JP7003954B2 - ダブルデッキエレベータ - Google Patents
ダブルデッキエレベータ Download PDFInfo
- Publication number
- JP7003954B2 JP7003954B2 JP2019049176A JP2019049176A JP7003954B2 JP 7003954 B2 JP7003954 B2 JP 7003954B2 JP 2019049176 A JP2019049176 A JP 2019049176A JP 2019049176 A JP2019049176 A JP 2019049176A JP 7003954 B2 JP7003954 B2 JP 7003954B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- car
- cord
- movable pulley
- guided
- upper car
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
Description
あるいは、前記下かごの下部に設置され、当該下かごと共に上下移動する可動滑車装置を有し、前記固定滑車装置は、第1の固定滑車と第2の固定滑車を含み、前記索状手段は、単一の索状物からなり、前記索状物は、その一部が前記可動滑車装置に案内されて下方へ折り返されていて、当該可動滑車装置を介して前記下かごに連結されており、前記可動滑車装置に案内されて下方へ折り返された第1端部側が前記第1の固定滑車に案内されて上方へ折り返されて、当該第1端部が前記上かごに連結され、第2端部側が第2の固定滑車に案内されて上方へ折り返されて当該第2端部が前記上かごに連結されており、前記索状物の前記第1端部と前記第2端部が、平面視で前記上かごの重心に関し、点対称となる位置で連結されており、前記可動滑車装置は、当該可動滑車装置に案内されて折り返された両索状物部分に生じる張力の合力の作用線が、平面視で前記下かごの重心を通る位置に設置されていることを特徴とする。
<実施形態1>
(全体構成)
図1は、実施形態に係るダブルデッキエレベータ10全体の概略構成を示す図である。
図3(a)は、図2から主としてかご間隔調整のための構成要素を抽出した図である。図2と図3(a)を参照しながら説明を続ける。
上かご36は、上かご本体40と上かご本体40の上部に設けられた一対の吊車42A,42Bを含んでいる。下かご38は、下かご本体44と下かご本体44の下部に設けられた一対の吊車46A,46Bを含んでいる。
なお、上かご36、下かご38をガイドレール54A,54Bに案内するためのガイド装置は、ガイドシューに限らず、ローラガイドを用いても構わない。
上記のようなかご間隔調整機構、すなわち、トラクション式のかご間隔調整機構を採用したダブルデッキエレベータでは、〔背景技術〕の欄で述べたように、外かごの急停止時における上かごと下かごの飛び上がりが問題となる。
固定滑車装置66は、下かご38よりも下方の外かご24部分である下梁34Bに台座64を介して設置されている。固定滑車装置66は、シーブ68aを有する第1固定滑車68とシーブ70aを有する第2固定滑車70とからなる。
実施形態2は、実施形態1とは、飛び上がり抑制機構が異なっている以外は、基本的に同様の構成である。よって、共通する構成については、実施形態1と同じ符号を付して説明を省略するか必要に応じて言及するに止め、以下異なる部分である飛び上がり抑制機構を中心に説明する。
索状手段は、第1ワイヤロープ92Aと第2ワイヤロープ92Bとからなる。
また、下かご38の下部には、下かご38と共に上下移動する第1可動滑車装置94Aと第2可動滑車装置94Bが設置されている。
実施形態1、実施形態2では、2本のワイヤロープで飛び上がり抑制機構を構成したが、実施形態3では、単一の(1本の)ワイヤロープで飛び上がり抑制機構を構成している。
実施形態3に係るダブルデッキエレベータは、実施形態1、2とは、飛び上がり抑制機構が異なっている以外は、基本的に同様の構成である。よって、かご間隔調整機構等の共通する構成についての説明は省略し、以下異なる部分である飛び上がり抑制機構を中心に説明する。
索状手段として、単一のワイヤロープ134が用いられている。
(1)上記実施形態では、かご間隔調整のために、上かご36と下かご38を外かご24内で吊り下げる間隔調整索状物として、ワイヤロープ52を用いたが、間隔調整索状物は、ワイヤロープに限らず、例えば、スチールコード等の心線入りのゴムベルトや炭素繊維からなるベルトを用いても構わない。
(2)上記実施形態では、飛び上がり抑制機構を構成する索状物としてワイヤロープ74,76(実施形態1)、ワイヤロープ92A,92B(実施形態2)、ワイヤロープ134(実施形態3)を用いたが、ワイヤロープに限らず、例えば、スチールコード等の心線入りのゴムベルトや炭素繊維からなるベルトを用いても構わない。
24 外かご
36 上かご
38 下かご
52 ワイヤロープ
66、84、122 固定滑車装置
72 索状手段
92A 第1ワイヤロープ
92B 第2ワイヤロープ
134 ワイヤロープ
Claims (5)
- 昇降路内を昇降する外かごの内側に上かごと下かごとを有し、駆動シーブに掛けられて折り返された、かご間隔調整用の間隔調整索状物の一端側で前記上かごを吊り下げ、他端側で前記下かごを吊り下げた構成を含み、前記上かごと前記下かごの飛び上がり抑制機構を有するダブルデッキエレベータであって、
当該飛び上がり抑制機構は、
前記下かごよりも下方の外かご部分に設置された固定滑車装置と、
前記固定滑車装置に案内されて上方へ折り返され、前記上かごと前記下かごを連結する索状手段と、
を備え、
前記索状手段に生じる張力で前記上かごと前記下かごが相互に下方へ引っ張られる構成とされ、上かごに作用する張力の合力の作用線が、平面視で、上かごの重心を通り、下かごに作用する張力の合力の作用線が、平面視で、下かごの重心を通る構成とされていることを特徴とするダブルデッキエレベータ。 - 前記固定滑車装置は、第1の固定滑車と第2の固定滑車を含み、
前記索状手段は、前記第1の固定滑車に案内されて上方へ折り返され、第1端部が前記上かごに、第2端部が前記下かごに連結された第1の索状物と、前記第2の固定滑車に案内されて上方へ折り返され、第1端部が前記上かごに、第2端部が前記下かごに連結された第2の索状物とからなり、
前記第1の索状物の前記第1端部と前記第2の索状物の前記第1端部が、平面視で前記上かごの重心に関し、点対称となる位置で連結されており、
前記第1の索状物の前記第2端部と前記第2の索状物の前記第2端部が、平面視で前記下かごの重心に関し、点対称となる位置で連結されていることを特徴とする請求項1に記載のダブルデッキエレベータ。 - 前記下かごの下部に設置され、当該下かごと共に上下移動する第1の可動滑車装置と第2の可動滑車装置を有し、
前記固定滑車装置は、一対の固定滑車からなる第1組の固定滑車と一対の固定滑車からなる第2組の固定滑車を含み、
前記索状手段は、第1の索状物と第2の索状物とからなり、
前記第1の索状物は、前記第1の可動滑車装置に案内されて下方へ折り返された第1端部側が前記第1組の固定滑車の一方の固定滑車に案内されて上方へ折り返されて、当該第1端部が前記上かごに連結され、第2端部側が他方の固定滑車に案内されて上方へ折り返されて当該第2端部が前記上かごに連結されており、
前記第2の索状物は、前記第2の可動滑車装置に案内されて下方へ折り返された第1端部側が前記第2組の固定滑車の一方の固定滑車に案内されて上方へ折り返されて、当該第1端部が前記上かごに連結され、第2端部側が他方の固定滑車に案内されて上方へ折り返されて当該第2端部が前記上かごに連結されていて、
前記第1の索状物の前記第1端部と前記第2端部、前記第2の索状物の前記第1端部と前記第2端部が、平面視で前記上かごの重心に関し、点対称となる位置で連結されており、
前記第1の可動滑車装置と前記第2の可動滑車装置は、当該両可動滑車装置の各々に案内されて折り返された索状物部分に生じる張力の合力の作用線が、平面視で前記下かごの重心を通る位置に設置されていることを特徴とする請求項1に記載のダブルデッキエレベータ。 - 前記下かごの下部に設置され、当該下かごと共に上下移動する可動滑車装置を有し、
前記固定滑車装置は、第1の固定滑車と第2の固定滑車を含み、
前記索状手段は、単一の索状物からなり、
前記索状物は、その一部が前記可動滑車装置に案内されて下方へ折り返されていて、当該可動滑車装置を介して前記下かごに連結されており、
前記可動滑車装置に案内されて下方へ折り返された第1端部側が前記第1の固定滑車に案内されて上方へ折り返されて、当該第1端部が前記上かごに連結され、第2端部側が第2の固定滑車に案内されて上方へ折り返されて当該第2端部が前記上かごに連結されており、
前記索状物の前記第1端部と前記第2端部が、平面視で前記上かごの重心に関し、点対称となる位置で連結されており、
前記可動滑車装置は、当該可動滑車装置に案内されて折り返された両索状物部分に生じる張力の合力の作用線が、平面視で前記下かごの重心を通る位置に設置されていることを特徴とする請求項1に記載のダブルデッキエレベータ。 - 前記可動滑車装置は、第1の可動滑車と第2の可動滑車を含み、
前記単一の索状物は、前記第1の可動滑車と前記第2の可動滑車に掛け渡されており、前記第1端部側が前記第1の可動滑車で、前記第2端部側が前記第2の可動滑車でそれぞれ下方へ折り返されていて、
前記第1の可動滑車と前記第2の可動滑車が、平面視で前記下かごの重心に関し、点対称となる位置に設置されていることを特徴とする請求項4に記載のダブルデッキエレベータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019049176A JP7003954B2 (ja) | 2019-03-15 | 2019-03-15 | ダブルデッキエレベータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019049176A JP7003954B2 (ja) | 2019-03-15 | 2019-03-15 | ダブルデッキエレベータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020147441A JP2020147441A (ja) | 2020-09-17 |
JP7003954B2 true JP7003954B2 (ja) | 2022-01-21 |
Family
ID=72431667
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019049176A Active JP7003954B2 (ja) | 2019-03-15 | 2019-03-15 | ダブルデッキエレベータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7003954B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002038482A1 (fr) | 2000-11-08 | 2002-05-16 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Dispositif de cabine pour ascenseurs a double cabine |
JP2010275042A (ja) | 2009-05-27 | 2010-12-09 | Hitachi Ltd | ダブルデッキエレベーター |
JP2013006635A (ja) | 2011-06-22 | 2013-01-10 | Hitachi Ltd | ダブルデッキエレベーターのかご用非常止め復帰方法 |
US20170267488A1 (en) | 2014-12-02 | 2017-09-21 | Inventio Ag | Elevator installation with a safety device for an elevator car arrangement |
-
2019
- 2019-03-15 JP JP2019049176A patent/JP7003954B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002038482A1 (fr) | 2000-11-08 | 2002-05-16 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Dispositif de cabine pour ascenseurs a double cabine |
JP2010275042A (ja) | 2009-05-27 | 2010-12-09 | Hitachi Ltd | ダブルデッキエレベーター |
JP2013006635A (ja) | 2011-06-22 | 2013-01-10 | Hitachi Ltd | ダブルデッキエレベーターのかご用非常止め復帰方法 |
US20170267488A1 (en) | 2014-12-02 | 2017-09-21 | Inventio Ag | Elevator installation with a safety device for an elevator car arrangement |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020147441A (ja) | 2020-09-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100427470B1 (ko) | 엘리베이터 | |
JP4229633B2 (ja) | マシンルームレスエレベータ | |
JP5873884B2 (ja) | エレベータ | |
CA2749243A1 (en) | Elevator arrangement and method | |
JP2000255933A5 (ja) | ||
US20140231180A1 (en) | Elevator system | |
KR20170102306A (ko) | 엘리베이터 시스템 로핑 구성부 | |
WO2003008318A1 (fr) | Dispositif d'ascenseur | |
JP6813041B2 (ja) | ダブルデッキエレベータ | |
JP4270642B2 (ja) | エレベーター装置 | |
JP5693723B2 (ja) | ダブルデッキエレベータ | |
JP6818909B2 (ja) | 機械室レスエレベータ | |
JP4549616B2 (ja) | エレベータ装置 | |
KR100870389B1 (ko) | 승강기 장치 | |
JP2006036487A (ja) | エレベータ装置 | |
JP7003954B2 (ja) | ダブルデッキエレベータ | |
JPWO2020044444A1 (ja) | 揚程延長式工事用エレベーター | |
JP6336225B2 (ja) | エレベータ装置 | |
JP3074951B2 (ja) | エレベーター装置 | |
JPWO2018198232A1 (ja) | エレベータ装置 | |
JP6684473B2 (ja) | 複数の釣合い錘を備えるエレベータ | |
WO2005080250A1 (ja) | 機械室レスエレベータ | |
JP4397896B2 (ja) | エレベータ装置 | |
JP7657356B1 (ja) | エレベーター装置 | |
JP2016166063A (ja) | エレベータ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200304 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210518 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20211130 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20211213 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7003954 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |