JP6458120B2 - 二輪自動車用空気入りタイヤ - Google Patents
二輪自動車用空気入りタイヤ Download PDFInfo
- Publication number
- JP6458120B2 JP6458120B2 JP2017221603A JP2017221603A JP6458120B2 JP 6458120 B2 JP6458120 B2 JP 6458120B2 JP 2017221603 A JP2017221603 A JP 2017221603A JP 2017221603 A JP2017221603 A JP 2017221603A JP 6458120 B2 JP6458120 B2 JP 6458120B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- band
- tire
- cord
- main portion
- tread
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Tires In General (AREA)
Description
このバンドは、ジョイントレスの帯体からなっている。この帯体は、バンドコードとトッピングゴムとからなっている。この帯体は、周方向に対して傾斜して巻かれている複数の第一主部と、周方向に対して第一主部と逆向きに傾斜して巻かれる複数の第二主部とを備えている。このバンドは、この複数の第一主部と複数の第二主部とが交差して網状に形成されている。
図1及び図3に示された構造のタイヤを得た。このフロント用タイヤサイズは、120/70ZR17であった。リア用タイヤサイズは、180/55ZR17であった。これらのタイヤの、バンドコードの傾斜角度θ1の絶対値とθ2の絶対値とは、いずれも5°であった。このタイヤのエンズをE1(本/5cm)とし、このタイヤの帯体が実質的に周方向に巻かれて、軸方向に隙間無くかつ半径方向に重なり合うことなく巻かれたときのエンズをE(本/5cm)とする。このときの比E1/Eは、0.5であった。
実施例1の帯体が実質的に周方向に実質的に周方向に巻かれたタイヤが準備された。その他の構成は、実施例1と同様であった。このタイヤは市販タイヤである。
比E1/Eを下記の表1に示される通りとした他は実施例1と同様にして、タイヤを得た。
バンドコードの傾斜角度θ1の絶対値とθ2の絶対値とを下記表2に示された通りとした他は実施例1と同様にして、タイヤを得た。
比E1/Eと傾斜角度θ1の絶対値とθ2の絶対値とを、下記の表2に示される通りとした他は実施例1と同様にして、タイヤを得た。
下記の条件にて、フロント用のタイヤの縦バネ定数を測定した。
使用リム:正規リム
内圧:250kPa
荷重:1.5kN
比較例1のタイヤのバネ定数を100としたときの指数が、下記の表1及び表2に示されている。この指数は、大きいほど縦バネ定数は大きい。
フラットベルト式タイヤ6分力測定装置を用い、フロント用タイヤで、下記の測定条件でコーナリングパワー値CPを測定した。
使用リム:正規リム
内圧:250kPa
荷重:1.5kN
速度:30km/h
キャンバー角:0°
スリップ角:1°
比較例1のタイヤのコーナリングパワー値CPを100としたときの指数が、下記の表1及び表2に示されている。この指数は、大きいほどコーナリングパワー値CPは大きい。
タイヤを正規リムに組み込み、このタイヤに正規内圧(フロント用タイヤ250kPa、リア用タイヤ290kPa)となるように空気を充填した。このタイヤを、排気量が1000cm3(cc)である自動二輪車に装着した。ドライバーに、この自動二輪車をレーシングサーキットで運転させて、旋回性、直進走行の操縦安定性及び乗り心地を評価させた。この結果が、指数として下記の表1に示されている。この指数は、比較例1を基準値5として、10段階で評価した。この数値が大きいほど好ましい。
フロント用タイヤを正規リムに組み込み、このタイヤに空気を充填して内圧を235kPaとした。このタイヤをドラム式走行試験機に装着し、2.86kNの縦荷重をタイヤに負荷した。このタイヤを、80km/hの速度で、半径が1.7mであるドラムの上を走行させた。タイヤが破壊するまでの走行距離を、測定した。この結果が、指数として、下記の表1及び2に示されている。この指数は、比較例1を基準値5として、10段階で評価した。数値が大きいほど、好ましい。
タイヤを正規リムに組み込み、正規内圧の空気を充填した条件の下で、JIS−D4230に準じたプランジャー破壊試験を行った。そのときの破壊エネルギーを、比較例1を基準レベルとして評価した。比較例1と同等以上の耐破壊性を「良好」とし、比較例1より劣る耐破壊性を「不良」とした。その結果が表1及び表2に示されている。
バンドを形成するストリップの長さが評価された。この長さは、ストリップの巻きつけ時間と相関関係がある。比較例1のストリップの長さを100としたときの指数が、下記の表1及び表2に示されている。この指数は、小さいほどストリップの長さは短く、巻きつけ時間が短い。
4・・・トレッド
6・・・サイドウォール
8・・・ビード
10・・・カーカス
12・・・バンド
14・・・インナーライナー
16・・・チェーファー
18・・・トレッド面
20・・・ベース層
22・・・キャップ層
24・・・コア
26・・・エイペックス
28・・・第一プライ
30・・・第二プライ
32・・・ストリップ
34・・・コード
36・・・トッピングゴム
38・・・ゴム部材
40・・・帯体
42・・・第一主部
44・・・第二主部
46・・・端部
48・・・交差部
Claims (7)
- その外面がトレッド面をなすトレッドと、それぞれがトレッドの端から半径方向略内向きに延びる一対のサイドウォールと、それぞれがサイドウォールの半径方向内側に位置する一対のビードと、トレッド及びサイドウォールの内側に沿って一方のビードと他方のビードとの間に架け渡されたカーカスと、トレッドの半径方向内側においてカーカスと積層されるバンドとを備えており、
このバンドがジョイントレスの帯体からなっており、
この帯体がバンドコードとトッピングゴムとからなっており、
この帯体が周方向に対して傾斜して巻かれている複数の第一主部と、周方向に対して第一主部と逆向きに傾斜して巻かれる複数の第二主部と、バンドの軸方向端で第一主部と第二主部との間に位置して周方向に延びる複数の端部とを備えており、
このバンドがこの複数の第一主部と複数の第二主部とが交差して網状に形成されている二輪自動車用タイヤ。 - 上記端部の周方向長さが10mm以上である請求項1に記載のタイヤ。
- 上記第一主部のバンドコードの傾斜角度θ1と第二主部のバンドコードの傾斜角度θ2との絶対値が1°以上10°以下である請求項1又は2に記載のタイヤ。
- 上記第一主部のバンドコードの傾斜角度θ1の絶対値と第二主部のバンドコードの傾斜角度θ2の絶対値とが同じ大きさにされている請求項1から3のいずれかに記載のタイヤ。
- 上記バンドコードがスチールコードからなる請求項1から4のいずれかに記載のタイヤ。
- 上記バンドの巾5cm当たりのバンドコード打ち込み本数であるエンズがE1(本/5cm)とされ、上記帯体が実質的に周方向に巻かれて軸方向に隙間なくかつ半径方向に重なり合うこと無く巻かれたときのエンズがE(本/5cm)とされたときに、
このバンドのエンズE1がエンズEの0.4倍以上0.8倍以下にされている請求項1から5のいずれかに記載のタイヤ。 - 上記複数の第一主部と上記複数の第二主部とが交差して網状に菱形の網目を形成しており、
上記菱形の網目が長い対角線を周方向にして、短い対角線を軸方向にして形成されている請求項1から6のいずれかに記載のタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017221603A JP6458120B2 (ja) | 2017-11-17 | 2017-11-17 | 二輪自動車用空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017221603A JP6458120B2 (ja) | 2017-11-17 | 2017-11-17 | 二輪自動車用空気入りタイヤ |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014052953A Division JP6249525B2 (ja) | 2014-03-17 | 2014-03-17 | 二輪自動用空気入りタイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018043748A JP2018043748A (ja) | 2018-03-22 |
JP6458120B2 true JP6458120B2 (ja) | 2019-01-23 |
Family
ID=61694303
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017221603A Active JP6458120B2 (ja) | 2017-11-17 | 2017-11-17 | 二輪自動車用空気入りタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6458120B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7006437B2 (ja) * | 2018-03-26 | 2022-01-24 | 住友ゴム工業株式会社 | タイヤ |
JP7302391B2 (ja) | 2019-09-03 | 2023-07-04 | 住友ゴム工業株式会社 | 自動二輪車用タイヤ |
WO2023084827A1 (ja) * | 2021-11-10 | 2023-05-19 | 株式会社ブリヂストン | 空気入りタイヤ |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3224857B2 (ja) * | 1992-05-19 | 2001-11-05 | 住友ゴム工業株式会社 | 自動二輪車用ラジアルタイヤ |
JP3342912B2 (ja) * | 1993-04-09 | 2002-11-11 | 株式会社ブリヂストン | 航空機用ラジアルタイヤ |
JP3608591B2 (ja) * | 1995-05-15 | 2005-01-12 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りラジアルタイヤ |
JP2000280709A (ja) * | 1999-03-30 | 2000-10-10 | Ohtsu Tire & Rubber Co Ltd :The | 空気入りラジアルタイヤ |
JP4671529B2 (ja) * | 2001-04-26 | 2011-04-20 | 株式会社ブリヂストン | 空気入りラジアルタイヤ |
US20040163748A1 (en) * | 2003-02-24 | 2004-08-26 | Kiyoshi Ueyoko | Tire having a composite belt structure |
JP2009143332A (ja) * | 2007-12-13 | 2009-07-02 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 二輪自動車用タイヤ |
JP2012179850A (ja) * | 2011-03-02 | 2012-09-20 | Bridgestone Corp | ベルト層素材の形成方法及び、空気入りタイヤの製造方法 |
-
2017
- 2017-11-17 JP JP2017221603A patent/JP6458120B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018043748A (ja) | 2018-03-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6249525B2 (ja) | 二輪自動用空気入りタイヤ | |
JP5756486B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6911577B2 (ja) | 二輪自動車用タイヤ | |
JP7298622B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6445870B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP5075688B2 (ja) | 自動二輪車用タイヤ | |
JP4956049B2 (ja) | 自動二輪車用空気入りタイヤ | |
JP2009057022A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6458120B2 (ja) | 二輪自動車用空気入りタイヤ | |
JP5399535B2 (ja) | 二輪自動車用タイヤ | |
EP2261060A2 (en) | Motorcycle tire | |
JP6261329B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP4723310B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP4583891B2 (ja) | 自動二輪車用タイヤ | |
JP6805884B2 (ja) | 二輪自動用空気入りタイヤ | |
JP4912668B2 (ja) | 自動二輪車用空気入りタイヤ | |
JP2009227229A (ja) | 空気入りラジアルタイヤ | |
JP5089259B2 (ja) | 自動二輪車用空気入りタイヤ | |
JP2008302871A (ja) | 自動二輪車用空気入りタイヤ | |
JP5350749B2 (ja) | 二輪自動車用タイヤ対 | |
JP4758248B2 (ja) | 自動二輪車用タイヤ | |
JP5449262B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP4675710B2 (ja) | 自動二輪車用タイヤ | |
JP6729107B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2012056555A (ja) | 自動二輪車用タイヤ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20181109 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20181127 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181221 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6458120 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |