JP6950371B2 - 空気入りラジアルタイヤ - Google Patents
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Description
等価CP = 台上CP × CP増幅率 …(1)
等価CPは、いわゆるロールステア、コンプライアンスステア等の影響を含めたコーナリングパワーであり、車両のロール特性及びサスペンション特性等をタイヤに取り込んだと仮定した場合のコーナリングパワーである。これらの特性は、CP増幅率で代表される。
装着リム:正規リム
タイヤ内圧:正規内圧
タイヤに負荷する荷重:正規荷重の70%
速度:10km/h
スリップ角:0.7度
キャンバー角:−(マイナス)1.0度
SAT ≧ 0.18×L×CF …(1)
ここで、"SAT"はセルフアライニングトルク(N・m)、"L"は前記トレッド部のタイヤ周方向の接地最大長(m)、"CF"は、コーナリングフォース(N)である。
図1は、本実施形態の空気入りラジアルタイヤ1(以下、単に「タイヤ」ということがある。)のタイヤ回転軸を含む横断面図である。図2は、図1のタイヤ1のトレッド部2の展開図である。図1は、図2のA−A線断面図に相当する。本実施形態のタイヤ1は、乗用車用の空気入りラジアルタイヤとして構成されている。本実施形態のタイヤ1は、静止状態において、前輪に作用する垂直荷重が後輪に作用する垂直荷重よりも大きい乗用車用として好適であり、とりわけFFの乗用車用として好適に用いられる。
装着リム:正規リム
タイヤ内圧:正規内圧
タイヤに負荷する荷重:正規荷重の70%
速度:10km/h
スリップ角:0.7度
キャンバー角:−(マイナス)1.0度
SAT ≧ 0.18×L×CF …(1)
ここで、"SAT"はセルフアライニングトルク(N・m)、"L"はトレッド部2のタイヤ周方向の接地最大長(m)、"CF"は、コーナリングフォース(N)である。また、キャンバー角の"マイナス"は、タイヤの上部が車両の中心側に向くような傾きを意味する。
図3に示されるように、本実施形態のミドル陸部18は、ミドルラグ溝20とミドルサイプ21とが設けられている。なお、本明細書において、「サイプ」とは、幅が0.8mm以下の切れ込みとして定義され、これよりも大きい幅を有する「溝」とは区別される。
図8には、内側ショルダー陸部16の拡大図が示されている。図8に示されるように、内側ショルダー陸部16は、内側トレッド端Tiと内側ショルダー主溝11と間に形成されている。内側ショルダー陸部16は、例えば、トレッド幅TWの0.25〜0.35倍のタイヤ軸方向の幅Wsを有している。
図10には、外側ショルダー陸部17の拡大図が示されている。図10に示されるように、外側ショルダー陸部17は、外側トレッド端Toと外側ショルダー主溝12との間に形成されている。外側ショルダー陸部17は、例えば、トレッド幅TWの0.25〜0.35倍のタイヤ軸方向の幅Wtを有している。望ましい態様として、本実施形態の外側ショルダー陸部17は、内側ショルダー陸部16(図8に示す)と同一の幅で構成されている。
第1部分の溝深さd1/d:50%
第1サイプ部の深さd3/d:50%
フラットベルト式のタイヤ試験機を使用して、下記の条件で、SAT、トレッド部のタイヤ周方向の接地最大長L及びCFが測定され、各テストタイヤが下記式(1)を満たすかどうかについて調査された。
装着リム:16×6.5JJ
タイヤ内圧:200kPa
速度:10km/h
スリップ角:0.7度
キャンバー角:−1.0度
タイヤの荷重:正規荷重の70%
SAT ≧ 0.18×L×CF …(1)
排気量2000ccのFF乗用車の四輪に、テストタイヤが装着され、ドライバー1名乗車で、ドライ路面上を高速(100〜120km/h)から低速(40〜80km/h)まで旋回走行させ、そのときの旋回性能が、運転者の官能により評価された。結果は、比較例1を100とする評点である。数値が大きい程、旋回操舵中に車体が速やかに公転走行状態に移行したことを示す。
テストの結果が表1に示される。
2 トレッド部
6 カーカス
7 ベルト層
15 周方向陸部
16 内側ショルダー陸部
17 外側ショルダー陸部
18 ミドル陸部
18i ミドル陸部のエッジ
20 ミドルラグ溝
21 ミドルサイプ
Ti 内側トレッド端
To 外側トレッド端
Claims (12)
- ラジアル構造のカーカスと、前記カーカスの外側に配された少なくとも2枚のベルトプライからなるベルト層と、車両への装着の向きが指定されたトレッドパターンが形成されたトレッド部とを含む乗用車用の空気入りラジアルタイヤであって、
前記トレッド部は、車両装着時にそれぞれ車両の外側及び車両の内側に位置する外側トレッド端及び内側トレッド端を有し、
前記トレッドパターンは、タイヤ赤道に関して、非対称形状で形成されており、
前記トレッド部は、タイヤ周方向に連続してのびる複数本の主溝によって、複数の周方向陸部に区分されており、
前記周方向陸部は、最も内側トレッド端側の内側ショルダー陸部、最も外側トレッド端側の外側ショルダー陸部、及び、前記内側ショルダー陸部と前記外側ショルダー陸部との間に配された2つのミドル陸部を含み、
前記2つのミドル陸部には、それぞれ、前記内側トレッド端側のエッジから前記外側トレッド端側にのび、かつ、前記ミドル陸部内で途切れる複数のミドルラグ溝と、前記ミドル陸部を完全に横切る複数のミドルサイプとが設けられ、
前記2つのミドル陸部は、前記内側トレッド端側の内側ミドル陸部と、前記外側トレッド端側の外側ミドル陸部とを含み、
前記内側ミドル陸部に設けられた前記ミドルラグ溝、及び、前記外側ミドル陸部に設けられた前記ミドルラグ溝は、それぞれ、第1ミドルラグ溝と、前記第1ミドルラグ溝よりもタイヤ軸方向の長さが大きい第2ミドルラグ溝とを含む、
空気入りラジアルタイヤ。 - 前記ミドルラグ溝のタイヤ軸方向の長さは、前記ミドルラグ溝が設けられた前記ミドル陸部のタイヤ軸方向幅の30%〜80%である請求項1記載の空気入りラジアルタイヤ。
- 前記第1ミドルラグ溝のタイヤ軸方向の長さは、前記第1ミドルラグ溝が設けられた前記ミドル陸部のタイヤ軸方向幅の30%〜50%であり、
前記第2ミドルラグ溝のタイヤ軸方向の長さは、前記第2ミドルラグ溝が設けられた前記ミドル陸部のタイヤ軸方向幅の50%〜80%である請求項1又は2記載の空気入りラジアルタイヤ。 - 前記ミドルラグ溝は、前記内側トレッド端側に配された第1部分、前記第1部分よりも前記外側トレッド端側に配された第2部分、及び、前記第1部分と前記第2部分とを継ぎ、前記第1部分から前記第2部分に向かって溝深さが漸減するテーパ部を含む請求項1乃至3のいずれかに記載の空気入りラジアルタイヤ。
- 前記第2部分の溝深さは、前記第1部分の溝深さの50%以下である請求項4記載の空気入りラジアルタイヤ。
- 前記ミドルラグ溝は、前記内側ミドル陸部に設けられた複数の内側ミドルラグ溝と、前記外側ミドル陸部に設けられた複数の外側ミドルラグ溝とを含み、
前記内側ミドルラグ溝のタイヤ軸方向の長さa1と前記内側ミドル陸部のタイヤ軸方向幅b1との比(a1/b1)は、前記外側ミドルラグ溝のタイヤ軸方向の長さa2と前記外側ミドル陸部のタイヤ軸方向幅b2との比(a2/b2)よりも大きい請求項1乃至5のいずれかに記載の空気入りラジアルタイヤ。 - 前記内側ミドルラグ溝の溝深さは、前記外側ミドルラグ溝の溝深さよりも大きい請求項6記載の空気入りラジアルタイヤ。
- 前記内側ミドルラグ溝の溝幅は、前記外側ミドルラグ溝の溝幅よりも大きい請求項6又は7に記載の空気入りラジアルタイヤ。
- 前記外側ミドル陸部に設けられた全ての前記外側ミドルラグ溝のタイヤ軸方向長さの合計は、前記内側ミドル陸部に設けられた全ての前記内側ミドルラグ溝のタイヤ軸方向長さの合計の70%〜90%である請求項6乃至8のいずれかに記載の空気入りラジアルタイヤ。
- 前記ミドルサイプは、前記内側トレッド端側に配された第1サイプ部、前記第1サイプ部よりも前記外側トレッド端側に配された第2サイプ部、及び、前記第1サイプ部と前記第2サイプ部とを継ぎかつ前記第1サイプ部から前記第2サイプ部に向かって深さが漸減するテーパ部分を含む請求項1乃至9のいずれかに記載の空気入りラジアルタイヤ。
- 前記第2サイプ部の深さは、前記第1サイプ部の深さの50%以下である請求項10記載の空気入りラジアルタイヤ。
- 下記の走行条件において、下記式(1)を満足する請求項1乃至11のいずれかに記載の空気入りラジアルタイヤ。
装着リム:正規リム
タイヤ内圧:正規内圧
タイヤに負荷する荷重:正規荷重の70%
速度:10km/h
スリップ角:0.7度
キャンバー角:−(マイナス)1.0度
SAT ≧ 0.18×L×CF …(1)
ここで、"SAT"はセルフアライニングトルク(N・m)、"L"は前記トレッド部のタイヤ周方向の接地最大長(m)、"CF"は、コーナリングフォース(N)である。
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