にクリップを取り付けた。そして、100mm/minの速度でトイレットロール1個を取り出すことができる開封口が形成されるまでフィルムの延伸方向にクリップを引いて強度(ピーク)を測定した。引張強度の測定は3回行い、その平均値(kgf)を引張強度として算出した。なお、比較例3、4のように縦と横の2方向に引っ張って開封するものは、フィルムの延伸方向よりも延伸方向と直交する方向に開封する力が必要になるため、延伸方向と直交する方向にミシン目を開封するときの引張強度を測定した。
包装袋100を開封するときの開けやすさ(開封性)を評価した。開封性は、各実施例・比較例につき5人のユーザーにより試験を行った結果を点数化し、その平均値から以下の基準で評価した。平均値が4.0以上の場合に良好であると評価した。
5点:とても開けやすい
4点:開けやすい
3点:どちらともいえない
2点:開けにくい
1点:とても開けにくい
包装袋100を開封した後に包装袋100内の被包装体Tを1ロール取出したときの取出しやすさ(取出し性)を評価した。取出し性は、各実施例・比較例につき5人のユーザーにより試験を行った結果を点数化し、その平均値から以下の基準で評価した。平均値が4.0以上の場合に良好であると評価した。
5点:とても取出しやすい
4点:取出しやすい
3点:どちらともいえない
2点:取出しにくい
1点:とても取出しにくい
開封した包装袋100内の被包装体Tを3ロール取り出した後に、包装袋100内の破断片で、包装袋100内に残った被包装体Tを覆う(または包む)ことができる否かで、開封後の保管性を評価した(図13参照)。試験は、各実施例・比較例につき5回行い、以下の基準で評価した。
○:5回中5回とも包み込むことができた(良好)
×:5回中1回以上包み込むことができなかった(不良)
図1~図5に示す第1実施形態の包装袋100を用意した。この包装袋100では、天面部11の下面部11bに第1スリット50を形成し、上面部11aの裏面部BPに第2スリット60(スリット基部61)を形成し、第2側面部14に第2スリット60(延長スリット62)を形成した。また、持手部20の指掛部30を1つのスリットで形成した。この包装袋100について、耐久性、開封性、取出し性、保管性を評価した。結果を表1に示す。
図6に示す第2実施形態の包装袋100を用意した。この包装袋100では、第2側面部14に第2スリット60(延長スリット62)を形成しないこと以外は、実施例1と同様に、包装袋100を作製し、評価した。結果を表1に示す。
図6に示す第2実施形態の包装袋100を用意した。この包装袋100では、上面部11aの裏面部BPに第2スリット60(スリット基部61)を形成しないこと以外は、実施例2と同様に、包装袋100を作製し、評価した。結果を表1に示す。
図8に示す第1実施形態の変形例の包装袋100を用意した。この包装袋100では、持手部20の指掛部30を2つのスリットで形成した以外は、実施例1と同様に、包装袋100を作製し、評価した。結果を表1に示す。
図21~図24に示す第4実施形態を用意した。この包装袋100では、天面部11の上面部11aに第1ダミースリット70および第2ダミースリット80(ダミースリット基部81)を形成し、第1側面部13に第2ダミースリット80(延長ダミースリット82)を形成した以外は、実施例1と同様に、包装袋100を作製し評価した。結果を表1に示す。
第4実施形態の変形例(図示せず)を用意した。持手部20の指掛部30を2つのスリットで形成した以外は、実施例5と同様に、包装袋100を作製し、評価した。結果を表1に示す。
図25に示すように、持手部20の指掛部30を2つのスリットで形成し、第1スリット50及び第2スリット60の代わりに開封用スリット90(図25の破線で示すミシン目)を持手部20の2つの指掛部30の間に形成した以外は、実施例1と同様に、包装袋100を作製し評価した。結果を表1に示す。
図26に示すように、第1スリット50および第2スリット60の代わりに開封用スリット90を指掛部30との持手部20の下端縁22と間に形成した以外は、実施例1と同様に、包装袋100を作製し評価した。結果を表1に示す。
図27に示すように、持手部20の指掛部30を2つのスリットで形成し、第1スリット50及び第2スリット60の代わりにT字状の開封用スリット90(横スリット91及び縦スリット92)を本体部の第1側面部13に形成した以外は、実施例1と同様に、包装袋100を作製し評価した。結果を表1に示す。
図28に示すように、持手部20の指掛部30を2つのスリットで形成し、第1スリット50及び第2スリット60の代わりに開封用スリット90(天面スリット91及び側面スリット92)を本体部の天面部11、第1側面部13、及び第2側面部14に形成した以外は、実施例1と同様に、包装袋100を作製し評価した。結果を表1に示す。
図29に示すように、持手部20の指掛部30を2つのスリットで形成し、第1スリット50及び第2スリット60の代わりに開封用スリット90(正面スリット91及び側面スリット92)を本体部の天面部11、第1側面部13、及び第2側面部14に形成した以外は、実施例1と同様に、包装袋100を作製し評価した。結果を表1に示す。
T 被包装体(トイレットペーパー)
10 本体部
11 天面部
11a 上面部
SP 表面部
BP 裏面部
11b 下面部
11c 接続部
GF1 第1折込部
GF2 第2折込部
GF3 第3折込部
12 底面部
13 第1側面部
13a 上端縁
14 第2側面部
14a 上端縁
20 持手部
21 上端縁
22 下端縁
23 側端縁
24 側端縁
25 平面部
30 指掛部
40 シール部
50 第1スリット
60 第2スリット
61 スリット基部
62 延長スリット
FG 破断片
70 第1ダミースリット
80 第2ダミースリット
81 ダミースリット基部
82 延長ダミースリット
90 開封用スリット
110 搬出部
111 搬出ロール
120 筒状フィルム形成部
130 スリット形成部
140 ガセット形成部
141 折り板
150 シール形成部
160 巻取部
161 巻取ロール
RF 原反フィルム
TF 筒状フィルム
SS サイドシール
GS ガセットシート
MD 搬送方向
P 手指
Claims (11)
- 筒状のフィルムでガセット状に形成され、被包装体が収容される本体部と、
前記本体部の天面部に前記本体部と一体に設けられた持手部とを有し、
前記本体部の前記天面部は、前記持手部の下端縁に表面部が接続する一対の上面部と、前記上面部の裏面部に接続して、前記上面部の下方に重なる一対の下面部とを有し、
前記一対の下面部の少なくともいずれかの下面部の前記天面部の中央部寄りに、第1スリットが形成されており、
前記第1スリットが形成された前記下面部と接続する前記上面部の前記裏面部の、前記持手部の側端縁寄りに、第2スリットが前記第1スリットと不連続に形成されており、
前記持手部の前記下端縁に沿うスリットが形成されていないことを特徴とする、包装袋。 - 前記第1スリットは、前記持手部の厚み方向に延びる、請求項1に記載の包装袋。
- 前記第1スリットは、前記一対の下面部のいずれの下面部にも形成されている、請求項1または2に記載の包装袋。
- 前記第2スリットは、前記持手部の下端縁側から前記本体部の上端縁側に向かって延びる、請求項1乃至3の何れか一項に記載の包装袋。
- 前記第2スリットは、さらに前記本体部の天面部側から前記本体部の底面部側に向かって延びる延長スリットを有する、請求項4に記載の包装袋。
- 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の包装袋の使用方法であって、
前記下面部の前記第1スリットが形成された部分を破断し、
一部が破断した前記下面部を前記持手部の長手方向に沿って前記本体部の外側に引き出すことを特徴とする、包装袋の使用方法。 - 前記下面部の一部をさらに前記本体部の底面部側に引き下ろす、請求項6に記載の包装袋の使用方法。
- 前記下面部の一部をさらに前記本体部の内側に入れる、請求項6または7に記載の包装袋の使用方法。
- 筒状のフィルムでガセット状に形成され、被包装体が収容される本体部と、前記本体部の天面部に前記本体部と一体に設けられる持手部とを有し、前記本体部の前記天面部は、前記持手部の下端縁に表面部が接続する一対の上面部と、前記上面部の裏面部に接続して、前記上面部の下方に重なる一対の下面部とを有する包装袋の製造方法であって、
前記筒状のフィルムをガセット状に折り込んでガセット状のシートを形成するガセット形成工程と、
前記一対の下面部の少なくともいずれかの前記天面部の中央部寄りに、第1スリットを形成するスリット形成工程とを有し、
前記スリット形成工程は、前記第1スリットが形成される前記下面部と接続する前記上面部の前記裏面部の、前記持手部の側端縁寄りに、第2スリットを前記第1スリットと不連続に形成する工程を含み、
前記スリット形成工程では、前記持手部の前記下端縁に沿うスリットを形成しない包装袋の製造方法。 - 前記スリット形成工程は、前記ガセット形成工程の前に行う、請求項9に記載の包装袋の製造方法。
- 前記スリット形成工程は、前記ガセット形成工程の後に行う、請求項9に記載の包装袋の製造方法。
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JPH0529525U (ja) * | 1991-10-03 | 1993-04-20 | 王子製紙株式会社 | 使い捨ておむつの包装袋 |
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