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JP7021033B2 - 変調器及び信号伝送システム - Google Patents

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JP7021033B2
JP7021033B2 JP2018168233A JP2018168233A JP7021033B2 JP 7021033 B2 JP7021033 B2 JP 7021033B2 JP 2018168233 A JP2018168233 A JP 2018168233A JP 2018168233 A JP2018168233 A JP 2018168233A JP 7021033 B2 JP7021033 B2 JP 7021033B2
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Description

本発明の実施形態は、変調器及び信号伝送システムに関する。
2値の入力データが例えばハイのときに発振器で発振動作を行わせ、ローのときは発振器を停止させることで、変調信号を生成するOOK変調器が知られている。また、この種のOOK変調器で変調した変調信号を絶縁デバイスを介して受信器側に伝送する信号伝送システムが知られている。
OOK変調器では、入力データの入力タイミングは発振器の発振信号とは非同期であるため、入力データが遷移するときの発振信号の位相は一定にはならない。このため、入力データがハイからローに遷移する時点での変調信号の値が変動する。この結果、発振器が停止する際の変調信号の波形が入力データごとに異なってしまう。これにより、入力データが入力されるたびに変調信号の遅延時間が変動し、ジッタが発生する。ジッタは、信号品質を劣化させるため抑制することが望まれる。
ジッタを抑制する一手法として、OOK変調を行う2つの変調経路を設けて、一方の変調経路では、入力データが第1論理のときに発振動作を行わせ、他方の変調経路では、入力データが第2論理のときに発振動作を行わせ、例えば、発振信号が立ち上がるタイミングに同期させて、一方の系統から他方の系統に発振信号を遷移させることで、ジッタを抑制することができる。
しかしながら、2つの変調経路を設けると、回路規模と消費電力が増大してしまう。また、絶縁デバイスを用いた信号伝送システムでは、絶縁デバイスの占める面積が他の回路ブロックに比べて大きいため、絶縁デバイスが複数必要になることは大きなデメリットである。
米国特許第9923643号公報
本発明の一態様では、回路規模と消費電力を増大させることなく、ジッタを抑制可能な変調器及び信号伝送システムを提供するものである。
本実施形態によれば、入力データが第1論理から第2論理に遷移するタイミングに応じて発振を開始し、前記第2論理から前記第1論理に遷移するタイミングに応じて発振を停止する発振器と、
前記入力データが前記第2論理から前記第1論理に遷移するタイミングに応じて、予め定めたパルス幅及びパルス数のパルス信号を出力するパルス発生部と、
前記入力データが前記第2論理のときは前記発振器から出力された発振信号を選択し、前記入力データが前記第1論理のときは前記パルス発生部から出力された前記パルス信号を選択する信号選択部と、を備える、変調器が提供される。
第1の実施形態による変調器を備えた信号伝送システムのブロック図。 第1の実施形態によるOOK変調器の内部構成を示すブロック図。 第1の実施形態によるOOK変調器の動作タイミング図。 第1の実施形態によるOOK変調器の動作タイミング図。 受信器の第1例を示すブロック図。 受信器の第2例を示すブロック図。 図4の受信器内の各部の信号波形図。 (a)と(b)は図6の入力データがハイからローに遷移する時刻の前後の詳細な信号波形図。 受信器の伝搬遅延特性を示す図。 低域通過フィルタの次数及びカットオフ周波数、パルス発生部から出力されるパルス信号のパルス幅を変えた場合の最大伝搬遅延差を示す図。 第2の実施形態によるOOK変調器の概略構成を示すブロック図。 図10のOOK変調器の動作タイミング図。 第3の実施形態によるOOK変調器の概略構成を示すブロック図。 図12に対応するOOK変調器の具体的な回路図。 図13のOOK変調器の動作タイミング図。 第4の実施形態による信号伝送システムの概略構成を示すブロック図。 第6の実施形態によるOOK変調器の回路図。 第16のOOK変調器の動作タイミング図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の実施形態では、変調器及び信号伝送システム内の特徴的な構成および動作を中心に説明するが、変調器及び信号伝送システムには以下の説明で省略した構成および動作が存在しうる。
(第1の実施形態)
図1は第1の実施形態による変調器1を備えた信号伝送システム2のブロック図である。図1の信号伝送システム2は、送信器3と、絶縁デバイス4と、受信器5とを備えている。図1の信号伝送システム2は、送信器3側と受信器5側とで、直流電圧レベルが大きく相違していても、2値の信号伝送を行えるように、絶縁デバイス4によって、送信器3側と受信器5側との電気的な絶縁を図りつつ、信号伝送を行う。
送信器3は、変調器1の一例であるOOK(On Off Keying)変調器1と、ドライバ6とを有する。OOK変調器1は、入力データDATA_INが所定の論理のときのみ出力を行い、所定の論理でなければ出力を停止する。ドライバ6は、OOK変調器1から出力された変調信号を、絶縁デバイス4を駆動可能な駆動能力にまで高めるために設けられている。OOK変調器1から出力された変調信号自体が絶縁デバイス4を駆動可能な駆動能力を持っている場合は、ドライバ6を省略してもよい。
絶縁デバイス4は、送信器3の出力信号と受信器5の入力信号とを互いに電気的に絶縁可能な任意の素子で実現可能である。例えば、所定の絶縁耐圧を有する容量素子、又はトランス(Transformer)を用いて構成可能である。なお、本実施形態では、絶縁デバイス4を介した信号伝送システム2を示しているが、本実施形態による変調器1は、OOK変調を用いる任意の信号伝送システム2に適用可能である。例えば、絶縁デバイス4の代わりに、任意の無線通信回線を用いて信号伝送を行う場合にも適用可能である。より具体的には、絶縁デバイス4の代わりに、通信アンテナと受信アンテナを用いて無線で信号を送受する無線通信部を設けてもよい。
図2は第1の実施形態によるOOK変調器1の内部構成を示すブロック図である。図2のOOK変調器1は、発振器11と、パルス発生部12と、信号選択部13とを備えている。
発振器11は、入力データDATA_INが第1論理から第2論理に遷移するタイミングに応じて発振を開始し、第2論理から第1論理に遷移するタイミングに応じて発振を停止する。発振器11は、発振動作を行うか否かを切り替えるイネーブル端子ENBを有する。イネーブル端子ENBには、入力データDATA_INが入力される。例えば、入力データDATA_INがローとハイのいずれか一方のときに発振器11は発振動作を行い、他方のときに発振動作を停止する。本明細書では、発振器11が、入力データDATA_INがハイのときに発振動作を行い、ローのときに発振動作を停止する例を説明する。
パルス発生部12は、入力データDATA_INが第2論理から第1論理に遷移するタイミングに応じて、予め定めたパルス幅及びパルス数のパルス信号を出力する。パルス発生部12には、入力データDATA_INが入力される。より具体的には、パルス発生部12は、入力データDATA_INがハイからローに遷移した直後に、予め定めたパルス幅及びパルス数のパルス信号を出力する。
信号選択部13は、入力データDATA_INが第2論理のときは発振器11から出力された発振信号を選択し、入力データDATA_INが第1論理のときはパルス発生部12から出力されたパルス信号を選択する。より具体的には、信号選択部13は、入力データDATA_INがハイのときは発振信号を選択し、ローのときはパルス信号を選択する。信号選択部13が選択した信号は、変調信号として、OOK変調器1の出力端子から出力される。
図3Aと図3Bは第1の実施形態によるOOK変調器1の動作タイミング図である。時刻t1で入力データDATA_INがローからハイに遷移すると、発振器11は発振動作を開始する。信号選択部13は、発振器11から出力された発振信号を選択する。その後、時刻t2で入力データDATA_INがハイからローに遷移すると、パルス発生部12はパルス信号の生成を開始する。信号選択部13は、パルス発生部12から出力されたパルス信号を選択する。その後、時刻t3まで、パルス発生部12はパルス信号を出力するため、変調信号には時刻t2~t3の間はパルス信号が含まれる。
図3Aと図3Bでは、入力データDATA_INがハイからローに遷移する時刻t2での発振信号の位相が互いに異なっている。図3Aでは、時刻t2で発振信号がローであるのに対し、図3Bでは、時刻t2で発振信号がハイである。時刻t2で、信号選択部13は、発振信号の選択からパルス信号の選択に切り替えるため、図3Aでは、時刻t2までは発振信号の位相を持ち、時刻t2以降はパルス信号の位相を持つ変調信号が生成される。一方、図3Bでは、時刻t2の直前直後には、発振信号のパルス幅とパルス信号のパルス幅を合わせた広いパルス幅のパルスを含む変調信号が生成される。
図3Aと図3Bのいずれにおいても、時刻t2以降に現れるパルス信号の位相及びパルス幅は、発振器11の位相によらず常に同一である。
受信器5は、絶縁デバイス4を介して受信された変調信号に対して非同期検波を行って復調信号である出力データDATA_OUTを生成する。理想的には出力データDATA_OUTは、変調器1に入力される入力データDATA_INと同じ周波数及びパルス幅を持っていることが望まれる。
本実施形態による受信器5の内部構成として複数通りが考えられる。図4は受信器5の第1例を示すブロック図である。図4の受信器5は、絶対値演算器21と、低域通過フィルタ22と、コンパレータ23とを有する。絶対値演算器21は、絶縁デバイス4を介して受信された変調信号の絶対値演算を行う。低域通過フィルタ22は、絶対値演算器21の出力信号の振幅を検出する。コンパレータ23は、低域通過フィルタ22の出力信号を基準レベルREFと比較して、出力信号が基準レベルREFより高いか低いかによって、2値化した復調信号を出力する。コンパレータ23から出力される復調信号が出力データDATA_OUTに該当する。
図5は受信器5の第2例を示すブロック図である。図5の受信器5は、二乗演算器24と、低域通過フィルタ22と、コンパレータ23とを有する。二乗演算器24は、絶縁デバイス4を介して受信された変調信号の二乗演算を行う。低域通過フィルタ22は、二乗演算器24の出力信号の振幅を検出する。図5のコンパレータ23の処理動作は図4と同じでる。
図4の絶対値演算器21や図5の二乗演算器24の代わりに、対数や平方根等の非線形な演算を行って振幅情報を検出してもよい。
図6は図4の受信器5内の各部の信号波形図である。図6には、送信器3への入力データDATA_IN、送信器3から出力される変調信号TxSig、受信器5の入力信号RxSig、図4の受信器5内の絶対値演算器21の出力信号B1、低域通過フィルタ22の出力信号B2、及び受信器5の出力データDATA_OUTの各波形が示されている。
図6に示すように、送信器3と受信器5は、絶縁デバイス4により電気的に絶縁されているため、送信器3から出力される変調信号TxSigと、受信器5に入力される受信信号RxSigとでは、基準電圧レベルが異なっている。低域通過フィルタ22は、絶対値演算器21の出力信号の振幅を検出した信号B2を出力するが、信号B2にはリップル成分が含まれている。コンパレータ23で基準レベルREFと比較して2値化することで、入力データDATA_INに類似する波形を持つ出力データDATA_OUTが得られる。
図7は、図6の入力データDATA_INがハイからローに遷移する時刻の前後の詳細な信号波形図である。図7(a)はパルス発生部12と信号選択部13を設けない場合、図7(b)はパルス発生部12と信号選択部13を設けた場合の信号波形を示している。図7(a)と図7(b)の上段は入力信号がハイからローに遷移するときに発振信号の位相が0度の例を示し、下段は入力信号がハイからローに遷移するときの発振信号の位相が180度の例を示している。
パルス発生部12と信号選択部13を設けない図7(a)の場合、入力データDATA_INがハイからローに遷移する際の発振信号の位相の違いにより、低域通過フィルタ22の出力信号B2にも位相差が生じ、入力データDATA_INがハイからローに遷移する時刻から、復調信号がハイからローに遷移する時刻までの時間差が図7(a)の上段と下段で相違してしまう。この時間差がジッタに相当する。
実際には、入力データDATA_INの立ち下がりにおける発振器11の位相は、入力データDATA_INが発振器11の動作に対して非同期の場合には0~360度の範囲内のランダムな値を取る。
図7(a)の上段と下段は、それぞれ入力データDATA_INの立ち下がりから復調信号の立ち下がりまでの時間差が最小(=td1)と最大(=td2)になる条件に対応しており、この時間差はtd1~td2の範囲でランダムに分布する。したがって、最大値がtd1~td2の量のランダムなジッタが発生する。
本実施形態に対応した図7(b)では、パルス発生部12が出力するパルス信号の周波数を発振信号の周波数と同一で、かつ1.5周期分のパルス信号を出力する例を示している。入力データDATA_INがハイからローに遷移した直後は、低域通過フィルタ22の出力信号に、入力データDATA_INと発振信号の位相差による波形差が生じているが、入力データDATA_INがハイからローに遷移した直後に、所定の周期分の同一周波数のパルス信号が追加されるため、低域通過フィルタ22の出力信号の波形差は時間とともに小さくなる。
なお、低域通過フィルタ22の出力信号の波形差が顕著な入力データDATA_INの立ち下がり直後においても、低域通過フィルタ22の出力波形と基準レベルREFとの大小関係に変化はないため、出力データDATA_OUTの波形に違いは生じない。
パルス発生部12からのパルス信号の出力が終了すると、低域通過フィルタ22の出力レベルは徐々に低下し、基準レベルREFと交差するタイミングでコンパレータ23の出力論理が反転し、出力データDATA_OUTがローになる。
以上の動作により、図7(b)に示す本実施形態の例では、入力データDATA_INと発振信号の位相が0度と180度のときで、入力データDATA_INの立ち下がりから、復調信号の立ち下がりまでの時間差td3とtd4はほぼ一致する。これにより、本実施形態によれば、入力データDATA_INの立ち下がり時における、入力データDATA_INと発振信号との位相差のばらつきに起因するジッタを低減できる。
本発明者は、本実施形態によるOOK変調器1のジッタ抑圧効果を調べた。具体的には、入力データDATA_INの立ち下がり時の発振信号の位相を10度ステップで変化させ、入力データDATA_INの立ち下がりから受信器5の出力データDATA_OUTの立ち下がりまでの伝搬遅延時間の最大と最小の差を回路シミュレーションにより確認した。これは発振器11の位相が起因で発生しうる最大の伝搬遅延差に相当する。以降、これを最大伝搬遅延差と記述する。最大伝搬遅延差はDATA_INがハイからローに切り替わる際の発振器11の位相が起因で生じるジッタの大きさと強い相関があり、値が小さいほどジッタが少なく、良好な特性といえる。なお、ここでのシミュレーションでは、追加パルスは発振器11と同じ周波数を持つものとしている。
図8は、受信器5の低域通過フィルタ22の次数を2、カットオフ周波数を発振器11の発振周波数と同一とした場合の伝搬遅延特性を示す図である。図8の曲線cb1はパルス発生部12と信号選択部13を設けた本実施形態の場合、曲線cb2はパルス発生部12と信号選択部13を省略した場合の特性を示している。曲線cb1は、曲線cb2に比べて、発振器11の位相が変化しても、伝搬遅延差がより小さいことを示している。これにより、本実施形態では、ジッタ特性が改善していることが確認できた。
図9は、低域通過フィルタ22の次数及びカットオフ周波数、パルス発生部12から出力されるパルス信号のパルス幅を変えた場合の最大伝搬遅延差を示す図である。図9(a)は図4の絶対値演算器21を有する受信器5の最大伝搬遅延差を示し、図9(b)は図5の二乗演算器24を有する受信器5の最大伝搬遅延差を示している。
図9に示すように、低域通過フィルタ22の次数及びカットオフ周波数、パルス信号のパルス幅、絶対値演算器21又は二乗演算器24を用いた検波方式などを種々変更した場合、最大伝搬遅延差に違いはあるものの、パルス発生部12と信号選択部13を設けて、追加するパルス信号のパルス幅とパルス数を最適化することで、ジッタ特性を改善することができる。
このように、第1の実施形態では、OOK変調器1内にパルス発生部12と信号選択部13を設けて、入力データDATA_INがハイからローに遷移するタイミングで、発振器11からの発振信号にパルス信号を付加して変調信号を生成するため、入力データDATA_INと発振信号との位相差がばらついても、受信器5から出力される出力データDATA_OUTの最大伝搬遅延差を小さくでき、ジッタを抑制できる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態によるOOK変調器1では、入力データDATA_INがハイからローに遷移する際に、発振信号にパルス信号を付加して変調信号を生成するため、付加するパルス信号のパルス幅とパルス数に応じて、変調信号の伝搬遅延時間が増加する。第1の実施形態による変調器1から出力される変調信号の伝搬遅延時間は、入力データDATA_INがハイからローに遷移するときのみ増加し、入力データDATA_INがローからハイに遷移する際には増加しない。このように、入力データDATA_INがローからハイに遷移する場合と、ハイからローに遷移する場合とで、変調信号の伝搬遅延時間に差異が生じる。この結果、入力データDATA_INのパルス幅と、受信器5の出力データDATA_OUTのパルス幅とが相違してしまう。これは、パルス幅歪と呼ばれ、用途によっては好ましくないため、低減するのが望ましい。
図10は第2の実施形態によるOOK変調器1の概略構成を示すブロック図である。図10のOOK変調器1は、図2の構成に加えて、遅延器14を備えている。遅延器14は、入力データDATA_INを所定の時間遅延させて遅延データを出力する。より詳細には、遅延器14は、パルス発生部12が出力するパルス信号の出力期間と略同一時間、入力データDATA_INを遅延させた遅延データを出力する。
発振器11は、遅延データが第1論理から第2論理に遷移するタイミングに応じて発振を開始し、第2論理から第1論理に遷移するタイミングに応じて発振を停止する。パルス発生部12は、入力データDATA_INが第2論理から第1論理に遷移するタイミングに応じて、予め定めたパルス幅及びパルス数のパルス信号を出力する。信号選択部13は、入力データDATA_INが第2論理のときは発振器11から出力された発振信号を選択し、入力データDATA_INが第1論理のときはパルス発生部12から出力されたパルス信号を選択する。
図11は図10のOOK変調器1の動作タイミング図である。時刻t1で入力データDATA_INがローからハイに遷移すると、遅延器14は入力データDATA_INを所定時間遅延させて遅延データを出力する。これにより、遅延データは時刻t2でローからハイに遷移する。
発振器11は、遅延データがローからハイに遷移すると、発振動作を開始して、発振信号を出力する。その後、時刻t3で入力データDATA_INがハイからローに遷移すると、パルス発生部12は、パルス信号の出力を開始する。この時点では、発振器11はまだ発振動作を継続しているが、信号選択部13は、時刻t3で発振信号の選択からパルス信号の選択に切り替える。その後、時刻t4になると、発振器11は発振動作を停止する。パルス発生部12は、時刻t3から、予め定めたパルス幅及びパルス数のパルス信号を出力する。
このように、第2の実施形態では、発振器11の前段に遅延器14を接続して入力データDATA_INを遅延させるため、入力データDATA_INがハイからローに遷移するときだけでなく、ローからハイに遷移するときも、変調信号を遅延させることができ、入力データDATA_INのパルス幅と、受信器5の出力データDATA_OUTのパルス幅とを略一致させることができ、パルス幅歪みを抑制できる。
(第3の実施形態)
第1及び第2の実施形態における発振器11は、遅延回路付きのリング発振回路で構成可能である。
図12は第3の実施形態によるOOK変調器1の概略構成を示すブロック図である。図12のOOK変調器1は、発振器11と、パルス発生部12と、信号選択部13を備えている点では図2や図10のOOK変調器1と一致するが、発振器11の内部構成が図2や図10の発振器11とは異なる。図12の発振器11は、入力データDATA_INを順繰りに遅延させる複数段の遅延回路15と、複数段の遅延回路15のうち最終段の遅延回路15の出力データを反転遅延させて最終段の遅延回路15の入力側に帰還させて発振信号を生成するリング発振回路16とを有する。
パルス発生部12は、複数段の遅延回路15の各段の出力データに基づいてパルス信号を生成する。複数段の遅延回路15での遅延時間をパルス発生部12が出力するパルス信号の出力期間に合わせることで、複数段の遅延回路15を図10の遅延器14として利用することができる。
図13は図12に対応するOOK変調器1の具体的な回路図である。図13における複数段の遅延回路15は、直列接続された3つのインバータ31~33で構成されている。そのうちの最終段のインバータ33の後段には、入力データDATA_INと論理を合わせるために、別個のインバータ34が接続されている。複数段の遅延回路15を構成するインバータ31~33の接続段数は任意である。また、インバータ以外の、反転論理の信号を出力する論理ゲートを用いて複数段の遅延回路15を構成してもよい。
図13のリング発振回路16は、ANDゲート35と、インバータ36とで構成されている。ANDゲート35の後段にインバータ36が接続され、インバータ36の出力は帰還されて、ANDゲート35に入力される。ANDゲート35は、インバータ34の出力と、インバータ36の出力との論理積を演算する。リング発振回路16の後段には、入力データDATA_INと論理を合わせるために、別個のインバータ37が接続されており、このインバータ37から発振信号が出力される。図13のリング発振回路16は、奇数段の論理反転素子をリング状に接続すれば構成でき、論理反転素子の種類と接続段数は任意である。
図13のパルス発生部12は、入力データDATA_INと1段目のインバータ31の出力との排他的論理和を演算するXORゲート38と、2段目のインバータ32の出力と3段目のインバータ33の出力との排他的論理和を演算するXORゲート39と、これらXORゲート38,39の出力の論理積を演算するANDゲート40と、ANDゲート40の出力を反転するインバータ41とを有する。
図14は図13のOOK変調器1の動作タイミング図である。インバータ31、インバータ32、インバータ33、インバータ36は他の論理回路ブロックに比べて有意な遅延を有する遅延回路として構成されているものとして説明する。時刻t1で入力データDATA_INがローからハイに遷移すると、複数段の遅延回路15内の1段目のインバータ31の出力は時刻t2でハイからローに遷移する。このとき、XORゲート38は、時刻t1でハイからローに遷移し、時刻t2でローからハイに遷移する。これにより、パルス発生部12は、時刻t1~t2の間に、最初のパルスを出力する。
その後、時刻t3で、2段目のインバータ32の出力はローからハイに遷移する。その後、時刻t4で、3段目のインバータ33の出力はハイからローに遷移する。XORゲート39は、時刻t3でハイからローに遷移し、時刻t4でローからハイに遷移する。これにより、パルス発生部12は、時刻t3~t4の間に、2つ目のパルスを出力する。
時刻t4で、リング発振回路16の入力がハイになって、リング発振回路16は発振動作を開始し、発振信号を出力する。信号選択部13は、入力データDATA_INがハイの間はリング発振回路16から出力された発振信号を選択するため、時刻t4以降に発振信号が変調信号として出力される。
その後、時刻t5で、入力データDATA_INがハイからローに遷移すると、信号選択部13は、パルス発生部12から出力されたパルス信号を選択する。
時刻t5で、入力データDATA_INがハイからローに遷移すると、複数段の遅延回路15内の1段目のインバータ31の出力は時刻t6でローからハイに遷移する。XORゲート38の出力は、時刻t5でハイからローに遷移し、時刻t6でローからハイに遷移する。また、XORゲート38は、時刻t5~t6の間、ローになる。よって、パルス発生部12は、時刻t5~t6の間、入力データDATA_INがハイからローに遷移した後では最初のパルスを出力する。
その後、時刻t7で2段目のインバータ32の出力はハイからローに遷移し、時刻t8で3段目のインバータ33の出力はローからハイに遷移する。よって、パルス発生部12は、時刻t7~t8の間、入力データDATA_INがハイからローに遷移した後では2つ目のパルスを出力する。
時刻t5以降は、信号選択部13は、パルス発生部12から出力されたパルス信号を選択する。よって、入力データDATA_INがハイからローに遷移すると、発振器11から出力された発振信号に、所定のパルス幅かつパルス数のパルス信号が付加された変調信号が出力される。
このように、第3の実施形態によるOOK変調器1では、複数段の遅延回路15とリング発振回路16にて発振器11を構成するため、入力データDATA_INがハイからローに遷移した直後に出力されるパルス信号の出力期間に合わせて複数段の遅延回路15の遅延時間を設定することで、第2の実施形態と同様に、入力データDATA_INのパルス期間と、受信器5の出力データDATA_OUTのパルス期間とを略一致させることができる。また、複数段の遅延回路15を構成する各段の遅延回路15の出力を用いることで、パルス発生部12から出力されるパルス信号を生成できる。これにより、パルス発生部12の構成を簡略化できる。
(第4の実施形態)
上述した第2の実施形態では、入力データDATA_INがハイからローに遷移する際の変調信号の遅延時間を抑制するために、発振器11の前段に遅延器14を接続する例を説明した。これに対して、第4の実施形態は、発振器11の前段に遅延器14を接続する代わりに、受信器5側にタイミング調整部を設けるものである。
図15は第4の実施形態による信号伝送システム2の概略構成を示すブロック図である。図15の信号伝送システム2は、図1と同様の構成に加えて、受信器5内の復調器7の後段側にタイミング調整部8を備えている。
タイミング調整部8は、OOK変調器1内のパルス発生部12から出力されたパルス信号のパルス幅及びパルス数に基づいて、復調器7の出力データDATA_OUTの先頭部分のタイミングを調整する。すなわち、タイミング調整部8は、入力データDATA_INがローからハイに遷移するタイミングに対応づけて、復調器7の出力データDATA_OUTがローからハイに遷移するタイミングを調整する。より具体的には、タイミング調整部8は、入力データDATA_INがハイからローに遷移した直後にパルス発生部12が出力するパルス信号の出力期間に合わせて、復調器7の出力データDATA_OUTがローからハイに遷移するタイミングを調整する。
タイミング調整部8は、復調器7の出力データDATA_OUTを遅延させる遅延回路15等を用いて構成可能である。タイミング調整部8が復調器7の出力データDATA_OUTを遅延させる遅延時間は、製造時のテスト等で決定してもよいし、遅延回路15を構成する配線パターンのトリミング等により遅延時間を調整してもよい。また、起動時や所定時間ごとに、既知のパルス幅の入力データDATA_INをOOK変調器1に入力して、タイミング調整部8の遅延時間を再調整してもよい。
また、図10の遅延器14と図15のタイミング調整部8を両方備えた信号伝送システム2を構築してもよい。
このように、第4の実施形態では、入力データDATA_INがハイからローに遷移する際に変調信号にパルス信号が付加されるため、変調信号に遅延が生じることに伴って、受信器5内の復調器7の後段にタイミング調整部8を設けて、出力データDATA_OUTがローからハイに遷移するタイミングを調整する。これにより、第2の実施形態と同様に、入力データDATA_INのパルス幅と受信器5の出力データDATA_OUTのパルス幅とを略一致させることができる。
(第5の実施形態)
上述した第1~第4の実施形態におけるパルス発生部12から出力されるパルス信号は、入力データDATA_INの立ち下がりごとに変動しないパルス波形を持っていればよく、パルス信号の周波数は必ずしも発振器11から出力される発振信号の周波数と同一でなくてもよい。このため、発振器11は、LC発振回路やリング発振回路16など、任意の回路方式の発振回路でよい。また、パルス発生部12も任意の回路構成にて構成可能である。ただし、発振器11から出力される発振信号の周波数とパルス発生部12から出力されるパルス信号の周波数が著しくかけ離れていると、絶縁デバイス4や受信器5の通過信号帯域を広くしなければならず、システム構成が複雑化し、コストも嵩んでしまう。このような観点から、パルス発生部12から出力されるパルス信号の周波数は、発振器11から出力される発振信号の周波数と概ね一致させるのが望ましい。
(第6の実施形態)
第6の実施形態によるOOK変調器1は、第1~第5の実施形態とは根本的に異なる構成を備えている。
図16は第6の実施形態によるOOK変調器1の回路図である。図16のOOK変調器1は、第1発振器11aと、第1計測器17と、第2発振器11bと、第2計測器18と、発振制御部19と、信号選択部13とを備えている。
第1発振器11aは、入力データDATA_INが第1論理から第2論理に遷移するタイミングに応じて発振を開始し、第2論理から第1論理に遷移するタイミングに応じて発振を停止する。第1発振器11aは、リング発振回路16で構成可能である。第1発振器11aを構成するリング発振回路16は、ANDゲート51と、インバータ52とを有する。ANDゲート51の出力はインバータ52に入力され、インバータ52の出力と入力データDATA_INはANDゲート51に入力される。インバータ52の出力は、別のインバータ53にて論理が反転されて、発振信号が生成される。
第1計測器17は、第1発振器11aの発振回数が第1発振回数に到達したことを検知する。第1計測器17は、縦続接続された2つのフリップフロップ54,55を有する。各フリップフロップ54,55は、第1発振器11aから出力された発振信号に同期して動作する。各フリップフロップ54,55は、発振制御部19の出力信号がハイのときにリセット状態になる。2段目のフリップフロップ55の出力は、信号選択部13の選択信号として用いられる。
第2発振器11bは、入力データDATA_INが第2論理から第1論理に遷移するタイミングに応じて発振を開始する。第2発振器11bは、例えばリング発振回路16で構成可能である。第2発振器11bを構成するリング発振回路16は、ANDゲート56と、インバータ57とを有する。ANDゲート56の出力はインバータ57に入力され、インバータ57の出力と発振制御部19の出力はANDゲート56に入力される。インバータ57の出力は、別のインバータ58にて論理が反転されて、パルス信号が生成される。
第2計測器18は、第2発振器11bの発振回数が第2発振回数に到達したことを検知する。第2計測器18は、縦続接続された2つのフリップフロップ59,60を有する。各フリップフロップ59,60は、第2発振器11bから出力された発振信号に同期して動作する。各フリップフロップ59,60は、入力データDATA_INがハイのときにリセット状態になる。2段目のフリップフロップ60の出力は、発振制御部19に入力される。
発振制御部19は、第2計測器18で第2発振回数に到達したことが検知されると、第2発振器11bの発振動作を停止させる。発振制御部19は、インバータ61と、ANDゲート62と、インバータ63とを有する。インバータ61は、入力データDATA_INを反転出力する。インバータ63は、第2計測器18内の2段目のフリップフロップ60の出力を反転出力する。ANDゲート62は、インバータ61の出力と、インバータ63の出力との論理積信号を出力する。ANDゲート62の出力は、第1計測器17内の2つのフリップフロップ54,55のリセット端子に入力されるとともに、第2発振器11b内のANDゲート56に入力される。
信号選択部13は、第1計測器17で第1発振回数に到達したことが検知されてから、入力データDATA_INが第2論理から第1論理に遷移するまでは第1発振器11aから出力された発振信号を選択し、入力データDATA_INが第2論理から第1論理に遷移した以降は第2発振器11bから出力された発振信号を選択する。
図17は第16のOOK変調器1の動作タイミング図である。時刻t1で入力データDATA_INがローからハイに遷移すると、第1発振器11aは発振動作を開始し、発振信号を出力する。また、時刻t1で入力データDATA_INがハイになると、第2計測器18内の2つのフリップフロップ59,60はリセット状態になり、2段目のフリップフロップ60はローを出力し、インバータ63の出力はハイになる。
また、時刻t1で、発振制御部19内のインバータ61の出力はローになり、ANDゲート62の出力はローになる。これにより、第1計測器17内の2つのフリップフロップ54,55のリセット状態は解除される。その後、これらフリップフロップ54,55は、第1発振器11aから出力される発振信号の数を計測する。
時刻t2になると、第1計測器17内の2段目のフリップフロップ55の出力E1はローからハイに遷移する。これにより、信号選択部13は、第1発振器11aから出力された発振信号を変調信号として選択する。
その後、時刻t3で、入力データDATA_INがハイからローに遷移すると、発振制御部19内のANDゲート62の出力E5はハイに遷移する。これにより、第2発振器11bは発振動作を開始する。また、ANDゲート62の出力E5がハイになると、第1計測器17内の2つのフリップフロップ54,55はリセット状態になる。よって、2段目のフリップフロップ55の出力E1はローになる。これにより、信号選択部13は、第2発振器11bから出力された発振信号を変調信号として選択する。その後、時刻t4になると、第2計測器18内の2段目のフリップフロップ59の出力がハイになるため、発振制御部19内のANDゲート62の出力E5がローになり、第2発振器11bは発振動作を停止する。
このように、第6の実施形態によるOOK変調器1では、入力データDATA_INがローからハイに遷移すると、第1発振器11aから出力される発振信号の発振回数が所定回数に到達するまで第1計測器17で計測し、所定回数に到達すると、発振信号を信号選択部13にて選択する。その後、入力データDATA_INがハイからローに遷移すると、第2発振器11bでの発振動作を開始させて発振信号を出力するとともに、この発振信号を信号選択部13が選択するようにする。これにより、変調信号が出力される期間を入力データDATA_INのパルス幅に合わせることができる。
また、入力データDATA_INがハイからローに遷移する際に、変調信号に付加されるパルス数は、第2計測器18内のフリップフロップ59,60の段数によって調整できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 OOK変調器、2 信号伝送システム、3 送信器、4 絶縁デバイス、5 受信器、6 ドライバ、7 復調器、8 タイミング調整部、11 発振器、11a 第1発振器、11b 第2発振器、12 パルス発生部、13 信号選択部、14 遅延器、15 遅延回路、16 リング発振回路、17 第1計測器、18 第2計測器、19 発振制御部、21 絶対値演算器、22 低域通過フィルタ、23 コンパレータ、24 二乗演算器

Claims (8)

  1. 入力データが第1論理から第2論理に遷移するタイミングに応じて発振を開始し、前記第2論理から前記第1論理に遷移するタイミングに応じて発振を停止する発振器と、
    前記入力データが前記第2論理から前記第1論理に遷移するタイミングに応じて、予め定めたパルス幅及びパルス数のパルス信号を出力するパルス発生部と、
    前記入力データが前記第2論理のときは前記発振器から出力された発振信号を選択し、前記入力データが前記第1論理のときは前記パルス発生部から出力された前記パルス信号を選択する信号選択部と、を備える、変調器。
  2. 入力データを所定の時間遅延させた遅延データを出力する遅延器と、
    前記遅延データが第1論理から第2論理に遷移するタイミングに応じて発振を開始し、前記第2論理から前記第1論理に遷移するタイミングに応じて発振を停止する発振器と、
    前記入力データが前記第2論理から前記第1論理に遷移するタイミングに応じて、予め定めたパルス幅及びパルス数のパルス信号を出力するパルス発生部と、
    前記入力データが前記第2論理のときは前記発振器から出力された発振信号を選択し、前記入力データが前記第1論理のときは前記パルス発生部から出力された前記パルス信号を選択する信号選択部と、を備える、変調器。
  3. 前記発振器は、
    前記入力データを遅延させる第1遅延回路と、
    前記遅延された入力データをさらに遅延させる第2遅延回路と、
    前記第2遅延回路の出力データ及び前記第2遅延回路の出力データを反転遅延させたデータに基づいて発振信号を生成する発振回路と、を有する、請求項1に記載の変調器。
  4. 入力データを遅延させる第1遅延回路と、
    前記遅延された入力データをさらに遅延させる第2遅延回路と、
    前記さらに遅延された入力データが第1論理から第2論理に遷移するタイミングに応じて発振を開始し、前記第2遅延回路の出力データ及び前記第2遅延回路の出力データを反転遅延させたデータに基づいて発振信号を生成する発振回路と、
    前記入力データが前記第1論理から前記第2論理に遷移するタイミングに応じて、予め定めたパルス幅及びパルス数のパルス信号を出力するパルス発生部と、
    前記入力データが前記第1論理のときは前記発振回路から出力された発振信号を選択し、前記入力データが前記第2論理のときは前記パルス発生部から出力された前記パルス信号を選択する信号選択部と、を備える、変調器。
  5. 前記第1遅延回路は、前記パルス信号のパルス幅で前記入力データを遅延させ、
    前記第2遅延回路は、前記パルス信号のパルス幅で前記遅延された入力データをさらに遅延させ、
    前記パルス発生部は、前記入力データ、前記遅延された入力データ、及び前記さらに遅延された入力データに基づいて前記パルス信号を生成する、請求項3又は4に記載の変調器。
  6. 入力データが第1論理から第2論理に遷移するタイミングに応じて発振を開始し、前記第2論理から前記第1論理に遷移するタイミングに応じて発振を停止する第1発振器と、
    前記第1発振器の発振回数が第1発振回数に到達したことを検知する第1計測器と、
    前記入力データが前記第2論理から前記第1論理に遷移するタイミングに応じて発振を開始する第2発振器と、
    前記第2発振器の発振回数が第2発振回数に到達したことを検知する第2計測器と、
    前記第2計測器で前記第2発振回数に到達したことが検知されると、前記第2発振器の発振動作を停止させる発振制御部と、
    前記第1計測器で前記第1発振回数に到達したことが検知されてから、前記入力データが前記第2論理から前記第1論理に遷移するまでは前記第1発振器から出力された発振信号を選択し、前記入力データが前記第2論理から前記第1論理に遷移した以降は前記第2発振器から出力された発振信号を選択する信号選択部と、を備える、変調器。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の変調器を有する送信器と、
    前記送信器から出力された変調信号を絶縁した状態で伝送する絶縁デバイスと、
    前記絶縁デバイスを介して伝送された前記変調信号を復調する復調器を有する受信器と、を備える、信号伝送システム。
  8. 変調器を有する送信器と、
    前記送信器から出力された変調信号を絶縁した状態で伝送する絶縁デバイスと、
    前記絶縁デバイスを介して伝送された前記変調信号を復調する復調器を有する受信器と、を備え、
    前記変調器は、
    入力データが第1論理から第2論理に遷移するタイミングに応じて発振を開始し、前記第2論理から前記第1論理に遷移するタイミングに応じて発振を停止する発振器と、
    前記入力データが前記第2論理から前記第1論理に遷移するタイミングに応じて、予め定めたパルス幅及びパルス数のパルス信号を出力するパルス発生部と、
    前記入力データが前記第2論理のときは前記発振器から出力された発振信号を選択し、前記入力データが前記第1論理のときは前記パルス発生部から出力された前記パルス信号を選択する信号選択部と、を有し、
    前記受信器は、前記パルス信号のパルス幅及びパルス数に基づいて、前記復調された変調信号が出力されるタイミングを調整するタイミング調整部を有する、信号伝送システム。
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