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JP6977228B1 - 回転切削工具用切削インサートおよび回転切削工具 - Google Patents

回転切削工具用切削インサートおよび回転切削工具 Download PDF

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JP6977228B1 JP2021527216A JP2021527216A JP6977228B1 JP 6977228 B1 JP6977228 B1 JP 6977228B1 JP 2021527216 A JP2021527216 A JP 2021527216A JP 2021527216 A JP2021527216 A JP 2021527216A JP 6977228 B1 JP6977228 B1 JP 6977228B1
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Abstract

回転切削工具用切削インサートは、頂面と、底面と、外周面とを有している。頂面と外周面との稜線が切刃を構成する。切刃は、第1線分と、第2線分と、第3線分と、第4線分と、第1湾曲部と、第2湾曲部と、第3湾曲部と、第4湾曲部とを含んでいる。第1線分に沿った直線と第3線分に沿った直線とがなす角度は、鋭角である。第2線分に沿った直線と第4線分に沿った直線とがなす角度は、鋭角である。第2線分に沿った直線と第3線分に沿った直線とがなす角度は、鈍角である。第1線分に沿った直線と第4線分に沿った直線とがなす角度は、鈍角である。第3湾曲部の曲率半径および第4湾曲部の曲率半径の各々は、第1湾曲部の曲率半径よりも大きく、かつ第2湾曲部の曲率半径よりも大きい。底面に対して垂直な方向において、頂面と底面との距離が切刃と底面との距離に等しい、または、頂面と底面との距離が切刃と底面との距離より短い。

Description

本開示は、回転切削工具用切削インサートおよび回転切削工具に関する。
特開2008−178967号公報(特許文献1)には、第1スローアウェイチップと、第2スローアウェイチップとを有するドリルが開示されている。第1スローアウェイチップによって形成される中心刃の切削負担量と第2スローアウェイチップによって形成される外周刃の切削負担量の割合は、A:B=52:48〜55:45の範囲に設定されている。
特開2008−178967号公報
本開示に係る回転切削工具用切削インサートは、頂面と、底面と、外周面とを備えている。底面は、頂面と反対側にある。外周面は、頂面および底面の各々に連なる。頂面と外周面との稜線が切刃を構成する。切刃は、第1線分と、第1線分に対向する第2線分と、第1線分および第2線分の各々に対して傾斜している第3線分と、第3線分に対向する第4線分と、第1線分と第3線分とを繋ぐ第1湾曲部と、第2線分と第4線分とを繋ぐ第2湾曲部と、第2線分と第3線分とを繋ぐ第3湾曲部と、第1線分と第4線分とを繋ぐ第4湾曲部とを含んでいる。第1線分に沿った直線と第3線分に沿った直線とがなす角度は、鋭角である。第2線分に沿った直線と第4線分に沿った直線とがなす角度は、鋭角である。第2線分に沿った直線と第3線分に沿った直線とがなす角度は、鈍角である。第1線分に沿った直線と第4線分に沿った直線とがなす角度は、鈍角である。第3湾曲部の曲率半径および第4湾曲部の曲率半径の各々は、第1湾曲部の曲率半径よりも大きく、かつ第2湾曲部の曲率半径よりも大きい。底面に対して垂直な方向において、頂面と底面との距離が切刃と底面との距離に等しい、または、頂面と底面との距離が切刃と底面との距離より短い。
図1は、第1実施形態に係る回転切削工具用切削インサートの構成を示す斜視模式図である。 図2は、第1実施形態に係る回転切削工具用切削インサートの構成を示す平面模式図である。 図3は、図2のIII−III線に沿った断面模式図である。 図4は、図2のIV−IV線に沿った断面模式図である。 図5は、第2実施形態に係る回転切削工具用切削インサートの構成を示す斜視模式図である。 図6は、第2実施形態に係る回転切削工具用切削インサートの構成を示す平面模式図である。 図7は、図6のVII−VII線に沿った断面模式図である。 図8は、図6のVIII−VIII線に沿った断面模式図である。 図9は、第3実施形態に係る回転切削工具の構成を示す斜視模式図である。 図10は、回転切削工具を用いて被削材を加工する状態を示す斜視模式図である。 図11は、中心側切削インサート配置溝に設けられた切削インサートの軌跡と、外周側切削インサート配置溝に設けられた切削インサートの軌跡とを示す模式図である。 図12は、図11の領域XIIの拡大模式図である。 図13は、従来の切削インサートを用いて被削材を切削する場合の切屑の流れを示す断面模式図である。 図14は、第2実施形態の切削インサートを用いて被削材を切削する場合の切屑の流れを示す断面模式図である。 図15は、第1実施形態の切削インサートを用いて被削材を切削する場合の切屑の流れを示す断面模式図である。 図16は、サンプル1〜サンプル7の切削インサートの構成を示す図である。 図17は、サンプル1〜サンプル7の切削インサートによって切削された被削材の切屑の写真を示す図である。 図18は、サンプル1〜サンプル7の切削インサートの切削抵抗を示す図である。 図19は、サンプル1〜サンプル7の切削インサートによって形成された穴の側面の傷の深さを示す図である。
[本開示が解決しようとする課題]
切屑排出性能は、被削材によって大きく異なる。たとえば炭素鋼の切屑は、比較的容易に分断される。一方、たとえばステンレス鋼などの粘性の高い被削材の切屑は、炭素鋼と比較して分断されづらい。特許文献1に記載のドリルを用いてステンレス鋼を加工する場合には、切屑を効果的に排出することが困難であった。
本開示の目的は、切屑排出性を向上可能な回転切削工具用切削インサートおよび回転切削工具を提供することである。
[本開示の効果]
本開示によれば、切屑排出性を向上可能な回転切削工具用切削インサートおよび回転切削工具を提供することができる。
[本開示の実施形態の説明]
まず、本開示の実施形態を、列挙して説明する。
(1)本開示に係る回転切削工具用切削インサート100は、頂面1と、底面2と、外周面3とを備えている。底面2は、頂面1と反対側にある。外周面3は、頂面1および底面2の各々に連なる。頂面1と外周面3との稜線が切刃6を構成する。切刃6は、第1線分10と、第1線分10に対向する第2線分20と、第1線分10および第2線分20の各々に対して傾斜している第3線分30と、第3線分30に対向する第4線分40と、第1線分10と第3線分30とを繋ぐ第1湾曲部51と、第2線分20と第4線分40とを繋ぐ第2湾曲部52と、第2線分20と第3線分30とを繋ぐ第3湾曲部53と、第1線分10と第4線分40とを繋ぐ第4湾曲部54とを含んでいる。第1線分10に沿った直線と第3線分30に沿った直線とがなす角度は、鋭角である。第2線分20に沿った直線と第4線分40に沿った直線とがなす角度は、鋭角である。第2線分20に沿った直線と第3線分30に沿った直線とがなす角度は、鈍角である。第1線分10に沿った直線と第4線分40に沿った直線とがなす角度は、鈍角である。第3湾曲部53の曲率半径および第4湾曲部54の曲率半径の各々は、第1湾曲部51の曲率半径よりも大きく、かつ第2湾曲部52の曲率半径よりも大きい。底面2に対して垂直な方向において、頂面1と底面2との距離が切刃6と底面2との距離に等しい、または、頂面1と底面2との距離が切刃6と底面2との距離より短い。
(2)上記(1)に係る回転切削工具用切削インサート100によれば、底面2に対して垂直な方向において、頂面1と底面2との距離が切刃6と底面2との距離に等しくてもよい。
(3)上記(1)に係る回転切削工具用切削インサート100によれば、頂面1は切刃6から離間した平坦部50を有していてもよい。底面2に対して垂直な方向において、平坦部50は切刃6と底面2との間に位置していてもよい。
(4)上記(1)から(3)のいずれかに係る回転切削工具用切削インサート100によれば、頂面1は、第1線分10に連なる第1ランド面11と、第2線分20に連なる第2ランド面21と、第3線分30に連なる第3ランド面31と、第4線分40に連なる第4ランド面41とを含んでいてもよい。第3線分30に垂直な方向における第3ランド面31の幅および第4線分40に垂直な方向における第4ランド面41の幅の各々は、第1線分10に垂直な方向における第1ランド面11の幅よりも大きく、かつ第2線分20に垂直な方向における第2ランド面21の幅よりも大きくてもよい。
(5)上記(1)から(4)のいずれかに係る回転切削工具用切削インサート100によれば、第3湾曲部53の曲率半径および第4湾曲部54の曲率半径の各々は、第1湾曲部51の曲率半径の2倍以上5倍以下であり、かつ第2湾曲部52の曲率半径の2倍以上5倍以下であってもよい。
(6)上記(1)に係る回転切削工具用切削インサート100によれば、底面2に対して垂直な方向において、頂面1と底面2との距離が切刃6と底面2との距離に等しくてもよい。頂面1は、第1線分10に連なる第1ランド面11と、第2線分20に連なる第2ランド面21と、第3線分30に連なる第3ランド面31と、第4線分40に連なる第4ランド面41とを含んでいてもよい。第3線分30に垂直な方向における第3ランド面31の幅および第4線分40に垂直な方向における第4ランド面41の幅の各々は、第1線分10に垂直な方向における第1ランド面11の幅よりも大きく、かつ第2線分20に垂直な方向における第2ランド面21の幅よりも大きくてもよい。第3湾曲部53の曲率半径および第4湾曲部54の曲率半径の各々は、第1湾曲部51の曲率半径の2倍以上5倍以下であり、かつ第2湾曲部52の曲率半径の2倍以上5倍以下であってもよい。
(7)上記(1)に係る回転切削工具用切削インサート100によれば、頂面1は切刃6から離間した平坦部50を有していてもよい。底面2に対して垂直な方向において、平坦部50は切刃6と底面2との間に位置していてもよい。頂面1は、第1線分10に連なる第1ランド面11と、第2線分20に連なる第2ランド面21と、第3線分30に連なる第3ランド面31と、第4線分40に連なる第4ランド面41とを含んでいてもよい。第3線分30に垂直な方向における第3ランド面31の幅および第4線分40に垂直な方向における第4ランド面41の幅の各々は、第1線分10に垂直な方向における第1ランド面11の幅よりも大きく、かつ第2線分20に垂直な方向における第2ランド面21の幅よりも大きくてもよい。第3湾曲部53の曲率半径および第4湾曲部54の曲率半径の各々は、第1湾曲部51の曲率半径の2倍以上5倍以下であり、かつ第2湾曲部52の曲率半径の2倍以上5倍以下であってもよい。
(8)本開示に係る回転切削工具は、上記(1)から(7)のいずれかに記載の回転切削工具用切削インサート100と、回転切削工具用切削インサート100を保持する本体部とを備えている。
[本開示の実施形態の詳細]
次に、本開示の実施形態の詳細を、図面を参照しながら説明する。以下の図面においては、同一又は相当する部分に同一の参照符号を付し、重複する説明は繰り返さない。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態に係る回転切削工具用切削インサート100の構成について説明する。
図1は、第1実施形態に係る回転切削工具用切削インサート100の構成を示す斜視模式図である。図1に示されるように、第1実施形態に係る回転切削工具用切削インサート100は、頂面1と、底面2と、外周面3と、内周面4とを主に有している。底面2は、頂面1と反対側にある。底面2は、たとえば平坦面である。外周面3は、頂面1および底面2の各々に連なる。頂面1と外周面3との稜線が切刃6を構成する。頂面1は、たとえばすくい面である。外周面3は、たとえば逃げ面である。内周面4は、頂面1および底面2の各々に連なる。内周面4は、貫通孔5を構成する。貫通孔5は、頂面1および底面2の各々に開口している。外周面3は、内周面4を取り囲んでいる。
図2は、第1実施形態に係る回転切削工具用切削インサート100の構成を示す平面模式図である。図2に示されるように、底面2に対して垂直な方向に見て、切刃6は、略平行四辺形状である。切刃6は、第1線分10と、第2線分20と、第3線分30と、第4線分40と、第1湾曲部51と、第2湾曲部52と、第3湾曲部53と、第4湾曲部54とを有している。第2線分20は、第1線分10に対向している。第2線分20と第1線分10とは、実質的に平行である。第3線分30は、第1線分10および第2線分20の各々に対して傾斜している。第4線分40は、第3線分30に対向している。第4線分40は、第1線分10および第2線分20の各々に対して傾斜している。第4線分40と第3線分30とは、実質的に平行である。第1線分10、第2線分20、第3線分30および第4線分40の各々は、直線状である。第1線分10および第2線分20の各々は、中心刃として使用される部分である。第3線分30および第4線分40の各々は、外周刃として使用される部分である。
図2に示されるように、第1線分10に沿った直線(第1直線L1)と第3線分30に沿った直線(第3直線L3)とがなす角度(第1角度θ1)は鋭角である。同様に、第2線分20に沿った直線(第2直線L2)と第4線分40に沿った直線(第4直線L4)とがなす角度(第2角度θ2)は、鋭角である。言い換えれば、第1角度θ1および第2角度θ2の各々は、0°よりも大きく90°よりも小さい。第1角度θ1と第2角度θ2とは、実質的に同じである。第1角度θ1および第2角度θ2の各々は、たとえば75°以上85°以下である。
図2に示されるように、第2線分20に沿った直線(第2直線L2)と第3線分30に沿った直線(第3直線L3)とがなす角度(第3角度θ3)は鈍角である。同様に、第1線分10に沿った直線(第1直線L1)と第4線分40に沿った直線(第4直線L4)とがなす角度(第4角度θ4)は、鈍角である。言い換えれば、第3角度θ3および第4角度θ4の各々は、90°よりも大きく180°よりも小さい。第3角度θ3と第4角度θ4とは、実質的に同じである。第3角度θ3および第4角度θ4の各々は、たとえば95°以上105°以下である。
図2に示されるように、第1湾曲部51は、第1線分10と第3線分30とを繋いでいる。第2湾曲部52は、第2線分20と第4線分40とを繋いでいる。第3湾曲部53は、第2線分20と第3線分30とを繋いでいる。第4湾曲部54は、第1線分10と第4線分40とを繋いでいる。第1湾曲部51、第2湾曲部52、第3湾曲部53および第4湾曲部54の各々は、円弧状である。第1湾曲部51の曲率半径(第1曲率半径R1)と、第2湾曲部52の曲率半径(第2曲率半径R2)は、実質的に同じである。第3湾曲部53の曲率半径(第3曲率半径R3)と、第4湾曲部54の曲率半径(第4曲率半径R4)は、実質的に同じである。
第3湾曲部53の曲率半径(第3曲率半径R3)および第4湾曲部54の曲率半径(第4曲率半径R4)の各々は、第1湾曲部51の曲率半径(第1曲率半径R1)よりも大きく、かつ第2湾曲部52の曲率半径(第2曲率半径R2)よりも大きい。言い換えれば、第3曲率半径R3は、第1曲率半径R1および第2曲率半径R2の各々よりも大きい。第4曲率半径R4は、第1曲率半径R1および第2曲率半径R2の各々よりも大きい。
第3湾曲部53の曲率半径(第3曲率半径R3)および第4湾曲部54の曲率半径(第4曲率半径R4)の各々は、第1湾曲部51の曲率半径(第1曲率半径R1)の2倍以上5倍以下であり、かつ第2湾曲部52の曲率半径(第2曲率半径R2)の2倍以上5倍以下であってもよい。言い換えれば、第3曲率半径R3は、第1曲率半径R1および第2曲率半径R2の各々の2倍以上5倍以下であってもよい。第4曲率半径R4は、第1曲率半径R1および第2曲率半径R2の各々の2倍以上5倍以下であってもよい。
第3湾曲部53の曲率半径および第4湾曲部54の曲率半径の各々の下限は、特に限定されないが、たとえば第1湾曲部51の曲率半径および第2湾曲部52の曲率半径の各々の2.5倍以上であってもよいし、3倍以上であってもよい。第3湾曲部53の曲率半径および第4湾曲部54の曲率半径の各々の上限は、特に限定されないが、たとえば第1湾曲部51の曲率半径および第2湾曲部52の曲率半径の各々の4.5倍以下であってもよいし、4倍以下であってもよい。
図2に示されるように、頂面1は、第1ランド面11と、第2ランド面21と、第3ランド面31と、第4ランド面41と、第1傾斜面12と、第2傾斜面22と、第3傾斜面32と、第4傾斜面42と、平坦部50とを含んでいてもよい。第1ランド面11は、第1線分10に連なる。第2ランド面21は、第2線分20に連なる。第3ランド面31は、第3線分30に連なる。第4ランド面41は、第4線分40に連なる。平坦部50は、内周面4に連なっている。平坦部50は、ボス面である。平坦部50は、切刃6から離間している。図2に示されるように、底面2に垂直な方向に見て、平坦部50は、貫通孔5を取り囲んでいる。底面2に垂直な方向に見て、切刃6は、平坦部50を取り囲んでいる。
第1傾斜面12は、第1ランド面11と平坦部50との間に位置している。第1傾斜面12は、第1ランド面11および平坦部50の各々に連なっている。第2傾斜面22は、第2ランド面21と平坦部50との間に位置している。第2傾斜面22は、第2ランド面21および平坦部50の各々に連なっている。第3傾斜面32は、第3ランド面31と平坦部50との間に位置している。第3傾斜面32は、第3ランド面31および平坦部50の各々に連なっている。第4傾斜面42は、第4ランド面41と平坦部50との間に位置している。第4傾斜面42は、第4ランド面41および平坦部50の各々に連なっている。
図2に示されるように、第3線分30に垂直な方向における第3ランド面31の幅(第3ランド幅W3)および第4線分40に垂直な方向における第4ランド面41(第4ランド幅W4)の幅の各々は、第1線分10に垂直な方向における第1ランド面11の幅(第1ランド幅W1)よりも大きく、かつ第2線分20に垂直な方向における第2ランド面21の幅(第2ランド幅W2)よりも大きくてもよい。言い換えれば、第3ランド幅W3は、第1ランド幅W1および第2ランド幅W2の各々よりも大きい。第4ランド幅W4は、第1ランド幅W1および第2ランド幅W2の各々よりも大きい。第1ランド幅W1と、第2ランド幅W2とは、実質的に同じである。第3ランド幅W3と、第4ランド幅W4とは、実質的に同じである。
第3ランド幅W3および第4ランド幅W4の各々の下限は、特に限定されないが、たとえば第1ランド幅W1および第2ランド幅W2の各々の2倍以上であってもよいし、3倍以上であってもよい。第3ランド幅W3および第4ランド幅W4の各々の上限は、特に限定されないが、たとえば第1ランド幅W1および第2ランド幅W2の各々の10倍以下であってもよいし、8倍以下であってもよい。
図2に示されるように、第1線分10に平行な方向における第3線分30と第4線分40との間隔(第1間隔D1)は、第3線分30に平行な方向における第1線分10と第2線分20との間隔(第2間隔D2)よりも、大きくてもよい。第1間隔D1の下限は、特に限定されないが、たとえば第2間隔D2の1.05倍以上であってもよいし、1.08倍以上であってもよい。第1間隔D1の上限は、特に限定されないが、たとえば第2間隔D2の1.5倍以下であってもよいし、1.3倍以下であってもよい。
図3は、図2のIII−III線に沿った断面模式図である。図3に示す断面は、第1線分10に垂直であり、かつ底面2に垂直である。底面2に対して垂直な方向において、第1ランド面11および第2ランド面21の各々と底面2との距離は、切刃6と底面2との距離に等しい。別の観点から言えば、第1ランド面11および第2ランド面21の各々は、第1線分10と第2線分20とを含む仮想平面上に位置している。第1ランド面11および第2ランド面21の各々は、たとえば底面2と平行である。平坦部50は、たとえば底面2と平行である。第1ランド面11および第2ランド面21の各々は、たとえば平坦部50と平行である。
底面2に対して垂直な方向において、第1傾斜面12は、第1ランド面11と平坦部50との間に位置している。第1傾斜面12は、第1ランド面11および平坦部50の各々に対して傾斜している。第1傾斜面12は、第1ランド面11に対して底面側に傾斜している。底面2に対して垂直な方向において、第2傾斜面22は、第2ランド面21と平坦部50との間に位置している。第2傾斜面22は、第2ランド面21および平坦部50の各々に対して傾斜している。第2傾斜面22は、第2ランド面21に対して底面側に傾斜している。
底面2に対して垂直な方向において、平坦部50は、切刃6と底面2との間に位置している。具体的には、底面2に対して垂直な方向において、平坦部50は、第1ランド面11および第2ランド面21の各々と底面2との間に位置している。より特定的には、底面2に対して垂直な方向において、平坦部50は、第1傾斜面12および第2傾斜面22の各々と内周面4との間に位置している。
図4は、図2のIV−IV線に沿った断面模式図である。図4に示す断面は、第3線分30に垂直であり、かつ底面2に垂直である。底面2に対して垂直な方向において、第3ランド面31および第4ランド面41の各々と底面2との距離は、切刃6と底面2との距離に等しい。別の観点から言えば、第3ランド面31および第4ランド面41の各々は、第3線分30と第4線分40とを含む仮想平面上に位置している。第3ランド面31および第4ランド面41の各々は、たとえば底面2と平行である。第3ランド面31および第4ランド面41の各々は、たとえば平坦部50と平行である。
底面2に対して垂直な方向において、第3傾斜面32は、第3ランド面31と平坦部50との間に位置している。第3傾斜面32は、第3ランド面31および平坦部50の各々に対して傾斜している。第3傾斜面32は、第3ランド面31に対して底面側に傾斜している。底面2に対して垂直な方向において、第4傾斜面42は、第4ランド面41と平坦部50との間に位置している。第4傾斜面42は、第4ランド面41および平坦部50の各々に対して傾斜している。第4傾斜面42は、第4ランド面41に対して底面側に傾斜している。
底面2に対して垂直な方向において、平坦部50は、第3ランド面31および第4ランド面41の各々と底面2との間に位置している。より特定的には、底面2に対して垂直な方向において、平坦部50は、第3傾斜面32および第4傾斜面42の各々と内周面4との間に位置している。図4に示されるように、底面2と平行な方向における外周面3の間隔は、頂面1から底面2に向かうにつれて単調に減少していてもよい。
図3および図4に示されるように、底面2に対して垂直な方向において、頂面1と底面2との距離が切刃6と底面2との距離に等しい、または、頂面1と底面2との距離が切刃6と底面2との距離より短い。別の観点から言えば、底面2に対して垂直な方向において、頂面1は、切刃6よりも上方には位置していない。さらに別の観点から言えば、頂面1は、切刃6よりも上方に位置する丘状の曲面部分(ブレーカ)を有していない。なお、底面2から頂面1に向かう方向が上方である。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る回転切削工具用切削インサート100の構成について説明する。第2実施形態に係る回転切削工具用切削インサート100は、主に頂面1と底面2との距離が切刃6と底面2との距離に等しい構成において、第1実施形態に係る回転切削工具用切削インサート100と異なっており、その他の構成については、第1実施形態に係る回転切削工具用切削インサート100と同様である。以下、第1実施形態に係る回転切削工具用切削インサート100と異なる構成を中心に説明する。
図5は、第2実施形態に係る回転切削工具用切削インサート100の構成を示す斜視模式図である。図5に示されるように、第2実施形態に係る回転切削工具用切削インサート100の頂面1は、平坦面である。
図6は、第2実施形態に係る回転切削工具用切削インサート100の構成を示す平面模式図である。図6に示されるように、底面2に対して垂直な方向に見て、頂面1は、略平行四辺形状である。頂面1は、貫通孔5を取り囲んでいる。頂面1は、第1線分10と、第2線分20と、第3線分30と、第4線分40と、第1湾曲部51と、第2湾曲部52と、第3湾曲部53と、第4湾曲部54とに取り囲まれている。
図7は、図6のVII−VII線に沿った断面模式図である。図7に示す断面は、第1線分10に垂直であり、かつ底面2に垂直である。底面2に対して垂直な方向において、頂面1と底面2との距離は、切刃6と底面2との距離に等しい。別の観点から言えば、頂面1は、第1線分10と第2線分20とを含む仮想平面上に位置している。頂面1は、たとえば底面2と平行である。
図8は、図6のVIII−VIII線に沿った断面模式図である。図8に示す断面は、第3線分30に垂直であり、かつ底面2に垂直である。底面2に対して垂直な方向において、頂面1は、第3線分30と第4線分40とを含む仮想平面上に位置している。
図7および図8に示されるように、第3線分30に垂直な方向における第3ランド面31の幅(第3ランド幅W13)および第4線分40に垂直な方向における第4ランド面41(第4ランド幅W14)の幅の各々は、第1線分10に垂直な方向における第1ランド面11の幅(第1ランド幅W11)よりも大きく、かつ第2線分20に垂直な方向における第2ランド面21の幅(第2ランド幅W12)よりも大きくてもよい。言い換えれば、第3ランド幅W13は、第1ランド幅W11および第2ランド幅W12の各々よりも大きい。第4ランド幅W14は、第1ランド幅W11および第2ランド幅W12の各々よりも大きい。第1ランド幅W11と、第2ランド幅W12とは、実質的に同じである。第3ランド幅W13と、第4ランド幅W14とは、実質的に同じである。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態に係る回転切削工具の構成について説明する。
図9は、第3実施形態に係る回転切削工具の構成を示す斜視模式図である。図9に示されるように、第3実施形態に係る回転切削工具200は、本体部60と、回転切削工具用切削インサート100とを有している。回転切削工具200は、回転軸Bの周りを回転する。本体部60は、回転切削工具用切削インサート100を保持している。回転切削工具用切削インサート100は、たとえば第1実施形態または第2実施形態に係る切削インサート100である。
本体部60は、前端面61と、後端面65と、外周側面62と、嵌合部64とを有している。前端面61は、被削材に対向する部分である。後端面65は、前端面61の反対側に位置している。嵌合部64は、後端面65に連なっている。嵌合部64は、工作機器に取り付けられる。
本体部60には、外周側切削インサート配置溝71と、中心側切削インサート配置溝72と、切屑排出溝63とが形成されている。外周側切削インサート配置溝71は、外周側面62および前端面61の各々に連なっている。中心側切削インサート配置溝72は、前端面61に連なっており、かつ外周側面62から離間している。切屑排出溝63は、螺旋状である。切屑排出溝63は、回転軸Bの周りに配置されている。
回転切削工具200においては、1つの本体部60に2つの切削インサート100が取り付けられる。具体的には、外周側切削インサート配置溝71に1つの切削インサート100が取り付けられ、かつ中心側切削インサート配置溝72にもう一つの切削インサート100が取り付けられる。外周側切削インサート配置溝71においては、第4線分40(外周刃)が軸方向前方に位置するように切削インサート100が配置される。中心側切削インサート配置溝72においては、第2線分20(中心刃)が軸方向前方に位置するように切削インサート100が配置される。切削インサート100の貫通孔5に取付ネジ73が配置される。取付ネジ73を用いて、切削インサート100が本体部60に取り付けられる。切削インサート100の底面2は、本体部60に接する。
図10は、回転切削工具200を用いて被削材を加工する状態を示す斜視模式図である。図10に示されるように、回転切削工具200を用いて、被削材80に穴83が形成される。穴83の底面は、中心刃切削領域81と、外周刃切削領域82とを有している。中心刃切削領域81は、外周刃切削領域82に取り囲まれている。中心刃切削領域81は、中心側切削インサート配置溝72に設けられた切削インサート100の中心刃によって切削される領域である。外周刃切削領域82は、外周側切削インサート配置溝71に設けられた切削インサート100の外周刃によって切削される領域である。
図11は、中心側切削インサート配置溝72に設けられた切削インサート100の軌跡と、外周側切削インサート配置溝71に設けられた切削インサート100の軌跡とを示す模式図である。図11に示されるように、回転切削工具200を用いて被削材80を加工する場合、中心側切削インサート配置溝72に設けられた切削インサート100の軌跡および外周側切削インサート配置溝71に設けられた切削インサート100の軌跡の各々は、回転軸Bに対して対称である。図11に示されるように、回転軸Bに対して垂直な方向に見て、中心側切削インサート配置溝72に設けられた切削インサート100の切刃6の軌跡と、外周側切削インサート配置溝71に設けられた切削インサート100の切刃6の軌跡とが交差する。
図11に示されるように、回転軸Bに対して垂直な方向から見て、回転軸Bの右側(一方側)において、中心側切削インサート配置溝72に設けられた切削インサート100の切刃6(中心刃)の軌跡と、外周側切削インサート配置溝71に設けられた切削インサート100の切刃6(外周刃)の軌跡とが交差する点は、第1交差点91である。回転軸Bに対して垂直な方向から見て、回転軸Bの左側(他方側)において、中心側切削インサート配置溝72に設けられた切削インサート100の切刃6(中心刃)の軌跡と、外周側切削インサート配置溝71に設けられた切削インサート100の切刃6(外周刃)の軌跡とが交差する点は、第2交差点92である。回転軸Bに対して垂直な径方向において、第1交差点91と第2交差点92との距離は、中心刃分担量A2である。
図11に示されるように、回転軸Bに対して垂直な方向から見て、回転軸Bの右側(一方側)において、外周側切削インサート配置溝71に設けられた切削インサート100の切刃6(外周刃)の軌跡の最外周に位置する点は、第1外周点93である。回転軸Bに対して垂直な方向から見て、回転軸Bの左側(他方側)において、外周側切削インサート配置溝71に設けられた切削インサート100の切刃6(外周刃)の軌跡の最外周に位置する点は、第2外周点94である。回転軸Bに対して垂直な径方向において、第1外周点93と第2外周点94との距離は、工具径A1である。工具径A1は、被削材に形成される穴83の直径に対応する。工具径A1から中心刃分担量A2を差し引いた値は、外周刃分担量である。
図12は、図11の領域XIIの拡大模式図である。図12において、二点鎖線で示される形状は、第3湾曲部53の曲率半径がほぼ0の場合の切刃6の仮想的な角部を示している。この場合、第1交差点91は、仮想交差点95に位置する。図12に示されるように、第3湾曲部53の曲率半径を大きくすることにより、第1交差点91が中心側に距離A3の分だけシフトする。結果として、中心刃分担量A2を小さくすることができる。中心刃で切削された切屑にかかる遠心力は、外周刃で切削された切屑に係る遠心力よりも小さい。そのため、中心刃で切削された切屑は、外周刃で切削された切屑よりも分断されづらい。図12に示されるように、第3湾曲部53および第4湾曲部54の各々の曲率半径を大きくすることにより、中心刃分担量A2を小さくし、切削バランスを調整している。
中心刃分担量A2を工具径A1で除した値は、中心刃分担率である。中心刃分担率は、たとえば48%以上53%以下である。中心刃分担率の上限は、特に限定されないが、たとえば52.5%以下であってもよいし、52%以下であってもよい。中心刃分担率の下限は、特に限定されないが、たとえば48.5%以上であってもよいし、49%以上であってもよい。
次に、上記実施形態に係る回転切削工具用切削インサート100および回転切削工具200の作用効果について説明する。
図13は、従来の切削インサート100を用いて被削材80を切削する場合の切屑84の流れを示す断面模式図である。図13に示されるように、従来の切削インサート100は、切刃6よりも高い位置に配置されている丘状のブレーカ7が設けられている。切刃6によって切削された被削材80の切屑84は、すくい面上を通過した後、ブレーカ7によって潰される。たとえばステンレス鋼などのように粘性の高い被削材80を切削する場合、切屑84はブレーカによって分断されることなく潰される。結果として、切屑84を効果的に排出することができなかった。
図14は、第2実施形態の切削インサート100を用いて被削材80を切削する場合の切屑84の流れを示す断面模式図である。図14に示されるように、第2実施形態の切削インサート100の頂面1は、切刃6と同じ高さに位置している。そのため、たとえばステンレス鋼などのように粘性の高い被削材80を切削する場合であっても、切刃6によって切削された被削材80の切屑84は、頂面1上をスムーズに流れる。これにより、切屑84が潰されることを抑制することができる。結果として、切屑84を効果的に排出することができる。つまり、発明者は、従来における切屑84を分断するという思想を、切屑84をスムーズに流した後、本体部60の切屑排出溝63で丸めて排出するという思想に切り替えた。これにより、切屑84の排出性を高めることができた。
図15は、第1実施形態の切削インサート100を用いて被削材80を切削する場合の切屑84の流れを示す断面模式図である。図15に示されるように、第1実施形態の切削インサート100の頂面1は、切刃6と同じ高さかもしくは切刃6よりも底面側に位置している。そのため、たとえばステンレス鋼などのように粘性の高い被削材80を切削する場合であっても、切刃6によって切削された被削材80の切屑84は、頂面1上をスムーズに流れる。これにより、切屑84が潰されることを抑制することができる。また頂面1は、第1ランド面11と、第1ランド面11に連なりかつ第1ランド面11よりも底面側に傾斜する第1傾斜面12を有している。そのため、第2実施形態の切削インサート100と比較して、切屑84と頂面1との接触面積(擦過面積)を低減することができる。これにより、切削抵抗を低減することができる。結果として、切屑84をさらに効果的に排出することができる。
つまり、上記実施形態に係る回転切削工具用切削インサート100によれば、底面2に対して垂直な方向において、頂面1と底面2との距離が切刃6と底面2との距離に等しい、または、頂面1と底面2との距離が切刃6と底面2との距離より短い。そのため、たとえばステンレス鋼などのように粘性の高い被削材80を切削する場合であっても、切刃6によって切削された被削材80の切屑84は、頂面1上をスムーズに流れる。これにより、切屑84が潰されることを抑制することができる。結果として、切屑排出性を向上することができる。
また第3湾曲部53の曲率半径および第4湾曲部54の曲率半径の各々は、第1湾曲部51の曲率半径よりも大きく、かつ第2湾曲部52の曲率半径よりも大きい。これにより、回転切削工具200の直径を変更する場合において、中心刃分担量A2を所望の範囲に調整しやすくなる。
さらに上記実施形態に係る回転切削工具用切削インサート100によれば、第3線分30に垂直な方向における第3ランド面31の幅および第4線分40に垂直な方向における第4ランド面41の幅の各々は、第1線分10に垂直な方向における第1ランド面11の幅および第2線分20に垂直な方向における第2ランド面21の幅の各々よりも大きくてもよい。第3線分30および第4線分40の各々は、外周刃に対応する。第1線分10および第2線分20の各々は、中心刃に対応する。
切屑排出性を向上するためには、切屑84は、直線状に延びた形状であることが望ましい。切屑84がランド面上を擦過することで、切屑84は直線状に延びた形状になる。ランド面の幅が大きいほど、切屑84は直接状に延びた形状になりやすい。一方、ランド面の幅が大きいと、切屑84がランド面上を擦過する距離が長くなるため、切削抵抗が大きくなる。切削抵抗の増大を抑制するためには、ランド面の幅は小さいことが望ましい。
外周刃は回転軸Bの外周側にあるため、外周刃によって切削された切屑84にかかる遠心力は大きい。この場合、切屑84が傾斜面(第3傾斜面32および第4傾斜面42)に潜り込む力が大きくなる。そのため、外周刃によって切削された切屑84を直線状に延びた形状にするために、ランド面(第3ランド面31および第4ランド面41)の幅をある程度大きくする必要がある。一方、中心刃は回転軸Bの中心側にあるため、中心刃によって切削された切屑84にかかる遠心力は小さい。この場合、切屑84が傾斜面(第1傾斜面12および第2傾斜面22)に潜り込む力は小さくなる。そのため、中心刃によって切削された切屑84を直線状に延びた形状にするために、ランド面(第1ランド面11および第2ランド面21)の幅をそれほど大きくする必要はない。
外周刃側のランド面の幅を中心刃側のランド面の幅よりも大きくすることで、外周刃および中心刃の各々において、切削抵抗の増大を抑制しつつ、切屑84を直線状に延びた形状にすることができる。
さらに上記実施形態に係る回転切削工具用切削インサート100によれば、第3湾曲部53の曲率半径および第4湾曲部54の曲率半径の各々は、第1湾曲部51の曲率半径の2倍以上5倍以下であり、かつ第2湾曲部52の曲率半径の2倍以上5倍以下であってもよい。これにより、実用的な工具径A1を有する回転切削工具200において、中心刃分担量A2と外周刃分担量とを同程度とすることができる。これにより、ステンレス鋼などの粘性の高い被削材80を切削する際、切削抵抗を低減することができる。また被削材80に形成された穴83の側面の傷の深さを低減することができる。
<実施例>
(サンプル準備)
次に、切削試験について説明する。切削試験においては、切削インサート100として、サンプル1〜サンプル7が用いられた。
図16は、サンプル1〜サンプル7の切削インサート100の構成を示す図である。図16に示されるように、サンプル1〜サンプル7の切削インサート100において、鋭角側の湾曲部の曲率半径(第1曲率半径R1および第2曲率半径R2)は、全て0.6mmとした。サンプル1〜サンプル7の切削インサート100において、鈍角側の湾曲部の曲率半径(第3曲率半径R3および第4曲率半径R4)は、それぞれ0.6mm、0.6mm、1.0mm、1.4mm、1.8mm、2.2mmおよび1.4mmとした。
サンプル1〜サンプル7の切削インサート100において、鋭角側の湾曲部の曲率半径に対する鈍角側の湾曲部の曲率半径の比率は、それぞれ、1、1、1.67、2.33、3、3.67および2.33である。サンプル1〜サンプル7の切削インサート100において、中心刃分担率は、それぞれ52.9%、52.9%、52.0%、50.7%、50.1%、48.9%および50.7%とした。サンプル1の切削インサート100の頂面1は、丘状のブレーカ7を有していた(図13参照)。サンプル2から6の切削インサート100の頂面1の形状は、フラット形状とした(図14参照)。サンプル7の切削インサート100の頂面1の形状は、凹み形状とした(図15参照)。
(切削試験条件)
切削試験においては、サンプル1〜サンプル7の切削インサート100を有する回転切削工具200を用いて、被削材80に穴83が形成された。工作機械は、M/C BT50とした。被削材80は、SUS316Lとした。ドリル径(Dc)は、20mmとした。切削速度(Vc)は、150m/分とした。送り量(f)は、0.08mm/回転とした。穴の深さ(L)は、60mmとした。加工方式は、湿式加工(2MPa)とした。
(切削試験結果)
<切屑84形状>
図17は、サンプル1〜サンプル7の切削インサート100によって切削された被削材80の切屑の写真を示す図である。図17において、上側は切屑の全体写真であり、下側は切屑の拡大写真である。図17において、長い切屑は中心刃で切削されたものであり、短い切屑は外周刃で切削されたものである。図17に示されるように、サンプル1の切削インサート100によって切削された被削材80の切屑は、大きくねじ曲がって潰れていた。そのため、サンプル1の切削インサート100によって切削された被削材80の切屑の一部は、切屑排出溝63に詰まり、スムーズに排出されなかった。一方、サンプル2から7の切削インサート100によって切削された被削材80の切屑は、略円筒状であり、大きくねじ曲がっていなかった。そのため、サンプル2から7の切削インサート100によって切削された被削材80の切屑は、切屑排出溝63を通ってスムーズに排出された。これにより、第1実施形態および第2実施形態の各々の切削インサート100は、ステンレス鋼の切屑排出性を向上可能であることが確かめられた。
<切削抵抗>
図18は、サンプル1〜サンプル7の切削インサート100の切削抵抗を示す図である。図18において、Zは回転軸Bに沿った方向の切削抵抗の最大値である。XはZに対して垂直な方向の切削抵抗の最大値である。YはXおよびZの各々に対して垂直な方向の切削抵抗の最大値である。サンプル2の切削インサート100のZ方向の切削抵抗の最大値は、サンプル1の切削インサート100のZ方向の切削抵抗の最大値よりも大きかった。サンプル2の切削インサート100のX方向およびY方向の各々の切削抵抗の最大値は、サンプル1の切削インサート100のX方向およびY方向の各々の切削抵抗の最大値よりも小さかった。
Z方向の切削抵抗の最大値に関しては、サンプル7の切削インサート100が最も小さかった。これにより、第1実施形態の切削インサート100は、Z方向の切削抵抗を低減可能であることが確かめられた。サンプル2から6の切削インサート100の中では、サンプル6の切削インサート100のZ方向の切削抵抗が最も小さかった。これにより、中心刃分担率を小さくすることにより、Z方向の切削抵抗が低減可能であることが確かめられた。
<穴の側面の傷深さ>
被削材80に穴83を形成した後、穴83の側面に形成された傷の深さが測定された。図19は、サンプル1〜サンプル7の切削インサート100によって形成された穴83の側面の傷の深さを示す図である。図19に示されるように、サンプル2から7の切削インサート100によって形成された穴83の側面の傷の深さは、サンプル1の切削インサート100によって形成された穴83の側面の傷の深さよりも小さかった。これにより、第1実施形態および第2実施形態の各々の切削インサート100は、穴の品位を向上可能であることが確かめられた。穴の側面の傷の深さに関しては、サンプル4の切削インサート100が最も小さかった。
今回開示された実施形態および実施例は全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態ではなく、請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 頂面、2 底面、3 外周面、4 内周面、5 貫通孔、6 切刃、7 ブレーカ、10 第1線分、11 第1ランド面、12 第1傾斜面、20 第2線分、21 第2ランド面、22 第2傾斜面、30 第3線分、31 第3ランド面、32 第3傾斜面、40 第4線分、41 第4ランド面、42 第4傾斜面、50 平坦部、51 第1湾曲部、52 第2湾曲部、53 第3湾曲部、54 第4湾曲部、60 本体部、61 前端面、62 外周側面、63 切屑排出溝、64 嵌合部、65 後端面、71 外周側切削インサート配置溝、72 中心側切削インサート配置溝、73 取付ネジ、80 被削材、81 中心刃切削領域、82 外周刃切削領域、83 穴、84 切屑、91 第1交差点、92 第2交差点、93 第1外周点、94 第2外周点、95 仮想交差点、100 回転切削工具用切削インサート(切削インサート)、200 回転切削工具、A1 工具径、A2 中心刃分担量、A3 距離、B 回転軸、D1 第1間隔、D2 第2間隔、L1 第1直線、L2 第2直線、L3 第3直線、L4 第4直線、R1 第1曲率半径、R2 第2曲率半径、R3 第3曲率半径、R4 第4曲率半径、W1,W11 第1ランド幅、W2,W12 第2ランド幅、W3,W13 第3ランド幅、W4,W14 第4ランド幅。

Claims (8)

  1. 頂面と、
    前記頂面と反対側にある底面と、
    前記頂面および前記底面の各々に連なる外周面とを備え、
    前記頂面と前記外周面との稜線が切刃を構成し、
    前記切刃は、第1線分と、前記第1線分に対向する第2線分と、前記第1線分および前記第2線分の各々に対して傾斜している第3線分と、前記第3線分に対向する第4線分と、前記第1線分と前記第3線分とを繋ぐ第1湾曲部と、前記第2線分と前記第4線分とを繋ぐ第2湾曲部と、前記第2線分と前記第3線分とを繋ぐ第3湾曲部と、前記第1線分と前記第4線分とを繋ぐ第4湾曲部とを含み、
    前記第1線分に沿った直線と前記第3線分に沿った直線とがなす角度は、鋭角であり、
    前記第2線分に沿った直線と前記第4線分に沿った直線とがなす角度は、鋭角であり、
    前記第2線分に沿った直線と前記第3線分に沿った直線とがなす角度は、鈍角であり、
    前記第1線分に沿った直線と前記第4線分に沿った直線とがなす角度は、鈍角であり、
    前記第3湾曲部の曲率半径および前記第4湾曲部の曲率半径の各々は、前記第1湾曲部の曲率半径よりも大きく、かつ前記第2湾曲部の曲率半径よりも大きく、
    前記底面に対して垂直な方向において、前記頂面と前記底面との距離が前記切刃と前記底面との距離に等しい、または、前記頂面と前記底面との距離が前記切刃と前記底面との距離より短く、
    前記頂面は、前記第1線分に連なる第1ランド面と、前記第2線分に連なる第2ランド面と、前記第3線分に連なる第3ランド面と、前記第4線分に連なる第4ランド面とを含み、
    前記第3線分に垂直な方向における前記第3ランド面の幅および前記第4線分に垂直な方向における前記第4ランド面の幅の各々は、前記第1線分に垂直な方向における前記第1ランド面の幅よりも大きく、かつ前記第2線分に垂直な方向における前記第2ランド面の幅よりも大きい、回転切削工具用切削インサート。
  2. 前記底面に対して垂直な方向において、前記頂面と前記底面との距離が前記切刃と前記底面との距離に等しい、請求項1に記載の回転切削工具用切削インサート。
  3. 前記頂面は前記切刃から離間した平坦部を有し、
    前記底面に対して垂直な方向において、前記平坦部は前記切刃と前記底面との間に位置している、請求項1に記載の回転切削工具用切削インサート。
  4. 前記第3線分に垂直な方向における前記第3ランド面の幅および前記第4線分に垂直な方向における前記第4ランド面の幅の各々は、前記第1線分に垂直な方向における前記第1ランド面の幅の2倍以上であり、かつ前記第2線分に垂直な方向における前記第2ランド面の幅の2倍以上である、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の回転切削工具用切削インサート。
  5. 前記第3湾曲部の曲率半径および前記第4湾曲部の曲率半径の各々は、前記第1湾曲部の曲率半径の2倍以上5倍以下であり、かつ前記第2湾曲部の曲率半径の2倍以上5倍以下である、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の回転切削工具用切削インサート。
  6. 前記底面に対して垂直な方向において、前記頂面と前記底面との距離が前記切刃と前記底面との距離に等しく、
    前記頂面は、前記第1線分に連なる第1ランド面と、前記第2線分に連なる第2ランド面と、前記第3線分に連なる第3ランド面と、前記第4線分に連なる第4ランド面とを含み、
    前記第3線分に垂直な方向における前記第3ランド面の幅および前記第4線分に垂直な方向における前記第4ランド面の幅の各々は、前記第1線分に垂直な方向における前記第1ランド面の幅よりも大きく、かつ前記第2線分に垂直な方向における前記第2ランド面の幅よりも大きく、
    前記第3湾曲部の曲率半径および前記第4湾曲部の曲率半径の各々は、前記第1湾曲部の曲率半径の2倍以上5倍以下であり、かつ前記第2湾曲部の曲率半径の2倍以上5倍以下である、請求項1に記載の回転切削工具用切削インサート。
  7. 前記頂面は前記切刃から離間した平坦部を有し、
    前記底面に対して垂直な方向において、前記平坦部は前記切刃と前記底面との間に位置しており、
    前記頂面は、前記第1線分に連なる第1ランド面と、前記第2線分に連なる第2ランド面と、前記第3線分に連なる第3ランド面と、前記第4線分に連なる第4ランド面とを含み、
    前記第3線分に垂直な方向における前記第3ランド面の幅および前記第4線分に垂直な方向における前記第4ランド面の幅の各々は、前記第1線分に垂直な方向における前記第1ランド面の幅よりも大きく、かつ前記第2線分に垂直な方向における前記第2ランド面の幅よりも大きく、
    前記第3湾曲部の曲率半径および前記第4湾曲部の曲率半径の各々は、前記第1湾曲部の曲率半径の2倍以上5倍以下であり、かつ前記第2湾曲部の曲率半径の2倍以上5倍以下である、請求項1に記載の回転切削工具用切削インサート。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の回転切削工具用切削インサートと、
    前記回転切削工具用切削インサートを保持する本体部とを備えた、回転切削工具。
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