[go: up one dir, main page]

JP7002378B2 - デジタル時間変換器及び情報処理装置 - Google Patents

デジタル時間変換器及び情報処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7002378B2
JP7002378B2 JP2018051613A JP2018051613A JP7002378B2 JP 7002378 B2 JP7002378 B2 JP 7002378B2 JP 2018051613 A JP2018051613 A JP 2018051613A JP 2018051613 A JP2018051613 A JP 2018051613A JP 7002378 B2 JP7002378 B2 JP 7002378B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
delay
signal
circuit
start signal
digital
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018051613A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019165330A (ja
Inventor
健太郎 吉岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2018051613A priority Critical patent/JP7002378B2/ja
Priority to US16/126,477 priority patent/US10516413B2/en
Publication of JP2019165330A publication Critical patent/JP2019165330A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7002378B2 publication Critical patent/JP7002378B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/66Digital/analogue converters
    • H03M1/82Digital/analogue converters with intermediate conversion to time interval
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K5/00Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
    • H03K5/13Arrangements having a single output and transforming input signals into pulses delivered at desired time intervals
    • H03K5/135Arrangements having a single output and transforming input signals into pulses delivered at desired time intervals by the use of time reference signals, e.g. clock signals

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Pulse Circuits (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Description

本発明の実施形態は、デジタル時間変換器及び情報処理装置に関する。
デジタル入力信号に応じたパルス幅のパルス信号を出力するデジタル時間変換器が知られている。この種のデジタル時間変換器では、それぞれ遅延時間が異なる複数の遅延回路を直列接続し、各遅延回路を動作させるか否かをデジタル入力信号により選択している。
しかしながら、この種のデジタル時間変換器では、デジタル入力信号のビット数が増えると、遅延回路の数が指数関数的に増えて、回路規模が急激に大きくなるという問題がある。
米国特許8,988,262公報
本発明の一態様は、デジタル入力信号のビット数が増えても、回路規模が急激に大きくならないようにしたデジタル時間変換器及び情報処理装置を提供するものである。
本実施形態によれば、発振動作を行う発振器と、
起動信号が入力されたタイミングで前記発振器の発振回数のカウントを開始し、前記タイミングから、カウントされた発振回数がデジタル入力信号に応じた基準発振回数に到達するまでの期間、前記起動信号を遅延させた第1遅延起動信号を出力するカウント回路と、を備える、デジタル時間変換器が提供される。
第1の実施形態によるデジタル時間変換器1の概略構成を示すブロック図。 図1のデジタル時間変換器1のタイミング図。 図1の第1変形例によるデジタル時間変換器の概略構成を示すブロック図。 図1の第2変形例によるデジタル時間変換器の概略構成を示すブロック図。 図1の第3変形例によるデジタル時間変換器の概略構成を示すブロック図。 図5のデジタル時間変換器を具体化した回路図。 リング発振器の一変形例を示す回路図。 デジタル遅延回路の内部構成の一例を示すブロック図。 第2の実施形態によるデジタル時間変換器を備えた情報処理装置の概略構成を示すブロック図。 選択的発振器の内部構成の一例を示す図。 図9の情報処理装置にN=2個のデジタル入力信号を順に入力した場合のタイミング図。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。なお、本件明細書と添付図面においては、理解のしやすさと図示の便宜上、一部の構成部分を省略、変更または簡易化して説明および図示しているが、同様の機能を期待し得る程度の技術内容も、本実施の形態に含めて解釈することとする。
(第1の実施形態)
図1は第1の実施形態によるデジタル時間変換器1の概略構成を示すブロック図である。図1のデジタル時間変換器1は、発振器2と、カウント回路3とを備えている。
発振器2は、発振動作を行って、所定の発振周波数の発振信号を出力する。発振器2は、電源電圧が供給されている間は、継続して発振動作を行ってもよいし、外部から起動信号が入力された場合のみ発振動作を行ってもよい。発振器2は、後述するように、例えば複数の論理反転素子(インバータ)をリング状に縦続接続したリング発振器で構成されてもよい。ここで、起動信号(トリガ信号)が入力されるとは、起動信号が特定の論理になることを意味し、例えば、起動信号がロウレベルからハイレベルに変化したタイミングで、起動信号が入力されたものとして扱う。
発振器2から出力された発振信号はカウント回路3に入力される。この他、カウント回路3には、起動信号と基準発振回数が入力される。カウント回路3は、起動信号が入力されたタイミングで発振器2の発振回数のカウントを開始し、カウントされた発振回数がデジタル入力信号に応じた基準発振回数に到達するまでの期間、起動信号を遅延させた第1遅延起動信号を出力する。カウント回路3に入力される基準発振回数は、例えばデジタル入力信号の少なくとも一部のビット列にて指定することができる。
図1のデジタル時間変換器1は、デジタル入力信号によって、起動信号を遅延させるための任意の遅延時間を設定できる。デジタル入力信号のビット数を増やすことで、起動信号の遅延時間を細かく設定できる。すなわち、デジタル入力信号のビット数によって、起動信号の遅延時間の分解能を調整できる。
図2は図1のデジタル時間変換器1のタイミング図である。図2からわかるように、カウント回路3は、起動信号を、発振器2から出力された発振信号の基準発振回数分だけ遅延させた第1遅延起動信号を出力する。
図3は図1の第1変形例によるデジタル時間変換器1の概略構成を示すブロック図である。図3は、カウント回路3だけでなく、発振器2にも起動信号が入力されている点で図1のデジタル時間変換器1とは異なっている。図3の発振器2は、起動信号に同期して発振動作を行う。すなわち、図3の発振器2は、起動信号が入力されたとき(例えば、起動信号がハイレベルのとき)に発振動作を行い、起動信号が入力されないとき(例えば、起動信号がロウレベルのとき)には発振動作を停止する。図3のカウント回路3は、発振器2から出力された発振信号を基準発振回数に到達するまでカウントし、基準発振回数に到達するタイミングに同期して第1遅延起動信号を出力する。図3のデジタル時間変換器1は、起動信号が入力されているときのみ、発振器2が発振動作を行うため、発振器2の消費電力を抑制できる。
図4は図1の第2変形例によるデジタル時間変換器1の概略構成を示すブロック図である。図4のデジタル時間変換器1は、図3のデジタル時間変換器1に遅延付加回路4を追加した構成を備えているが、図1のデジタル時間変換器1に遅延付加回路4を追加してもよい。
遅延付加回路4は、第1遅延起動信号をデジタル入力信号に応じた遅延時間分遅延させた第2遅延起動信号を出力する。遅延付加回路4は、デジタル入力信号の少なくとも下位側ビット(LSB:Least Significant Bit)に応じた遅延時間分第1遅延起動信号を遅延させた第2遅延起動信号を出力する。また、遅延付加回路4は、カウント回路3に入力されるデジタル入力信号の上位側ビット(MSB:Most Significant Bit)のうち少なくとも一部のビットを含めたデジタル入力信号の下位側ビットに基づいて、第2遅延起動信号の遅延時間を設定してもよい。
例えば、デジタル入力信号の上位側ビットをカウント回路3に入力して基準発振回数を設定し、デジタル入力信号の下位側ビットを遅延付加回路4に入力して第1遅延起動信号の遅延時間を設定してもよい。これにより、カウント回路3により起動信号のおおまかな遅延時間を設定でき、遅延付加回路4により起動信号の遅延時間の微調整を行うことができる。
図5は図1の第3変形例によるデジタル時間変換器1の概略構成を示すブロック図である。図5のデジタル時間変換器1は、図4のデジタル時間変換器1にパルス出力回路5を追加した構成を備えている。パルス出力回路5は、起動信号と第2遅延起動信号とに基づいて、デジタル入力信号に応じたパルス幅のパルス信号を出力する。例えば、パルス出力回路5は、図2に示すように、起動信号の立ち上がりエッジから、第2遅延起動信号の立ち上がりエッジまでのパルス幅を有するパルス信号を出力する。このように、図5のデジタル時間変換器1は、デジタルパルス変換器として動作する。
図6は図5のデジタル時間変換器1を具体化した回路図である。図6のデジタル時間変換器1は、発振器2と、カウント回路3と、遅延付加回路4と、パルス出力回路5と、遅延調整回路6とを備えている。
図6の発振器2は、例えばリング発振器2aである。このリング発振器2aは、複数の論理反転素子2bをリング状に縦続接続したものである。図6のリング発振器2aは、初段の論理反転素子2bを2入力のNANDゲート2cとし、二段目以降の論理反転素子2bをインバータ2dとしているが、論理反転素子2bを構成する具体的な回路素子は任意である。図6のNANDゲート2cは、起動信号と最終段のインバータ2dの出力信号との否定論理積演算を行う。起動信号がロウレベルのときは、NANDゲート2cの出力はハイ固定になるため、リング発振器2aは発振動作を停止する。起動信号がハイレベルになると、NANDゲート2cは論理反転素子2bとして機能し、NANDゲート2cとインバータ2dを合わせた段数に応じた周波数で発振動作を行う。リング発振器2aにおける縦続接続された複数の論理反転素子2bの段数と各論理反転素子2bの信号遅延時間とによって、発振周波数が決定される。例えば、複数の論理反転素子2bの段数をm(mは2以上の整数)、各論理反転素子2bの信号遅延時間がいずれもtinvとすると、発振周波数f=2m×tinvとなる。
リング発振器2aにおける論理反転素子2bの段数は奇数個でもよいし、偶数個でもよい。奇数個の場合は、図6に示すように、最終段の論理反転素子2bの出力信号を初段の論理反転素子2bに入力するだけでよいが、偶数段の場合には、例えば図7に示すように、縦続接続された複数の論理反転素子2bからなる第1論理反転素子群2eと、縦続接続された複数の論理反転素子2bからなる第2論理反転素子群2fとを備え、第1論理反転素子群2e内の最終段の論理反転素子2bの出力信号を第2論理反転素子群2f内の初段の論理反転素子2bに入力し、かつ第2論理反転素子群2f内の最終段の論理反転素子2bの出力信号を第1論理反転素子群2e内の初段の論理反転素子2bに入力する。リング発振器2aを図7のような偶数段の論理反転素子2bで構成すると、論理反転素子2bの総数は奇数段のときよりも増えるものの、発振信号の発振周波数を2のべき乗で調整できことから、2進数で遅延時間を調整できることなり、デジタル時間変換器1の設計が容易になる。
図6のカウント回路3は、カウンタ3aを有する。カウンタ3aでカウント可能なビット数が多いほど、遅延設定の分解能を高くすることができる。カウンタ3aには、デジタル入力信号の上位側ビットD[6:3]が入力されており、この上位側ビットにて、基準発振回数が設定される。図6の例では、デジタル入力信号D[6:0]の総ビット数が7ビットであり、そのうちの上位側ビットD[6:3]をカウンタ3aに入力する例を示している。カウンタ3aに入力される上位側ビットのビット数が大きいほど、カウンタ3aのビット数を増やす必要がある。カウンタ3aは、シフトレジスタを主な回路部品としており、ビット数を増やしてもそれほど回路規模は増えない。
カウンタ3aは、発振器2から出力された発振信号に同期してカウント動作を行い、カウント数が基準発振回数に到達すると、カウンタ3aがカウント動作を行っていた期間分、起動信号を遅延させた第1遅延起動信号を出力する。
リング発振器2a内の論理反転素子2bの接続段数が例えば7段で、各論理反転素子2bの信号遅延時間がtinvの場合、リング発振器2aの発振周波数は、7×2×tinv=14tinvで表される。よって、基準発振回数がm回(mは1以上の整数)であれば、カウンタ3aは、起動信号を、14tinv×mだけ遅延させた第1遅延起動信号を出力する。
図6の遅延付加回路4は、デジタル遅延回路4aと、遅延制御回路4bとを有する。デジタル遅延回路4aは、遅延制御回路4bから出力された遅延制御信号に応じた遅延時間分、第1遅延起動信号を遅延させた第2遅延起動信号を出力する。
図8はデジタル遅延回路4aの内部構成の一例を示すブロック図である。図8のデジタル遅延回路4aは、それぞれ遅延時間が異なる複数の遅延回路4c,4d,4e,4fを直列接続した構成を有する。初段の遅延回路4cには、カウント回路3から出力された第1遅延起動信号が入力される。図8の例では、初段の遅延回路4cの遅延時間を8tinv、二段目の遅延回路4dの遅延時間を4tinv、三段目の遅延回路4eの遅延時間を2tinv、最終段の遅延回路4fの遅延時間をtinvとしているが、これは一例であり、必ずしも2のべき乗の遅延時間の違いを設ける必要はない。また、図8の例では、リング発振器2a内の各論理反転素子2bの信号遅延時間をtinvとしたときに、この信号遅延時間の倍数となるように各遅延回路4cの遅延時間を設定している。これは、遅延時間の誤差を少なくするためである。
各遅延回路4c~4fには、遅延制御回路4bから出力された遅延制御信号を構成するビット列のうち、対応するビットが入力される。例えば、遅延制御信号が4ビットのビット列D[3:0]の場合、最上位ビットD[3]は初段の遅延回路4cに入力され、D[2]は二段目の遅延回路4dに入力され、D[1]は三段目の遅延回路4eに入力され、D[0]は最終段の遅延回路4fに入力される。各遅延回路4c~4fは、遅延制御信号の対応するビットが1の場合は、入力信号を遅延させて出力し、ビットが0の場合は、入力信号を遅延させずにそのまま出力する。
遅延制御回路4bは、デジタル入力信号の上位側ビットD[6:3]と下位側ビットD[2:0]をビット加算することにより、遅延制御信号を生成する。例えばD[6:3]=0001で、D[2:0]=000の場合、遅延制御回路4bは、遅延制御信号として0001を出力する。
図6の遅延調整回路6は、カウント回路3での信号遅延時間だけ起動信号を遅延させる第1遅延回路6aと、デジタル遅延回路4aでの信号遅延時間だけ起動信号を遅延させる第2遅延回路6bとを有する。図6の遅延調整回路6は、起動信号を、カウント回路3とデジタル遅延回路4aでの信号遅延時間だけ遅延させた第3遅延起動信号を出力する。
パルス出力回路5は、デジタル遅延回路4aから出力された第2遅延起動信号と、遅延調整回路6から出力された第3遅延起動信号とに基づいて、パルス信号を生成して出力する。図6のパルス出力回路5は、第2遅延起動信号の論理を反転させるインバータ5aと、インバータ5aの出力と第3遅延起動信号との論理積信号を出力するANDゲート5bとを有するが、パルス出力回路5の具体的な回路構成は任意である。これにより、パルス出力回路5は、デジタル入力信号に応じたパルス幅のパルス信号を出力する。
このように、第1の実施形態によるカウント回路3は、デジタル入力信号の上位側ビットに応じた遅延時間分、起動信号を遅延させた第1遅延起動信号を生成する。遅延付加回路4は、デジタル入力信号の上位側ビット及び下位側ビットに応じた遅延時間分、第1遅延起動信号を遅延させた第2遅延起動信号を生成する。遅延調整回路6は、カウント回路3と遅延付加回路4の信号遅延時間分、起動信号を遅延させた第3遅延起動信号を生成する。パルス出力回路5は、第2遅延起動信号と第3遅延起動信号とに基づいて、パルス信号を生成する。
第1の実施形態によれば、デジタル入力信号のビット数が増えても、カウント回路3内のカウンタ3aのビット数が増えるだけであり、全体的な回路規模はそれほど増えない。また、本実施形態では、カウント回路3にて起動信号のおおまかな遅延時間を設定し、遅延付加回路4にて起動信号の遅延時間を精度よく設定するため、遅延時間の精度を落とさずに回路規模の増大を抑制できる。
(第2の実施形態)
上述した図5又は図6のデジタル時間変換器1は、デジタル入力信号の積和演算処理に用いることができる。
図9は第2の実施形態によるデジタル時間変換器1を備えた情報処理装置11の概略構成を示すブロック図である。図9の情報処理装置11は、図5又は図6のデジタル時間変換器1と、選択的発振器12と、読出回路13とを備えている。
選択的発振器12は、パルス信号がパルスを出力している最中に発振動作を行い、パルスの出力が停止した時点の発振動作状態を保持する。図10は選択的発振器12の内部構成の一例を示す図である。選択的発振器12は、リング発振器14と、複数の切替器15とを有する。リング発振器14は、リング状に接続された複数の遅延素子14aを有し、初期パルス信号を複数の遅延素子14aにて順繰りに伝送する。各遅延素子14aは、例えばインバータで構成可能である。
複数の切替器15のそれぞれは、複数の遅延素子14aのそれぞれに対応して設けられている。各切替器15は、対応する遅延素子14aに遅延動作を行わせるか否かを切り替える。例えば、各遅延素子14aは、対応する切替器15がオンの場合には、前段の遅延素子14aの出力信号を遅延させて出力し、対応する切替器15がオフの場合には、信号の伝搬遅延動作を停止する。すべての切替器15は同期してオンまたはオフする。
読出回路13は、初期パルス信号がリング発振器14を一回りするたびにカウントアップするカウンタ16を有する。読出部13は、カウンタ16のカウント値によって発振回数を検出するとともに、リング発振器14内のどの遅延素子14aが初期パルス信号を保持しているかを示す位相状態を検出する。そして、読出部13は、発振回数と位相状態を含むデジタル出力信号を生成して出力する。
図11は図9の情報処理装置11にN=2個のデジタル入力信号を順に入力した場合のタイミング図である。図11は、デジタル入力信号として、2と9が順に入力された例を示している。ここで、選択的発振器12は所望の状態に初期化されているとし、発振状態のデューティは無視し簡単のため位相状態をパルスに置き換えて説明する。リング発振器14は、最初のデジタル入力信号が入力される前にいったんリセットされ、初段の遅延素子14aに所定のパルス長の初期パルス信号が入力される。最初のデジタル入力信号(=2)がデジタル-パルス変換器に入力されると(時刻t1)、デジタル-パルス変換器は、遅延素子14aの遅延量の2個分のパルス長のパルスを含むパルス信号を出力する。このパルス長のパルスが出力されている最中は、すべての切替器15がオンして、すべての遅延素子14aに電源電圧が供給される。初期状態では、初段の遅延素子14aの入力端子に初期パルス信号が入力されるため、この初期パルス信号は、左から2つ目の遅延素子14aの出力端子まで伝搬される。デジタル-パルス変換器から出力されたパルス信号が時刻t2でロウレベルに落ちると、すべての切替器15はオフし、左から2段目の遅延素子14aは、その直前の信号レベルであるハイレベルを保持する。
その後、2個目のデジタル入力信号(=9)が入力されると(時刻t3)、デジタル-パルス変換器は、遅延素子14aの遅延量の9個分のパルス長のパルスを含むパルス信号を出力する。このパルス長のパルスが出力されている最中は、すべての切替器15がオンして、すべての遅延素子14aに電源電圧が供給される。よって、左から2番目の遅延素子14aが保持していた初期パルス信号は、9個の遅延素子14a分だけ順に伝搬される。2番目の遅延素子14aから一番右の遅延素子14aまでに6個の遅延素子14aがあるため、一番右の遅延素子14aから一番左の遅延素子14aまで伝搬された初期パルス信号は、さらに左から3番目の遅延素子14aまで伝搬された時点t4で、すべての切替器15がオフになる。よって、初期パルス信号は左から3番目の遅延素子14aが保持することになる。
このように、図9の情報処理装置11は、単一の選択的発振器12を用いることで、簡易な回路構成にて複数のデジタル入力信号の積分処理を行うことができる。また、図9の情報処理装置11では、同一の選択的発振器12を用いて複数の積分および和演算を行えるため、演算対象のデジタル入力信号の数が増えても、情報処理装置11の構成が複雑化することがなく、多数のデジタル入力信号の積分および和演算を簡易な回路構成の情報処理装置11にて行うことができる。
また、デジタル入力信号に対して重み信号を付与することで、積和演算を行うことができる。人工知能(AI:Artificial Intelligence)の演算処理では、多数の積和演算を行う必要があるため、図9の情報処理装置11を適用することで、AIの演算処理をハードウェアにて高速に行うことができる。
以上では、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 デジタル時間変換器、2 発振器、2a リング発振器、2b 論理反転素子、2e 第1論理反転素子群、2f 第2論理反転素子群、3 カウント回路、4 遅延付加回路、5 パルス出力回路、6 遅延調整回路、11 情報処理装置、12 選択的発振器、13 読出回路、14 リング発振器、14a 遅延素子、15 切替器

Claims (4)

  1. 起動信号に同期して発振動作を行う発振器と、
    前記起動信号が入力されたタイミングで前記発振器の発振回数のカウントを開始し、前記発振器から出力された発振信号をデジタル入力信号に応じた基準発振回数に到達するまでカウントし、前記基準発振回数に到達するタイミングに同期して前記起動信号を遅延させた第1遅延起動信号を出力するカウント回路と、
    前記第1遅延起動信号を前記デジタル入力信号に応じた遅延時間分遅延させた第2遅延起動信号を出力する遅延付加回路と、
    前記起動信号と前記第2遅延起動信号とに基づいて、前記デジタル入力信号に応じたパルス幅のパルス信号を出力するパルス出力回路と、
    前記起動信号を、前記発振器及び前記カウント回路に基づく信号遅延と、前記遅延付加回路に基づく信号遅延と、に応じて遅延させる遅延調整回路と、を備え、
    前記カウント回路は、前記デジタル入力信号の上位側ビットに基づいて前記基準発振回数を設定し、
    前記遅延付加回路は、前記デジタル入力信号の少なくとも下位側ビットに応じた遅延時間分前記第1遅延起動信号を遅延させた前記第2遅延起動信号を出力し、
    前記パルス出力回路は、前記遅延調整回路にて前記起動信号を遅延させた信号と前記第2遅延起動信号とに基づいて、前記パルス信号を出力し、
    前記第2遅延起動信号は、前記起動信号を前記デジタル入力信号に応じた遅延時間分遅延させた信号であるデジタル時間変換器。
  2. 前記遅延付加回路は、それぞれ遅延量が相違し直列接続される複数の遅延回路を有し、
    前記直列接続された複数の遅延回路のうち初段の遅延回路には前記第1遅延起動信号が入力され、
    前記下位側ビットに基づいて、前記複数の遅延回路のそれぞれで遅延させるか否かが選択される、請求項1に記載のデジタル時間変換器。
  3. 前記発振器は、リング状に縦続接続される複数の第1論理反転素子を有し、
    前記遅延付加回路は、前記複数の第1論理反転素子と同一の遅延時間を有する2以上の第2論理反転素子を有する、請求項1又は2に記載のデジタル時間変換器。
  4. 請求項又はに記載のデジタル時間変換器と、
    前記パルス信号のパルス幅の期間に発振動作を行い、前記期間が終わった時点の位相状態を保持する選択的発振器と、
    前記位相状態を含むデジタル出力信号を出力する読出部と、を備える、情報処理装置。
JP2018051613A 2018-03-19 2018-03-19 デジタル時間変換器及び情報処理装置 Active JP7002378B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018051613A JP7002378B2 (ja) 2018-03-19 2018-03-19 デジタル時間変換器及び情報処理装置
US16/126,477 US10516413B2 (en) 2018-03-19 2018-09-10 Digital-to-time converter and information processing apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018051613A JP7002378B2 (ja) 2018-03-19 2018-03-19 デジタル時間変換器及び情報処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019165330A JP2019165330A (ja) 2019-09-26
JP7002378B2 true JP7002378B2 (ja) 2022-01-20

Family

ID=67906249

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018051613A Active JP7002378B2 (ja) 2018-03-19 2018-03-19 デジタル時間変換器及び情報処理装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10516413B2 (ja)
JP (1) JP7002378B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20040263266A1 (en) 2003-06-18 2004-12-30 Yair Rosenbaum Arrangement and method for digital delay line

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0754340B2 (ja) * 1986-02-24 1995-06-07 ロ−ム株式会社 Ic測定装置
JP2923810B2 (ja) * 1991-02-20 1999-07-26 日立電子エンジニアリング株式会社 Icテスターのタイミング発生回路
JPH0677791A (ja) * 1992-08-26 1994-03-18 Nippondenso Co Ltd 遅延装置,プログラム可能遅延線及び発振装置
JPH06232699A (ja) * 1993-02-03 1994-08-19 Mazda Motor Corp パルス発生装置
JP3170961B2 (ja) * 1993-07-06 2001-05-28 株式会社デンソー パルス位相差符号化回路
US5994938A (en) * 1998-01-30 1999-11-30 Credence Systems Corporation Self-calibrating programmable phase shifter
US6271682B1 (en) * 1999-09-01 2001-08-07 Micron Technology, Inc. Method and apparatus for high-speed edge-programmable timing signal generator
JP2002100967A (ja) * 2000-03-17 2002-04-05 Sony Corp 電源電圧制御装置、半導体装置およびその駆動方法
JP4170596B2 (ja) * 2001-01-22 2008-10-22 富士通株式会社 制御装置および無線装置
US6538465B1 (en) * 2001-11-23 2003-03-25 Mosaid Technologies Incorporated Digitally controlled pulse width adjusting circuit
JP2003218691A (ja) * 2002-01-28 2003-07-31 Sanyo Electric Co Ltd ディレイロックドループ回路
US6727740B2 (en) * 2002-08-29 2004-04-27 Micron Technology, Inc. Synchronous mirror delay (SMD) circuit and method including a ring oscillator for timing coarse and fine delay intervals
JP2007324819A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Seiko Epson Corp 遅延時間発生回路
JP5158764B2 (ja) * 2007-09-27 2013-03-06 川崎マイクロエレクトロニクス株式会社 位相シフト方法および回路
JP2009290857A (ja) * 2008-01-11 2009-12-10 Toshiba Corp 半導体装置
JP2015032950A (ja) 2013-08-01 2015-02-16 株式会社東芝 遅延回路およびデジタル時間変換器
US9225348B2 (en) * 2014-01-10 2015-12-29 International Business Machines Corporation Prediction based digital control for fractional-N PLLs
US10447294B2 (en) * 2017-05-30 2019-10-15 Infineon Technologies Austria Ag System and method for an oversampled data converter

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20040263266A1 (en) 2003-06-18 2004-12-30 Yair Rosenbaum Arrangement and method for digital delay line

Also Published As

Publication number Publication date
US20190288703A1 (en) 2019-09-19
US10516413B2 (en) 2019-12-24
JP2019165330A (ja) 2019-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07183800A (ja) パルス位相差符号化装置,発振装置及びその複合装置
JP2007322235A (ja) 時間計測回路
JPH08139577A (ja) 可変遅延回路
JPH07106923A (ja) デジタル制御発振装置
US9891652B2 (en) Critical paths accommodation with frequency variable clock generator
JP2002116231A (ja) ゲート遷移をカウントする回路
JP7002378B2 (ja) デジタル時間変換器及び情報処理装置
JP2004343395A (ja) パルス幅変調回路
CN101567683A (zh) 环形振荡器与其双电源反向器
JP4431134B2 (ja) 高速プログラマブル同期カウンタ回路およびカウント方法
JPH0666664B2 (ja) デジタル・イベント発生器
CN108777575B (zh) 分频器
US20160056824A1 (en) Digital counter
US20100201409A1 (en) Frequency Divider Circuit
JP5154901B2 (ja) 信号生成回路
TWI681631B (zh) N位元計數器及除頻器
JP6978365B2 (ja) 時間デジタル変換回路及び時間デジタル変換方法
JP5029422B2 (ja) 半導体装置のリセット回路
JP4904620B2 (ja) 周波数及びデューティ比制御可能な発振器
JPH0677791A (ja) 遅延装置,プログラム可能遅延線及び発振装置
US7403074B2 (en) Oscillator
JPH04361418A (ja) リングオシレータ
JPH06188698A (ja) 遅延回路およびこの遅延回路を用いた波形整形回路
KR101251764B1 (ko) 그레이 코드 카운터
CN113359015B (zh) 数字电路监测设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190819

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200625

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200703

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200831

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20201204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210210

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20210210

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20210218

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20210219

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20210402

C211 Notice of termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C211

Effective date: 20210406

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20210914

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20211008

C23 Notice of termination of proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C23

Effective date: 20211029

C03 Trial/appeal decision taken

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C03

Effective date: 20211126

C30A Notification sent

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C3012

Effective date: 20211126

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211227