JP6958146B2 - アーク検出装置 - Google Patents
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Description
高電圧化に伴い、太陽電池モジュール内部や接続コネクタ部、接続箱、出力ケーブル等の各部において、部品劣化や、地震等による振動、衝撃、破損等により、アークが発生することがある。アークの発生は、アークが高温であることから、様々な支障が生じる可能性がある。
このような様々な構成においては、各ストリングの太陽電池モジュールや、各ストリングから接続箱までの間、または各ストリングから直接接続されたPCSまでの間、接続箱からPCSまでの間などで、アークが発生する可能性がある。そのため、様々な構成でも、アーク発生の箇所を特定できることが重要である。
第2判定手段が、各ストリングのノイズレベルの最大値から所定割合分を第2閾値として、各ストリングのノイズレベルと比較する。
その結果、第2閾値を超えたストリング数が1であれば、最大値となったストリングのノイズレベルが他のストリングのノイズレベルより大きいことを示しているため、ノイズレベルが最大値のストリングにてアークが発生したものと判定することができる。
また、第2閾値を超えたストリング数が複数であれば、最大値となったストリングのノイズレベルと他のストリングのノイズレベルの差が小さく、ノイズが各ストリング以外から各ストリングに回り込んだものと推定できるため、各ストリング以外の他の箇所でアークが発生したものであると判定することができる。
第2判定手段が、各ストリングのノイズレベルの最大値と2番目とのレベル差を第2閾値と比較する。
その結果、レベル差が第2閾値以上であれば、最大値となったストリングのノイズレベルが他のストリングのノイズレベルより大きいことを示しているため、ノイズレベルが最大値のストリングにてアークが発生したものと判定することができる。
また、レベル差が第2閾値未満であれば、最大値となったストリングのノイズレベルと他のストリングのノイズレベルの差が小さく、ノイズが各ストリング以外から各ストリングに回り込んだものと推定できるため、各ストリング以外の他の箇所でアークが発生したものであると判定することができる。
連続して第1閾値を超えたノイズレベルの回数が第3閾値を超えることで、第1判定手段が、アーク発生と判断することにより、偶発的に発生したノイズをアーク発生によるアークノイズと誤検出することを防止することができる。
閾値設定手段により、電流測定器により測定された回路電流が第4閾値に基づいて、第1判定手段がアーク発生の判定に使用する第3閾値が示す連続回数の設定値を増減させることができる。
閾値設定手段により、測定手段からのノイズレベルと第1閾値とのレベル差に基づいて、第1判定手段がアーク発生の判定に使用する第3閾値が示す連続回数の設定値を増減することができる。
ノイズレベルの平均値と第1閾値とのレベル差が第6閾値を外れた場合に、閾値設定手段は、レベル差が第6閾値となるように第1閾値を増減するので、最適な判定のための閾値を得ることができる。
本発明の実施の形態1に係るアーク検出装置を用いた太陽光発電システムについて、図1から図4に基づいて説明する。
図1に示す太陽光発電システム10は、集中型PCS−PVシステムに、アークの発生箇所を特定するためのアーク検出装置40が設置されたものである。
集中型PCS−PVシステムは、太陽電池モジュールMが直列接続された各ストリングS(S1〜S4)と、ストリングSからの出力ケーブルC1〜C4が接続された接続箱20と、接続箱20により集約された配線が接続されたPCS30とを備えている。
PCS30は、ストリングS(S1〜S4)からの出力を調整された電力として図示しない負荷に供給するものである。PCS30の機能としては、ストリングS(S1〜S4)からの直流の出力を交流に変換することの他に、最大出力動作点制御(MPPT:Maxi
mum Power Point Tracking)により、刻々と変化する環境変化のその時々における最大電
力を負荷へ出力する。
測定手段410は、太陽電池モジュールMの各ストリングSの出力ケーブルC1〜C4毎のノイズレベルを計測する機能を備えている。測定手段410は、検出器411(411a〜411d)と、切替手段412と、A/D変換手段413と、周波数解析手段414とを備えている。
検出器411は、太陽電池モジュールMから出力ケーブルC1〜C4に流れる直流に重畳する電流変化を磁気的変化に応じた電流を出力するCTとすることができる。
周波数解析手段414と、第1判定手段420と、第2判定手段430とは、マイクロコンピュータでアーク検出プログラムを実行させたものとすることができる。
A/D変換手段413は、検出器411a〜411dからのアナログ信号をデジタル信号に変換する。
接点出力手段450は、第2判定手段430からのアーク発生箇所に応じた接点を開放したり、短絡したりして、アーク発生を報知するものである。接点出力手段450は、例えば、リレーとすることができる。
図3に示すように各ストリングのアークノイズのノイズレベルを測定する(ステップS10)。この測定は、まず、図1に示す出力ケーブルC1〜C4に配置された検出器411a〜411dから信号を、図2に示す切替手段412により順番に入力する。例えば、切替手段412は、検出器411a〜411dから信号を10msごとに選択してA/D変換手段413に出力する。
PCS30は太陽電池モジュールMで発電した直流を交流に変換するための装置であることからスイッチングノイズ(PCSノイズ)が定常的に直流回路(ストリング側回路)にも発生している。PCSノイズは、数kHz〜100kHz付近の周波数成分を多く含んでおり、PCS30が太陽電池モジュールMの発電状況に応じて最大電力変換を行うように動作することから、ノイズレベルは変化する。
アークノイズは、このPCSノイズと重なる周波数帯域だが、PCSノイズより高レベルで発生することから、第1閾値は、PCSノイズより高く、アークノイズレベルより低い値に設定される。
(ストリングでアーク発生した場合)
まず、ストリングS1〜S4のいずれかでアークが発生した場合では、アークノイズのほとんどは、PCS30およびアークが発生したストリングSに流れるが、実際にはアークノイズの一部が未発生のストリングSにも回り込む。
回り込む割合は、太陽電池モジュールMの種類やシステム回路構成で異なるが、「未発生ストリングのノイズレベル」を「アーク発生したストリングノイズレベル」で割ったときの割合で表すことができ、例えば、割合A(%)とする。
幹線でアークが発生した場合(以下、幹線アークと称す。)の各ストリングS1〜S4のアークノイズレベルは、各ストリングSを構成する太陽電池モジュールMの構成が同じであることから、それぞれのストリングSの発電電力およびインピーダンスもほぼ同等である。
従って、アークノイズがPCSを通過し、全ストリングへ均等に回り込み流れるため、理論的には、各ストリングSのアークによるノイズレベルは、幹線アークのノイズレベルをストリング数で割った値になる。
しかし、実際には、各ストリングへのアークノイズの回り込みにはばらつきがある。ばらつきの割合は、回路構成や太陽電池モジュールMの特性などによるばらつき等で異なるが、最大値に対する最小値の割合で表すことができ、割合B(%)とする。
上記の2つの割合A,Bを考慮し、第2閾値は、最大ノイズレベルの割合Aより大きく、割合Bよりも小さい割合で規定する必要がある。
例えば、割合Aが10%、割合Bが70%であれば、平均して40%が妥当であるため、第2閾値はノイズレベルの最大値×0.4とすることができる。
このようにして、各ストリングのノイズレベルの最大値と他のストリングのノイズレベルとの関係を識別するための第2閾値を決定することができる。
図4(A)および同図(B)に示すように、幹線アークの場合、幹線アークのノイズレベルを100とすると、ストリングS1〜S4では、全ストリングに回り込んで流れることで、幹線でのノイズレベルの24〜26の発生が想定されている。
また、ストリングS1にてアークが発生した場合(以下、ストリングアークと称す。)では、ストリングS1でのストリングアークのノイズレベルを100とすると、幹線およびストリングS2〜S4では、ストリングS1から回り込んで流れることで、幹線でのノイズレベルは70、他のストリングS2〜S4は10の発生が想定されている。
また、図4(A)および同図(C)に示すように、ストリングアークの場合では、ストリングS1が第1閾値よりも大きいため、第2閾値による判定へ移行する。
従って、ステップS60にて、第2判定手段430が第2閾値と各ストリングS1〜S4の各ノイズレベルとを比較すると、ストリングS1のノイズレベルは第2閾値より大きいが、各ストリングS2〜S4の各ノイズレベルも、第2閾値より大きいと判定する。
そのため、ステップS80にて、表示手段440や接点出力手段450などの報知手段が、幹線アークであることを出力する。
従って、ステップS60にて、第2判定手段430が第2閾値と各ストリングS1〜S4の各ノイズレベルとを比較すると、ストリングS1のノイズレベルは第2閾値より大きいが、各ストリングS2〜S4の各ノイズレベルは、第2閾値より小さい。
ステップS90にて、表示手段440や接点出力手段450などの報知手段が、ストリングアークであり、発生したストリングはストリングS1であることを出力する。
これにより、第2の閾値を超えたストリング数が1の場合はノイズレベルが最大値となるストリングS1でアークが発生したものと判定することができる。
また、第2の閾値を超えたストリング数が複数の場合は、各ストリング以外の他の箇所でアークが発生したものと判定することができる。
このとき、各ストリングS1〜S4の出力ケーブルは遮断されないため、各ストリングS1〜S4の太陽電池モジュールMはPCS30に対して発電を継続することができる。
本発明の実施の形態1に係る第1変形例について図5および図6に基づいて説明する。なお、図5においては、図2と同じ構成のものは同符号を付して説明を省略する。
上記したように、PCSノイズレベルは、太陽電池モジュールMの発電状況に応じて最大電力変換を行うように動作することから変化する。また、ノイズレベルは、PCSの機種、太陽光発電システムの構成およびアークの放電状態により変動する。このことから、アークを検出するための第1閾値は、低すぎるとPCSノイズも検出してしまい、高すぎるとアーク発生が検出できないといったことになる。
カウンタ値が所定回数に達した場合には、アーク発生と判断して、第2判定手段430による処理(ステップS170以降の処理)へ移行する。カウンタ値が所定回数に達していない場合には、継続してアークノイズを検出するために、ステップS110へ移行する。
本発明に実施の形態1に係るアーク検出装置の第2変形例について、図7に基づいて説明する。なお、図7においては、図2と同じ構成のものは同符号を付して説明を省略する。
実施の形態1の第1変形例では、ノイズレベルが第1閾値を連続して超えた回数を示すカウンタ値が第3閾値を超えたことで、アーク発生を判断していた。第2変形例では、この第3閾値を回路電流の測定値に応じて変更するものである。
従って、アーク発生を確定させるまでの第3閾値を増加させ、アーク発生の確定までの時間を長く取ることにより、アーク発生によるアークノイズをしっかりと検出することができる。
従って、アーク発生を確定するまでの第3閾値を減少させ、アーク確定までの時間を短くすることにより、アーク発生を短時間に検出することができる。
本発明に実施の形態1に係るアーク検出装置の第3変形例について、図8に基づいて説明する。なお、図8においては、図2と同じ構成のものは同符号を付して説明を省略する。
図7に示す実施の形態1の第2変形例では、閾値設定手段470により、回路電流が所定値(第4閾値)より大きいか否かにより、第1閾値を超えた連続回数を示す所定回数(第3閾値)を増減していたが、図8に示す第3変形例では、アーク検出装置43の閾値設定手段471により、測定手段410からのノイズレベルと、第1閾値とのレベル差に基づいて、第1判定手段421がアーク発生の判定に使用する第3閾値が示す連続回数の設定値を増減するようにしている。
一方、回路電流が大きいため、アーク電流が大きくなり、アークの熱量が多くなるので、ケーブルや機器への影響が大きい。
従って、アークノイズのノイズレベルと第1閾値とのレベル差が第5閾値より小さい場合には、アーク発生を確定するまでの第3閾値を減少させ、アーク確定までの時間を短くすることにより、アーク発生を短時間に検出することができる。
回路電流が小さいため、アーク電流が小さくなり、アークの熱量が少ないので、ケーブルや機器への影響が小さい。
従って、アークノイズのノイズレベルと第1閾値とのレベル差が第5閾値より大きい場合には、アーク発生を確定するまでの第3閾値を増加させ、アーク発生の確定までの時間を長く取ることにより、アーク発生によるアークノイズをしっかりと検出することができる。
本発明に実施の形態1に係るアーク検出装置の第4変形例について、図9から図11に基づいて説明する。なお、図9においては、図2と同じ構成のものは同符号を付して説明を省略する。
第4変形例では、定期的に測定したPCSノイズのノイズレベルと第1閾値との差に基づいて、第1閾値を増減している。
ステップS210にて、閾値設定手段472が測定手段410からPCSノイズのノイズレベルを定期的に取得すると、ステップS220にて、閾値設定手段472がノイズレベルを蓄積して平均値を演算し、平均値と第1閾値とのレベル差を規定値と比較した結果、レベル差が規定値より大きいため、平均値と第1閾値とのレベル差が規定値となるよう第1閾値を減少する。
以降、レベルを下げた新しい第1閾値にて、第1判定手段420によるアーク発生を検知する(ステップS230)。
ステップS310にて、閾値設定手段470が測定手段410からPCSノイズのノイズレベルを定期的に取得する。次に、ステップS320にて、閾値設定手段472がノイズレベルを蓄積して平均値を演算し、平均値と第1閾値とのレベル差を規定値と比較した結果、レベル差が規定値より小さいため、平均値と第1閾値とのレベル差が規定値となるよう第1閾値を増加する。
以降、レベルを上げた新しい第1閾値にて、第1判定手段420によるアーク発生を検知する(ステップS330)。
本発明の実施の形態2に係るアーク検出装置を用いた太陽光発電システムについて、図12および図13に基づいて説明する。なお、図12においては図2と同じ構成のものは同符号を付して説明を省略する。
次に、第2判定手段431による判定を図13に基づいて説明する。なお、図13においては、ステップS410からステップS430による第1閾値による判定は、図3に示すステップS10からステップS30と同じであるため、説明を省略する。
次に、第2判定手段431は、ノイズレベルの最大値と2番目の値とのレベル差を演算して、第2閾値と比較する(ステップS450)。
第2閾値は、ストリングのノイズレベルの最大値と2番目とのレベル差の度合いを判定するための閾値であり、例えば、ノイズレベルの最大値×0.6とすることができる。
その場合には、表示手段440や接点出力手段450などの報知手段が、ストリングアークであることを出力する(ステップS470)。
その場合には、表示手段440や接点出力手段450などの報知手段が、幹線アークであることを出力する(ステップS480)。
また、レベル差が第2閾値未満であれば、最大値となったストリングSのノイズレベルが他のストリングSのノイズレベルの差が小さく、ノイズレベルが各ストリングSに回り込んだものと推定できるため、各ストリングS以外の他の箇所、例えば幹線でアークが発生したものであると判定することができる。
そのため、アーク検出装置45は、様々な構成の太陽光発電システムでも、太陽電池モジュールによる発電を停止することなく、発生箇所を特定することができる。
しかし、ノイズレベルの最大値と2番目のレベル差が第2閾値未満であれば、アークの発生は、各ストリングS1〜S4では無く、PCS内など、他の箇所と判断することができる。
20 接続箱
30 PCS
40,41,42,43,44,45 アーク検出装置
400 装置本体
410 測定手段
411,411a〜411d 検出器
411e 電流測定器
412 切替手段
413,460 A/D変換手段
414 周波数解析手段
420,421 第1判定手段
430,431 第2判定手段
440 表示手段
450 接点出力手段
470,471,472 閾値設定手段
M 太陽電池モジュール
S,S1〜S4 ストリング
C1〜C4 出力ケーブル
Claims (7)
- 太陽電池モジュールの各ストリングの出力ケーブル毎の電流波形からノイズレベルを計測する測定手段と、
前記測定手段からのノイズレベルとアーク発生を示す第1閾値とを比較することによりアーク発生を判定する第1判定手段と、
前記第1判定手段がアーク発生を検出したときに、前記各ストリングのノイズレベルの最大値と他のストリングのノイズレベルとの関係を識別するための第2閾値に基づいて、ノイズレベルが最大値となるストリングでアークが発生したものか、前記各ストリング以外の他の箇所でアークが発生したものかを判定する第2判定手段とを備え、
前記第2判定手段は、前記ストリングのノイズレベルの最大値と2番目とのレベル差の度合いを判定するための閾値を前記第2閾値として、前記レベル差が前記第2閾値以上であれば、ノイズレベルが最大値のストリングにてアークが発生したものと判定し、前記第2閾値未満であれば、前記各ストリング以外の他の箇所でアークが発生したものであると判定するアーク検出装置。 - 太陽電池モジュールの各ストリングの出力ケーブル毎の電流波形からノイズレベルを計測する測定手段と、
前記測定手段からのノイズレベルとアーク発生を示す第1閾値とを比較することによりアーク発生を判定する第1判定手段と、
前記第1判定手段がアーク発生を検出したときに、前記各ストリングのノイズレベルの最大値と他のストリングのノイズレベルとの関係を識別するための第2閾値に基づいて、前記第2閾値を超えたストリング数が1であれば、ノイズレベルが最大値のストリングにてアークが発生したものと判定し、前記第2閾値を超えたストリング数が複数であれば、前記各ストリング以外の他の箇所でアークが発生したものであると判定する第2判定手段とを備えたアーク検出装置。 - 前記第2判定手段は、前記ストリングのノイズレベルの最大値から所定割合分を前記第2閾値とする請求項2記載のアーク検出装置。
- 前記第1判定手段は、前記測定手段からのノイズレベルとアーク発生を示す第1閾値との比較によるアーク検出が連続して第3閾値に基づく回数に達したときにアーク発生と判定する請求項1から3のいずれかの項に記載のアーク検出装置。
- 前記太陽電池モジュールからの回路電流を測定する電流測定器と、
前記回路電流を第4閾値と比較し、前記回路電流が小さいときに前記第3閾値を増加させ、前記回路電流が大きいときに前記第3閾値を減少させる閾値設定手段とを備えた請求項4記載のアーク検出装置。 - 前記測定手段からのノイズレベルと前記第1閾値とのレベル差を、第5閾値と比較し、そのレベル差が小さいときに前記第3閾値を減少させ、前記レベル差が大きいときに前記第3閾値を増加させる閾値設定手段とを備えた請求項4記載のアーク検出装置。
- 前記測定手段からのノイズレベルのうち前記第1閾値を超えたノイズレベルを除いて蓄積して平均値を演算し、前記平均値と前記第1閾値とのレベル差が第6閾値を外れた場合に、レベル差が前記第6閾値となるように前記第1閾値を増減する閾値設定手段を備えた請求項1から6のいずれかの項に記載のアーク検出装置。
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