JP7031626B2 - センサヘッド - Google Patents
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Description
本発明は、センサヘッドに関する。
計測対象物に接触することなく、その位置を計測する装置として、共焦点光学系を用いた共焦点計測装置が普及している。
例えば、特許文献1記載の共焦点計測装置は、光源と計測対象物の間に色収差を生じさせるレンズが配置された共焦点光学系を用いている。計測対象物に向かって出射した光は、その波長に応じた距離で合焦する。計測装置は、計測対象物で反射した光の波長のピークに基づき、計測対象物の位置を計測することができる。
このような計測装置では、「センサヘッド」等と称される機器が計測対象物に向けて配置され、センサヘッドから計測対象物に向けて光を出射させる。センサヘッドは、光路となる空間が内部に形成されたケースを有しており、当該空間には共焦点光学系を構成する部品が収容されている。
上記共焦点光学系を用いて、基材上に塗布した薬液(測定試料)を観測する装置が特許文献2に記載されている。特許文献2には、ノズルから基材上に薬液を塗布した後、当該薬液を、センサヘッドを走査させて計測することが記載されている。
特許文献2に記載のように、ノズルから基材上に薬液を塗布した後、センサヘッドを走査する方法では、センサヘッドを走査する時間を要するという問題がある。この問題を解決することを意図して、例えば、ノズルの移動に連動してセンサヘッドも移動可能な構成とした上で、ノズルの先端と基板との間の隙間に向けてセンサヘッドを傾斜させて配置し、当該センサヘッドでノズルの真下の位置を測定する方法が考えられる。或いは、ノズルに隣接させてセンサヘッドを測定対象物(薬液)に対して垂直に配置し(すなわち、ノズルの軸方向とセンサヘッドの光軸の方向とが同一方向となるようにセンサヘッドをノズルに隣接させて配置し)、ノズルの移動に追従するように、当該ノズルから塗布された薬液をセンサヘッドで測定する方法も考えられる。
しかしながら、前述した、ノズルの先端に向けてセンサヘッドを傾斜させた状態で測定する方法では、センサヘッドの光軸を測定対象物に対して垂直に配置して計測する場合と比較して、誤差が大きくなる課題がある。また、センサヘッドをノズルに隣接して配置し且つ当該センサヘッドの光軸を測定対象物に対して垂直に配置した状態で計測する方法では、ノズル先端にセンサヘッドが向けられていないため、ノズルから塗布された測定対象物を正確にセンサヘッドで捉えられないことがあり、この計測方法によっても誤差が生じてしまう課題がある。
そこで、本発明は、計測する時間の短縮を図りながら、測定精度を向上させることができるセンサヘッドを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るセンサヘッドは、計測対象物の位置を計測するセンサのセンサヘッドであって、光源側から入射する光を光軸に沿うように出射させ、該光に対して色収差を生じさせるレンズと、レンズよりも計測対象物側に配置され、レンズ側から入射する光を集めて計測対象物側に出射させるとともに、計測対象物側から入射した光をレンズ側に出射させる対物レンズと、内部に収容空間を有し、該収容空間に少なくともレンズ及び対物レンズを収容しているケースと、を備え、ケースは、内部にレンズを有する第1ケース部と、内部に対物レンズを有する第2ケース部と、第1ケース部と第2ケース部との間を接続する第3ケース部とを有し、第3ケース部には、内部にレンズ側から入射する光を対物レンズ側に向けて屈曲させるミラー部材が配置され、ミラー部材、及び、対物レンズそれぞれに形成された貫通穴を連通する中空の筒が設けられている。
この態様によれば、ミラー部材及び対物レンズそれぞれの貫通穴を連通する中空の筒の内部に、所定の物体(例えば、塗布液を塗布するノズル、カメラのレンズ、吸着ノズルなど)を挿通させることが可能となる。これにより、対物レンズを貫通して形成された筒の内部を通る所定の物体の軸とセンサヘッドの光軸とを実質的に同軸上に位置させることができるので、センサヘッドを傾斜させることなく計測を行うことができる。その結果、計測する時間の短縮を図りながら、測定精度を向上することができる。
上記態様において、筒は、対物レンズから計測対象物側に出射させる光の光軸に沿う方向に延在して配置されていてもよい。
この態様によれば、筒の内部を挿通した物体の軸と、計測対象物側に出射させる光の光軸とを実質的に同軸上に位置させながら塗布と同時に測定することができるので、時間の短縮を図りながら、より一層測定精度を向上させることができる。
上記態様において、筒の上端には、筒の内部に挿通した物体を固定する絞り機構が設けられていてもよい。また、絞り機構は、絞り口径を変化させる絞り羽根を有し、絞り羽根を物体の外周面に当接させることにより物体を固定してもよい。
この態様によれば、塗布液を塗布する物体を固定する絞り機構が設けられているので、物体を安定して固定することができる。これにより、物体の位置合わせを容易にすることができる結果、より一層測定精度を向上させることができる。
上記態様において、対物レンズと色収差を生じさせるレンズとの間に、対物レンズから色収差を生じさせるレンズ側に出射させた光を分岐させるハーフミラー部材が設けられ、ハーフミラー部材により分岐させた光を受光してセンサヘッドの計測位置を示す画像情報を生成する撮像装置が設けられていてもよい。また、撮像装置は、ハーフミラー部材で分岐された光を集光する受光レンズと、受光レンズにより集光された光に基づいて画像情報を生成する撮像素子と、を有していてもよい。
この態様によれば、ハーフミラー部材と、ハーフミラー部材により分岐させた光を受光して画像情報を生成する撮像装置とが設けられているので、当該撮像装置により生成された画像情報に基づいてセンサヘッドの計測位置を確認することができる。
上記態様において、対物レンズと色収差を生じさせるレンズとの間に、対物レンズから色収差を生じさせるレンズ側に出射させた光を分岐させるハーフミラー部材が設けられ、ハーフミラー部材により分岐させた光を受けてセンサヘッドの計測位置を監視可能な開閉窓が設けられてもよい。
この態様によれば、ハーフミラー部材により分岐させた光に基づいてセンサヘッドの計測位置を監視可能な開閉窓が設けられているので、当該開閉窓を介して計測位置を監視することができ、誤差が生じているか否かを例えば目視で確認することができる。
本発明によれば、計測する時間の短縮を図りながら、測定精度を向上させることができるセンサヘッドを提供することができる。
添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。
図1は、共焦点計測装置Sの概要図である。共焦点計測装置Sは、計測対象物200の位置を計測する装置であり、光源160、第1光ファイバ161、第2光ファイバ162、第3光ファイバ163、光カプラ170、分光器190、処理部180及びセンサヘッド100を備える。
光源160は、白色光を第1光ファイバ161に出力する。光源160は、処理部180の指令に基づいて、白色光の光量を調整してもよい。第1光ファイバ161は、任意の光ファイバであってよく、例えばコア径が50μmの屈折率分布型ファイバであってよい。第1光ファイバ161は、光カプラ170に接続される手前でコア径がより細いファイバに連結されてよい。
光カプラ170は、第1光ファイバ161、第2光ファイバ162及び第3光ファイバ163が接続され、第1光ファイバ161から第2光ファイバ162へ光を伝送する場合の波長と光量の関係を表す第1伝送波形と、第2光ファイバ162から第3光ファイバ163へ光を伝送する場合の波長と光量の関係を表す第2伝送波形とを近付ける、フィルタ型カプラ、空間光学系型カプラ、融着延伸型カプラ又は導波路型カプラである。
センサヘッド100は、第2光ファイバ162に接続され、入射した白色光に対して、光軸方向に沿って色収差を生じさせるレンズ5を収容し、色収差を生じさせた光を計測対象物200に照射する。センサヘッド100は、第2光ファイバ162の端面から出射された白色光を平行光に変換するコリメータレンズ42と、光軸方向に沿って色収差を生じさせるレンズ5と、色収差を生じさせた光を計測対象物200に集める対物レンズ7とを収容する。本例では、焦点距離が比較的長い第1波長の光210と、焦点距離が比較的短い第2波長の光220を図示している。本例の場合、第1波長の光210は、計測対象物200の表面で焦点を結ぶが、第2波長の光220は、計測対象物200の手前で焦点を結ぶ。
計測対象物200の表面で反射した光は、対物レンズ7によって集められ、レンズ5を通って、コリメータレンズ42で集光されて、第2光ファイバ162のコアに返送される。反射光のうち第1波長の光210は、第2光ファイバ162の端面で焦点が合うため、そのほとんどが第2光ファイバ162に入射するが、その他の波長の光は、第2光ファイバ162の端面で焦点が合わず、そのほとんどが第2光ファイバ162に入射しない。第2光ファイバ162に入射した反射光は、光カプラ170を経由して第3光ファイバ163に伝送され、分光器190に入力される。なお、第2光ファイバ162に入射した反射光は、光カプラ170を経由して第1光ファイバ161にも伝送されるが、光源160にて終端される。
分光器190は、第3光ファイバ163に接続され、計測対象物200で反射されてセンサヘッド100により集光された反射光を、第2光ファイバ162、光カプラ170及び第3光ファイバ163を介して取得し、反射光のスペクトルを計測する。分光器190は、第3光ファイバ163から出射された反射光を集める第1レンズ191と、反射光を分光する回折格子192と、分光された反射光を集める第2レンズ193と、分光された反射光を受光する受光素子194と、受光素子194による受光信号を読み出す読出回路195と、を含む。読出回路195は、受光素子194による受光信号に基づいて、受光した光の波長及び光量を読み出す読み出された光の波長及び光量は、処理部180によって計測対象物200の位置に読み替えられる。本例の場合、第1波長の光210がピークとして現れ、その波長に対応する位置が精度良く計測される。
共焦点計測装置Sは、センサヘッド100が静止状態にあれば数十nm(ナノメートル)の分解能で計測対象物200の位置を計測することができる。
[第1実施形態]
続いて、第1実施形態に係るセンサヘッド100の構成について説明する。図2は、センサヘッド100を示す斜視図である。センサヘッド100は、計測対象物200の位置を計測するセンサの一部を構成しており、ケース1を備えている。ケース1は、第1ケース部2と、第2ケース部3と、第3ケース部13とを有している。
続いて、第1実施形態に係るセンサヘッド100の構成について説明する。図2は、センサヘッド100を示す斜視図である。センサヘッド100は、計測対象物200の位置を計測するセンサの一部を構成しており、ケース1を備えている。ケース1は、第1ケース部2と、第2ケース部3と、第3ケース部13とを有している。
第1ケース部2は例えば略円筒形状を呈しており、その内部には、後述するレンズ5(図3等参照)が配置されている。ケース1の端部にはファイバケース8が接続されている。ファイバケース8の内部には、光源から出射した白色光を第1ケース部2に導く光ファイバが配置されている。レンズ5は、光ファイバから出射した光に対し、光軸に沿う方向に色収差を生じさせる。
第2ケース部3は例えば略円筒形状を呈しており、その内部には、後述する対物レンズ群7が配置されている。第2ケース部3は、対物レンズ群7の一部を露出させるように、対物レンズ群7を固定している。本実施形態における対物レンズ群7は、中空構造を有している。対物レンズ群7それぞれの略中央部に、物体300を挿通可能とする貫通穴(図6に示す貫通穴74a、73a、72a、71a)が形成されている。なお、本明細書における物体300は、例えば、塗布液を塗布するノズル、カメラのレンズ、吸着ノズル等を含む。例えば、カメラのレンズを挿通させた場合、測定対象物の画像と、高さ情報を同時に計測することができる。例えば、電子部品等をピック&プレースするための吸着ノズルを挿通させた場合、対象物との距離を計測し、その結果を確認しながら吸着ノズルを対象物に近づけることができる。これにより、対象物の設置状態に関わらず、一定の圧力で対象物を吸着することができ、圧力に弱い対象物は、破損を防ぐことができる。
第3ケース部13は例えばその外形が角形状を呈しており、第1ケース部2と第2ケース部3とを接続している。第3ケース部13の内部には、光軸を屈曲させるミラー部材135(図3等)が配置されている。本実施形態におけるミラー部材135は、中空構造を有している。ミラー部材135の略中央部に、物体300を挿通可能とする貫通穴(図6に示す貫通穴135a)が形成されている。
第3ケース部13の屈曲部のうち開口した部分にはカバー部材136が設けられ、カバー部材136には、塗布液(例えば、薬液)を塗布する物体300を挿通可能な貫通穴136a(図3参照)が形成されている。第2ケース部3及び第3ケース部13の内部には、中空構造の対物レンズ群7及びミラー部材135それぞれの貫通穴を連通した円筒状の筒310が設けられている。図2等に示される筒310は、第3ケース部13におけるカバー部材136、ミラー部材135、及び、対物レンズ群7それぞれの貫通穴を連通するように形成されている。筒310は、例えば、その両端が開口した略円筒形状を呈し、その内部に物体300を挿通可能に形成されている。本実施形態において、筒310は、対物レンズ群7から計測対象物側に出射させる光の光軸に沿う方向に延在して配置されていることが好適である。これにより、筒310の内部に挿通した物体300の軸と、計測対象物側に出射させる光の光軸とを一致させた状態で計測することができるので、物体300の真下を、塗布と同時にセンサヘッド100により計測することができる。図2に示すように、物体300は、円筒状の筒310を通して、第3ケース部13及び第2ケース部3の内部を通り、第2ケース部3内から計測対象物200側に向けて突出させた状態で配置される。
絞り機構50は、筒310内を挿通させた物体300を固定するための機構である。絞り機構50は、筒310の上端310a(図6参照)に配設され、ケース1外において物体300を固定する。絞り機構50は、例えば第3ケース部13の上面(図5に示す側面視において第3ケース部13の上面)に設けられている。絞り機構50は、略中央に物体300を挿通するための開口を有する。絞り機構50は、絞り口径を変化させる絞り羽根(後述)を有し、当該絞り羽根を物体300の外周面に当接させることにより物体300を固定する。絞り機構50の詳細は後述する。
センサヘッド100は、対物レンズ群7を計測対象物200に向けるようにして用いられる。レンズ5を透過して色収差が生じた光は、ミラー部材135でその方向が対物レンズ群7に向かう方向に変わり、対物レンズ群7で屈折して集められ、計測対象物200側に出射する。図2は、焦点距離が比較的長い第1波長の光210と、焦点距離が比較的短い第2波長の光220とを図示している。第1波長の光210は、計測対象物200の表面で合焦するが、第2波長の光220は、計測対象物200の手前で合焦する。
計測対象物200の表面で反射した光は、対物レンズ群7に入射する。当該光は対物レンズ群7により集められ、ミラー部材135でその方向がレンズ5に向かう方向に変わり、レンズ5を透過して光ファイバ側に進行する。第1波長の光210は、光ファイバにおいて合焦し、そのほとんどが光ファイバに入射する。一方、その他の波長の光は、光ファイバでは合焦せず、ほとんど光ファイバに入射しない。
光ファイバに入射した光は、光ファイバに接続された分光器190(図1参照)に導かれる。分光器190は、光の波長のピークを検出し、当該ピークに基づいて計測対象物200の位置を計測する。
[構成例]
次に、図3から図6を参照しつつ、センサヘッド100の構成の一例について説明する。図3は、センサヘッド100の一部を分解して示す分解斜視図である。図4は、センサヘッド100を示す上面図(平面図)である。図5は、センサヘッド100を示す側面図である。図6は、図2のVI-VI断面を示す断面図である。
次に、図3から図6を参照しつつ、センサヘッド100の構成の一例について説明する。図3は、センサヘッド100の一部を分解して示す分解斜視図である。図4は、センサヘッド100を示す上面図(平面図)である。図5は、センサヘッド100を示す側面図である。図6は、図2のVI-VI断面を示す断面図である。
<第1ケース部>
第1ケース部2は、一端が開放された略円筒形状を呈しており、その中心軸が第1軸線AX1(図6参照)と略一致するように配置されている。第1軸線AX1は仮想の直線である。
第1ケース部2は、一端が開放された略円筒形状を呈しており、その中心軸が第1軸線AX1(図6参照)と略一致するように配置されている。第1軸線AX1は仮想の直線である。
第1ケース部2の他端には、図3及び図4に示すように、センサヘッド100の固定に用いられる固定部21、22が形成されている。図3に示すように、固定部21、22の間には、第1ケース部2の内外を連通させる連通孔2bが形成されている。第1ケース部2は、その内部にレンズホルダ4及びレンズ5を収容している。
レンズホルダ4は、略円筒形状を呈する部材である。レンズホルダ4の内径は、部位により異なっている。レンズホルダ4の内部には、図6に示すように、第1コリメートレンズ42aと、第2コリメートレンズ42bと、が配置されている。
第1コリメートレンズ42aは、レンズホルダ4の内部に固定されている。第2コリメートレンズ42bは、第1コリメートレンズ42aと間隔を空けて配置されている。
レンズホルダ4は、その全体が第1ケース部2の内部に収容され、第1ケース部2を貫通するねじ(不図示)により、第1ケース部2に対して固定されている。これにより、図6に示す第1コリメートレンズ42a及び第2コリメートレンズ42bは、いずれも光軸が第1軸線AX1と略一致するように配置される。レンズホルダ4は、ねじ(不図示)が緩むことにより、第1軸線AX1に沿う方向(以下、「第1軸線AX1方向」という。)に移動可能となる。レンズホルダ4を移動させることにより、第1コリメートレンズ42a及び第2コリメートレンズ42bの位置を調整することができる。
レンズ5は、レンズホルダ4よりも計測対象物200側で、その光軸が第1軸線AX1と略一致するように配置されている。レンズ5は、入射した光に対し、第1軸線AX1方向に色収差を生じさせる。レンズ5として、焦点距離が光の波長に反比例するレンズを採用することができる。
<第2ケース部>
第2ケース部3は、第3ケース部13を介して第1ケース部2に接続されている。第2ケース部3は、略円筒形状を呈している。第2ケース部3の一端は開放され、他端には開口3b(図6参照)が形成されている。図3に示すように、第2ケース部3の一端側の内周面には、雌ねじ部3dが形成されている。開口3bは、第2ケース部3の中心軸に沿って見た場合に、略真円形状を呈している。図3に示すように、第2ケース部3の外周面には、複数の凹部3aが形成されている。凹部3aの底面は平面である。図6に示すように、第2ケース部3は、その内部に対物レンズ群7と、スペーサ31~33と、押さえ部材34と、を収容している。
第2ケース部3は、第3ケース部13を介して第1ケース部2に接続されている。第2ケース部3は、略円筒形状を呈している。第2ケース部3の一端は開放され、他端には開口3b(図6参照)が形成されている。図3に示すように、第2ケース部3の一端側の内周面には、雌ねじ部3dが形成されている。開口3bは、第2ケース部3の中心軸に沿って見た場合に、略真円形状を呈している。図3に示すように、第2ケース部3の外周面には、複数の凹部3aが形成されている。凹部3aの底面は平面である。図6に示すように、第2ケース部3は、その内部に対物レンズ群7と、スペーサ31~33と、押さえ部材34と、を収容している。
対物レンズ群7は、本発明に係る「対物レンズ」の一例である。対物レンズ群7は、第1対物レンズ71と、第2対物レンズ72と、第3対物レンズ73と、第4対物レンズ74と、を有している。この対物レンズ群7の各レンズはいずれも略円形状を呈しており、その直径は、第2ケース部3の内径と略同一である。
尚、本発明に係る「対物レンズ」は、対物レンズ群7のように複数のレンズから構成されるものでもよいし、単一のレンズでもよい。
スペーサ31~33は、略円環形状を呈している。スペーサ31~33の外径は、対物レンズ群7の各レンズの外径と略同一である。
押さえ部材34は、略円環形状を呈しており、その外周面が第2ケース部3の内周面に係合して固定される。押さえ部材34と第2ケース部3との係合方法は特に限定されないが、例えば、押さえ部材34の外周面に形成された雄ねじ部(不図示)と、第2ケース部3の内周面の雌ねじ部3dとが螺合することにより互いに固定される。このように押さえ部材34の一端側は第2ケース部3の内周面に係合して固定され、押さえ部材34の他端側は、後述する第3ケース部13の第2通路部131bの内周面に係合して固定される。
対物レンズ群7の各レンズは、互いに間隔を空け、いずれも光軸が第2軸線AX2と略一致するように直線状に配列されている。詳細には、第1対物レンズ71は、第2ケース部3の開口3bの周縁3cと当接し、開口3bから露出するように配置されている。第2対物レンズ72は、スペーサ31を挟んで第1対物レンズ71と対向するように配置されている。第3対物レンズ73は、スペーサ32を挟んで第2対物レンズ72と対向するように配置されている。第4対物レンズ74は、スペーサ33を挟んで第3対物レンズ73と対向するとともに、スペーサ33と押さえ部材34との間に挟まれ、第2ケース部3の内部に固定されている。押さえ部材34の外周面の雄ねじ部(不図示)は、第2ケース部3の内周面の雌ねじ部3dと螺合している。対物レンズ群7の各レンズは、透過する光に波面収差を生じさせないように配列されている。
<ファイバケース>
図3及び図6に示すように、ファイバケース8は、板ばね81を介して第1ケース部2に対して固定されている。板ばね81は、ねじ27により第1ケース部2の上部に固定されるとともに、ねじ28により第1ケース部2の端部に固定されている。ファイバケース8は、光ファイバ(不図示)を内部に収容している。光ファイバの先端には、フェルール82が接続されている。図4に示すように、フェルール82は、第1ケース部2の連通孔2bに挿通されている。
図3及び図6に示すように、ファイバケース8は、板ばね81を介して第1ケース部2に対して固定されている。板ばね81は、ねじ27により第1ケース部2の上部に固定されるとともに、ねじ28により第1ケース部2の端部に固定されている。ファイバケース8は、光ファイバ(不図示)を内部に収容している。光ファイバの先端には、フェルール82が接続されている。図4に示すように、フェルール82は、第1ケース部2の連通孔2bに挿通されている。
図3に示すように、第1ケース部2の上部には、ねじ27を覆うように上部ラベル91が貼付される。また、第1ケース部2の下部には、ねじ(不図示)を覆うように下部ラベル92が貼付される。上部ラベル91及び下部ラベル92には、製品名等のロゴが印字されていてもよい。
<押さえ部材、接続部材>
図3及び図6に示すように、接続部材6及び押さえ部材23は、略円環形状を呈している。押さえ部材23の端部には、複数の切欠き23bが形成されている。押さえ部材23の外径は接続部材6の外径と略同一であり、押さえ部材23の内径は接続部材6の内径と略同一である。また、中心軸に沿う方向における押さえ部材23の寸法は、同方向における接続部材6の寸法よりも小さい。
図3及び図6に示すように、接続部材6及び押さえ部材23は、略円環形状を呈している。押さえ部材23の端部には、複数の切欠き23bが形成されている。押さえ部材23の外径は接続部材6の外径と略同一であり、押さえ部材23の内径は接続部材6の内径と略同一である。また、中心軸に沿う方向における押さえ部材23の寸法は、同方向における接続部材6の寸法よりも小さい。
押さえ部材23の外周面と第1ケース部2の内周面との係合方法は特に限定されないが、例えば、押さえ部材23の外周面に形成した雄ねじ部(不図示)が、第1ケース部2の雌ねじ部と螺合するようにしてもよい。作業者は、工具(不図示)を切欠き23bに係合させることにより、工具から押さえ部材23にトルクを伝達し、押さえ部材23の外周面に形成した雄ねじ部を螺合させることができる。これにより、押さえ部材23は、レンズ5よりも計測対象物200側で、その中心軸が第1軸線AX1と略一致するように、第1ケース部2の内部に配置される。
押さえ部材23が第1ケース部2の内部に配置されると、レンズ5は押さえ部材23により光源側に押圧される。レンズ5は、押さえ部材23と、第1ケース部2の段部25との間に挟まれ、第1ケース部2の内部で固定される。
接続部材6の外周面と第1ケース部2の内周面との係合方法は特に限定されないが、例えば、接続部材6の外周面に形成した雄ねじ部(不図示)において第1ケース部2の雌ねじ部と螺合するようにしてもよい。第1ケース部2の内周面と係合した接続部材6は、第1ケース部2の一端から外部に臨出する。第3ケース部13は、接続部材6のうち、第1ケース部2の一端から外部に臨出している部分と接続して固定される。すなわち、第3ケース部13は、接続部材6を介して第1ケース部2に接続される。第3ケース部13のうち第1ケース部2側の部分は、その中心軸が第1軸線AX1と略一致するように接続される。
<第3ケース部>
第3ケース部13は、第1ケース部2と第2ケース部3との間に配置され、第1ケース部2と第2ケース部3とを接続する。第3ケース部13は、その外形が角形状を呈し、屈曲した形状を有する。本実施形態におけるセンサヘッド100は、図5に示すように、第3ケース部13において屈曲した側面視略L字状を呈している。
第3ケース部13は、第1ケース部2と第2ケース部3との間に配置され、第1ケース部2と第2ケース部3とを接続する。第3ケース部13は、その外形が角形状を呈し、屈曲した形状を有する。本実施形態におけるセンサヘッド100は、図5に示すように、第3ケース部13において屈曲した側面視略L字状を呈している。
第3ケース部13は、その第1ケース部2側の端部及び第2ケース部3側の端部が開口した形状を有する。また第3ケース部13は、その屈曲部外側(図4において第3ケース部13の左上端側)が開口した形状を有する。第3ケース部13の屈曲部のうち開口した部分には、後述するミラー部材135及びカバー部材136等が配置される。
第3ケース部13の内部には、図6に示すように、第1ケース部2の内部及び第2ケース部3の内部を連通した連通路131が形成されている。連通路131は、第3ケース部13のうち第1ケース部2側に開口した開口部と、第3ケース部13のうち第2ケース部3側に開口した開口部と、をつないでいる。連通路131は、屈曲した形状を有する。本実施形態において、連通路131は90度に屈曲した形状を有しているが、90度に限らず、90度以外の角度であってもよい。連通路131は、第1軸線方向AX1に沿って延びる略円筒状の第1通路部131aと、第2軸線方向AX2に沿って延びる略円筒状の第2通路部131bとを有する。
第1通路部131aの第1ケース部2側には、図3及び図6に示すように、接続部材6が接続される。第1通路部131aの内径は、接続部材6の外径よりも大きい。接続部材6の一端側は、第1通路部131aの内部に収容され、接続部材6の他端側は、第1ケース部2の内部に収容された状態で固定される。つまり、第3ケース部13の第1通路部131a側は、接続部材6を介して第1ケース部2に固定される。第3ケース部13の第1通路部131a側と接続部材6との固定方法の詳細は後述する。
第2通路部131bの第2ケース部3側には、図3及び図6に示すように、押さえ部材34が接続される。押さえ部材34の端部には、複数の切欠き34b(図3)が形成されている。第2通路部131bの内径は、押さえ部材34の外径よりも大きい。押さえ部材34の一端側は、第2通路部131bの内部に配置され、押さえ部材34の他端側は、第2ケース部3の内部に配置された状態で固定される。つまり、第3ケース部13の第2通路部131b側は、押さえ部材34を介して第2ケース部3に固定される。
第3ケース部13は、図3に示すように、連通路131の屈曲部外側(図5において第3ケース部13の左上端側)が開口しており、当該開口部にミラー部材135が配置される。ミラー部材135は光軸を屈曲させる。ミラー部材135は板状の形状を有している。ミラー部材135は、図5に示すように、第1軸線AX1方向及び第2軸線AX2方向に対して傾斜して配置されている。本実施形態では、ミラー部材135は、第1軸線AX1方向の光軸を、第2軸線AX2方向の光軸に屈曲させる。すなわち、ミラー部材135は、レンズ5側から入射する光を対物レンズ群7側に向けて略直角に屈曲させると共に、計測対象物200側から入射した光を、レンズ5側に向けて略直角に屈曲される。本実施形態において、第1軸線方向AX1は、第2軸線方向AX2に対して垂直である。ただし、第1軸線方向AX1と第2軸線方向AX2との間の角度は、90度に限らず、90度以外の角度であってもよい。
図2及び図5に示すように、ミラー部材135を覆うようにカバー部材136が配置されている。カバー部材136は、側面視三角形状を呈する。カバー部材136は、前述したように、物体300を挿通可能とする貫通穴136a(図3参照)を有する。ミラー部材135とカバー部材136との間には弾性部材137が配置され、カバー部材136は、例えばねじ139によって第3ケース部13の屈曲部外周側に固定されるが、他の部材を用いて固定してもよい。弾性部材137はミラー部材135を押圧した状態で保持する。弾性部材137をミラー部材135とカバー部材136との間に配置することで、カバー部材136をねじ139で固定したときに、ミラー部材135が弾性部材137により押圧された状態で固定される。
第3ケース部13の屈曲部に、側面視三角形状を呈するカバー部材136が配置されることで、図4に示すように、センサヘッド100の先端側(第3ケース部13側)は略直方体形状を呈する。センサヘッド100の先端側が略直方体形状を呈しているため、センサヘッド全体が略円筒形状の構成と比較して、位置合わせをし易くすることができる。また本実施形態では、図2~図5に示すように、第3ケース部13はその外形が角形状を呈しているため、第3ケース部13の内部に配置したミラー部材135の位置調整を容易に行うことができる。
[動作例]
光源が発した白色光は、光ファイバによりセンサヘッド100側に導かれ、フェルール82に至る。当該光は、拡散しながら、フェルール82からケース1の内部に進入する。
光源が発した白色光は、光ファイバによりセンサヘッド100側に導かれ、フェルール82に至る。当該光は、拡散しながら、フェルール82からケース1の内部に進入する。
ケース1の内部に進入した光の一部は、レンズホルダ4の内部に進入する。当該光は、第2コリメートレンズ42bと第1コリメートレンズ42aとを順に透過する。第1コリメートレンズ42a及び第2コリメートレンズ42bは、光源側から入射する光の進行方向を変え、計測対象物200側に出射させる。具体的には、図6に矢印L11で示すように、第1コリメートレンズ42aから出射してレンズ5に向かう光は、第1軸線AX1に沿うように進行する。
レンズ5は、第1コリメートレンズ42a側から入射する光に色収差を生じさせ、矢印L12で示すように、第1軸線AX1に沿うように出射させる。第1軸線AX1に沿うように出射した光は、ミラー部材135によりその光軸が第2軸線AX2に沿う方向に屈曲され(図6に示す矢印L13)、対物レンズ群7で屈折して集められ、第2ケース部3の開口3bを通過して計測対象物200に向かって出射する。
計測対象物200の表面で反射した光は、第2ケース部3の開口3bを通過して対物レンズ群7に入射する。対物レンズ群7は、入射した光を屈折させ、矢印L21で示すように、第2軸線AX2に沿うようにミラー部材135側に出射させる。対物レンズ群7からミラー部材135側に向かう光は、ミラー部材135によりその光軸が第1軸線AX1に沿う方向に屈曲され(図6に示す矢印L22)、レンズ5側に向かう(図6に示す矢印L23)。レンズ5は、計測対象物200側から入射する光を透過させ、矢印L24で示すように、光源側に出射させる。第1コリメートレンズ42a及び第2コリメートレンズ42bは、計測対象物200側から入射する光を集め、光源側に出射させる。
また、接続部材6は、レンズ5と第3ケース部13との間に配置されている。この位置では、光は光軸でもある第1軸線AX1に沿うように進行する。したがって、この構成によれば、光が第1軸線AX1に対して傾斜するように進行する位置に接続部材6を配置した場合と比べて、ケース1の寸法に生じたばらつきの影響を軽減し、計測精度の低下を抑制することができる。
ところで、第3ケース部13と第1ケース部2とを接続部材6を介して接続すると、接続部材6に、第1軸線AX1方向の外力が作用することがある。仮に、接続部材6が、レンズ5を押圧して固定する機能を併せて有していた場合、このような外力が作用することにより、レンズ5の固定が不安定になるおそれがある。
これに対し、センサヘッド100では、レンズ5を光源側に押圧して固定する押さえ部材23は、接続部材6と別体で接続部材6とレンズ5との間に配置されている。したがって、仮に、第1軸線AX1方向の外力が接続部材6に作用した場合でも、当該外力が押さえ部材23に及ぶことはない。この結果、レンズ5を安定的に固定しつつ、接続部材6を介して第1ケース部2と第3ケース部13とを接続することができる。
また、第1軸線AX1方向において、押さえ部材23の寸法は、接続部材6の寸法よりも小さい。この態様によれば、押さえ部材23の寸法を比較的小さくすることにより、接続部材6の寸法を比較的大きくし、第1ケース部2と第2ケース部3とを確実に接続することができる。
また、第2ケース部3は、その外周面に凹部3aが形成されており、該凹部3aの底面は平面である。この態様によれば、センサヘッド100を組み立てる際に、工具を凹部3aの底面に安定的に当接させ、当該凹部3aが形成された第2ケース部3にトルクを伝達することができる。この結果、略円筒形状を呈する第1ケース部2及び第2ケース部3をケース1に用いながらも、トルクを付加してセンサヘッド100の組み立てを容易に行うことができる。
尚、センサヘッド100は、凹部3aが第2ケース部3のみに形成されている。しかしながら、この態様に限定されず、第1ケース部2及び第2ケース部3の少なくとも一方に凹部3aが形成されていればよい。
[第2実施形態]
続いて、第2実施形態に係るセンサヘッドの構成について説明する。図7は、第2実施形態に係るセンサヘッド100bの構成を示す斜視図である。図8は、図7のVIII-VIII断面を示す断面図である。第2実施形態に係るセンサヘッド100bは、第1実施形態で示したセンサヘッド100の構成に加えて、ハーフミラー150及び撮像装置400等を追加したもので、それ以外の構成及び機能は第1実施形態に係るセンサヘッド100と同じである。したがって、第1実施形態のセンサヘッド100と同じ部分については第1実施形態のものと同一の符号を用い、それらについての説明は省略する。
続いて、第2実施形態に係るセンサヘッドの構成について説明する。図7は、第2実施形態に係るセンサヘッド100bの構成を示す斜視図である。図8は、図7のVIII-VIII断面を示す断面図である。第2実施形態に係るセンサヘッド100bは、第1実施形態で示したセンサヘッド100の構成に加えて、ハーフミラー150及び撮像装置400等を追加したもので、それ以外の構成及び機能は第1実施形態に係るセンサヘッド100と同じである。したがって、第1実施形態のセンサヘッド100と同じ部分については第1実施形態のものと同一の符号を用い、それらについての説明は省略する。
ハーフミラー150は、ケース1内におけるレンズ5と対物レンズ7との間に配設される。本実施形態では、ハーフミラー150は、ミラー部材135とレンズ5との間における接続部材6内に配設されている。ハーフミラー150は、計測対象物200で反射した光が対物レンズ群7を通過した後、ミラー部材135でレンズ5側に向かう方向の光の一部を分岐させる機能を有する。本実施形態では、ハーフミラー150で反射させた光が、撮像装置400内に導入されるように、ハーフミラー150が傾斜して配設されている。なお、ハーフミラー150で反射した光がケース1外に接続された撮像装置400内に導入されるように、ケース1には光を通過(透過)させる透過部(不図示)が形成されている。
撮像装置400(例えば、カメラ等)は、ハーフミラー150で反射された光を集光する受光レンズ410と、受光レンズ410により光に基づいて画像データ(画像情報)を生成する撮像素子420と、を有する。ハーフミラー150で反射された光は、撮像装置400内の受光レンズ410を通して撮像素子420(例えばフォトダイオードアレイ、CCD、CMOS撮像素子等)へ送られて結像される。
第2実施形態に係るセンサヘッド100bの動作例について説明する。図8に示すように、計測対象物200で反射した反射光L21は、ミラー部材135でその方向がレンズ5側に向かう方向に変わり、ハーフミラー150へ導かれる。その後、ハーフミラー150で光が反射されてその方向が変わり(図8に示す反射光L23)、図8に示すように、撮像装置400内の受光レンズ410に導かれて、当該受光レンズ410で集光される。撮像素子420は、受光レンズ410で集光された光を受け取って画像データを生成する。
以上説明した第2実施形態に係る構成を備えることにより、計測対象物200で反射した反射光を導入可能な撮像装置400で画像データを生成することができるので、当該画像データを基にセンサヘッド100bの計測位置を確認することができる。
なお、以上説明したハーフミラー150及び撮像装置400を備えた構成により、センサヘッド100bの計測位置を観察できる構成としているがこれに限定されない。例えば、ミラー部材135の向きを90°変更可能な機構(図示略)を設け、絞り機構50からの反射光を、当該向きを変更したミラー部材135でその方向を変えた後、ハーフミラー150で反射させて撮像装置400内に導入させる構成として、絞り機構50の状態を観察できる構成としてもよい。
[第3実施形態]
続いて、第3実施形態に係るセンサヘッドの構成について説明する。図9は、第3実施形態に係るセンサヘッド100cの構成を示す斜視図である。図10は、図9のX-X断
面を示す断面図である。図11は、図9の筐体600に設けられた開閉窓610を説明するための図である。第3実施形態に係るセンサヘッド100cは、第1実施形態で示したセンサヘッド100の構成に加えて、ハーフミラー150、筐体600及び開閉窓610等を追加したもので、それ以外の構成及び機能は第1実施形態に係るセンサヘッド100と同一である。したがって、第1実施形態のセンサヘッド100と同じ部分については第1実施形態のものと同一の符号を用い、それらについての説明は省略する。
続いて、第3実施形態に係るセンサヘッドの構成について説明する。図9は、第3実施形態に係るセンサヘッド100cの構成を示す斜視図である。図10は、図9のX-X断
面を示す断面図である。図11は、図9の筐体600に設けられた開閉窓610を説明するための図である。第3実施形態に係るセンサヘッド100cは、第1実施形態で示したセンサヘッド100の構成に加えて、ハーフミラー150、筐体600及び開閉窓610等を追加したもので、それ以外の構成及び機能は第1実施形態に係るセンサヘッド100と同一である。したがって、第1実施形態のセンサヘッド100と同じ部分については第1実施形態のものと同一の符号を用い、それらについての説明は省略する。
図9に示すように、センサヘッド100cにおけるケース1の上面側には、筐体600が配設されている。筐体600は、例えば中空構造の箱形状を呈し、その一面に開閉窓610が設けられている。開閉窓610は、図11に例示するように、筐体600の一面に沿ってスライド可能(例えば矢印K方向(センサヘッド100cの長手方向)にスライド可能)に構成されている。図11(A)に示すように、開閉窓610を一方側に移動させたときには閉状態となり、中空の筐体600内部を視認することが不可能な状態となる。一方、図11(B)に示すように、開閉窓610を他方側に移動させたときには開状態となり、筐体600に設けられたカバーガラス612が露出されて、当該カバーガラス612を通して中空の筐体600内部を視認可能な状態となる。前述した閉状態において、開閉窓610が筐体600に固定することが可能な機構(図示略)を設け、開閉窓610が意図せず開かないように構成してもよい。本実施形態において、筐体600は、ケース1内に配置されたハーフミラー150で分岐された光を内部に導入可能な位置に設けられている。なお、本実施形態における筐体600は、ケース1内を通る光を内部に導入可能な構成としていれば任意の構造を選択できるが、例えば、その底面(筐体600とケース1とが当接する面)に開口部(図示略)を形成し、当該開口部とケース1外面に形成した開口(図示略)とを内部で連通させた構成として、ケース1内を通る光を筐体600内に導入する構成としてもよい。
図10に示すハーフミラー150は、ケース1内におけるレンズ5と対物レンズ7との間に配設される。ハーフミラー150は、対物レンズ7からレンズ5側に向かう光の一部を分岐させる機能を有する。第3実施形態では、同図に示すように、対物レンズ7側からレンズ5側に向かう光(言い換えれば、ミラー部材135からレンズ5側に向かう光)の一部を、筐体600に導入されるように、ハーフミラー150が傾斜した状態で配置されている。なお、ハーフミラー150で反射した光がケース1外に接続された筐体600内に導入されるように、ケース1には光を通過(透過)させる透過部(不図示)が形成されている。
第3実施形態に係るセンサヘッド100cの動作例について説明する。図10に示すように、計測対象物200で反射した反射光L21は、ミラー部材135でその方向がレンズ5側に向かう方向に変わり(図10に示す光L23)、ハーフミラー150へ導かれる。その後、ハーフミラー150で反射されてその方向が変わり、図10に示すように、筐体600内に導入される。前述したように、筐体600に設けられた開閉窓610(図11)を開状態とすることにより、筐体600内及びその内部と連通して接続されたケース1内を目視可能な状態とすることができるので、ハーフミラー150で反射された反射光を基に、目視でセンサヘッド100cの計測位置を確認することができる。
なお、以上説明したハーフミラー150及び開閉窓610を有する筐体600を備えた構成により、センサヘッド100bの計測位置を観察できる構成としているがこれに限定されない。例えば、ミラー部材135の向きを90°変更可能な機構(図示略)を設け、絞り機構50からの反射光を、当該向きを変更したミラー部材135でその方向を変えた後、ハーフミラー150で反射させて筐体600内に導入させる構成として、開閉窓610を介して、絞り機構50の状態を観察できる構成としてもよい。
図2等に示した絞り機構50の構成について、図12を参照しながら説明する。図12は、絞り機構50の構成の一例を示す分解斜視図である。以下で説明するように、絞り機構50の絞り羽根506は、ピン501cを中心として回動し、これにより絞り口径の大きさを変化させることができる。絞り口径を変化させることで、中空構造の絞り機構50の内部に挿通させた物体300(図2等)の外周面に絞り羽根506を当接又は圧接させることができる。
絞り機構50は、図12に示す絞り羽根506を有する。絞り羽根506は複数枚設けられていて(図12には1枚のみが示されている)、同絞り羽根506の回動支点となる支持孔506aが絞りケース501の前面側に植設されたピン501cに嵌合し、絞り羽根506上の駆動ピン506bが絞りケース501の前面に回動自在に嵌装された矢車505の切欠505bに嵌合している。従って絞りケース501に対して矢車505を時計方向、即ち、矢印Bで示す方向に回動させれば、絞り羽根506はピン501cを中心として回動して絞り口径が小さくなり、矢車505を反時計方向、即ち、矢印Aで示す方向に回動させれば、同様にして、絞り口径が大きくなるようになっている。このように絞り羽根506を回動させて絞り口径を変化させることで、絞り機構50の内部に挿通させた物体300(図2等)の外周面に絞り羽根506を当接又は圧接させることができ、物体300を固定することができる。
なお、絞りケース50lには、絞り羽根506および矢車505を挾んで、これらが外れないようにかつこれらの部材の円滑な移動を妨げないようにして羽根押え部材507が取り付けられていてもよい。絞りケース50l上に設けられた傾斜長孔501aには、絞りケース50lの後面側に配置された円弧状のアーム502の一端における前面側のピン502aが嵌合し、その後面側のピン502bが、絞り機構の押えカム板504上に設けたカム孔504aに嵌合している。アーム502の他端における前面側のピン502cは、絞りケース501の逃げ穴501bを貫通して矢車505に形成した傾斜孔505aに嵌合している。アーム502の他端の後面側のピン502dは、絞り機構の絞り板503に形成した中心軸Oから等距離の円弧孔503a或いは同円弧孔503aの一端から半径方向へ傾きを有して形成した、上記傾斜孔505aと同形状の傾斜孔503bに嵌合している。上記押えカム板504は、絞りケース50lの内周壁50ldに設けた溝(図示せず)に嵌め込まれて、上記絞り板503を絞りケース501の内周壁501dに沿って摺動自在に、かつ絞りケース501から抜け落ちないように押えている。
なお、押えカム板504の切欠部504bには、絞り環508に一端を固定された中心軸Oに平行して長い形状の連結腕509が嵌合していてもよい。絞り値目盛508aを有する絞り環508を回動させれば、押えカム板504も絞り環508と一体的に絞りケース501に対して回動することになる。また、上記絞り板503には中心軸Oに平行して後方に延出した腕部503cが一体的に設けられていて、この腕部503cは、所定の弾性部材511の引張力により矢印A方向に付勢されて不動部材512に当接して停止している。上記腕部503cには絞り込みレバー510が係合するようになっている。
次に、上記絞り機構50の動作例を、アーム502の動きを基にして説明する。通常は、絞り環508を回動させて絞り値を設定すると、上記カム孔504aと傾斜長孔501aの交点へアーム502の一端のピン502a、502bが移動し、アーム502の他端にあるピン502c、502dはそれぞれ、傾斜孔505a、503b上を移動する。そして、絞り込みレバー510が作動して絞り板503が矢印B方向に移動すると、アーム502はピン502a、502bを中心として時計方向に回動し、ピン502dが傾斜孔503bから円弧孔503aへ移る直前までは絞り板503と一体的に矢車505が回動し、ピン502dが円弧孔503aに至るとアーム502の回動が停止して絞り板503はそのまま回動を続けるが矢車505は回動せず、アーム502と同様に停止状態になる。この矢車505の回動角が絞り口径の変化になって現れ、矢車505の回動角は上記傾斜孔503b上のピン502dの位置によって決定され、このピン502dの位置は絞りケース501に対する押えカム板504の角度、即ち、絞り環508の回動角、つまり、設定した絞り値によって決定される。例えば、絞り環508を矢印B方向に回動させれば、設定絞り値は大きくなり、カム孔504aと、傾斜長孔501aの関係により、ピン502a、502bはより中心軸Oに向って移動し、このため、ピン502c、502dは傾斜孔503b、505a上を、より中心軸Oから離れる方向へ移動する。従って、絞り込みレバー510が作動すると、矢車505の回動角がより大きくなり、絞り口径はより小さくなる。また、この逆に、絞り環508を矢印A方向に回動させれば、設定絞り値は小さくなり、同じく、カム孔504aと傾斜長孔501aの関係により、ピン502a、502bはより中心軸Oから離れる方向へ移動し、このため、ピン502c、502dは傾斜孔503b、505a上を、より中心軸Oに近づく方向へ移動する。従って、絞り込みレバー510が作動すると矢車505の回動角はより小さくなり、絞り口径はより大きくなる。
なお、本実施形態における絞り機構50の構成は、図示の構成に限定されず、絞り口径を変化させて、絞り機構50内部に挿通させた物体300を固定する機能を有するものであれば他の様々な態様に変形することが可能である。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。実施形態が備える各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、異なる実施形態で示した構成同士を部分的に置換し又は組み合わせることが可能である。
[附記]
計測対象物(200)の位置を計測するセンサのセンサヘッド(100)であって、
光源側から入射する光を光軸(AX1)に沿うように出射させ、該光に対して色収差を生じさせるレンズ(5)と、
レンズ(5)よりも計測対象物(200)側に配置され、レンズ(5)側から入射する光を集めて計測対象物(200)側に出射させるとともに、計測対象物(200)側から入射した光をレンズ(5)側に出射させる対物レンズ(7)と、
内部に空間が形成され、該空間に少なくともレンズ(5)及び対物レンズ(7)を収容しているケース(1)と、を備え、
ケース(1)は、内部にレンズ(5)を有する第1ケース部(2)と、内部に対物レンズ(7)を有する第2ケース部(3)と、第1ケース部(2)と第2ケース部(3)との間を接続する第3ケース部(13)とを有し、
第3ケース部(13)には、内部にレンズ(5)側から入射する光を対物レンズ(7)側に向けて屈曲させるミラー部材(135)が配置され、
対物レンズ(7)、及び、ミラー部材(135)それぞれに形成された貫通穴を連通する中空の筒(310)が設けられている、
センサヘッド(100)。
計測対象物(200)の位置を計測するセンサのセンサヘッド(100)であって、
光源側から入射する光を光軸(AX1)に沿うように出射させ、該光に対して色収差を生じさせるレンズ(5)と、
レンズ(5)よりも計測対象物(200)側に配置され、レンズ(5)側から入射する光を集めて計測対象物(200)側に出射させるとともに、計測対象物(200)側から入射した光をレンズ(5)側に出射させる対物レンズ(7)と、
内部に空間が形成され、該空間に少なくともレンズ(5)及び対物レンズ(7)を収容しているケース(1)と、を備え、
ケース(1)は、内部にレンズ(5)を有する第1ケース部(2)と、内部に対物レンズ(7)を有する第2ケース部(3)と、第1ケース部(2)と第2ケース部(3)との間を接続する第3ケース部(13)とを有し、
第3ケース部(13)には、内部にレンズ(5)側から入射する光を対物レンズ(7)側に向けて屈曲させるミラー部材(135)が配置され、
対物レンズ(7)、及び、ミラー部材(135)それぞれに形成された貫通穴を連通する中空の筒(310)が設けられている、
センサヘッド(100)。
1…ケース、2…第1ケース部、3…第2ケース部、5…レンズ、6…接続部材、7…対物レンズ群(対物レンズ)、13…第3ケース部、50…絞り機構、100…センサヘッド、135…ミラー部材、150…ハーフミラー、200…計測対象物、300…物体、310…筒、400…撮像装置、610…開閉窓、AX1…第1軸線(光軸)、AX2…第2軸線(光軸)
Claims (7)
- 計測対象物の位置を計測するセンサのセンサヘッドであって、
光源側から入射する光を光軸に沿うように出射させ、該光に対して色収差を生じさせるレンズと、
前記レンズよりも計測対象物側に配置され、前記レンズ側から入射する光を集めて計測対象物側に出射させるとともに、前記計測対象物側から入射した光を前記レンズ側に出射させる対物レンズと、
内部に収容空間を有し、該収容空間に少なくとも前記レンズ及び前記対物レンズを収容しているケースと、を備え、
前記ケースは、内部に前記レンズを有する第1ケース部と、内部に前記対物レンズを有する第2ケース部と、前記第1ケース部と前記第2ケース部との間を接続する第3ケース部とを有し、
前記第3ケース部には、内部に前記レンズ側から入射する光を前記対物レンズ側に向けて屈曲させるミラー部材が配置され、
前記ミラー部材、及び、前記対物レンズそれぞれに形成された貫通穴を連通する中空の筒が設けられている、センサヘッド。 - 前記筒は、前記対物レンズから前記計測対象物側に出射させる光の光軸に沿う方向に延在して配置されている、
請求項1に記載のセンサヘッド。 - 前記筒の上端には、前記筒の内部に挿通した物体を固定する絞り機構が設けられている、
請求項1又は2に記載のセンサヘッド。 - 前記絞り機構は、絞り口径を変化させる絞り羽根を有し、
前記絞り羽根を前記物体の外周面に当接させることにより前記物体を固定する、
請求項3に記載のセンサヘッド。 - 前記対物レンズと前記レンズとの間に、前記対物レンズから前記レンズ側に出射させた光を分岐させるハーフミラー部材が設けられ、
前記ハーフミラー部材により分岐させた光を受光して前記センサヘッドの計測位置を示す画像情報を生成する撮像装置が設けられている、
請求項1乃至4のいずれか一項に記載のセンサヘッド。 - 前記撮像装置は、
前記ハーフミラー部材で分岐された光を集光する受光レンズと、
前記受光レンズにより集光された光に基づいて画像情報を生成する撮像素子と、を有する、
請求項5に記載のセンサヘッド。 - 前記対物レンズと前記レンズとの間に、前記対物レンズから前記レンズ側に出射させた光を分岐させるハーフミラー部材が設けられ、
前記ハーフミラー部材により分岐させた光を受光して前記センサヘッドの計測位置を監視する開閉窓が設けられている、
請求項1乃至6のいずれか一項に記載のセンサヘッド。
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