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JP7011267B2 - 昇降収納装置 - Google Patents

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JP7011267B2 JP2019230603A JP2019230603A JP7011267B2 JP 7011267 B2 JP7011267 B2 JP 7011267B2 JP 2019230603 A JP2019230603 A JP 2019230603A JP 2019230603 A JP2019230603 A JP 2019230603A JP 7011267 B2 JP7011267 B2 JP 7011267B2
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俊之 佐藤
豊 長谷川
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株式会社三条工機製作所
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Description

本発明は、例えば、物流倉庫などで使用される高さのある収納棚の天井部上に配設固定されて、この天井部上方の空きスペースを収納用途に活用するための昇降収納装置に関するものである。
物流倉庫などで使用される在庫収納棚は、天井部上にも収納物を収納可能な空きスペースがあるが、高さ(2.1~2.4mほど)があって作業者の手が届きづらいために、この天井部上の空きスペースを有効に活用できていない。
一方、出願人は、キッチンの吊戸棚内に収納状態で設置され、食器などの収納物を収納したり取り出したい時に、棚内より収納本体を手前側下方に引き出して使用することができる棚配設用収納装置を実施している(例えば、特許文献1参照)。
特許第3637253号公報
出願人は、上記特許文献1のような棚配設用収納装置を、物流倉庫などで使用される在庫収納棚の天井部上に設置すれば、必要な時に作業者が収納本体を手前側下方に引き出して収納物を収納したり取出したりできて、収納棚の天井部の上方の空きスペースを有効活用できるようになるのではないかと着眼した。
そして、この着眼点に基づいてさらに実用性を追求すべく試行錯誤した末に、収納本体が収納棚の天井部上の収納位置にある時には収納本体内に収納した収納物が落下しにくい後傾状態となり、収納本体を手前引出し下降位置に引出した時には収納物を出し入れし易い略水平若しくは水平に近い後傾状態となる昇降収納装置を完成させるに至った。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
収納本体3と該収納本体3の両側に設けられる一対の昇降リンク機構4とからなり、収納棚1の天井部2上に配設固定され、前記昇降リンク機構4を介して前記収納本体3が前記収納棚1の天井部2上の収納位置P1から、この収納位置P1よりも手前側下方へ下がった下降位置P2に移動配設できるように構成される昇降収納装置であって、前記昇降リンク機構4は、夫々、前記収納棚1の天井部2上に載置固定される脚部5と、この脚部5に一端側が回動自在に枢着され他端側が前記収納本体3の側部に回動自在に枢着される前部アーム6と、この前部アーム6の後方に間隔を置いて配設されると共に、一端側が前記脚部5にして前記前部アーム6の一端側枢着部7より後側に回動自在に枢着され他端側が前記収納本体3の側部にして前記前部アーム6の他端側枢着部8より後側に回動自在に枢着される後部アーム9とを備え、前記前部アーム6の一端側枢着部7と他端側枢着部8とを結ぶ第一の線分Aと、前記後部アーム9の一端側枢着部10と他端側枢着部11とを結ぶ第二の線分Bと、前記前部アーム6の一端側枢着部7と前記後部アーム9の一端側枢着部10とを結ぶ第三の線分Cと、前記前部アーム6の他端側枢着部8と前記後部アーム9の他端側枢着部11とを結ぶ第四の線分Dとによって構成される図形が、前記第一の線分Aが前記第二の線分Bより長く、且つ前記第三の線分Cが前記第四の線分Dより短い非平行四辺形となるように構成され、また、前記収納本体3は、前記収納位置P1に位置する場合は後方へ傾いた姿勢となり、前記下降位置P2に位置する場合は略水平若しくは前記収納位置P1での後傾姿勢より緩やかな後傾姿勢となると共に、前記収納位置P1から前記下降位置P2に移動配設される際には、前記昇降リンク機構4により前記収納本体3が徐々に前方へ向かって傾くように角度を変化させながら下降移動し、前記下降位置P2から前記収納位置P1に移動配設される際には、前記昇降リンク機構4により前記収納本体3が徐々に後方へ向かって傾くように角度を変化させながら上昇移動するように構成されていることを特徴とする昇降収納装置に係るものである。
また、請求項1記載の昇降収納装置において、前記収納本体3は、記収納位置P1に位置する場合は水平に対し9~10度後方へ傾いた姿勢となり、前記収納本体3が前記下降位置P2に位置する場合は水平に対し1.2~2.2度後方へ傾いた姿勢となるように構成されていることを特徴とする昇降収納装置に係るものである。
また、請求項1,2いずれか1項に記載の昇降収納装置において、前記収納本体3が前記収納位置P1に位置する場合、前記前部アーム6の他端側及び前記後部アーム9の他端側、後方へ傾いた姿勢の前記収納本体3の側部に略立設状態で枢着されていることを特徴とする昇降収納装置に係るものである。
また、請求項1~3いずれか1項に記載の昇降収納装置において、前記収納本体3の左右側部には、夫々、上下方向にレール長を有する下降案内レール15が設けられ、この下降案内レール15にはスライド体16がスライド移動自在に設けられ、このスライド体16に前記前部アーム6の他端側及び前記後部アーム9の他端側が回動自在に枢着されていることを特徴とする昇降収納装置に係るものである。
また、請求項1~4いずれか1項に記載の昇降収納装置において、前記収納本体3は、高さ2m以上の前記収納棚1の天井部2上に、前記脚部5を介して配設固定されるものであることを特徴とする昇降収納装置に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、昇降リンク機構の脚部を介して収納棚の天井部上に収納本体を設置でき、収納本体は、昇降リンク機構を介して収納棚の天井部上に配設された天井上収納位置から、この天井部よりも手前側下方へ下がった手前引出し下降位置に配設できるために、収納棚の天井部上を収納スペースとして有効活用できると共に収納本体への収納物の出し入れ作業も容易にでき、しかも本発明は、天井上収納位置にある収納本体が後傾姿勢で、手前引出し下降位置にある収納本体が略水平若しくは緩やかな後傾姿勢となるように構成されているために、天井上収納位置では収納本体内に収納されている収納物が収納本体前方へ落下しにくく安全性に優れ、手前引出し下降位置では収納本体に対し収納物の出し入れを容易に行うことができる極めて実用性に優れた昇降収納装置となる。
また、請求項2記載の発明においては、収納本体が天井上収納位置にある時収納物が非常に落下しにくく、収納本体が手前引出し下降位置にある時収納物を非常に出し入れし易い一層実用性に優れた構成の昇降収納装置となる。
また、請求項3,4記載の発明においては、収納本体が、天井上収納位置にある時後方へ傾いた姿勢となり、手前引出し下降位置にある時略水平若しくは天井上収納位置より後方への傾きが緩やかな後傾姿勢となる昇降リンク機構を簡易構成にして容易に設計実現可能となる一層実用性に優れた構成の昇降収納装置となる。
また、請求項5記載の発明においては、高さ2m以上の収納棚の天井部上を収納スペースとして有効活用できる一層実用性に優れた構成の昇降収納装置となる。
本実施例を示す斜視図である。 本実施例の使用状態を示す概略説明正面図である。 本実施例の使用状態を示す概略説明側面図である。 本実施例の使用状態における、収納本体が天井上収納位置にある状態を示す説明側面図である。 本実施例の使用状態における、収納本体が手前引出し下降位置にある状態を示す説明側面図である。 本実施例の昇降リンク機構を示す説明図である。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
昇降リンク機構4の脚部5を収納棚1の両側部に固定すると、この昇降リンク機構4を介して収納本体3が収納棚1の天井部2上に配設される。
この収納本体3は、この収納本体3の両側部と前記収納棚1の両側部との間の前記昇降リンク機構4を介して収納棚1の天井部2上に配設された天井上収納位置P1から、この天井部2よりも手前側下方へ下がった手前引出し下降位置P2に配設できる。
即ち、収納棚1の天井部2上(に配設された収納本体3)を収納スペースとして活用でき、収納本体3への収納物22の出し入れ作業も、収納本体3を手前引出し下降位置P2に引出すことで容易に行われる。
また、本発明の昇降リンク機構4は、前記収納棚1の両側部に固定される前記脚部5と、この脚部5に一端側が回動自在に枢着され他端側が前記収納本体3の側部に回動自在に枢着される前部アーム6と、この前部アーム6の後方に間隔を置いて配設されて一端側が前部アーム6の一端側枢着部7より前記脚部5の後側に回動自在に枢着され他端側が前部アーム6の他端側枢着部8より前記収納本体3側部の後側に回動自在に枢着される後部アーム9とを備えて、この前部アーム6と後部アーム9とが後方に向かって回動することで前記収納本体3が上昇移動すると共に、前部アーム6と後部アーム9とが後方に向かって回動することで収納本体3が下降移動するように構成され、前記収納本体3は、前記天井上収納位置P1にある時は後方へ傾いた姿勢となるようにして前記前部アーム6の他端側と前記後部アーム9の他端側とが側部に枢着されていると共に、前記手前引出し下降位置P2にある時は略水平若しくは天井上収納位置P1より後方への傾きが緩やかな後傾姿勢となるように、前記昇降リンク機構4が設定構成されている。
即ち、天井上収納位置P1にある収納本体3は後傾姿勢となっているから、この収納本体3内に収納されている収納物22が収納本体3前方へは落下しにくくなり、例えば本昇降収納装置を物流倉庫などで使用される全高のある在庫収納棚1の天井部2のような高所に設置しても、高所からの収納物22落下の危険性を伴いにくく安全性に優れ、また、手前引出し下降位置P2にある収納本体3は、略水平若しくは緩やかな後傾姿勢となっているから、この手前引出し下降位置P2にある収納本体3から収納物22を取出したり収納本体3内に収納物22を収納したりすることが容易に行われる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例の昇降収納装置は、物流倉庫などで使用されている全高が2.1~2.4m程度の収納棚1の天井部2上に配設固定されるものであって、この天井部2上に配設する収納本体3の両側部と前記収納棚1の両側部との間に昇降リンク機構4が設けられ、この昇降リンク機構4を介して前記収納本体3が収納棚1の天井部2上に配設された天井上収納位置P1から、この天井部2よりも手前側下方へ下がった手前引出し下降位置P2に配設できるように構成されている。
本実施例の収納本体3は、図1,図2に示すような前面と上面とが連続的に開口する箱型体に構成されており、下部前方に引出し用取手12が設けられている。
本実施例の昇降リンク機構4は、前記収納棚1の両側部に固定される脚部5と、この脚部5に一端側が回動自在に枢着され他端側が前記収納本体3の側部に回動自在に枢着される前部アーム6と、この前部アーム6の後方に間隔を置いて配設されて一端側が前部アーム6の一端側枢着部7より前記脚部5の後側に回動自在に枢着され他端側が前部アーム6の他端側枢着部8より前記収納本体3側部の後側に回動自在に枢着される後部アーム9とを備えている。
具体的には、脚部5は、前記収納本体3の左右幅寸法よりもやや広い間隔を置いて左右に対設する側面視方形状の縦板で構成され、この左右一対の縦板状脚部5が夫々の下部後側に架設されている連結桟13を介して一体化されている。
また、この縦板状脚部5は、下端が水平方向に直角に折曲されて、この下端折曲片が前記収納棚1の天井部2上に載置するための載置片14として構成され、この載置片14を天井部2に載置した上で載置片14をビス止めなどの適宜な止着手段で天井部2に止着固定することにより、左右一対の脚部5が天井部2上の両側部(両側二箇所)に固定されて本昇降収納装置が収納棚1の天井部2上に配設固定されるように構成されている。尚、図面は、収納本体3の横幅の二倍以上の横幅を具備する収納棚1の天井部2上に、二体の本昇降収納装置が夫々の脚部5を介して並設状態に配設固定されている場合を示しているが、横幅の小さい収納棚1の天井部2上に、本昇降収納装置を一体だけ配設固定することも可能である。また、脚部5は、収納体1の天井部2以外の両側部(例えば左右側壁部など)に固定されるように構成されていても良い。
前部アーム6と後部アーム9とは、いずれも帯板状体で構成され、前部アーム6の一端部が前記脚部5の前側下部に回動自在に枢着され、この前部アーム6の一端側枢着部7より後方であって脚部5の前後方向中ほどの上部寄りに後部アーム9の一端部が回動自在に枢着されている(図4参照)。
一方、前記収納本体3の左右夫々の側面部には、上下方向にレール長を有する下降案内レール15が付設されていると共に、この下降案内レール15は、収納本体3の高さ寸法と同等の上下幅寸法を有し、その上部が収納本体3の上部より上方へ突出するように配設されている。また、この左右の下降案内レール15は、夫々の上部間に架設されている接続杆24によって一体化されている(図1参照)。
また、この左右の下降案内レール15には、夫々にスライド体16が、その上下二箇所に設けたスライドローラ17を介して上下スライド移動自在に装着されていると共に、この左右のスライド体16は、夫々の上部間に架設されていると共に収納本体3の上方に配設されている連結杆25によって一体化されて、この左右のスライド体16が、下降案内レール15(収納本体3)に対し同時にスライド移動可能となるように構成されている。
このスライド体16についてさらに説明すると、前記下降案内レール15のレール長より短い上下長を有する板材で構成され、このスライド体16前側の上下方向中ほどに前記前部アーム6の他端側が回動自在に枢着され、この前部アーム6の他端側枢着部8より後方であってスライド体16の後側上部に前記後部アーム9の他端部が回動自在に枢着されている。
即ち、本実施例では、前部アーム6の他端側と後部アーム9の他端側とが、収納本体3に対して上下スライド移動自在に設けられているスライド体16に回動自在に枢着されている(前部アーム6の他端側と後部アーム9の他端側とが、スライド体16を介して間接的に収納本体3の側面部に枢着されている。)。
また、収納本体3の左右夫々の側面部の前側上部には、前後方向にレール長を有する支持レール18が付設され、この支持レール18に前記前部アーム6の他端部が、この他端部に設けられたスライドローラ17を介して前後スライド移動自在に装着されている。
また、本実施例は、図3,図4に示すように、前記前部アーム6と前記後部アーム9が、前記収納本体3が前記天井上収納位置P1にある時略立設状態となり、尚且つ前記スライド体16が前記下降案内レール15の最も下側のスライド位置に配設されると共に、前記前部アーム6の他端部が前記支持レール18の最も後側のスライド位置に配設されるように構成されている。
そして、前部アーム6と後部アーム9とが後方に回動することで前記収納本体3が上昇移動すると共に、前部アーム6と後部アーム9とが前方に回動することで収納本体3が下降移動するように構成されている。
また、収納本体3が天井上収納位置P1にあって略立設状態となっている前部アーム6と後部アーム9を、収納本体3を前方へ引出すことによってその一端側枢着部7・10を支点に前方へ倒れるように回動させると、前記下降案内レール15に沿ってスライド体16が上昇スライド移動(スライド体16に対し収納本体3が下降スライド移動)すると共に、前記支持レール18に沿って前記前部アーム6の他端部が前方へスライド移動するように構成されており、このように収納本体3の前方側への引出し作動に連動して収納本体3が下降移動することにより、手前引出し下降位置P2にある収納本体3の高さを低くできて、収納物22の出し入れ作業が容易に行われるように構成されている(図4,図5参照)。
また、詳しく図示していないが、本実施例の昇降リンク機構4には、付勢手段19が設けられている。この付勢手段19は、収納本体3に対し手前引出し下降位置P2への引出し時に抵抗となる付勢力を付与して収納本体3の急な飛び出しを防止すると共に、天井上収納位置P1への押上げ時にはその助力となる付勢力を付与して軽い力で押上げ可能となるように構成されている。
図中符号20は前記前部アーム6と前記後部アーム9の回動移動範囲を規制して収納本体3を前記天井上収納位置P1と前記手前引出し下降位置P2とで位置決め停止させるための回動限ストッパー、21は天井上収納位置P1にある収納本体3を安定的に支持する支持片、23は前記引出し用取手12に設けられて高所に設置された収納本体3を引出したり押上げたりするために使用する延長ハンドルである。
また、本実施例の昇降リンク機構4は、図6に示すように、前記前部アーム6の一端側枢着部7と他端側枢着部8とを結ぶ線分Aと、前記後部アーム9の一端側枢着部10と他端側枢着部11とを結ぶ線分Bと、前部アーム6の一端側枢着部7と後部アーム9の一端側枢着部10とを結ぶ線分Cと、前部アーム6の他端側枢着部8と後部アーム9の他端側枢着部11とを結ぶ線分Dとによって描かれる図形が非平行四辺形を示すように構成されている。
具体的には、前記前部アーム6の一端側枢着部7と他端側枢着部8との間の距離L1が、前記後部アーム9の一端側枢着部10と他端側枢着部11との間の距離L2よりやや長い距離に設定され、前部アーム6の一端側枢着部7と後部アーム9の一端側枢着部10との間の距離L3が、前部アーム6の他端側枢着部8と後部アーム9の他端側枢着部11との間の距離L4よりやや短い距離に設定されている。
さらに具体的には、本実施例では、距離L1が424~430mm(好ましくは427mm)、距離L2が417~423mm(好ましくは420mm)、距離L3が222~228mm(好ましくは225mm)、距離L4が230~236mm(好ましくは233mm)に設定されている。
即ち、本実施例の昇降リンク機構4は、平行リンク機構ではなく(収納本体3が平行移動するリンク機構ではなく)、前記線分A,B,C,Dによって描かれる四辺形の形が平行四辺形から僅かに変形するリンク機構に構成されているから、収納本体3は、収納棚1の天井部2上に配設された天井上収納位置P1からこの天井部2よりも手前側下方へ下がった手前引出し下降位置P2へと下降移動する際には、徐々に前方へ向かって傾くように角度を変化させながら下降し、逆に手前引出し下降位置P2から天井上収納位置P1へと上昇移動する際には、徐々に後方へ向かって傾くように角度を変化させながら上昇することになる。
また、本実施例は、略立設状態とした前記前部アーム6の他端側と前記後部アーム9の他端側とが、後方へ傾けた姿勢の収納本体3の側面部(に設けられているスライド体16)に枢着されており、これにより収納本体3は、前記天井上収納位置P1にある時後方へ傾いた姿勢となり、前記手前引出し下降位置P2にある時略水平な姿勢若しくは天井上収納位置P1より後方への傾きが緩やかな後傾姿勢となるように構成されている。
さらに詳しくは、前記収納本体3(の底部)が、前記天井上収納位置P1にある時、水平に対し9~10度(好ましくは9.5度)後方へ傾いた姿勢となり、前記手前引出し下降位置P2にある時、水平に対し1.2~2.2度(好ましくは1.7度)後方へ傾いた姿勢となるように、前記前部アーム6の他端側と後部アーム9の他端側とが前記スライド体16を介して収納本体3の側面部に枢着されている。尚、収納本体3が手前引出し下降位置P2にある時、この収納本体3(の底部)が水平になるように構成されていても良い。
即ち、本実施例の昇降収納装置は、高さ2m以上の収納棚1の天井部2上に配設固定されて使用されるが、天井上収納位置P1にある収納本体3は後傾姿勢となっていて、この収納本体3内に収納されている収納物22が収納本体3前方へは落下しにくくなり、高所からの収納物22落下の危険性を伴いにくく、また、手前引出し下降位置P2にある収納本体3は、緩やかに後傾した水平に近い姿勢となっているので、この手前引出し下降位置P2にある収納本体3から収納物22を取出したり収納本体3内に収納物22を収納したりすることが容易に行われるように構成されている。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 収納棚
2 天井部
3 収納本体
4 昇降リンク機構
5 脚部
6 前部アーム
7 一端側枢着部
8 他端側枢着部
9 後部アーム
10 一端側枢着部
11 他端側枢着部
15 下降案内レール
16 スライド体
第一の線分
第二の線分
第三の線分
第四の線分
P1 納位置
P2 降位置

Claims (5)

  1. 収納本体と該収納本体の両側に設けられる一対の昇降リンク機構とからなり、収納棚の天井部上に配設固定され、前記昇降リンク機構を介して前記収納本体が前記収納棚の天井部上の収納位置から、この収納位置よりも手前側下方へ下がった下降位置に移動配設できるように構成される昇降収納装置であって、前記昇降リンク機構は、夫々、前記収納棚の天井部上に載置固定される脚部と、この脚部に一端側が回動自在に枢着され他端側が前記収納本体の側部に回動自在に枢着される前部アームと、この前部アームの後方に間隔を置いて配設されると共に、一端側が前記脚部にして前記前部アームの一端側枢着部より後側に回動自在に枢着され他端側が前記収納本体の側部にして前記前部アームの他端側枢着部より後側に回動自在に枢着される後部アームとを備え、前記前部アームの一端側枢着部と他端側枢着部とを結ぶ第一の線分と、前記後部アームの一端側枢着部と他端側枢着部とを結ぶ第二の線分と、前記前部アームの一端側枢着部と前記後部アームの一端側枢着部とを結ぶ第三の線分と、前記前部アームの他端側枢着部と前記後部アームの他端側枢着部とを結ぶ第四の線分とによって構成される図形が、前記第一の線分が前記第二の線分より長く、且つ前記第三の線分が前記第四の線分より短い非平行四辺形となるように構成され、また、前記収納本体は、前記収納位置に位置する場合は後方へ傾いた姿勢となり、前記下降位置に位置する場合は略水平若しくは前記収納位置での後傾姿勢より緩やかな後傾姿勢となると共に、前記収納位置から前記下降位置に移動配設される際には、前記昇降リンク機構により前記収納本体が徐々に前方へ向かって傾くように角度を変化させながら下降移動し、前記下降位置から前記収納位置に移動配設される際には、前記昇降リンク機構により前記収納本体が徐々に後方へ向かって傾くように角度を変化させながら上昇移動するように構成されていることを特徴とする昇降収納装置。
  2. 請求項1記載の昇降収納装置において、前記収納本体は、記収納位置に位置する場合は水平に対し9~10度後方へ傾いた姿勢となり、前記収納本体が前記下降位置に位置する場合は水平に対し1.2~2.2度後方へ傾いた姿勢となるように構成されていることを特徴とする昇降収納装置。
  3. 請求項1,2いずれか1項に記載の昇降収納装置において、前記収納本体が前記収納位置に位置する場合、前記前部アームの他端側及び前記後部アームの他端側、後方へ傾いた姿勢の前記収納本体の側部に略立設状態で枢着されていることを特徴とする昇降収納装置。
  4. 請求項1~3いずれか1項に記載の昇降収納装置において、前記収納本体の左右側部には、夫々、上下方向にレール長を有する下降案内レールが設けられ、この下降案内レールにはスライド体がスライド移動自在に設けられ、このスライド体に前記前部アームの他端側及び前記後部アームの他端側が回動自在に枢着されていることを特徴とする昇降収納装置。
  5. 請求項1~4いずれか1項に記載の昇降収納装置において、前記収納本体は、高さ2m以上の前記収納棚の天井部上に、前記脚部を介して配設固定されるものであることを特徴とする昇降収納装置。
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