JP7043414B2 - しゅう動部品 - Google Patents
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Description
互いに相対しゅう動する一対のしゅう動部品を備え、前記一対のしゅう動部品のしゅう動面の両側には異なる種類の第1流体及び第2流体が存在するものにおいて、
少なくとも一方のしゅう動部品のしゅう動面は、
第1負圧発生溝からなる第1流体側負圧発生機構、
前記第1流体側負圧発生機構より前記第2流体側に位置して第2負圧発生溝からなる第2流体側負圧発生機構、
前記第1流体側負圧発生機構及び前記第2流体側負圧発生機構より前記第1流体側又は前記第2流体側の少なくとも一方に動圧発生溝からなる動圧発生機構、及び、
前記第1流体側負圧発生機構と前記第2流体側負圧発生機構との径方向の間に周方向全周に亘って連続して形成された第1ランド部を備え、
前記第1負圧発生溝は前記第1ランド部により前記第2流体側と隔離され、前記第2負圧発生溝は前記第1ランド部により前記第1流体側と隔離されることを特徴としている。
この特徴によれば、しゅう動面の潤滑と第1流体及び第2流体の密封を両立させつつ、両側の異なる第1流体と第2流体との混合を防止することができる。
前記第1流体側負圧発生機構と前記第2流体側負圧発生機構との間には円周溝が設けられ、前記円周溝は前記第1ランド部により前記第1流体側又は前記第2流体側の少なくとも一方と隔離されるとしている。
また、本発明のしゅう動部品は、第3に、第2の特徴において、
前記円周溝の溝深さは、前記動圧発生溝、第1負圧発生溝及び第2負圧発生溝の溝深さよりも深く設定されることを特徴としている。
これらの特徴によれば、第1流体側負圧発生機構と第2流体側負圧発生機構との干渉を防止し、それぞれの吸込み効果及び吐出し効果を高めることができる。
前記第1流体側負圧発生機構は逆レイリーステップ機構から形成され、
前記第2流体側負圧発生機構はスパイラル機構から形成され、
前記動圧発生機構は前記第1流体側負圧発生機構より前記第1流体側に設けられてレイリーステップ機構から形成され、
前記逆レイリーステップ機構のグルーブ部は前記第1流体側と連通されると共に前記第1ランド部により前記第2流体側と隔離され、
前記スパイラル機構のグルーブ部は前記第2流体側と連通されると共に前記第1ランド部により前記第1流体側と隔離され、
前記レイリーステップ機構のグルーブ部は、前記第1流体側と連通されると共に前記動圧発生機構と前記第1流体側負圧発生機構との径方向の間の第2ランド部により前記第2流体側と隔離されることを特徴としている。
この特徴によれば、負圧発生機構としての逆レイリーステップ機構及びスパイラル機構、並びに、動圧発生機構としてのレイリーステップ機構の組合わせにより、しゅう動面に負圧発生機構及び動圧発生機構を効果的に配設することができる。
前記第1流体側負圧発生機構は第1スパイラル機構から形成され、
前記第2流体側負圧発生機構は第2スパイラル機構から形成され、
前記動圧発生機構は前記第1流体側負圧発生機構より前記第1流体側に設けられてレイリーステップ機構から形成され、
前記第1スパイラル機構のグルーブ部は前記第1流体側と連通又は前記動圧発生機構と前記第1流体側負圧発生機構との径方向の間の第2ランド部により隔離されると共に前記第1ランド部により前記第2流体側と隔離され、
前記第2スパイラル機構のグルーブ部は前記第1ランド部により前記第1流体側と隔離されると共に前記第2流体側と連通され、
前記レイリーステップ機構のグルーブ部は、前記第1流体側と連通されると共に前記第2ランド部により前記第2流体側と隔離されることを特徴としている。
この特徴によれば、負圧発生機構としてのスパイラル機構及び動圧発生機構としてのレイリーステップ機構の組合わせにより、しゅう動面に負圧発生機構及び動圧発生機構を効果的に配設することができる。
前記第1流体側負圧発生機構は第1スパイラル機構から形成され、
前記第2流体側負圧発生機構は第2スパイラル機構から形成され、
前記動圧発生機構は前記第1流体側負圧発生機構より前記第1流体側に設けられて第3スパイラル機構から形成され、
前記第1スパイラル機構のグルーブ部は前記動圧発生機構と前記第1流体側負圧発生機構との径方向の間の第2ランド部により前記第1流体側と隔離されると共に前記第2流体側と前記第1ランド部により隔離され、
前記第2スパイラル機構のグルーブ部は前記第1ランド部により前記第1流体側と隔離されると共に前記第2流体側と連通され、
前記第3スパイラル機構のグルーブ部は、前記第1流体側と連通されると共に前記第2ランド部により前記第2流体側と隔離されることを特徴としている。
この特徴によれば、負圧発生機構及び動圧発生機構としてのスパイラル機構の組合わせにより、しゅう動面に負圧発生機構及び動圧発生機構を効果的に配設することができる。
前記第1流体側負圧発生機構は第1逆レイリーステップ機構から形成され、
前記第2流体側負圧発生機構は第2逆レイリーステップ機構から形成され、
前記動圧発生機構は前記第1流体側負圧発生機構より前記第1流体側に設けられる第1レイリーステップ機構、及び、前記第2流体側負圧発生機構より前記第2流体側に設けられる第2レイリーステップ機構から形成され、
前記第1逆レイリーステップ機構のグルーブ部は前記第1流体側と連通されると共に前記第1ランド部により前記第2流体側と隔離され、
前記第2逆レイリーステップ機構のグルーブ部は前記第2流体側と連通されると共に前記第1ランド部により前記第1流体側と隔離され、
前記第1レイリーステップ機構のグルーブ部は、前記第1流体側に連通されるとともに前記第1レイリーステップ機構と前記第1流体側負圧発生機構との径方向の間の第2ランド部により前記第2流体側と隔離され、
前記第2レイリーステップ機構のグルーブ部は、前記第2流体側に連通されるとともに前記第2レイリーステップ機構と前記第2流体側負圧発生機構との径方向の間の第3ランド部により前記第1流体側と隔離されることを特徴としている。
この特徴によれば、負圧発生機構としての逆レイリーステップ機構、動圧発生機構としてのレイリーステップ機構の組合わせにより、しゅう動面に負圧発生機構及び動圧発生機構を効果的に配設することができ、さらに、第1流体側、及び、第2流体側の両側に動圧発生機構を設けられているため、しゅう動面の全体に流体膜を形成することができ、しゅう動面の潤滑をより確実にすることができる。
前記第1流体側負圧発生機構は第1スパイラル機構から形成され、
前記第2流体側負圧発生機構は第2スパイラル機構から形成され、
前記動圧発生機構は、前記第1流体側負圧発生機構より前記第1流体側に設けられる第3スパイラル機構、及び、前記第2流体側負圧発生機構より前記第2流体側に設けられる第4スパイラル機構から形成され、
前記第1スパイラル機構のグルーブ部は前記第1流体側と連通又は前記第3スパイラル機構と前記第1スパイラル機構との径方向の間の第2ランド部により隔離されると共に前記第1ランド部により前記第2流体側と隔離され、
前記第2スパイラル機構のグルーブ部は前記第1ランド部により前記第1流体側と隔離されると共に前記第2流体側と連通又は前記第4スパイラル機構と前記第2スパイラル機構との径方向の間の第3ランド部により隔離され、
前記第3スパイラル機構のグルーブ部は、前記第1流体側と連通されると共に前記第2ランド部により前記第2流体側と隔離され、
前記第4スパイラル機構は前記第3ランド部により前記第1流体側と隔離されると共に前記第2流体側と連通されることを特徴としている。
この特徴によれば、負圧発生機構及び動圧発生機構としてのスパイラル機構の組合わせにより、しゅう動面に負圧発生機構及び動圧発生機構を効果的に配設することができ、さらに、第1流体側、及び、第2流体側の両側に動圧発生機構を設けられているため、しゅう動面の全体に流体膜を形成することができ、しゅう動面の潤滑をより確実にすることができる。
前記第1流体側負圧発生機構は第1逆レイリーステップ機構から形成され、
前記第2流体側負圧発生機構は第2逆レイリーステップ機構から形成され、
前記動圧発生機構はレイリーステップ機構から形成され、
前記第1負圧発生溝、前記第2負圧発生溝及び前記動圧発生溝は、回転中心を通る半径線に対して対称に形成されることを特徴としている。
この特徴によれば、回転側密封環が両方向に回転する場合においても、表面テクスチャの施された密封環を交換することなく使用可能な両回転仕様に適したしゅ動部品を提供することができる。
前記第2流体側負圧発生機構の設けられるしゅう動面は、前記第1流体側負圧発生機構及び前記動圧発生機構の設けられるしゅう動面に対して相手側しゅう動面から軸方向に離れた低位置に設定されることを特徴としている。
この特徴によれば、設計に自由度をもたせることができ、同一平面上に設けられた場合とほぼ同様の吐出し機能を奏することができる。
(1)一対のしゅう動部品のしゅう動面の両側には異なる種類の第1流体及び第2流体が存在するものにおいて、少なくとも一方のしゅう動部品のしゅう動面には、第1負圧発生溝からなる第1流体側負圧発生機構を設けると共に、第1流体側負圧発生機構より第2流体側に位置して第2負圧発生溝からなる第2流体側負圧発生機構を設け、また、第1流体側負圧発生機構及び第2流体側負圧発生機構より第1流体側又は第2流体側の少なくとも一方に動圧発生溝からなる動圧発生機構を設け、第1負圧発生溝はランド部により第2流体側と隔離され、第2負圧発生溝はランド部により第1流体側と隔離されることにより、しゅう動面の潤滑と第1流体及び第2流体の密封を両立させつつ、両側の異なる第1流体と第2流体との混合を防止することができる。
なお、本実施例においては、メカニカルシールを構成する部品がしゅう動部品である場合を例にして説明する。
図1は、メカニカルシールの一例を示す縦断面図であって、しゅう動面Sの内周側に第1流体が存在し、外周側に第2流体が存在し、しゅう動面の潤滑を図ると共に、異なる種類の第1流体と第2流体とが混合するのを防止するようにものであり、たとえば、第2流体側のポンプインペラ(図示省略)を駆動させる回転軸1側にスリーブ2を介してこの回転軸1と一体的に回転可能な状態に設けられた円環状の回転側密封環3と、ポンプのハウジング4に非回転状態かつ軸方向移動可能な状態で設けられた円環状の固定側密封環5とが、この固定側密封環5を軸方向に付勢するコイルドウェーブスプリング6及びベローズ7によって、ラッピング等によって研磨されたしゅう動面S同士で密接しゅう動するようになっている。
すなわち、このメカニカルシールは、回転側密封環3と固定側密封環5との互いのしゅう動面Sにおいて、異なる種類の第1流体、たとえば水と、第2流体、たとえば油とが混合するのを防止するものである。
なお、本例においては、しゅう動面の内周側に第1流体が、外周側に第2流体が存在する場合について説明するが、逆であっても、同様の効果を奏する。
なお、回転側密封環3のしゅう動面に表面テクスチャリングが施される場合も同じである。
なお、相手側しゅう動面Sが時計方向に回転する場合には、固定側密封環5のしゅう動面Sの表面テクスチャリングの向きを逆にすればよい。
また、第1流体側負圧発生機構12と第2流体側負圧発生機構14との間には、動圧発生溝11、第1負圧発生溝13及び第2負圧発生溝15の溝深さよりも深い環状の第1円周溝16が設けられる。第1円周溝16は第1流体側及び第2流体側とランド部Rにより隔離されている。
さらに、本例においては、動圧発生機構10と第1流体側負圧発生機構12との間に環状の第2円周溝17が設けられる。第2円周溝17は半径方向深溝18を介して第1流体側と連通され、第2流体側とランド部Rにより隔離されている。
また、第1流体側負圧発生機構12は逆レイリーステップ機構から形成され、第1負圧発生溝13は逆レイリーステップ機構のグルーブ部からなる。
さらに、第2流体側負圧発生機構14はスパイラル機構から形成され、第2負圧発生溝15はスパイラル機構のグルーブ部からなる。
また、スパイラル機構14のグルーブ部15は第2流体側と連通されると共に第1流体側とはランド部Rにより隔離されている。
さらに、レイリーステップ機構10のグルーブ部11は、上流側の端部が半径方向深溝18を介して第1流体側と連通されると共に前記第2流体側とはランド部Rにより隔離されている。
なお、ランド部Rは、しゅう動面Sの平滑部を意味する。
また、第1流体側負圧発生機構12(逆レイリーステップ機構12)は、負圧を発生することにより、しゅう動面に存在する第1流体を吸込み、第1流体側に吐出するものであり、しゅう動面に進入した第1流体が外周側の第2流体側に進入することを防止するものである。
また、第2流体側負圧発生機構14(スパイラル機構14)は、負圧を発生することにより、しゅう動面に存在する第2流体を吸込み、第2流体側に吐出するものであり、しゅう動面に進入した第2流体が内周側の第1流体側に進入することを防止するものである。
さらに、第1円周溝16は、第1流体側負圧発生機構12(逆レイリーステップ機構12)と第2流体側負圧発生機構14(スパイラル機構14)との干渉を防止し、それぞれの吸込み効果及び吐出し効果を高めるものである。
さらに、第2円周溝17は、動圧発生機構10(レイリーステップ機構10)と第1流体側負圧発生機構12(逆レイリーステップ機構12)との干渉を防止し、それぞれの吸込み効果及び吐出し効果を高めるものである。
なお、本明細書において、個々のグルーブ部15自体の平面形状は図3に示されるような曲線状である場合の他、直線状でもよく、直線状の場合においても上流側から下流側に向けて広がりを持つように配設されればよい。
また、グルーブ部15の上流側の端部は、図2(a)及び図3に示すように、第1円周溝16に連通されてもよく、図2(b)に示すように、第1円周溝16からランド部により隔離されてもよい。
一例として、第1円周溝16、第2円周溝17及び半径方向深溝18の深さは、グルーブ部11、13、及び15の深さの十倍以上である。
図4において、動圧発生機構10(レイリーステップ機構10)の動圧発生溝11(グルーブ部11)、第1流体側負圧発生機構12(逆レイリーステップ機構12)の第1負圧発生溝13(グルーブ部13)及び第2流体側負圧発生機構14(スパイラル機構14)の第2負圧発生溝15(グルーブ部15)は、相手側のしゅう動面Sとしゅう動するしゅう動面S上に形成される。
第1負圧発生溝13(グルーブ部13)と第2負圧発生溝15(グルーブ部15)との間には第1円周溝16が設けられ、動圧発生溝11(グルーブ部11)と第1負圧発生溝13(グルーブ部13)との間には第2円周溝17が設けられている。
図5(a)において、相対するしゅう動部品である回転側密封環3、及び、固定側密封環5が矢印で示すように相対しゅう動する。固定側密封環5のしゅう動面には、相対的移動方向と垂直かつ上流側に面して狭まり隙間(段差)を構成するレイリーステップ11aが形成され、該レイリーステップ11aの上流側には動圧(正圧)発生溝であるグルーブ部11が形成されている。相対する回転側密封環3及び固定側密封環5のしゅう動面Sは平坦である。
回転側密封環3及び固定側密封環5が矢印で示す方向に相対移動すると、回転側密封環3及び固定側密封環5のしゅう動面S間に介在する流体が、その粘性によって、回転側密封環3または固定側密封環5の移動方向に追随移動しようとするため、その際、レイリーステップ11aの存在によって破線で示すような動圧(正圧)を発生する。
回転側密封環3及び固定側密封環5が矢印で示す方向に相対移動すると、回転側密封環3及び固定側密封環5のしゅう動面S間に介在する流体が、その粘性によって、回転側密封環3または固定側密封環5の移動方向に追随移動しようとするため、その際、逆レイリーステップ13aの存在によって破線で示すような負圧を発生する。
このため、しゅう動面Sの潤滑と第1流体及び第2流体の密封を両立させつつ、両側の異なる種類の第1流体と第2流体との混合を防止することができる。
(1)一対のしゅう動部品のしゅう動面の両側には異なる種類の第1流体及び第2流体が存在するものにおいて、少なくとも一方のしゅう動部品のしゅう動面には、第1負圧発生溝13(グルーブ部13)からなる第1流体側負圧発生機構12(逆レイリーステップ機構12)を設けると共に、第1流体側負圧発生機構12(逆レイリーステップ機構12)より第2流体側に位置して第2負圧発生溝15(グルーブ部15)からなる第2流体側負圧発生機構14(スパイラル機構14)を設け、また、第1流体側負圧発生機構12(逆レイリーステップ機構12)及び第2流体側負圧発生機構14(スパイラル機構14)より第1流体側に動圧発生溝11(グルーブ部11)からなる動圧発生機構10(レイリーステップ機構10)を設け、第1流体側負圧発生機構12(逆レイリーステップ機構12)の第1負圧発生溝13(グルーブ部13)は第1流体側と連通されると共に第2流体側とはランド部Rにより隔離され、第2流体側負圧発生機構14(スパイラル機構14)の第2負圧発生溝15(グルーブ部15)は第2流体側と連通されると共に第1流体側とはランド部Rにより隔離され、また、動圧発生機構10(レイリーステップ機構10)の動圧発生溝11(グルーブ部11)は、第1流体側と連通されると共に第2流体側とはランド部Rにより隔離されることにより、しゅう動面Sの潤滑と第1流体及び第2流体の密封を両立させつつ、両側の異なる第1流体と第2流体との混合を防止することができる。
(2)第1流体側負圧発生機構12(逆レイリーステップ機構12)と第2流体側負圧発生機構14(スパイラル機構14)との間には、動圧発生溝11(グルーブ部11)、第1負圧発生溝13(グルーブ部13)及び第2負圧発生溝15(グルーブ部15)の溝深さよりも深い第1円周溝16を設け、第1円周溝16は第1流体側及び第2流体側とランド部Rにより隔離されることにより、第1流体側負圧発生機構12(逆レイリーステップ機構12)と第2流体側負圧発生機構14(スパイラル機構14)との干渉を防止し、それぞれの吸込み効果及び吐出し効果を高めることができる。
(3)動圧発生機構10(レイリーステップ機構10)と第1流体側負圧発生機構12(逆レイリーステップ機構12)との間に環状の第2円周溝17を設け、第2円周溝17は半径方向深溝18を介して第1流体側と連通され、第2流体側とランド部Rにより隔離されていることにより、動圧発生機構10(レイリーステップ機構10)と第1流体側負圧発生機構12(逆レイリーステップ機構12)との干渉を防止し、それぞれの吸込み効果及び吐出し効果を高めることができる。
実施例2は、第1流体側負圧発生機構がスパイラル機構から構成される点で実施例1と相違するが、その他の基本構成は実施例1と同じであり、同じ部材には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
このため、グルーブ部21内に吸込まれた流体は確実に第1流体側に吐出される。
また、第2流体側負圧発生機構14(スパイラル機構14)の第2負圧発生溝15(グルーブ部15)の上流側の端部は第1円周溝16に連通されている。
図6(b)では、グルーブ部21の上流側の端部は第1円周溝16からランド部により隔離され、下流側の端部は第2円周溝17に連通され、第2流体側負圧発生機構14(スパイラル機構14)の第2負圧発生溝15(グルーブ部15)の上流側の端部は第1円周溝16からランド部により隔離されている。
図6(c)では、グルーブ部21の上流側の端部は第1円周溝16からランド部により隔離され、下流側の端部は第2円周溝17からランド部により隔離され、第2流体側負圧発生機構14(スパイラル機構14)の第2負圧発生溝15(グルーブ部15)の上流側の端部は第1円周溝16からランド部により隔離されている。
なお、図6(c)の変形例として、第2流体側負圧発生機構14(スパイラル機構14)の第2負圧発生溝15(グルーブ部15)の上流側の端部は第1円周溝16に連通されてもよい。
図6(e)では、グルーブ部21の上流側の端部は第1円周溝16に連通され、下流側の端部は第2円周溝17からランド部により隔離され、第2流体側負圧発生機構14(スパイラル機構14)の第2負圧発生溝15(グルーブ部15)の上流側の端部は第1円周溝16からランド部により隔離されている。
図6(f)では、第1円周溝16及び第2円周溝17は省かれており、グルーブ部21の上流側の端部及び下流側の端部はランド部Rに囲まれている。また、第2流体側負圧発生機構14(スパイラル機構14)の第2負圧発生溝15(グルーブ部15)の上流側の端部もランド部Rに囲まれている。
実施例3は、動圧発生機構がスパイラル機構から構成される点で実施例2と相違するが、その他の基本構成は実施例2と同じであり、同じ部材には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
また、グルーブ部21の上流側の端部は第1円周溝16からランド部により隔離され、下流側の端部は第2円周溝17に連通されている。
また、第2流体側負圧発生機構14(スパイラル機構14)の第2負圧発生溝15(グルーブ部15)の上流側の端部は第1円周溝16に連通されている。
図7(b)では、グルーブ部23及びグルーブ部21については図7(a)と同じであるが、グルーブ部15の上流側の端部は第1円周溝16からランド部により隔離されている。
図7(c)では、グルーブ部23及びグルーブ部15については図7(a)と同じであるが、グルーブ部21の上流側の端部は第1円周溝16からランド部により隔離され、下流側の端部は第2円周溝17からランド部により隔離されている。
なお、図7(c)において、グルーブ部15の上流側の端部が第1円周溝16からランド部により隔離されていてもよい。
図7(e)では、グルーブ部23及びグルーブ部15については図7(b)と同じであるが、グルーブ部21の上流側の端部は第1円周溝16に連通され、下流側の端部は第2円周溝17からランド部により隔離されている。
図7(f)では、第1円周溝16及び第2円周溝17は省かれており、グルーブ部21の上流側の端部及び下流側の端部はランド部Rに囲まれ、また、グルーブ部15の上流側の端部もランド部Rに囲まれている。
実施例4は、第2流体側負圧発生機構が逆レイリーステップ機構から形成され、また、第2流体側負圧発生機構の第2流体側に動圧発生機構が設けられる点で実施例1と相違するが、その他の基本構成は実施例1と同じであり、同じ部材には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
逆レイリーステップ機構24のグルーブ部25とレイリーステップ機構26のグルーブ部27との間には、環状の第3円周溝28が設けられ、該環状の第3円周溝28は半径方向深溝29を介して第2流体側に連通されている。また、レイリーステップ機構26のグルーブ部27の上流側の端部は半径方向深溝29を介して第2流体側に連通されている。 第3円周溝28の溝深さは、第1円周溝16及び第2円周溝17の溝深さと同じである。
実施例5は、第1流体側負圧発生機構、第2流体側負圧発生機構、第1流体側の動圧発生機構及び第2流体側の動圧発生機構がスパイラル機構から構成される点で実施例4と相違するが、その他の基本構成は前の実施例1~4と同じであり、同じ部材には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
第1流体側負圧発生機構のスパイラル機構20より第1流体側には、スパイラル機構22からなる動圧発生機構が設けられ、第2流体側負圧発生機構のスパイラル機構14より第2流体側には、スパイラル機構30からなる動圧発生機構が設けられている。
第1流体側負圧発生機構のスパイラル機構20と第2流体側負圧発生機構のスパイラル機構14との間には第1円周溝16が、第1流体側負圧発生機構のスパイラル機構20と第1流体側の動圧発生機構のスパイラル機構22との間には第2円周溝17が、また、第2流体側負圧発生機構のスパイラル機構14と第2流体側の動圧発生機構のスパイラル機構30との間には第3円周溝28が設けられている。
図9(a)の場合、スパイラル機構20のグルーブ部21の上流側の端部は第1円周溝16からランド部により隔離され、下流側の端部は第2円周溝17に連通されている。また、スパイラル機構14のグルーブ部15の上流側の端部は第1円周溝16からランド部により隔離され、下流側の端部は第3円周溝28に連通されている。さらに、第2円周溝17は円弧状溝17aを介して第1流体側に連通され、第3円周溝28は円弧状溝28aを介して第2流体側に連通されている。
図9(c)では、スパイラル機構14のグルーブ部15の上流側の端部は第1円周溝16に連通され、下流側の端部は第3円周溝28からランド部により隔離されている点で、図9(a)と異なるが、その他の点は図9(a)と同じである。
図9(e)では、スパイラル機構14のグルーブ部15の上流側の端部及び下流側の端部のみが深溝に連通されることなくランド部Rに囲まれている点で、図9(a)と異なるが、その他の点は図9(a)と同じである。
実施例6は、回転側密封環3が両方向に回転する場合においても、表面テクスチャの施された密封環を交換することなく使用可能な両回転仕様に適したしゅう動部品に関する。
また、第1流体側負圧発生機構35と第2流体側負圧発生機構37との間には、動圧発生溝33、第1負圧発生溝36及び第2負圧発生溝38の溝深さよりも深い環状の第1円周溝16が設けられる。第1円周溝16は第1流体側及び第2流体側とランド部Rにより隔離されている。
さらに、本例においては、動圧発生機構32と第1流体側負圧発生機構35との間に環状の第2円周溝17が設けられる。第2円周溝17は半径方向深溝18を介して第1流体側と連通され、第2流体側とはランド部Rにより隔離されている。
また、第1流体側負圧発生機構35は逆レイリーステップ機構から形成され、第1負圧発生溝36は逆レイリーステップ機構のグルーブ部からなり、回転中心を通る半径線O-Oに対して対称に形成されている。
さらに、第2流体側負圧発生機構37は逆レイリーステップ機構から形成され、第2負圧発生溝37は逆レイリーステップ機構のグルーブ部からなり、回転中心を通る半径線O-Oに対して対称に形成されている。
また、逆レイリーステップ機構37のグルーブ部38の上流側の端部38a及び下流側の端部38bは、第2流体側に位置して第2流体側に近接し、中間部38cは第1流体側に位置して第1円周溝16に近接している。
実施例7は、第2流体側負圧発生機構の設けられるしゅう動面が、第1流体側負圧発生機構及び動圧発生機構の設けられるしゅう動面に対して相手側しゅう動面から軸方向に離れた低位置に設定される点で、前の実施例と相違するが、その他の基本的構成は前の実施例を同じであり、重複する説明は省略する。
一方、第2流体側負圧発生機構14(スパイラル機構14)の第2負圧発生溝15(グルーブ部15)は、しゅう動面Sに対して相手側しゅう動面から軸方向に離れた低位置に設定される。
このため、設計に自由度をもたせることができ、同一平面上に設けられた場合とほぼ同様の吐出し機能を奏することができる。
また、第1流体及び第2流体は液体に限らず、気体あるいはミスト状の気体でもよい。
2 スリーブ
3 回転側密封環
4 ハウジング
5 固定側密封環
6 コイルドウェーブスプリング
7 ベローズ
10 動圧発生機構
11 動圧発生溝
12 第1流体側負圧発生機構
13 第1負圧発生溝
14 第2流体側負圧発生機構
15 第2負圧発生溝
16 第1円周溝
17 第2円周溝
18 半径方向深溝
20 第1流体側負圧発生機構を構成するスパイラル機構
21 グルーブ部
22 動圧発生機構を構成するスパイラル
23 グルーブ部
24 第2流体側負圧発生機構を構成する逆レイリーステップ機構
25 グルーブ部
26 動圧発生機構を構成するレイリーステップ機構
27 グルーブ部
28 第3円周溝
29 半径方向深溝
30 動圧発生機構を構成するスパイラル機構
31 グルーブ部
32 動圧発生機構
33 動圧発生溝
35 第1流体側負圧発生機構
36 第1負圧発生溝
37 第2流体側負圧発生機構
38 第2負圧発生溝
39 動圧発生機構を構成するレイリーステップ機構
40 グルーブ部
S しゅう動面
R ランド部
Claims (10)
- 互いに相対しゅう動する一対のしゅう動部品を備え、前記一対のしゅう動部品のしゅう動面の両側には異なる種類の第1流体及び第2流体が存在するものにおいて、
少なくとも一方のしゅう動部品のしゅう動面は、
第1負圧発生溝からなる第1流体側負圧発生機構、
前記第1流体側負圧発生機構より前記第2流体側に位置して第2負圧発生溝からなる第2流体側負圧発生機構、
前記第1流体側負圧発生機構及び前記第2流体側負圧発生機構より前記第1流体側又は前記第2流体側の少なくとも一方に動圧発生溝からなる動圧発生機構、及び、
前記第1流体側負圧発生機構と前記第2流体側負圧発生機構との径方向の間に周方向全周に亘って連続して形成された第1ランド部を備え、
前記第1負圧発生溝は前記第1ランド部により前記第2流体側と隔離され、前記第2負圧発生溝は前記第1ランド部により前記第1流体側と隔離されることを特徴とするしゅう動部品。 - 前記第1流体側負圧発生機構と前記第2流体側負圧発生機構との間には円周溝が設けられ、前記円周溝は前記第1ランド部により前記第1流体側又は前記第2流体側の少なくとも一方と隔離されることを特徴とする請求項1に記載のしゅう動部品。
- 前記円周溝の溝深さは、前記動圧発生溝、前記第1負圧発生溝及び前記第2負圧発生溝の溝深さよりも深く設定されることを特徴とする請求項2に記載のしゅう動部品。
- 前記第1流体側負圧発生機構は逆レイリーステップ機構から形成され、
前記第2流体側負圧発生機構はスパイラル機構から形成され、
前記動圧発生機構は前記第1流体側負圧発生機構より前記第1流体側に設けられてレイリーステップ機構から形成され、
前記逆レイリーステップ機構のグルーブ部は前記第1流体側と連通されると共に前記第1ランド部により前記第2流体側と隔離され、
前記スパイラル機構のグルーブ部は前記第2流体側と連通されると共に前記第1ランド部により前記第1流体側と隔離され、
前記レイリーステップ機構のグルーブ部は、前記第1流体側と連通されると共に前記動圧発生機構と前記第1流体側負圧発生機構との径方向の間の第2ランド部により前記第2流体側と隔離されることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のしゅう動部品。 - 前記第1流体側負圧発生機構は第1スパイラル機構から形成され、
前記第2流体側負圧発生機構は第2スパイラル機構から形成され、
前記動圧発生機構は前記第1流体側負圧発生機構より前記第1流体側に設けられてレイリーステップ機構から形成され、
前記第1スパイラル機構のグルーブ部は前記第1流体側と連通又は前記動圧発生機構と前記第1流体側負圧発生機構との径方向の間の第2ランド部により隔離されると共に前記第1ランド部により前記第2流体側と隔離され、
前記第2スパイラル機構のグルーブ部は前記第1ランド部により前記第1流体側と隔離されると共に前記第2流体側と連通され、
前記レイリーステップ機構のグルーブ部は、前記第1流体側と連通されると共に前記第2ランド部により前記第2流体側と隔離されることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のしゅう動部品。 - 前記第1流体側負圧発生機構は第1スパイラル機構から形成され、
前記第2流体側負圧発生機構は第2スパイラル機構から形成され、
前記動圧発生機構は前記第1流体側負圧発生機構より前記第1流体側に設けられて第3スパイラル機構から形成され、
前記第1スパイラル機構のグルーブ部は前記動圧発生機構と前記第1流体側負圧発生機構との径方向の間の第2ランド部により前記第1流体側と隔離されると共に前記第2流体側と前記第1ランド部により隔離され、
前記第2スパイラル機構のグルーブ部は前記第1ランド部により前記第1流体側と隔離されると共に前記第2流体側と連通され、
前記第3スパイラル機構のグルーブ部は、前記第1流体側と連通されると共に前記第2ランド部により前記第2流体側と隔離されることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のしゅう動部品。 - 前記第1流体側負圧発生機構は第1逆レイリーステップ機構から形成され、
前記第2流体側負圧発生機構は第2逆レイリーステップ機構から形成され、
前記動圧発生機構は前記第1流体側負圧発生機構より前記第1流体側に設けられる第1レイリーステップ機構、及び、前記第2流体側負圧発生機構より前記第2流体側に設けられる第2レイリーステップ機構から形成され、
前記第1逆レイリーステップ機構のグルーブ部は前記第1流体側と連通されると共に前記第1ランド部により前記第2流体側と隔離され、
前記第2逆レイリーステップ機構のグルーブ部は前記第2流体側と連通されると共に前記第1ランド部により前記第1流体側と隔離され、
前記第1レイリーステップ機構のグルーブ部は、前記第1流体側に連通されるとともに前記第1レイリーステップ機構と前記第1流体側負圧発生機構との径方向の間の第2ランド部により前記第2流体側と隔離され、
前記第2レイリーステップ機構のグルーブ部は、前記第2流体側に連通されるとともに前記第2レイリーステップ機構と前記第2流体側負圧発生機構との径方向の間の第3ランド部により前記第1流体側と隔離されることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のしゅう動部品。 - 前記第1流体側負圧発生機構は第1スパイラル機構から形成され、
前記第2流体側負圧発生機構は第2スパイラル機構から形成され、
前記動圧発生機構は、前記第1流体側負圧発生機構より前記第1流体側に設けられる第3スパイラル機構、及び、前記第2流体側負圧発生機構より前記第2流体側に設けられる第4スパイラル機構から形成され、
前記第1スパイラル機構のグルーブ部は前記第1流体側と連通又は前記第3スパイラル機構と前記第1スパイラル機構との径方向の間の第2ランド部により隔離されると共に前記第1ランド部により前記第2流体側と隔離され、
前記第2スパイラル機構のグルーブ部は前記第1ランド部により前記第1流体側と隔離されると共に前記第2流体側と連通又は前記第4スパイラル機構と前記第2スパイラル機構との径方向の間の第3ランド部により隔離され、
前記第3スパイラル機構のグルーブ部は、前記第1流体側と連通されると共に前記第2ランド部により前記第2流体側と隔離され、
前記第4スパイラル機構は前記第3ランド部により前記第1流体側と隔離されると共に前記第2流体側と連通されることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のしゅう動部品。 - 前記第1流体側負圧発生機構は第1逆レイリーステップ機構から形成され、
前記第2流体側負圧発生機構は第2逆レイリーステップ機構から形成され、
前記動圧発生機構はレイリーステップ機構から形成され、
前記第1負圧発生溝、前記第2負圧発生溝及び前記動圧発生溝は、回転中心を通る半径線に対して対称に形成されることを特徴とする請求項1に記載のしゅう動部品。 - 前記第2流体側負圧発生機構の設けられるしゅう動面は、前記第1流体側負圧発生機構及び前記動圧発生機構の設けられるしゅう動面に対して相手側しゅう動面から軸方向に離れた低位置に設定されることを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載のしゅう動部品。
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