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JP7024827B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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JP7024827B2
JP7024827B2 JP2020124622A JP2020124622A JP7024827B2 JP 7024827 B2 JP7024827 B2 JP 7024827B2 JP 2020124622 A JP2020124622 A JP 2020124622A JP 2020124622 A JP2020124622 A JP 2020124622A JP 7024827 B2 JP7024827 B2 JP 7024827B2
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Description

本発明は、空気入りタイヤに関する。
従来、空気入りタイヤにおいて、操縦安定性能を高めるために、種々の検討がなされている(例えば、特許文献1参照)。
特許第66832268号公報
上記特許文献1では、トレッド部で溝形状を最適化することにより、操縦安定性能を高めている。しかしながら、操縦安定性能に高めるために設計された上記溝形状は、耐摩耗性能等の低下を招くことがあり、改良の余地が残されていた。
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、操縦安定性能と耐摩耗性能とをバランスよく高めることができる空気入りタイヤを提供することを主たる目的としている。
本発明は、トレッド部と、一対のサイドウォール部と、それぞれにビードコアが埋設された一対のビード部と、前記ビードコアに跨るように前記一対のビード部間を延びるカーカスと、前記カーカスのタイヤ半径方向の外側に配されたベルト層とを含む空気入りタイヤであって、前記トレッド部には、タイヤ赤道に対してタイヤ軸方向にずれた位置に設けられたタイヤ周方向に延びる周方向溝と、前記周方向溝に対してタイヤ赤道側に位置する第1陸部と、前記周方向溝に対してトレッド接地端側に位置する第2陸部とが設けられ、前記第1陸部には、タイヤ軸方向に延びる第1横溝が形成され、前記第2陸部には、タイヤ軸方向に延びる第2横溝が形成され、前記カーカスは、前記トレッド部から前記サイドウォール部を経て前記ビードコアに至る本体部と、前記本体部に連なりかつ前記ビードコアの廻りをタイヤ軸方向内側から外側に巻上げられてタイヤ半径方向の外側に延びる巻上げ部とを有するカーカスプライを含み、前記巻上げ部の先端は、タイヤ軸方向で、前記第2横溝のタイヤ軸方向の外端と、前記第1横溝のタイヤ軸方向の内端との間に位置している。
本発明に係る前記空気入りタイヤにおいて、前記ベルト層のタイヤ軸方向の外端は、前記第2横溝の前記外端よりもタイヤ軸方向の内側に位置している、ことが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤにおいて、前記巻上げ部の前記先端は、前記ベルト層の前記外端よりもタイヤ軸方向の内側に位置している、ことが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤにおいて、前記第2横溝の前記外端から前記巻上げ部の前記先端までのタイヤ軸方向長さL1と、前記ベルト層の前記外端から前記巻上げ部の前記先端までのタイヤ軸方向長さL2との差L1-L2は、5~30mmである、ことが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤにおいて、前記第2横溝の前記外端から前記巻上げ部の前記先端までのタイヤ軸方向長さL1に対する前記ベルト層の前記外端から前記巻上げ部の前記先端までのタイヤ軸方向長さL2の比L2/L1は、50~90%である、ことが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤにおいて、前記第1横溝の深さD1は、前記第2横溝の深さD2よりも小さい、ことが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤにおいて、前記深さD1と前記深さD2との差D2-D1は、0.5~3.0mmである、ことが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤにおいて、前記深さD2に対する前記深さD1の比D1/D2は、50~75%である、ことが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤにおいて、前記第1横溝の前記内端の幅W1は、前記第1横溝のタイヤ軸方向の外端の幅W2より小さい、ことが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤにおいて、前記幅W2と前記幅W1との差W2-W1は、 5~60mmである、ことが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤにおいて、前記幅W2に対する前記幅W1の比W1/W2は、50~75%である、ことが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤにおいて、前記カーカスプライは、タイヤ半径方向に延びるカーカスコードを含み、前記第2横溝の前記外端よりもタイヤ軸方向の内側領域で、前記本体部の前記カーカスコードと前記巻上げ部の前記カーカスコードとは、互いに交差するように積層されている、ことが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤにおいて、前記第1横溝は、前記周方向溝を超えて延び、前記第2陸部で終端し、前記第2横溝は、前記周方向溝を超えて延び、前記第1陸部で終端する、ことが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤにおいて、前記第1横溝のタイヤ軸方向の長さL3に対する前記第2横溝のタイヤ軸方向の長さL4の比L4/L3は、90~110%である、ことが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤにおいて、前記第1横溝と前記第2横溝とは、タイヤ周方向に交互に配列されている、ことが望ましい。
本発明の前記空気入りタイヤでは、前記カーカスプライの前記巻上げ部の前記先端が、前記第2横溝のタイヤ軸方向の前記外端と、前記第1横溝のタイヤ軸方向の前記内端との間に位置している。これにより、前記第2横溝の前記外端から前記巻上げ部の前記先端までの領域でトレッド部の剛性が高められる。従って、溝形状のみに依存することなく、空気入りタイヤの操縦安定性能を容易に高めることができる。また、前記空気入りタイヤの耐摩耗性能が向上する。
本発明の空気入りタイヤの一実施形態を示す子午断面図である。 図1の空気入りタイヤの一方側の子午断面図である。 空気入りタイヤの断面と共に示したトレッド部の一部の展開図である。 図4のトレッド部の変形例を示す図である。 図1のカーカスの構成を示す図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本実施形態の空気入りタイヤ1の正規状態におけるタイヤ回転軸(図示省略)を含む子午断面図である。
「正規状態」とは、空気入りタイヤ1が正規リム(図2参照)にリム組みされ、かつ、正規内圧が充填され、無負荷の状態である。以下、特に言及されない場合、空気入りタイヤ1の各部の寸法等はこの正規状態で測定された値である。
「正規リム」とは、空気入りタイヤ1が基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば "標準リム" 、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば "Measuring Rim" である。
「正規内圧」とは、空気入りタイヤ1が基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば "最高空気圧" 、TRAであれば表"TIRE LOAD LIMITSAT VARIOUSCOLD INFLATION PRESSURES"に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" である。
レース用のタイヤのように、適用される規格がない場合、正規リム、正規内圧及び正規荷重には、メーカにより推奨されるリム、空気圧及び荷重が適用される。
図1に示されるように、本実施形態の空気入りタイヤ1は、トレッド部2と、一対のサイドウォール部3と、一対のビード部4と、一対のビード部4間を延びるカーカス6と、トレッド部2に配されたベルト層7とを含む。
それぞれのビード部4には、ビードコア5が埋設されている。ビードコア5は、例えば、スチール製のビードワイヤ(図示省略)を多列多段に巻回した断面多角形状に形成されている。
カーカス6は、一対のビードコア5に跨るように配されている。カーカス6は、少なくとも1枚のカーカスプライを有する。カーカスプライは、例えば、カーカスコードの配列体がトッピングゴムで被覆されて形成されている。カーカスコードには、例えば、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維等の有機繊維やスチールが適用される。
本実施形態のカーカス6は、カーカスプライ6A及びカーカスプライ6Bを有している。カーカス6は、カーカスプライ6A、6Bのトッピングゴム及びカーカスプライ6A、6B間にシート状ゴムが設けられる形態ではシート状ゴムを含む。カーカスプライ6Aは、トレッド部2と一対のサイドウォール部3を経て、一対のビードコア5に跨って配されている。カーカスプライ6Bは、カーカスプライ6Aの外側に配されている。
カーカスプライ6Aは、トレッド部2からサイドウォール部3を経てビードコア5に至る本体部6Aaと、本体部6Aaに連なりかつビードコア5の廻りをタイヤ軸方向内側から外側に巻上げられてタイヤ半径方向の外側に延びる巻上げ部6Abとを有する。巻上げ部6Abは、トレッド部2で終端している。同様に、カーカスプライ6Bは、本体部6Baと、巻上げ部6Bbとを有する。巻上げ部6Bbは、サイドウォール部3で終端している。
ベルト層7は、カーカス6のタイヤ半径方向外側に配されている。ベルト層7は、少なくとも1枚、本実施形態では、タイヤ半径方向の内外に2枚のベルトプライ7A及び7Bから構成されている。ベルトプライ7A及び7Bは、例えば、ベルトコードの配列体がトッピングゴムで被覆されて形成されている。ベルトプライ7A及び7Bのベルトコードは、スチールコード等の高弾性のものが望ましい。
ベルト層7のタイヤ半径方向の外側には、バンド層(図示せず)が配されていてもよい。該バンド層は、有機繊維コードをタイヤ周方向に対して、例えば10度以下となるように、小さい角度で配列された少なくとも1枚のバンドプライで構成される。バンドプライには、バンドコード又はリボン状の帯状プライを螺旋状に巻き付けることにより形成されたジョイントレスバンドやプライをスプライスしたもののいずれでもよい。
ビードコア5のタイヤ半径方向外側には、ビードエイペックスゴム8が設けられている。ビードエイペックスゴム8は、タイヤ半径方向外側に向って先細となる断面略三角形状に形成されている。
なお、カーカス6の内側、すなわちタイヤ内腔面には、インナーライナー層が形成されている。インナーライナー層は、例えば、空気不透過性のゴムからなり、内圧を保持する。
図2は、空気入りタイヤ1のタイヤ赤道CLに対する一方側の断面を示している。トレッド部2には、タイヤ周方向に延びる周方向溝11と、第1陸部21と、第2陸部22とが設けられている。
周方向溝11は、タイヤ赤道CLに対してタイヤ軸方向にずれた位置に設けられている。周方向溝11の幅は、例えば、トレッド接地幅TW(図1参照)の5~15%が望ましい。
トレッド接地幅TWは、正規状態でのトレッド接地端TEのタイヤ軸方向の距離である。トレッド接地端TEは、正規状態の空気入りタイヤ1に、正規荷重を負荷してキャンバー角0°で平面に接地させたときの最もタイヤ軸方向外側の接地位置である。
周方向溝11の幅がトレッド接地幅TWの5%以上であることにより、ウェット路面における排水性能が向上する。周方向溝11の幅がトレッド接地幅TWの15%以下であることにより、トレッド部2の剛性が高められ、空気入りタイヤ1の操縦安定性能が向上する。
第1陸部21は、周方向溝11に対してタイヤ赤道CL側に位置している。本実施形態の第1陸部21は、周方向溝11とタイヤ赤道CL上をタイヤ周方向に延びる周方向溝12との間に形成されている。
第1陸部21には、タイヤ軸方向に延びる第1横溝15が形成されている。第1横溝15が発生するエッジ効果によって、空気入りタイヤ1の制動性能及び駆動性能が向上する。
第1横溝15は、タイヤ軸方向の内端15iと外端15oを有している。本実施形態の第1横溝15は、周方向溝11と周方向溝12とを繋ぐ形態である。このため、第1横溝15は、内端15iで周方向溝12に連通し、外端15oで周方向溝11に連通する。なお、第1横溝15の内端15i及び外端15oは、第1陸部21内に位置していてもよい。
第2陸部22は、周方向溝11に対してトレッド接地端TE側に位置している。第2陸部22には、タイヤ軸方向に延びる第2横溝16が形成されている。第2横溝16が発生するエッジ効果によって、空気入りタイヤ1の制動性能及び駆動性能が向上する。
第2横溝16は、タイヤ軸方向の内端16iと外端16oを有している。本実施形態の第2横溝16は、第2陸部22内で終端している。このため、第2横溝16の内端16iは、第2陸部22内に位置している。
カーカスプライ6Aの巻上げ部6Abの先端6Eは、タイヤ軸方向で、第2横溝16のタイヤ軸方向の外端16oと、第1横溝15のタイヤ軸方向の内端15iとの間に位置している。すなわち、タイヤ半径方向から視て、巻上げ部6Abの先端6Eは、第2横溝16の外端16oと、第1横溝15の内端15iとの間に位置している。これにより、第2横溝16の外端16oから巻上げ部6Abの先端6Eまでの領域でトレッド部2の剛性がカーカスプライ6Aによって高められる。従って、溝形状のみに依存することなく、空気入りタイヤ1の操縦安定性能を容易に高めることができる。また、空気入りタイヤ1の耐摩耗性能が向上する。
ベルト層7のタイヤ軸方向の外端7Eは、第2横溝16の外端16oよりもタイヤ軸方向の内側に位置している、のが望ましい。トレッド部2のショルダー部での接地圧が容易に高められ、旋回時の操縦安定性能が向上する。また、空気入りタイヤ1の耐摩耗性能が向上する。一方、上記ベルト層7であっても、クラウン部での剛性は十分に確保されるので、直進時(操舵初期段階)における操縦安定性能は高く維持される。そして、クラウン部からショルダー部に亘って接地圧の分布が均一化されるので、耐偏摩耗性能が向上する。
カーカスプライ6Aの巻上げ部6Abの先端6Eは、ベルト層7の外端7Eよりもタイヤ軸方向の内側に位置している、のが望ましい。これにより、ショルダー部におけるベルト層7の剛性低下がカーカス6の剛性向上によって補われ、より一層操縦安定性能が向上する。また、空気入りタイヤ1の耐摩耗性能が向上する。
第2横溝16の外端16oから巻上げ部6Abの先端6Eまでのタイヤ軸方向長さL1と、ベルト層7の外端7Eから巻上げ部6Abの先端6Eまでのタイヤ軸方向長さL2との差L1-L2は、5~30mmが望ましい。
上記差L1-L2が5mm以上であることにより、トレッド部2のショルダー部での接地圧が容易に高められ、旋回時の操縦安定性能が向上する。また、空気入りタイヤ1の耐摩耗性能が向上する。一方、上記差L1-L2が30mm以下であることにより、ショルダー部におけるベルト層7の剛性低下がカーカス6の剛性向上によって補われ、より一層操縦安定性能が向上する。また、空気入りタイヤ1の耐摩耗性能が向上する。
第2横溝16の外端16oから巻上げ部6Abの先端6Eまでのタイヤ軸方向長さL1に対するベルト層7の外端7Eから巻上げ部6Abの先端6Eまでのタイヤ軸方向長さL2の比L2/L1は、50~90%が望ましい。
上記比L2/L1が50%以上であることにより、ショルダー部におけるベルト層7の剛性低下がカーカス6の剛性向上によって補われ、より一層操縦安定性能が向上する。また、空気入りタイヤ1の耐摩耗性能が向上する。一方、上記比L2/L1が90%以下であることにより、トレッド部2のショルダー部での接地圧が容易に高められ、旋回時の操縦安定性能が向上する。また、空気入りタイヤ1の耐摩耗性能が向上する。
ベルト層7の外端7Eから巻上げ部6Abの先端6Eまでのタイヤ軸方向長さL2は、10~30mmが望ましい。
上記長さL2が10mm以上であることにより、ショルダー部におけるベルト層7の剛性低下がカーカス6の剛性向上によって補われ、より一層操縦安定性能が向上する。一方、上記長さL2が30mm以下であることにより、ベルト層7の剛性とカーカス6の剛性とがバランスし、良好な操縦安定性能が得られる。
第1横溝15の深さD1は、第2横溝16の深さD2よりも小さい、のが望ましい。これにより、第1陸部21のタイヤ周方向の剛性が容易に高められ、操縦安定性能が向上する。また、第1陸部21のゴムボリュームが大きくなり、耐摩耗性能が向上する。
上記深さD1と上記深さD2との差D2-D1は、0.5~3.0mmが望ましい。
上記差D2-D1が0.5mm以上であることにより、第1陸部21のタイヤ周方向の剛性が容易に高められ、操縦安定性能が向上する。また、空気入りタイヤ1の耐摩耗性能が向上する。一方、上記差D2-D1が3.0mm以下であることにより、摩耗末期における第1横溝15のエッジ効果が容易に確保し易くなる。
上記深さD2に対する上記深さD1の比D1/D2は、50~75%が望ましい。
上記比D1/D2が50%以上であることにより、摩耗末期における第1横溝15のエッジ効果が容易に確保し易くなる。一方、上記比D1/D2が75%以下であることにより、第1陸部21のタイヤ周方向の剛性が容易に高められ、操縦安定性能が向上する。また、空気入りタイヤ1の耐摩耗性能が向上する。
空気入りタイヤ1においては、操縦安定性能及び耐摩耗性能をより一層高めるために、上記比L2/L1が50~90%であり、かつ、上記比D1/D2が50~75%である構成が特に望ましい。
図3は、第1陸部21及び第2陸部22を示している。第1横溝15と第2横溝16とは、タイヤ周方向に交互に配列されている、のが望ましい。これにより、第1陸部21及び第2陸部22において、バランスよくエッジ効果が得られ、操縦安定性能が向上する。
第1横溝15の内端15iの幅W1は、第1横溝15の外端15oの幅W2より小さい、のが望ましい。これにより、第1陸部21のタイヤ軸方向の内側領域の剛性が容易に高められ、操縦安定性能が向上する。
上記幅W2と上記幅W1との差W2-W1は、5~60mmが望ましい。
上記差W2-W1が5mm以上であることにより、第1陸部21のタイヤ軸方向の内側領域の剛性が容易に高められ、直進時の操縦安定性能が向上する。また、空気入りタイヤ1の耐摩耗性能が向上する。一方、上記差W2-W1が60mm以下であることにより、第1陸部21のタイヤ軸方向の外側領域の剛性が容易に高められ、旋回時の操縦安定性能が向上する。また、空気入りタイヤ1の耐摩耗性能が向上する。
上記幅W2に対する上記幅W1の比W1/W2は、50~75%が望ましい。
上記比W1/W2が50%以上であることにより、第1陸部21のタイヤ軸方向の外側領域の剛性が容易に高められ、旋回時の操縦安定性能が向上する。一方、上記比W1/W2が75%以下であることにより、第1陸部21のタイヤ軸方向の内側領域の剛性が容易に高められ、直進時の操縦安定性能が向上する。
空気入りタイヤ1においては、操縦安定性能をより一層高めるために、上記比L2/L1が50~90%であり、かつ、上記比W1/W2が50~75%である構成が特に望ましい。
図4は、空気入りタイヤ1における第1横溝15及び第2横溝16の変形例を示している。
図4において、第1横溝15は、周方向溝11を超えてタイヤ軸方向の外側に延び、第2陸部22で終端する。すなわち、第1横溝15の外端15oは、第2陸部22内に位置する。このような第1横溝15によって、第1横溝15が発生するエッジ効果が増大し、空気入りタイヤ1の制動性能及び駆動性能が向上する。
また、第2横溝16は、周方向溝11を超えてタイヤ軸方向の内側に延び、第1陸部21で終端する。すなわち、第2横溝16の内端16iは、第1陸部21内に位置する。このような第2横溝16によって、第2横溝16が発生するエッジ効果が増大し、空気入りタイヤ1の制動性能及び駆動性能ひいては操縦安定性能が向上する。
第1横溝15のタイヤ軸方向の長さL3に対する第2横溝16のタイヤ軸方向の長さL4の比L4/L3は、90~110%が望ましい。これにより、第1横溝15の長さL3と第2横溝16の長さL4とが略等しくなり、第1横溝15及び第2横溝16によって、良好なバランスのエッジ効果が得られる。
第1横溝15の内端15iと第2横溝16の内端16iとのタイヤ軸方向の距離L5は、10~20mmが望ましい。上記距離L5が10mm以上であることにより、第1横溝15及び第2横溝16によるエッジ効果が、第1陸部21及び第2陸部22におけるタイヤ軸方向の広い領域で得られる。
図5は、カーカス6の構成を示している。本カーカス6は、図3及び4に示される空気入りタイヤ1のいずれにも適用される。
カーカスプライ6Bの本体部6Baは、タイヤ半径方向に延びるカーカスコード6Caを含んでいる。一方、カーカスプライ6Aの巻上げ部6Abは、タイヤ半径方向に延びるカーカスコード6Cbを含んでいる。
第2横溝16の外端16oよりもタイヤ軸方向の内側領域で、本体部6Baのカーカスコード6Caと巻上げ部6Abのカーカスコード6Cbとは、カーカスプライの厚さ方向から視て、互いに交差するように積層されている、のが望ましい。このような形態では、互いに交差するカーカスコード6Ca及びカーカスコード6Cbによって、いわゆるパンタグラフ効果が得られ、積層された領域でのカーカス6の剛性が高められる。
上記カーカスコード6Ca及びカーカスコード6Cbによるパンタグラフ効果を十分に発生させるために、望ましいカーカスコード6Caとカーカスコード6Cbとのカーカスプライの厚さ方向から視た交差角度は、5~20゜である。
以上、本発明の空気入りタイヤ1が詳細に説明されたが、本発明は上記の具体的な実施形態に限定されることなく種々の態様に変更して実施される。
図2の基本構造を有するサイズ:195/65R15の空気入りタイヤが、表1の仕様に基づき試作され、操縦安定性能、耐摩耗性能及びタイヤ重量が評価された。各試供タイヤの仕様のうち、表1に記載されていないものは共通である。テスト方法は、以下の通りである。
<操縦安定性能>
各供試タイヤが、テスト用車両の全輪に装着され、テストコースを走行したときの操縦安定性能がテストドライバーの官能によって評価された。結果は、比較例1を100とする指数であり、数値が大きい程、操縦安定性能に優れていることを示す。
<耐摩耗性能>
上記テスト用車両で所定の距離を走行後のトレッド部の摩耗量が測定され、指数化された。結果は、比較例1を100とする指数であり、数値が大きい程、耐摩耗性能に優れていることを示す。
<総合性能>
各供試タイヤにおいて、例えば、操縦安定性能の評点と耐摩耗性能の指数とを足し合わせることにより、操縦安定性能と耐摩耗性能との総合性能が評価される(以下、表2以降についても同様である)。
<タイヤ重量>
各供試タイヤの重量が測定され、指数化された。結果は、比較例1を100とする指数であり、数値が小さい程、軽量であることを示す。
Figure 0007024827000001
表1から明らかなように、実施例の空気入りタイヤは、比較例に比べて操縦安定性能が有意に向上していることが確認できた。
図2の基本構造を有するサイズ:195/65R15の空気入りタイヤが、表2の仕様に基づき試作され、操縦安定性能及び耐摩耗性能が評価された。各試供タイヤの仕様のうち、表2に記載されていないものは共通である。テスト方法は、以下の通りである。
<操縦安定性能>
上記と同様に、各供試タイヤの操縦安定性能試験が実施された。結果は、実施例2を100とする指数であり、数値が大きい程、操縦安定性能に優れていることを示す。
<耐摩耗性能>
上記と同様に、各供試タイヤの摩耗試験が実施された。結果は、実施例2を100とする指数であり、数値が大きい程、耐摩耗性能に優れていることを示す。
Figure 0007024827000002
図2の基本構造を有するサイズ:195/65R15の空気入りタイヤが、表3の仕様に基づき試作され、操縦安定性能及び耐摩耗性能が評価された。各試供タイヤの仕様のうち、表3に記載されていないものは共通である。テスト方法は、以下の通りである。
<操縦安定性能>
上記と同様に、各供試タイヤの操縦安定性能試験が実施された。結果は、実施例11を100とする指数であり、数値が大きい程、操縦安定性能に優れていることを示す。
<耐摩耗性能>
上記と同様に、各供試タイヤの摩耗試験が実施された。結果は、実施例11を100とする指数であり、数値が大きい程、耐摩耗性能に優れていることを示す。
Figure 0007024827000003
図2の基本構造を有するサイズ:195/65R15の空気入りタイヤが、表4の仕様に基づき試作され、操縦安定性能及び耐摩耗性能が評価された。各試供タイヤの仕様のうち、表4に記載されていないものは共通である。テスト方法は、以下の通りである。
<操縦安定性能>
上記と同様に、各供試タイヤの操縦安定性能試験が実施された。結果は、実施例12を100とする指数であり、数値が大きい程、操縦安定性能に優れていることを示す。
<耐摩耗性能>
上記と同様に、各供試タイヤの摩耗試験が実施された。結果は、実施例12を100とする指数であり、数値が大きい程、耐摩耗性能に優れていることを示す。
Figure 0007024827000004
図2の基本構造を有するサイズ:195/65R15の空気入りタイヤが、表5の仕様に基づき試作され、操縦安定性能及び耐摩耗性能が評価された。各試供タイヤの仕様のうち、表5に記載されていないものは共通である。テスト方法は、以下の通りである。
<操縦安定性能>
上記と同様に、各供試タイヤの操縦安定性能試験が実施された。結果は、実施例16を100とする指数であり、数値が大きい程、操縦安定性能に優れていることを示す。
<耐摩耗性能>
上記と同様に、各供試タイヤの摩耗試験が実施された。結果は、実施例16を100とする指数であり、数値が大きい程、耐摩耗性能に優れていることを示す。
Figure 0007024827000005
図2の基本構造を有するサイズ:195/65R15の空気入りタイヤが、表6の仕様に基づき試作され、操縦安定性能及び耐摩耗性能が評価された。各試供タイヤの仕様のうち、表6に記載されていないものは共通である。テスト方法は、以下の通りである。
<操縦安定性能>
上記と同様に、各供試タイヤの操縦安定性能試験が実施された。結果は、実施例20を100とする指数であり、数値が大きい程、操縦安定性能に優れていることを示す。
<耐摩耗性能>
上記と同様に、各供試タイヤの摩耗試験が実施された。結果は、実施例20を100とする指数であり、数値が大きい程、耐摩耗性能に優れていることを示す。
Figure 0007024827000006
図2の基本構造を有するサイズ:195/65R15の空気入りタイヤが、表7の仕様に基づき試作され、操縦安定性能及び耐摩耗性能が評価された。各試供タイヤの仕様のうち、表7に記載されていないものは共通である。テスト方法は、以下の通りである。
<操縦安定性能>
上記と同様に、各供試タイヤの操縦安定性能試験が実施された。結果は、実施例24を100とする指数であり、数値が大きい程、操縦安定性能に優れていることを示す。
<耐摩耗性能>
上記と同様に、各供試タイヤの摩耗試験が実施された。結果は、実施例24を100とする指数であり、数値が大きい程、耐摩耗性能に優れていることを示す。
Figure 0007024827000007
図2の基本構造を有するサイズ:195/65R15の空気入りタイヤが、表8の仕様に基づき試作され、操縦安定性能及び耐摩耗性能が評価された。各試供タイヤの仕様のうち、表8に記載されていないものは共通である。テスト方法は、以下の通りである。
<操縦安定性能>
上記と同様に、各供試タイヤの操縦安定性能試験が実施された。結果は、実施例28を100とする指数であり、数値が大きい程、操縦安定性能に優れていることを示す。
<耐摩耗性能>
上記と同様に、各供試タイヤの摩耗試験が実施された。結果は、実施例28を100とする指数であり、数値が大きい程、耐摩耗性能に優れていることを示す。
Figure 0007024827000008
図2の基本構造を有するサイズ:195/65R15の空気入りタイヤが、表9の仕様に基づき試作され、操縦安定性能及び耐摩耗性能が評価された。各試供タイヤの仕様のうち、表9に記載されていないものは共通である。テスト方法は、以下の通りである。
<操縦安定性能>
上記と同様に、各供試タイヤの操縦安定性能試験が実施された。結果は、実施例32を100とする指数であり、数値が大きい程、操縦安定性能に優れていることを示す。
<耐摩耗性能>
上記と同様に、各供試タイヤの摩耗試験が実施された。結果は、実施例32を100とする指数であり、数値が大きい程、耐摩耗性能に優れていることを示す。
Figure 0007024827000009
図2の基本構造を有するサイズ:195/65R15の空気入りタイヤが、表10の仕様に基づき試作され、操縦安定性能及び耐摩耗性能が評価された。各試供タイヤの仕様のうち、表10に記載されていないものは共通である。テスト方法は、以下の通りである。
<操縦安定性能>
上記と同様に、各供試タイヤの操縦安定性能試験が実施された。結果は、実施例36を100とする指数であり、数値が大きい程、操縦安定性能に優れていることを示す。
<耐摩耗性能>
上記と同様に、各供試タイヤの摩耗試験が実施された。結果は、実施例36を100とする指数であり、数値が大きい程、耐摩耗性能に優れていることを示す。
Figure 0007024827000010
図2の基本構造を有するサイズ:195/65R15の空気入りタイヤが、表11の仕様に基づき試作され、操縦安定性能及び耐摩耗性能が評価された。各試供タイヤの仕様のうち、表11に記載されていないものは共通である。テスト方法は、以下の通りである。
<操縦安定性能>
上記と同様に、各供試タイヤの操縦安定性能試験が実施された。結果は、実施例40を100とする指数であり、数値が大きい程、操縦安定性能に優れていることを示す。
<耐摩耗性能>
上記と同様に、各供試タイヤの摩耗試験が実施された。結果は、実施例40を100とする指数であり、数値が大きい程、耐摩耗性能に優れていることを示す。
Figure 0007024827000011
1 空気入りタイヤ
2 トレッド部
3 サイドウォール部
4 ビード部
5 ビードコア
6 カーカス
6A カーカスプライ
6Aa 本体部
6Ab 巻上げ部
6B カーカスプライ
6Ba 本体部
6Bb 巻上げ部
6Ca カーカスコード
6Cb カーカスコード
6E 先端
7 ベルト層
7E 外端
11 周方向溝
12 周方向溝
15 第1横溝
15i 内端
15o 外端
16 第2横溝
16i 内端
16o 外端
21 第1陸部
22 第2陸部
CL タイヤ赤道
D1 深さ
D2 深さ
TE トレッド接地端

Claims (16)

  1. トレッド部と、
    一対のサイドウォール部と、
    それぞれにビードコアが埋設された一対のビード部と、
    前記ビードコアに跨るように前記一対のビード部間を延びるカーカスと、
    前記カーカスのタイヤ半径方向の外側に配されたベルト層とを含む空気入りタイヤであって、
    前記トレッド部には、タイヤ赤道に対してタイヤ軸方向にずれた位置に設けられたタイヤ周方向に延びる周方向溝と、前記周方向溝に対してタイヤ赤道側に位置する第1陸部と、前記周方向溝に対してトレッド接地端側に位置する第2陸部とが設けられ、
    前記第1陸部には、タイヤ軸方向に延びる第1横溝が形成され、
    前記第2陸部には、タイヤ軸方向に延びる第2横溝が形成され、
    前記カーカスは、前記トレッド部から前記サイドウォール部を経て前記ビードコアに至る本体部と、前記本体部に連なりかつ前記ビードコアの廻りをタイヤ軸方向内側から外側に巻上げられてタイヤ半径方向の外側に延びる巻上げ部とを有するカーカスプライを含み、
    前記巻上げ部の先端は、タイヤ軸方向で、前記第2横溝のタイヤ軸方向の外端と、前記第1横溝のタイヤ軸方向の内端との間に位置し
    前記ベルト層のタイヤ軸方向の外端は、前記第2横溝の前記外端よりもタイヤ軸方向の内側に位置し、
    前記巻上げ部の前記先端は、前記ベルト層の前記外端よりもタイヤ軸方向の内側に位置し、
    前記第2横溝の前記外端から前記巻上げ部の前記先端までのタイヤ軸方向長さL1と、前記ベルト層の前記外端から前記巻上げ部の前記先端までのタイヤ軸方向長さL2との差L1-L2は、5~30mmである、
    空気入りタイヤ。
  2. トレッド部と、
    一対のサイドウォール部と、
    それぞれにビードコアが埋設された一対のビード部と、
    前記ビードコアに跨るように前記一対のビード部間を延びるカーカスと、
    前記カーカスのタイヤ半径方向の外側に配されたベルト層とを含む空気入りタイヤであって、
    前記トレッド部には、タイヤ赤道に対してタイヤ軸方向にずれた位置に設けられたタイヤ周方向に延びる周方向溝と、前記周方向溝に対してタイヤ赤道側に位置する第1陸部と、前記周方向溝に対してトレッド接地端側に位置する第2陸部とが設けられ、
    前記第1陸部には、タイヤ軸方向に延びる第1横溝が形成され、
    前記第2陸部には、タイヤ軸方向に延びる第2横溝が形成され、
    前記カーカスは、前記トレッド部から前記サイドウォール部を経て前記ビードコアに至る本体部と、前記本体部に連なりかつ前記ビードコアの廻りをタイヤ軸方向内側から外側に巻上げられてタイヤ半径方向の外側に延びる巻上げ部とを有するカーカスプライを含み、
    前記巻上げ部の先端は、タイヤ軸方向で、前記第2横溝のタイヤ軸方向の外端と、前記第1横溝のタイヤ軸方向の内端との間に位置し、
    前記第1横溝の深さD1は、前記第2横溝の深さD2よりも小さい、空気入りタイヤ。
  3. トレッド部と、
    一対のサイドウォール部と、
    それぞれにビードコアが埋設された一対のビード部と、
    前記ビードコアに跨るように前記一対のビード部間を延びるカーカスと、
    前記カーカスのタイヤ半径方向の外側に配されたベルト層とを含む空気入りタイヤであって、
    前記トレッド部には、タイヤ赤道に対してタイヤ軸方向にずれた位置に設けられたタイヤ周方向に延びる周方向溝と、前記周方向溝に対してタイヤ赤道側に位置する第1陸部と、前記周方向溝に対してトレッド接地端側に位置する第2陸部とが設けられ、
    前記第1陸部には、タイヤ軸方向に延びる第1横溝が形成され、
    前記第2陸部には、タイヤ軸方向に延びる第2横溝が形成され、
    前記カーカスは、前記トレッド部から前記サイドウォール部を経て前記ビードコアに至る本体部と、前記本体部に連なりかつ前記ビードコアの廻りをタイヤ軸方向内側から外側に巻上げられてタイヤ半径方向の外側に延びる巻上げ部とを有するカーカスプライを含み、
    前記巻上げ部の先端は、タイヤ軸方向で、前記第2横溝のタイヤ軸方向の外端と、前記第1横溝のタイヤ軸方向の内端との間に位置し、
    前記第1横溝は、前記周方向溝を超えて延び、前記第2陸部で終端し、前記第2横溝は、前記周方向溝を超えて延び、前記第1陸部で終端する、空気入りタイヤ。
  4. 前記ベルト層のタイヤ軸方向の外端は、前記第2横溝の前記外端よりもタイヤ軸方向の内側に位置している、請求項2または3に記載の空気入りタイ。
  5. 前記巻上げ部の前記先端は、前記ベルト層の前記外端よりもタイヤ軸方向の内側に位置している、請求項4に記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記第2横溝の前記外端から前記巻上げ部の前記先端までのタイヤ軸方向長さL1と、前記ベルト層の前記外端から前記巻上げ部の前記先端までのタイヤ軸方向長さL2との差L1-L2は、5~30mmである、請求項5に記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記第1横溝の深さD1は、前記第2横溝の深さD2よりも小さい、請求項3に記載の空気入りタイヤ。
  8. 前記第2横溝の前記外端から前記巻上げ部の前記先端までのタイヤ軸方向長さL1に対する前記ベルト層の前記外端から前記巻上げ部の前記先端までのタイヤ軸方向長さL2の比L2/L1は、50~90%である、請求項1ないし7のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  9. 前記深さD1と前記深さD2との差D2-D1は、0.5~3.0mmである、請求項2に記載の空気入りタイヤ。
  10. 前記深さD2に対する前記深さD1の比D1/D2は、50~75%である、請求項2に記載の空気入りタイヤ。
  11. 前記第1横溝の前記内端の幅W1は、前記第1横溝のタイヤ軸方向の外端の幅W2より小さい、請求項1ないし10のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  12. 前記幅W2と前記幅W1との差W2-W1は、5~60mmである、請求項11に記載の空気入りタイヤ。
  13. 前記幅W2に対する前記幅W1の比W1/W2は、50~75%である、請求項11に記載の空気入りタイヤ。
  14. 前記カーカスプライは、タイヤ半径方向に延びるカーカスコードを含み、
    前記第2横溝の前記外端よりもタイヤ軸方向の内側領域で、前記本体部の前記カーカスコードと前記巻上げ部の前記カーカスコードとは、互いに交差するように積層されている、請求項1ないし3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  15. 前記第1横溝のタイヤ軸方向の長さL3に対する前記第2横溝のタイヤ軸方向の長さL4の比L4/L3は、90~110%である、請求項3に記載の空気入りタイヤ。
  16. 前記第1横溝と前記第2横溝とは、タイヤ周方向に交互に配列されている、請求項3又は15に記載の空気入りタイヤ。
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