JP6929889B2 - 変換器および流量計 - Google Patents
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Description
また、変換器には、求めた流量を表示可能な構造も知られている。例えば、特許文献1には、表示部を設けた変換器(計数部)の構造が開示されている。
しかしながら、このカバーは、複数のネジを用いてケースに固定されており、ネジ等の補助部品やドライバー等の工具が必要になるし、変換器の部品点数や製造工数を減らせない。
図1に示す流量計は、例えば、電池駆動式の渦流量計(渦式フローモニターともいう)1である。測定管2には、カルマン渦を発生させる渦発生体や、カルマン渦を検出するセンサ(いずれも図示省略)が設けられる。
また、測定管2の側方には、変換器3が設置されている。変換器3では、センサで検出した信号を処理(例えば増幅、整形)して、被測定流体の流量を求める。なお、変換器一体形の例で説明するが、変換器を分離した変換器分離形であってもよい。
ケース30内には、センサで検出した信号を処理可能なアンプボード23や、渦流量計1の駆動用電力を供給する電池ユニット22が収納される。電池ユニット22のみをケース30から取り出して交換可能である。
カバー10内には、流量をデジタル表示可能なディスプレイボード20が収納され、カバー10の有底部分には、例えば矩形状の表示窓12が設けられている。
また、カバー10は、中心軸線(図示のZ軸:以下同じ)の延出方向に移動すると、ケース30の開口部分を覆うことができ、中心軸線を基準に回転すると、Oリング21を介してケース30に密着し、変換器3内を外部に対して密閉できる。なお、Oリング21が本発明のシール部材に相当する。
図3(A)に示すように、カバー10は、有底で形成された小径のカバー前端部11と、筒状に形成された大径のカバー後端部15とを有し、カバー前端部11とカバー後端部15とは、水平面13を介して連なっている。
水平面13は、カバー前端部11の後方(図3(A)のZ軸の負方向)で環状に形成され、中心軸線の延出方向で貫通したロック確認用窓部14を有する。ロック確認用窓部14は、後述の突起17に対応した位置に形成されており、例えば90°毎の等間隔で設けられている。
図4(A)に示すように、ケース30は、筒状に形成された大径のケース前端部31と、有底で形成されたすり鉢状のケース後端部41とを有する。ケース前端部31が図3で説明したカバー10の水平面13やカバー後端部15に対向し、ケース後端部41は、例えば取付筒を介して図1で説明した測定管2に設置される。
ケース前端部31には、ボード設置部42を囲むように環状に形成された溝部32が設けられ、溝部32にOリング21が配置される。
また、ケース前端部31の外周縁には、内向き(中心軸線に向かう方向)に凹んだ凹部33が設けられている。
そして、図4(A),(C)に示すように、ケース前端部31は、当接面37の近傍に、一対のロック用凸部38や脱落防止用凸部39を有している。
具体的には、一対のロック用凸部38は、図4(A)に示すように、塗装部36に対応した位置に設けられており、図4(C)に示すように、ケース前端部31の外周縁から外向き(中心軸線から離れる方向)に突出している。カバー10の突起17が、一対のロック用凸部38の間に到達した場合、突起17の移動(つまり、カバー10の回転)が規制される。このように、ケース前端部31が一対のロック用凸部38を有しており、ネジを使用せずに、カバー10の回転を規制することができる。
また、図4(A)に示すように、当接面37は、凹部33の位置から一対のロック用凸部38の位置に向けて競り上がるテーパ状に形成されている。
ケース30にカバー10を取り付ける場合、まず、カバー10の突起17がケース30の凹部33の位置にくるように、カバー10の向きを合わせる。例えば、図5(A)に示すように、表示窓12の長手方向が、接続部2aの形成方向に対して90°以外の角度で交差する。
垂直配管、つまり、図5に示した表示窓12の長手方向を、測定管2の形成方向に対して直交する向きに配置(より詳しくは、表示窓12の近傍に設けたレバーが、流出側ではなく、流入側に配置)したい場合には、カバー10を、図5(A)で見て時計回り(図5(B)で見て反時計回り)に回転させる。
突起17が当接面37に当接し始めた時点では、図7(A)に示すように、当接部34の厚み(正面35から当接面37までの長さ)が小さい。このため、押圧部16が、溝部32内のOリング21を押圧していない。
突起17が一対のロック用凸部38の間に到達した時点では、図7(B)に示すように、当接部34の厚み(正面35から当接面37までの長さ)が最も大きい。このため、押圧部16が溝部32内のOリング21を押圧して、カバー10とケース30とが密着する。
このように、カバー10が中心軸線の延出方向に移動すると、突起17はケース30の凹部33に受け入れ可能になるのに対し、カバー10が中心軸線を基準に回転すると、突起17はケース30の当接部34に当接可能になるので、ネジを使用せずに、ケース30に対してカバー10を開閉することができる。また、カバー10でケース30内を閉じた場合には、カバー10とケース30がOリング21を介して密着するので、ネジを使用せずに、防水性能を備えることができる。この結果、変換器3の部品点数を減らすことができる。そして、変換器3の部品点数を減らせる結果、渦流量計1の製造コストの低廉化を図ることができる。
水平配管、つまり、図5に示した表示窓12の長手方向を、測定管2の形成方向に平行な向きに配置(より詳しくは、表示窓12の近傍に設けたレバーが、表示窓12の上側ではなく、下側に配置)したい場合には、カバー10を、図5(A)で見て反時計回り(図5(B)で見て時計回り)に回転させる。
なお、突起17が当接面37に当接し始めた時点では、図7(A)に示すように、押圧部16が、溝部32内のOリング21を押圧していない。
なお、突起17が一対のロック用凸部38の間に到達した時点では、図7(B)に示すように、押圧部16が溝部32内のOリング21を押圧して、カバー10とケース30とが密着する。
また、突起17が一対のロック用凸部38の間に到達した場合、ロック確認用窓部14から塗装部36が見える。
Claims (8)
- センサで検出した信号を処理する変換器であって、
中心軸線を基準に回転可能なカバーと、該カバーが前記中心軸線の延出方向に移動することにより該カバーに覆われて、シール部材を介して前記カバーに密着するケースとからなり、
前記カバーは、表示窓を設けたカバー前端部と、前記ケースに連結されるカバー後端部とを備え、該カバー後端部が、前記中心軸線の延出方向で前記シール部材を押圧する押圧部と、前記カバー後端部の外周縁から前記中心軸線に向かう内向きに延びた突起とを有し、
前記ケースは、前記カバー後端部に対向するケース前端部を備え、該ケース前端部が、前記シール部材を配置する溝部と、前記ケース前端部の外周縁に設けられ、前記中心軸線の延出方向で前記突起を受け入れ可能な凹部と、該凹部に隣接し、前記ケース前端部の外周縁で前記中心軸線から離れる外向きに延びて、前記中心軸線を基準に回転した前記カバーの前記突起に当接可能な当接部とを有し、
該当接部が、前記突起に当接する当接面を有しており、
前記ケース前端部には、該ケース前端部の外周縁に、前記当接面の近傍で前記中心軸線から離れる外向きに形成され、前記中心軸線を基準に回転した前記カバーの前記突起の移動を規制する一対のロック用凸部を有することを特徴とする変換器。 - 前記当接面が、前記凹部の位置から前記一対のロック用凸部の位置に向けて競り上がるテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の変換器。
- 前記ケース前端部には、前記当接面の近傍、かつ、前記凹部の近傍で前記中心軸線から離れる外向きに形成され、前記中心軸線を基準に回転した前記カバーの前記突起に当接する脱落防止用凸部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の変換器。
- 前記一対のロック用凸部が、90°毎の等間隔で前記当接面の近傍に形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の変換器。
- 前記凹部が、90°毎の等間隔で、前記当接部に隣接した前記ケース前端部の外周縁に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の変換器。
- 前記当接部が、前記一対のロック用凸部に対応し、前記カバーに覆われる位置に塗装部を有し、
前記カバーが、前記突起に対応した位置に、前記中心軸線の延出方向で貫通したロック確認用の窓部を有することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の変換器。 - 前記ケース前端部が、前記カバー後端部に当接するストッパ部を有することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の変換器。
- 請求項1から7のいずれか一項に記載の変換器を搭載したことを特徴とする流量計。
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