JP6973086B2 - 眼科用レーザ屈折矯正装置、眼科用フォトチューニング設定装置、眼科用フォトチューニングシステム、眼鏡用フォトチューニング設定装置、及びこれらに用いられるプログラム、眼科用レーザ手術装置 - Google Patents
眼科用レーザ屈折矯正装置、眼科用フォトチューニング設定装置、眼科用フォトチューニングシステム、眼鏡用フォトチューニング設定装置、及びこれらに用いられるプログラム、眼科用レーザ手術装置 Download PDFInfo
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Description
また、フォトチューニングの手法としては、例えば、Norbert Hamppらによって提案されている光化学的な反応を利用して屈折率を調整する手法(例えば、特許文献2)、Perfect Lens社から出願されている疎水性材料の親水性を変化させて屈折率を調整する手法(例えば、特許文献3)、Way Knoxらによって提案されているハイドロゲル材料の親水性を変化させて屈折率を調整する手法(例えば、特許文献4)、又はWay Knoxらによって角膜の屈折率を変化させる手法(例えば、特許文献5)等が知られている。
また、しかしながら、上記のような眼科用レーザ手術装置とフォトチューニングを複合させた装置は、まだない。
レーザ光源ユニットから出射された前記透光体の屈折率を調整するためのレーザ光を、前記患者眼に備えられた透光体の内部にレーザ光を導くための照射光学系と、
前記照射光学系の光路中に配置され、前記レーザ光の集光位置を走査させる走査ユニットと、
前記走査ユニットを制御し、予め設定されたマルチレベル位相型回折レンズのレンズパターンに対応する照射領域に前記レーザ光の集光位置を走査させることによって、前記マルチレベル位相型回折レンズを前記透光体の内部に形成する制御手段と、
を備えることを特徴とする。
(2) 患者眼に備えられた透光体の内部にレーザ光を集光させることで前記透光体の屈折率を調整するための眼科用レーザ屈折矯正装置であって、
レーザ光源ユニットから出射された前記透光体の屈折率を調整するためのレーザ光を、前記患者眼に備えられた透光体の内部にレーザ光を導くための照射光学系と、
前記照射光学系の光路中に配置され、前記レーザ光の集光位置を走査させる走査ユニットと、
前記走査ユニットを制御する制御手段であって、
断層撮像デバイスによって撮像された断層像における前記透光体の位置情報と、屈折測定デバイスによって測定された患者眼の屈折特性とに基づいて予め設定されたレンズパターンに対応する照射領域に前記レーザ光の集光位置を走査させることによって、レンズを前記透光体の内部に形成する制御手段と、
を備えることを特徴とする。
(3) 患者眼に備えられた透光体の内部にレーザ光が集光されることによって形成されるレンズパターンを設定するための眼科用フォトチューニング設定装置であって、
断層撮像デバイスによって撮像された断層像における前記透光体の位置情報と、屈折測定デバイスによって測定された患者眼の屈折特性と、に基づいて前記レンズパターンを設定する設定手段を備えることを特徴とする。
(4) (3)の眼科用フォトチューニング設定装置と、
前記透光体を含む前記患者眼の断層像を撮像する断層撮像デバイスと、
前記透光体を含む前記患者眼の屈折特性を測定する屈折測定デバイスと、
を備える眼科用フォトチューニングシステム。
(5) 眼鏡レンズの内部にレーザ光が集光されることによって形成されるレンズパターンを設定するための眼鏡用フォトチューニング設定装置であって、
眼鏡装用時での眼球全体の屈折特性と、眼鏡装用時における眼鏡レンズに対する前眼部の光学配置情報とに基づいて、前記レンズパターンを設定する設定手段を備えることを特徴とする
(6) (1)〜(5)のいずれかに記載の装置のプロセッサによって実行されることで、少なくとも、前記制御手段による走査ユニットの制御、及び前記設定手段によるレンズパターンの設定のいずれかを、前記装置に実行させることを特徴とするプログラム。
(7) レーザ光を患者眼の組織内に集光させることで前記患者眼を処置する眼科用レーザ手術装置であって、
前記患者眼を処置するための第1のレーザ光と、透光体の屈折率を調整するための第2のレーザ光とを選択的に出射可能なレーザ光源ユニットと、
照射光学系の光路中に配置され、前記第1のレーザ光又は前記第2のレーザ光の集光位置を走査させる走査ユニットと、
第1のレーザ光を用いて前記患者眼を処置する第1の手術モードと、透光体の屈折率を調整するための第2のレーザ光を用いてフォトチューニングを行うための第2の手術モードとを切り換えるモード切換手段と、
前記モード切換手段によって前記第1の手術モードに設定された場合、前記走査ユニットを制御して、前記第1のレーザ光の集光位置を走査させることによって、前記患者眼を処置し、
前記モード切換手段によって前記第2の手術モードに設定された場合、前記走査ユニットを制御して、予め設定されたレンズパターンに対応する照射領域に前記第2のレーザ光の集光位置を走査させることによって、レンズを前記透光体の内部に形成する制御手段と、
を備えることを特徴とする。
<概要>
<フォトチューニング反応>
本実施形態の一つの側面は、レーザ照射を用いて透光体の屈折率を光学的に調整することによって眼の屈折特性(例えば、眼屈折力、収差)を矯正することであり、例えば、眼科医療分野、眼鏡分野において利用可能である。以下の説明では、透光体の屈折率を光学的に調整するための光学技術を、フォトチューニングと称して説明する。フォトチューニングが施された透光体は、被検眼の近視、遠視、乱視、高次収差、色収差等を矯正するために用いられてもよい。また、多焦点性の調整が行われてもよい。フォトチューニング技術は、透光体の屈折率を調整することによって、透光体の屈折率とは異なる一つ又は複数のレンズを、透光体の内部に書き込むようにしてもよい。
透光体は、例えば、第1の屈折率を有し、かつ、光透過性を有する透光体であってもよい。透光体の屈折率は、フォトチューニングによって調整される。フォトチューニングが適用される透光体としては、典型的には、人工の透光体であってもよく(図1、図2の透光体600参照)、例えば、眼用レンズであって、例えば、人工レンズ(例えば、眼内レンズ(IOL、ICL)、眼鏡レンズ、コンタクトレンズ、人工角膜であってもよい。人工の透光体としては、一般的な光学材料が用いられてもよい。また、フォトチューニングが適用される透光体としては、天然のレンズ(例えば、眼の角膜、水晶体)であってもよい。
本実施形態に係るフォトチューニング技術は、一つ又は複数のマルチレベル位相型回折レンズ(以下、MP回折レンズと省略する場合あり)を、透光体の内部に書き込むようにしてもよい(図5のレンズ610参照)。プロセッサは、レーザ光の集光位置を走査させる走査ユニットを制御し、マルチレベル位相型回折レンズのレンズパターンに対応する透光体の照射領域に、レーザ光の集光位置を走査させてもよい。これによって、マルチレベル位相型回折レンズを透光体の内部に形成できる。プロセッサは、レンズパターンを予め設定できる。
2)断層画像にて角膜〜透光体(例えば、IOL)までの前眼部眼球形状を測定
3)術後の目標とする眼球全体の収差Wt(x、y)を設定
4)2)の結果に基づきWe(x、y)、Wt(x、y)を透光体内のレンズを作成したい深さIでの収差に変換する。ここで、変換された収差は、We’(x、y)、Wt’(x、y)でそれぞれ表される。例えば、逆光線追跡によって変換処理が行われてもよい。
5)次に、Iに、x方向及びy方向へのふれの各δx(x、y)、δy(x、y)
6)θx(x、y)、θy(x、y)を基に、屈折レンズ又は回折レンズに対応するパターンを作成する。つまり、θx(x、y)、θy(x、y)は、レンズパターンに変更される。ここで、屈折レンズは、光の屈折現象を利用したレンズとして表すことができ、回折レンズは、modulo 2pπ kinoformとして表すことができ、マルチレベルに近似されてもよい。
次に、患者眼に透光体が備えられた状態でフォトチューニングを行う場合において、レンズパターンを設定する際の一例を示す(図7参照)。パターン設定は、典型的には、プロセッサによって行われる。
本実施形態に係るフォトチューニングでは、透光体にレンズを書き込むためのレーザを効果的に発生できる超短パルスレーザ装置(例えば、フェムト秒レーザ装置、ピコ秒レーザ装置)を用いてもよい(図8参照)。もちろん、フォトチューニングが実現できれば、超短パルスレーザ装置に限定されない。
眼科用レーザ装置は、前眼部組織を処置するためのレーザである第1のレーザと、透光体にレンズを書き込むためのレーザである第2のレーザと、の両方を発生できる複合機であってもよい(図8参照)。第1のレーザは、フォトチューニングのためのレーザとは異なり、前眼部組織を処置可能なレーザを出射する。つまり、第1のレーザの特性は、前眼部組織の一部を破砕又は切断するのに対し、第2のレーザの特性は、透光体の材質を変質させて透光体の屈折率を変更させる点で異なる。複合機において、照射光学系は、第1のレーザと第2のレーザを透光体へと導くことができる。第1のレーザ、第2のレーザは、選択的に透光体に照射されてもよい。
なお、レーザビームの特性は、ドーナツ状ビームであってもよい。ドーナツ状ビームを形成する手法としては、例えば、光渦方式(例えば、米国特許2015−164689号公報)であってもよいし、アキシコンレンズを用いてもよい。また、偏光を利用して、ドーナツ状ビームが形成されてもよい。ドーナツ状ビームによれば、XY方向におけるレーザビームの焦点範囲を広くできる(横分解能を向上できる)ので、階段状の加工、つまり、MP回折レンズを書き込む場合に特に有利である。
眼科レーザ装置は、眼の屈折特性を測定するための屈折測定デバイス(測定光学系)を備えてもよい(図7の屈折測定デバイス90参照)。屈折測定デバイスが設けられることで、例えば、外部の装置を必ずしも用いることなくレンズパターンを設定できる。他の用途としては、外部の装置を必ずしも用いることなくフォトチューニングによる矯正効果を確認できる。
プロセッサは、フォトチューニングによって少なくとも一つのレンズが透光体の内部に形成された後の屈折特性に基づいて、透光体に対して追加的に形成させるレンズパターンを設定してもよい。この場合、眼球インターフェースが装着された状態でのフォトチューニング前後における屈折特性の変化情報と、フォトチューニングによって矯正すべく予め設定された屈折特性の変化情報(目標屈折特性と術前の屈折特性との変化)とを比較してもよい。差が大きい場合、追加的なフォトチューニングを行うようにしてもよい。また、フォトチューニング前であって、眼球インターフェースが装着される前後での屈折特性の変化情報を予め得ておき、眼球インターフェースが装着された状態でのフォトチューニング後における屈折特性から変化情報が差し引かれた屈折特性と、目標屈折特性と、を比較してもよい。差が大きい場合、追加的なフォトチューニングを行うようにしてもよい。
眼科レーザ装置は、眼の断層像をイメージング(撮像)するための断層撮像デバイス(断層撮像系)を備えてもよい(図8の断層撮像デバイス71参照)。これによって、例えば、透光体の位置情報の取得において、外部の装置が必ずしも必要ない。
以下、眼鏡レンズへのフォトチューニングの適用例について説明する。もちろん、基本的には、上記説明と同様の手法を用いることができるので、具体的内容について、上記説明を参照できる。
以下、本実施形態の典型的な実施例の1つについて、図面を参照して説明する。以下の説明では、一例として、患者眼Eに照射されるレーザ光の光軸に沿う方向をZ方向とする。Z方向に交差(本実施形態では垂直に交差)する方向のうちの1つをX方向とする。Z方向およびX方向に共に交差(本実施形態では垂直に交差)する方向をY方向とする。X,Y,Z方向は適宜設定すればよい。例えば、患者の上下左右に基づいて方向を規定する場合、X方向を患者の左右方向、Y方向を患者の上下方向としてもよいし、X方向を患者の上下方向、Y方向を患者の左右方向、Z方向を眼Eの軸方向としてもよい。
本実施例の眼科用レーザ手術装置1は、患者眼Eの組織を処置、人工透光体に対してフォトチューニングを行うために使用される(図8参照)。本実施例では、患者眼Eの水晶体を処置すると共に、眼内に挿入された人工透光体に対してフォトチューニングを行うことが可能な眼科用レーザ手術装置1を例示する。本技術は、もちろん、角膜及び水晶体を含む前眼部の組織の処置に適用してもよい。また、フォトチューニングは、天然透光体、つまり患者眼Eの組織に適用されてもよい。
レーザ照射ユニット300は、例えば、レーザ光源ユニット310と、レーザ照射光学系(レーザデリバリ)320を備えてもよい。レーザ光源ユニット310は、手術用のレーザ光(レーザビーム)を出射する。レーザ照射光学系320は、レーザ光を導光するための光学部材を含む。レーザ照射光学系320は、例えば、走査ユニット330と、対物レンズ305と、各種光学部材とを備える。対物レンズ305は、走査ユニット330と患者眼Eの間の光路上に設けられている。対物レンズ305は、走査ユニット330を経たレーザ光を、患者眼Eの組織に集光させる。
補正光学部材500は、第1のレーザと第2のレーザとの間のレーザ特性の違いを補正するための補正光学部材である。補正光学部材500は、フォトチューニングの際、第2のレーザ光の光路に配置される。補正光学部材500は、駆動部510の駆動によって照射光学系320の光路に配置されてもよい。なお、補正光学部材500は、波長変換光学素子314の近傍に配置されてもよい。
走査ユニット330は、レーザ光を走査することで、対物レンズ305によって集光されるレーザ光の集光位置を走査させてもよい。つまり、走査ユニット330は、レーザ光の集光位置を目標位置に移動させる。本実施形態の走査ユニット330は、Z走査部350およびXY走査部360を備えてもよい。走査ユニット330は、レーザ照射光学系(レーザデリバリ)320の光路中に配置されてもよい。
インターフェイスユニット50(図11参照)は、患者眼Eの角膜に近接し、角膜の屈折力を弱めて、レーザ光を水晶体等の眼球組織に到達(集光)し易くする役割を持つ。本実施形態のインターフェイスユニット50は、角膜に直接接触することなく、少なくとも角膜の一部を覆う構成とする。インターフェイスユニット50は、カバーガラス51を主に備える。カバーガラス51は、例えば、角膜を覆う光学部材である。カバーカラス51は、例えば、圧平レンズまたは液浸レンズであってもよい。例えば、圧平レンズは、レーザを透過し、角膜の前面を圧平する。
固視誘導ユニット120は、例えば、被検眼を固視させるための固視標を投影する(図3参照)。固視誘導ユニット120は、固視標の呈示位置を変更することによって、ドッキング前の患者眼Eの視線方向を変更してもよい。固視誘導ユニット120は、手術レーザの照射光軸と患者眼の光軸とを所定の位置関係に導くために、眼Eの固視方向を誘導する。
眼球固定ユニット280(図4、図5参照)は、対物レンズ305に対して患者眼Eを固定するためのユニットである。対物レンズ305に対して患者眼Eを固定することで、レーザを患者眼Eに好適に集光させることができる。眼球固定ユニット280は、吸引ポンプ(図示を略す)から付加される吸引圧を、吸引用パイプを介してサクションリング281に伝達(付加)する。なお、これに限定されず、眼球を固定せずに、レーザ照射を行ってもよい。また、インターフェースユニット50を用いずに、レーザ照射を行ってもよい。この場合、眼の移動に応じて、レーザ照射位置を補正するトラッキング機構を設けてもよい。
観察光学系70(観察・撮影ユニットともいう)70(図3参照)は、患者眼Eを術者に観察させると共に、処置対象となる組織を撮影する。一例として、本実施形態の観察光学系70は、断層撮像デバイス71および正面撮影ユニット75を備える。観察光学系70の光軸L3は、ビームコンバイナ72によって、レーザ光の光軸L1と同軸とされる。光軸L3は、ビームコンバイナ73によって、断層像撮影ユニット71の光軸L4と、正面撮像ユニット75の光軸L5とに分岐される。
断層撮像デバイス71は、例えば、光干渉の技術を用いて患者眼Eの組織の断層像を取得してもよい。断層撮像デバイス71は、例えば、患者眼Eの前眼部の断層画像を取得する。
正面撮影ユニット75(図8参照)は、患者眼Eの正面像を取得する。正面撮影ユニット75は、可視光または赤外光によって照明された患者眼Eを撮影する。正面撮影ユニットによって撮影された患者眼Eの正面像は、表示部420(後述する)に表示されてもよい。術者は、表示部420を見ることで、患者眼Eを正面から観察することができる。
屈折測定デバイス90は、眼の屈折特性を測定するための屈折測定デバイスであり、本実施例では、波面センサが用いられる。屈折測定デバイス90は、ビームコンバイナ92を介して断層撮像デバイス71と同軸とされる。
操作ユニット400は、例えば、トリガスイッチ410、表示部420等を備えてもよい。トリガスイッチ410は、レーザ照射ユニット300から治療レーザ光を出射させるトリガ信号を入力する。表示部420は、患者眼Eの断層像、前眼部像を表示したり、手術条件を表示する表示手段として用いられる。表示部420は、タッチパネル機能を有してもよく、手術条件の設定、断層像上での手術部位(レーザ照射位置)の設定を行う入力手段を兼ねてもよい。なお、ポインティングデバイスであるマウス、数値、文字等を入力するため入力デバイスであるキーボード、等を入力手段として用いることもできる。
制御ユニット100は、CPU101、ROM102、RAM103、および不揮発性メモリ(図示せず)等を備える。プロセッサとしてのCPU101は、眼科用レーザ手術装置1の各種制御(例えば、後述する制御データ作成の制御、レーザ光源ユニット310の制御、走査ユニット330の制御、集光位置の走査速度の調整制御等)を司る。ROM102には、眼科用レーザ手術装置1の動作を制御するための各種プログラム、初期値等が記憶されている。RAM103は、各種情報を一時的に記憶する。不揮発性メモリは、電源の供給が遮断されても記憶内容を保持できる非一過性の記憶媒体である。
図13は第2の手術モードにおける手順の一例を示す図であり、術前プランニングの一例を示す図である。本実施例においては、術前に患者眼Eの断層情報と屈折特性を取得し、フォトチューニングにおけるプランニングを行う。
71 断層撮像デバイス
90 屈折測定デバイス
100 制御ユニット
101 CPU(プロセッサ)
310 レーザ光源ユニット
312 レーザ光源
314 波長変換光学素子
320 レーザ照射光学系
330 走査ユニット
500 補正光学部材
Claims (5)
- 患者眼に備えられた人工透光体の内部にレーザ光を集光させることで前記人工透光体の屈折率を調整するための眼科用レーザ屈折矯正装置であって、
レーザ光源ユニットから出射された前記人工透光体の屈折率を調整するためのレーザ光を、前記患者眼に備えられた人工透光体の内部にレーザ光を導くための照射光学系と、
前記照射光学系の光路中に配置され、前記レーザ光の集光位置を走査させる走査ユニットと、
前記走査ユニットを制御する制御手段であって、
断層撮像デバイスによって撮像された断層像における前記人工透光体の3次元的位置情報と、屈折測定デバイスによって測定された患者眼の屈折特性であって前記人工透光体が挿入された状態での患者眼の屈折特性とに基づいて予め設定されたレンズパターンに対応する照射領域に前記レーザ光の集光位置を3次元的に走査させることによって、レンズを前記人工透光体の内部に形成する制御手段と、
を備えることを特徴とする眼科用レーザ屈折矯正装置。 - 前記人工透光体の位置情報と前記患者眼の屈折特性とに基づいて、屈折率の調整によって前記人工透光体に形成するレンズパターンを設定する設定手段を備える請求項1の眼科用レーザ屈折矯正装置。
- 前記人工透光体を含む前記患者眼の断層像を撮像する断層撮像デバイスを備え、
前記設定手段は、断層撮像デバイスによって撮像された断層像に基づいて前記人工透光体の位置情報を取得することを特徴とする請求項2の眼科用レーザ屈折矯正装置。 - 前記設定手段は、
書き込むべきレンズパターンを予めプランニングするために取得された第1の断層画像における前記人工透光体の位置情報である第1の位置情報と、前記レンズパターンがプランニングされた後であって、眼球インターフェースが装着された後に取得された第2の断層画像における前記人工透光体の位置情報である第2の位置情報とを対応付け、
第2の断層画像における前記人工透光体に対して前記レンズパターンを設定することを特徴とする請求項2〜3のいずれかの眼科用レーザ屈折矯正装置。 - 前記人工透光体を含む前記患者眼の屈折特性を測定する屈折測定デバイスを備え、前記屈折測定デバイスは、眼球インタフェースが装着された患者眼であって、少なくとも一つの前記レンズが前記人工透光体の内部に形成された後の前記患者眼の屈折特性を測定する請求項1〜4のいずれかの眼科用レーザ屈折矯正装置。
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