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JP6936251B2 - 硫化物固体電解質の製造方法 - Google Patents

硫化物固体電解質の製造方法 Download PDF

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JP6936251B2 JP2018556742A JP2018556742A JP6936251B2 JP 6936251 B2 JP6936251 B2 JP 6936251B2 JP 2018556742 A JP2018556742 A JP 2018556742A JP 2018556742 A JP2018556742 A JP 2018556742A JP 6936251 B2 JP6936251 B2 JP 6936251B2
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Description

本発明は、硫化物固体電解質の製造方法に関する。
近年におけるパソコン、ビデオカメラ、及び携帯電話等の情報関連機器や通信機器等の急速な普及に伴い、その電源として利用される電池の開発が重要視されている。該電池の中でも、エネルギー密度が高いという観点から、リチウムイオン電池が注目を浴びている。
現在市販されているリチウムイオン電池は、可燃性の有機溶媒を含む電解液が使用されているため、短絡時の温度上昇を抑える安全装置の取り付けや短絡防止のための構造及び材料面での改善が必要となる。これに対し、電解液を固体電解質に代えて、電池を全固体化したリチウムイオン電池は、電池内に可燃性の有機溶媒を用いないので、安全装置の簡素化が図れ、製造コストや生産性に優れると考えられている。
リチウムイオン電池に用いられる固体電解質として、硫化物固体電解質が知られている。なかでも、構成元素としてハロゲンを含む硫化物固体電解質は、イオン伝導度や安定性が向上することが報告されているため、近年、積極的に研究されている。例えば、特許文献1には、Li、P、S及びハロゲン(I、Br、Cl)を構成元素とする硫化物固体電解質が開示されている。
しかしながら、量産に適した製造方法の開発やイオン伝導度のさらなる改善が求められている。
特開2013−201110号公報 特開2015−214472号公報
ハロゲンを構成元素として含む硫化物固体電解質を製造する場合、ハロゲンの供給源として、ハロゲン化リチウム又はハロゲン化リンを使用することが知られている。しかしながら、ハロゲン化リチウムを用いた場合、高いイオン伝導度を有する固体電解質を得るためには長時間の合成処理が必要であった。また、ハロゲン化リチウムから水分を除去することは容易ではなく、十分な乾燥には、長時間の処理や特殊な設備を要するという問題があった(特許文献2参照。)。
また、ハロゲン化リンを原料として用いた場合、得られる固体電解質のイオン伝導度が、ハロゲン化リチウムを用いた場合よりも低いという問題があった。
本発明の目的の1つは、製造時間を短縮できる硫化物固体電解質の製造方法を提供することである。また、本発明の目的の1つは、イオン伝導度が高い硫化物固体電解質の製造方法を提供することである。
本発明の一実施形態によれば、硫化リチウムと、下記式(1)で表される化合物と、を、原料に用いる、硫化物固体電解質の製造方法が提供される。
PSX (1)
(式中、XはF、Cl、Br及びIから選択される元素である。)
本発明の一実施形態によれば、製造時間を短縮できる硫化物固体電解質の製造方法を提供できる。また、イオン伝導度の高い硫化物固体電解質の製造方法を提供できる。
実施例1で得た硫化物固体電解質のX線回折パターンである。 実施例2で使用した製造装置の概略図である。 実施例3で得た硫化物固体電解質のX線回折パターンである。
本発明の一実施形態に係る硫化物固体電解質の製造方法は、硫化リチウム(LiS)と、下記式(1)で表される化合物と、を、原料に用いることを特徴とする。
PSX (1)
(式中、XはF、Cl、Br及びIから選択される元素である。)
式(1)で表される化合物を使用することにより、固体電解質の製造時間を短縮できる。また、得られる固体電解質のイオン伝導度が高くなる。ハロゲン化リチウムを出発物質に使用する場合、合成時にハロゲンを固体電解質中に均一に分散させることが困難である。また、ハロゲン化リチウムから水分を除去することは容易ではなく、乾燥には長時間を要する。また、ハロゲン化リンを出発物質に使用する場合、副反応が起こり、P 4−ユニットのような低イオン伝導性の原因となるユニットが生成しやすくなるため、得られる固体電解質のイオン伝導度が低くなると推察される。一方、式(1)で表される化合物は、合成時に固体電解質中にハロゲンが均一に分散しやすく、余計な反応も生じにくいため、短時間の処理で高いイオン伝導度を有する硫化物固体電解質を製造できると考えられる。
本実施形態で使用する硫化リチウムは、特に制限ないが、高純度のものが好ましい。硫化リチウムは、例えば、特開平7−330312号公報、特開平9−283156号公報、特開2010−163356号公報、特開2011−84438号公報に記載の方法により製造することができる。
具体的には、炭化水素系有機溶媒中で水酸化リチウムと硫化水素とを70℃〜300℃で反応させて、水硫化リチウムを生成し、次いでこの反応液を脱硫化水素化することにより硫化リチウムを合成できる(特開2010−163356号公報)。
また、水溶媒中で水酸化リチウムと硫化水素とを10℃〜100℃で反応させて、水硫化リチウムを生成し、次いでこの反応液を脱硫化水素化することにより硫化リチウムを合成できる(特開2011−84438号公報)。
上記式(1)で表される化合物としては、PSF、PSCl、PSBr、PSI、PSBrF、PSClFが挙げられる。好ましくは、PSCl、PSBr又はPSIである。上記式(1)のXはCl、Br又はIであることが好ましい。
式(1)で表される化合物は、公知の方法により合成できる。例えば、ハロゲン化リンと硫黄を反応させることにより合成することができる。また、赤燐存在下、硫化リンとハロゲンを反応させることにより合成することができる。また、式(1)で表される化合物の市販品を使用してもよい。
本実施形態の製造方法では、硫化リチウム及び式(1)で表される化合物に加えて、硫化リンを使用してもよい。本発明では、式(1)で表される化合物にリン(P)や硫黄(S)が含まれているため、従来よりも硫化リンの使用量を低減することができる。
硫化リンは、例えば、五硫化二リン(P)として、単一化合物として市販されているものの、実際にはP10、P、P等を成分とする混合物である。P10、P、P等の各成分で固体電解質の生成経路は異なると推定されるため、原料に硫化リンを用いたときには固体電解質の構成元素比の微調整が難しい場合がある。量産化する場合には、同一性能の固体電解質を安定して生産することが求められる。本発明の製造方法では、従来よりも硫化リンの使用量を低減することができるため、硫化物固体電解質の生産安定性を向上させることができる。
硫化リンとしては、三硫化二リン(P)、五硫化二リン(P)等が挙げられる。これら硫化リンは、1種単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。なかでも、五硫化二リンが好ましい。五硫化二リンは、特に限定なく使用することができる。五硫化二リンは純度が高いものが好ましい。具体的には90%以上、好ましくは95%以上、さらに好ましくは99%以上である。なお、五硫化二リンの純度は、31P−NMRを用いて測定することができる。
また、本実施形態の製造方法では、所望の元素を構成元素とする硫化物固体電解質を製造する場合等のために、本発明の効果を阻害しない範囲において、公知の化合物を上記原料に加えてもよい。例えば、アルカリ金属元素及び/又はハロゲン元素を加えてもよい。
具体的には、BCl、BBr、BI、AlF、AlBr、AlI、AlCl、SiF、SiCl、SiCl、SiCl、SiBr、SiBrCl、SiBrCl、SiI、SF、SF、SF、S10、SCl、SCl、SBr、GeF、GeCl、GeBr、GeI、GeF、GeCl、GeBr、GeI、AsF、AsCl、AsBr、AsI、AsF、SeF、SeF、SeCl、SeCl、SeBr、SeBr、SnF、SnCl、SnBr、SnI、SnF、SnCl、SnBr、SnI、SbF、SbCl、SbBr、SbI、SbF、SbCl、PbF、PbCl、PbF、PbCl、PbBr、PbI、BiF、BiCl、BiBr、BiI、TeF、Te10、TeF、TeCl、TeCl、TeBr、TeBr、TeI、NaI、NaF、NaCl、NaBr等が挙げられる。なお、ハロゲン化リチウム(LiCl、LiBr、LiI等)を加えてもよい。
上記原料における各化合物の配合比は、特に限定されず、所望の硫化物固体電解質の構成元素となるように適宜設定できる。
本発明の製造方法で得られる硫化物固体電解質を構成する元素の種類は、例えば、ICP発光分析装置により確認することができる。
硫化物固体電解質の結晶構造としては、例えば、LiPS型結晶構造、Li型結晶構造、LiPS型結晶構造、Li11型結晶構造、Li4−xGe1−x系チオリシコンリージョンII(thio−LISICON Region II)型結晶構造(Kannoら、Journal of The Electrochemical Society,148(7)A742−746(2001)参照)、Li4−xGe1−x系チオリシコンリージョンII(thio−LISICON Region II)型と類似の結晶構造(Solid State Ionics,177(2006),2721−2725参照)、アルジロダイト型結晶構造(特表2010−540396号公報)及びその類似構造等が挙げられる。
CuKα線を用いたX線回折測定において、LiPS結晶構造の回折ピークは、例えば2θ=17.5deg、18.3deg、26.1deg、27.3deg、30.0deg付近に現れる。Li結晶構造の回折ピークは、例えば2θ=16.9deg、27.1deg、32.5deg付近に現れる。LiPS結晶構造の回折ピークは、例えば2θ=15.3deg、25.2deg、29.6deg、31.0deg付近に現れる。Li11結晶構造の回折ピークは、例えば2θ=17.8deg、18.5deg、19.7deg、21.8deg、23.7deg、25.9deg、29.6deg、30.0deg付近に現れる。Li4−xGe1−x系チオリシコンリージョンII(thio−LISICON Region II)型結晶構造の回折ピークは、例えば2θ=20.1deg、23.9deg、29.5deg付近に現れる。Li4−xGe1−x系チオリシコンリージョンII(thio−LISICON Region II)型と類似の結晶構造の回折ピークは、例えば2θ=20.2deg、23.6deg付近に現れる。アルジロダイト型結晶構造の回折ピークは、例えば、2θ=25.2deg付近に現れることがあり、また、2θ=15.3deg、17.7deg、31.1deg、44.9deg、47.7deg付近にも現れることがある。
なお、回折ピーク位置は、±0.5degの範囲内で前後していてもよい。
本実施形態の製造方法で得られる硫化物固体電解質は、上記の回折ピークで特定される結晶構造を有していてもよい。また、硫化物固体電解質はチオリシコンリージョンII型に類似する結晶構造又はアルジロダイト型結晶構造を有していてもよい。
本実施形態においては、原料中の組成比は、例えば、リチウムのリンに対するモル比(Li/P)は3.0〜7.0であることが好ましい。また、硫黄のリンに対するモル比(S/P)は3.0〜6.0であることが好ましい。また、ハロゲンのリンに対するモル比(X/P)は0.2〜2.0であることが好ましい。
原料における各化合物の配合比の一例として、Li、P、S及びハロゲン(I、Br、Cl)を構成元素とし、チオリシコンリージョンII型に類似する結晶構造を有する硫化物固体電解質を製造する場合、及び、アルジロダイト型結晶構造を有する硫化物固体電解質を製造する場合について説明する。
チオリシコンリージョンII型に類似する結晶構造を有する硫化物固体電解質を製造する場合、各元素が下記のモル比になるように各種原料を用いることが好ましい。すなわち、リチウムのリンに対するモル比(Li/P)は3.0〜4.0であることが好ましく、3.2〜3.7であることがより好ましい。また、硫黄のリンに対するモル比(S/P)は3.5〜4.5であることが好ましく、3.7〜4.2であることがより好ましい。また、ハロゲンのリンに対するモル比(X/P)は0.2〜1.2であることが好ましく、0.2〜0.7であることがより好ましい。
原料としては、硫化リチウム、式(1)で表される化合物及び五硫化二リンを使用することが好ましく、その場合、原料における硫化リチウムと五硫化二リンとの割合(aLiS:bP、モル比)は、通常60:40〜90:10、好ましくは68:32〜85:15、より好ましくは77:23〜81:19である。
硫化リチウム及び五硫化二リンの合計と、式(1)で表される化合物との割合[x(aLiS+bP):y(PSX)、モル比]は通常80:20〜99:1、好ましくは90:10〜99:1、より好ましくは91:9〜97:3である。
アルジロダイト型結晶構造を有する硫化物固体電解質を製造する場合、各元素が下記のモル比になるように各種原料を用いることが好ましい。すなわち、リチウムのリンに対するモル比(Li/P)は4〜7であることが好ましく、5〜6であることがより好ましい。また、硫黄のリンに対するモル比(S/P)は3〜6であることが好ましく、4〜5であることがより好ましい。また、ハロゲンのリンに対するモル比(X/P)は0.1〜3であることが好ましく、1〜2であることがより好ましい。
原料としては、硫化リチウム、式(1)で表される化合物及び五硫化二リンを使用することが好ましく、その場合、原料における硫化リチウムと五硫化二リンとの割合(aLiS:bP、モル比)は、通常60:40〜90:10、好ましくは68:32〜85:15、より好ましくは77:23〜81:19である。
硫化リチウム及び五硫化二リンの合計と、式(1)で表される化合物との割合[x(aLiS+bP):y(PSX)、モル比]は通常50:50〜90:10、好ましくは55:45〜80:20、より好ましくは60:40〜75:25である。
本実施形態の製造方法は、原料として上述した硫化リチウム及び式(1)で表される化合物を使用していればよく、反応装置や条件については、特に限定されない。原料から硫化物固体電解質を製造する方法としては、例えば、メカニカルミリング(MM)法、溶融急冷法、炭化水素系溶媒中で原料を接触させる方法(WO2009/047977)、炭化水素系溶媒中で原料を接触させる手段と粉砕合成手段とを交互に行う方法(特開2010−140893)、溶媒中で原料を接触させる工程の後に粉砕合成工程を行う方法(PCT/JP2012/005992)が挙げられる。
上記溶媒は、極性溶媒であってもよく、また、非極性溶媒であってもよい。非極性溶媒としては、炭化水素溶媒が挙げられる。当該炭化水素溶媒としては、脂肪族炭化水素溶媒又は芳香族炭化水素溶媒が挙げられ、芳香族炭化水素溶媒が好ましい。芳香族炭化水素溶媒としては、アルキルベンゼンが好ましい。アルキルベンゼンとしては、トルエンが好ましい。
製造時の温度は特に限定はなく、所望の硫化物固体電解質の製造条件に合わせて適宜設定することができる。例えば、チオリシコンリージョンII型に類似する結晶構造を有する硫化物固体電解質を製造する場合、0℃以上150℃以下が好ましく、5℃以上140℃以下がより好ましい。なお、溶媒を用いる場合には、溶媒の沸点以下が好ましい。
また、アルジロダイト型結晶構造を有する硫化物固体電解質を製造する場合、350℃以上650℃以下が好ましい。
処理時間は特に限定は無いが、例えば1時間以上72時間以下、2時間以上48時間以下である。
本実施形態の製造方法では、原料を粉砕媒体(メディア)により粉砕し、反応させる工程を有することが好ましい。具体的に、原料に粉砕媒体を混合し、撹拌することにより、原料を粉砕することが好ましい。溶媒を使用した湿式粉砕にて処理することがより好ましい。
粉砕媒体としては、ボールミルのボールや、ビーズミルのビーズが挙げられる。粉砕媒体は、ジルコニウム製、強化アルミナ製又はアルミナ製であることが好ましい。
粉砕方法としては、例えば、メカニカルミリング法、有機溶媒中で原料を反応させるスラリー法がある。また、原料を含むスラリーを粉砕混合機(粉砕機)と温度保持槽(反応槽)との間で循環させてもよい(特開2010−140893)。
粉砕混合機としては、例えば、回転ミル(転動ミル)、揺動ミル、振動ミル、ビーズミルを挙げることができる。量産性に優れる点でビーズミルが好ましい。
得られた硫化物固体電解質は、必要に応じて熱処理してガラスセラミックス化してもよい。熱処理温度は、例えば、160〜350℃が好ましい。熱処理時間は、0.005分以上、10時間以下が好ましい。さらに好ましくは、0.005分以上、4時間以下であり、より好ましくは、1分以上、3時間以下である。
昇温方法については特に限定はなく、所定温度までゆっくり昇温してもよく、また、急速に昇温してもよい。
本発明の製造方法で得られる硫化物固体電解質は、リチウムイオン電池の構成材料、例えば、正極、負極、電解質層等に使用できる。リチウムイオン電池は、携帯情報端末、携帯電子機器、家庭用小型電力貯蔵装置、モーターを動力源とする自動二輪車、電気自動車、ハイブリッド電気自動車等に使用できる。
製造例1
[硫化リチウム(LiS)の製造]
硫化リチウムの製造及び精製は、下記のように行った。
非水溶性媒体としてトルエン(住友商事株式会社製)を脱水処理し、カールフィッシャー水分計にて測定し水分量が100ppmとなったもの303.8kgを窒素気流下で500Lステンレス製反応釜に加え、続いて無水水酸化リチウム33.8kg(本荘ケミカル株式会社製)を投入し、ツインスター撹拌翼131rpmで撹拌しながら、95℃に保持した。
スラリー中に硫化水素(住友精化株式会社製)を100L/分の供給速度で吹き込みながら104℃まで昇温した。反応釜からは、水とトルエンの共沸ガスが連続的に排出された。この共沸ガスを、系外のコンデンサで凝縮させることにより脱水した。この間、留出するトルエンと同量のトルエンを連続的に供給し、反応液レベルを一定に保持した。
凝縮液中の水分量は徐々に減少し、硫化水素導入後24時間で水の留出は認められなくなった。なお、反応の間は、トルエン中に固体が分散して撹拌された状態であり、トルエンから分層した水分は無かった。
この後、硫化水素を窒素に切り替え100L/分で1時間流通した。
得られた固形分をろ過及び乾燥して、白色粉末である硫化リチウムを得た(純度98.5%)。
製造例2
[チオホスホリルブロミド(PSBr)の製造]
窒素雰囲気下にて、50mlのシュレンク型フラスコに単体硫黄(シグマアルドリッチ社製)1.37gと三臭化リン(シグマアルドリッチ社製)11.59gを入れ、130℃のオイルバスにて6時間加熱撹拌し、黄色結晶であるチオホスホリルブロミドを得た。
実施例1
製造例1で製造したLiS、五硫化二リン(P:サーモフォス社製)、及び製造例2で製造したPSBrを出発原料に用いた。これらを窒素雰囲気下にて、モル比でLiS:P:PSBr=71.25:18.75:5に調整した混合物10gと、直径10mmのジルコニア製ボール600gとを遊星型ボールミル(フリッチュ社製:型番P−5)アルミナ製ポット(500mL)に入れ、完全密閉した。遊星型ボールミルの回転数を270rpmで20時間メカニカルミリングを行い、硫化物固体電解質(ガラス)を合成した。
なお、原料における構成元素の組成比(Li:P:S:Br)は、3.35:1:4:0.35である。
窒素雰囲気下にて、得られたガラス0.5gをシュレンク型フラスコに入れ、当該シュレンク瓶を予め206℃にしたオイルバスへ投入し、2時間熱処理して、硫化物固体電解質(ガラスセラミックス)を得た。
得られたガラスセラミックスのイオン伝導度(σ)は4.3mS/cmであった。
硫化物固体電解質のX線回折パターンを図1に示す。2θ=20.2deg、23.6degに、チオリシコンリージョンII型に類似する結晶構造に由来するピークが観測された。
なお、イオン伝導度及びX線回折(XRD)の測定方法は以下の通りである。
(1)イオン伝導度
硫化物固体電解質を錠剤成形機に充填し、22MPaの圧力を加え成形体を得た。さらに、電極としてカーボンを成形体の両面に乗せ、再度錠剤成形機にて圧力を加えることで、伝導度測定用の成形体(直径約10mm、厚み約1mm)を作製した。この成形体について交流インピーダンス測定によりイオン伝導度測定を実施した。伝導度の値は25℃における数値を採用した。
(2)X線回折測定
硫化物固体電解質の粉末を、直径20mm、深さ0.2mmの溝にガラスで摺り切り試料とした。この試料を、XRD用カプトンフィルムで空気に触れさせずに測定した。回折ピークの2θ位置は、XRD解析プログラムRIETAN−FPを用いてLe Bail解析にて決定した。
株式会社BRUKERの粉末X線回折測定装置D2 PHASERを用いて以下の条件にて実施した。
管電圧:30kV
管電流:10mA
X線波長:Cu−Kα線(1.5418Å)
光学系:集中法
スリット構成:ソーラースリット4°、発散スリット1mm、Kβフィルター(Ni板)使用
検出器:半導体検出器
測定範囲:2θ=10−60deg
ステップ幅、スキャンスピード:0.05deg、0.05deg/sec
測定結果より結晶構造の存在を確認するためのピーク位置の解析では、XRD解析プログラムRIETAN-FPを用い、11次のルジャンドル直交多項式にてベースラインを補正し、ピーク位置を求めた。
比較例1
製造例1で製造したLiS、P(サーモフォス社製)及びLiBr(本荘ケミカル製)を出発原料に用いた。これらを窒素雰囲気下にて、モル比でLiS:P:LiBr=63.75:21.25:15に調整した混合物10gを用いた以外は実施例1と同様にして硫化物固体電解質(ガラスセラミックス)を得た。なお、原料における構成元素の組成比(Li:P:S:Br)は、実施例1と同じであり、3.35:1:4:0.35である。
得られたガラスセラミックスのイオン伝導度(σ)は3.6mS/cmであった。
実施例1及び比較例1の結果から、原料における元素組成が同じであっても、イオン伝導度の異なる硫化物固体電解質が得られることが確認できた。
実施例2
図2に示す製造装置を用いた。装置1では、粉砕混合機10と温度保持槽(反応槽)20が連結管50,52で連結してある。粉砕混合機10と温度保持槽20で原料を粉砕し反応させる間、ポンプ54により、原料と溶媒を含む懸濁液(スラリー)は連結管50,52を通って、粉砕混合機10と温度保持槽20の間を循環する。ヒーター30には温水(HW)が入り排出される(RHW)。ヒーター30により粉砕混合機10内の温度を保ちながら、原料を粉砕しつつ反応させて固体電解質を合成する。オイルバス40により温度保持槽20内の温度を保ちながら、原料を溶媒中で反応させて固体電解質を合成する。温度保持槽20内の温度は温度計(Th)で測定する。このとき、撹拌翼24をモータ(M)により回転させて反応系を撹拌し、スラリーが沈殿しないようにする。冷却管26には冷却水(CW)が入り排出される(RCW)。冷却管26は、温度保持槽20内の気化した溶媒を冷却して液化し、温度保持槽20内に戻す。粉砕混合機10に送り込まれるスラリーの温度は、粉砕混合機10前の連結管52に設けられた温度計(Th)で測定する。
粉砕混合機として、アシザワ・ファインテック社製スターミル(LMZ015)を用い、0.5mmφジルコニアボール456gを仕込んだ。温度保持槽として、2Lの撹拌機付ガラス製容器を使用した。製造は窒素雰囲気下にて行った。
出発原料として、製造例1で製造したLiS 28.51g、P(サーモフォス社製)35.57g、及び製造例2で製造したPSBr 12.92gを使用した。なお、原料における構成元素の組成比(Li:P:S:Br)は、実施例1と同じであり、3.35:1:4:0.35である。原料に脱水トルエン770gを加えた懸濁液を温度保持槽に充填した。
350mL/分の流量でポンプを駆動させ、粉砕及び反応を開始した。懸濁液を温度保持槽とミル内とを循環させた。ミル本体は、液温が60℃に保持できるよう、外部循環により温水を通水し、周速12m/sの条件で14時間運転した。運転後、スラリーを抜出し上澄みを除去、乾燥し白色の硫化物固体電解質(ガラス)粉末を得た。
ガラス粉末を208℃で2時間、真空下で熱処理して、硫化物固体電解質(ガラスセラミックス)粉末を得た。イオン伝導度(σ)は3.38mS/cmであった。
比較例2
製造例1で製造したLiS 25.53g、P(サーモフォス社製)40.35g、及びLiBr(本荘ケミカル製)11.13gを出発原料に用い、運転時間を15時間とした他は、実施例2と同様にして、硫化物固体電解質(ガラス)粉末を得た。なお、原料における構成元素の組成比(Li:P:S:Br)は、実施例1と同じであり、3.35:1:4:0.35である。
ガラス粉末を200℃で2時間、真空下で熱処理して、硫化物固体電解質(ガラスセラミックス)粉末を得た。イオン伝導度(σ)は3.04mS/cmであった。
比較例3
運転時間を30時間とした他は、比較例2と同様にして、硫化物固体電解質(ガラス)粉末を得た。ガラス粉末を200℃で2時間、真空下で熱処理して、硫化物固体電解質(ガラスセラミックス)粉末を得た。イオン伝導度(σ)は3.28mS/cmであった。
実施例2、比較例2及び3から、本発明の製造方法により得られる硫化物固体電解質は、LiBrを使用した場合よりもMM処理の時間が短いにもかかわらず、高いイオン伝導度を有することが確認できた。
実施例3
製造例1で製造したLiS、P(サーモフォス社製)、チオホスホリルクロライド(PSCl、シグマアルドリッチ社製、純度98%)及びLiBr(シグマアルドリッチ社製、純度99%)を出発原料に用いた。モル比(LiS:P:PSCl:LiBr)が7.2:1.0:1.0:1.8となるように、具体的には、LiS 0.565g、P 0.379g、PSCl 0.289g、LiBr 0.267gを混合し、原料混合物とした。なお、原料における構成元素の組成比(Li:P:S:Cl:Br)は、5.4:1:4.4:1.0:0.6である。
原料混合物と、直径10mmのジルコニア製ボール30gとを遊星型ボールミル(フリッチュ社製:型番P−7)ジルコニア製ポット(45mL)に入れ、完全密閉した。ポット内はアルゴン雰囲気とした。遊星型ボールミルで回転数を370rpmにして40時間処理(メカニカルミリング)し、ガラス状の粉末(中間体)を得た。
上記中間体の粉末約1.0gをAr雰囲気下のグローブボックス内で、タンマン管(PT2,東京硝子機器株式会社製)内に詰め、石英ウールでタンマン管の口を塞ぎ、さらにSUS製の密閉容器で大気が入らないよう封をした。その後、密閉容器を電気炉(FUW243PA、アドバンテック社製)内に入れ熱処理した。具体的には、室温から430℃まで4.5℃/minで昇温し、430℃で1時間保持した。その後、徐冷し、硫化物固体電解質を得た。
硫化物固体電解質のイオン伝導度(σ)は、8.6mS/cmであった。
硫化物固体電解質のX線回折(XRD)パターンを図3に示す。2θ=15.4deg、17.8deg、25.4deg、29.9deg、31.3deg、44.9deg、47.8deg、52.3degにアルジロダイト型結晶構造に由来するピークが観測された。
上記に本発明の実施形態及び/又は実施例を幾つか詳細に説明したが、当業者は、本発明の新規な教示及び効果から実質的に離れることなく、これら例示である実施形態及び/又は実施例に多くの変更を加えることが容易である。従って、これらの多くの変更は本発明の範囲に含まれる。
本願のパリ優先の基礎となる日本出願明細書の内容を全てここに援用する。

Claims (6)

  1. 硫化リチウムと、
    下記式(1)で表される化合物と、を、原料に用いる、硫化物固体電解質の製造方法。
    PSX (1)
    (式中、XはF、Cl、Br及びIから選択される元素である。)
  2. 硫化リンを原料に用いる、請求項1に記載の硫化物固体電解質の製造方法。
  3. 前記式(1)のXがCl、Br又はIである、請求項1又は2に記載の硫化物固体電解質の製造方法。
  4. 前記原料を粉砕媒体により粉砕し、反応させる、請求項1〜3のいずれかに記載の硫化物固体電解質の製造方法。
  5. 溶媒を使用する、請求項4に記載の硫化物固体電解質の製造方法。
  6. 前記硫化物固体電解質が、チオリシコンリージョンII型に類似する結晶構造又はアルジロダイト型結晶構造を有する、請求項1〜5のいずれかに記載の硫化物固体電解質の製造方法。
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