JP6938820B2 - 吸収性物品 - Google Patents
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Description
トと、トップシート及びバックシートの間に配置された吸収体と、を有する吸収性物品で
あって、前記バックシートの衣類側の表面には、前記吸収性物品の長手方向又は幅方向に
延在する一以上の第一の接着部と、前記吸収性物品の長手方向両端部において、幅方向に
延在する第二の接着部とが形成されており、前記第二の接着部が存在する領域又は前記第一の接着部と前記第二の接着部とに挟まれた領域において、前記吸収体が厚さ方向において存在しておらず、前記吸収性物品を廃棄する時には、前記トップシートを内側に折り畳み、前記第一の接着部と前記第二の接着部に挟まれた領域におけるバックシートをトップシート側に折り畳み、前記第二の接着部同士を接着することで、前記吸収性物品の前記トップシートが隠れた状態を保持することができる、吸収性物品である。
本明細書の説明において、吸収性物品1の着用時とは、吸収性物品1の装着時及び装着後の少なくとも一方をいう。吸収性物品1の長手方向とは、吸収性物品1が着用されたときに着用者の前後に亘る方向である。また、吸収性物品1の幅方向とは、長手方向に対して横又は直交する方向である。さらに、身体側表面とは、吸収性物品1の各部材の表裏両面のうち、着用時に着用者の肌側に配される面であり、衣類側表面とは、吸収性物品1の各部材の表裏両面のうち、着用時に着用者の肌側とは反対側に向けられる面である。体液とは、尿、血液、軟便中の水分等の体内から体外に排出された液体をいう。さらに、吸収性物品1の用途は、特に限定されるものではなく、一般には、幼児又は成人用を問わず、テープ止めタイプの使い捨ておむつ、パンツタイプの使い捨ておむつ、尿取りパッド、軽失禁パッド、生理用品等であってもよい。
トップシートは、体液が吸収体へと移動するような液透過性を備えた基材から形成されればよく、例えば、エアスルー不織布、サーマルボンド不織布、スパンボンド不織布等の不織布、サーマルボンド/スパンボンドを積層した複合不織布、開口ポリエチレンフィルム等の開口性フィルム、ポリエチレンフォーム、ウレタンフォーム等の発泡フィルム、あるいは、これらを積層した複合シートといった材料から形成される。また、トップシートには、液透過性を向上させるために、表面にエンボス加工や穿孔加工を施してもよい。これらのエンボス加工や穿孔加工を施すための方法としては、公知の方法を制限なく実施することができる。また、肌への刺激を低減させるため、トップシートには、ローション、酸化防止剤、抗炎症成分、pH調整剤、抗菌剤、保湿剤等を含有させてもよい。
バックシート21は、吸収体22が保持している体液が衣類を濡らさないような液不透過性を備えた基材を用いて形成されればよく、樹脂フィルムや、樹脂フィルムと不織布とを積層した複合シートといった材料から形成される。複合シートに用いられる不織布としては、製法を特に限定せず、例えば、スパンボンド不織布やメルトブロー不織布、あるいは、スパンボンド/メルトブロー、スパンボンド/メルトブロー/スパンボンドを積層した複合不織布及びこれらの複合材料が挙げられる。また、樹脂フィルムとしては、例えば、ポリエステル、ポリビニルアルコール、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンとポリプロピレンの複合フィルム等が挙げられる。
図1(a)及び(b)に示すように、バックシート21の衣類側の表面には、吸収性物品1の長手方向又は幅方向に延在する一以上の第一の接着部211を形成し、バックシート21の長手方向又は幅方向に延在するように、複数列形成することが好ましく、バックシート21の長手方向に等間隔に3列形成することが更に好ましい。第一の接着部211を形成することによって、吸収性物品1を下着に貼り付けて装着する場合に、吸収性物品1のずれを防止することができる。
図1に示すように、バックシート21の衣類側の表面には、吸収性物品1の長手方向両端部において、幅方向に延在する第二の接着部212を形成することが好ましい。これにより、吸収体22が体液を吸収して厚さが増大し、吸収性物品1を折り畳むことが困難な場合でも、第二の接着部212は、吸収性物品1の長手方向両端部に形成されているため、第二の接着部212をトップシート側に容易に折り畳むことができる。
吸収体22は、基材としての吸収性繊維と、高吸収性ポリマー(SAP)と、を含有することが好ましい。吸収性繊維は、一般に生理用ナプキンや紙おむつ、尿取りパッド等の吸収性物品に使用されるものであれば特に制限はなく、例えば、フラッフパルプ、コットン、レーヨン、アセテート、ティシュ、吸収紙、親水性不織布等を挙げることができる。これらの中でも、吸収性の観点から、フラッフパルプを使用することが好ましい。フラッフパルプとしては、木材パルプ(例えば、サウザンパインやダグラスファー等のB−BKP)、非木材パルプ等を綿状に解繊したものを挙げることができる。吸収体22に吸収性繊維を使用する場合には、吸収体22全体で、100g/m2以上800g/m2以下の坪量とすることが好ましい。なお、吸収体22は、高圧プレスされた状態であってもよい。また、吸収体22に吸収性繊維を使用しない場合には、SAPシートのみで構成されていてもよい。
吸収性物品1の製造方法は、周知の方法を採用することができ、例えば、(A)吸収性繊維を高吸収性ポリマーとともに積繊して吸収体マットを作成し、吸収体22を形成する工程、(B)トップシートと立体ギャザーをホットメルト系接着剤で固定・一体化する工程、(C)トップシート、立体ギャザー、及びバックシート21の内側にホットメルト系接着剤を塗工する工程、(D)集合ドラムにおいて、吸収体22の上部にトップシートを、吸収体22の下部にバックシート21を配置し、各構成部材を固定・一体化する工程、(E)吸収性物品1の半製品をカッター装置により製品寸法でカットし、個々の吸収性物品1を切り離す工程、を有する製造方法等を挙げることができる。そして、本発明において、吸収性物品1の半製品のバックシート21に、第一の接着部211と第二の接着部212を形成すればよい。
21 バックシート
22 吸収体
211 第一の接着部
212 第二の接着部
Claims (2)
- 液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、トップシート及びバックシートの間に配置された吸収体と、を有する吸収性物品であって、
前記バックシートの衣類側の表面には、前記吸収性物品の長手方向又は幅方向に延在する一以上の第一の接着部と、前記吸収性物品の長手方向両端部において、幅方向に延在する第二の接着部が形成されており、
前記第二の接着部が存在する領域又は前記第一の接着部と前記第二の接着部とに挟まれた領域において、前記吸収体が厚さ方向において存在しておらず、
前記吸収性物品を廃棄する時には、前記トップシートを内側に折り畳み、前記第一の接着部と前記第二の接着部に挟まれた領域におけるバックシートをトップシート側に折り畳み、前記第二の接着部同士を接着することで、前記吸収性物品の前記トップシートが隠れた状態を保持することができる、吸収性物品。 - 前記第一の接着部と前記第二の接着部とに挟まれた領域における前記バックシートを、前記トップシート側に向けて折り返し可能である、請求項1に記載の吸収性物品。
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