JP6959037B2 - ホイップクリーム用油脂組成物 - Google Patents
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油脂(A)
(a)構成脂肪酸としてラウリン酸を30質量%以上含む。
(b)構成脂肪酸として炭素数18以上の不飽和脂肪酸を10質量%〜45質量%含む。
(c)トリグリセリドを構成する脂肪酸残基の炭素数の合計が36である第1のトリグリセリドを4質量%〜18質量%含む。
(d)トリグリセリドを構成する脂肪酸残基の炭素数の合計が42である第2のトリグリセリドを13質量%〜25質量%含む。
また、冷水は、純水だけでなくコーヒー、抹茶、紅茶、ココアなどの各種飲料を含む。また、冷水は氷の入っている飲料も含む。
また、本発明によれば、凍結解凍による硬度変化抑制効果に優れたホイップクリームを提供することができる。
そして本発明の好ましい形態によれば、前述の効果に加え、乳風味を際立たせる効果を有するホイップクリームを提供することができる。また、本発明の好ましい形態によれば、前述の効果に加え、造花性に優れたホイップクリームを提供することができる。
本発明のホイップクリーム用油脂組成物は、下記特徴(a)〜(d)を有する油脂(A)を含有する。
油脂(A)
(a)構成脂肪酸としてラウリン酸を30質量%以上含む。
(b)構成脂肪酸として炭素数18以上の不飽和脂肪酸を10質量%〜45質量%含む。
(c)トリグリセリドを構成する脂肪酸残基の炭素数の合計が36である第1のトリグリセリドを4質量%〜18質量%含む。
(d)トリグリセリドを構成する脂肪酸残基の炭素数の合計が42である第2のトリグリセリドを13質量%〜25質量%含む。
上記特徴(a)〜(d)を有する油脂(A)を含有する本発明のホイップクリーム用油脂組成物は、冷水分散性に優れた効果を示す。
構成脂肪酸として、ラウリン酸を30質量%〜50質量%、より好ましくは、35質量%〜45質量%含む。
構成脂肪酸として、炭素数18以上の不飽和脂肪酸を15質量%〜40質量%、より好ましくは15質量%〜35質量%、さらに好ましくは20質量%〜30質量%含む。
構成脂肪酸として、炭素数16以上の飽和脂肪酸を5質量%〜15質量%、より好ましくは、10質量%〜15質量%含む。
トリグリセリドを構成する脂肪酸残基の炭素数の合計が36である第1のトリグリセリド(C36)が、好ましくは9質量%〜18質量%、さらに好ましくは11質量%〜17質量%
トリグリセリドを構成する脂肪酸残基の炭素数の合計が42である第2のトリグリセリド(C42)が、好ましくは14質量%〜24質量%、さらに好ましくは16質量%〜22質量%
特徴(c)(d)に関し、以上の特徴を有する油脂(A)を含有する本発明のホイップクリーム用油脂組成物は、冷水分散性により優れた効果を示す。
トリグリセリドを構成する脂肪酸残基の炭素数の合計が34のトリグリセリド(C34)が、好ましくは1.5質量%〜11質量%、より好ましくは2質量%〜9質量%、さらに好ましくは3質量%〜7質量%
トリグリセリドを構成する脂肪酸残基の炭素数の合計が38のトリグリセリド(C38)が、好ましくは5質量%〜17質量%、より好ましくは11質量%〜16質量%、さらに好ましくは12質量%〜15質量%
トリグリセリドを構成する脂肪酸残基の炭素数の合計が40のトリグリセリド(C40)が、好ましくは6質量%〜12質量%、さらに好ましくは8質量%〜11質量%
トリグリセリドを構成する脂肪酸残基の炭素数の合計が44のトリグリセリド(C44)が、好ましくは8質量%〜16質量%、さらに好ましくは9.5質量%〜14質量%
トリグリセリドを構成する脂肪酸残基の炭素数の合計が46のトリグリセリド(C46)が、好ましくは3質量%〜12質量%、さらに好ましくは5質量%〜10質量%
トリグリセリドを構成する脂肪酸残基の炭素数の合計が48のトリグリセリド(C48)が、好ましくは2質量%〜19質量%、より好ましくは4質量%〜15質量%、さらに好ましくは6質量%〜12質量%
以上のトリグリセリド組成を有する油脂(A)を含有する本発明のホイップクリーム用油脂組成物は、冷水分散性により優れた効果を示す。
15℃におけるSFCが下限以上である油脂(A)を含有したホイップクリーム用油脂組成物を用いて製造したホイップクリームは起泡性により優れる。
ここで、パーム核分別油の低融点部のエステル交換油は、パーム核分別油の低融点部をエステル交換して得られる油脂である。
ランダムエステル交換は、例えば、ナトリウムメチラート、水酸化ナトリウム等を触媒としてエステル交換を行う化学的な方法、非選択的リパーゼ等を触媒としてエステル交換を行う酵素的な方法に従って行うことができる。本発明では、特に、化学的な方法でランダムエステル交換反応を行うことにより得られたエステル交換油を用いることが、より好ましい。
本発明の油脂組成物における前記油脂(A)の含有量は100質量%であってもよいが、好ましくは95質量%以下、さらに好ましくは90質量%以下である。
前記ラウリン系油脂としては、さらにホイップクリームの保形性を高める観点からは、ヤシ油の硬化油及びパーム核油の硬化油から選ばれる油脂を用いることが好ましく、パーム核油の硬化油を用いることがさらに好ましい。
また、前記ラウリン系油脂としては、口どけの良さを重視する観点からは、ヤシ油、パーム核油、ヤシ油の硬化油から選ばれる油脂を用いることが好ましい。
このような範囲で組み合わせることで、ホイップクリームの凍結解凍による硬度変化を調整することができる。
油脂(A)を50質量%〜95質量%含み、好ましくは70質量%〜90質量%含み、さらに好ましくは75質量%〜85質量%含み;
油脂(A)以外のラウリン系油脂を5質量%〜50質量%含み、好ましくは10質量%〜30質量%含み、さらに好ましくは15質量%〜25質量%含む。
油脂(A)、前述したラウリン系油脂以外の油脂の含有量が上限以下である本発明の油脂組成物を含有するホイップクリームは、乳脂肪の乳風味を際立たせる効果を有する。
非エステル交換油かつ非硬化油である油脂としては、例えば、パーム核油、パーム中融点部、パーム核高融点部、ヤシ油を挙げることができる。
油脂(A)を70質量%〜100質量%含み、好ましくは75質量%〜100質量%含み、さらに好ましくは80質量%〜100質量%含み;
非エステル交換油かつ非硬化油である油脂を0質量%〜30質量%含み、好ましくは0質量%〜25質量%含み、さらに好ましくは0質量%〜20質量%含む。
本発明のホイップクリーム用水中油型乳化油脂組成物は、水相と油相からなり、上述した本発明の油脂組成物(植物性油脂)を油相に含む。水相と油相の質量比は適宜設定することができるが、好ましくは80:20〜50:50、より好ましくは70:30〜55:45である。
前記油相は、油脂として本発明の油脂組成物(植物性油脂)に加えて乳脂肪をさらに含む形態とすることが好ましい。乳脂肪としてバターオイル、バター、生クリーム、牛乳等を由来とする乳脂肪が挙げられる。特に、生クリームを由来とする乳脂肪を用いるのが好ましい。
乳脂肪と植物性油脂(ホイップクリーム用油脂組成物)の混合比は、質量比で乳脂肪:植物性油脂(ホイップクリーム用油脂組成物)が0:100〜70:30、より好ましくは20:80〜50:50、さらに好ましくは30:70〜40:60の範囲内とすることが好ましい。
まず、使用する乳化剤が親油性である場合は原料となる油脂の一部または全部に、乳化剤を添加し溶解ないし分散させて油相部を調製する。このような親油性の乳化剤としては、例えばレシチン、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、有機酸モノグリセリド等従来公知の乳化剤のうち低HLBの乳化剤が例示でき、本発明においてはこれらのいずれを適宜組み合わせて使用してもよい。
また、バターオイル、バターを由来とする乳脂肪を用いる場合には、これらを必要に応じて加熱融解して油相部を調製する。乳脂肪を含む油相部と、上述した植物性油脂からなる本発明のホイップクリーム用油脂組成物を含む油相部は、混合した後、水相部に添加してもよく、また各々添加してもよい。また、生クリーム、牛乳を用いる場合には、予め水相部と混合してから本発明のホイップクリーム用油脂組成物を含む油相部を混合しても良い。
本発明の水中油型乳化油脂組成物は、常法によりホイップすることでホイップクリームとすることができる。
本発明の油脂組成物又は水中油型乳化油脂組成物は、冷凍ホイップクリームに用いることが好ましい。
・パーム核分別油の低融点部のエステル交換油(エステル交換油A1)(本発明における油脂(A)に相当)
パーム核油を分別により液状画分(分別収率70%)と結晶画分(分別収率30%)に分画し、液状画分をパーム核油の低融点部として得た。これを0.12%のナトリウムメチラートを触媒とし、90℃で30分間、ランダムエステル交換反応を行い、脱色、脱臭をすることにより得た(融点25℃)。
パーム核油90%、ハイオレイックひまわり油10%の混合油を0.12%のナトリウムメチラートを触媒とし、90℃で30分間、ランダムエステル交換反応を行い、脱色、脱臭することにより得た(融点26℃)。
・パーム核分別油の低融点部(A1非エステル交換油)
パーム核油を分別により液状画分(分別収率70%)と結晶画分(分別収率30%)に分画し、液状画分を脱色、脱臭することにより得た(融点24℃)。
・エステル交換油B1
ヤシ油を0.12%のナトリウムメチラートを触媒とし、90℃で30分間、ランダムエステル交換反応を行い、脱色、脱臭することにより得た(融点27℃)。
・エステル交換油B2
パーム核低融点部45%、パーム低融点部(パーム油を分別により液状画分と結晶画分に分画した際の液状画分。ヨウ素価57)25%、ハイオレイックひまわり油30%の混合油を0.12%のナトリウムメチラートを触媒とし、90℃で30分間、ランダムエステル交換反応を行い、脱色、脱臭することにより得た(融点23℃)。
・パーム核高融点部
パーム核分別油の高融点部(パーム核油の結晶画分(分別収率30%))を脱色、脱臭することにより得た(融点31℃)
・ヤシ油
ヤシ油を脱色、脱臭することにより得た(融点25℃)。
・パーム核油
パーム核油を脱色、脱臭することにより得た(融点27℃)。
・パーム核極度硬化油
パーム核油の極度硬化処理を行い、脱色、脱臭することにより得た(融点40℃)。
・パーム核部分硬化油
パーム核油の部分硬化処理を行い、脱色、脱臭することにより得た(融点36℃)。
・ヤシ極度硬化油
ヤシ油の極度硬化処理を行い、脱色、脱臭することにより得た(融点32℃)。
・エステル交換油C
ヤシ油50%、ハイエルシン酸菜種極度硬化油(ハイエルシン菜種油に極度硬化処理を行って得た油脂)50%の混合油を0.12%のナトリウムメチラートを触媒とし、90℃で30分間、ランダムエステル交換反応を行い、脱色、脱臭することにより得た(融点48℃)。
・パーム中融点部
パーム分別油の中融点部を脱色、脱臭することにより得た(融点27℃)。
表2に示した比率で油脂を混合した植物性油脂(ホイップクリーム用油脂組成物)24.54質量部に、飽和モノグリセリン脂肪酸エステル0.1質量部、不飽和モノグリセリン脂肪酸エステル0.05質量部、レシチン0.20質量部を加え、油相部を調製した。
ホイップクリーム用油脂組成物(植物性油脂)の固体脂含量(SFC)を、基準油脂分析試験法(2.2.9−2013 固体脂含量(NMR法))に従って測定した。
ホイップクリーム用油脂組成物(植物性油脂)の融点を、基準油脂分析試験法(2.2.4.2−1996 融点 上昇融点)に従って測定した。
次いで、85℃で加熱殺菌を行い、5℃〜10℃まで冷却後、5℃、1晩のエージングをして、ホイップクリーム用水中油型乳化油脂組成物を得た。ホイップクリーム用水中油型乳化油脂組成物におけるホイップクリーム用油脂組成物(植物性油脂)と乳脂肪の含有量はそれぞれ25%、16%である。
表2に示した比率で油脂を混合した植物性油脂(ホイップクリーム用油脂組成物)30.47質量部に、蔗糖脂肪酸エステル(HLB5)0.076質量部、乳酸モノグリセリン脂肪酸エステル0.188質量部、ソルビタン脂肪酸エステル0.76質量部、レシチン0.188質量部を加え、油相部を調製した。一方、水39.875質量部と水あめ15質量部、砂糖10質量部、脱脂粉乳3質量部、カゼインナトリウム1質量部、メタリン酸Na0.1質量部、カラギナン0.025質量部を加えた後、分散させて水相部を調製した。油相部と水相部を混合し、85℃で殺菌を兼ねた予備乳化を行い、次いで、150kg/cm2、20kg/cm2の圧力下で均質化し、5℃〜10℃まで冷却後、5℃、1晩のエージングをして、実施例のホイップクリーム用水中油型乳化油脂組成物を得た。このホイップクリーム用水中油型乳化油脂組成物1000gを5.0℃に温調し、10分立て(硬度130〜150)までホバートミキサーにてホイップした。硬度は、ホイップしたクリームを45.5ml容器に入れ、ミクロペネメーター:RIGOSHA製のPENETRO METER使用、円スイ(1g)を使用し、平らにしたクリームへの円スイの針入度(単位は1/10mm)として測定した。
実施例において、表3に示す油脂を用いて植物性油脂(ホイップクリーム用油脂組成物)を調製し、実施例1と同様の方法で水中油型乳化油脂組成物及び、ホイップクリームを得た。
(凍結前の評価)
ホイップ時間
ホイップを開始してから、目標硬度に達するまでの時間を測定し、該時間をホイップ時間とした。
ホイップ後(10分立て)の体積増加率(%)を測定した。ただし、体積増加率は、式:((a)(一定体積の水の重量−水と同体積のホイップ後のクリームの重量)/(b)(水と同体積のホイップ後のクリームの重量))×100に従って計算した。
凍結解凍後の評価は、ホイップ済みクリームを三角袋に詰め、−20℃で3日以上凍結した後、5℃にて1晩解凍し、評価に供した。
解凍したホイップ済みクリームの硬度を、凍結前と同様の手順で評価した。
解凍したホイップ済みクリームのオーバーランを、凍結前と同様の手順で評価した。
専門パネラー5名により、ホイップクリーム(10分立て)を実際に食して口溶けを評価した。表1には、5名による評点の平均値を示した。
5…非常に良好
4…良好
3…普通
2…やや悪い
1…悪い
専門パネラー5名により、解凍後のホイップ済みクリームを実際に食して乳風味を5点満点で評価した。表1には、5名による評点の平均値を示した。
5…乳風味がとても強く感じられる
4…乳風味が強く感じられる
3…乳風味が十分感じられる
2…乳風味を感じるが、弱い
1…乳風味が殆ど感じられない
凍結解凍後のホイップ済みクリームを三角袋から絞り出し、荒れの有無を評価した。
5…荒れがなく、非常に良好な外観である
4…荒れが殆どなく、良好な外観である
3…わずかに荒れはあるが、問題ない外観である
2…荒れがあり、好ましくない外観である
1…荒れが多く、非常に好ましくない外観である
市販アイスコーヒー100gに氷40gを入れ、1〜2℃に調温した状態で、解凍したホイップ済みクリーム30gを絞り、スプーンで100回撹拌した際の分散状態を評価した。
○:ダマが少なく、良好な外観である
×:ダマが多く、好ましくない外観である
結果を以下に示す。
そして、実施例9の結果より、植物性油脂(ホイップクリーム用油脂組成物)中にパーム核分別油の低融点部のエステル交換油(エステル交換油A1)を50質量%以上含むホイップクリームも、口どけ、冷水分散性に優れていた。
以上の結果から、エステル交換油A1(実施例1)とエステル交換油A2(実施例10)に共通し、かつA1非エステル交換油(比較例1)、エステル交換油B1(比較例2)、エステル交換油B2(比較例3)にはない特徴を有する油脂を含有する植物性油脂(ホイップクリーム用油脂組成物)には、ホイップクリームの口どけ及び冷水分散性に有意な効果が望める。
油脂(A)
(a)構成脂肪酸としてラウリン酸を30質量%以上含む。
(b)構成脂肪酸としてC18以上の不飽和脂肪酸を10質量%〜45質量%含む。
(c)トリグリセリドを構成する脂肪酸残基の炭素数の合計が36である第1のトリグリセリドを4質量%〜18質量%含む。
(d)トリグリセリドを構成する脂肪酸残基の炭素数の合計が42である第2のトリグリセリドを13質量%〜25質量%含む。
Claims (8)
- 下記特徴(a)〜(d)を有し、15℃におけるSFCが20%以上であり、25℃におけるSFCが0%以上10%以下である油脂(A)を油脂組成物全体の50質量%以上含有するホイップクリーム用油脂組成物。
油脂(A)
(a)構成脂肪酸としてラウリン酸を30質量%以上含む。
(b)構成脂肪酸として炭素数18以上の不飽和脂肪酸を10質量%〜45質量%含む。
(c)トリグリセリドを構成する脂肪酸残基の炭素数の合計が36である第1のトリグリセリドを4質量%〜18質量%含む。
(d)トリグリセリドを構成する脂肪酸残基の炭素数の合計が42である第2のトリグリセリドを13質量%〜25質量%含む。 - 冷凍ホイップクリーム用であることを特徴とする、請求項1に記載のホイップクリーム用油脂組成物。
- 前記油脂(A)がパーム核油の低融点部のエステル交換油である、請求項2に記載のホイップクリーム用油脂組成物。
- 前記油脂(A)以外の油脂として、パーム油、パーム核油、ヤシ油、コーン油、綿実油、大豆油、ナタネ油、ハイオレイックナタネ油、米油、ハイオレイックひまわり油、並びにこれらを硬化、分別及びエステル交換から選択される1又は2以上の処理を施した加工油脂、から選ばれる油脂を含む、請求項1〜3の何れか1項に記載のホイップクリーム用油脂組成物。
- 非エステル交換油かつ非硬化油である油脂の含有量が30質量%未満であることを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載のホイップクリーム用油脂組成物。
- 請求項1〜5の何れか1項記載のホイップクリーム用油脂組成物を含む、ホイップクリーム用水中油型乳化油脂組成物。
- さらに乳脂肪を含む、請求項6に記載のホイップクリーム用水中油型乳化油脂組成物。
- 請求項6又は7に記載のホイップクリーム用水中油型乳化油脂組成物からなる、冷凍ホイップクリーム。
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