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JP7010263B2 - タイマカウンタ装置 - Google Patents

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JP7010263B2
JP7010263B2 JP2019060959A JP2019060959A JP7010263B2 JP 7010263 B2 JP7010263 B2 JP 7010263B2 JP 2019060959 A JP2019060959 A JP 2019060959A JP 2019060959 A JP2019060959 A JP 2019060959A JP 7010263 B2 JP7010263 B2 JP 7010263B2
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Description

この発明はタイマカウンタ装置に関し、より詳しくは、電源から電力供給を受けて、その電力を用いて計時および/または計数を行う装置に関する。
従来、この種のタイマカウンタ装置としては、例えば特許文献1(特開2002-312002号公報)に開示されているような機器が知られている。この機器では、機器の前面に操作キーを備える一方、前面以外の外周面に設定スイッチ(ディップスイッチ、サムロータリスイッチなど)を備え、前記操作キーおよび前記設定スイッチによって、当該機器の機能設定を可能にしている。この機器では、動作用電源から電力が供給されると(例えば、図4(B)のステップS101)、運転状態となり、タイマの計時動作が開始される。この運転状態でパラメータ設定モードに入ると(図4(B)のステップS102)、操作キーによって、セット時間(計時開始から完了までの時間)などの各種パラメータの内容の設定(または変更)が可能になる。それらのパラメータの設定内容によって、計時動作が規定される。パラメータ設定モードでも計時動作は継続され、正確な計時または計数が行われる。
特開2002-312002号公報
ここで、上記従来の機器では、セット時間の満了までにパラメータ設定が完了すれば、(図4(B)のステップS103でYES)、意図通りの動作が行われる(図4(B)のステップS104)。しかしながら、上記従来の機器では、パラメータ設定モードでユーザがパラメータ設定の操作を行っている間に、例えばデフォルトでのセット時間(例えば、10秒間)が満了してしまい(図4(B)のステップS103でNO)、その結果、ユーザの意図しない出力が行われる(図4(B)のステップS105)、という問題がある。
なお、操作キーではなく、設定スイッチによるパラメータ設定は、電源(動作用電源)からの電力供給無しに可能である。しかし、設定スイッチは比較的高価であるため、設定スイッチを増やす(または設ける)ことは、コストアップにつながる。
そこで、この発明の課題は、動作用電源から電力供給を受けて、その電力を用いて計時および/または計数を行うタイマカウンタ装置であって、上記動作用電源からの電力供給無しに、かつ、低コストで、パラメータ設定が可能であるものを提供することにある。
上記課題を解決するため、この開示のタイマカウンタ装置は、
動作用電源から電力供給を受けて、その電力を用いて計時および/または計数を行うタイマカウンタ装置であって、
本体を備え、
上記動作用電源とは別の設定用電源からの電力を受ける電力受け部と、
上記計時および/または計数の動作を規定するパラメータの設定内容を入力するための操作キーと、
上記パラメータの設定内容を記憶し得る記憶部と、
上記記憶部へ上記パラメータの設定内容を記憶させる処理を実行可能な演算部と、
上記計時および/または計数の結果を出力するための出力回路と、
上記電力受け部に上記設定用電源からの電力を受けているとき、上記出力回路を除いて、上記操作キー、上記記憶部、および、上記演算部へ、上記設定用電源からの電力を供給する電力供給回路と
が、上記本体に一体に搭載され、
上記電力供給回路による電力供給下で、上記演算部は、上記操作キーを介して入力された上記パラメータの設定内容を、上記記憶部に記憶させる処理を行うようになっており、
上記設定用電源に代えて上記動作用電源による電力供給を受けているとき、上記演算部は、上記記憶部に記憶された上記パラメータの設定内容に従って、上記出力回路に上記計時および/または計数の結果を出力させるようになっている
ことを特徴とする。
本明細書で、「動作用電源」、「設定用電源」とあるのは、電源を互いに区別するための名称であり、実質的には、いずれも電源を意味する。
「電力受け部」とは、典型的には、電力を供給するためのコネクタ、プラグなどが差し込まれる差込口を指す。
「パラメータ」には、セット時間(計時の開始から完了までの時間)、時間レンジ、加算・減算、出力モード、入力モードなどの各種パラメータが含まれる(個々のパラメータの意味については、後述する。)。パラメータの「設定内容」とは、それらのセット時間、時間レンジ、加算・減算、出力モード、入力モードなどを特定する値またはコード(符号)を指す。
「操作キー」は、物理的な装置としてのキー(ハードウェアキー)であってもよいし、表示画面に表示されるキー(ソフトウェアキー)であってもよい。
この開示のタイマカウンタ装置では、上記電力受け部に上記設定用電源からの電力を受けているとき、電力供給回路は、上記計時および/または計数の結果を出力するための出力回路を除いて、上記操作キー、上記記憶部、および、上記演算部へ、上記設定用電源からの電力を供給する。上記電力供給回路による電力供給下で、上記演算部は、上記操作キーを介して入力された上記パラメータの設定内容を、上記記憶部に記憶させる処理を行う。これにより、上記動作用電源からの電力供給無しに、パラメータ設定(または変更。以下同様。)が可能になる。このとき、上記電力供給回路は上記出力回路へ電力供給をしないので、上記出力回路は動作しない。したがって、ユーザがパラメータ設定の操作を行っている間に、ユーザの意図しない出力が行われることは無い。したがって、ユーザは、上記操作キーによるパラメータ設定を、時間をかけて行うことができる。また、このタイマカウンタ装置では、設定スイッチを増設する必要が無く、むしろ、設定スイッチを削減または省略できる。したがって、低コスト化が可能になる。上記設定用電源に代えて上記動作用電源による電力供給を受けているとき、上記演算部は、上記記憶部に記憶された上記パラメータの設定内容に従って、上記出力回路に上記計時および/または計数の結果を出力させる。この出力によって、このタイマカウンタ装置によって制御されるべき外部の装置が制御され得る。
一実施形態のタイマカウンタ装置では、上記電力受け部はUSB差込口からなることを特徴とする。
「USB差込口」とは、USB(Universal Serial Bus)規格の信号または電力を中継可能なコネクタが差し込まれる差込口を意味する。
この一実施形態のタイマカウンタ装置では、上記電力受け部はUSB差込口からなるので、上記設定用電源として、例えば上記USB差込口に差し込み可能なUSBコネクタを有する汎用の電池からの電力を受けることが可能になる。したがって、ユーザは、上記設定用電源として汎用の電池を用意すればよく、上記設定用電源を用意し易い。また、ユーザは、パラメータ設定の操作を行っている間だけ一時的に上記設定用電源を用意すれば足り、パラメータ設定完了後は上記電力受け部から上記設定用電源を取り外して、別の用途に利用してもよい。
一実施形態のタイマカウンタ装置では、
上記操作キーによって入力された上記パラメータの設定内容を表示するための表示器を備え、
上記電力受け部に上記設定用電源からの電力を受けているとき、上記電力供給回路は、上記表示器に、上記設定用電源からの電力を供給し、
上記電力供給回路による電力供給下で、上記演算部は、上記操作キーによって入力された上記パラメータの設定内容を、上記表示器に表示させる処理を行う
ことを特徴とする。
この一実施形態のタイマカウンタ装置では、上記電力供給回路による電力供給下で、上記演算部は、上記操作キーによって入力された上記パラメータの設定内容を、上記表示器に表示させる処理を行う。したがって、ユーザは、入力されたパラメータの設定内容を、目視により確認できる。この結果、パラメータ設定が確実に行われる。
一実施形態のタイマカウンタ装置では、
上記表示器の表示の桁数は、上記操作キーの数と一致し、
上記電力供給回路による電力供給下で、上記演算部は、上記表示器の各桁に、その桁に対応した上記操作キーによって入力された内容を表示させる
ことを特徴とする。
この一実施形態のタイマカウンタ装置では、上記電力供給回路による電力供給下で、上記演算部は、上記表示器の各桁に、その桁に対応した上記操作キーによって入力された内容を表示させる。したがって、ユーザは、どの桁のパラメータの設定内容を入力しているのか、分かり易い。この結果、パラメータ設定がさらに確実に行われる。
一実施形態のタイマカウンタ装置では、
上記表示器はタッチパネルからなり、
上記操作キーは、上記タッチパネルの表示画面に表示されるソフトウェアキーである
ことを特徴とする。
「タッチパネル」とは、液晶パネルのような表示装置とタッチパッドのような位置入力装置を組み合わせた電子部品であり、画面上の表示を押すことで指示、設定値などを入力するための装置を意味する。
この一実施形態のタイマカウンタ装置では、上記操作キーは、上記タッチパネルの表示画面にソフトウェアキーとして表示される。表示されたソフトウェアキーをユーザが押すことによって、パラメータ設定の操作が行われる。したがって、このタイマカウンタ装置では、物理的な装置としてのキー(ハードウェアキー)が省略され得る。
一実施形態のタイマカウンタ装置では、
上記パラメータについて候補となる複数の設定内容と、上記複数の設定内容をそれぞれ表すコードとを、互いに対応付けて記憶した対応テーブルを備え、
上記操作キーによって、上記パラメータについて、上記候補となる複数の設定内容のうち或る設定内容に対応するコードが入力され、
上記演算部は、上記対応テーブルを参照して、上記パラメータについて上記コードに対応する上記設定内容を、上記記憶部に記憶させるようになっている、
ことを特徴とする。
この一実施形態のタイマカウンタ装置では、上記操作キーによって、上記パラメータについて、上記候補となる複数の設定内容のうち或る設定内容に対応するコードが入力される。上記演算部は、上記対応テーブルを参照して、上記パラメータについて上記コードに対応する上記設定内容を、上記記憶部に記憶させる。各種パラメータについて、それぞれ同様の処理が行われ得る。したがって、ユーザは、パラメータ設定の操作を簡単に行うことができる。
一実施形態のタイマカウンタ装置では、
上記本体内で、上記動作用電源は第1の配線を介して供給され、上記電力供給回路は第2の配線によって構成され、上記第1の配線と上記第2の配線との間に、上記第1の配線から上記第2の配線へ向かって順方向にダイオードが介挿されており、
上記動作用電源による電力供給を受けているとき、上記動作用電源からの電力が、上記第1の配線を介して上記出力回路へ供給されるとともに、上記第1の配線、上記ダイオード、上記第2の配線を介して、上記操作キー、上記記憶部、および、上記演算部へ供給されるようになっている
ことを特徴とする。
以上より明らかなように、この開示のタイマカウンタ装置によれば、動作用電源からの電力供給無しに、かつ、低コストで、パラメータ設定が可能となる。
この発明の一実施形態のタイマカウンタ装置の外観を斜めから見たところを示す図である。 上記タイマカウンタ装置のブロック構成を示す図である。 上記タイマカウンタ装置に対して、USBケーブルを介して接続されるべき設定用電源としての汎用の電池を示す図である。 図4(A)は、上記タイマカウンタ装置の概略的な動作フローを示す図である。図4(B)は、従来の機器での動作フローを示す図である。 上記タイマカウンタ装置でのパラメータ設定のフローを示す図である。 図6(A)は、上記タイマカウンタ装置がタイマとして動作するときの、デフォルトでのパラメータ設定の例を、表示画面上で示す図である。図6(B)は、図6(A)のパラメータ設定がなされている場合の、上記タイマカウンタ装置のタイマとしての動作を説明する図である。 図7(A)~図7(B)は、図6(A)のパラメータ設定がなされている場合に、パラメータの一つとして時間レンジを変更する例を、表示画面上で示す図である。 図8(A)は、図7(B)に応じた変更後のパラメータ設定を、表示画面上で示す図である。図8(B)は、図8(A)のパラメータ設定がなされている場合の、上記タイマカウンタ装置のタイマとしての動作を説明する図である。 図9(A)は、上記タイマカウンタ装置がカウンタとして動作するときの、デフォルトでのパラメータ設定の例を、表示画面上で示す図である。図9(B)は、図9(A)のパラメータ設定がなされている場合の、上記タイマカウンタ装置のカウンタとしての動作を説明する図である。 図10(A)~図10(B)は、図9(A)のパラメータ設定がなされている場合に、パラメータの一つとして計数速度を変更する例を、表示画面上で示す図である。 図11(A)は、図10(B)に応じた変更後のパラメータ設定を、表示画面上で示す図である。図11(B)は、図11(A)のパラメータ設定がなされている場合の、上記タイマカウンタ装置のカウンタとしての動作を説明する図である。 図12(A)~図12(D)は、4種のパラメータをコードとして入力するための、パラメータ設定内容とコードとを対応付けた対応テーブルを例示する図である。 図12(A)~図12(D)の対応テーブルに従って、4種のパラメータがコードとして入力された態様を、表示画面上で示す図である。 上記タイマカウンタ装置の表示器がタッチパネルからなり、操作キーがソフトウェアキーとして表示される例を示す図である。
以下、この発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(装置の構成)
図1は、この発明の一実施形態のタイマカウンタ装置(全体を符号10で示す。)の外観を斜めから見たところを示している。このタイマカウンタ装置10は、動作用電源としての商用電源(後述の図2中に符号60で示す。)から電力供給を受けて、その電力を用いて計時および/または計数を行う装置である。
図1に示すように、このタイマカウンタ装置10は、略直方体状の本体10Mと、この本体10Mの前面を覆う前面パネル10Fと、本体10Mの後面を覆う後面カバー10Rとを備えている。
前面パネル10Fには、パネル上部に配置された表示器12と、この表示器12の下方に配置された操作キー13-1,13-2,13-3,13-4と、モードキー13Mと、リセットキー13Rとが設けられている。以下では、これらのキーを適宜「操作キー13」と総称する。
表示器12は、この例ではLCD(液晶表示素子)からなり、後述の表示回路32からの信号によって駆動され、各種表示を行う。例えば、表示器12は、操作キー13-1,13-2,13-3,13-4によって入力されたパラメータの設定内容を表示することができる。
操作キー13は、最下位の第1桁に対応する操作キー13-1と、その上の第2桁に対応する操作キー13-2と、さらにその上の第3桁に対応する操作キー13-3と、最上位の第4桁に対応する操作キー13-4と、モードキー13Mと、リセットキー13Rとを含んでいる。操作キー13-1,13-2,13-3,13-4の直上には、それぞれの操作キーの桁番号を示す数字「1」,「2」,「3」,「4」が表示されている。操作キー13-1,13-2,13-3,13-4は、それぞれ、キー上部を押されると数値のアップ、キー下部を押されると数値のダウンを行うようになっている。この例では、これらの操作キー13-1,13-2,13-3,13-4は、ユーザが上記計時および/または計数の動作を規定するパラメータの設定内容を入力するために用いられる(詳しくは、後述する。)。
モードキー13Mは、モードの移行、設定項目の切り替えを行うために用いられる。また、リセットキー13Rは、計時値および/または計数値と、出力をリセットするために用いられる。
この例では、操作キー13-1,13-2,13-3,13-4、モードキー13M、およびリセットキー13Rは、物理的な装置としてのキー(ハードウェアキー)からなっている。
後面カバー10Rには、商用電源60から電力供給を受けるための接続端子15と、外部から信号入力を受けるための接続端子16と、外部へ制御信号を出力するための接続端子17とが設けられている(これらの接続端子15,16,17は、後述の図2中に示されている。)。
図1中に示す本体10Mの上面には、電力受け部としてのUSB差込口31が設けられている。このUSB差込口31には、USB(Universal Serial Bus)規格の信号または電力を中継可能なマイクロBコネクタが差し込まれ、接続されるようになっている。この例では、図3に示すように、このUSB差込口31に、USBケーブル51を介して、商用電源60とは別の設定用電源としての汎用の電池50から電力の供給を受けるようになっている。この例では、USBケーブル51は、その両端に、汎用の電池50に接続されるタイプAコネクタ52と、USB差込口31に差し込まれるマイクロBコネクタ53とを有している。汎用の電池50にタイプAコネクタ52が接続され、かつ、マイクロBコネクタ53がUSB差込口31に接続された状態で、汎用の電池50からUSBケーブル51を介して、USB差込口31に電力(図2中に示すDC電圧Vst)が供給される。
この例では、電力受け部がUSB差込口31からなるので、設定用電源として、汎用の電池50からの電力を受けることが可能になる。したがって、ユーザは、設定用電源として汎用の電池50を用意すればよく、設定用電源を用意し易い。
図2は、タイマカウンタ装置10のブロック構成を示している。このタイマカウンタ装置10は、本体10Mに、上述の接続端子15,16とUSB差込口31に加えて、電源回路40と、表示回路32と、前面操作キースイッチ回路33と、内部制御回路20と、出力回路25と、入力回路26とを搭載している。内部制御回路20は、演算部21と、入力部22と、記憶部としての設定記憶部23と、出力部24とを含んでいる。また、図2中には、電力を供給する経路としての配線41,42,43,45,46が実線の矢印で示され、信号を伝える経路が破線の矢印で示されている。この例では、電力供給回路としての配線43は、USB差込口31に接続されている。配線41,42,45,46は第1の配線に相当し、また、配線43は第2の配線に相当する。
電源回路40は、商用電源60が接続端子15に接続されているとき、その商用電源60からの電力(この例では、商用電源の電圧VopはAC100VまたはAC240Vとする。)を、配線41を介して受けて、予め定められた値のDC電圧V1,V2,V3に変換し、そのDC電圧V1,V2,V3を、配線42,43,45,46を介して、本体10M内の各回路32,33,20,25,26へ供給する。具体的には、電源回路40は、DC電圧V1を、配線42,43を介して、表示回路32、前面操作キースイッチ回路33、内部制御回路20へ供給する。ここで、配線42,43間には、配線42から配線43へ向かって順方向にダイオード42Dが介挿されている。このダイオード42Dを通して、DC電圧V1は、配線43が含む3つの配線43a,43b,43cを介して、それぞれ表示回路32(したがって、表示器12)、前面操作キースイッチ回路33(したがって、操作キー13)、内部制御回路20へ供給される。また、DC電圧V2は、配線45を介して出力回路25へ供給される。さらに、DC電圧V3は、配線46を介して入力回路26へ供給される。この例では、DC電圧V1=5V、DC電圧V2=12Vまたは24V、DC電圧V3=5V、12Vまたは24Vになっている。
商用電源60が接続端子15に接続されていないときは、電源回路40は、DC電圧V1,V2,V3を発生しない。したがって、DC電圧V1,V2,V3は、各回路32,33,20,25,26へ供給されない。
汎用の電池50がUSBケーブル51を介してUSB差込口31に接続されているとき、汎用の電池50からのDC電圧Vstが、USB差込口31に接続されている配線43が含む3つの配線43a,43b,43cを介して、図2中に2点鎖線の枠30で囲まれた範囲(斜線を付している)に供給される。具体的には、DC電圧Vstは、表示回路32(したがって、表示器12)、前面操作キースイッチ回路33(したがって、操作キー13)、内部制御回路20へ供給される。この例では、DC電圧Vst=5Vになっている。なお、ダイオード42Dが配線43から配線42へ向かって逆方向になっているので、DC電圧Vstは、電源回路40へは影響を与えない。また、DC電圧Vstは、入力回路26と出力回路25へは供給されない。
汎用の電池50がUSB差込口31に接続されていないときは、DC電圧Vstは、表示回路32、前面操作キースイッチ回路33、内部制御回路20へ供給されない。
表示回路32は、電源回路40からのDC電圧V1または汎用の電池50からのDC電圧Vstの供給下で、内部制御回路20(特に、演算部21)からの制御信号に応じて、表示器12に各種表示が行われるように、上述の表示器12を駆動する。
前面操作キースイッチ回路33は、電源回路40からのDC電圧V1または汎用の電池50からのDC電圧Vstの供給下で、ユーザが操作キー13-1,13-2,13-3,13-4、モードキー13M、リセットキー13Rを操作して入力した指示・内容を、内部制御回路20(特に、演算部21)へ入力するために働く。
内部制御回路20は、既述のように、演算部21と、設定記憶部23と、入力部22と、出力部24とを含んでいる。
演算部21は、プログラムされたプロセッサ(例えば、CPU(Central Processing Unit))を含む。この演算部21は、電源回路40からのDC電圧V1または汎用の電池50からのDC電圧Vstの供給下で、このタイマカウンタ装置10の動作を制御する。
設定記憶部23は、この例では、非一時的(non-transitory)にデータを記憶し得るEEPROM(電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ)を含む。この設定記憶部23に対して、電源回路40からのDC電圧V1または汎用の電池50からのDC電圧Vstの供給下で、上述のパラメータの設定内容の書き込み、消去などが行われ得る。
入力部22は、電源回路40からのDC電圧V1の供給下で、入力回路26からの信号を、演算部21に入力する。
出力部24は、電源回路40からのDC電圧V1の供給下で、演算部21からの信号を、出力部24へ出力する。
この例では、汎用の電池50からのDC電圧Vstの供給下では、内部制御回路20のうち演算部21と設定記憶部23のみが動作する。汎用の電池50からのDC電圧Vstの供給下では、演算部21のプログラムによって、入力部22と出力部24は動作しないようになっている。
入力回路26は、電源回路40からのDC電圧V2の供給下で、外部(例えば、このタイマカウンタ装置10を制御する上位の装置)から接続端子16に入力された信号Sginを受けて、内部制御回路20(特に、入力部22)に入力する。この信号入力は、例えば、タイマカウンタ装置10のタイマとしての動作(後述のシグナルオンディレイモード)時に、信号SginのON(この例では、立ち上がりとする。)またはOFF(この例では、立ち下がりとする。)をトリガとして、計時動作を開始するのに用いられる。また、この信号入力は、タイマカウンタ装置10のカウンタとしての動作時に、計数の対象となる(信号SginのON、OFFの回数が計数される。)。
出力回路25は、電源回路40からのDC電圧V3の供給下で、内部制御回路20の出力部24から受けた信号を増幅して、接続端子17を通して、外部へ制御信号Ctrlを出力する。この制御信号Ctrlによって、このタイマカウンタ装置10によって制御されるべき外部の装置が制御され得る。
なお、汎用の電池50がUSB差込口31に接続されている状態で、商用電源60が接続端子15に接続されることは、想定されていない。
(装置の動作)
図4(A)は、このタイマカウンタ装置10の、パラメータ設定を含む概略的な動作フローを示している。図5は、タイマカウンタ装置10でのパラメータ設定のフローを示している。
このタイマカウンタ装置10では、まず、汎用の電池50がUSB差込口31に接続される。これにより、図4(A)のステップS1に示すように、汎用の電池50からのDC電圧Vstが、配線43を介して、表示回路32、前面操作キースイッチ回路33、内部制御回路20へ供給される。
この汎用の電池50からのDC電圧Vstの供給下で、パラメータ設定が行われる(ステップS2)。
具体的には、図5のステップS21に示すように、ユーザがモードキー13Mを(この例では3秒以上)押下する。これにより、ステップS22に示すように、タイマカウンタ装置10は、パラメータ設定モードに移行する。このパラメータ設定モードで、ステップS23に示すように、ユーザが操作キー13を操作することによって、パラメータを設定する。このとき、図2中に示す前面操作キースイッチ回路33は、ユーザが操作キー13を操作して入力した指示・内容を、内部制御回路20(特に、演算部21)へ入力する。演算部21は、入力されたパラメータの設定内容を設定記憶部23に記憶させる処理を行う。ユーザがモードキー13Mを押す度に、入力されるパラメータの種類が切り替わり、各パラメータの設定が順に行われる。
各パラメータの設定のために、ユーザが操作キー13を操作している間、演算部21は、操作キー13によって入力されたパラメータの設定値を、例えば図8(A)中の第2表示欄62に示すように、表示器12に表示させる処理を行う。図8(A)の例では、第2表示欄62にセット時間1000s(秒)が表示されている。したがって、ユーザは、入力されたパラメータの設定値を、目視により確認できる。この結果、パラメータ設定が確実に行われる。
各パラメータの設定が完了すると、ユーザが汎用の電池50をUSB差込口31から取り外す。これにより、ステップS24に示すように、汎用の電池50からのDC電圧Vstの供給が停止される(パラメータ設定モードの終了)。
このようにして、商用電源60からの電力供給無しに、パラメータ設定(または変更)が行われる。このとき、出力回路25へ電力供給が行われないので、出力回路25は動作しない。したがって、ユーザがパラメータ設定の操作を行っている間に、接続端子17を通して外部へ、ユーザの意図しない出力が行われることは無い。したがって、ユーザは、操作キー13によるパラメータ設定を、時間をかけて行うことができる。
この後、図4(A)のステップS3に示すように、ユーザが商用電源60を接続端子15に接続する(動作用電源投入)。すると、図2中に示す電源回路40は、商用電源60からの電力に由来するDC電圧V1,V2,V3を、配線42,43,45,46を介して、本体10M内の各回路32,33,20,25,26へ供給する。この状態で、図4(A)のステップS4に示すように、タイマカウンタ装置10は、パラメータの設定内容によって規定された計時および/または計数の動作、すなわち、ユーザが意図した通りの動作を行う。
このように、このタイマカウンタ装置10では、商用電源60からの電力供給無しに、パラメータ設定が行われる。また、このタイマカウンタ装置10では、設定スイッチ(ディップスイッチ、サムロータリスイッチなど)を増設する必要が無く、むしろ、設定スイッチを削減または省略できる。したがって、低コスト化が可能になる。
また、ユーザは、パラメータ設定の操作を行っている間だけ一時的に汎用の電池50を用意すれば足り、パラメータ設定完了後はUSB差込口31から取り外した汎用の電池50を、別の用途に利用してもよい。
(効果の例1)
図6~図8によって、タイマカウンタ装置10がタイマとして動作するときの効果について説明する。
図6(A)は、タイマカウンタ装置がタイマとして動作するときの、デフォルトでのパラメータ設定の例を、表示器12の表示画面上で示している。この表示画面の上部に設けられた第1表示欄61には、現在の計時値が最大4桁で表示されるようになっている。また、この表示画面の下部に設けられた第2表示欄62には、設定値が最大4桁で表示されるようになっている。この例では、第2表示欄62に表示されているように、セット時間(計時開始から完了までの時間)が10.00s(秒)に設定されている。したがって、図6(B)に示すように、商用電源の電圧Vopが時刻t=0で立ち上がってから10.00秒間経過すると、制御信号Ctrlが立ち上がってしまう(ONする)。これは、仮に図4(B)のフローによってパラメータ設定を行うと、ユーザの意図しない出力が行われる例である。
そこで、この例では、図7(A)~図7(B)に示すように、ユーザがモードキー13Mを押すことによって、時間レンジの設定モード(第1表示欄61に「RANG」と表示される)を選択する。そして、ユーザが操作キー13を操作して、図4(A)のフローによって、パラメータの一つとして時間レンジを図7(A)に示す「0.01sec~99.99sec」から図7(B)に示す「1sec~9999sec」へ変更する。なお、図7(A)では、小数点の位置が第2表示欄62の第2桁と第3桁との間にあるのに対して、図7(B)では、小数点の表示が無く、第1桁が秒の桁になっている。したがって、第2表示欄62の4桁の数字が元の「1000」であれば、図8(A)中の第2表示欄62に示すように、セット時間は1000sに変更されたことになる。この変更後の時間レンジの内容は、設定記憶部23に記憶される。
そのようにした場合、図8(B)に示すように、本来の動作時に、商用電源の電圧Vopが時刻t=0で立ち上がってから1000秒間経過した時点で、初めて制御信号Ctrlが立ち上がる(ONする)。これは、ユーザが意図した通りの動作である。
ここで、図6(A)、図8(A)によって分かるように、表示器12の第1表示欄61、第2表示欄62の表示の桁数(この例では、4桁)は、操作キー13-1,13-2,13-3,13-4の数と一致している。第2表示欄62の各桁は、それぞれ各桁に対応して第2表示欄62の直下に表示された横バー69と、各横バー69から下方の操作キーの桁番号「1」,「2」,「3」,「4」とを結ぶ線分68によって、それぞれ操作キー13-1,13-2,13-3,13-4と対応付けられている。例えば、パラメータ設定モードでは、演算部21は、表示器12の第2表示欄62の各桁に、その桁に対応した操作キー13-1,13-2,13-3,13-4によって入力された内容を表示させる。したがって、ユーザは、どの桁のパラメータの設定内容を入力しているのか、分かり易い。この結果、パラメータ設定がさらに確実に行われる。また、本来の動作時には、第2表示欄62の設定値の各桁に対して、第1表示欄61の現在の計時値の各桁が対応して表示される。したがって、ユーザは、セット時間に対して、現在の計時値がどの程度進んでいるのか、分かり易い。
(効果の例2)
図9~図11によって、タイマカウンタ装置10がカウンタとして動作するときの効果について説明する。この例では、図9(B)中に示すように、接続端子16に入力された信号SginのONの回数が計数の対象となり、演算部21が計数結果としてカウント値Cntを算出するものとする。
図9(A)は、タイマカウンタ装置10がカウンタとして動作するときの、デフォルトでのパラメータ設定の例を、表示器12の表示画面上で示している。この表示画面の上部に設けられた第1表示欄61には、現在のカウント値Cntが表示されるようになっている。この例では、パラメータの一つとして計数速度が5kHzに設定されているものとする。これにより、演算部21は、信号Sginの5kHzまでのスピードのON,OFFに反応して、カウント値Cntを増やしてゆくものとする。また、この表示画面の下部に設けられた第2表示欄62には、セットカウント値(計数開始から完了までのカウント数)が表示されるようになっている。この例では、第2表示欄62に表示されているように、セットカウント値が「12」カウントに設定されている。したがって、図9(B)に示すように、商用電源の電圧Vopが時刻t=0で立ち上がってからカウント値Cntが12カウントに達すると、比較的早く制御信号Ctrlが立ち上がってしまう(ONする)。これは、仮に図4(B)のフローによってパラメータ設定を行うと、ユーザの意図しない出力が行われる例である。
そこで、この例では、図10(A)~図10(B)に示すように、ユーザがモードキー13Mを押すことによって、計数速度の設定モード(第1表示欄61に「CNTS」と表示される)を選択する。そして、ユーザが操作キー13を操作して、図4(A)のフローによって、パラメータの一つとして計数速度を図10(A)に示す「5kHz」から図10(B)に示す「30Hz」へ変更する。これにより、演算部21は、信号Sginの30HzまでのスピードのON,OFFに反応して、カウント値Cntを増やしてゆくものとする。つまり、演算部21は、30Hzを超えるスピードのON,OFFには反応しない。この変更後の計数速度の内容は、設定記憶部23に記憶される。
そのようにした場合、図11(B)中に示すように、信号SginのON,OFFのスピードが元の通りであれば、図9(B)中に示した例に比して、カウント値Cntが増えるスピードは遅くなる。例えば、図9(A)中の第1表示欄61に示した「12」カウントとなる時点で、図11(A)中の第1表示欄61に示すように「3」カウントとなる。したがって、セットカウント値が元の「12」カウントであれば、本来の動作時に、商用電源の電圧Vopが時刻t=0で立ち上がってから比較的遅い時点で、初めて制御信号Ctrlが立ち上がる(ONする)。これは、ユーザが意図した通りの動作である。
(変形例1)
上の例では、パラメータ設定を行う際に、操作キー13-1,13-2,13-3,13-4によってパラメータの設定内容をパラメータ値(パラメータ自体の値)として入力したが、これに限られるものではない。操作キー13-1,13-2,13-3,13-4によって、パラメータの設定内容をコード(符号)として入力してもよい。
その場合、例えば、設定記憶部23に、予め、各パラメータについて候補となる複数の設定内容と、それらの複数の設定内容をそれぞれ表すコードとを、互いに対応付けて記憶した対応テーブル(図12(A)~図12(D)に示す。)を格納しておく。
例えば、図12(A)の対応テーブルは、パラメータとしての「時間レンジ」について複数の設定内容「0.01s~99.99s」、「0.1s~999.9s」、「1s~9999s」、「0min01s~99min59s」、「0.1min~999.9min」、…と、それらの複数の設定内容をそれぞれ表すコード「0」、「1」、「2」、「3」、「4」、…とを、互いに対応付けて記憶している。
図12(B)の対応テーブルは、パラメータとしての「加算・減算」について候補となる2つの設定内容「加算(up)」、「減算(DOWN)」と、それらの2つの設定内容をそれぞれ表すコード「0」、「1」とを、互いに対応付けて記憶している。ここで、「加算(up)」とは、計時または計数をゼロからアップしてゆくことを意味する。「減算(DOWN)」とは、計時または計数を特定値からダウンしてゆくことを意味する。
図12(C)の対応テーブルは、パラメータとしての「出力モード」について候補となる複数の設定内容「A」、「A-1」、「A-2」、「A-3」、「b」、「b-1」、…と、それらの複数の設定内容をそれぞれ表すコード「0」、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」…とを、互いに対応付けて記憶している。例えば、設定内容「A-1」は、商用電源60の電圧Vopが印加されている状態で外部から入力される信号SginがONしたとき、その信号SginがONした時点からセット時間経過後に、制御信号CtrlがONになる、というモード(シグナルオンディレイモード)を意味する。また、設定内容「A-2」は、商用電源60の電圧Vopが立ち上がった時点からセット時間経過後に、制御信号CtrlがONになる、というモード(パワーオンディレイモード)を意味する。
図12(D)の対応テーブルは、パラメータとしての「入力モード」について候補となる2つの設定内容「NPN」、「PNP」と、それらの2つの設定内容をそれぞれ表すコード「0」、「1」とを、互いに対応付けて記憶している。ここで、「NPN」とは、信号Sginのタイプが無電圧入力であることを意味する。「PNP」とは、信号Sginのタイプが電圧入力であることを意味する。
この場合、操作キー13-4,13-3,13-2,13-1によって、例えば図13中の表示器12の第1表示欄61に示すように、上記4種のパラメータ「時間レンジ」、「加算・減算」、「出力モード」、「入力モード」について、それぞれ上記候補となる複数の設定内容のうち或る設定内容に対応するコードが入力される。この例では、コード「3」、「1」、「2」、「0」が入力されている。ここで、図13中の「時間レンジ」についてのコード「3」は、図12(A)中に破線の枠71で示すように、設定内容「0min01s~99min59s」を意味する。図13中の「加算・減算」についてのコード「1」は、図12(B)中に破線の枠72で示すように、設定内容「減算(DOWN)」を意味する。図13中の「出力モード」についてのコード「2」は、図12(C)中に破線の枠73で示すように、設定内容「A-1」を意味する。また、図13中の「入力モード」についてのコード「0」は、図12(D)中に破線の枠74で示すように、設定内容「NPN」を意味する。
この例では、パラメータ設定モードでは、演算部21は、設定記憶部23に格納されている対応テーブル(図12(A)~図12(D))を参照して、上記4種のパラメータ「時間レンジ」、「加算・減算」、「出力モード」、「入力モード」について、それぞれ上記コード「3」、「1」、「2」、「0」に対応する設定内容を、設定記憶部23に記憶させる。このようにした場合、ユーザは、パラメータ設定の操作を簡単に行うことができる。
また、この例では、演算部21は、表示器12の第1表示欄61の各桁に、操作キー13-4,13-3,13-2,13-1によって入力された設定内容、すなわち、上記4種のパラメータ「時間レンジ」、「加算・減算」、「出力モード」、「入力モード」を表すコード「3」、「1」、「2」、「0」を、それぞれ対応させて表示する。したがって、ユーザは、どの桁のパラメータの設定内容を入力しているのか、分かり易い。この結果、パラメータ設定が確実に行われる。
(変形例2)
上の例では、操作キー13-1,13-2,13-3,13-4、モードキー13M、およびリセットキー13Rを、物理的な装置としてのキー(ハードウェアキー)としたが、これに限られるものではない。操作キー13は、表示器12の表示画面に表示されるキー(ソフトウェアキー)であってもよい。
例えば、図14に示すように、タイマカウンタ装置10は、上述の表示器12に代えて、タッチパネルからなる表示器12Aを備えるものとする。この場合、演算部21は、表示回路32によって、操作キー13-1′,13-2′,13-3′,13-4′、モードキー13M′、およびリセットキー13R′を、表示器12の表示画面にソフトウェアキー13Aとして表示させる。なお、第2表示欄62の直下に表示された横バー69′と、各横バー69から下方の操作キーの桁番号「1」,「2」,「3」,「4」とを結ぶ線分68′についても、同様に、表示画面上に表示される。
このようにした場合、表示されたソフトウェアキー13Aをユーザが押すことによって、パラメータ設定の操作が行われる。したがって、このタイマカウンタ装置10では、物理的な装置としてのキー(ハードウェアキー)が省略され得る。したがって、タイマカウンタ装置10の低コスト化を推進することができる。
上の例では、電力受け部としてのUSB差込口31が本体10Mの上面に設けられたが、これに限られるものではない。電力受け部としてのUSB差込口31は、本体10Mの上面に代えて、例えば、前面パネル10Fに設けられてもよい。
また、電力受け部は、USB差込口31に限られるものではなく、DC(直流)プラグが差し込まれるジャックであってもよいし、電力を供給するための端子が接続される接続端子であってもよい。
また、上の例では、動作用電源は商用電源(AC100VまたはAC240V)であるものとしたが、これに限られるものではない。動作用電源は、AC100V~AC240Vの範囲内(例えばAC110V、AC200V)であってもよいし、さらに、AC24V、DC12V~DC48V、DC100V~DC240Vなどであってもよい。このように、動作用電源は、AC電源とDC電源のいずれであってもよいし、それらの電圧も例示の値に限定されない。
また、上の例では、汎用の電池50からのDC電圧Vstの供給下でパラメータ設定が行われるとき(図4(A)のステップS1~S2)、入力回路26と出力回路25へはDC電圧Vstが供給されない構成とした(図2参照)。しかしながら、これに限られるものではない。ユーザの意図しない出力が行われるのを防止するためには、出力回路25へDC電圧Vstが供給されなければ足り、入力回路26へはDC電圧Vstが供給されてもよい。
また、上述の実施形態では、演算部21はCPUを含むものとしたが、これに限るものではない。演算部21は、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの、論理回路(集積回路)を含むものとしてもよい。
以上の実施形態は例示であり、この発明の範囲から離れることなく様々な変形が可能である。上述した複数の実施の形態は、それぞれ単独で成立し得るものであるが、実施の形態同士の組みあわせも可能である。また、異なる実施の形態の中の種々の特徴も、それぞれ単独で成立し得るものであるが、異なる実施の形態の中の特徴同士の組みあわせも可能である。
10 タイマカウンタ装置
41,42,43,45,46 配線
31 USB差込口
40 電源回路
50 汎用の電池
60 商用電源

Claims (7)

  1. 動作用電源から電力供給を受けて、その電力を用いて計時および/または計数を行うタイマカウンタ装置であって、
    本体を備え、
    上記動作用電源とは別の設定用電源からの電力を受ける電力受け部と、
    上記計時および/または計数の動作を規定するパラメータの設定内容を入力するための操作キーと、
    上記パラメータの設定内容を記憶し得る記憶部と、
    上記記憶部へ上記パラメータの設定内容を記憶させる処理を実行可能な演算部と、
    上記計時および/または計数の結果を出力するための出力回路と、
    上記電力受け部に上記設定用電源からの電力を受けているとき、上記出力回路を除いて、上記操作キー、上記記憶部、および、上記演算部へ、上記設定用電源からの電力を供給する電力供給回路と
    が、上記本体に一体に搭載され、
    上記電力供給回路による電力供給下で、上記演算部は、上記操作キーを介して入力された上記パラメータの設定内容を、上記記憶部に記憶させる処理を行うようになっており、
    上記設定用電源に代えて上記動作用電源による電力供給を受けているとき、上記演算部は、上記記憶部に記憶された上記パラメータの設定内容に従って、上記出力回路に上記計時および/または計数の結果を出力させるようになっている
    ことを特徴とするタイマカウンタ装置。
  2. 請求項1に記載のタイマカウンタ装置において、
    上記電力受け部はUSB差込口からなることを特徴とするタイマカウンタ装置。
  3. 請求項1または2に記載のタイマカウンタ装置において、
    上記操作キーによって入力された上記パラメータの設定内容を表示するための表示器を備え、
    上記電力受け部に上記設定用電源からの電力を受けているとき、上記電力供給回路は、上記表示器に、上記設定用電源からの電力を供給し、
    上記電力供給回路による電力供給下で、上記演算部は、上記操作キーによって入力された上記パラメータの設定内容を、上記表示器に表示させる処理を行う
    ことを特徴とするタイマカウンタ装置。
  4. 請求項3に記載のタイマカウンタ装置において、
    上記表示器の表示の桁数は、上記操作キーの数と一致し、
    上記電力供給回路による電力供給下で、上記演算部は、上記表示器の各桁に、その桁に対応した上記操作キーによって入力された内容を表示させる
    ことを特徴とするタイマカウンタ装置。
  5. 請求項3または4に記載のタイマカウンタ装置において、
    上記表示器はタッチパネルからなり、
    上記操作キーは、上記タッチパネルの表示画面に表示されるソフトウェアキーである
    ことを特徴とするタイマカウンタ装置。
  6. 請求項1から5までのいずれか一つに記載のタイマカウンタ装置において、
    上記パラメータについて候補となる複数の設定内容と、上記複数の設定内容をそれぞれ表すコードとを、互いに対応付けて記憶した対応テーブルを備え、
    上記操作キーによって、上記パラメータについて、上記候補となる複数の設定内容のうち或る設定内容に対応するコードが入力され、
    上記演算部は、上記対応テーブルを参照して、上記パラメータについて上記コードに対応する上記設定内容を、上記記憶部に記憶させるようになっている、
    ことを特徴とするタイマカウンタ装置。
  7. 請求項1から6までのいずれか一つに記載のタイマカウンタ装置において、
    上記本体内で、上記動作用電源は第1の配線を介して供給され、上記電力供給回路は第2の配線によって構成され、上記第1の配線と上記第2の配線との間に、上記第1の配線から上記第2の配線へ向かって順方向にダイオードが介挿されており、
    上記動作用電源による電力供給を受けているとき、上記動作用電源からの電力が、上記第1の配線を介して上記出力回路へ供給されるとともに、上記第1の配線、上記ダイオード、上記第2の配線を介して、上記操作キー、上記記憶部、および、上記演算部へ供給されるようになっている
    ことを特徴とするタイマカウンタ装置。
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